syouwakanさんのマイ★ベストレストラン 2018

レビュアーのカバー画像

気の向くまま鼻の向くまま

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

昨年はたくさんのおいしいものを頂きました。食の一期一会を大切に、来年もまた新しい食と人との出会いを求めて、楽しんでいければと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

食堂なまえ (喜多方 / 食堂、ラーメン、親子丼)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/08訪問 2018/12/05

旨麺との遭遇!これぞ喜多方ラーメン

福島県の喜多方市にあるラーメン屋さんてす。
テーブル、二階にはお座敷があります。水はセルフです。

◼️頂いたメニュー
・チャーシューメン ¥650

2018.8
休日に友人と2人で向かった先は、初の喜多方市でした。本場で頂く喜多方ラーメンに心躍りました。喜多方市の中心地に近づくにつれ、ラーメン屋さんに並ぶ行列が目についてきます。至るところにラーメン屋さんがあり、予想以上の光景に驚きました。観光案内所では、積極的にラーメンマップを配るなど、ラーメン観光熱が凄いです。

駐車場にいた地元の方に、おすすめのお店を聞いてみたところ、特定のお店を推薦してきました。友人がかつて行ったことのある美味しかったラーメン屋さんの名を出すと『そこはたいしたことはない』と即答。ですが、あまりにプッシュすればするほど、キャバクラの呼び込みのようで、結局友人が美味しかったと言っていたお店へと向かうことにしました。そのお店が今回のなまえさんです。

場所は、狭い路地を抜けた先にあります。駐車場から徒歩で10分程でしょうか。車が一台通ってやっとの路地にたたずむ昔ながらの店舗と、その前に列をなす行列で、遠くからでもすぐにわかりました。

行列に並び、14時を過ぎたあたりには、最後尾の方に、『最終』という紙を店主さんが渡していました。お客さんをも看板係にしてしまうというある意味機能的です。

二階のお座敷に案内されて、狭い階段を上っていきます。小さなテーブルに相席です。おすすめと聞いていた【極太手打ち麺】を注文しましたが、数量限定とのことで品切れでした。仕方なく【チャーシューメン】を注文しました。

ほどなく待っていると、順番にラーメンが届けられていきます。狭い階段をラーメンを持って上がってくるのも大変そうです。そしてついに私らのラーメンも到着しました。

【チャーシューメン】
透明色鮮やかな優しい色合いのスープに、たおやかに漂う太麺、一目見ただけで、何か違うなと、思わず感心してしまう。剥げた器の模様もお店の歴史と考えると味わい深い。チャーシューメンと言いながら、決して多くない4枚のチャーシューながら、それでも金額が650円であることに対しては、文句など出るはずもなく・・・。

麺を一口頂いた時の驚きは久しぶりだった。こんな新鮮な食感は久しくなく、こんな麺があったのかと驚いた。それほど普段食しているラーメンとは異なるものだ。もちもちとしている上に、吸い込む感覚がまさに『チュルチュル』なのだ。このチュルチュルは特別なチュルチュルだ。もちろんスープも優しく飽きのこない旨さがあり、食むと旨み出る肉厚あるチャーシュー、まさに初めての遭遇だった。とりあえず、勢いよく完食した。

後ろで食べていたバイク野郎の兄さん達も、うまいうまいと言いながら食していました。同じ思いを共有できたようで、嬉しかった。

初めての喜多方ラーメンがこのお店で良かったと心底思った。

とても美味しいラーメン、ご馳走さまでした。


  • チャーシューメン ¥650
  • 麺アップ
  • 外観

もっと見る

2位

らーめん一歩 (高擶 / ラーメン)

2回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/11訪問 2018/11/07

スープも旨し!牛肉チャーシューめん

山形県の天童市にあるラーメン屋さんです。
カウンター、テーブル1、小上がり席3があります。

◼️頂いたメニュー
・チャーシューめん ¥800

2018.11
休日に家族と一緒に出掛けた際に、空いていればと立ち寄ったところ、丁度駐車場に車を停められたので入ることにしました。ですが、小上がり席が満席だったため、席が空くまで車で待つことにしました。それでも、閉店時間が迫っていたので、結構ぎりぎりのタイミングでした。

子供と一緒に車で待っていると、おかみさんが出てきてくれ教えてくれました。寝てしまった子供を抱えて入店します。私は【チャーシューめん】嫁さんは【らーめん】を注文しました。

しばらく後にラーメンが配膳されました。子供は眠ったままだったので、私らだけで頂くことにしました。

【チャーシューめん】
7枚ほどの色濃いチャーシュー、見るからに豚ではなく牛肉です。意外です。そして玉子とカマボコ、メンマに海苔とトッピングはそろっています。スープと牛肉の香りを楽しみながら、さっそくと麺を頂きます。口当たりの良い麺は食感よくちゅるちゅると頂けます。熱すぎずすぐに頂けるのが良いですね。そして牛チャーシューですが、牛肉の味が染み出してきて実に美味しい。それが7枚もあるのは贅沢です。そして、私が注目しているのがスープです。口当たりがまろやかな甘めのスープは飽きずに、何の味だろうと探究心とともに何度も口に運びたくなります。やはり美味しかったです。子供にも食べさせたかったのですが、起こすと機嫌が悪くなってしまうこともあるので、今回は残念でした。

ご馳走様でした。


山形県の天童市にあるラーメン屋さんです。
カウンター、テーブル、お座敷があります。
水はセルフとなっています。オリジナルは、ゲソ天と辛味噌ののった【てんちゅう】です。

■頂いたメニュー
・てんちゅう ¥700

2017.8

お盆で嫁さんの実家に向かう途中に、ラーメンののぼりを見つけて思わず立ち止まったのが、このお店でした。目立たない通りのちいさな駐車場ながら車で埋まっていたので、食べログで確認してみるとやはり高めの評価です。

中に入ると、家族連れのグループが多かったです。空いていたお座敷に座り、壁に貼られていたメニューを眺めます。一際目を引いたのは【てんちゅう】という名前で、ゲソ天と辛味噌が付いたラーメンのようです。迷わずに、それを注文しました。

カウンター越しの厨房では、店主とおかみさんが忙しそうに調理を行っていました。

言葉通りにゲソ天がのったラーメンが配膳されました。器のヘリに辛味噌が付いています。

一口スープをすすってみます。

…甘い⁉️

そして味わい深くて美味しい…。予想すらしていなかった味に、私的ヒットきました!

旨い!続けてスープをすすります。ゲソ天も摘んでみます。既に衣に十分な程、スープを吸収しており、これが美味くないわけがありません。辛味噌も、蓮華の上でスープに溶かしてみます。甘いスープに辛味が加わり、甘辛いスープもこれまた旨い!

そんなことを繰り返していると、スープが随分となくなっていたのに気づきました。もちろん麺も食べやすく美味しいです。スープが完成されているだけに、語るところはスープだけとなってしまいましたが、評価が高いのも頷けます。

麺を食べ終わる前にスープが枯渇してしまいました。これは、なかなかにないことです。スープの旨さは当然ですが、ゲソ天の衣の吸収力もあって、なかなかに面白いラーメンでした。

ご馳走様でした。また、食べに来たいと思いました。

  • チャーシューめん ¥800
  • 麺アップ
  • 外観

もっと見る

3位

七兵衛そば (大石田町その他 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/10訪問 2019/04/30

満喫!そば街道で食べ放題

もりそば食べ放題は、地元産青首大根のしぼり汁にそば汁を少し足して頂きます。大量に入れると大根の良いところがわからなくなりますので、少しずつ調整して足していきましょう。

そば一杯の量は330gです。これまでの最高記録は12杯とのこと。

平日でも、多くの方が足を運びますが、行楽シーズンや週末は行列が出来るのが当たり前となりますので、余裕をもって訪れるのが良いかと思います。
山形県の大石田町の次年子にある蕎麦屋さんです。
座敷席があり、水はセルフです。蕎麦メニューは盛りそば食べ放題のみです。

◼️頂いたメニュー
・盛りそば 食べ放題 ¥1200
・そばソフトクリーム ¥250

2018.10
山形県内で蕎麦の食べ放題で集客しているお店はここくらいではないでしょうか。当店は、何度か訪れたことはありましたが、食べログを始めてからは、まだ行ってなかったので、紅葉シーズンで山がきれいな今、一人休日を利用して向かうことにしました。紅葉を眺めながら、大石田町のそば街道をひたすらに山の中へと突き進んでいきます。対向車ともたまにすれ違うような、山間の高台に現れた古民家の前だけ、たくさんの車で賑わっているのが見えてくるので、すぐにわかるでしょう。

今日は、平日ということもあり、次から次へとお客さんが訪れるものの、すんなりと中へ入ることが出来ました。ただ、行楽シーズンや休日には、行列が出来るほどに賑わうそうです。

靴を脱いで、正面のカウンターでお店の方に人数を問われます。1人だと伝えると、番号札を渡され、長テーブルが並ぶお座敷へと案内されました。空いているところに自由に座ってよいので、渡された番号札を見えるようにテーブル上に置いておきます。後に、お店の方が、その番号を確認して蕎麦を運んできてくれるからです。

座って待っていると、まずは付け合せの小鉢と蕎麦汁が目の前に並べられます。つけ汁の大根のしぼり汁、そば汁の徳利、たっぷりのきくらげ、茄子とピーマンの煮物、わらびの一本漬け、けっこうな量が目の前に何も言わずともセットされるので、初めての方は驚くはずです。ここでは、メニューが蕎麦の食べ放題しかありませんので、注文を伝える必要はありません。

しばらくすると、大量の蕎麦の器をトレイに乗せたおばちゃんが現れて、周囲に蕎麦をばらまいていきます。最初の一杯目を食べている方には、確認なしで目の前に2杯目の器が置かれます。私などは蕎麦の写真を撮っている間に2杯目が置かれてしまいました。そう、ここでは2杯食べることがデフォなのです。

蕎麦が食べ放題と言うことを知らずに来店した老夫婦のお客さんがいましたが、メニューが食べ放題のみだということを知り、目をまん丸くされていました。店員から、それでも大丈夫かと何度も確認をされており、2杯も食べられないからと一杯を多めにして注文を取られたようです。確かに蕎麦一杯だけ食べるには、お高くついてしまいますね。おかわりを注文の際には、ハーフサイズでも注文できますので、自分のお腹と相談して食べることが大事です。無理をして、残さないようにだけ気をつけましょう。

【盛りそば食べ放題】
大根汁に適量のそば汁を加えます。大根汁の苦みをそば汁が和らげてくれるので、まろやかな味わいとなります。蕎麦を浸して頂くと、田舎蕎麦らしい程よいコシと喉越しが気持ち良く、目の前で待機している2杯目を眺めながらだと、蕎麦を掻きこむスピードもあがるものです。こちらの蕎麦汁は、しょっぱめですが、蕎麦を食べ進めていくと、それほど味が薄まらず食べ進めていくことができます。大根汁を希望の方は、補充も出来るようです。ある程度はペース良く食べ進めていくことができますが、途中箸休めとして、3種の小鉢をうまく活用すれば、より長く多くの蕎麦を美味しく頂くことができるでしょう。

