旅浪漫さんのマイ★ベストレストラン 2018

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旅に浪漫あり 旅先には旨いものあり

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2018年も北海道から沖縄与那国島まで旅した一年となりました。 
年末年始の東北&北海道の旅、米子の旅、2月は飛騨高山の旅、GWは北海道離島(天売島・焼尻島・奥尻島)の旅、6月は福井の旅、鳥取の旅、7月は再び飛騨高山の旅、盆休みは九州離島(壱岐・対馬・種子島・屋久島)の旅、8月9月は金沢の旅、信州松本の旅、米子の旅、10月は沼津の旅、11月は新潟の旅、12月は八重山諸島(石垣島・与那国島・竹富島)の旅、鳥取の旅と合計年間45泊外泊する風来坊です(笑) 
会社の経費で落ちる出張ではなく、すべてプライベートな旅で訪れるので宿泊費も馬鹿になりません。改めて嫁さんに感謝申し上げます。ありがとう。 泊まりだけでなく日帰りの旅も滋賀や和歌山をはじめ数多く行ってきました。
一番想い出に残るのは、チェーン店ではなくその土地でしか食べられない名物料理やご当地グルメを食べられたこと。 
地方のレトロ喫茶店訪問なども楽しかったです。旅は出会いと別れ、一期一会です。もう会えない人もいるでしょう。
2019年もその気持ちを持って、いろんな店で美味しい料理とお酒を楽しみたいと思っています。




マイ★ベストレストラン

1位

味暦あんべ (鳥取 / 日本料理、かに)

2回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2018/12訪問 2018/12/18

親がに丼が、さらにパワーアップ♪ かに倍量の極は、究極の丼です♪

2018冬の高速バスの旅で鳥取にやって来た旅浪漫であります。

今回の旅は、嫁さんとお義母さんとの三人旅です。

以前に福井県の敦賀に住んでいて蟹を食べ慣れているお義母さんと嫁さんに

是非食べてもらいたかったのが、ここ味暦あんべの親がに丼です。

鳥取では、ずわいがに・・・松葉がにの雌を「親がに」と呼びます。

人気沸騰中のあんべさんの親がに丼は、

11月から年末までの親がにの漁期限定のスペシャルメニューです。


旅浪漫も四年ぶりに訪れました。 

鳥取駅から歩いて12分ほど。 旧袋川の近くにあります。 

午前11時の事前予約での訪問です。 角を曲がると、行列が見えてきました。

予約していない、または予約が取れなかった人たちが並んでいます。

その横を「ごめんやっしゃ」と進み、店内へ。

ちゃんとカウンター席を三席空けていてくれました。 おおきにです。

お品書きを見ると、四年前よりパワーアップしています。

バリエーションが増えて4種類の親がに丼がありました。


◇ 親がに丼 ・・・ 3500円(税込)  定番の親がにを8~10杯使って作られた丼です。

◇ 贅沢 ・・・ 4000円(税込)  ご飯の量は普通で、かにを増量しています。

◇ 特盛 ・・・ 4000円(税込)  ご飯もかにもどちらも増量しています。

◇ 極 ・・・ 4500円(税込)  かにの量を倍増している究極の丼。


いやいや凄いことになっています。 人気がさらにアップしているのが判りました。

嫁さんとお義母さんは、定番の親がに丼を。

旅浪漫はお義母さんのおごりということもあって(笑) 極と瓶ビールをお願いしました。


アサヒのスーパードライを飲みながら待っていると、5分ほどで出来上がってきました。

親がに丼には、かに汁と香の物が付いてきます。 かに汁はおかわりOKです♪

普通の親がに丼と極は、見た目のビジュアルは一緒ですが丼の大きさが違います。

一回り大きめの丼に親がにが、これでもか~っというくらい盛り付けられています。


◇ 内子塩ゆで  ◇ 生外子醤油漬け  ◇ プレーンのかに身

◇ 生内子醤油漬け  ◇ かに味噌で和えたかに身


5種類の親がにの味がこの丼にすべて盛り付けられています。

これぞ ザ・親がにです。  これを二人に食べてもらいたかったんです。

色鮮やかな雲丹のような生内子、パープルカラーの生外子、

いかにも美味しそうな内子の塩ゆで、味噌がたっぷりまぶされたかに身、

一番シンプルなかに身が目立たないくらいのラインナップ。 豪華なキャストです!

横を見ると嫁さんもお義母さんも「美味しい 美味しい」と言って食べています。

さすが蟹は食べ慣れている二人も、生の内子と外子は食べたことがないそうです。


食べながら店主の安部さんにいろいろ聞いてみました。

旅浪漫が食べている極は、親がにを14~15ハイ分の身が盛り付けてあるそうですが

その親がにの数ではこの丼は出来ないとのこと。 

盛り付けの配分を考えると、それ以上の蟹が必要だと言います。

「親がに一杯の身はこれだけです」と手のひらに乗せたかに身を見せてくれました。

雄のずわいがに・・・松葉がにより小型の雌の親がには、身がもっと少ないです。


聞けば、一日で3000匹の親がにを作業場で加工処理するそうです。

凄いですね~!!


鳥取県で獲れる親がにの数パーセントをここあんべさんが取引されています。

店先に積み上げた蟹のトロ箱は、伊達ではありませんね。

とろけるような生内子やぷちぷちとした生外子、弾力のある内子の塩ゆで、

濃厚な味噌でまぶされたかに身、じわっと旨味が出てくるプレーンのかに身。

ビールだけでは物足りずに地酒 燗あがり 日置桜の燗酒を昼間からいただきました。

あ~、めちゃくちゃ美味しいです♪

三人とも小さな親がにが入った かに汁をおかわりしました。 

おかわりすると「ありがとうございます」と言ってくれる店員さんの接客も良し。

今までは11月から年末、遅くても一月までの期間限定の親がに丼でしたが、

これからは4月まで味わうことも出来るそうですよ。

嫁さんとお義母さんの満足気な顔を見て、旅浪漫もホッと一安心しました。

四年ぶりの親がに丼、さらにパワーアップしていて大満足でした。

ごちそうさんでした。



青春18きっぷの旅で鳥取にやって来た旅浪漫であります。

夕べは米子で宿泊し、山陰本線で倉吉、鳥取と移動してきました。

米子、倉吉には雪が無かったんですが、青谷から積もりだし鳥取も生憎の雪です。

鳥取駅午前11時53分に到着し、食べログの人気店 味暦 あんべ さんへ雪道を歩きます。

約10分かかってたどり着きました。  

店の前には、発泡スチロールの箱が山積みになっています。

これってやっぱりカニが入れられた箱なんでしょうね。  

ちょっとぉ~、めっちゃ凄い箱の数なんですけどぉ~(^^)

「始まりました!! 当店自信の一品  親がに丼  1人前 3000円(外税)」の張り紙が・・・。

こちらで「親がに」と呼ばれるのは、大阪でいう「せこがに」  ずわいがにのメスなんですね。

資源保護の為、11月6日から12月末までと漁期が短いので、食べるならこの時期しかありませんね。

オスのずわいに比べて濃厚で安価なせこは、内子や外子も付いているので好きな人は多いと思いますよ。


まず木戸を、そしてもうひとつの扉を開けて店内へ。  

「あの~、さっき予約していた旅浪漫ですけど~」  

予約していたほうがいいとのことで倉吉駅からTELで予約しときました(笑)

カウンター席の真ん中に座らせてもらいました。

若い女性店員さんが、注文を取りに来ますがメニューはありません。

「メニューはないんですか?」 とオレ。  店員さんが言うには、ランチは親がに丼のみとのこと。

「ビールもないの?」 「生か瓶がどちらにします?」  

ドリンクメニューがあるのなら持ってきて下さいね~。

ご飯の量を聞かれたので、もちろん「多めでお願いします」(笑)

カウンター席と奥の座敷席も含めて店内はほぼ満員です。 凄い人気店なんですね。

ランチタイムということもありオレの後からも何組か訪れていましたが、

予約していないお客さんは「○時までに食事終わるのであればどうぞ」と言われていました。

駐車場も少ないようなので事前に予約していないと

近くの民間のパーキングを利用しないとダメな場合があるようなので注意が必要ですね。


思ったより早く5分くらいでカウンター席へ運ばれてきました。

かぶせてある蓋を取ると・・・おお~っ♪  これは、凄い!!

