レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2016/01訪問 2016/01/16
唐津大手口バスターミナルから昭和バスに乗って呼子にやって来た旅浪漫であります。
日本三大朝市のひとつ呼子の朝市が有名な港町です。 そして名物はやはりイカ。
呼子のバス停の中にある観光案内所で行きたかったお店を聞くと、
ここからまだバスを乗り継いで行かなければならないし、すでに1時間待ちだと言われました。
そこでバス停から歩いて5分ほどのところにある いか本家に予定を変更して伺ってみました。
店の前にはガードマンがいて来店するクルマを誘導しています。 時刻は、ちょうど正午です。
まだ待っている人はいないんですが、1階はほぼ満席で、店の人に2階へ上がるように言われました。
大広間の座敷になっている2階。 靴を脱いであがります。
「お好きな席へどうぞ」と言われましたが、すでに7~8割の入りです。
四人座りの座敷テーブルへ座り、いか活造り定食を注文。 もちろんビールもいっときます(^^)
終日禁煙なので大広間でも空気は汚れていなくて、気持ち良く食事が出来そうです♪
瓶ビールを飲みながら待つこと15分。 店のおばちゃんがまずイカの活造りを持って来てくれました。
おお~っ!凄い! まだくねくね動いてますやん♪
綺麗な透明なヤリイカが一杯まるまるです! おばちゃん、すかさずハサミでイカの足をチョッキンと切り、
小皿に入れ、醤油を垂らすと・・・イカの足がさらに動きます♪ 思わず「おお~っ」っと声が出ます。
サービスのパフォーマンスなんですね~♪ 活きの良さをアピールしているんでしょうね。
早速いただいてみます♪ 適度な弾力とねっとりとした食感がサイコーです♪
少し甘みも感じられますね。 これは、山葵は必要ありません。 そのままでも食べられそうです。
輸送技術が発達し、大阪でも呼子のイカを食べさせてくれる店はあります。 しかしながら高価です。
頼んだいか活造り定食には、ヤリイカ活造りが一杯の他に、いかしゅうまい、煮物、小鉢、ご飯、みそ汁、
香の物、カボスジュースが付いてきて2500円(税別)。 産地ならではのCPですね♪
5分ほどして、いか活造り定食の残りの料理が出てきました。
雲丹のような白いいかしゅうまいが2個、鰤の荒煮、ごぼうとイカのサラダ、里芋の煮ころがし、
野菜サラダ、香の物、味噌汁、そしてご飯はお代わり自由です。
いかしゅうまいには、ポン酢をつけていただきます。 うん、美味しいですが、それなりの美味さ。
鰤の荒煮は、ほとんどが身です♪ 芋焼酎のお湯割りを追加です。
こんな御馳走、アルコールなしで食べるのはもったいないですよね~。 バス旅の醍醐味です♪
ゆっくり酒を飲みながら食べていると、徐々に活造りのイカが白くなってきました。
透明な時間はわずかなんですね。
イカのゲソは、天ぷらにしてくれるというのでお願いしました。
しばらくして運ばれてきたイカの天ぷら、めちゃくちゃいっぱいですやん♪ 塩でいただきます。
こうなったらお酒もいっときますわ(笑) 地元 鳴滝酒造の聚楽太閤。 熱燗でお願いしました。
活造りに残っていたゲソ、最後の頑張りで熊笹に張り付いて食べられたくない意志表示・・・。
可哀相でしたが、いただきました。 すると、ちっちゃい吸盤が舌にも張り付きます。
活きの良さはこんなところにも表れているのかと感心させられました。
美味しい料理で、ほろ酔いでええ気分になりました。
1階に降りるとすでにお客さんが順番を待っている状態です。 やはり人気があるんですね。
ホンマに美味かったです♪ ごちそうさん。
2位
1回
2016/02訪問 2016/02/28
皆さんは、大都会の大阪市内に漁港があるのをご存じでしょうか!?
USJがある此花区の伝法に昔からある伝法漁港がそれであります。
大阪市内に残る唯一の漁協で、いっぱいの漁船が停泊しています。
ここは昔の旅浪漫の遊び場のひとつでもありましたが、久しぶりに訪れました。
この日訪れたのは、伝法漁業協同組合の建屋の中で営業している魚料理の克政さん。
阪神電車なんば線の伝法駅から西へ歩くこと10分ほど。
2月9日のふぐの日も過ぎ、それ以上に過ぎてしまったオレの誕生日祝いを兼ねての食事と
いうことで今日は嫁さんのおごり。 オレにとってはハッピーな一日であります♪
事前に電話予約をして、少しリッチに河豚のてっちりコース料理でもいただいてみます♪
皮湯引き、てっさ、てっちり、雑炊、アイスが付くてっちりコースは5292円(税込)から。
さすが大阪ならではのリーズナブルさです! 今回は、ブラス2160円(税込)で、
それにふぐの唐揚げと焼きふぐが付くオプショナルメニューにしました。
漁協の建屋の中ということもあり、全然オシャレでも高級感もあるような店ではなく、
どちらかというと殺風景な大広間で30畳くらいの広さがあり、
テーブルが9卓ほど並べて営業されています。 ここなら普段着で来られますね。
女性の店員のおばちゃんが席まで案内してくれました。
テーブルには、すでにカセットコンロが置かれています。
座るなり「お飲み物はお決まりですか?」
おいおい、それはないやろ。 まだメニューも見てないのに。
嫁さんと顔を見合わせていまいました。
メニューを見てから、嫁さんがチューハイレモン、オレが生ビールをお願いしました。
シンプルすぎるメニューには、ふぐの一品料理や鍋の追加メニューも書かれていますね。
飲み物が出て、すぐに建屋の向かいにある調理場から運ばれてきたのは、
大皿に盛り付けされたてっさ(ふぐ刺し)と湯引きの小鉢がふたつ。
冷蔵庫でスタンバイしてたんでしょうね。 それにしても綺麗な色の刺身です!
