2回
2018/07 訪問
こんなに楽しく、これほどまでにおいしいジビエを味わえるフレンチのお店を聞いたことがない!
まず、本当にこの価格で良いんですか?という印象です。
ボリューム、素晴らしい食材、丁寧な仕事、フレンドリーなサービス。
どの料理をとっても、お皿のこだわりと食材の掛け合わせが見事なストーリーを描いていて、素晴らしい食材とソースのマッチング感たるや・・・。
一番圧巻だったのは、本日の魚料理「鮎」。
川魚っぽい香りは全くせず、鮎の旨味がぎゅっとパイに閉じ込められて、しかも噛まなくてもとろけていく食感、さらにソースが絡み合うことで、鮎の香りが良くなって、おいしさが引き立ってました。
シェフはホールとキッチンを行ったり来たりされてるので、たまに料理を運んでいただいたりとマメな方でとても気さく。
その気さくな人柄が魅力的で、スタッフさんもみんな気が回るし気さくな方々。
本当に良いお店というのは、お客さんの見えないところでとても努力なさってて、お客さんが来店さすれば、美味しいもの、時間、空間を楽しんでもらうことを一生懸命考えて行動されているラチュレさんみたいなお店のことを言うんでしょうね。
ごちそうさまでした。またお伺いいたします!
2018/09/03 更新
表参道の裏手にひっそりと佇むラチュレ。
ドアを開けると、柔らかな木の香りが迎えてくれ、20席ほどのアットホームな空間が広がる。
ジビエフレンチの第一線と言っても過言ではないジビエフレンチレストランです。
「ジビエ」と聞くと、少し身構えてしまう人もいるだろう。しかし、「ラチュレ」のジビエはそんな先入観を軽く超えていく。
例えば、ジビエのパテ。
狩猟から調理までを自ら手掛ける室田シェフの技が、一口で伝わる。
すべてをやってるからわかる食材の扱い方が非常にうまい。
その味わいには、野性味と繊細さが絶妙に同居しており、自然の偉大さとシェフの感性の深さを思い知らされる。
ラチュレでのランチは、ただの食事にとどまらない。
命をいただくという行為を改めて深く考えさせてくれる、特別な時間。
自然と人間が織り成す物語を感じさせる、まさに食の芸術です。