茹でたかにの身が左半分、かに味噌を混ぜたかにの身が右半分、

真ん中にはオレンジ色の生の卵巣・・・内子です


その上には、外子の醤油漬け。 甲羅の中には、茹でられた内子が入っています♪

せこがにの五重奏ですやん♪  これは豪華な丼です!  本場 鳥取でなければ食べられまへんな(^^)

もうひとつの器には、かに汁。 これもせこがにの足や甲羅が入っています。 

これはなんとおかわり自由という太っ腹!  

足の付け根などには身が残っているのでもちろん食べないとあきません。

小皿の黒い物体は、鳥取の「ハリハリ」という大根の漬物です。

さあ、いただいてみますわ~♪

茹でたせこかにの身も大ぶりで食べ応え十分♪  味噌が混ぜられた身もビールとの相性いいですね~♪

特筆すべきは、オレンジ色の生の内子の濃厚さ。  どろりとして鶏の黄身よりもっと濃い味ですね。

身だけ、味噌が混ざった身だけ、味噌と身の交わったところ、

そして内子の交わったところと味が微妙に違います。

なんという贅沢な丼なんでしょう♪  

こんなにいっぱいせこがにを食べるのは生まれて初めてです♪

プチプチとした外子の醤油漬けもご飯の上に載せて・・・これは堪りませんね~(^^)  サイコーです♪

ビールを追加しようと思ったんですが、700円と聞きやめました。 ちょっと高いですね。

ご飯多めにしても十分食べられましたし、ビールのアテにもイケました♪  めっちゃ美味かったですわ~!


若そうな男性の店主さんに尋ねると、親がに丼一杯に付き せこがにを7~8ハイ使っているとのこと。

都会の駅前に車を停めて2ハイ 500円くらいで売られてる せこがにとはわけが違いますわ。

普通は鳥取の賀露や網代の港で獲れたせこがにを使っていて、

必要によって浜坂や境港からも仕入れているようです。

そう考えると3000円は安いと思いますよ~。  

せこがに7~8ハイ、それにばらす手間を考えるとかなりお得です!

それに何といっても、あまり食べられない生の内子を食べられるのは値打ちがありますね。

回転が速くゆっくり食べられない雰囲気があったのは少し残念でしたけど、

これはわざわざ鳥取まで出かけてでも食べる価値はあると思いました。  

ごちそうさん。 これは、また食べたい丼です。


  • 親がに丼
  • 親がに丼 極 4500円(税込) (2018.12)
  • 5種類の味が楽しめます♪

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2位

ファミリーれすとらん ひろせ 寿し正 (北小松 / 海鮮、寿司、海鮮丼)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/04訪問 2018/05/07

焼魚御膳を見て思わず叫びそうになりました♪ 400種類の魚がここに集合♪

2018春の湖国周遊ぶらり途中下車の旅で北小松にやって来た旅浪漫であります。

2200件目のキリ番レビューにしたかった和食のお店です。

JR湖西線の北小松駅前にあります。 日曜日の午後1時の初訪問です。

1階には小上がりの座敷席とテーブル席があります。 2階にも席があるようです。

いきなり店員さんに「お時間がかかりますが、よろしいですか?」と聞かれました。

ぶらりと途中下車するほどなので時間は余裕があります。

テーブル席で相席となりました。 しばらく待ってから注文を取りにきてくれたので、

焼魚御膳(1800円)と瓶ビール(大瓶600円)をお願いしました。

メニューを見ると、御膳と定食の二通りがあり、値段が御膳のほうがやや高めです。

数量限定の定食メニューは1300円。

この日は平政・ひらめ・おながぐろ・石鯛・黒鯛・かにの各定食があり、

小鉢にあら汁が付いてくるそうです。

他に鮮魚のかぶと煮・白エビかき揚げ・鮮魚揚げ出し・穴子丼の定食にも

刺身とあら汁が付いてくると書かれています。 これはなかなか期待できそうです。

オレが注文した焼魚御膳は、何がでるかお楽しみ店主の勝手きまま・・・だそうですが。


サッポロ黒ラベルの瓶ビールを飲みながら待ちます。 じっと30分待ちました。 

目の前に出てきた焼魚御膳、思わず何じゃこらあ~って叫びそうになりました。

見たこともない赤魚がそのままの姿で横たわっています。 

店主に聞くと、高知の土佐清水で水揚げされたハチビキという魚だそうです。

それだけではありません。 鉢から飛び出しそうな毛がにが見えます。

これは新潟で獲れた毛がにだそう。 さらに刺身が三種盛り付けられています。

ホッコク赤海老(甘えび)、ヨロイイタチウオ、キハダマグロの三種類。

キミたちは何処から来たのかな~って聞きたくなりました。

びっくらこいて、若い店主に尋ねてみると、

日本各地から仲買を通さず直接港や漁師などから仕入れていて

仕入れた魚は素早く活け〆にして血抜きを行い肉質の劣化を防ぐそう。

驚くなかれ全国からここ北小松のひろせ寿司正に

一年間で約400種類の魚が送られてくるんだそうです。 いや~、凄いお店です。

こんな凄い店が湖西の片田舎の駅前(失礼!)にあったとは知りませんでした。


土佐清水のハチビキは半身でしたが、全長30cmほどあったので食べ応え十分。

淡白な白身がビールに合います。 

すぐに無くなったので地酒の萩の露 大辛口の熱燗もお願いしました。

小ぶりながら身がぎっしりと詰まった毛がには、一匹ではなく半身ですが

トゲが指に刺さりながらも食べます食べます。 食べ尽くします。

食べてもまだ刺身が残っています(笑)  もう一合飲もうと思いましたが、まだお昼。

ご飯と共にいただきました。 このコスパは尋常じゃあありません。

片付けをする店主に質問を投げかけました。

15年前からこのスタイルに変えたんだそう。 

それから人気が出てお客さんがどっと訪れるようになったようです。

付け焼刃のオレの魚の知識では太刀打ち出来ないほど造詣も深くて感心しました。

それにこれだけの魚が全国から入ってくるのは、店主の努力の賜物でしょうね。

再訪は確実です。 次はどんな魚が出てくるのか今でも楽しみです。

嫁さんにも話したら、是非行ってみたいというので連れていってあげたいですね。

軽い名前なので、それほど期待はしていなかったのが本心でしたが、

行って食べて話しを聞いてこれは凄い店だと気づかされました。

マジで美味しかったです。 ごちそうさんでした。 また行きます。


  • 焼魚御膳 1800円 (2018.4)
  • 土佐清水のハチビキ
  • 毛がに半身とに刺身三種

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3位

旬魚たつみ 岩美本店 (岩美 / 海鮮、郷土料理)

