タケマシュランさんが投稿したプリンチピオ(東京/麻布十番)の口コミ詳細

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タケマシュラン

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プリンチピオ麻布十番、赤羽橋、六本木/イタリアン、ステーキ、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

何かの間違いだろう

食べログ4.05(2017年8月)と十番のイタリアンとしては最高得点です。テーブルのみ6卓12席と小さな店内。21時以降はバータイムであり予約なしアラカルト注文もOKとのこと。

ボトルの泡で乾杯。グラスワインも取り揃えられているのですが、当店はボトルワインの値付けがそう高くなく、よく飲むふたりであればボトルのほうがお得でしょう。

アミューズまでオリーブでつなぐ。このオリーブが中々に美味しくオイルも清らかであり、清潔で美しく健やかな毎日をめざす味わいでした。

グリッシーニは普通です。

先頭打者はトマトの冷製スープにブッラータ(モッツァレラに似たチーズにクリームが練りこまれたような食感のフレッシュチーズ)。新鮮で濃密なトマトの酸味が爽やかで、夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。

石鰈のカルパッチョ。イタリア料理屋でカレイを生で食べるのは初めてかもしれません。コリコリと歯ごたえがあり逞しい味わい。白桃や青トマト、マスタードとの取り合わせもセンスが感じられ、全体として深みのある清潔感を覚えた一皿でした。

パンも美味しい。ああ、パンって小麦からできてたんだよな、と再認識できる小麦の厚み。あまりに旨く、都合3個もおかわりしてしまいました。

鱧のフリットに大麦のリゾット的なもの。私は鱧という食材についてそれほど興味はないのですが、当店のシェフの手にかかれば魅力抜群に見えてきました。

スープにはジロール茸の滋味が溶け込み、それが浸み込む大麦も名脇役。サマートリュフの香りが心を漂白し、素晴らしいお皿でした。

カルボナーラの冷製タリオリーニ(卵を使った平打ちパスタ)。ただのカルボナーラとは異なり、ペースト状のトウモロコシと粒状のトウモロコシが波状攻撃。コンソメのジュレも味わいに変化をもたらし、サンダニエーレ産の生ハムがクリアな塩味を補完する。それほど高い食材を用いているというわけではないのに、この美味しさはやんごとない。

ピチのアラビアータ。ピチとは小麦粉と水だけから作られる、丸くこねた太麺パスタです。讃岐うどんのようにコシがあり食べ応え抜群。様々な肉のラグーと白茄子が渾然一体となって迫り来る。

赤ワインのグラスも色々あったのですが、やはりボトルがお得だという結論に達しました。「色々説明して頂いたのに申し訳ありません」とサービスの女性に詫びると「いえいえ、ワインあるあるです!それにしても見事なチョイスです!」と胸が温まる一言。彼女は微笑むだけで周りのものがぱっと輝くような雰囲気の持ち主であり、サービスの鏡です。

メインは鹿児島県産の豚ロースを炭火焼きで。中勢以が手がけた熟成であり、巷の下品ななんちゃってエイジングとは一線を画します。旨味が増した豚肉は赤身はもちろん脂身まで旨い。イェニチェリのように勇敢なアタックがあり、じっとりと口に残る甘い。メインの肉でここまで美味しく食べさせるお店はなかなかありません。

私が選んだデザートはティラミス。カクテルグラスに敷き詰められており、たっぷりの酒とたっぷりのナッツが加わったビターな逸品はまさにカクテルのようです。完全にオトナ仕様。

連れは長野県産ブルーベリー。

お茶菓子とエスプレッソで〆てごちそうさまでした。

お会計で驚き。私は37,500円、連れは33,000円と予想したのですが、正解は30,000円と少しでした。何かの間違いだろうと伝票を見ると、食事はたったの6,800円!こんなに有意義な6,800円があるか?十番で費用対効果が一番良いイタリアンはカーザヴィニタリアと信じていたのですが、その頂点を軽々と飛び越えていきました。

料理も全てがきちんと美味しい。素材の味が良く、味付けも申し分ありません。ただし男性的な印象の調味が多く、キュルンキュルンしたOLちゃんには重く感じるかもしれません。

酒もそう高くなくサービスも申し分なし。完全無欠なお店でした。もっと早くに訪れておけば良かったなあ。何度でもお邪魔したいお店です。オススメ!

■写真付きのブログはコチラ⇒ http://www.takemachelin.com/2017/07/prin.html

2017/08/30 更新

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