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♫酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜
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はい、みんなで、「ルネッサ〜ンス! どうも貴族です」@髭男爵。
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まったりと会食中。オリーブオイルの小皿は、セリアで入手したものではないかと鑑定、おそらく正解。
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アミューズのミニミニ・クロワッサン。この写真では小さくは見えないが。
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フォークと比較してみた。かなり小さいのが分かる。
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前菜。アナゴと茄子のテリーヌ。2色のソースと付け合わせが鮮やか。
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トウモロコシの冷製スープ。中央に何かが落とされていて、その説明も受けたが、全く憶えていないオヤジ。
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1本目のワイン。
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今はホール係だが、元々はシェフだったとのこと。
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魚料理。
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ニベのポワレのアップ。皮が美味しい魚。
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プチトマトの付け合わせのドアップ。芸が細かい。そして美味しい。
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2本目のワイン。
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肉料理。
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飛騨牛のイチボのアップ。
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こっちの肉もアップ。
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デザート、アニバーサリーバージョン。誕生日、おめでとうございます!
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デザート、ノーマルバージョン。
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こういうのって、どうやって作るんだろう?
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食後のコーヒー。
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コルク栓にも「FSC」のロゴが。
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【おまけ写真】「私の体はワインでできているの。私の血も肉もワイン」。自室に飾ってある川島なお美の写真パネル。永遠の青春のシンボル。ちなみに彼女は名古屋市守山区出身。
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(4700字、引用文含む)
「Nさん、今回のドレスコード、忘れてますよね〜」
☆☆☆
こういうオサレな店にはオサーン一人では行きづらく、オフ会企画に乗じて、この店をチョイスしました。結果は正解でした。
1週間ほど前に予約しようとしたのですが、食べログからは夜の部しか予約できないようで、ランチの予約は受け付けてないのかと思ったのです。でもオフ会で、しかも女性2名をランチ難民にはしたくなかったので、店に直接電話をかけてみることにしました。
店の多忙な時間帯を避けて、午前中、開店時間の1時間ほど前に電話をかけると、転送電話に切り替わった後に女性が電話口に出ました。そして、いくつかのやりとり後に無事に予約をすることが出来ました。電話対応、丁寧で良かったと思います。
■ランチフルコース
■グレードアップオプション
■3名、11:30〜
グレードアップの内容は、肉料理がA5ランクの飛騨牛になるとのことで、+500円というリーズナブルな価格設定なので、頼みやすいと思います。