小鉢のきくらげは、からしの辛味が際立ち、茄子の煮物は甘い味付けです。わらびの一本漬けは珍しい食感と山菜独特の苦みがあります。合間合間で口に入れることで、蕎麦を再び食べ進められることができます。私は、茄子の煮物が美味しかったので、思わず隣の方の残されたものを貰おうかとも思ってしまったくらいです。

そうして、2杯を順調に食べ終えて、おばちゃんから3杯目を頂きました。まだいけそうです。箸休めの小鉢もまだあります。そうして3杯目も食べ終えました。ここで一休止。頑張れば、もう少し行けそうですが、ここは安全にハーフをお願いしようかとも悩みましたが、自分の中では、4杯目までならいけると踏み、腰のベルトを緩めながら、おばちゃんに4杯目をお願いするおかわりの手を挙げたのです。

さすがに、4杯目はペースダウンし、箸休め小鉢を総動員しながら、蕎麦を掻きこんでいきます。この時の茄子の煮物には助けられました。そして、何とか4杯目を完食!あとは、蕎麦湯で割ったそば汁をすすりながら、残っていた小鉢をきれいにするのが最後の仕事です。

今の私の限界量は、蕎麦4杯でした。十分頑張ったのではないでしょうか。ちょっと食べられる成人男性の方なら3杯あたりでしょう。積み重ねた4段の器が、ちょっと誇らしかったです。

帰りがけに、カウンターで販売されていた【そばソフトクリーム】を購入しました。蕎麦から解放され、一転して甘いバニラの味に浸るおじさんの後姿は、自己満足の達成感に満たされたものでした。美しい紅葉をバックにソフトクリームを堪能する姿は実に映えていたことでしょう。

そんな後姿に声をかけてくれた男性がおりました。千葉県から来たと話すその男性は、現在、旅行で北海道からの南下中に、偶然立ち寄ったとのことでした。自分は2杯しか食べられなかったけど、面白いお店だったので、来て良かったなど、しばらく蕎麦談義に花を咲かせたところでした。

男一人で巡る食の旅で、たまにはこうした出会いがあるのも良いものです。

ご馳走様でした。


  • 盛りそば 食べ放題   ¥1200
  • そばアップ
  • 外観

もっと見る

4位

佐平治食堂 (羽前高松 / 食堂、ラーメン)

10回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2025/09訪問 2025/09/29

クマも来た 秋の空より 中華そば


山形県の寒河江市白岩にあるラーメン屋さんです。テーブル席が4台あります。駐車場は店舗脇、道路向かいの指定の場所に停められます。混雑時は、隣の待合室で待機となります。

◼️頂いたメニュー
・大盛中華 ¥800

2025.9
食欲の秋がやってきましたが、山に食べ物は少ないようで、人家にもクマが度々姿を現しています。こちら白岩地区の佐平治さん近辺でも、クマの目撃情報が、昨日あったばかり。通りにも「クマ出没注意」の看板が出ていました。

そんな中、久しぶりに近くを通ったので、やってきました佐平治さん。新調されたのか、真新しい駐車場の幟旗が揺れています。待合室で、しばし待った後に、中へと通されます。4席しかテーブル席がないので、案内はゆっくりとすすみます。

最近、ご飯ものが復活したような口コミを見たような気がして、おばちゃんに聞いてみれば、やっていないとのこと。また、本日はチャーシューも不足とのことで【大盛中華】をお願いしています。

おばちゃんが、慎重な足取りで、ゆっくり、ゆっくりと配膳していきます。

遂に、目の前にも湯気立つ熱々の中華が配膳されました。


【大盛中華】
麺はストレートで、スルスルといける。隣のおっちゃんも、麺をすすって「うまいな。」とポツリ。今日は、いつにも増して熱いものの、止められない止められない。

相変わらずの優しいスープが何とも言えないね。

そしてチャーシューがたくさんあるのも嬉しい。噛みしめて旨みが出てくるやつ。メンマ、ネギをシャリシャリと食みながら、勢いよく頂きました。

汗が出てきました。

ごちそうさまでした。


山形県の寒河江市白岩にあるラーメン屋さんです。テーブル席が4台あります。駐車場は店舗脇、道路向かいのポールがない場所に停められます。混雑時は、隣の待合室で待機となります。また、11月より定休日は、月・木(祝日は営業)と案内されていましたが、以降も同じかどうかは確認するのをおすすめします。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥800

2023.11
佐平治さんの調理担当のお母ちゃんが怪我をされたとかで、しばらく休業されていました。周りではお母ちゃんが骨折したらしいという噂が広まっていましたが、骨折ではなかったようです。暫く開かないお店に対して、復帰は難しいのでは?後継はいるのか?と、勝手に心配していたのですが、本日、お店の前にのぼりがかかっていたのを見つけて入ってみました。

今日は冬型の天候で寒さの堪える日でしたが、扉を開ければ、席は全て埋まっており、隣の待合室で待つことに。しばらくして案内を受けて席へと座ります。

メニューは、相変わらずの中華そば一択で、チャーシューをプラスした【大盛チャーシュー】を注文。しばし待って並々のスープをこぼさないようにと、おばちゃんが慎重なすり足で配膳してくれました。

しばらく休まれていたお母ちゃんの調子を、配膳の方に聞いてみると「お母ちゃんの身体を心配してお客さんが来てくださったよ!」と、大きな声で厨房のお母ちゃんに声かけてくれました。いや、ちょっと恥ずかしい。


【大盛チャーシュー】
久しぶりの佐平治の中華そば。湯気立つさまは、外の寒さを際立たせてくれるもの。私の席の後ろに、めちゃ隙間があって、隙間風がすーすー入ってきてますよ。・・・でもそれが中華そばの温かさを際立たせてくれるもの。

麺は優しいストレート麺で、すすり上げると懐かしく優しい味わいのスープが実にうまい。飽きのこない中華そばってのは、最初の数口でわかるんです。強い個性があるわけではなく、味が極端に濃かったり、独創的過ぎてもなく、ただただ優しく口当たりのよいシンプルなもの。

それがまさにこの中華そば。スープの甘い口当たりが良い感じ。途中から、胡椒をたんまりふりかけてアクセントを加えると、少し大人の味わいがまたたまらない。胡椒を加えるのが実にいい。

チャーシューの豚も味気ないと言われたりするも、優しい豚でそれがいい。

豚をモグモグしつつ、麺をすすり上げ、蓮華でスープを救い上げてすべてを完食。ここの中華そばは全部食べないともったいない。きっと、身体にも悪くない・・・はず!?

いつまでも、この味を絶やさないでほしい。お母ちゃんも身体に気を付けてくださいませ。

ごちそうさまでした。


山形県の寒河江市にあるラーメン屋さんです。テーブル席が4台あります。駐車場は店舗脇、道路向かいにあります。混雑時の入口は玄関脇の待合室から入ります。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥800

2023.4
またまた来ました白岩の佐平治さんへ。

佐平治さんで、丼ものや稲荷寿司が提供されなくなってから久しいのですが、今も値札とともに掲示されているメニューには【中華そば】の他に【ライス】があります。このライスに200円という価格が設定されているのですが、どれほど山盛りなのだろうかと、気になり過ぎて夜も眠れなくなってしまったので本日の訪問となりました。

玄関口にはよく見ると「こちらからお入り下さい」と待合所への案内が書かれていました。混雑時は暖簾を潜って入るのではなく、待合所から入る仕様のようです。席に空きが出れば、お店の方が待合所まで呼びに来てくれます。ただ、ウェイティングボード等はないので、待ち客らの間で順番を管理して自己申告しておかないといけなさそうです。今日は、先に一人待ちの状況でした。

10分程待ったところで中へと案内されました。さっそく「ライスはありますか?」と聞けば、速攻で「申し訳ありませんがありません。」と返ってきたので気持ちを切り替えて「大盛チャーシュー!」と返しております。

「ないのなら 消しておくれよ ライス札」

4人席に一人座っていると、お店の方から、多人数が入ることを考えて、別の席への移動をお願いされて移動しております。が、結局、その後来た客も一人客だったので、結果的には意味がなかったのですが、それは致し方なし。

後客も4組ほど来られて待ち客が増えております。


【大盛チャーシュー】
定番の大盛チャーシュー。今日は豚の入りが多く見えるような気がします。立ち昇る湯気の中に並ぶ色白の豚がなんとも言えない食欲を駆り立ててくれます。

さっそくと箸で麺を持ち上げると、さらに湯気が立ち昇り、そこをつるっと吸い上げると、いつもの佐平治の素朴な中華そばの味がよみがえりますね。麺の喉越しと優しいスープ、そして柔らかくも程よい肉々しさを残す豚を噛みしめる食感も佐平治ならではのもの。

たまに食べたくなる佐平治の味は相変わらずで、その昭和風情の残る小さな食堂の雰囲気もまた味わい深いもの。

ひとつ心に引っかかったことがあるとすれば、

「忘れ物です」

と書かれた札が貼られていたのが、キンチョールだったこと。

謎が謎を呼ぶキンチョール。

これも佐平治ならではのアジってやつなのでしょう。

ごちそうさまでした。




山形県の寒河江市白岩にあるラーメン屋さんです。テーブル席(4)があります。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥800

2023.1
雪がはらりほらりと降る山近し白岩旧道沿いに、ひっそりとある食堂の中華そばが、私は大好きです。駐車場と屋内の狭さもありますが、口コミで人気が広まるにつれて、行くのが躊躇われてしまうお店ともなってしまいました。

今日は駐車場が空いていたこともあり、するりと滑り込むことができ、久しぶりの佐平治さんの暖簾を潜りました。相変わらず、古めかしくて昭和の風情漂う空間のままです。

大テーブル席が空いていたので、座って待っていると、後客の都合で、席の移動を求められ、その後に空いた小さな席へと移ります。

注文するのは、いつも変わらぬ【大盛チャーシュー】。どうやら、さすがの佐平治さんでも、物価高騰の影響を受けて、値上げに追い込まれたようです。以前より100円アップしてました。

しばらく待つと、小さなトレイに、たっぷりのラーメンに、おみ漬け、ブラックペッパーと共に配膳されました。立ち昇る湯気が、この空間の寒さを、より際立たせてくれているよう。


【大盛チャーシュー】
不揃いのチャーシューが6枚に、紅白の蒲鉾、海苔、ネギが添えられている素朴なスタイルながら、いつものチャーシューと違うように感じられたのは気のせいか。

佐平治さんといったら、このゆるいウェーブのかかった麺と、食欲を増してくれる甘い味わいの何とも言えないスープ。やっぱりこの味わいが出せるのは、佐平治さんだけだなと思うもの。

