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「カレー丼」(メニュー外のため価格不明)。注文すれば作ってくれるかも?
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京鴨串焼き「鴨ねぎ」(280円)。ねぎは玉ねぎを使用。
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日本酒「男山 生もと純米」(600円/一合)。
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店内風景(カウンター席)。
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店舗外観。
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店内風景(小上がり席)。半個室になっている。
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京鴨串焼き「ハート」(280円)と「ささみわさび」(210円)。
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女性スタッフが焼酎の瓶をカウンター上部に並べていた。(理由不明)
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法善寺横丁。この先に店がある。
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人ひとりがやっと通れるほどの細い路地もある。
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つい入りたくなるような店が軒を連ねている。
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相変わらず人が多い心斎橋付近。台風が接近しているとは思えない。
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ミスター味っ子に出て来た「宗右衛門町」。何度も近くを通っているはずだが、今回初めて認知した。
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グランドメニュー(抜粋①)。
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グランドメニュー(抜粋②)。
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グランドメニュー(抜粋③)。
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グランドメニュー(抜粋④)。
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レシート代わりの領収をもらった。お通しもあったので、未知数が二つになり、カレー丼の価格は不明っぽい。まあ、合計金額は妥当なところだ。
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2017/10/22夕方、超大型で非常に強い台風(通称ゴジラ←ウソ)が日本列島に近づいていた。©︎NHK
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台風の被害(?)が早くも出ていた大阪市内。
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「昨日、ネットTVでミスター味っ子というアニメを見て、そこで出て来た"カレー丼"が食べたくて来たんですよ」
『それって古いアニメですよね』
私は、空になったカレー丼のドンブリを目の前にしながら、カウンター内に立っていた若いこの店の大将にこう聞いたのです。やっぱり見かけ通り若いのか、そんなに食いついては来ませんでした。私は話を続けました。
「カレー丼ってあまり見ませんよね。そのアニメでは大阪の名物のように扱っていましたが、そうなんですか?」
『いやぁ、あまり見ないように思います』
「やっぱりそうですよね。カレーうどんを出す店は多いのですが、カレー蕎麦すらもなかなか見ないですよね」
『だと思います。うちはちょっとしたオリジナルなメニューを考えているので、カレー蕎麦もあるんですよ』
「カレーと蕎麦って、風味がぶつかるので、なかなか難しい料理ですよね」
『はい。いかに蕎麦の風味や食感を活かすかがポイントですね』
「話は戻りますが、ミスター味っ子の中で、東京に住む主人公が、カレー丼対決をするために大阪を目指すのですが、その行き先が"宗右衛門町"なんです。この辺りのはずなのですが、見つからずで」
