2010年神奈川フードバトルに行ってきました。開催地はシロコロホルモンで一躍有名になった神奈川の厚木です。
ゴールデンウィークの5月4日・5日に開催されました。
埼玉でも同じような催しが開催されており、来場者数は埼玉のほうが2倍近かったようです。
ただ、神奈川フードバトルのほうは、今年の秋にB1グランプリがここ厚木で開催されることになっており、このB1グランプリの前哨戦とみる向きがあったようです。
テレビでも大きく取り上げられていたため、ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。
私はといいますと、会場に行ったは行きましたが、何も食べませんでした。
だって、この日は今年初の夏日を記録した日。こんな日に延々と並ぶ気力はありません。
それに、どこもありきたりの料理ばかりで、食べたいという気にさせるのがほとんどありませんでした。
唯一食べたいと思った「なつかしい給食あげパン」が投票による一番人気になったそうです。1個100円でした。
購入はチケット制になっており、このフードバトルは前売りで1000円分のチケットを購入するシステムになっていました。しかし、このあげパンを買うためだけに1000円のチケットを買う人はいません。他に店には並ぶ気はないのですから。
でももはやこれってB級グルメじゃないですよね・・・。主催者側も「まさかここが一番人気?ヤバイよ」と思ったに違いありません。
本来のB級グルメは各地方で長年愛されてきた庶民派グルメであったり、安い食材を手間ひまかけて作った料理だからこそ、支持されるものです。
にもかかわらず、最近は「まちおこし」の名に各地方の個性を無視したウケ狙いのジャンクフードが乱造されており、この状況が続くと本物が育たず単なるB級グルメは一過性の「ブーム」で終わってしまう気がします。