タクレレさんが投稿したアピシウス(東京/有楽町)の口コミ詳細

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たまにする外食の記 ★

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アピシウス日比谷、有楽町、銀座/フレンチ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

レッドカーペット

0泊2日 小旅行 ⑨
それと、キリ番です。

東京に出てきたのは久しぶりです。
国内でも突き抜けた上質なフレンチを
楽しめる店が多いです。

ジャンルとしてモダンフレンチも
興味はありますが、私はクラシカルな嗜好なので
選択肢も限られてきますが、
こちらはある意味王道でして
何年か前から伺いたいと思っていたもので
今回実現へとこぎつけました。

この降りてゆく階段、なんだかスターにでも
なった気分ですよね。心の中で手を振ってました(笑)
近づくとドアがカチャっと開く音が聞こえます。
名前を告げて店内へ・・

外見も中身も垢抜けない田舎者で
そういうところは対外的にサービスに
影響する場合もあるのでしょうが、
マナーに反しないよう、あとは
ただ美味しいものと向き合えればと席に座ります。
男性のおひとり様が他にもいらっしゃいました。

コースではないのですが、予約の段階で
食べたいものをアラカルトで指定しておいたので
その確認を受けてあとはスムーズに提供されます。
年配の男性がついてくださいましたが
温厚な方で話しやすい感じでしたね。

シャンパンを頼んで、オリーブが来ます。
つまんでいますとアミューズも来ました。
スモークサーモン、穏やかな塩加減
それと添えられている野菜がとっても美味しい。
繊細で柔らかく、こういうスターターで
お店の格というものを実感できますね。
そして、序盤からスペシャリテの登場です。

【雲丹とキャビア、カリフラワーのムース、コンソメゼリー寄せ】
崩して食べるのがもったいないですよね。
ムースの上にちょんちょんと雲丹・キャビアが乗ってますが、
中を割ると大量に出てきます。
まずはムースなんですがこれが極上です。
ひんやりとしていて塩気と酸味が微かに交錯し、後追いさせる。
それとこの料理のためだけのコンソメ、替え様のない受け皿です。
ゴールデン・クヮルテットと表するのが相応しい、
素材全てが主役級の美味しさでした。

ここでシェリー酒をお願いします、事前情報でそのお酒が
合うと知ったので。次はスープですが、これまたスペシャリテです。

【小笠原産母島の青海亀のコンソメスープ シェリー酒風味】
これは必ず頼もうと思っていた料理です。
どこまでも透き通っているのではなく、神秘的な湖の様。
スープを口元に運び食べてみます。
” コンソメ ” であるものの、実に複雑な味わい。
コラーゲンもありますが唇に粘り付く感じが上品です。
甲殻類にシェリーが合うとヨーロッパの人は気付いていて
その流れを私も楽しむことができました。
以前、別のお店でダブルコンソメを頂いたことがありますが
こちらは貴重な海の幸、心して食しました。

【ブイヤベース アピシウス風】
白ワインと一緒にいただきます。
魚料理は焼いたものを頂こうかとも思ったのですが、
アピシウスではブイヤベースがどうなるのかを
知りたかったのでこれにしました。
ブイヤベースは南仏だと魚が別皿に盛られ、
スープに浸して食べるイメージですが
日本人の考える鍋物は、合わさるというか。
しかしこれが凄くて、一つ一つの食材が
大変美味しく仕上がっているんですね。
スープを飲みながらお魚を食べる、
スープを飲みながら・・と繰り返し
何度も押し寄せる口福感に高揚します。

【国産黒毛和牛ロース挽き肉の半生ステーキ ビトーク アピシウス風】
こちらもまたスペシャリテです。この店でクラシカルに味わう
肉料理はラインアップも多彩なのですが、敢えてスペシャリテを。
これは本当に貴族の食べる美食のイメージだと思うんです。
ハンバーグだと中がしっかりウェルダンで、噛みしめる旨さが
一般的のような気がしますが、こちらは別次元です。
半生というだけあるのですが、割ってみるとなんでしょうねぇ
脂なんですか、とにかく官能的です。赤い宝石?笑
こんなの食べたことないですよ、そしてこれが白ワインと調和します。
ポテトにごはん、多分フォアグラ、そして酸味のあるソース。
肉料理を楽しむのに今日はこっちに行ってみようとの至福です。
恍惚とした時間を過ごせました。

ここからはフィナーレに向かって進みます。
飲み物はハーブティをお願いしましたが、
レモンとミントの合わせて6種類のライン、
その中から2つを選んでブレンドしてもらいます。

デセールはタルトタタンです、誰もが頼みますね。
これねホント笑みがこぼれます、だらしない顔になっちゃう^^
もう少しケーキを頼めばよかったけど
フルポーションの4皿だったのでもう限界(苦笑)
それでも冷たいものは、紅玉のソルベと胡椒のアイス。
胡椒・・・ホールの方に声がけを
「食べるサウナですね(意味不明)」
微笑んで、いろいろ仰る方がいますよと。
マダガスカル産の胡椒だそうで、単にスパイシー
というのとは違うようですね。

最後にミニャルディーズです、夕食ですと
席を移してご自由にどうぞとなりますが
ランチはこのように盛り付けてくださいます。
今回、お店に満点をつけたのはこの最後が理由です。
さりげないのですが素晴らしい持て成しを感じました。
ティッシュに包んで持ち帰ったは暗黙の了解でw

というわけで思い焦がれた食事はこのように成就しました。
また来てみたいものですね、お金があっても時間はないかも。
都会に出て来るのが稀で、他に体験したいフレンチ店が
幾つかあるのです。しかし大変に良い店でございました。

お店にもそして、最後までお読みいただき、感謝を申し上げます。

  • 看板とメニュー

  • 赤い絨毯

  • セッティング

  • シャンパン

  • オリーブ

  • アミューズ

  • パン2種

  • 前菜

  • シェリー酒

  • ”A” の文字

  • スープ

  • 魚料理

  • アップ

  • 白ワイン

  • 肉料理

  • 断面

  • 美味しかった

  • メニュー

  • フォーク

  • ナイフとスプーン

  • ハーブ

  • 絵画

  • タルト

  • ソルベとアイス

  • ハーブティ

  • 小菓子

  • 店内

  • 帰路

2019/06/22 更新

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