大きめの切り身は、弾力は思ったよりはありませんが、
程良い食感があり旨味が口いっぱいに広がります♪ あ~、しあわせ(^^)
小鉢の皮湯引きもいっぱい入っていて、こりこりとした歯ごたえがいいです♪
克政オリジナルのポン酢もイケますね♪
軽いビールでは役不足なので、日本酒二合の熱燗(756円)をいただきますわ。
銘柄を聞くと、白鹿の超辛口。 やっぱり辛口はよろしおまんな♪
続いて唐揚げ、焼きふぐと短い時間で次々と運ばれてきて、テーブルの上はいっぱい並びました。
ゆっくりじっくり食べて飲むタイプのオレは、少々焦らされる状況です。
冷めると困る出来たての唐揚げと焼きふぐを先にいただいてみます。
唐揚げはアラの部分だと思われますが、小骨は少なかったですね。
唐揚げにしてもやっぱりふぐなので、あっさりとしています。
焼きふぐは白葱と一緒に串焼きになって出てきました。 大きな身がふたつ。
ふぐからこんな大きな分厚い身が取れるんですね。 かなりボリューミィです♪
てっさに出来る部位なので、焼きふぐはサービス品なんですよと店員さん。
この塩味がついた焼きふぐは、めちゃくちゃ美味しかったです♪ おススメです。
嫁さんが、メニューを見て「食べてみようか」と選んだのが、ふぐのたたき。
これはオレも食べたことがないので、二つ返事で注文しました。
少々時間がかかりますと店員さんに言われて待つ間に、
ふぐのひれ酒(540円)もいただいてみます。 ふぐのたたきは、2160円です。
天日干しされた手作りのふぐのひれ。 小皿に追加のひれも入れられて出てきました。
焼いた香ばしい味わいがします。 じわ~っとエキスが滲みだしてええ色をしていますわ♪
せっかくなんで、日本酒の熱燗を一合追加して
追加のひれを入れて「ひれ酒」にしていただきました♪ 色は薄めでしたが、イケました。
お酒を控えている嫁さんもさふぐがよほど美味しかったようで、チューハイを3杯飲んでいます。
しばらくして出てきたふぐのたたき。
見た目はてっさのようでもあり、噛むほどに旨味が出てきます♪
初めて食べましたが、これは美味い! 炙ることによって旨味が増幅されてような感じがします。
さあ、いよいよメインのてっちりです。 芋焼酎のお湯割りをお願いしました。
1分前まで大きな水槽で泳いでいた若狭の養殖とらふぐ。
長崎産の養殖ふぐも仕入れているそうですが、生け簀があるのでそこで生きたまま泳がせています。
大皿にさばかれた切り身をじっと見てみると・・・まだぴくぴくと動いていますやん♪
これはめちゃくちゃ新鮮です! ピンク色がかった綺麗なふぐの切り身は、まだ生きています!
白菜、椎茸、水菜、えのき、絹こし豆腐、餅、人参、葛きりと一緒に昆布だしの土鍋の中へ。
あ~、やっぱり鍋が一番ほっこりとします。 しっかりとしたふぐの切り身からええ出汁が出ています♪
ほぼお腹もふくれてきたんですが、最後の〆はやっぱりふぐの旨味がいっぱい染み出た出汁の雑炊ですね!
