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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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恵比寿で600円!?街のど真ん中にひっそり佇む定食屋「めし処 こづち」
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2025/05/28 更新
恵比寿駅から徒歩すぐの場所にある「めし処 こづち」。都心の中でも特に地価の高いこのエリアで、なんと600円でしっかり定食が食べられるという、まさに“街の良心”のような一軒です。
以前から食べログで高評価を目にしており、いつかは行ってみたいとブックマークしていたお店。ある平日の11時半ごろ、ちょうど近くを通りかかって店内をのぞくと、カウンター席にはまだ余裕あり。思わず足が向き、ふらっと入店しました。
中に入ると、厨房とカウンターが一体になったつくり。ぎゅうぎゅうに混んでいるという印象はなく、半分ほど空席があったので、静かに落ち着いて食べたい人にもぴったり。迎えてくれたのは、ピアスがよく似合う元気な店員さん。キビキビとしつつもフレンドリーで、どこか親しみを感じる接客です。
席につき、すぐに「日替わり定食で」と注文。この日の日替わりは、「のり塩ササミカツ」と「ベーコンフライ」のセット。ライスと味噌汁付きで、信じられないことに600円。最近の物価を考えると、驚異的な価格設定です。
まず運ばれてきたのは、ご飯と味噌汁。ご飯はふっくら艶やかに炊き上がっており、見た目からして美味しそう。味噌汁も湯気が立っていて、こういうシンプルな組み立てが“定食屋らしさ”を感じさせてくれます。
それから数分後、おかずの登場。皿の上には、きつね色に揚がったのり塩ササミカツとベーコンフライ。そしてたっぷりの千切りキャベツ。彩りや盛り付けは派手さこそありませんが、「ちゃんと食べてほしい」という気持ちが伝わってくるような、実直な定食です。
ササミカツはサクサクと軽やかな衣に包まれ、中は驚くほどしっとり柔らか。のり塩の風味がほどよく効いていて、白ご飯がどんどん進みます。ベーコンフライはまるで極上のハムカツのよう。脂の甘みがじゅわっと広がり、こちらもご飯との相性抜群。まさに、米が主役になるおかずたち。
ひと口ごとにご飯をかきこみ、味噌汁をすすり、またおかずに箸を伸ばす。気づけば夢中になって完食していました。
店内は、常連らしきお客さんがそれぞれ静かに食事を楽しんでいて、どこか“食に集中する空気感”があります。その一方で、店員さん同士はちょっとした会話を交わしながら、厨房は和やか。ピリピリしていない、ほどよい緩さも魅力のひとつです。
恵比寿で、お腹いっぱい食べられて、お財布にも優しい「めし処 こづち」。日替わりのメニューが変わるのも楽しみで、きっとまた来たくなる。そんな温もりのある定食屋さんでした。