んまいなぁ。

チャーシューは厚みを増し、以前から比べチャーシューらしさが感じられます。以前はもう少し淡泊な味わいだった気がしたので、作り方を変えられたのかな?まぁ、それはそれで、食べ応えがあっていいんですけど、慣れ親しんだ淡泊なチャーシューも好きだったなぁ。

十分にスープの旨みを堪能した後は、途中からブラックペッパーを投入し、少し大人の味を楽しみつつ、麺をすすりあげるペースを上げていきます。


ふと思い出した時に、また食べに来たくなる中華そばは、私の中では佐平治さんくらい。また、半年後か来年か・・・。

人が少ない時期にまた、ふらりと訪れてみたいと思います。

ご馳走様でした。



山形県の寒河江市白岩にある食堂です。テーブル席(4)があります。メニューは、基本中華そばのみですが、夏季は冷やし中華が追加されます。ご飯ものはお休みしています。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥700

2021.5
お昼休憩が遅れてお腹がぺこぺこのまま辿り着いたのが、こちら佐平治さん。雨が降る中、
静かに重い戸を引いて、中へと入ります。先客は1組いただけで、店内は静かです。おばちゃんが顔を出してくれたので、いつもの【大盛チャーシュー】をお願いしています。

メニュー表には、相変わらずの品数が変わらず掲示されていましたが、ご飯ものは今も提供はお休みのままです。今日も、稲荷寿司を求めるお客さんがいましたが、果たして復活の日は来るのでしょうか。

静かな店内で待つこと少し、おばちゃんがトレイにラーメンをのせて運んできてくれました。いつものようにお新香とあらびき胡椒がセットとなっています。

【大盛チャーシュー】
自称常連がお約束のごとくコールするのが、大盛チャーシュー。大盛で+100円、チャーシュー追加で+50円という優しい価格設定に今日も甘えてしまいました。

優しく湯気をあげる丼ぶりに、なみなみと満たされた麺とたゆたうスープ。おなじみの白色豚が5枚に、かまぼこ、海苔、ネギといったスタイル。さっそくと箸を入れ、麺を持ち上げます。ストレート麺を口に含めば、いつもの優しいスープの味わいが広がります。

いつもはもっと柔らかな印象でしたが、久しぶりに頂いた麺は、少し硬めに感じられました。でも、これはこれで。佐平治の懐かしいスープはそのままに、麺を勢いよくすすっていきます。佐平治ひさしぶり!と再会を懐かしんだ後は、添えられた「あらびき胡椒」をふりかけて味変を楽しみます。この2段階の味変こそ、昔ながらの中華そばを堪能しつくす醍醐味です。

この歳になり、大盛も考えてしまうのですが、今日もきれいに完食しております。身体も温まり、お腹も一杯です。

腹、満たされた満足の中華そばでした。

ご馳走様でした。




山形県の寒河江市にある食堂です。テーブル席(4)があります。ご飯ものはお休みで中華そばだけの提供となっています。駐車場は店脇の敷地の他に、道路向かいのカーポート辺りも使用できます。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥700

2020.12
年の暮れが迫る中、食べ納めをしなくてはという心もちとなり、久しぶりに足を運んだのが、私の大好きな佐平治食堂さんです。来ようと思えば、いつでも来れるのですが、そう何度も通っていては、ありがたみと言うものがなくなるというもの。

昼どきを少しずらして訪れています。こちら駐車場は、お店の脇の狭い敷地の他に、道路向かいのカーポート辺りにも3台ほど停められるそうです。その割に案内が何もないので、知っているのは常連さんぐらいなのでしょうか。他人の敷地に見えなくもないので、その辺りは案内板があった方が親切なのかもしれませんね。

さて、年期の入った暖簾の下から見えるドアにシールが貼られていますよ。「コロナ対策宣言店」、まさか佐平治さんにも、これが貼られているとは、ある意味驚きです。

ドアを引いて中に入ると、先客は2組おりました。一人様は、手前の一人席にと、おばちゃんから案内されて座ります。注文するメニューは決まって【大盛チャーシュー】をお願いしています。壁掛けのメニュー一覧に目を通しながら、念のために聞いてみました。

「ご飯ものはあるんですか?」 → 「やってないのよぉ」

ご飯ものを止められて、中華そば一本となって、数年になるのですが、未だメニュー表がそのままなのは、いつか復活する兆しがあるのか、ただ面倒くさいだけなのか・・・。直さないのが、店の味ってものでもあるのですが。

注文して待つこと5分程度で配膳となりました。相変わらず、お盆に御新香と胡椒一瓶が付いています。


【大盛チャーシュー】
メニュー表にはなくとも、こう言えば伝わる、いわば常連さんメニューです。チャーシュー6枚のっても700円ですから良心的です。イイッ!

久しぶりの中華そばに胸が高鳴ります。湯気立つ中に浮かぶ白身の豚チャーシュー、心ばかしの海苔とカマボコ、盛られたネギと、薄めながらも優しさを感じるスープの色合いが、シンプルながらも郷愁を感じさせる中華そば。

箸をいれ、麺を持ち上げます。思いのほか、たっぷりと持ち上がってしまいましたが、それを一口で頬張ります。ムホッ、アツッ!とは、ならずに、良い感じの熱さの麺を口いっぱいに堪能します。優しく麺に絡むスープの味わいも変わらない。一度食べると、箸が止まらなくなる中華そば。時折、ムシッとする白チャーシューを口に放り、モニュモニュと味わいながら、スープを口に含みます。チャーシューが多いと、肉に飽きてしまうこともありますが、こちらのチャーシューは、そうしたこともなく頂けるので、私は好きです。

郷愁を感じさせる中華そばの味は、昔から変わらずある懐かしい昭和の情緒を変わらずに残している店内の雰囲気にもよります。混雑時には、あまり入りたいとは思わないのですが、のんびりと麺をすすれる心地よさも含めての、佐平治の中華そばのうまさでしょうね。

前客が、中華そばを一口すすって「うまっ!」とつぶやく声もまた嬉しいところ。

個人的には、一緒に付いてくる御新香も好物です。胡椒を好みで振りかけて、スープも完食しました。

2021年もまたよろしくお願いします。ちなみに、新年は、元旦、2日と休んで3日からの営業とのことです。

ご馳走様でした。



山形県の寒河江市にある食堂です。テーブル席(4)があります。ご飯ものはお休みで中華麺だけの提供となっています。

■家族で頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥700
・中華麺 ¥550

2019.10
休日に家族で外に出た時に、ラーメン好きの子供と嫁さんに、私のおすすめラーメンを食べさせたいと訪れたのは、寒河江市白岩地区の旧道沿いにある佐平治食堂さんです。テレビで報道されてから、割と遠くから訪れる方も多くなっている隠れた名店です。こちらは、駐車スペースもテーブル数も少ないので、休日に訪れるのはおすすめできませんが、行きたいと思い立った時が吉日なので、とりあえず向かってみました。こちらは、テーブル席しかないので、幼い子供が一緒で大丈夫だろうかという不安もありました。

到着時、待ち客2名だったので、少し待てば大丈夫そうでした。しばらく待ち、中に入り、4人掛けのテーブルに私と嫁さんと子供で座っています。私は【大盛チャーシュー】、嫁さんは【中華麺】をお願いしています。

店員のおばちゃんが気さくに対応してくれる中、5分ほどで配膳されました。子供にはワイルドなお椀付きです。

【大盛チャーシュー】
通常の中華麺よりチャーシュー量の多いチャーシューメンです。メニューにはないですが、お会計は700円だったので、大盛りで100円増し、チャーシューは50円増しの計算となります。実にリーズナブル!おすすめしないわけにはいかない!

おみ漬けと胡椒瓶付きの佐平治スタイルですが、湯気立つ中華麺に食意欲が駆り立てられます。独特の麺食感、優しいスープ、色白い豚チャーシュー。そのどれもが私好み。相変わらずの旨さ!ただ部屋は狭い!


子供も、嫁さんがよそってくれたラーメンとチャーシューと格闘中です。熱いので水を入れて、少し冷ましてから、勢いよく口にかきこんでいきます。ラーメン好きを豪語する息子ながら、なかなかの食いっぷりです。家では見せない豪快な食事シーンです。ガツガツ食べて、スープもごくごくと飲み干す。子供も気に入ってくれたようでした。おばちゃんからも食いっぷりを褒められました。

嫁さんも美味しいと言って食べていましたが、嫁さん曰く「チャーシューは味が染みてないようでちょっと苦手かな」とのこと。私は飾り気がなく優しい味わいが好きですけど、そう思う方もいるのでしょう。

食後におばちゃんが、子供にとペコちゃん飴を奥から持ってきてくれました。厨房が熱かったのか、ちょっと溶けてピタピタしていましたが、子供は喜んで舐めていました。空いていれば、子供連れでもいけることを確認しました。

美味しかったです。ご馳走様でした。



山形県の寒河江市白岩にある食堂です。
テーブル席が4つあります。

◼️頂いたメニュー
・大盛チャーシュー ¥700

2018.12
今年の食べ納めへと歩いて向かったのが、佐平治食堂さんです。中へ入ると、4つあるテーブル席の半分が埋まっており、空いていた一つへと座りました。調理担当のおばちゃんと接客対応のおばちゃん2人が厨房で忙しそうにラーメン作りを行っています。注文は、席に座って待っていてくださいとのことだったので、座って待っていると、配膳を終えたおばちゃんが水を持って来てくれました。

壁に掛けられている御品書きの札には、ご飯ものもあるのですが、現在はもっぱらテレビで紹介された影響もあったのか、中華そばだけで手いっぱいのご様子です。念のため、お店の方に聞いてみたのですが、当分はご飯ものを扱う予定はないとのことです。

さて、そうすると注文できるのは、中華そばだけになるのですが、先客にお店の方が配膳する際に『大盛チャーシュー』という言葉を耳にしたのです。メニューにはない【チャーシューメン】もあったのか!なら私も当然注文しなければなりません。おばちゃんに確認した上で【大盛チャーシュー】を注文しました。

調理中にも、ひっきりなしに鳴る出前の電話に対応するおばちゃんと、何度も往復して出前に向かわれる店主さんの様子が見てとれました。週末はいつも混むんですと、催促の出前の電話に対応するおばちゃんの声が、静かな店内に唯一響くBGMのように響いておりました。本棚の誰も取る人がいないであろう古めかしい漫画雑誌は、2012年で止まっています。おそらくその時から変わらずあり続けたのであろう漫画棚とともにお店の歴史を感じるところです。

さて、しばらく後に、ラーメンの器が運ばれてきました。おしんこと胡椒付きです。

【大盛チャーシュー】
大きな器に、いつもより多く並べられた煮豚チャーシューが華やかです。湯気が立ち昇る中、箸を差し入れ麺をすくい一口頂きます。この最初の一口こそが、最も佐平治の中華そばの味を一番と感じられる瞬間なのです。いろんなラーメンを各地で頂いてきたのですが、やはり佐平治の中華そばの味というのは、佐平治の佐平治ならではの味なのです。決して飾らず、素朴であり庶民的であり、それでいて懐かしく優しさを感じられる味です。『昔ながらの味』とは、一括りではまとめたくない、佐平治の味なのです。