大きな土鍋にご飯が少ないようだったので、もう少しだけご飯を追加でもらいました。
それでもかなり出汁が多めの雑炊になりました。
溶き卵を流し込み、茶碗に刻み海苔をかけてサラサラと。
二人で軽く2杯分はありましたね。 大満足な晩御飯となりました。
最後にアイスクリームがまだあります。
バニラ、抹茶、チョコ、カルピス、オレンジ、ゆずの中からひとつをチョイス。
オレは抹茶にしました。 嫁さんはゆずにしましたが、皿にいれずそのまま(笑)
眼鏡をかけた女将さんが「どちらからおいでですか?」と尋ねてきました。
「今は○○区に住んでるんですけど、昔はこの近所に住んでましてん」とオレ。
話しをしてみると、オレが行ってた中学の1年後輩の女将さん。
ふたりで最後に話しがめっちゃ盛り上がってしまいました(笑) 懐かしいですわ。
4時間近くいてしまいましたが、どうやらこの時期は予約客だけのようで
皆さんゆっくりと時間を気にせず食べられていたので、居心地は相当良かったと思います。
接客の点では少々気になったところもありますが、我慢出来る範囲内でしょうね。
何といっても一番の売りは、生きたふぐの切り身が食べられるということですね。
ここまで新鮮なふぐは他所では食べられないでしょうね。 値段もリーズナブルです。
こんなに美味しいふぐのコースが食べられたので、来て良かったと思いました。
嫁さんと女将さんにごちそうさんでした。 また来てみたいええお店でした。
3位
1回
2016/05訪問 2016/06/14
大型連休の関東&東北の旅も今日が最終日。
山形駅前から山交バスで約1時間、仙台へと移動してきました。
広瀬通一番町バス停で下車し、向かった先は稲荷小路にある味太助 本店。
仙台牛タン発祥の店としても有名です。
定番のテールスープも太助の初代の店主が作り出したそうです。
豊川稲荷の隣にあります。 まだ開店45分前なのでU字工事も誰もいません(笑)
30分前には、後ろに二人、開店の11時30分には10人ほどの行列が出来ました。
一番乗りでカウンター席の一番端へと案内されました。
カウンターの中にはスキンヘッドに眼鏡を掛けた大将、その両側に女性が二人、
接客担当の女性スタッフが定位置に立ち、丁寧に挨拶をして出迎えてくれました。
本場 仙台で牛タンを食べるのは、喜助さんで食べてから3年ぶりであります。
厚切りの牛タンが1.5人前 4枚付いてくるB定食と瓶ビールをお願いしました。
厨房で直立不動で立っていた大将が、おもむろにカバーを取ると牛タンの塊が現われました!
直径30cm、高さ20cm以上はあると思われる「牛タンタワー」です!!
それを一枚ずつはがして網の上へ。 下でいこった炭火で焼かれていきます。
注文してから5分とかからず、目の前に出てきました。
おお~! 以前に食べた喜助さんの牛タンより大きく分厚くて美味しそうです!
10cmほどの長さ、厚みは5mmはありそうですね。 表面に何本か切れ目が入れられています。
2枚はビールと一緒に、残り2枚は麦めしと一緒にいただいてみます♪
網目の焼きあとが入った牛タンは、程良く脂が染み出て怪しげで魅力的な光を放っています。
美味しさを増幅する適度な弾力。 素材の味を損なわない薄めの塩味。
過度な味付けなど必要ありませんね、これは。
少しの焦げも香ばしさを伴い味覚と嗅覚へと送り届けてくれます。
もちろん輸入ものではあると思いますが、丁寧に下ごしらえしてある美味しさだと思いました。
牛タンに添えられているのは、高菜漬けと青唐辛子のみそ漬け。 これも酒のアテになりそうです。
山形ひとめぼれを使ったもっちりとした麦めし、
ささがきされたネギと骨付き肉が入ったあっさり味のテールスープが付いていました。
開店から午後二時まではランチタイムサービスで定食が100円引きとなっていて
このB定食が1800円となっています。
少し値段は張りますが、値段以上の美味しさであることは確かです。
毎週来るという地元の常連さんも仙台でここが一番美味しいと言っていました。
今日はオレのおかげで一番乗りは逃したそうですが(笑) えらいすんまへん(笑)
究極のB級グルメである仙台の牛タン焼き、思い出したらまた食べたくなってきました♪
あの常連さんは今日も並んでるのかしらん。 マジで羨ましいです!
4位
1回
2016/09訪問 2017/07/11
青春18きっぷの旅で尾道にやって来た旅浪漫であります。
尾道の高台には東京からやって来て半年間だけ移り住んだ志賀直哉の旧居があります。
代表作である「暗夜行路」は、ここ尾道で草案が練られたそうです。
草案ではなく小麦粉を練っているのが、本通り商店街で大人気のパン屋の「パン屋航路」(笑)
暗夜行路をもじってつけた店名で、早朝7時から商店街に明かりを灯しています。
ガラス張りの店内は、5、6人も入ると動きが滞るほどのタイトな空間ですが、
オーナーは宇治にあるたまき亭で修業をした実力派らしく、
午後1時過ぎの訪問にもかかわらずいろんな種類のパンが販売されていました。
店のコンセプトは、生地の発酵と熟成にこだわり、粉の滋味を感じられるパン作り。
特別な日の特別なパンもいいけれど、日常の食卓に馴染む日々のパンでありたい・・・とのこと。
若い店員さんたちも元気いっぱいでハキハキとした対応で好感が持てましたよ。
◇ 博多明太フランス 185円
◇ しましし肉のソーセージとまいたけのパン・オ・グラタン 225円
◇ 抹茶と黒豆のベーグル 205円
◇ 蓮根とチェダーチーズ 185円
◇ カレーパン 165円
5種類のパンを購入。 どれも焼いて間がないようでまだ温かいパンばかりです。
人気のカレーパンは、出来上がりを待って買いました。 昼からでもどんどん焼くんですね。
今食べたいのはやまやまですが、自宅に持って帰って嫁さんと一緒にいただきました。