3回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥3,000~¥3,999

2018/12訪問 2018/12/21

旬の松葉がにフルコースをいただきました♪ この内容はさすがです♪

2018冬の高速バスの旅で鳥取にやって来た旅浪漫であります。

今回は嫁さんとお義母さんとの三人旅です。

旅の一番の目的は、今が旬の松葉がにを食べる事。

「なるべくリーズナブルに美味しくて新鮮な松葉がにをお腹一杯食べたい」

という二人のリクエストに応えてくれるのは、岩美のたつみさんしかないと

二か月前から予約しておきました。

ホテルのある鳥取駅から山陰本線で26分。 

岩美駅で下車し、駅前からはタクシーで向かいました。

到着すると、店の入口には「本日は予約のお客様で満席です」と書かれています。

土曜日の午後6時過ぎの訪問です。 

旅浪漫は三度目、嫁さんは二度目、お義母さんは初めてとなります。

出迎えてくれた女将さんが、小上がりの座敷席に案内してくれました。

今回いただいたのは、松葉がにフルコース。

お義母さん、ごちそうになります(笑)


【松葉がにフルコース ・・・ 15000円(税込)】


◆ 松葉がにのゆでがに・内子、外子身だし親がに

◆ 鱈の白子 

◆ 赤バイ(バイ貝)の酢味噌和え

◆ もさえびと蛸の煮物

◆ オリジナルの蟹の身入り出し巻玉子 味噌乗せ

◆ 松葉がに・ヨコワ・鰤・平目・蛸のお造り

◆ 焼き松葉がに

◆ 甲羅焼き(松葉がに味噌焼き) 

◆ 焼き魚 のどぐろ・ハタハタ・白いか・白バイ(バイ貝)

◆ 天ぷら 松葉がにのしそ巻き・真河豚・かぼちゃ

◆ 松葉がにのしゃぶしゃぶ・松葉がにの鍋

◆ 松葉がにの雑炊・親がに汁

◆ 抹茶ケーキ・梨


◇ 瓶ビール アサヒスーパードライ 大瓶  580円(税込)

◇ 瑞泉 上撰 燗酒 一合 300円(税込)  

◇ 瑞泉 純米酒 冷酒 一合 580円(税込)

◇ 香住鶴 山廃 特別純米 冷酒 一合 650円(税込)

◇ 諏訪娘 上撰 冷や(常温) 一合 300円(税込)

◇ 香住鶴 但馬の誇り 冷や(常温) 一合 300円(税込)

◇ チューハイカシス・レモン・ライム 各450円(税込)


さっきまで生きていたという松葉がには、

浜坂港 幸栄丸のタグ付き正真正銘の松葉がにです。

姿ではありませんでしたが、このコースには松葉がにが一杯半使われているそうです。

造りはもちろんのこと焼きがにや天ぷら、鍋にまで生の松葉がにを使っています。

それにたつみさんの価格表示は税込なので、15000円ですが実質13900円となります。

これがたつみさんの良いところです。 

ビールやお酒もリーズナブルなので、飲み過ぎました(笑)


新鮮な松葉がには、とにかく身離れが良くて、剥いた殻は半透明です。

そして手で蟹を食べても全く匂いがしません。 全然蟹臭くないんですね。

綺麗に花を咲かせた造りは、甘みも感じられて絶品の味わいでした。

この日のランチで鳥取あんべの親がに丼をいただいてきましたが、

たつみの親がには、さすがに内子と外子、かに身もすっきりとした味わいでした。

かに汁に入った親がにも、直前まで生きていたので

新鮮な内子や外子も身離れがよくて食べられましたね。 やっぱり凄い。

酔っぱらったせいか料理の写真を撮り忘れる失態をおこしてしまいました。

のどぐろなどの焼魚と松葉がにの天ぷらの画像がありません。

鍋は女将さんが小上がりの座敷で自ら作ってくれたものです。

午後9時には閉店するので、夜は早めに訪れるのがいいと思います。

嫁さんもお義母さんも大満足の松葉がにフルコースとなりました。

出来たらまた行きたいんですが・・・お義母さん(笑) 宜しくお願いします。

女将さん、ごちそうさまでした。



高速バスの旅で鳥取にやって来た旅浪漫であります。

今回は一年ぶりに嫁さんと一緒の日帰り旅です。 久しぶりなのでウキウキ気分♪

大雪に関する気象情報が発表される中、なんばOCATを7時00分に出発した日本交通の高速バス。

いつもなら中国道池田インターから宝塚にかけて渋滞するのにこの日はさすがにガラガラ。

中国道安富PAでトイレ休憩し、佐用ジャンクションから鳥取自動車道へ入ると景色は一変・・・。

まるで雪国です。 しかし鳥取・倉吉・米子と大阪間を走る日交バスはさすがプロ。

速度を控えながらも定刻通り9時50分に鳥取駅前に到着です。 市内もかなり積もっています。

昼は賀露港のかろいちで食事と買い物をして、早めの晩御飯に訪れたのが旬魚 たつみさん。

鳥取駅前から岩井温泉方面行の路線バスで約50分。

浦富海岸口から歩くこと5分。 なかなかハードな雪中行軍です(笑)

たつみさんの青い暖簾も寒風でバタついています。 午後5時の再訪問となります。

元気な女将さんに案内され、掘りごたつ式の小上がりの座敷テーブルへ。

足元に暖房があるので生き返りました(笑) 店内ももちろんポッカポカ♪

この時期に鳥取に来たら、やっぱりかにですね♪  松葉がに御膳を予約して伺いました。


◇ 松葉がに御膳 (要予約) 7000円(税込)