ストレートな麺に絡む優しいスープ、ムシッとした食感とともに口内に広がる豚肉の旨み、時折合間に入れて楽しむ胡椒のアクセント、気づけば無くなりご馳走様。

時折、また食べたくなる中華そばとはこういうものなのでしょう。チャーシュー増しのチャーシュー麺は、プラス50円で大盛りでも700円です。

大盛をぺろりと平らげて、お店を後にしながら、また雪降る道を歩いて帰ります。満腹の充足感と歩いた疲労感で、午後は仕事になりませんでした。

ご馳走様でした。



山形県の寒河江市白岩地区にある昔ながらのラーメン食堂です。
テーブルが4席あります。

◼️頂いたメニュー
・冷やし大盛 ¥800

2018.8
案外いつでも行ける場所だからと思っていると、なかなか行かないもので、久しぶりに訪れてみました。狭い駐車場はぎゅうぎゅうだったので、遠くに車を停めて歩いて向かいました。一度、テレビに取り上げられたこともあり、遠方からも訪れる方が増えました。車庫に待ちスペースのベンチが用意されたのもその頃からです。

暖簾をくぐり、重い引戸を開けて中に入ると、昭和臭漂う狭い店内ながら、厨房からのムワッとする熱気を感じました。既にテーブル席が2つ埋まっており、まだ先客の器がのったままのテーブルが一つ、一人掛けのテーブルが空いていました。店に入るなり、厨房の方から、

『いらっしゃいませー。少しお待ちくださーい。』

と、声が飛んできました。厨房では、注文と出前のラーメン作りで大忙しの様子です。とりあえず一人掛けのテーブルに座って待っていると、店員さんが水を運んできてくれました。

壁にかかっているメニューを見ながら、ご飯もののメニューもあるけど頼めるのか?と聞いてみると、ご飯ものは今はやっていないとのことでした。なら、冷やし中華は大丈夫なのかと聞いてみると、大丈夫とのことだったので、今回は【冷やし大盛り】を注文してみました。厨房から、

『冷やしはお時間かかりますが大丈夫ですか?』

との確認がありましたので、大丈夫と応えています。出前対応の電話でも、冷やし中華の注文が来ていたので、地元の方には夏の定番として周知されているようです。

しばらく待った後、冷やし大盛りが出来上がりました。大きな器に盛られた麺の上には、きゅうり、玉子、ワカメ、ハム、かまぼこ、紅ショウガ、厚みあるトマトとネギ、豚肉がのっています。
辛子が添えられており、お好みでマヨネーズも付いています。

暑い中で頂く冷やし中華は、程よい酸味の汁を麺に絡ませ、食感豊かな様々な具と一緒に掻きこむのが最高に旨いです。この辺りでは、冷やし中華にマヨネーズをトッピングするのは珍しいような気がします。途中からマヨネーズを麺の上にまぶして頂きます。マヨネーズの酸味も加わり、食欲が更に加速します。どちらかというと冷やし中華の辛子をどのように使うといいのかが良くわかりませんが、ちょいちょいと加えながら、ぺろりと大盛りを頂きました。豚肉はラーメンのと同じでしょうか?ローストビーフのような弾力ある食感で旨かったです。もったいないので、酸っぱい汁も頂きました。

暑い日のラーメンも良いのですが、夏ならではの冷やし中華もまた良いですね。付け合せの漬物も頂いて、ご馳走さましてきました。

今度は、またラーメンを食べに来たいと思います。



山形県の寒河江市白岩地区の旧道にある小さな食堂です。
いかにも昭和的な匂い、店内に入ると尚更強く感じられます。狭い店内に、テーブルが四つ無造作に置かれており、壁際の棚には、何年時を重ねてきたのか、古い漫画雑誌が、そのままの状態で残されております。メニューには、ご飯ものもありますが、基本は中華そばです。夏場は、冷やし中華も提供されています。

■頂いたメニュー
・大盛中華 ¥650


2015.3 【大盛中華】

【中華そば】の大盛を注文しています。親父さんは、出前の配達で忙しいようで、調理のおばちゃんが、漬物と胡椒を一緒に乗せて配膳してくれました。

飾り立てない豚肉が乗っており、一口スープを口にすると、久しく忘れていた昔の懐かしい味わいが、思い出されたような気がしました。

大盛だと、スープが器ぎりぎりまで入っており、表面張力を感じることができます。ブラックペッパーとの相性もよく、スープも美味しく完食しました。

昔懐かしいラーメンの味としては、他店とはまた違った魅力があるような気がします。狭い店内で、昭和を感じながら食べてみるのもいいかもしれないです。

ごちそうさまでした。


  • 大盛中華
  • 麺アップ
  • 外観

もっと見る

5位

手打ち大石田そば きよ (大石田、袖崎 / そば)

4回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2022/09訪問 2022/09/27

母ちゃんの 今日の漬物 クセ強し


山形県の大石田町にある蕎麦屋さんです。座敷席があり、水はセルフです。QRカード決済が可能です。

◼️頂いたメニュー
・温かい肉そば(大盛) ¥900
・冷たい肉そば(普通) ¥800

2022.9
祝日に家族で訪れたのは、大石田の蕎麦の名店きよさんです。ここに来る前に、ゆっくりと温泉に入ってきたので、混雑もなくすんなりと入ることができました。いつも入りが遅くなれば、手打ちの蕎麦が売り切れることが多く、製麺使用の肉そばのみの提供となるようなのですが、今日は余裕があるのか口頭で手打ちもまだ残っているとのこと。

手打ちの十割蕎麦にも興味があったのですが、まだ食べていないものを試してみたく、私は【温かい肉そば】、家族は【冷たい肉そば】をお願いしています。十割蕎麦は、板そばか、温かい鳥そばでの提供となっています。

座って待っていると、最初に届けられたのは、自家製漬物てんこ盛りのお皿。そのナスの艶や、沢庵の色合いなどは、田舎の母ちゃんの味そのもの。ナス漬け、ぺそら漬け、沢庵の三品があり、ナス漬けは、ぷりっとした食感であるものの、思いのほか癖が強く出ている感じ、ぺそら漬けも独特の辛みと酸味がある上級者向けの漬物ですが、漬物好きの私にとっては、ご馳走です。


【温かい肉そば(大盛)】
河北町名物の「冷たい肉そば」を、大石田そばの名店が独自にアレンジさせたメニュー。蕎麦は手打ちではなく、製麺されたものが使用されており、鶏肉はコリコリと少しすなこい(硬めの)親鶏肉が使用されています。それでも温かいスープにあるので、冷たいのよりは幾分柔らかくなっており、その上にはたっぷりのネギと海苔がのっています。

さて、箸を入れ、蕎麦を頂いてみます。大石田の蕎麦と温かいスープが絡むと、すごく柔らかく滑らかな舌触りに驚かされます。また、スープの甘じょっぱさを蕎麦自体が吸収しているのか、蕎麦が口に入っただけで旨さが溢れ出してくる感じ。一口すすっただけで、その旨みで幸せになれます。これは、冷たい肉そばよりも、温かい蕎麦の方が顕著に伝わるところなので、この旨みを、より堪能したければ【温かい鳥そば】の方がおすすめです。そちらは、手打ちの十割蕎麦を使用し、鶏肉は柔らかい若鳥が使用されています。

さて、こちらは硬めの親鶏肉ですが、山形の名物である河北町の「冷たい肉そば」と「大石田そば街道」の蕎麦を両方堪能できるという点に関してはお得なものかと。本来は蕎麦自体の風味やのど越しを求めるのであれば、やはり板そばなのでしょうが、自分の好きなスタイルで美味しい蕎麦を食べたいという人には、好まれるメニューかと思われます。

以前頂いた「冷たい肉そば」よりも「温かい肉そば」の方が、柔らかく、甘旨いので私はこちらの方が好みです。鶏油も濃厚で蕎麦に絡み、癖になるスープでした。

また、テーブルに置かれてある薬味の中で見つけた「カレーパウダー」ですが、温かい肉そばの甘じょっぱい味わいに合ってイケます。途中で味変して頂くには、面白い薬味でした。是非、後半にお試しあれ。

ご馳走様でした。




山形県の大石田町にある蕎麦屋さんです。座敷席があります。PayPay等QRコード決済が可能です。水はセルフです。

◼️頂いたメニュー
・冷たい肉そば(親鳥)特盛 ¥1000

2022.1
平日に一人休み。大雪に見舞われたおかげで、朝から屋根の雪下ろし。休日と言っても身体が休まることがないような感じ。昼に切り上げて向かった先は大石田町。手元に大石田そば街道のプレミアム付クーポン券が1枚残っていたから。千円で購入し、千三百円の飲食に使用出来るというもの。一人で千三百円を消費できるメニューを考えて使わないと。

とりあえず向かったのは、大石田そば街道の中でも人気の高い「きよ」さんへ。時間をずらして到着したものの、それでもお客さんの入りは半分くらい。コロナ禍の影響からか、水はセルフとなっていたので、水をもってテーブル席へと座ります。

とりあえず食べてみたかった【冷たい肉そば(親鳥)】を最大の特盛で注文。それでも千円だったので、残り三百円分は、販売品購入で使用できるとのこと。

注文してから、しばらくして三点盛の漬物が到着。相変わらず一人分でも多い!青菜漬け、沢庵、赤カブ付けと大好きなものばかり。

ほどなくして、どんぶりが配膳。


【冷たい肉そば(親鳥)特盛】
冷たい肉そばと言えば、河北町の名物。それをインスパイアしたきよさん家の冷たい肉そばとはいかなるものか。以前食べた際は、若鳥を頂きましたが、河北町と同じくコリコリと硬めの親鶏が使用されています。

さて、その見た目は、白髪ねぎを盛った上に刻み海苔がのっており、周囲には特盛に見合った量の親鶏がたっぷりと散りばめられており、スープ上には鶏油が膜を作っています。ねぎと海苔をのぞけば、河北町のスタイルに近いところ。

箸をとり蕎麦を勢いよく吸い込めば、しっかりとした蕎麦のコシとともに冷たく甘いスープが口内を満たしてくれます。スープがしっかりと冷たく、なにより蕎麦のコシがけっこう強い。ねぎと海苔を混ぜて、テーブルにあった一味と天かすも、蕎麦に投入してみます。一味の甘辛さプラスに加え、天かすのカリカリ食感と、スープを吸ったプニョプニョ食感が、より食のペースを高めてくれるところ。