これでもかと博多明太子をいっぱい使って作った博多明太フランスの歯応えの良さ、
地元瀬戸田で獲れた猪肉のソーセージの濃厚さとまいたけの独特の食感のパン・オ・グラタン、
抹茶を生地に練り込み、黒豆を入れた国産小麦のもっちりとしたベーグル、
蓮根のサクッとした歯ごたえとクリーミーなチェダーチーズが堪らないパン、
ごろっとした牛肉が入った丸い形のカレーパンは一番人気らしくスパイシーな味わい・・・と
どれもレベルが非常に高くてビックリしました。
5個買って1000円でおつりがくるコスパも人気がある所以なんでしょうね。
こんなことを言ったらいけないのかもしれませんが、
尾道の喫茶店のモーニングは少々お高いので、パン屋航路さんのパンを買って商店街の広場や
岸壁にあるベンチでドリンクと一緒に食べるほうがお値打ちあると思いました。
ここは尾道に行ったら是非とも立ち寄って欲しいお店と自信を持ってお勧めできますね。
また寄らせてもらいます。 ほんまに美味しいパンたちでした。 ごちそうさん。 【1600】
5位
1回
2016/06訪問 2017/07/11
今回の旅は、日本海の沖合に浮かぶ隠岐諸島の旅です。
隠岐諸島は、島前(どうぜん)と島後(どうご)に分かれていて、島後は隠岐の島、
島前には西ノ島、中ノ島、知夫里島の三島があり、島内航路で結ばれています。
この日の夜に伺ったのは、中ノ島・海士(あま)町にある島生まれ島育ち隠岐牛店さん。
菱浦港から歩いて1分ほどのところにあります。
大自然の中、ミネラルいっぱいの潮風と太陽を浴びて育った隠岐牛は、
海士町で年間約1200頭が生まれますが、隠岐牛として市場に出回るのは、たった1割程度なんです。
この「幻の和牛」といわれる隠岐牛を食べさせてくれるのが、ここ隠岐牛店です。
この日は昼間に隣の知夫里島にある赤壁見学で往復四時間も歩いたので、お腹がペコペコ・・・。
風呂上がりのさっぱりとした後で寄ってみました。
玄関を入ると、正面に精肉の販売コーナーがあります。
午前10時から中休みを経て午後7時まで小売りされているようです。
店内は意外とこじんまりしていて、カウンター席が6席と小上がりの座敷が4卓あります。
ビエラのテレビが掛かっているカウンター席へと案内されました。
メニューを見ると、焼き肉は大まかに二つに分かれています。
一つはもちろん名物の隠岐牛、そしてもう一つは国産牛のホルモンになっています。
この季節他に白イカや岩がき、魚の干物などがメニューに並んでいるのも港町ならでは。
2800円の特選三品盛と焼き野菜、生ビールをお願いしました。 接客も丁寧ですね。
まずは生ビールが、それから5分ほどして待ちに待った幻の和牛 隠岐牛がやってきました♪
ブロック状のヒレ肉、薔薇の花のように盛り付けされたかた肉、淡いピンク色のもも肉の三種類。
どれも綺麗にサシが入っていて見るからに美味しそうです!
店長らしき男性が、「いつもはヒレは入らないんですが、今日は特別です」とほほ笑んでくれました。
おお~、ラッキー♪
タレは、甘みのあるものとニンニクが入った味噌だれ、そしてわさび醤油、海士産の塩の4種類です。
女性の店員さんが、普通のタレに味噌だれを混ぜると美味しくいただけるとアドバイスしてくれます。
教えてもらった特製だれをスタンバイ。 まあ、一通り試してみることにしますね。
無煙ロースターの鉄板にまだ赤みが残るラードを溶かして焼いてみます。
焼き野菜は、キャベツ、カボチャ、ピーマン、人参、玉ねぎ、しめじ。
キャベツはそのままかじることにします。
見た目通りの美味しさです! どれも柔らかくて溶けていきます!
タレなんてどれをつけても肉そのものが美味しいから、何もつけずにそのまま食べてもイケます♪
ピンポーン♪ 呼び出しチャイムを押して瓶ビールを追加です。
ビールを持ってきてくれた店員さんに聞くと、
この隠岐牛の特選三品盛は最高A5ランクで200g盛られているとのこと。
それで2800円なら高いというより格安なのかも。 そういうお客さんもおられますと言っていました。
三品の中になかったカルビの特選ばら肉 1600円も追加注文。 これは100gだそうです。
これもサシの入り方が見事です! こんな美味しい牛肉を食べたら自然と顔がほほ笑んできますね。
海藻焼酎のわだつみの精をお願いしました。 地元 島後隠岐の島町にある隠岐酒造の焼酎です。
琥珀色の焼酎は40度とかなりアルコール度数は高め。 しかしおすすめはロックとのこと(笑)
和らぎ水をもらい、ロックでいってみます♪ 確かにきますね~♪
思い残すことがないように、もうちょっとだけ隠岐牛をいただいてみますが、
だいぶお腹も膨れてきたので一番リーズナブルなカルビ極上ばら肉をお願いしました。
これはサシの入り方が大雑把な感じ。 焼いて食べても歯ごたえがあります。
でも、やっぱり美味しい♪ ゆずサワーと一緒にいただきました。
〆は、海士町産の米を使った卵かけご飯。 300円です。
ご飯の銘柄はわかりませんが、これは自宅で食べてる山形のつや姫のほうが美味しかったですね(笑)
卵はオレンジ色というよりも薄い黄色をしていました。 どこの卵でしょうか。
醤油は、島根県雲南市にある紅梅しょうゆのご縁醤(ごえんびしお)。
海士産の塩を使って作られているそうです。 あ~、食べた食べた♪ お腹いっぱいです♪
会計は8400円。 アルコールを飲まなければもっとお安くいただけますが・・・やはり飲んでしまいますね(笑)
ランチには、隠岐牛を使った1日10食限定の1500円の幻の贅沢丼がかなりおすすめだということです。
この日歩いた知夫里島にも牛が放牧されていたんですが、
どいつもこいつも立派な角があって道の真ん中にでんと居座って思いっきし威嚇されたことを言うと
「あれはほとんどがメスですよ」と言われました。 えっ、雌牛でも角がありますのん!?