コースの内容は、コンテンツベースでは至って一般的です。
◆アミューズ
◆前菜
◆スープ
◆魚料理
◆肉料理
◆デザート
◆コーヒー(など)
特筆すべきは、それぞれの料理の素材や調理、ビジュアルに至るまで手抜きが感じられず、また美味しいということです。これで2780円(+500円)なのですから、大したものです。
なお、以下に登場するドリンクは別料金です。(レビューの“使った金額”には含めていません)
■グラスビール (サッポロ黒ラベル)
我々は、このコースにに当たり前のようにアルコール類を組み合わせました。まずはグラスビールで乾杯です。その後、グラスが空いたタイミングで、ボトルワインを頼みました。
「う〜ん、料理と夏の季節に合わせた爽やか系のワインがいいなぁ」
「ソムリエ、呼んでちょ」
などと、一度言ってみたかったセリフを、恥ずかしげもなく、でも、結局は「なんちゃって」って感じでホール係に告げたのです。
▽▽▽
映画『タンポポ』(1985年、伊丹十三監督)の1シーンより
サラリーマン三人が取引先の重役三人を高級レストランで接待するシーン。ボーイが各自にメニューを渡すが、すべてフランス語で書かれている。目を白黒させる重役三人。
接待する側のサラリーマン(上役)が、メニューをチラ見した後、舌鮃のムニエルとコンソメスープ、ビールを註文する。ボーイ、今度は接待される側の重役(専務)に註文を聞く。だが、この重役以下全員フランス語が読めない。仕方なく、前例を踏襲する。
専務、前の人と同じように舌鮃のムニエルとコンソメスープ、飲み物は「ビールにしてみるか・・・」と。二人目の重役(常務)も同じように註文。そして、三人目も。
最後に接待する方の平社員にボーイが註文を尋ねると、平社員「ちょっと待ってね」とフランス語のメニューをめくりだす。そして少し間をおいて「クネールかぁ・・・」と。
平社員「クネールのブーダン風というのは・・・、クネールをブーダンの形に切ったということ?」
ボーイ「さようでございます」
平社員「たしか、フランスのタイユヴァンっていう、レストランで出していたと思うけど?」
ボーイ「よく御存知でいらっしゃいます。うちのシェフがタイユヴァンで修行いたしましたものですから」
平社員「じゃあ、ソースはキャビアソース?」
ボーイ「仰る通りでございます」
平社員「じゃあ、それからはじめて、メインはエスカルゴのパイ詰め。これはソースはフォン・ド・ボーですか?」
ボーイ「はい、あのー、エスカルゴとしめじをマデュ酒で煮まして、それをさらにフォン・ド・ボーで煮込んでございます」
平社員「じゃあ、それにしましょう。それと、サラダはこの胡桃とりんごのサラダにしてみるかな」
ボーイ「あ、それはピッタリでございますね。えーっと、お飲み物はいかがいたしましょうか」
平社員「そうねぇ・・・今日はどういうものか朝からコルトシャルルマーニュが飲みたいような気がしてたんだけど、81年はあるかしら?」
ボーイ「では、ソムリエをお呼びいたしましょう」
平社員「うん、そうしてちょうだい」
口をあんぐりと開ける年上の上司。俯き加減になる取引先の重役たち。このボーイと平社員の会話の最中も、横に坐っていた直属上司は平社員の脚を蹴ったり、顔を引き攣らせてピクピクさせていた。
(ブログ「あび卯月日記」より抜粋引用編集)
△△△
この店でワインをチョイスするシチュエーションに遭遇して、映画のこのシーンを思い出したわけです。まあ、この店はそこまでのレストランではないのですが、一応ワインリストを用意しているわけで、ならば店の人にリコメンドして貰おうかと思ったわけで、最初はワインを毎日のように飲んでいる、今回のメンバーの一人に選んで貰おうとしたのですが、私のワガママ(変な趣味?)を聞いてもらった感じです。
■ BOURGOGNE CUVEE SAINT−VINCENT
生産国:フランス
容量 :750ml
生産地:A.C.ブルゴーニュ
ヴィンテージ:2015年
種類 :スティルワイン
アルコール度数:13%
ライトボディとフルボディの間ぐらいの辛口ワインです。酸味もそこそこあります。夏のワインとして、いや、実際には秋の雰囲気も感じられますが、とにかく飲みやすく、今回の料理に合いました。
■ Com’e VILLA ANNABERTA
タイプ:赤 ミディアム
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ主体
地域:イタリア ヴェネト
醸造・熟成:ステンレスタンクで熟成
アルコール度数:13.0 %
ヴィッラ アンナベルタは、ハイレベルなアマローネなどを造る家族経営の生産者です。“アンナベルタ”は夫人の名前で、「アンナベルタの家」という意味です。10haから始めたワイン作りは、現在100haを所有するまでになりました。
“Com’e”とは「こんなもんでしょ(たいしたことないよ!)」といった意味合いですが、あえてこういったネーミングをするところが、造り手のディエゴの自信の表れといえるでしょう。
すみれ、プラムを思わせる香りですタンニンは穏やかでエレガントな果実味があります。余韻に母を思わせるような広がりがあり繊細ながら味わい深いワインです。(通販サイト「楽天」の説明文より抜粋引用)
☆☆☆
話に夢中になって、何を食べたかとか何を飲んだのかとかあまり記憶になく、写真などからワインの銘柄は分かったのですが、とにかく楽しい2時間半でした。
