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燻製サバと三度豆のミモザサラダ。
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名物!!ハム・サラミの盛り合わせ(2人前)、バゲット付き。
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ブラッディ・メアリー。(メニューにはない特注品)
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フィレンチェ風トリッパの煮込み。
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島根県産 剣先イカのグリル。
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連れが飲んだカクテル「ミモザ」。
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バゲットとグリッシーニとオリーブオイル。
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店舗外観。いかにもな感じで入りやすい。
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店内風景、カウンター付近。椅子の座面は広く、座り心地が良さそう。
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店内風景、テーブル席。
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【おまけ写真】当日やってた「中之島駅飲み屋化計画」(仮称)の風景。
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【おまけ写真】最後にいつものラーメン屋で、日本酒とパイン冷麺の試作品を頂いた。
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2016/6/23 ディナータイム
最初は、この店舗の最寄駅である京阪電車の中之島駅でやっているイベントに寄ってから、その後にこの店に行く計画でした。ところが、大阪の知人夫妻と18:00に駅で待ち合わせて、会場に行くと、入り口には長蛇の列が出来ていたのです。試しに数えてみると約100人でした。(わざわざ数えるオヤジ)
客を誘導していた駅の係員に聞くと、現在は入場制限していて待ってもらうと思う、ということで、我々は「じゃあ、先にどこか近くの店に行ってから、落ち着いた頃に再度、こちらに来よう」ということにしたのです。
ちなみに、このイベントは「中之島駅ホーム酒場」という呼称で、期間限定、数日間開催されているものです。終点駅の中之島駅は地下にあり、全部で3つのホームを持っていますが、普段使われているのはそのうちの2つで、一見普通の島式の駅に見えます。3つ目のホームは普段は閉鎖されており、しかも稼働している2つのホームとは分離された場所にあるため、その存在すら知らない人も多いのです。実際、私も知識としては知っていましたが、見たことはありませんでした。
その幻とも言える3つ目のホームの開かずの扉が開かれ、そこが酒場となったのです。ホームだけではなく、そこに列車を停めて、中も居酒屋風に簡易的に改造し、車内でも飲食出来るようにしたのです。その珍しさがTVのニュースでも取り上げられ、大勢の人が押し寄せたというわけです。
TVで扱われたなんて知らなかったので、全くの誤算でした。
と言うことで、私は以前から気になっていたこの店に行こうと知人夫妻に提案して、3人でお邪魔することにしたのです。
◇◇◇
外観はちょうどいい規模の建物で、いかにも街のイタリアンレストランという雰囲気で、期待が高まります。
中に入ると、右側がカウンターで左手にテーブル席があります。カウンターの奥が厨房のようです。いかにもヨーロピアンな美人スタッフが出迎えてくれます。事前情報では、シェフの奥さんということで、二人でこのレストランを切り盛りしているようです。
『どの席がよろしいですか?』
イントネーションは外国人のそれですが、聞き取りやすい日本語で案内してくれます。我々は窓際のテーブル席に座ることにしました。入った時は先客がいないと思っていましたが、座ってから店内を見回すと、小さな"お客さん"がカウンターの一番隅に座っていたのです。どうやら、ご夫妻のお子さんのようで、静かに遊んでいました。
「店内で写真を撮ってもいいですか?」
私は普段と同じように女性に尋ねました。
『もちろんいいですよ。最近は何も言わずにシレッと撮影している人も多いですけどね』
やっぱり欧米の人は、歯に絹着せずに意見を言うようです。でも、嫌味な感じはなく却って好印象を受けました。撮影許可は受けたし他の客はいませんでしたが、なるべく目立たぬように撮るように心がけました。ラーメン屋や居酒屋とは違いますからね。