◆ 松葉がに(小)・親がに 茹で

◆ 焼き松葉がに

◆ かに刺しと旬のお魚三種のお造り

◆ 松葉がに みそ甲羅焼き

◆ 旬魚の煮付

◆ 旬魚と野菜の天婦羅

◆ 親がにみそ汁

◆ 小鉢二種

◆ 茶碗蒸し

◆ ごはん


今回の日帰り旅は、あまり時間に余裕が無く

松葉がにフルコースや会席は少々値段も張るので、このお手軽な松葉がに御膳にしました。

今年は天候が荒れ気味で漁になかなか出られないことから、松葉がにの値段は高騰気味らしいです。

昼間に寄った賀露港のかろいちでもあまり松葉がにが売られていませんでした。


オレは瓶ビール(大瓶)、嫁さんはチューハイカシスで乾杯~♪

たつみさんのええところはビールやお酒もリーズナブルなところです。 大瓶で税込580円。

すでにある程度の料理はテーブルにスタンバイされています。

まず茹でた松葉がにと親がに。 足の身を綺麗に甲羅にぎっしりと詰めてあります。

これはまるで宝物です!  隣町の浜坂港で水揚げされたほんまもんの松葉がに。

女将さんが言うには、何もつけずにそのまま召し上がってくださいとのこと。

松葉がにそのものの味を楽しんで欲しいと言われました。 あ~、美味すぎます♪

わざわざ雪の中を鳥取岩美まで来た甲斐があったというものです。

繊細な甘み、旨味、雌の親がにには濃厚なみそと内子、外子が入っています。

ビールでは役不足なので、地元岩美町にある高田酒造場 瑞泉の熱燗をいっときますわ♪

これも上撰一合が300円。 お安いですね~♪

たつみさんから歩いて5分ほどの場所にある高田酒造場。 やや辛口な喉越しのいいお酒です。


続いて焼き松葉がに。 さっきまで生きていたので、身離れが抜群にいいです。

それに女将さんがいうように手で持ってもかに独特の匂いがしません。 ほぼ無臭です。

女将さんの説明で新鮮さがよく分かりました。 これも絶品の美味さです♪

この焼きがにを松葉がにのみそ甲羅焼きに入れて混ぜ混ぜして食べると、

最高の美味さと女将さんが一押しなのでやってみると、これまた自然に笑えてくるほど美味い♪

みそそのままの美味さも酒飲みには堪りません。


お造りは、松葉がに・かんぱち・ひらめ・白いか・赤カレイの子まぶり。

お品書きには松葉がにと三種盛りとなっていましたが。 

赤カレイの子まぶりは、岩美町の郷土料理。 赤カレイの刺身に加熱した卵をまぶしてあります。

祭りの日や正月に食べるハレの日の料理だそうです。 これも酒のアテにバッチシです。

松葉がにの刺身は足1本だけでしたが、甘みがあり絶品♪ 忘れられない味わいとなりました。

かんぱち、ひらめも弾力があり美味しかった♪ 白いかは少々時期が外れていたのでまあまあ。


小鉢二種は、四種の珍味になっていました。 

これもお酒をゆっくり飲みたいと思わせてくれるラインナップ。

蛸と穴子の煮凝り、なまこ、湯葉豆腐、スズキの子の四種類。 どれも凝った作りです♪

お品書きになかった松葉がにの身を入れた玉子焼きがありました。 

味噌がたっぷりかかっています。 これも一風変わった逸品でした。

雪の中、わざわざ大阪から来たので出してくれたのかもしれませんね。 おおきにです。

茶碗蒸しは無かったけれど、代わりの珍味で大満足です。 

揚げたてを持ってきてくれた天婦羅は、獅子唐、南瓜、さつま芋、松葉がに、かながしらの天ぷら。

かながしらという魚は、上等の白身魚であっさりとしています。


大根と一緒に煮込まれたかんぱちのアラ煮は、アラ煮と言ってもかなりぷりぷりの身が付いています。

ボリュームもあるのでこれは持ち帰りにさせてもらいました。

いっぱいのおかずで食べるごはんには、親がにのみそ汁もあります。

鳥取駅前20時発のバスに間に合うように、慌てて食べたのでちょっともったいなかったなあと反省しきり。

今度はゆっくりと泊まりで来てみたいねと嫁さん。 さすがに帰りはタクシーで鳥取駅まで戻りました。

いつもながらハードな計画で振り回してスミマセン。 

たつみの女将さん、松葉がに御膳物凄く美味しかったです!  是非また宜しくお願いします。

ごちそうさんでした。


PS. この日の鳥取駅前20時発の日本交通の高速バスは、

鳥取自動車道通行止めとなったおかげで1時間以上遅れてなんばOCATに到着しました。 

運転手さんもお疲れさまでした。 市バスはすでに無く再びタクシーで自宅へと帰りました。

後日、米子道や鳥取道で車数十台が立ち往生した出来事がありました。 

それに比べたら今年もまだツイているのかもしれません(笑)  あ~良かった。



鳥取県岩美町にやって来た旅浪漫であります。

高速バス、JR山陰線と乗り継いで岩美駅に降り立ちました。 時刻は午前10時40分。

今回の目的は、旬魚 たつみさんで海鮮料理をアテに一杯やることなんですね~♪

午前11時30分の開店までまだ時間に余裕があるので、歩いて行くことにしました。

岩美駅からたつみまでは、約2km、まあ30分ほど歩けば着くでしょう(^^)  

途中、地元のスーパーで寄り道してしまったので、5分ほど遅れて到着です。

店の扉には、「貸切」の札が掛けられています。  あ~、予約してて良かった~♪

すでに店内は満員で、予約していない人は店員さんに断られて渋々帰って行きました。

浦富の人気店は、満員札止めといったところでしょうか(笑)

なんとか最後の空席、テレビがあるカウンター席の一番端に座ることが出来ました。

カウンターの反対側の小上がりの座敷席は、地元の家族連れで賑わっています。

写真入りのメニューの中から「前浜スペシャル御膳」、地物の生うに、

それと瓶ビール アサヒスーパードライを注文です。 ビールは他にキリンもあります。

前浜スペシャル御膳には、鳥取の夏の旬の食材 岩がきと白イカが付く人気ランチメニューです。

その割にお値段は税込1650円とリーズナブルなので、予約しないと入れないのがわかります。

生うには、地元 前浜田後(たじり)産。 濃厚な味が楽しめそうです。

やはりお客さんが一斉に入って時間がかかりそうなので、ビールを飲みながら待つことにします。

隣のお客さんが注文した「活 白いか踊り食い」は、

見るからに美味しそうでしたが、一人で食べるには量が多すぎるようでした。 

よく周りを見てみると、家族で訪れてみんなで大きな白イカを味わっているようですね。

ちなみに特大は4500円しますが、すぐに売り切れたようです。 下足は、揚げてくれます。

30分ほど待ってようやく前浜スペシャル御膳が運ばれてきました。

少し小ぶりな生岩がき、白イカとハマチ、鯵の刺身三種盛り、あご(トビウオ)のフライ、

イカと季節野菜のくず煮、磯の酒蒸し、イカと胡瓜の酢の物、地物のもずく、茶碗蒸し、

ご飯、香の物が付く豪華版です♪  これはお安いですね~♪

生の岩がきは、ブランドの夏輝には見劣りしますが、ぷりぷりの濃厚な身が美味しそうです♪

レモンを絞り一口で、いただきました(^^)  あ~、先日鳥取駅前で食べた岩がきより新鮮です。

白イカの刺身は、やっぱり活 白イカのような半透明な身ではありませんでしたが、

甘みとまろやかな食感は感じられました。 醤油は地元の岩田醤油が使われています。 

ハマチの身の弾力と綺麗な鯵の刺身にも満足です。

サクサクと美味しかったのが、あごのフライ。 

このトビウオも今が旬でさっき寄ったスーパーでもいっぱい売られていました。

イカと季節野菜のくず煮は、しまめイカの下足に茄子、大根、人参を一緒に煮た一品。

甘辛く炊かれていて美味しかったです。  イカと胡瓜の酢の物もイケました。

和食には、ビールより合う日本酒をお願いしました。

これもたつみさんから歩いて2、3分の所に蔵がある高田酒造場の瑞泉 上撰を熱燗でいただいてみます。

やっぱり地元の食材には地元のお酒が合いますからね~♪

磯の酒蒸しには、イガイ、シッタカ、タバコニシという貝が入っていました。 

これも地元の海で獲れたものでしょうね。  

イガイは、オレンジ色の実が意外と美味しい(笑) 

巻貝のシッタカは、尻高貝と呼ばれる貝だそうです。 ちょっとシッタカぶりです(笑)

タバコニシといわれる貝も爪楊枝で身をほじくっていただきました。

もずくも年いった人なら「もぞく」と呼ぶ地元の一品。 鳥取の長芋が一緒に添えられています。

香の物は、らっきょう、昆布の佃煮、それと瓜かな・・・と思ったら、地元の胡瓜なんですって。

デカい胡瓜ですね~♪ ポリポリとした食感が堪らず美味かったです。

もうちょっとお酒が欲しい気分だったので、瑞泉の純米生 冷酒も注文。

生の酒だからかはわかりませんが、アルコール度数が強く感じられるお酒でしたね。

一品で頼んだ生うには、持ってきた時「なんじゃこれ、ちっちゃ~」と思ったんですが、

ムラサキうにではなく「幻のうに」ともいわれる高価な赤うにだそうです。 

舌に少しずつ乗せてゆっくりと溶かして濃厚な味を楽しみました♪

ご飯のおかわりも可能なんですが、これでごちそうさん。

いや~、ビールと酒も飲んで会計が3680円とは、充分満足しました。

わざわざ30分かけて歩いて来た甲斐がありましたわ(^^)  是非また行ってみたいと思います。


【追記】

このところ鳥取づいているんですが、

元々は昔からこの岩美町に海水浴に来ていたので少し知ってるんですね。

いつも東浜で泳いでいました。 そう、初めて来たのは40年ほど前になりますね。

高校生の頃に臨海学校で訪れた人もいてるんじゃないでしょうか。

高齢化で民宿の数も減り、国民宿舎いわみ荘も無くなり、

かんぽの宿岩井温泉も老人ホームとなってしまいました。 東浜の生協も無くなって久しいです。

無人駅の東浜のホームの待合室で寝てて交番のポリに起こされたことも多々あり(笑)