基本、河北町の肉そばには天かすはありませんが、肉そばの甘じょっぱいスープを惜しみなく吸収し、口内に届けてくれる天かすの存在は、蕎麦を楽しむ上ではありですね。

そして、親鶏は谷地のものと同じで、コリコリとした味わい深く、硬さはなかなかのもの。調子こいて特盛にしてしまった故に、その鶏肉量の多さに顎がガクガクとなりかけました。

コシある蕎麦に、かつ大量の親鶏は、まさに顎への挑戦というもの。蕎麦はなんとかなるも、顎が耐えられるどうかの一勝負。終盤は、口を開けるのも大変になりつつも、なんとか蕎麦と鶏肉も残さず平らげました。

鶏油の残滓が漂うスープ全てを完飲することは叶わずもお腹いっぱい。そば湯も届けられましたが、少しだけ頂いてご馳走様。

漬物三点盛も美味しく頂きましたが、青菜漬けだけは、知り合いのおばちゃんが作ってくれるものの方が美味しかったかな。

会計時に、三百円の蕎麦を加えてクーポン券で支払いをしてきました。後で考えたら、無理に特盛頂くよりも、普通盛と五百円の販売蕎麦を購入しても良かったかなとも思ったところ。

ご馳走様でした。

山形県の大石田町にある人気の蕎麦屋さんです。御座敷があり、地元で採れた自然薯なども販売されています。

◼️頂いたメニュー
・板そば       ¥800
・あたたかい鳥つけ汁 ¥200

2019.2
大石田町に来たら食べたくなるのが名物の手打ちそばです。ですが、今日は既に食事をとった後でした。しかし、私のお腹は「まだ、大丈夫だよ!」と言っているような気がしたので、お店の前で右往左往していた私の足は、そこでようやくとお店の中へと入っていったのです。

平日の昼時でしたが、お客さんですぐに中は満席となってしまいます。空いていたテーブル席に座り、決めていた注文を行います。【板そば】と【あたたかい鳥つけ汁】です。

最初にたっぷりの漬物が運ばれ、注文してから15分ほどで配膳されました。

今回注文したの、板そばと鳥つけ汁とのセットです。冷たいそば汁だけではなく、温かい鳥汁でもそばを楽しむことができます。つけ汁が別に用意されている場合は、こうした2種の味わい方で、そばを楽しむのがおすすめですね。

そばは地元産の来迎寺在来そばと北海道産をブレンドした10割そばです。前回頂いた温かい鳥そばは、その柔らかい舌触りの食感がとても心地よかった印象があります。そうした味わいを楽しみたい際は、鳥つけ汁で頂き、そばのコシと喉越しを楽しみたい際は冷たいそば汁で頂くのが良いです。わさびも擦りおろしのような粗さが見られ、そばに乗せて頂いています。今回のそばは普通盛りだったので、それぞれの漬け汁を十分に堪能するには、少し足りないような気もしましたが、今の私の腹には丁度良い感じです。既に一食分を食べているのですからね。

鳥つけ汁は、つけ汁だけに、単体だけではしょっぱめです。食後は、そば湯で割ったりして頂くのも良いと思います。ごろっとした味の染み入った鶏肉が入っており美味でした。

すんなりと、そばはお腹に入り、お腹は一杯になりましたが、漬物は美味しく、いくらでも頂けます。お店の方に聞くと、自家製とのこと。人気店だと、いったいどれほどの漬物を日々生産されているのか、気になるところです。

美味しいそばとおもてなしの漬物を頂きながら、そばの味に舌鼓を打ちながら頂くのは良いものです。連れと来られている方は、皆お互いに美味しいと語られながら頂いていました。また、昔の民家風の店舗ながら、トイレが充実していたのは新しい発見でした。

誰かと一緒に食べに来てみたいと思う蕎麦屋さんです。

ご馳走様でした。


山形県の大石田町にある蕎麦屋さんです。
大石田そば街道に加盟されております。御座敷があります。

◼️頂いたメニュー
・鳥そば大盛 ¥900

2018.12
蕎麦で有名な大石田町の中でも、有名なのが当店です。数年前に訪れたことがあり、その後も何度か足を運んではみたものの、行列が凄くて引き返しております。冬場の平日ということもあり、本日は並ばずともスムーズに中へと入ることができました。中には靴を脱いで入ります。お座敷の空いていたテーブルへと座ります。

メニューは、壁に貼られています。定番は板そばなのですが、目に留まったのが、鳥そばと肉そばです。【温かい鳥そば】【冷たい鳥そば】【温かい肉そば】の3表記があります。肉そばと言えば、河北町で有名な硬めの親鶏を使用した冷たい肉そばが有名ですが、冷たい肉そばではなく、温かい肉そばとだけの表記となっています。不思議に思い、お店の方に違いを聞いてみました。

話によると、使用する汁は同じなのですが、そばが違うのだそうです。【温かい鳥そば】は手打ちを使用しており、【温かい肉そば】と【冷たい鳥そば】は、製麺されたものを使用しているとのことです。手打ちと製麺であれば、せっかくなので手打ちを頂きたいというので【温かい鳥そば】を大盛で注文しています。

お座敷の雰囲気は、いたって昔ながらの古民家の客間です。大きなだるまが飾られていたり、見上げると、ご先祖様の写真が飾られております。田舎の実家に帰ってきたような気持ちになります。県外から訪れる方は、このような雰囲気が大好きなのでしょう。

お茶と一緒に、目の前に差し出されたのは、こんなにもと驚くほどの漬物皿です。青菜漬け、赤カブ漬け、キクラゲと、山形では定番の蕎麦の付け合わせです。漬物好きの私にとっては、凄く嬉しいのですが、食べきれず残される方も多く、とてももったいない!私が代わりにもらい受けたいところです。食べきれるだけのセルフでの取り放題にでもすれば良いかと思いましたが、山形ならではの田舎のおもてなしの姿勢も嫌いではないのです。

しばらくしてそばの器が運ばれてきました。汁からはみ出るような太打ちの色グロイそばと、こってりと味が染みているかのような若鳥肉がのっています。立ち上る湯気と香ばしい香りが食欲をそそります。箸を持ち、そばをすくいあげ、頂きます。

一口頂いて驚きました。手打ちの蕎麦でこれほどの滑らかな舌触り!とろけるような感じがしました。無骨で硬い田舎蕎麦のイメージとは真逆の優しいそばです。そして温かく甘めの汁は、素朴な味のそばを優しく包み込んでおり、身体も温めてくれます。味付けされた柔らかい若鳥肉も美味しく、そばと一緒に、旨みを楽しむことができます。食のペースは一気に上がりますが、合間合間で、漬物を挟んで口を整えながら頂くと、より味をより楽しむことができます。

手打ちと製麺の差がどれほどなのかは興味深いとも思いました。前に座っていた高齢の先客らが、『本当に美味しい』と何度も唸っていたのが印象的でした。私も、とても美味しかったです。また、混んでいない時に食べに来てみたいと思いました。

ご馳走様でした。


  • 温かい肉そば(大盛)
  • 蕎麦アップ
  • 外観

もっと見る

6位

そば 吉里吉里 (高擶 / そば、天ぷら、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/06訪問 2018/06/23

古民家で奏でる蕎麦とジャズ

山形県の天童市にある蕎麦屋さんです。
板の間にテーブル席があります。

■頂いたメニュー
・小海老のかき揚天ざる ¥1650
・にしんのやわらか煮  ¥620

2018.6
日曜日の遅めの昼時に訪れました。美味しいと噂を聞いていたので、混雑が予想される時間をずらしてみたのですが、古民家風の店舗の前には、順番を待っている人達が日陰で座って待っているところでした。玄関口から入ったところに、名前を記入するボードが用意されています。中で待つこともできるのですが、椅子が限られているので、座れない方は外で待っているようです。座って待っていた方に話を聞くと、1時間程待っているとのことでした。せっかく来たのだからと、私も待つことにしました。

時間は30分ほど待ったところで席に案内されました。

屋内は、蔵の扉があったり、木造で天井が高かったり、見たこともない大きな木製スピーカーとたくさんのレコード、音響機器が設置されていました。レコードから流れる重厚な弦を弾く音色が流れていたりと落ち着いた空間となっていました。蕎麦とジャズのコラボとはまた斬新ですね。私が座った席は、そんな音響設備の目の前にありました。

注文する際に、無くなったメニューもあるというので聞いてみると、ざるメニューだけとのことでした。【小海老のかき揚天ざる】【にしんのやわらか煮】を注文しました。

周囲の雰囲気を楽しみながら待ちます。

【小海老のかき揚天ざる】
運ばれてきて驚いたのが、小海老のかき揚げの大きいこと。これほど大きいものだとは予想していませんでした。箸で崩しながら天つゆに浸して頂きます。小海老の大きいこと、そして弾けるような弾力です。そして柔らかい玉ねぎとホクホクのポテトが、かき揚げの中に様々な食感を楽しめるようになっています。

蕎麦は汁に軽く浸して頂きました。初口で蕎麦の風味を感じるとともに、コシがしっかりと伝わってきます。汁はしょっぱめです。薬味のねぎを加え、蕎麦にワサビをのせて頂きました。ワサビの風味がとても良かったです。後に店の方に聞いてみたら、山形産の本わさびを使用していることでした。ワサビも美味しかったです。

【にしんのやわらか煮 】
村山などで提供されているにしん煮とくらべ、量が多いのにまず驚き、見た感もまるで違うのです。温かくはないですが、甘ダレがかけられており、箸を入れるとすぐに形が崩れてしまうほど柔らかく煮込まれています。名前の通りのやわらか煮です。あまりに大きいと味にしまりがないような気もしたのですが、甘ダレが効いているのか味わいもよく、小骨も気になることはありませんでした。ワサビと一緒に頂くと辛味は感じずに美味しく頂くことができました。

とてもゆったりとした雰囲気で美味しく頂くことができました。

ご馳走様でした。

  • 小海老のかき揚天ざる ¥1650
  • 蕎麦アップ
  • 外観

もっと見る

7位

かしわや (蔵王 / うどん、おでん、ラーメン)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/03訪問 2018/03/12

かしわやさんの【焼うどん】

山形県の山形市にあるうどん屋さんです。
カウンター、テーブル、小上がりがあります。

■頂いたメニュー
・焼うどん ¥750
・ギョウザ ¥400

2018.3
テレビで紹介されていたお店へと家族で向かったのですが、外まで続く行列に尻込みして、違うお店を検討中のところ、こちらのお店を思い出し、向かってみました。隠れ家的なお店なので、混んでいるかどうかは行ってみないとわからないのですが、駐車場には車が一台停まっていました。

相変わらず飾り気のないお店で、お店の看板すら確認できないフリースタイルは流石です。一応、中の様子を確認すると、小上がりが空いていたので、家族を呼んで中へと入ります。丁度、先客のご夫婦がテーブル席で待っているところでした。