今日は、赤いTシャツ着てたのがあかんかったんかな(笑) そういえばウチの雌牛にも角があるわ(笑)
いつも好き放題行かせてもらっている嫁さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。 ぺこり。
1500件目のキリ番レビューは、幻の隠岐牛にしました。 ごちそうさんでした。 【1500】
6位
1回
2016/09訪問 2016/10/21
JR松本駅西口(アルプス口)から徒歩7分ほど。
岡谷に本店がある「やなのうなぎ」の観光荘 松本店に行って来ました。
ホテルのような屋号ですが、蛍の光を観る荘(やかた)という意味で名付けられたそうです。
2014年6月に築百年の古民家を改装してオープンした店舗は、なかなか立派な外観です。
店の前には広い駐車場も完備されていますが、雨の中、ほぼ満車状態でした。
案の定、店内にあるウエィティングボードにもいっぱいの名前が書かれ、
待合の椅子は大勢のお客さんが座って順番を待っていました。 時刻は午前11時40分。
それでも30分ほどで名前を呼ばれました。 玄関で靴を脱いで店内へ。
畳敷きにテーブルが並べられた部屋へ案内されました。 2人掛けのテーブル席に座ります。
名物のやなまぶし丼の3切れ(3980円)をオーダー。 100円プラスして吸い物を肝吸いに。
やなのうなぎとは、かつて天竜川を竹で作った仕掛け 簗場(やなば)で仕切って
川魚や鰻を獲っていたので、そう呼ばれているそうです。
今も生きた鰻「活鰻」を使用しています。
その鰻を刻んだネギと山葵で食べるのが「やなまぶし丼」です。
雨の中歩いてやって来たので、昼間ですがまずは瓶ビールをいただきます。
スーパードライの中瓶が600円。 うなぎの骨せんべいが付いてきました。
あ~、昼のビールはよう回る♪ 午前中は松本城など見学してきたので歩き疲れました。
メニューを見ると、手作り豆腐があったので、それと日本酒の熱燗もお願いしました。
手作り豆腐は300円、熱燗は大信州の特撰辛口で500円。
手作り豆腐はすぐ出てきました。 焼き物の器に入っていてプリンのよう♪
ネギと生姜、それと醤油でいただきました。 なめらかな味わいで辛口の日本酒とも合います。
10分ほど待って「やなまぶし丼」が運ばれて来ました。 おお~、なかなかのボリューム♪
ご飯の入った丼に1/2匹分、丸い塗りの器2つに2切れ。 一匹丸々使っています。
こちらの鰻は、静岡の養殖うなぎを清らかな松本の地下水で鰻を打たせ泥臭さを除いて
関東風の背開きにして、蒸さずにじっくりと備長炭の炭火で焼き上げる関西風。
半世紀使ったタレに浸けて焼きます。
他には大きな肝が入った肝吸いと一品のきのこのおろし和え、キャベツの浅漬けが付いています。
手毬麩と菊菜、肝はかなりの大きさです。 プラス100円はかなりのお値打ちがあります。
さあ、店員さんに食べ方の説明を受けた「やなまぶし丼」いただいてみます♪
細かく刻んだ長ネギと山葵を混ぜて、それに甘めのタレをかけます。 それをさらに混ぜます。
よく混ざったらそれを鰻に乗せていただくわけです。
表面がパリッと、中がふわりと焼き上げられた鰻。 初めての味わいは少し感動的でした♪
こんなに鰻と山葵、ネギが合うとは!!