旅浪漫の若かりし頃の想い出の土地のひとつなんですね~。

それとこの日、途中にあるスーパー サンマートで「あるもの」を探したんです。

それは、瓶入りの岩美牛乳。 

残念ながら今はサンマートさんでは売られてなかったので

店員さんに会社の場所を聞いてたつみの帰りに寄ってみることに。

ちょうど鳥取駅行きのバス停の近くに会社があったんで、岩美牛乳を売ってほしいと言うと、

10年ほど前に製造中止したと言われました。 

あ~、残念。 思い入れのある牛乳やったんですけどね・・・

紙の蓋はまだ手元に置いてあります。  最後まで読んで下さりありがとうございました。


  • 松葉がにフルコース 15000円(税込) (2018.12)
  • 正真正銘の松葉がに
  • 松葉がに ゆでがに

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4位

酒菜や 醍 (羽幌町その他 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2018/04訪問 2018/05/06

羽幌で人気の居酒屋さん♪ 豪華な刺し盛りはおすすめです♪

2018春の北海道の旅で羽幌にやって来た旅浪漫であります。

キリ番2200件目のレビューは迷いましたが、ここ酒菜や 醍さんにします。

山崎旅館の奥さんもおススメの地元で大人気の居酒屋さんです。

当日の17時前に電話予約を入れると、お一人様ならと入ることが出来ました。

午後6時の初訪問です。

2017年12月にオープンしたそうですが、外観は以前のスナックそのもの。

居抜きでオープンされたんですね。

カウンター席と小上がりの座敷があるコンパクトな店内です。

眼鏡を掛けた若いご主人は、札幌や小樽、草津温泉、地元のなか川さんで

修業を積んできて腕は確かなようですね。 現在36歳だそうです。

◇ 刺身盛合せ ・・・ 一人前 1000円

◇ 出し巻き玉子 ・・・ 500円

◇ 春野菜の天ぷら ・・・ 600円

◆ 瓶ビール(スーパードライ中瓶) ・・・ 600円

◆ 旭川 男山 燗酒一合 ・・・ 400円

◆ 増毛 国稀 冷酒

◆ 秋田 刈穂 冷酒

◆ 熊本 花の香 冷酒

◆ 梅サワー ・・・ 500円

まず驚いたのが、リーズナブルな値段設定です。

刺身盛合せがなんと一人前1000円! 内容も凄いです。

地物の苫前の平目、天塩の北寄貝、真つぶ、焼尻のやりいか、羽幌のほたて、

そして勝浦の金目鯛、塩釜の天然本まぐろ、サーモンの八種盛りです。

これは実にお安いですし、地物が多く新鮮そのもの。 

これだけでもお酒が何杯でも飲めそうです。 美味しかったですね~♪

関西人には食べ慣れた出し巻玉子も丁寧に上手に作ってあります。

一人で食べるにはボリューム満点なので、二人でシェアがおすすめです。

うるい・タケノコ・タラの芽・アスパラ・キビトロ(行者ニンニク)の

春野菜の天ぷらもサクサクと見事な出来栄えです。 塩でいただきました。

口の中に広がる甘みと苦み、ようやく訪れた北海道の春の味を楽しめました。 

これも美味しかったです。

お酒は、旭川の男山を熱燗で、増毛の国稀、秋田の刈穂、熊本の花の香を

それぞれ冷酒でいただきました。 梅サワーを最後に飲んでごちそうさん。

ご主人の大ちゃんや隣り合った地元のお客さんとの

会話も楽しめて充実した楽しい夜となりました。 いや~、いいお酒でした。

初口コミが2200件目の記念レビューになってしまうほどの名居酒屋です。

これからもっと人気店になって予約必須になるかもわかりません。

酒菜や醍の醍醐味は美味しくリーズナブルに・・・ですね。

出来たら北海道の日本酒も増やしてください。 お願いしますね。

でもまた羽幌に来たら是非とも再訪したい居酒屋さんです。

ホンマに美味しかったです。 ごちそうさんでした。

【2200】


  • 刺身盛合せ 1000円 (2018.4)
  • 瓶ビール(中瓶) 600円 (2018.4)
  • 出し巻き玉子 500円 (2018.4)

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5位

桔梗屋 (富士見町、後藤、博労町 / 日本料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/09訪問 2018/10/20

酒は純米 燗ならなお良し♪ ワンランク上の料理とお酒がいただけます♪

2018初秋の高速バスの旅で米子にやって来た旅浪漫であります。

一年ぶりの米子の夜は角盤町にある桔梗屋さんに事前予約して訪れてみました。

山陰の大阪といわれた米子の繁華街 朝日町、角盤町にあって

入口の純和風の雰囲気は他の店とは一線を画すもの。 ええ感じですね~♪

税別5000円の基本コースでの予約です。 

6000円のグレードアップコースもあったんですね。

土曜日の午後6時半の初訪問。 玄関で靴を脱いで板敷の間へ。

L形のカウンター席に先客はおらず、写真を撮らせてもらいました。

タージン似の店主は、滋賀の名料亭 招福楼で八年間修業した細木さん。

神奈川藤沢出身の奥さん、もう一人の板前さんの三人で対応してくれます。

桔梗は明智光秀の紋で、花言葉は誠実とのこと。

カウンター席の一番端に座らせてもらいました。

隣の席との間隔にも余裕があり、掘り炬燵式の楽チンさと相まって寛げそうです。


瓶ビールはキリンハートランド。 いつもの調子で瓶ビールを注文しましたが、

サッポロエーデルビルスというドイツ仕込みのピルスナー生ビールが

桔梗屋さんのおススメなんですね。 それはちょっと残念。

枝豆と一緒に出てきたハートランド。 ライトな飲み心地がイマイチかな。

「お仕事で米子においでですか?」と細木さん。 いつもプライベート旅行なんです。


◇ 先付 ・・・ ズイキと白バイ貝の酢味噌和えとほうれん草と花茸の白和え

◇ 椀物 ・・・ 金目鯛、松茸、四角豆、牛蒡の吸物

◇ お造り ・・・ 赤ひら(天然かんぱち)、鰹、白イカ、蓼(たで)

◇ 寿司 ・・・ かますの寿司

◇ 八寸 ・・・ 真丈、穴子の南蛮漬け、本バイ貝、ピーマンの葉、煮玉子、

蒟蒻、無花果の赤ワイン煮、茗荷

◇ 焼物 ・・・ 自家製のどぐろの一夜干し、玉蜀黍(とうもろこし)の天ぷら

◇ 炊き合せ ・・・ 舞茸、生木耳、厚揚げ、いんげん豆

◇ 御飯物 ・・・ 炊き込みご飯、湖山池産シジミの味噌汁、香の物

◇ デザート ・・・ 豊水梨、シャインマスカット


献立表は無かったんですが、ちゃんと説明していただけました。

とにかく内容の濃いコース料理です。 丁寧な仕事ぶりで誠実さが表れています。

5000円にしては、大きなのどぐろや金目鯛、松茸、かますなどの

高級食材も使われていてコスパはかなりいいと思われます。

これなら6000円のグレードアップは相当お値打ちがあるものなんでしょうね。


日本酒はすべて燗酒で4種類を一合ずついただきました。

◆ 無窮天穏 天雲 生酛純米吟醸 改良雄町 (島根県出雲市 板倉酒造)

