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そうま 竜の呑ん兵衛お店探訪記
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そうま 竜 (女性・愛知県) 認証済
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1回
昼の点数:4.0
2013/12 訪問
均整のとれた美味なる膳
お昼に名古屋駅から国際センター駅あたりを歩いていた時のことです。 小さな入り口ながら和のテイストただようお店を見つけました。 おりしもランチの時間。お店の前に置かれた看板をみると美味しそうなハラスの写真が… 詳しく確認。その名は「選べる焼き魚膳」 …お店名物らしい焼きさけ・あじ・えぼ鯛・さわら白醤油・さば白醤油・ハラス白醤油・秋刀魚味醂干から一品選び、ご飯と赤だし小鉢二種に漬物のセットで800円というもの。 ハラスは私の大好物。迷わず入店いたしました。 間口は小さかったのですが、入ってみれば京都の町屋のように横に細長く思ったより広かったです。 1階は二人掛けテーブル席が8席ほど(4人掛けもあったような…)。見た感じはカフェをおもわせる感じです。 何はともあれ、「選べる焼き魚膳」をお願いしました。 まつことしばし。黒く四角い盆に乗せられ御膳がやってきました。 平皿にはじゅうじゅうと音をたてるハラスが5枚(4枚だったか?)。香ばしい香りがたまりません。 小皿は白和えと大根おろしに小女子が乗せられたもの。 まずは、大根おろしに醤油を…とおもって醤油差しを手に取ったところ店員さんから「酢がかかってますのでまずはそのまま食べてみてください。もし、味が足りなければ醤油を足してみてください」と声をかけていただきました。 酢ですと…?と首をかしげつつもおろしと小女子をパクリ。 ―これが。旨い! 過度のない適度な酢の加減が絶妙で、大根の甘味と辛み、そして、小女子の塩味…すべての味をまろやかにしてくれていました。一言でいえば「爽やか!」。目からうろこの味付け。 感動しつつメインのハラスを箸でつまみます。適度に水分を切った大根おろしにレモンが添えられていましたが、まずは、そのままで。 ―これが…もう。「日本酒をください!」と訴えたくなるほどの旨さ。 皮はパリッと。身はふっくら。皮の内側はむっちりとした食感にコク甘味がつまったとろとろの身がついています。身そのものもジューシーで軽く噛むと身がほろりと崩れます。 白醤油付けということですが、ふくよかな身は塩味よりも甘味とともに酒粕に付けたかのほうな芳醇な甘味と旨味が広がります。 次は大根おろしをちょっと乗せて。控えめにかけられた醤油はそれ以上たしませんでした。 ―おおう! 大根のさわやかさが魚の脂をさっばりと感じさせ、適度に水分を切ったおろしのシャクシャクした食感がサクサク皮ととろ~り身に新たな食感をあたえてくれて素とは異なる美味さを演出してくれました。 次はレモン。これもまたフレッシュな酸味がハラスの味を引き締めてくれました。 一通り味を確かめた後、やはりそのままが一番好き!ということでその後は素でいただきました。 白和えも、こりこりとした食感と豆腐の自然な甘み、そしてかすかに感じる酢っぱ味…実に複雑でした。 よくある定食だと揚げ物やマヨネーズに醤油味(煮物・豆腐等々…)など強い味でごまかしてしまう事が多いのですが、このお店は繊細そのもの。干物の塩分を考えてか、副菜には塩分を使う事を避け素材の味や酸味を避けているように感じました。 考えらえた味の構成。それによって広がる愉しみ。 これだけの物が供されてこの値段は驚きです。 次は是非夜にお伺いしたいものです。
2013/12/25 更新
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夜10時以降入店OK
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食べ放題
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ペット可
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テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
お昼に名古屋駅から国際センター駅あたりを歩いていた時のことです。
小さな入り口ながら和のテイストただようお店を見つけました。
おりしもランチの時間。お店の前に置かれた看板をみると美味しそうなハラスの写真が…
詳しく確認。その名は「選べる焼き魚膳」
…お店名物らしい焼きさけ・あじ・えぼ鯛・さわら白醤油・さば白醤油・ハラス白醤油・秋刀魚味醂干から一品選び、ご飯と赤だし小鉢二種に漬物のセットで800円というもの。
ハラスは私の大好物。迷わず入店いたしました。
間口は小さかったのですが、入ってみれば京都の町屋のように横に細長く思ったより広かったです。
1階は二人掛けテーブル席が8席ほど(4人掛けもあったような…)。見た感じはカフェをおもわせる感じです。
何はともあれ、「選べる焼き魚膳」をお願いしました。
まつことしばし。黒く四角い盆に乗せられ御膳がやってきました。
平皿にはじゅうじゅうと音をたてるハラスが5枚(4枚だったか?)。香ばしい香りがたまりません。
小皿は白和えと大根おろしに小女子が乗せられたもの。
まずは、大根おろしに醤油を…とおもって醤油差しを手に取ったところ店員さんから「酢がかかってますのでまずはそのまま食べてみてください。もし、味が足りなければ醤油を足してみてください」と声をかけていただきました。
酢ですと…?と首をかしげつつもおろしと小女子をパクリ。
―これが。旨い!
過度のない適度な酢の加減が絶妙で、大根の甘味と辛み、そして、小女子の塩味…すべての味をまろやかにしてくれていました。一言でいえば「爽やか!」。目からうろこの味付け。
感動しつつメインのハラスを箸でつまみます。適度に水分を切った大根おろしにレモンが添えられていましたが、まずは、そのままで。
―これが…もう。「日本酒をください!」と訴えたくなるほどの旨さ。
皮はパリッと。身はふっくら。皮の内側はむっちりとした食感にコク甘味がつまったとろとろの身がついています。身そのものもジューシーで軽く噛むと身がほろりと崩れます。
白醤油付けということですが、ふくよかな身は塩味よりも甘味とともに酒粕に付けたかのほうな芳醇な甘味と旨味が広がります。
次は大根おろしをちょっと乗せて。控えめにかけられた醤油はそれ以上たしませんでした。
―おおう!
大根のさわやかさが魚の脂をさっばりと感じさせ、適度に水分を切ったおろしのシャクシャクした食感がサクサク皮ととろ~り身に新たな食感をあたえてくれて素とは異なる美味さを演出してくれました。
次はレモン。これもまたフレッシュな酸味がハラスの味を引き締めてくれました。
一通り味を確かめた後、やはりそのままが一番好き!ということでその後は素でいただきました。
白和えも、こりこりとした食感と豆腐の自然な甘み、そしてかすかに感じる酢っぱ味…実に複雑でした。
よくある定食だと揚げ物やマヨネーズに醤油味(煮物・豆腐等々…)など強い味でごまかしてしまう事が多いのですが、このお店は繊細そのもの。干物の塩分を考えてか、副菜には塩分を使う事を避け素材の味や酸味を避けているように感じました。
考えらえた味の構成。それによって広がる愉しみ。
これだけの物が供されてこの値段は驚きです。
次は是非夜にお伺いしたいものです。