『サイレントヒルf クリア感想 ネタバレ注意』takutanaさんの日記

シリーズ初めてのプレイ。これまでのシリーズは洋風ホラーだったのであまり興味なかったけど今作は純和風ホラー、そしてセーラ服姿に鉄パイプを持った少女のパッケージ惹かれてやってみたくなった。

実際やってみると思ってた以上にアクションが作り込まれていてソウルライクと言えるほど。敵は弱いけどスタミナ管理はエルデよりも難しかった。近接武器しかないのがグッド！

話の舞台は1960年代の田舎町、村社会や荒れた家庭環境による閉塞感で鬱気分になることもしばしば。ホラーよりこっちの方が精神的ダメージは大きかったな。

クリーチャーはビックリ系や意味不明なビジュアルのよりもケンケンパする複顔のクリーチャーが夢に出そできそうだった。やっぱホラーは身近であればあるほど怖い。これは和風ホラーならでは。

夢と現実を行き来する形式でストーリーは進み、途中から自分意思とは関係なく謎の儀式に組み込まれていくことになる。残酷な仕打ちを何も言わずに受け入れる主人公に心情的に置いていかれるプレイヤー、次に何をされるかわからない未知恐怖は好奇心と混ざって複雑な感覚だった。

真相はエンディングでわかることになるが、最後の戦闘中に匂わせるような家族や友人の会話が環境音で聞こえてきて、まさかと思った瞬間が最高潮に怖かった。謎展開が最後まで続いて最後の最後にそれに気づいたことで怖さが引き立てられていた。素晴らしい。

マルチエンディングだったのでもう少し楽しめそう。