今までなんで知らなかったんやと悔やまれるほどの美味さ。
濃いタレをかけた鰻の蒲焼よりかなりあっさりとしたやなまぶし丼。 これはイケます♪
鰻の焼き加減も絶妙です。 パリッふわっが誰でもはっきりと分かる仕上がりです。
肉厚の鰻は食べ応え満点でした。 地元の人に人気があるはずですね。これは。
昼間からほろ酔い状態の旅浪漫ですが、満足感が溢れているふらつき加減(笑)
会計をして、早めに宿に帰って昼寝することにします。 これが気持ちええねん♪
やなまぶし丼、めちゃ美味かったです♪ ごちそうさんでした。
7位
1回
2016/06訪問 2016/07/03
隠岐四島の旅を終え、フェリーしらしまは境港ターミナルへゆっくりと入港しました。
時刻は、13時20分。 あいにくの梅雨空です。
西ノ島別府港から約三時間の船旅は、客室でずっと寝てましたが、やはりお腹は空いてきます。
フェリーを降りると、フェリー乗り場と直結した
みなとさかい交流館の1階にある回転寿司の大漁丸 境港店へ伺ってみることにしました。
ちょうどランチタイムも終わった時間だったので、待ち時間もなくカウンター席へ案内されました。
境漁港は、1992年からは5年連続で日本一の水揚げ量を記録したように日本有数の漁獲量を誇る港町で、
マグロをはじめ、紅ずわいがに、アジ、鯖、のどぐろなど旬の魚も楽しめるようです♪
目の前にあるタッチパネルで気に入ったお寿司を注文する方式。
もちろんレーンに回っているお寿司を取ってもええんですけどね。
値段は皿の柄によって、120円・143円・171円・238円・333円・429円の6通りあります。
すべて外税表示なので、これに消費税がプラスされます。 税込表示してもらいたいもんであります。
まずは、タッチパネルで生ビールを注文。 税別476円です。 店のオリジナルのジョッキでした。
◇ 赤いさき 238円 ◇ カニオール 429円 ◇ 白いか 238円 ◇ バイ貝 171円
◇ 本まぐろ中とろ 333円 ◇ あじ 171円 ◇ 生さば 238円 ◇ のどぐろ 333円
◇ さばしそ巻 120円 ◇ あら汁 95円
注文したにぎりは、すべて境港産。 やはりどれも新鮮で回転寿司とすれば、かなりレベルが高いです!
一番の特徴は、どれもネタがデカい! 都会にある一皿100円チェーン店の倍以上はありそうです。
中でもネタがデカくて美味しかったのが、あじ。
2貫で171円とリーズナブルですが、肉厚で歯応えもあり、これは産地ならではの味でしょうね。
カニオールは、生ずわい、生紅ずわい、焼紅ずわい、カニ身とみその軍艦の豪華四貫盛り。
ずわいのシーズンは外れていますが、紅ずわいはまだ旬の時期です。 これも境港ならではですね。
本まぐろの中とろは、2貫で333円と値段も手頃。 脂の乗りはイマイチですが、ねっとりと美味しかったです。
松江出身の錦織クンが大好きなのどぐろは、あぶりではなく出来たら生を食べてみたかったなあ。
これも2貫で333円は破格値だと思います。 これからが旬の白イカは、新鮮そのもの。
赤いさきの身の弾力、生さばの身のぷりぷり感、バイ貝のこりこりとした食感、どれも満足いくものでした。
ここから歩いて2、3分のところにある千代むすび酒造の日本酒(税別348円)もあり、言うことなしです。
細巻にも境港産の〆さばが使われていて、さすがやなと思いました。
95円のあら汁もCPからすると安すぎます。 あらには、まだ身がいっぱい付いていましたからね。
ひとつだけ、気になったのは後づけのワサビがパックではなく、小鉢に入った練りワサビだったこと。
最初から入っている量が少なかったこともあり、足りなくなってしまいました。
衛生面からも小分けされた市販のパックにして欲しいと思いましたね。
会計すると3445円。 生ビール、日本酒一合、お寿司9皿(18貫と細巻1/2本)、あら汁という内容です。
隠岐に行って来たけど、結局境港の魚のほうが美味しかったという残念な?結果となってしまいました(笑)
ホンマに美味しかったです♪ ごちそうさんでした。
8位
1回
2016/01訪問 2016/01/17
青春18きっぷの旅で日田にやって来た旅浪漫であります。
江戸時代に幕府の直轄地として栄えた日田は、天領日田とよばれる歴史、自然豊かな街です。
その日田には、有名なご当地グルメがあります。 日田焼きそばです。
JR九大本線 日田駅から徒歩10分ほど、
国道212号線の日田街道沿いに建つ想夫恋 新本店へ行って来ました。
市内のラーメン屋さんで食べられる日田焼きそばの発祥の店と言われています。
炒めた焼きそばじゃなく、「焼いた」焼きそば・・・想夫恋焼きという独自の作り方をするようです。
お昼の12時半の訪問です。 店内には、数名のお客さんが待っている状態です。
ウエィティングボードに名前を書き、待つこと5分ほどでカウンター席へ案内されました。
カウンター席はペアーシートになっていますが、間隔があいているので余裕があります。
焼きそばと大瓶ビールをお願いしました。 瓶ビールはサッポロとアサヒが選べます。
ちょうど焼きそばを焼く鉄板の前の席だったので、じっくり焼き方を見させてもらいます。
ビールには、サラダ味のあられがおつまみに付いてきました。
厨房の鉄板の前には、昔の中日ドラゴンズのユニフォームを彷彿とさせるような
肩にブルーのラインがはいった制服を着た店員さんが3人。 鉄板はそれぞれ3枚ありました。
まず大きな鉄板に油をひき、角切りの豚肉を炒め、湯通しした6つの自家製麺を大きく広げて焼きます。
一見すると、まるでお好み焼きを作っているように見えますね。
その上に大量のもやしやネギをのせ、しばらく焼いてひっくり返すと裏側には、焦げが見えます。
文字通り麺を焼くんですね~♪ そこに特製のソースをまんべんなくぶっかけます。
すかさず、麺ともやし、豚肉をオリジナルのヘラで豪快に持ち上げて混ぜていきます。
見るからにふわりとかさ高くなった想夫恋焼きが完成します。 ホンマに作り方は独特ですね!
