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店舗外観。
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店舗横の入り口。ここからカウンターに直接入れる。
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日本酒「有薫」。常温で一合いただいた。(260円)
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久留米の蔵、有薫酒造は、2017年末で残念ながら廃業となったようだ。
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とうふ(湯豆腐指定)、半分で70円。
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カウンター前の乾物類。
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名物という「シーチキン玉ねぎサラダ」はマヨラー御用達なアテだ(ポン酢バージョンもある)。一味もデフォでかける。
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店内風景。丸椅子に座ると、こんな視点で呑むことになるが、特に支障はない。
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やっぱりビールはサッポロ黒ラベル。中瓶320円。
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女性が頼んだ「ソーセージ玉ねぎサラダ」。こちらには、シーチキン版に加えて魚肉ソーセージも追加されており、2人分ほどのボリュームがある。オカーサンが作成しているシーンを撮らせてもらった。
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マヨネーズをかけた後、さらに一味をたっぷりとかける。
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“ソーセージ玉ねぎサラダ”の完成。
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店内風景。
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女性と合流して呑み続けることに。女性たちが呑んでいた大瓶と私の中瓶を並べて記念撮影。
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店内風景。テーブル席ではこんな感じで呑み食いする。
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ワインで乾杯して呑み続ける「サッポロ黒ラベル同好会(仮称)」だった。
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店内風景。『さて、そろそろ解散ですな』
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手書き伝票。〆て980円、まさにセンベロだ。
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メニュー表。
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駅に向かう“NPO法人”のメンバー。
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【おまけ写真】小倉駅からはモノレールで移動する。旦過駅まで2駅で100円。
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【おまけ写真】切符はこんな感じ。磁気タイプではなく、QRコードを使った光学式だ。
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【おまけ写真】まずは新幹線の車中で一杯。念願の『魚ろっけ』をアテに。
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まさかの小倉での角打ち、そしてそこでの出会いは、自分でも想定外の出来事でした。この日は所用で、夕方に広島から博多に移動するか、広島泊まりにしようと思っていました。ところが何かイベントがあるのか、広島も博多もリーズナブルなホテルが見つかりません。そこで、ふとした思いつきで、途中駅の小倉付近で検索すると、いい感じのホテルが見つかり、さっそく楽天トラベルにて予約したというわけです。
広島駅のセブンイレブンで広島の地酒カップを買って、まずは移動中に一杯飲んだ私は、小倉駅で新幹線を降り、モノレールに乗ってホテルを目指しました。
“さて、小倉でもう一杯行くか”
ということで、「立ち飲み」で現在地検索したらこの店が出て来たわけです。
“平尾酒店? おお、まさかの角打ちだ”
先日、大阪の高槻で角打ちデビューをしたばかりだったのですが、さっそく2軒目に挑戦とあいなったのです。そして入ってから分かったのは、この店は北九州でも有名な“角打ち”だったのです。メディアにも登場しているようで、あの松本人志も絶賛だという事でした。
店は正面の入り口とは別に、横にもドアがあって、そこから入るとカウンターがあります。私はドアをスライドさせて入ると、カウンターには先客が2名いました。丸椅子が5個、置かれており、先客もまったりと座りながら呑んでいました。私もカバンを置きコートを脱いで空いている丸椅子に座りましたが、カウンターが異様に高い位置にあります。後から聞いた話では「本来は立ち呑みカウンター」だという事で、なるほどと思いました。丸椅子は本来は無いもので、カウンター専用のハイチェアーではないため、高さが合ってなかったのです。
座ってしばらくは何も起こらず、ボーッと店内を見ていました。すると、先客の女性が『今、ご主人は配達中なんですよ』という事で、奥にいたオカーサンを呼んでくれました。
■日本酒 一合 260円
目の前に日本酒の一升瓶が3種類並んでいましたが、その中に飲んだことのない銘柄がありました。
「この有薫というのは?」
『久留米の酒蔵なんだけど、実はこの前、廃業されたとこなんですよ』
オカーサンが残念そうに答えました。ということは、その瞬間、レアな日本酒になってしまったという事です。私はもちろんこの酒を常温でいただくことにしました。甘口の飲みやすい酒で、くいくい呑めます。
■湯豆腐(半) 70円
『まずは半分頼んだ方がいいよ』
私が豆腐をアテにしようと考えていたら、今度は先客の男性がアドバイスをくれました。こちら男性は、この店の常連らしく、一見スキンヘッドの強面なのですが、話してみるととても優しくて話しやすい、いい人だったのです。
『そのままじゃなく、ちゃんとオカーサンがネギと鰹節を乗せてくれるよ』
豆腐だけではなく、目の前の棚に並んでいる缶詰類も、皿に開けてから温めてくれるそうで、手の込んだ料理はないものの、ちゃんと一手間かけてくれるようです。
■瓶ビール 中瓶 320円
■シーチキン玉ねぎサラダ 330円
角打ちの特徴の一つは、酒類の安さです。結局、その店での販売価格で呑めるわけで、大瓶でも370円で呑めましたが、移動中に呑んだ分も含めると、すでに日本酒を2合呑んでいたので、ここはちょっと控えめに中瓶にしました。
『ビールといえば、やっぱりサッポロ黒ラベルだよねー』
先ほどの男性が何気に話してきたのですが、それがきっかけとなって、更なる出会いをすることが出来たのです。
この店は5人ぐらいがゆったり呑めるカウンターの他に、売り場の中央に置かれているテーブルでも5人ぐらいが呑めるのですが、そこにも先客がいました。若い女性が2名いたのですが、最初は間の壁に遮られて見えなかったので、それぞれ交流はなかったのですが、その女性たちもサッポロ黒ラベルを呑んでいることが分かり、最終的には合流して一緒に呑むことになったのです。
「じゃあ、まずはこの5人で“NPO法人サッポロ黒ラベル同好会”でも立ち上げますか!」
私は冗談でこう提案したのですが、スキンヘッドの男性はノリノリで『そうしましょう』ということで、架空の話ではありますが、そういうことになったのです。実は、先客の女性と入れ替わる格好で来店した、ヨン様似の男性がNPO法人に関わっているとのことを聞いたので、その話をネタに、即席で同好会の結成を提案したわけです。
結局、初期メンバーは下記のようになりました。
パイセン ーーー 若い女性① (初)
にしむ〜 ーーー 若い女性② (2回目)
ヨン様 ーーーー ちょっと若い男性 (4回目)
スーさん ーーー 熟年男性 (常連)
スナッチ ーーー 私 (初)
カッコ内の数字はこの店に来た回数で、“パイセン”は“にしむ〜”に誘われての初訪問だったのですが、角打ちがかなり気に入ったようでした。
カウンターで呑んでいた我々3人は、女性が呑んでいたテーブル席に移動して合流し、あらためて一緒に呑み始めました。すると、スーさんが、『ワインを呑もう』ということで、配達から戻ってきたご主人に言って、ワインを一本開けたのです。そして、人数分のグラスに注ぎ、それで乾杯したというわけです。
私は、入店当初は30分ぐらいでサクッと呑んでホテルに向かう予定でしたが、結局、この店の閉店時間の21:00まで呑み続けることになったのです。
「またこの店で会いましょう」
ということで、一緒に店を出た“NPO法人”の5人は、駅前で一時解散となりました。
ごちそうさまでした。