◆ 冨玲 生酛 おり酒 (鳥取県北栄町 梅津酒造) ※ 限定40本

◆ 玉櫻 生酛純米改良雄町 (島根県邑南町 玉櫻酒造)

◆ 山陰東郷 生もと仕込み オレンジラベル (鳥取県湯梨浜町 福羅酒造)

◇ 天穏 齋香 生もと純米吟醸 (板倉酒造) ※ お猪口味見

◇ 瓶ビール キリンハートランド 中瓶

◇ ゆず酒ソーダ割


個性的な日本酒が並びますが、中でも限定40本の冨玲生酛おり酒は効きました。

度数は21度と日本酒にしては高め。 にごり酒で、かなり酸味が強いです。

はっきり言って美味しい酒ではありませんでしたが、

店主の言うように「変態的な」日本酒でした(笑) 話しのタネになります。

美味しかったのは、天穏の天雲。 黄色い色で辛口のキレがあります。

小さな蔵元の山陰東郷はあっさりと飲みやすいお酒でした。

玉櫻に出てきたどじょう掬いのひょっとこの徳利と

「酒は純米 燗ならなお良し 上原浩」の猪口が、いかにも山陰らしくて良かったです。 


コース料理はコスパ抜群でしたが、お酒は少々値段が高めという感じ。

酒飲みにしたらもう少しリーズナブルなお酒も置いて欲しいというのが願いです。

それでも美味しい料理とお酒で満足しました。

ごちそうさんでした。


  • 先付
  • 金目鯛の椀物
  • アカヒラ、かつお、白イカのお造り

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6位

うめしま (壱岐市その他 / 牛料理、ステーキ、焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2018/08訪問 2018/09/06

是非食べに行きたかった壱岐牛♪ 活き活きとした粋な牛肉でした(笑)

2018夏の島旅で壱岐にやって来た旅浪漫であります。

対馬で二日間を過ごし、厳原港から午前6時45分発のジェットホイル ヴィーナスに

乗って壱岐の芦辺港に約1時間後の7時50分に到着しました。


キリ番2300件目のレビューということで、

この日の夜に食べた壱岐牛のうめしまさんをご紹介します。

芦辺港フェリーターミナルから歩いて2分ほどの場所にあります。

1か月以上前に電話で事前予約して訪れたんですが、

手違いがあり予約されていませんでした。 担当者の名前も聞いてなかったんです。

スマホの発信履歴も1か月前までで連絡したという証拠も示すことが出来ずに

仕方なく店内で空きが出来るまで待つという最悪の状況。

しかし店の女将さんが丁寧な対応で40分ほど待って席に着くことができました。


「申し訳ありませんでした」という女将さん。 お心遣いありがとうございます。

さあ、気を取り直して焼肉をいただきます。

セットメニューは無いようなので、単品で注文することにします。

◇ 特撰ヒレ肉 ・・・ 1980円(税込)

◇ 特撰ロース ・・・ 1780円(税込)

◇ 特撰カルビ ・・・ 1380円(税込)

希少部位ではなく、スタンダードな部位です。

さがりというメニューもあるということでしたが、この日はありませんでした。

瓶ビール(中瓶 550円)と一緒に味わうことにします。

30cm四方の四角いジンギスカン鍋のような傾斜が付いた鉄板に肉を並べて焼きます。

100gでこの値段なら精肉店で販売している価格と変わりません。


壱岐牛の歴史は古く弥生時代の遺跡からも牛の骨や歯が発見されています。

年間5000頭以上の仔牛が生まれますが、その大半は佐賀牛や松阪牛、神戸牛といった

有名ブランド牛の産地で育てられる為、壱岐牛は幻の和牛と呼ばれています。

壱岐の八幡半島に自社牧場がある梅嶋さん。 リーズナブルな値段で提供されています。


どの肉もピンク色をして霜降りで綺麗なサシが入っています。

軽く表面を炙ったレアで食べると、肉の旨味が口に広がり蕩けていきます。

離島の牛は海風で運ばれるミネラルをたっぷり含んだ牧草を食べて

ストレスがなく美味しい牛肉となるわけですね。


キャベツや玉葱、南瓜、ピーマン、茄子が入った焼き野菜セット(330円)も焼いて、

ビールが空いたので麦焼酎 壱岐のお湯割りをオーダー。

壱岐は麦焼酎発祥の地なので、今夜は麦焼酎をイキますわ(笑)

普段は芋を飲んでいるので、まろやかで飲みやすい。

合計300gの肉はあっという間になくなり、続いて壱岐牛の角煮と野菜サラダを

お願いしました。 野菜サラダは、キャベツの千切りでいたって普通。

黒っぽい壱岐牛の角煮は、棒状の牛蒡も入っていて歯ごたえと柔らかさがある

美味しい牛肉でした。 酒のアテにはバッチシですね♪

壱岐の華の水割りとチューハイ梅を飲んでごちそうさんです。


最初はアクシデントがありましたが、気分よく焼肉を食べることが出来ました。

女将さんの接客姿勢に感謝申し上げます。 

是非食べに行きたかった幻の壱岐牛は、活き活きとして粋な味がした和牛でした(笑)

また食べに行きたいです。 ホンマに美味しかったです。 【2300】


  • 特選ヒレ肉(上)・特撰カルビ(左)・特撰ロース(右)
  • 特選カルビ 1380円 (2018.8)
  • 瓶ビール(中瓶) 550円 (2018.8)

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7位

地魚料理 若大将 (屋久島町その他 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/08訪問 2018/09/28

ヤクシカ、おじさん、カメノテなど、屋久島の海の幸・山の幸を堪能出来ます♪ 

2018夏の島旅で屋久島にやって来た旅浪漫であります。

33年ぶりの屋久島の夜。 今夜は屋久島らしいご馳走を食べることにします。

そこで選んだのが、宮之浦にある地魚料理の若大将。

万全を期して事前に予約して訪れました。 午後6時の初訪問となります。


宮之浦川が流れる益救(やく)神社通りの一角にお店はあります。

L形のカウンター席9席と奥に小上がりの座敷席が14席ほどある居酒屋さん。

まだ先客は誰もいませんでした。 しかし予約客でほぼ満席だそうです。

瓶ビールをお願いしました。 お通しはゴーヤチャンプル。

あまり居酒屋のメニューで見たことがない「カメノテの蒸し焼き」をオーダー。

海岸の岩場にへばりついてる貝の仲間です。 ビジュアルはかなりリアルです。

中の身を食べるんですが、地元の人のように器用にはいきません。

歯で外殻を割って中の身をいただきます。 

あっさりと潮の風味があり、弾力もあり酒のアテにすれば、最高です♪

外殻を取るのも一種のルーティンと思えば、邪魔くさくないと思いますね。

屋久島には焼酎の蔵元が二軒あります。 

バナナの葉のラベルでおなじみの三岳酒造と最近人気のある本坊酒造。

三岳は大阪でも飲めるので、今夜は島ならではの焼酎をいただきます。

まずは本坊酒造の芋焼酎 水ノ森。 屋久島産のさつま芋シロユタカで作られています。

口当たりのいい水割りでいただきましたが、やはりまろやかですね。


メニューを見れば面白いのを見つけました。 オジサンの姿焼き(笑)