本日のオススメは、例によって板書されいてます。壁に設置されている大きめの黒板に、おそらくシェフ自身で書かれたであろう日本語の料理名がたくさん並んでました。オススメだらけで我々はかなり迷いました。
テーブル上にもグランドメニューが置いてありましたが、どうせならということで、すべてオススメメニューから選ぶことにしました。
(以下、配膳順)
・燻製サバと三度豆のミモザサラダ
ミモザサラダってどんなのだろう?と話しながら食べたら、思っていた以上の美味しさで、いくらでも食べられそうでした。
・ハムとサラミの盛り合わせ
これはこの店の名物だそうで、聞いたこともないような種類のハムやサラミが食べられました。全種類、説明を受けましたが、明確には憶えていません、ごめんなさい。
・フィレンチェ風トリッパの煮込み
トリッパという料理名は、食べログを始めてから良く聞くようになりました。つまり、食事のジャンルの幅が広がったのと、料理名を意識するようになったからでしょう。この店のトリッパも美味しくいただきました。
・島根県産 剣先イカのグリル
剣先イカが丸ごと1匹、調理されて出てきます。剣先からゲソの先まで、とても柔らかく新鮮さを感じました。中央市場が近い有利さを利用しているのかも知れません。
◇◇◇
飲み物は最初、赤ワインのデキャンタ(この店のメニューでは別の呼び名だったが失念)を頼みましたが、それがなくなるとカクテルでも飲む?ということになって、3人それぞれ好きなカクテルを頼むことにしました。
あまのじゃくな私は、ドリンクメニューに「レッドアイ」と「ウォッカ」の字を見つけたので、奥さんに、
「ブラッディメアリーは頼める?」
と、メニューにはないカクテル名を告げたのです。すると代わりにシェフが、
『あのスパイシーなヤツですね、いいですよ』
と快諾してくれたのです。初訪問の客の無理とも言える注文を快く受けてくれるお店は貴重ですね。
出てきた真っ赤なカクテルには、マドラーを兼ねたセロリが刺さっていて、金属製のおしゃれなペッパーミルが添えられていました。
◇◇◇
最後に頼んだ剣先イカのグリルが配膳された時、付け合わせの葉物のグリーンとイカの白とトマトの赤の組み合わせを見て、私は奥さんに、
「まるでイタリアの国旗のようですね」
と言うと、
『横にすれば、ハンガリーの国旗にもなりますよ』
と笑いながら返してきました。奥さんの出身国ルーマニアの隣国がハンガリーなので、即答できたのでしょうね。会話のセンスもいいようで、こういう雰囲気が大切だと思います。食事の美味しさは、料理そのものだけではなく、スタッフも含めた店内の雰囲気にも左右されると思います。もっと言えば、その店にいる客も含めて店の味を創り出していると思いました。(オヤジが言うか?)
後客は夫婦らしき中年男女で、カウンターに座りシェフや奥さんとフランクに会話していました。知り合いか常連のようで、彼らの上品な会話もBGMとなって、心地よさを増していたと思います。(そう言えば、店内には音楽が流れていなかったような?)
◇◇◇
カウンターの隅に大人しく座っていたお子さんは、出された食事を食べていました。私はちょっと茶目っ気を出して彼に近づき、軽く絡むことにしました。
「おいしい?」
『まずい』
奥さんは苦笑いしていました。まずいわけはないと思うので、きっと構ってもらえずに拗ねていたのでしょう。
『この子はまだ幼稚園に行っているんですよ』
「おとなしいお子さんですね」
『最近は切手に興味を持ってて、今も並べては眺めて遊んでいるんです』
どうりで静かに遊んでいたわけです。切手が趣味だとは、なかなかマニアックです。でも、ハーフらしい美男子に成長しそうな彼を見て、私は、
「サッカー選手になったら人気者になりそうですけどね」
と言うと、奥さんはニコリと微笑んでいました。どうやら彼は運動は苦手なようです。(あくまで私の勝手な推測ですが)
数枚の切手をカウンターの上に並べて見入っている彼を見ながら、
(今度、私が子供の頃に集めていた切手を少し持って来てあげようかな)
と思いました。素敵な料理に再び会うためにも。
◇◇◇
この店で食事を控えめにとった後、再度中之島駅のホーム酒場に向かいました。さすがに並んではいませんでしたが、会場になっている地下の3番線ホームに降りると、通勤時間帯のラッシュのようでした。しかも、その大半が酔っ払っているのです。入り口で1000円分のチケットを入場券代わりに買うと、赤ら顔の男女の間をすり抜けて、食べ物やドリンクと引き換え、車内にいる出来上がった連中の隙間に入り込み、3人でテキトーに飲み食いしました。
短時間でしたが、ネタはかなり拾えたので満足し、我々は現地解散となりました。知人夫妻は、そのまま京阪電車に乗り、ご自宅に向かいました。私は、まっすぐ帰らずに、常連になってしまった風変わりなラーメン屋に寄ることにしました。
◇◇◇
新福島にある行きつけのラーメン屋へは徒歩10分もかかりません。店のドアを開けると、先客はいませんでした。新しく入った店員は「今日はいつになく暇なんですよ」と言うと、自動的に日本酒を出してくれて、さらにこう言いました。「冷麺の試作品をアテにして飲んでください」と。今夜、常連以上になってしまったようです。