焼きそば作り使うヘラも、想夫恋さんのオリジナルのようで、
持ち手が木製でまるでクロス張りの職人さんが使うものに似ています。
鉄板にもくぼみが作られ、豚肉の脂やもやしの水分がそこに集まり、
旨味が付いたそばが出来上がるそうです。 これも長年の試行錯誤のたまものといえそうです。
6人分に分けられた焼きそばは、鉄皿に盛られて目の前に運ばれてきました♪
熱々出来たての焼きそば、いただいてみます♪
焼いたそばのカリカリ感がいいですね~! 柔らかい麺とのコラボが絶妙です。
そしてもやし。 ほぼそばと同じくらいの太さ、食感なので違和感なく一緒に食べられていまいます。
角切りにしている豚肉は、ロースやヒレなどいろんな部位を混ぜられたもの。
この豚肉も個性的です。 普通は薄切りなんですが、歯ごたえがあり贅沢さが感じられます。
普通サイズで800円(税別)とやや高めの値段設定になっていますが、これはお値打ちがありましたね。
CPは悪くないと思いますよ。 ナンチャン似の店員さんもオレの質問に気さくに答えてくれました。
あまりに美味しかったので生麺のお土産(1個 619円)も2個買って帰りました。 ごちそうさんでした。
9位
1回
2016/07訪問 2016/07/21
名古屋市営地下鉄 桜通線の桜山駅で下車し、博物館出口から静かな住宅地の中を歩いて7分。
トップフルーツ八百文に果物たっぷりのモーニングを食べるためにやって来ました。
日曜日の午前9時に到着したんですが、店の前に待っている人が2組います。
店先にある椅子の上に名前と人数を書く用紙があったので、記入して待つことにしました。
奥から出てきたのが、この八百文の奥さん。 「お待たせしました。 ○○さん、どうぞ」
ショッキングピンクの服に、個性的な苺の蔦が巻き付いた帽子をかぶっています。
キャラが濃いですね~♪ でも見かけは派手ですが、丁寧な接客をされるご婦人であります。
20分待って店内に入ることが出来ましたが、そこらじゅうに果物が置かれていて
かなりカフェスペースは狭いです。 ママさんにカウンター席へと案内されました。
カウンター席が4席、テーブル席は4人掛けが2卓とキャパは12名のみ。 これは待ちますわな。
一応「モーニングは30分以内でお願いします」という張り紙もありました。
モーニングサービスは午前8時から10時30分までのサービスメニュー。
フルーツのドリンクを頼めば、無料で果物たっぷりのモーニングセットが付いてくるお得なセットです。
今が旬の宮崎産のマンゴーや桃、イチゴ、ブルーベリー、プラムなどがおススメのようでしたが、
好きなアンデスメロンが品切れしていたので、マスクメロン(580円)をお願いしました。
1280円もする静岡産のクラウンメロンが850円に値引きされていましたが、さすがにそれはちょっと・・・。
480円、580円、680円の価格帯がほとんどで、どんな病気の予防になるかメニューに書かれています。
15分ほど待ってようやく出てきました。 グラスにメロンのジュースがたっぷり注がれています。
「水一滴 甘み一滴入れていない」というジュースは、さすがに氷も入っていません。
完璧にメロンから作った100%メロン果実果汁の完熟ジュースです!
ストローで飲んでみると、冷たくメロンの甘みが口の中に広がります♪ これは、美味い!!