例によって、ホール係が、料理を運んでくるたびに、その内容を説明してくれるのですが、その場では「ふんふん」と聞いて、場合によってはメンバーの誰かがスマホで調べてくれるわけですが、私は先飲みの影響からか常時ほろ酔い加減で、その都度カメラは手にしましたが、メモしたり調べたりすることはありませんでした。そのために、ほとんど憶えていなかったりします。以下に、記憶の断片やメンバーのレビューを参考に、ダイジェスト版で各料理のコメントを書いてみます。各々の料理名は適当です。
◆アミューズ:ミニミニ・クロワッサン
本当に小さなクロワッサンで、中に何か入っているのですが、忘れました。フォークと一緒に写した写真で、その小ささを確認してみてください。コース料理の“つかみ”として、シェフの茶目っ気が感じられました。まさにアミューズをビジュアルでも表現しているようでした。
◆前菜:アナゴと茄子のテリーヌ
最初、何か違うものに見えたのですが、テリーヌだそうで、確かに食べたらテリーヌでした。でも、これをナイフフォークで綺麗に食べるのって、技術がいるような気がして、私は見事に分解させてしまいました。2種類のソースや周りの彩り野菜が綺麗でした。
この料理が出てくる直前に【アナゴ】の話をしていて、その偶然さに全員がちょっとびっくりしていました。
【アナゴの旬】
アナゴの旬は夏の6~8月と言われていて、この時期は脂が少なくさっぱりとした味わいが楽しめます。しかし、冬の11~12月のアナゴの方がおいしいと言う職人さんもおり、好みが分かれる魚でもあるのだとか。冬になるとエサが豊富になりアナゴに脂が乗るので、この時期を旬とする見方もあるのです。アナゴに限らず、一般的に魚はもっとも脂が乗っている時期を旬とすることが多いようです。ですが、アナゴは淡白な味わいが好まれる魚なので、さっぱりと食べられる夏場が旬とされています。(HP「macaroni」より抜粋引用)
◆スープ:トウモロコシの冷製スープ
トウモロコシは、地産地消的な岐阜県産とのことで、まあそれが味のアドバンテージになっているわけでもないのでしょうけど、中に焼き目のついたホールも入っており、独特の風味を醸し出していました。
ていうか、金魚鉢をイメージさせる青いガラスの器が清涼感を演出しているのが印象的でした。その上に、カクテルグラスの脚部を取ったような【円錐】のガラス容器が乗っており、そこにスープが入っていました。面白い意匠です。
【円錐の体積】
V=1/3πr2h
この表現ではちょっと分かりにくいのですが、日本語として読むと「三分の一パイアールの二乗エイチ」です。ちなみに、rは半径、hは高さです。(文系なのに公式に詳しいSさん)
円錐状のガラス容器にスープが入っているので、大きめのスプーンでは最後のひとすくいが出来ず、オヤジは直飲みしてしまいました。
◆魚料理:ニベのポワレ
ニベという魚、初めて聞きました。各メンバーもスマホで検索、一般にはイシモチとも呼ばれている浅い近海で取れる魚のようで、当初は深海魚なのかな、とか思っていましたが、蒲郡産とのことで、おそらく三河湾で獲れたものではないかと思われます。
ニベのポワレ
↓
ニレの木かげ
♫赤い〜夕日が〜校舎をそめ〜て〜
ニレ〜の木か〜げに弾〜む声〜
ああ〜〜〜高校〜三年生〜
ぼくら離れ離れになろうとも〜
ク〜ラス仲〜間は〜いつま〜で〜も〜
という連想で、メンバーの一人と密かにワンフレーズカラオケモードに入ってしまいました。
◆肉料理:飛騨牛のロースト
美味しかったです。
さすが、A5ランクの飛騨牛【イチボ】のローストです。ミディアムにローストされた肉片は、ちょっと冷めていましたが、ナイフがスムーズに入り、肉感溢れる味わいでした。
【イチボ】
イチボとは牛のお尻の部分のお肉です。人間に例えると、おしりのえくぼの部分にあたり、非常に希少な部位。イチボは一頭からごくわずかな量しか取ることができません。お尻全体の肉ではなく、えくぼの部分だからこそ希少なのです。
なぜ「イチボ」という名前がついたのか、諸説あるようですが、一説には、「aitchbone」エイチボーンが訛ってイチボとなったと言われています。牛のお尻や周辺の肉は英語で「aitchbone」エイチボーンと言われています。エイチボーン、エチボ、イチボと変化したのだとか。(HP「macaroni」より抜粋引用)
◆デザート:三種盛り
ゼリー(ムース)っぽいのとアイスクリームっぽいのとクレームブリュレっぽいのです。私はスイーツには疎いので、こんな表現で許してください。
なおこの日は、メンバーの一人がズバリの誕生日とのことで、そのことを予約時に店に伝えていたので、彼女の分はアニバーサリーバージョンのデザートにしてくれました。例の花火付きで。
“お誕生日、おめでとうございます”
ということで、満足のランチフルコースでした。家族の記念日にも、気軽な雰囲気のコース料理として使えそうです。
ごちそうさまでした。
☆☆☆
メモ:
Nさんのキーワード『痛さを感じたい』
Sさんのキーワード『アイデンティティ』
今回限定ドレスコード:
“赤白のチェック柄の何かを着用してくること”
→Nさん=白黒のボーダーのトップス
→Sさん=赤白のチェックのワンピ
→suna8=赤白のチェックのシャツ