名前からしてあまり美味しそうに感じませんが、地元で獲れた魚の名前だそうです。

スズキの仲間で顔の前面に髭があることから、そう呼ばれています。

開きではなく立体的に盛り付けられていのもいいですね。 

前から見るといかにもオッサン(笑) 食べてみると淡白な白身魚で美味しいです。

続いて屋久島限定の芋焼酎 屋久の島をお湯割りでいただきます。

水が美味しい屋久島の形をラベルにしてあります。 これも飲みやすいです。


「お隣にお客さん座らせてもらってもいいですか?」と女性店員さん。

補助席に誰が座るのかと思っていたら、若くて可愛い女性です。

話しかけてみると明日樹齢3500年といわれる縄文杉を見学して、

九州最高峰の宮之浦岳を登ると言います。 大阪から来たそうです。

酒も入っていて二人で屋久島の話しをして盛り上がってしまいました。


珍味ヤクシカのロース肉のたたきを追加注文。 彼女はヤクシカのにぎりをオーダー。

たたきは2000円しますが、一頭からわずかしか取れない希少部位とのこと。

2/3は、たたきで火を入れてありますが、残りの1/3は生肉です。 

食べてみても全く臭味、クセはありません。 噛んでみると旨味があります。

これは、屋久島ならではの珍味でしょうね。 話しのタネにもなるでしょう。

三岳酒造の愛子も島ならではの焼酎です。

屋久島にある愛子岳から名付けられた芋焼酎です。 2000年から販売されています。

2001年に御誕生された愛子内親王に因み、皇太子殿下に献上されたこともある焼酎。

今宵は個性的な島の芋焼酎をいただいて、旅浪漫はほろ酔いになりました。

〆にいただいたのは、島の名産のたんかんで作られたたんかんサワー。

たんかんの果汁をたっぷり使った濃厚な味わいのサワーです。


「これはサービスです」と黒ぶちメガネの店主(店主の友達らしい)が出してくれた

かんぱちのにぎりを彼女とシェアーしてごちそうさん。

いやいや、久しぶりの屋久島の夜。 めちゃくちゃ楽しめましたね~♪

珍しくて美味しい肴や珍味、ぐいぐい飲める地元の焼酎、可愛い女性との楽しい会話、

2300件目の記念レビューにしたいくらいでしたけどね(笑)

店主や店員さんの接客も良く、屋久島での人気店ということがよく分かりました。

大満足でした。 ごちそうさんでした。


  • カメノテの蒸し焼き 750円 (2018.8)
  • 水ノ森 水割り 550円 (2018.8)
  • オジサンの姿焼き 750円 (2018.8)

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8位

あんらく亭 (高山 / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/07訪問 2018/07/29

静かな高山の夜に似合う落ち着いた雰囲気の居酒屋♪ おススメします♪

2018夏の高速バスの旅で飛騨高山にやって来た旅浪漫であります。

日が暮れて団体の観光客が姿を消し、静かな夜に戻った高山の街。

樽平さんの通りを奥に進むと、三軒長屋の一角にあんらく亭があります。

今回の旅では一番楽しみにしていた居酒屋さんです。

電話で事前予約しましたが、名前も電話番号も聞かずに「おいでください」と。

確かに口コミは少ないようですが、少し心配しながら午後6時に訪れると

店には先客はおらず白髪白髭のご主人が出迎えてくれました。


カウンター席が8席と奥に座敷席がある小さなお店です。

カウンターの椅子は個別ではなく、つながった長椅子タイプ。

土間で靴を脱いで座ります。 これは落ち着きますね。

まずは瓶ビール。 そしてカウンターにある手書きのお品書きを見ると

意外にも魚介類が多いので、お刺身の盛合せをオーダー。 

山間にある高山ですが、日本海はそう遠くはありません。

すぐにお通しの焼き茄子と一緒にサッポロ赤星が出てきました。

朱塗りの五合枡の煙草盆、八角形の柱時計、ガラスの電灯笠からの光は穏やかです。


細身で飄々とした店主。 京都の同志社大学で考古学を学び、

奈良の二上山で遺跡を発掘し、著書も多数出版する日本考古学協会の会員の御仁。

メインは考古学で、あんらく亭は副業だとおっしゃる面白い人でもあります。

食べやすいように一口大にカットされた焼き茄子でビールを飲みつつ、

話しをしました。 BGMは団塊の世代の店主が青春時代に流行ったフォークソング。

そのなつ懐かしい1970年代の歌声とシンクロするのが、

壁に掛けられたHOKENの柱時計のカチカチという音。 実に居心地がいいです。


勘八、とり貝、まぐろ、紫雲丹、真鯛、赤いか、海老、赤貝の八種盛りは

涼しげな硝子の皿で出てきました。 どれも新鮮そのものです。

焼物のお銚子で出てきた地酒 老杉の熱燗がぐいぐい進みます。

居酒屋は副業だといういう店主ですが、なかなかどうして

兵庫の有馬 古泉閣や高山の一流料亭の角正で修業をされていて腕は一流です。

次は、奥能登で獲れた天然物の岩ガキをポン酢でいただきます。

肉厚で海のミネラルが凝縮した濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、絶品です。


徐々に地元の顔馴染みの常連さんたちが訪れ始めました。

しばらくは一人でゆっくりとお酒と料理を楽しみます。

箸休めに注文した蜂の子。 

下呂市小坂町にある天領酒造の麝香清水(じゃこうしみず)の冷酒。

地元高山の言葉で話す会話を聴きながら、グラスを傾けます。

時間がかかると言われてしばらく待った穴子の天ぷらには、茄子や獅子唐、南瓜、

さつまいも、さらに稚あゆまで入っていました。 丁寧な仕事ぶりです。

大吟醸 氷室の生酒もグラス800円と値段もお手頃。 

やや黄色みがかった色で、奥行きが感じられます。 気分よく酔うてきました。

店主が二上山でで発掘したサヌカイトの石器なども見せていただきました。

〆にいいちこを炭酸で作ったプレーン味の酎ハイを呑んでごちそうさん。


この店はいつまで続くかわからないという店主の吉富さん。

あの太田和彦氏や高山出身のカリスマ左官の挾土秀平氏もお気に入りの居酒屋です。

もちろん旅浪漫もお気に入りになりましたよ(笑)

落語の祖といわれる僧 安楽庵策伝から取った屋号のあんらく亭。

大人の隠れ家というという表現がぴったりの居酒屋さんです。

大将、お元気で。 ごちそうさんでした。


  • 瓶ビールとお通しの焼き茄子
  • 刺身盛合せ
  • 岩ガキ酢

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9位

さえ丸おじさんの店 (沼津 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2018/10訪問 2018/11/03

名前の通り魚もお酒も冴えわたっています♪ おひとり様でもOK♪

2018 JR秋の乗り放題パスの旅で沼津にやって来た旅浪漫であります。

人生初めての沼津の夜です。 

人気の山正さんに電話するも断られ、二番目の候補さえ丸おじさんの店へ。

アーケード名店街にある元漁師が営む魚料理が自慢の居酒屋さんです。

店内は割とコンパクトな造りで、カウンター席が7席とテーブル席が3卓。

どうやら二階には座敷席もあるようです。

いっぱいのサイン色紙が飾られたカウンター席へ座らせてもらいます。


○にさの文字、さえ丸鮮魚店とプリントれたTシャツを着た店員さんに、

お任せ刺し盛りの中サイズとスーパードライの瓶ビールをお願いします。

まず出てきたのは、瓶ビールとお通しのばい貝の煮付。 

こういう魚介系の手の込んだお通しが出てくる居酒屋さんは、大概美味しいです。

一度、関東で飲んだ時キャベツのざく切りが出てきて閉口した記憶があります。

ワシ昆虫とちゃうねんから(笑)と思いました。
 
ええ味に煮付けられたばい貝、歯応えもいいです。 

上に漁で使うガラス玉が並べられたガラスケースには、

いっぱいの新鮮な魚がスタンバイしています。 

その中から選りすぐりのお任せ刺し盛りが出来上がってきました。

金目鯛、まぐろ、カマス、カンパチ、さんま、イサキ、水だこの七種盛り。

メニューには五点盛りとなっていましたが、七点盛りになっていますやん!

