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昼の点数:4.8
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.8
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|サービス 4.3
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.2
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.8
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| サービス4.3
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| 雰囲気4.0
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| CP4.2
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| 酒・ドリンク- ]
玄そばを石臼手挽きし、手打ちした三七蕎麦♪ 庶民的な敷居の低い名店です♪
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辛味大根おろし蕎麦 1600円 (2020.2)
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辛味大根おろし蕎麦
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奥飛騨産そば粉の二八そば
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シジミ出汁のそば
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長崎産の穴子天
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お品書き (2020.2)
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一品・飲み物 (2020.2)
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他のメニュー (2020.2)
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店頭案内
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外観
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2020/02/17 更新
2020冬の飛騨の旅で下呂にやって来た旅浪漫であります。
今回は3泊4日の飛騨の旅。
青春18きっぷの時期ではないんですが、普通列車の乗り継ぎ旅です。
何故かというと、料金が安いから(笑) 乗車券のみで特急券は使いません。
大阪から京都、米原、大垣、岐阜、美濃太田と乗り継いで
下呂駅1番ホームに11時18分に到着です。
ここから先、高山行は13時57分発までありません。
ちょうど昼ご飯を食べるのに好都合。 普通きっぷで途中下車も出来ます。
そう考えたら待ち時間も苦にならんもんです(笑) プラス思考で行きましょう♪
今回向かったのは、下呂でミシュランガイド一つ星の蕎麦屋の仲佐。
下呂駅を右に出て、地下道をくぐり、益田川に架かる下呂大橋を渡ります。
渡った信号を右折、次の信号を渡り、郵便局を過ぎた道を左折、
下呂市役所の前を右に曲がると、行列が見えてきました。
20人ほどは並んでいるでしょうか。 到着すると同時にオープン。
入れるかどうかと思いましたが、カウンター席へ案内されました。
待ち時間なし。 これはついてますね~♪
順番に注文を取りに来ます。 オレのところにも店員さんが来ました。
お品書きを見ると、予定していた蕎麦三昧がありません。
う~む、何にしようか。 無難に辛味大根おろし蕎麦をオーダー。
値段は税込1600円。 そこそこの値段がしますが、庶民でも支払えます(笑)
ちょうどカウンターの横に仲佐が掲載されている雑誌や専門誌が
置かれていたので、それを読んで待つことにしました。
右隣の男性は店員さんから「先生」と呼ばれています。
雰囲気からして地元の常連さんのようです。
話しかけてみました。 「今日は普段より空いているんですか?」
「ちょうど着いた途端にオープンして幸運にもすぐに座れました」
とオレが言うと「今日は寒いですからね」と笑って答えてくれます。
話していると、「先生」の蕎麦が出てきました。
シジミ出汁のネギの入ったかけそば。 お品書きには書かれていません。
週に一回は訪れるという地元のお医者さんだそう。
珍しい蕎麦なんで、失礼を承知で写真をお願いすると
「いいですよ」と快諾してくれました。 心の広い御仁です。
さらに続いて店員さんが持ってきた長崎産の「穴子の天麩羅」を
ひとつおすそ分けしていただきました。 ありがとうございます。
これもメニューにはありません。
塩をつけていただくと肉厚の凄い穴子です。
天婦羅にしても弾力が感じられます。 ごちそうさんです。
いろいろ世間話しているとワタクシの辛味大根おろし蕎麦も出来上がりました。
店員さんに尋ねると、本日の蕎麦は「奥飛騨産の蕎麦」の
小麦粉三、蕎麦粉七の三七蕎麦だそうです。
店員さんの対応も親切丁寧で好感が持てます。
まずは出汁のついていない上の部分の蕎麦をそのままいただきます。
程良い弾力で喉越しもいいです。 蕎麦の風味も感じられます。
小麦粉が三割入っているとは思えない蕎麦。
十割よりも蕎麦らしい蕎麦です。
今まで食べた中でも、一番美味しいかもしれません。
辛味大根おろしもそれほど辛くありません。
おろし蕎麦の本場福井でもこれだけ美味しい蕎麦は
なかなか食べれない食べられないんじゃないでしょうか。
最後に、そば湯も出てきました。 あ~、美味しかったです。
実はこの蕎麦は、「奥飛騨産」の「そば粉」を仕入れて
打った手打蕎麦ではありません。
待っている間に読んだ本に店主の中林新一氏の生い立ちから
現在までのストーリーが書かれていました。
栃木県足尾町に生まれた中林さん、
小さい時から祖母が打った蕎麦が大好物だったそう。
聞いた話では、母乳の出が悪かった母親は、
赤子の中林さんにそば湯を与え、離乳食はそばがきだった。
何よりも蕎麦が好きな中林少年。 将来は、そば屋になろうと決心する。
中学卒業と同時に東京白山にある精進料理屋に就職し
休日には東京のそば屋を食べ歩き、ますます蕎麦が好きになった。
ある時同僚に勧められて岐阜県高山市にある精進料理店の角正で
コースの後に食べた蕎麦に、自分が求めていた蕎麦に出会ったそうだ。
11年勤めた東京の精進料理店を辞めて、高山の角正に入った。
その店の蕎麦は玄そばを仕入れ、電動石臼で製粉してもらったそば粉を打つ。
それではなく手刈天日乾燥した玄そばを自分で仕入れ、
石臼で手挽きし、手で打つ。 人工的な機械的なものを一切使わない。
店の営業時間が終わってから修業を重ねたそうだ。
玄そばからそば切りまで自分のスタイルを確立した中林氏は、
下呂温泉の食堂の娘恭子さんとお見合いをし結婚。
12年間勤めた角正を辞め、恭子さんの実家の食堂仲佐を継いだそうだ。
ネットの口コミを見ると、量が少ない、値段が高いと酷評する人にも
読んでもらいたいストーリーが書かれていました。
今でも玄そばを石臼手挽き手打ちのスタイルは変わっていないようです。
美味しい蕎麦をいただきました。 「先生」もありがとうございました。
ごちそうさんです。 また行かせてもらいます。