メニューは何にしようかと壁メニューを確認しながら、私は【焼うどん】嫁さんは【きつねうどん】そして【ギョウザ】を注文しました。厨房では人懐っこいおやじさんが、対応していますが、ギョウザは手間がかかるようで、助っ人を呼ぶからと娘さんを召集したようです。一つ一つのメニューを丁寧に作っているのか、先客のご夫婦に渡るまで、結構待ち時間がありました。旦那さんが先に食べ終わった頃に、奥さんのが届いていた感じです。

こちらも別に急いでいるわけではないので、子供に食事をさせながら待っていました。そして、おとうしの豆腐が最初に運ばれてきました。少し刺激のある柚子胡椒が付いています。美味しい豆腐です。

先に出来あがったのは【ギョウザ】です。説明にはニンニクなしとあるように、お昼でも臭いを気にせず食べられるようにと考えられたと話されていました。具の野菜は手切りにこだわっており、せろり、紫蘇、ニラも入っています。またこだわりのお酒も使用されているとのことです。羽根つきギョウザ、とても美味しく頂きました。

続いて、嫁さんの【きつねうどん】が先に到着しました。美味しそうな味の染みてそうな稲荷がのっています。嫁さんは、太めで色濃いうどんを、勢いよくすすっていました。

その後に私の【焼うどん】が到着しました。おやじさんの焼うどんに対するこだわりは、ソースを使わないことで、少しの塩で味付けされています。そして、酢が付けられており、おやじさんから自分の食べる範囲だけに酢をかけて食べると良いとの説明がありました。この酢は、酢飯で使用されている甘めの酢です。

キャベツの新鮮な甘さと食感が実に美味しい!鰹節と酢の香りが絡み、食欲も増します。中に入っている豚肉もまた厚みもあり食感がしっかりとしており旨い!酢をちょいちょい加えながら、もぐもぐとうどんを平らげていきます。うどん自体の味も堪能しつつ、自分で味を調整しながら頂けるのが良いですね。ソースに頼らない素材を活かした焼うどんは美味しかったです。

こちらのお店には、常連さんが訪れることが多いようですが、まるでご近所付き合いのように、頂きモノなのか、おすそ分けも頂いてしまいました。マイペースで自分の好きなように行っている営業スタイルは、良いですね。

出来上がるまで時間がかかるのは相変わらずでしたが、丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

ご馳走様でした。



山形県の山形市蔵王にあるうどん屋さんです。
カウンター、テーブル席とお座敷が小さくまとまっている店内です。

■頂いたメニュー
・黄鶏うどん ¥650
・ぎょうざ  ¥400

2017.10
友人に勧められて向かってみたのは、このかしわやさんです。事前に情報を確認してみたところ、電話番号が携帯電話になっていたので、住所を直接ナビに入力して向かいました。

それからナビを頼りに周辺まで来たのですが、それらしいお店の名や看板を見つけることができません。

すると、視界の端に、のぼりが掲げられている古屋?(すごく失礼)が目に留まりました。「支那そば」とありますが、肝心の看板や営業中の札すら見当たりません。お店なのかどうかも、営業しているのかどうかも判断できませんが、その古屋(失礼)の前には、きちんと車が停まっています。お客さんの車なのでしょう。

3台止められれば良い感じの駐車場に車を停め、その営業しているのかどうかもわからない古屋(失礼)のドアを開きます。

すると、目前にテーブルに座る客人と、すぐ後ろの厨房に立つオヤジさんの姿を確認し、ホッとして中へと入ります。

中はテーブルとお座敷が1組ずつあり、カウンターに椅子が二つ用意されていました。私は、一人ながら空いていたお座敷へと座りましたが、途中から、他の客が来たので、カウンターに自主的に移っています。

壁に掲げられているメニューを見ると、なかなかにメニューが豊富です。教えてくれた友人は、うどんを食べに来たのに、うどんが品切れで中華そばを食べてきたと言っていたので、おすすめのうどんが何なのかを知りませんでした。

オヤジさんに聞いてみると「温かいのか冷たいのか、汁ありなのか無しなのか?」と聞かれ、ますます迷ってしまいましたが、それでも辿り着いたメニューは、温かく汁無しの【黄鶏うどん】でした。

オヤジさん曰く「黄鶏でかしわと読んで、このお店の名前も実は「かしわや」て言うんだけどね…」と、ここで初めてお店の名前を確認することが出来たのです。お店の名を持つうどんなら間違いはありません。ついでに、ぎょうざも注文しました。

最初に、サービスなのか、コップに入った烏龍茶と小鉢に入った豆腐を頂きました。豆腐には酢がかけられており、柚子胡椒が添えられています。これが、さっぱりとしてなおかつ甘みもあり美味しいのです。酢は寿司用の酢とのことで納得です。豆腐も地元の豆腐屋さんから仕入れているそうです。

オヤジさんが気さくに話しかけてくれて、メニューの説明や、うどんの美味しい食べ方を教えてくれていました。

最初に配膳されたのは、一皿に盛られた見事な羽根つき餃子でした。丸い円状の縁を六個のぎょうざで形作られています。形を崩すのがもったいない出来栄えです。ぎょうざは、プリッとしており、たっぷりの具財が詰め込まれています。オヤジさん曰く、キャベツやニンニクは使わず、白菜や香味野菜を使用し、肉は独特の食感を出すために、手切りで丁寧に行っているとのことです。手間もかかっている分、美味しいぎょうざでした。

ついで、黄鶏うどんの器がどんと目の前に差し出されました。かしわと聞いていたので、とり天が入っているのかと思いましたが、ゴボウと一緒に甘じょっぱく煮込まれた具が乗っています。たっぷりの生姜ものっており、これを全部かき混ぜて頂くと良いとのこと。言われたとおりに生姜が満遍なく行き渡るようにかき混ぜました。

そうしていよいよ実食です。色黒い極太うどんを引き出し、香ばしく漂う肉とゴボウの匂いにたまらずに、かぶりつき吸い込みます。うどんのコシの強さと、具財から染み出した味わいが丁度良く旨いです。あれほどあった生姜も気にならずに、ほんのり漂うあたりがバランスを良く考えられています。

汁は少ししかないので、勢いよくうどんを掻き込み、具も間に挟みつつあっという間に平らげました。食べやすく、よく考えられており、オヤジさんのこだわりが良く出ています。

出来上がるのに、時間はかかりましたが、待った甲斐のあるものでした。ぎょうざも美味しかったですが、数量限定な上、一度に調理出来るのに限界があるらしく、いきなり多く注文されても対応が難しいとも話されていました。

時間に余裕がある時に訪れるのが良いですね。また、違うメニューを食べに行ってみたいと思いました。

ご馳走さまでした。


  • 焼うどん ¥750
  • 焼うどんアップ
  • 外観

もっと見る

8位

一寸亭 本店 (河北町その他 / そば、郷土料理、ラーメン)

11回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2025/11訪問 2025/11/27

ひと声の 受け取りひとつ 味は飛ぶ

山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席、お座敷があり、現金対応の他に、PayPayが使用できます。水と麦茶は給茶機によるセルフとなっています。混雑時は、ウェイティングボード記入となり、席の案内は、スタッフの方が指示してくれます。

◼️頂いたメニュー
・肉そば ¥900
・ハーフカツ丼 ¥500

2025.12
青空広がる中、紅葉を楽しみつつ立ち寄ったのは一寸亭さん。週末の混雑を覚悟しながら、ピーク時をずらして訪れてみれば、外までの行列はなかったものの、屋内で呼び出しを待つお客の姿あり。案内がかかるまでは一寸待つことに。

そんな待ちスペースに用意されていたのが、一寸亭オリジナルガチャ。一寸亭缶バッジ(当たりくじ付き)が置いてあり、面白そうですが、1回300円に対して、当たりくじの確立が10回に1回という。県外から訪れる方向けの記念バッヂはイイアイデアね。

お一人様は、たいていお一人様テーブル席へと案内されます。この度もそんな感じで、いつもの席へと座ります。ひとつのテーブルに、仕切りがされているタイプで、端だけは横並び2人で座れるようになっています。仕切り内に2席あるならと、内側の席へと座りましたが、スタッフの女性より「こちら(外側)にお願いします」とつっけんどんな口調で、移動するように言われました。

以前から、思っていたことですが、人気店あるあるとして、効率良い客捌きのために、座席をスタッフ側で指示するスタイルは、珍しくありませんが、一部スタッフの声掛けに、「圧」を感じる場合がございます。言葉がけひとつで、食事の楽しみにも影響するので、特に県外から訪れる客が多い人気店だからこその、接客対応には配慮する姿勢を期待したいところです。


【肉そば】
山形県で最も知名度ある肉そばです。確かに、弾力ある強い蕎麦の食感は、冷たいおつゆの中で、より強く感じられるとともに、散らされた親鶏もまた、噛むほどに跳ね返るほどの弾力と旨みを楽しむことができますが、歯が悪い方には苦労する感じ。

おつゆに浮かぶ鶏油ともに、冷たく濃ゆい味わいが、旨さを引き立ててくれます。


【ハーフカツ丼】
セットではなく、あくまで単品同士の組合せによるハーフカツ丼。ジューシーなタレがしみたカツとご飯は、小さなお茶碗サイズながら、じゅうぶんな満足感を与えてくれるもの。

蕎麦だけでは足りない方には、是非、一品付けたいもの。


県外からのお客さんが多く訪れており、季節は冬にかけ、客足も落ち着いてくると思いますが、冬でも美味しい冷たい肉そばは、旨いものです。

ごちそうさまでした。


山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席(4)、お座敷があり、PayPayが使用できます。水と麦茶は給茶機によるセルフとなっており、レンゲは希望がある方のみ申し出る仕様です。

◼️頂いたメニュー
・肉そば普通盛りとハーフカツ丼 ¥1350

2023.12
今年も残りわずかとなりました。今年も冷たい肉そばをたくさん頂きましたので、この機に山形県の冷たい肉そばのまとめをしていたところ、驚きのことが判明したのです。

この度行われ、年度末の評価点見直しにより、なんと一寸亭さんが、県内の冷たい肉そば提供店の中で、総合点がトップ!さらに、食べログ「TOP 5000」の称号の獲得となったのです。

おめでとうございます!ぱちぱちぱち

と、いうことで、締めの肉そばを頂くために、一寸亭さんへと行ってきました。冬場の平日は割と空いており、すんなりと入れました。

お一人様は、いつもの席の間仕切りされたカウンター席へとご案内。

注文は定番の【肉そば普通盛りとハーフカツ丼】。

しばらく後に配膳されました。


【肉そば普通盛りとハーフカツ丼】
澄んだスープに沈む色黒い蕎麦と、散らされた親鶏、こんもりと盛られたネギというシンプルなスタイル。この度の肉そばには、鶏油の色濃いのがとっぷりと浮いてます。これが目に見えるくらいだと肉そば特有の甘じょっぱさが際立ちます。一味をぱぱっと振りかけて「いただきます」