嬉しい悲鳴です(笑) 一人で食べるにはボリューム満点。 

これで税別1500円です。 店名の通り冴えていますね~♪

内容もよくこれはコスパもいいと思いますね。 もちろん味も抜群です。

新鮮な刺身が出てくるとビールでは役不足。 日本酒に切り替えます。

最初は定番の花の舞 辛口を燗酒でいただきます。 浜松のお酒で一合430円。

すっきりとした辛口で飲みやすいですね。


元々静岡県は温暖で日本酒造りは比較的困難とされていた土地柄ですが、

良質な湧水を使い酒質の向上に取り組む酒蔵が多く美味しい日本酒が増えました。

焼津の磯自慢、藤枝の志太泉、そしてここ沼津には白隠正宗があります。

沼津の高嶋酒造 白隠正宗きもと純米の辛口を冷酒でいただきます。

「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と称えられた

臨済宗の中興の祖 白隠慧鶴(はくいんえかく)の名を冠した日本酒です。

冷酒は枡の中にグラスを入れ注ぎこぼすタイプ。

色はやや黄色っぽく、辛口とあるが思ったよりも辛くなくすっきりとしたお酒です。

どちらかと言えばもう少しクセがあるほうがオレは好きですけどね。

まあ、刺身には合うかと思います。

次に注文したのは、魚のアラと大根の煮物のハーフサイズ。 値段は600円(税別)

少し出てくるまで時間がかかるので早めに注文している方がいいと思います。

何種類かの魚のアラが入っています。 身のよく付いた頭の部分が入っていました。

う~ん、これも食べ応えあるので他の料理が食べられないです。

天保三年(1832年)に静岡県島田で創業した

大村屋酒造場の日本酒 若竹の鬼乙女特別純米酒ひやおろしを冷酒でオーダー。

今が旬の季節限定ひやおろし。 鬼乙女というわりにラベルの女性は可愛いです(笑)

幸という名が付けられています。 

そういえば、むかし幸という女と・・・なんてね(笑) しみじみと飲ませてもらいます。

江戸時代、大井川の川越人夫や旅人に愛された蔵元 大村屋酒造場。

口当たり良くさわやかな飲み心地がします。 さすがひやおろしですね。


魚のアラをほじくりながら隣り合ったお客さんとの会話も楽しめて良い夜です。

おじさんの店員さんもフレンドリーでいろんな情報を教えてくれます。

ズラリと並んだ焼酎の種類も豊富。 地元のお客さんも多い証拠ですね。

〆に静岡らしく焼酎の緑茶割り お茶割を飲んでごちそうさんです。

カウンター席があるのでおひとり様でも楽しめます。

旅浪漫は居心地がいいので三時間ほども滞在してしまいました(笑) 

また沼津に行ったら是非とも立ち寄りたい居酒屋さんです。 ごちそうさんでした。


  • お任せ刺し盛り(中) 1500円
  • 白隠正宗 きもと純米 670円
  • 魚のアラと大根の煮物(ハーフ) 600円

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10位

蔦屋 (野辺地 / 寿司)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/01訪問 2018/02/03

思いがけないサービスに大満足♪ 本場のホタテは実に美味しい♪

年末年始の旅で野辺地にやって来た旅浪漫であります。

青い森鉄道の野辺地駅に降り立ちました。

ここからは八戸方面へと向かう青い森鉄道と大湊へ行くJR大湊線が接続しています。

下北半島の付け根に位置する野辺地町は、陸奥湾に面する港町です。

陸奥湾の名物といえばホタテ。 北海道に次ぐ全国第二の漁獲量があります。


野辺地駅を出るとロータリーのすぐ向こうに見えるのが蔦屋さん。

ホタテ料理で有名なお寿司と定食のお店です。

二重になった扉を開けて店内へ。

左にカウンター席が6席と右手にテーブル席が3卓あります。

白髪で眼鏡をかけた温厚そうなご主人が出迎えてくれました。

カウンター席の端に座らせてもらいます。 灰皿があるので店内は喫煙可です。

ホタテの刺身、塩焼き、フライが付く2500円の特製ホタテ定食をオーダー。

正月3日のお昼の初訪問になりますが、テーブル席は地元のお客さんで満席です。

ネタケースには、新鮮な食材が並べられています。


テレビで箱根駅伝を見ながら15分ほど待って出来上がってきました。

大きなお盆に刺身、塩焼き、フライ、小鉢、香の物、ご飯、味噌汁が乗せてあります。

ホタテの刺身の横には、まぐろの刺身があります・・・えっ、これってトロですやん!!

寡黙なご主人に聞くと、「大間のまぐろの大トロです」と笑っています。

普段は赤身だそうですが、今日が新年最初の営業となるのでサービスだそうです。

三切れ付いています。 めちゃくちゃラッキーです♪

この大トロを寿司にしたら、この定食と同じくらいの値段になるんちゃいますか?

オレが尋ねるとご主人はほほ笑むだけ。 なかなか粋な大将です。


では、早速いただいてみます。

立派なホタテの刺身は、都会で食べるホタテの比ではありません。

まず大きさが違います。 厚みが3cmほどもある巨大な貝柱です。

大将に聞くと、陸奥湾の養殖の4~5年ものだそうで

貝殻は15cmくらいになるそうです。 それが6切れとボリュームたっぷり。

食べ心地も、よくスーパーで売られているふにゃりとした食感ではなく、

貝柱が縦に割れるのが口の中で確認できるしっかりとしたものです。

これが新鮮なんですね。 そして大間のまぐろの大トロ。

綺麗なサシの入った芸術品のような大トロです。 これは口の中で溶けました(笑)

今朝、朝ご飯に浅虫温泉の鶴亀屋食堂で山盛りのまぐろ丼を食べた旅浪漫、

しばらくはまぐろの刺身いらんと思っていたんですが、これは別ですね~♪

新年最初にホタテ定食を頼んだお客さんということでのサービスですから、

いつも付いてくると言うわけではないのでご注意ください。

ホクホクのホタテの塩焼き、揚げたてのホタテのフライも肉厚でぷりぷり。 

どちらも美味しくいただきました。

小鉢には、山芋のとろろと短冊。 とろりとしていてこれも美味しかったです。

ご飯を食べ終わると茶碗の底に蔦屋の文字が現れます。 これも粋です。

本当ならビールを飲みたかったんですが、朝から飲んだので我慢しました。

本場のホタテは、やはり普段食べるホタテとは全然違いましたね。

野辺地まで来た甲斐がありました。 大将、大トロありがとうございました。

ごちそうさんでした。 【2100】


  • 特製ホタテ定食 2500円 (2018.1)
  • ホタテの刺身と大間まぐろ大トロ
  • 大間のまぐろの大トロ

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