ということで、大将は当然ながらご存知だったので、帰り際に行き方を教えていただきました。
☆☆☆
時計を巻き戻し、カレー丼を求めて私がこの店の前まで来た時に戻ります。
☆☆☆
私は台風の影響で風雨が強くなりつつある法善寺横丁あたりを歩いていました。最初はネットで検索したカツ丼屋に行くつもりでした。カレーカツ丼もあるということで、まあそれでもイイかも、と思っていたのです。意外に"カレー丼"というキーワードでは、食べログでそれっぽい店がうまくヒットしないのです。
私は、カレー丼は蕎麦屋で食べられるはずだと思っていました。なぜなら、カレールーをそばつゆで伸ばされたものをご飯に掛けたものをカレー丼と言うのだと思うからです。そして、この店も蕎麦屋だったわけで、看板を見てちょっと興味を持ったのです。
店頭にメニューの冊子が置いてありました。雨に濡れているそのメニューを見ましたが、どうやら"カレー丼"なるものはありませんでした。諦め掛けた頃に入り口がガラリと開いて、若い男性が出て来たのです。
「おたくにはカレー丼はないみたいですね」
『ないですねぇ。この先にカツ丼屋があって、確かそこで食べられたように思います』
「そうですね。やっぱりそこに行くしかないですかね」
『もしよかったら、うちでカレー丼を出しますよ』
「メニューにないのに大丈夫ですか?」
『カレー蕎麦はあるので、カレー丼も作れますよ』
「いわゆる裏メニューですか?」
『リクエストがあれば、可能な限り対応するようにしているんですよ』
「なるほど。じゃあ、お願いします」
私は、さしていた傘をたたみ開いているドアから店内に入って、傘立てに濡れた傘を入れ、カウンターの一番奥側、いつものようにカウンターの端っこに陣取ったのです。
あらためてカウンター上に置いてあるメニューを見ると、いわゆる蕎麦前が並んでおり、すぐに食べるつもりだったカレー丼は〆に回し、まずはゆっくり酒を呑むことにしました。
■日本酒「男山 生もと純米酒」
■京鴨串焼き (各1本)
・鴨ねぎ
・ハート
・ささみわさび
店に入って、最初に撮影の許可をとったので、日本酒が出てくる際に、一升瓶の撮影もするだろう客と判断されたと勝手に思い込んでいたのですが、予想に反して瓶は見せてくれませんでした。しょうがないから目の前に立っていた女性スタッフに「日本酒のラベルを撮りたいんだけど」とお願いしたんだけど、意味が通じなかったのか女の子は首を傾げるだけでした。これまでこういうシチュエーションに出会うことはなかったのでしょうか。私の方が珍しい事をやっているのでは、と思ったのですが、隣に立っていた調理担当の男性が苦笑いしていたことから、女の子が若かっただけだということで。
京鴨の串焼きはそれぞれ大変美味しくいただきました。"ハート"はレアに仕上げられており柔らかいグミのような食感を楽しめました。"鴨ねぎ"のねぎは、一般的な白ネギではなく、なんと「玉ねぎを使用している」(店主談)とのことで、かなり甘みを感じました。これはこれで面白い風味だと思いました。この店の店主は、他にないユニークな料理を常に考えているようで、だから客の無理とも言える要求に応え、今回の『カレー丼』とも出会えたのだと思います。
■カレー丼 (メニュー外)
『そろそろ(カレー丼を)お持ちしましょうか?』
店主は私の飲食ペースを確認していたのか、絶妙なタイミングで私の近くに来て、こう問いかけました。私は、そろそろ頼もうかと思っていたところだったので、心の中でナイスタイミングと思いながら「じゃあ、お願いします」と答えました。
数分して配膳されたカレー丼のビジュアルは、私の想定を超えるもので、なかなかいい感じでした。まあ、普段からカレー蕎麦を提供しているのですから、その蕎麦をご飯に替えただけだとも言えるのですが、カレー丼を初めて見る私にとって、それで十分だったのです。
丼が大きめだったので、ご飯も多いと思いきや、〆のご飯ものとして適量になっていたため、その点にも感心しました。単品で食べるだけなら、男性客には物足りないかも知れないご飯の量は、その時の私にとっては最適だったのです。この辺りもこの店、いや店主の臨機応変さが伺える感じでした。
カレー丼は、もちろん美味しくいただきました。カレールーは和風だしが効いた上品なもので、優しく具やご飯を包み込んでくれます。丼に添えられたレンゲで、ルーによって具と一体になったご飯をすくい口に運びます。レンゲの動きが止められません。辛さもちょうどよく、一気に食べきりました。ただし、このカレー丼が、果たしてアニメに出て来たような、大阪のカレー丼のデフォと呼べるのかは、現時点の私には判定できません。なんとなく上品過ぎるような気もします。もちろん、即興で作った料理とは思えないほどのクオリティがあるのは確かです。
台風の影響で客が少なかったためなど、結果的に台風によって思わぬ出会いが出来た感じです。怪我の功名?ということろでしょうか。(なんか違う例えだが)
ごちそうさまでした。そして、ありがとうございました。