箸をいれ、そばを持ち上げて、しばし眺めてから口に。冷たい汁と冷水で締められたそばの弾力ある食感に絡んで、口いっぱいに甘じょっぱい味わいが広がります。はっきり冷たいとわかる汁の温度と、余計な味わいがないシンプルでストレートなウマさが魅力的です。

次々にそばを吸い上げて頂くと、普通盛りなら軽くなくなってしまいます。親鶏も硬すぎず、適度に柔らかい部分もあり食べやすくあります。噛みしめるうまさの親鶏ですね。後半、汁と底に沈む親鶏を摘まみつつ、丼ぶりに口を付けて直飲みしながら、いつの間にか飲み干してしまう。底に残る一味の辛さと甘じょっぱい汁の混合汁が最後の楽しみ。

そして、次にハーフカツ丼へととりかかります。

小ぶりな丼ぶりながら、ずっしりと乗るカツは食欲を高めてくれるもの。一切れ頬張ると、ソースがまず濃厚。そして肉は柔らかく仄かに香るようなカレーの風味。でも、今回はソースの存在感が強めで、下にあるご飯はほぼソースご飯な感じ。嫌いじゃないけど、もう少しカレーの風味を感じたかったところ。うましうまし。

きれいに完食。

ところで、TOP 5000の称号を得ると、何かもらえるのか気になりましたが、お店の方は知らなかったもよう。記念品とかはなさそうね。そりゃぁ、5000店舗に送るのは大変そう。おそらく、メールか何かでのお知らせくらいはあると思うんですけどね。

そして、気づいたのは火曜日限定のセットメニューがあるとのこと。様々なバリエーションのミニ丼とのセットが頂けるというので、いつか行ってみたいと思いました。

ごちそうさまでした。


山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席(4)、お座敷があり、PayPayが使用できます。水と麦茶は給茶機によるセルフとなっています。

◼️頂いたメニュー
・とりそば ¥1000

2023.4
お腹がペコペコで向かった先は、冷たい肉そばで有名な一寸亭さん。駐車場には宮城ナンバーの車が多く停まっており人気のほどがうかがえます。隣の公園にある桜も、風に吹かれて楽しめるのももう少しのよう。

中へ入れば、お一人様は仕切り付きのテーブル席へと番号告げられ御案内。お一人様の女性客もおり、中には特盛クラスの器を平らげて出ていかれた方もおりました。

さて、いつもと違うメニューを頼んでみようかと選んだものは【とりそば】です。冷たい肉そば同様に「冷たい」か「温かい」を選ぶことができるので「冷たい」のをお願いしています。


【とりそば】
とりそばは、冷たい肉そばとスープは同じですが、長ねぎ、椎茸、細竹、蒲鉾らがプラスされた見た目華やかなものとなっています。個人的には親鶏だけのシンプルな肉そばで育ってきたので、少し落ち着きません。

ラーメンで言えば全部乗せと言うくらい贅沢な感じですが、テンションがそれほど高まらないのは、メインが長ねぎと細竹という野菜類だからなのか。

そんな長ねぎを箸でつまんで食してみると、ねぎの苦みは感じられず、冷たく柔らかく、そして甘みを含んだネギの程よい食感を楽しめたのは意外なもの。細竹もポリポリと摘まんで食します。緑の野菜も蕎麦に絡めて頂きます。野菜臭さが気になるのかなと思いましたが、そんなことはなく、下処理されており食べやすいものでした。

どちらかと言えば、親鶏の方が鶏臭さを感じてしまいましたが、膜をはる鶏油の甘さでカバーしつつ、スープも直飲みでごくごくと平らげました。

とりそばは、上品な肉そばという感じですが、やはり私は余計なものはいらない派であるので、具材は親鶏とネギだけで、一味を振って頂く冷たい肉そばが一番かなと思っています。

たまには贅沢をしてみたい、もしくは高齢の親世代にご馳走するならば、とりそばの方が食べやすくて喜ばれるかもしれません。

ごちそうさまでした。


山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席(4)、お座敷があり、PayPayによる決済が可能です。水は給茶機によるセルフとなっています。

◼️頂いたメニュー
・ピリ辛つけそば ¥940

2022.5
「冷たい肉そば」が名物の一寸亭さんですが、あえてその他のおすすめも味わってみたく、今回はおすすめの一つ【ピリ辛つけそば】を注文してみました。たいていの方が冷たい肉そばか、セットものを頂いているのに対し、おすすめとされていても、レアなチョイスのよう。

お盆につけ汁、蕎麦、沢庵とともに配膳されました。


【ピリ辛つけそば】
甘じょっぱい肉そばとは対極にあるピリ辛が売りという珍しいメニューを、遂に実食です。つけ汁は、辣油と黒胡椒を主に作られているとのこと。

さっそくと蕎麦をピリ辛汁に浸して頂いてみます。汁に添えられた糸唐辛子が蕎麦に絡んできたところを、一口ですすりあげれば、瞬時に伝達された辛さが思いの外にホット。辛さでムホッと咽せそうになるのを堪えながらも蕎麦を喉に通します。

最初は辛さが際立ったものも、一口二口と食べ進めていけば、肉そばとは違った旨さを感じられるようになり、その旨辛さが病みつきになるのもわかる感じ。

旨さが理解できれば、あとは勢いよく蕎麦をピリ辛汁に投入し食べていきます。最初は温かみがあった汁も、温度は徐々に下がっていくもの。それでも辛さがホットにしてくれるので、あまり気にはならないもの。中にある柔らかめな鶏肉も美味。

普通盛では物足りなく感じてしまい、もっと食べてみたかったなというのが正直な感想。お店がおすすめと言うだけあって、病みつきになり得る旨辛さ。ただ、冷たい肉そばのネームバリューが大きいだけに、なかなか陽の目を見ないメニューでもあるのが寂しいところ。

暑い夏にこそ食べてみたくなるホットな蕎麦でした。

ごちそうさまでした。



山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席(4)、お座敷(混雑時のみ使用)があります。GoToEat食事券、PayPayによる決済が可能です。水は給茶機によるセルフです。

◼️頂いたメニュー
・バジルサラダそば ¥980

2021.8
河北町産のイタリア野菜を使用した「夏のバジルそばまつり」が、河北町と上山市のバジルそばのコラボ企画として8月限定で開催されています。河北町内に9店舗、上山市に2店舗が参加しております。

今回は河北町内では肉そばで有名な一寸亭さんのバジルそばを頂きに訪れています。遠方から訪れるお客様の目的は「冷たい肉そば」ですので、今回の限定メニューは、何度も足を運んでいる常連さんがチョイスしそうな感じです。

混雑時を避けて中へ入り、一日限定10食とされている当メニューが残っているかの確認をします。顔を出してくれたお姉ちゃんから、大丈夫の声を頂いたついでに「アルコール消毒をお願いします」と付け加えられました。

いつものテーブル席へと座ります。一応普通盛りでいいのかと確認があったので、大盛もできそうです。席で待つこと、8分ほどで配膳されました。


【バジルサラダそば】
副題として「夏野菜とサラダチキン温玉添え」、まるでフランス料理のような含みある副題には、女性心が感じ取れます。・・・まさか、親父さんがつけた名前ではないと思いたい。

さて目の前に配膳されたバジルそばですが、最初に注目すべきは、そのバジル色濃厚のつけ汁。底無し沼ようにどっぷりとした深い緑を湛えている沼のよう。

蕎麦は、おなじみの色グロ蕎麦、それと対照的に緑鮮やかなイタリア野菜とホワイトなサラダチキン。蕎麦とは対照的な色合いが同一プレートにまとめられているのは、コントラストが際立ち、コンパクトかつシンプルでヨイカンジ。

さて、頂きます。蕎麦をすくって沼へと浸していけば、見る間に沼に吸い込まれていく。引き上げると、その身は見事なバジル柄。

すすると濃厚!見た目通りの強烈なバジル感。これまで頂いてきたバジルの中でも最高位。バジル好きにはたまらない口内から鼻に抜けるバジル香、のど越し冷たい清涼感。これはイケる。

そして心配していたのはイタリア野菜。生のままでは苦みがありサラダには適さないものが多いと聞いていたものの、沼に沈めれば、サラダもモシャモシャとイケる。

途中から味変できるというレモン汁や、温玉を加えたりすることもでき、食べ方に幅を広げられる工夫があったりでイイネ。

蕎麦がもっと欲しかったと思うほど大盛でもよかったかなとも思うところ。

つけ汁用のそば湯も持ってきてもらえたので、最後はそば湯を注いでバジル汁完飲。

これはなかなかにありだと思ったバジルそば。ぜひ、板そばメニューの中にも、谷地の板そば食べ比べ3汁(ノーマル・肉そば・バジル汁)を入れてもらいたいところ。冷たい肉そばとバジルのまさかの融合にも可能性を感じられた一杯。

ご馳走様でした。



山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。テーブル席、小上がり席(4)、お座敷(混雑時のみ使用)があります。GoToEat食事券、PayPayによる決済が可能です。水はセルフです。感染症対策としてアルコール消毒液、仕切り板の設置がされています。

◼️頂いたメニュー
・肉そば    ¥770
・ハーフカツ丼 ¥460

2021.7
東京オリンピックが開幕し、話題はコロナからオリンピックへと関心が移りつつあります。そうした影響を背景にしてか、県外をまたぐ移動が、やや緩和されつつあるようで、連休ともなれば、地元の蕎麦屋さんには、県外ナンバーの車が多く訪れ行列を作っている様子が見られます。

暑い日になれば、地元の冷たい肉そばを無性に食べたくなることもあるのですが、この猛暑の下で展開される行列を見てしまうと、そのままお店の前を素通りしてしまうことも何度かありました。連休が終わり、ランチタイムのピークを過ぎた頃に訪れてみました。

地元にいながら、人気店の多くは、もっぱら遠くから食べに来られる方が多く見られ、とりわけ一寸亭さんは、その代表格ともいえるでしょう。

暖簾を潜りアルコール消毒液を済ませ、扉を開けます。混雑時は記名し順番を待ちますが、前がいなければ、そのまま中へと入ります。待っていたかのように、受付の方が顔を出して、お客に人数を確認して、席の番号を指定し声掛けを行います。

丁度、私の時は、客の入れ違いでバタバタしていた時なのか、出てきたお母ちゃんから、まるで知った人かのように「あ、ちょっと待ってな。ここでもイイが?」と、気さくな調子で、間仕切りされたテーブル席へと案内されました。おひとり様専用席です。

注文したのはド定番【肉そば + ハーフカツ丼】、8分ほどで配膳。


【肉そば + ハーフカツ丼】
今や河北町の肉そば屋さんの中でも、最も人気のあるお店となっているのではないでしょうか。その理由の一つは、肉そばが美味しいことに加え、もう一つの郷土食「谷地のソースカツ丼」を一緒に頂けるからだと思います。