ドリンクだけでも580円の値打ちがあるんですが、大きな皿にはカットルーツがいっぱい並べられています。
5枚切りのトーストには、オリジナルのアップルジャムがたっぷり塗られています。
甘さ控えめでリンゴの風味を残した手作りジャム。 これも美味しくて絶品でした♪
赤玉のゆで卵の他は、カラフルなフルーツの花盛りです。
スイカ、バナナ、メロン、オレンジ、パイナップル、さくらんぼ、ブラッドオレンジ、
ブルーベリーと8種類の果物が並んでいます♪ 女性からは歓声が上がるほどですね。
どれも新鮮で自然な甘みが堪りませんね。 毎日このモーニングを食べられたらどんなに幸せなことか。
旬のフルーツを少しずつ食べられる豪華なモーニングセットに大満足しました。
東京の千疋屋、京都のヤオイソには負けますが、50年もの歴史のあるフルーツショップで、
1999年にパーラーを始め、日本経済新聞社 社長賞も受賞したこともあるそうです。
彼女や奥さん、子供を一度連れて行ってあげれば、
あなたの株も任天堂並みにグンと上がること間違いなしです(笑)
めちゃ美味しかったです♪ ごちそうさんでした。
10位
1回
2016/03訪問 2017/07/11
旭川の夜は、独酌 三四郎さんへ伺ってみることにします。
金曜日の夕方 五時過ぎの初訪問。 予約しなかったので、早めに行きました。
旭川の繁華街から少し外れた所にある三四郎。 外観は思ったより新しい感じがします。
昭和21年から営業している旭川きっての老舗の居酒屋さんです。
二重の扉を開けて店内へ。 なかなかええ雰囲気ですやん♪
右側に厨房とカウンター席、左が小上がりの座敷席となっています。
「お一人ですか?」 なんとかカウンター席に座ることができました。
まだお客さんはまばらですが、予約席の札がカウンター席にも立て掛けられています。
最初に瓶ビールをお願いしました。 サッポロラガーの中瓶です。
三四郎の女将さんの西岡美子さんは、道内初の利き酒師であり、
日本酒学講師でもある旭川の有名人、しかしこの日は残念ながらお休みのようでした。
いろいろ話しを聞いてみたかったんですが・・・。
いろんな酒のアテが揃った「おかみ旬の盆」をオーダー。 1600円(税別)です。
その前にお通しの小皿が出てきました。 酢大豆です。
これも三四郎さんの昔からの定番のお通しのようです。 作り方は簡単なようですが。
酢の浸かり方は浅めで硬い大豆で歯ごたえがあります。
隣に座った地元のおっちゃんが、親しげに話しかけてきてくれます。
赤星を飲みながら、酢大豆をつまみ、話しをします。
何となく八代亜紀の演歌に出てきそうな雰囲気が心地いいですね~♪
しばらくして、おかみの旬の盆が目の前に出てきました。
いや~、いろいろありますねぇ。 これは酒飲みが好みそうなラインナップです!
店員さんの説明を聞くと、ポテサラ、刺身の盛り合わせ、鮭のマリネ、蕗と揚げの煮物、
ウナギの肝、越冬野菜のサラダ、かしわ、小芋、人参の煮物、豚肉のフライ、ニシンの子、
そば団子のなんと十種類が小皿に盛られています! これで1600円ならお値打ちがあります。
刺盛りは、帆立、真タコ、鮪赤身、ボタン海老、蟹の身。
ポテサラはインカの目覚めを使っています。 どれもこれも道内産の地産地消スタイル。
どれも素朴で素材の味を大事にした一品が揃っているなという感じがしました。
女将さんが酒作りに参加した純米酒 風のささやきを燗してもらっていただきます。
道内一の酒どころ 旭川は、酒造りに欠かせない水・米・気温の三大要素が揃っているんですね。
そこのお酒が不味いはずがありません。 淡麗辛口で飲みやすいお酒です。
石造りの焼き場を担当しているおやじさん、札幌軟石で作られた炭焼きの焼き場で、
カウンターは北海道の真樺(まかば)の木を使っているんですよと教えてくれました。
内装まで地産地消ですか。 これは恐れ入りました。
円形の15の穴が開いたお酒の燗が出来る専用の湯煎器には、
三四郎さんの定番のお酒 新潟の麒麟山が出番を待っています。 それもいただきました。
新潟の酒らしくこれもスッと飲みやすい日本酒です。
京都で焼かれた酒器は、半世紀以上使われている個性的なもの。 壊れたら補充は利かないそうです。
続いて、合同酒精の甲類焼酎で作ったワリッカのお湯割りもいたたきました。
あっさりした甲類も飲みやすい。 どうやら旭川の人々は淡麗タイプのお酒が好きなようですね。
この日も外は氷点下10度くらいまで冷え込んでいますが、店の中はほっこり暖かいです。
暖かいのは、暖房が効いているだけじゃないんですね。
このお店の雰囲気、会話がほっこりさせてくれます。 まるでドラマの一場面のようです。
屋号の前に独酌と付いているのは、やはりカウンター席が特等席なんですね。
独りで手酌してこの雰囲気に浸れる。 ホンマの酒飲みが憧れるシチュエーションです。
ええ夜を過ごさせていただきました。 ごちそうさんでした。 【1400】
まず初めに2016年も黙って全国に旅させてくれた嫁さんに感謝申し上げます。
1月には九州一周、松山・宇和島・高知、犬山・小牧、3月は北海道 旭川・札幌、静岡 伊豆、
4月は伊勢、GWは関東・東北、6月は隠岐四島、7月は名古屋、鳥羽、尾鷲、8月は関東、金沢、
9月は二度の尾道、松本・上高地、10月は三江線・山陰、小松、津山・新見、11月は五島列島、
12月は南紀、富山・・・とほぼ毎月何処かに旅してきました。
食べログの有名店を巡るのではなく、歩いて見つけたお店に入るという私 旅浪漫のスタイルを
再確認した一年となったと感じています。 そして来年もそれを続けたいと思っています。
ただ食事をするだけでなく、出逢った人たちとの思い出やエピソードなども一緒にレビュー出来ればええなと
思っています。 皆さん、また2017年も一年間宜しくお願いいたします。
旅浪漫