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ホテルから
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歩いて３分
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遠景
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アプローチ
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鐘
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テーブルセッティング
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ジンジャーエール
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そば粉のパン
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ズッパ
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旬菜ゴロワ風インサラータ
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超絶ウマぃ
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薪窯
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薪火
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白糠産エゾ鹿肉の薪火焼き
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赤ワインソース
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命をいただく
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思わず涙ぐんだ
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グレープフルーツのブディーノ
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ハーブティ
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宴 終わりし 帰り道
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倉本聰氏が思い描いたレストラン。
コンセプトがたっているのはわかりますが、
彼自身が厨房に立つわけではないはずなので
そうすると実際に料理をするのは誰なのか。
気になって見ていたら、あれ？
シェフのお名前、あとお店の名前・・
何だか見覚えがある、まさか！
食べログでもシェフの前身の店を
調べました（口コミ部分）
都内で愛されていたお店を閉めて
北海道に渡るというのか。
道産素材を大切に扱うお店、
この舌でしっかりと味わいたいと思いました。
春蝉の鳴く森の中を散歩し、アプローチを降りて
店に着いたのは夕方の５時半頃でした。
名前を告げて店の中へ、一番客です。
ある程度パーティションで仕切られるような
心地良い空間が広がっていますが、
私は予約で案内されていたカウンターへ
エスコートされます。目の前には厨房が
すでに胸の高鳴りを覚えます。
満足感が得られるのをこの時点で確信できる。
プリフィクスでお願いし、飲み物もオーダー。
パンと一緒に運ばれてきます。
最初はスープです、人参とトマト（だと思うｗ）
ビジュアルがコートドールみたい。
マダムが謙遜されてましたが、美味しいです。
別々に食べても合わせても、なので
３つの味わいが楽しめる構成ですね。
空調の気持ちよさとリンクするんです。
初夏の心地良さがありますね。
次はスペシャリテ、ゴロワ風サラダです。
北海道の洋食においては、このような
プレゼンテーションが多く見られるようになりました。
こちらの料理人の皆さんの想いが共通するんですね。
生産者への感謝、美味しく食べてほしいとの願い。
しかし後は独自性です。やはり先駆者は強かった
↓
グリーンにかかるわさび（風味？）のドレッシング
基調をなしてます、絶妙の味わいですね。
海の幸・山の幸がそれぞれ配されており、
創意工夫を凝らされた極上のまかない。
胃袋のキャパシティを踏み越えない、
メインへの導線の役割も果たしています。
↓
わかさぎもたこも鹿パテも全部美味しくて、
特にスモークサーモン！凄い食感
時間をかけて味わいました。
お皿の状態は確認され厨房へのオペレーションが
気持ちよいです。ここでひと言挟みますと
接客はとてもいいですね。
オープン間もない為か瑞瑞しさがあります。
この感覚を久しく忘れているのかもしれませんが。
薪窯の火を眺めていたら、メインが来ました。
このたびは鹿をお願いしました。
お肉の状態どうだろう？と思いましたが、
温かくて且つしっとりと味わえました。
ちょっと甘めのソースを纏うのかと思いきや
スパイシー、自分の好きなやつだ♪
鹿のフレーバーとの融和を巧みに操りますね。
↓
あと、ガルニ。評判ゆえに期待してましたが
素材を生かすのが実に素晴らしい。
ホワイトアスパラ、ひらひらと繊維が
ほぐれてゆく様な・・ってこれどうやったら
こんな風に美味しくなるんだ？
メインも食べ終わり、あとはドルチェです。
これまた名物のプリン、
口に運ぶと・・！思わず涙ぐむ。
しばし目を閉じていました（これはやばい）
聞くところによると、お店を開けた２０年前から
作り続けているそうで、見た目のシンプルさからは
窺い知れない複雑な工程を経ているそうです。
男性客に人気だとか。
納得、今後これしか頼まない。
全体から受けた印象ですが、どっしりしてますね。
今まで北海道になかった店とは思えません。
イタリアンですが、北海道料理ですね。
食材が喜んでいるのが良くわかります。
接客は誰に対しても分け隔てなくしていただき
有り難かったです。
シェフとマダム、そして有用なスタッフがいて
お店は始まったばかり。
客としてこれからどれほどの月日、
お付き合いできるのか。できるだけ長く
よろしくお願いします。
最後に、倉本氏のひと言を引用して終わりと致します。
「うまいものをくうというのは
ほんとに、いいことであります」
ありがとうございました