肉そばもうまいが、やっぱりカツ丼も食べたいとする欲張り野郎の腹を満たすには、このセットが実に強力であります。

暑い夏にぴったりの、冷たく甘じょっぱいスープは、発汗した身体に染みわたり、その透明色のスープは、夏の涼しさをも連想させ、清涼感ある味わいをもたらしてくれます。そばの程よい食感とのど越しはもちろんのこと、食べれば食べるほど、鼻から舌からのど越しへと味わいが広がっていくのは実に心地よいこと。合間に口に入れる親鶏も、噛めば噛むほど旨味が増すのです。

気づけばあっという間になくなってしまった丼に寂しさすら覚えることでしょう。


そして、忘れてはいけないのが、もう一つの郷土食のカツ丼です。

セットでは、お茶碗一杯のご飯にカツが乗っており、ソースの香ばしさが実に食欲を駆り立ててくれます。衣に、そしてそれをめくったご飯にもソースを見ることができます。このほかほかのご飯にかかるソースが実に良い仕事をしております。温かみのあるカツを食めば、ジューシーな味わいが口内へと広がります。

肉そばのさっぱりとした旨味とは対極の濃厚な旨味。それが一緒のトレイにのっており、なおかつ食べる者の満足感を満たしてくれるのだから、このセットを頂けば、もはや満足しないわけはありません。

夏バテしそうな時、頑張りたい時、自分へのご褒美にそんな時こそ、ちょっと贅沢に楽しめるこの肉そばとカツ丼のセットは、とっても良いものです。

山形県が誇る冷たい文化の先駆けともいえる冷たい肉そばですが、本場の味として、これからも多くの方が食べに来られるのでしょう。

看板メニューとして私の最も大好きなメニューなのですが、お店の方も様々なメニューを考案しているようなので、機会があれば、それらも一度味わってみたいなと思うところです。

ご馳走様でした。


山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。「谷地の肉そば会」の加盟店です。テーブル席、小上がり席、お座敷があります。水・お茶はセルフです。

◼️頂いたメニュー
・ソースカツ丼 ¥900

2019.11
河北町の冷たい肉そば店の中でも、最も人気のある一寸亭さんにやってきました。駐車場に停まっている県外ナンバーの車を多く目にするあたりにも、それが証明されています。お昼時間を少しずらして訪れてみたので、待ちなく中へと入ることができました。

一人客だと店員の方に告げると、前面仕切のあるテーブル席へと案内されます。今日は【ソースカツ丼】を注文しています。これまでは、冷たい肉そばにセットで付いてくるミニ丼的な印象でしたが、これはこれで実に美味なわけで、改めて頂いてみたくなったのです。

8分ほどで配膳されました。

【ソースカツ丼】
一枚肉を食べやすい大きさでカットし、2段に盛り付けられています。ソースの香りが香ばしく、ソースの染み込んだカツは、全部で6切れあります。カツ表面には、ほのかなカレー風味のソースが染みており、食欲が刺激されます。紅い紅ショウガが色を添えています。

それでは、熱々のところをさっそくと頂いてみましょう。一口食むと、カリッと揚げられた衣の食感に続き、ソースを含みハムッと柔らかい肉のジューシー感が口内に広がります。肉厚が厚いわけではないソースカツ丼ですが、肉とソースの旨みの相性がそれを補ってくれるので、満足感があります。

カツをかじり、ソースの染みたご飯を勢いよく掻きこむ。熱ければ熱いほど、喉を通り、胃袋に収まった後も、また温かみを胸に感じるほど、夢中で掻きこんでいました。一度口にすると癖になってしまうのが、谷地のソースカツ丼の魅力です。

キャベツはいらない。揚げたてカツと特製ソースだけのシンプルさながら、それこそが庶民的でとても良いのです。

ご飯の一粒さえも残さずに、きれいに平らげました。美味しかったです。ただ、増税後の価格改定は大きかったですね。味を落とさず人気店であり続けていってほしいところです。

ご馳走様でした。



山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。カウンターテーブル席、テーブル席、小上がり席、座敷席があります。水と麦茶はセルフです。

◼️頂いたメニュー
・肉そば ¥700

2019.7
旨いものと飽きないものは同列なのか。そんなことを思いながら、夏のこの時期は、無性に地元の冷たい肉そばを食べたくなります。河北町民にとっては、肉そばこそ飽きずに食べられるソウルフードであり、夏の外仕事の後に頂く冷たい肉そばこそ、至高の旨さを堪能できるでしょう。

今日は一寸亭さんに足を運ぶことにしました。こちらは、平日でも昼時ならお客で賑わっているので、時間をずらしておじゃましています。

中に入ると、空席はあるものの、店員さんからの席の指示は、しっかりあるようです。お一人様は、カウンターテーブル席への案内となります。

定番の冷たい【肉そば】を注文します。メニューを見ると、蕎麦を使った画期的なおすすめメニューが豊富にあるのに驚きました。機会があれば挑戦してみたいと思ったところです。

6分程度でトレイにのって肉そばが配膳されました。沢庵とおしぼりが付いています。テーブルにティシュがない代わりにお店の姿勢が感じられます。

【肉そば】
透明感のあるスープの表面に、うっすらと漂う黄色の鶏油が、肉そばたる旨さを表しています。シンプルで整った見た目は、谷地の肉そばの中で、もっとも写真映えするような気がします。庶民的な肉そばながら、町内の各店舗に比べると、こちらはお客様へのおもてなしといった印象を感じてしまうのは私だけでしょうか。

白身の鶏肉は、さほど量は多くないように見えるも、柔らかさと硬さが合いまった食感があります。箸でそばを持ち上げて食むと、もちもちとした食感が心地よく、スープを絡んだ味わいが口内に広がります。スープは、名前の通りに冷たいと言える程度の温度を保っており、夏の暑い時期には、そのスープの味わいとともに喉越しよく清涼感が感じられます。どんぶりへの直飲みはお約束です。これぞ谷地の肉そばスタイルです。

やはり、安定の肉そば!

ご馳走様でした。


山形県の河北町にあるそば屋さんです。
テーブル席、小上がりがあります。水はセルフで、座席の案内は店員さんがすべて指示してくれます。

■頂いたメニュー
・中板そば ¥2000

2018.1
あけましておめでとうございます。初詣を終えてから家族と一緒に訪れました。新年から空いているお店を探そうとした矢先に見つけたのがこちらのお店です。

中に入り、小上がりの席が空いていたので、そこへ座りました。

いつもは、冷たい肉そばが、ここでは定番なのですが、新年を祝って【中板そば】を注文しました。量は2~3人前という表記もありましたが、そばなら多少多くてもなんとかいけそうです。嫁さんは、温かい【肉中華】を注文しました。

しばらくして、配膳された中板そばは、思っていたよりも、ずっしりと量がありそうです。さすが、2~3人前と言うだけはありますね。濃い色合いのそばが食欲をそそります。子供の頃に良く食べていた年越しそばは、お店で取り寄せるこんな板そばでした。最近は、自宅で簡単に茹でて頂く程度になっていましたが、当時は食べきれないそばを二日にわたってよく食べていたものです。

板そばには、親切にも、私と嫁さんの分の器も付けられていました。さっそくとタレを器に注ぎ、薬味のネギを加えます。わさびは、そばに付けて頂きましょう。

箸でそばをすくい、汁に軽くつけて頂きます。コシあり、もちっとした食感は、やはり美味しいです。汁も後味良くさっぱりで、いくらでもいけそうです。嫁さんも、箸を伸ばして、つっついています。途中で、唐辛子を振りかけて、味の変化を加えながら、そばを食べ進めていきます。そばは、文句なく美味しいです。それでも、やはり2~3人前という量は、後半に少しペースが落ちてきました。

向かいでは嫁さんが、肉中華を美味しそうに食べています。一口頂いたスープがとても柔らかく美味しいです。

さて、中だるみしながら食べている板そばも後半戦にうつり、そろそろ味に飽きてきたころに、嫁さんが食べ終えた肉中華の器を頂きました。これに、そばを投入すれば、肉そばへと変わるはずです。確かに、スープの旨みがある分、食べられます。ただ、中華麺の味がスープに残ってしまったため、肉そば本来の味ではありません。それでも、肉そば風の味を加えながら、中板そばを完食しました。

残っていたそばのタレも、蕎麦湯で割って全部頂きました。

新年から、お腹一杯になってしまいましたが、美味しかったです。

ご馳走様でした。


■頂いたメニュー
・チャーシューメン ¥900

2017.1 【チャーシューメン】

蕎麦屋さんのラーメンを食べてみたいと、思い切ってチャーシューメンを注文してみました。

肉と言えば鶏肉の蕎麦屋さんでしたが、どれ程のチャーシューが入っているのかと思いましたが、本格的なチャーシューが三枚のっていました。このチャーシュー、最初の一枚はペラペラでしたが、残り二枚はしっかりと厚みもあり、実に昔ながらの噛み締めると旨味が滲み出てくるチャーシューです。また、あっさりとしながら旨味あるスープで美味しかった。味に飽きずに、麺と一緒に最後まで頂きました。

ご馳走様でした。

山形県の河北町にある蕎麦屋さんです。
谷地名物の冷たい肉そばを盛り上げる河北町のグルメマップ「谷地の肉そば会」に掲載されています。「本当にうまいそばの名店 山形」にも掲載されています。谷地の肉そばを提供するお店の中でも、最も有名な店舗の一つです。

店内を改装し、より綺麗になりました。奥に座敷間もあり、観光バスが止まっていることもあります。谷地名物の肉そばとハーフカツ丼とのセットが人気メニューです。麦茶と水は、セルフになっています。

■頂いたメニュー
・肉そば        ¥680
・つゆだく玉子ごはん  ¥350
・ハーフカツ丼+肉そば ¥1100


2016.3 【ハーフカツ丼+肉そば】

久しぶりに味を再確認するために訪れました。入口から入るとスタッフより、座る席の指示が飛んできました。イスに座りメニューをながめながら、かつてあった「一寸亭セット」という名称はなくなっていました。とりあえず、ハーフカツ丼+肉そばのセットメニューを注文します。

汁は冷たく透明感があり、あっさりしょっぱめです。そばは、こしがありもちもちの食感でした。鶏肉は、柔らかい白身が使用され食べやすかったです。

紅生姜がのったハーフカツ丼は、カレーの風味とソースダレが衣に染み込んでおり、ジューシーな味わいで、美味しかったです。


2015.1 【肉そば、つゆだく玉子ごはん】

温かい肉そばと玉子ご飯を注文しました。
そばは、ストレートでほっそりしてて柔らかめ、汁は、透き通る透明感があり、甘く飲みやすいです。鶏肉も、白身が多く柔らかく食べやすいです。

玉子ご飯は、蕎麦たれがかけられており、
おじや感覚で食べられますが、ご飯が温かくないです。ちょっとオシャレな玉子かけご飯です。

  • 肉そば
  • 肉そば普通盛り
  • そばアップ

もっと見る

ページの先頭へ