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昼の点数:4.9
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 -
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一番のラーメンは人生に欠かせない一杯
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味噌チャーシュー大盛
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2025/10/23 更新
小樽のガキは「友和のパン」と「一番のラーメン」で育つ──そう思っていたのも今は遥か昔のこと。
何しろ、人生で初めて出会ったラーメンが「初代一番」だった自分は、気づかぬうちにそこで人生が狂わされており、どのようなラーメンを食べても「薄すぎる」と感じてしまう残念な味覚となってしまった。
違う。初代一番が濃すぎるし多すぎるし臭すぎたのだ。(誉め言葉)
さて、そんならーめん一番は自分が認知している限り今回で5回目の代替わりとなる。
代が変わるたびに少しずつ味が変わってはきたものだが、今回の味は三代目と同じ味で、自分的には「ある種大衆向けに完成された一番のラーメン」という感じ。
若干、くさみが減った感はあるが、一口目で全身にしびれが来る「一番感」がある。
自分にとって最大のご褒美的な味わい。正直久々にこの感覚を体験できて感動した。
らーめん一番については、きっと人それぞれに感想があると思う。
はっきり言って、絶対的に「旨いラーメン」ではない。……異論はもちろんあるが。
一般的な基準で見れば、にんにくが効きすぎた濃厚豚骨スープは、苦手な人も多いだろう。
一方、それと同時に「まだパンチが足りない」と言い出す厄介な連中がいる。
──そして、そんな人たちを抱えていることこそ、この店が長く続く理由であり、最大の面白ポイントなのかもしれない。
自分もこのお店についていろいろと思うことはあるのだけれど、最近はとにかく長く、できれば自分が死ぬまでの間は続いてほしいと願うばかりなのだ。
店主も変わり、何度かお店の場所も変わったけれど、らーめん一番は確かに生き続けている。
それは味だけの話じゃない。湯気の奥にある「なんかちょっとにんにくくさくて、懐かしいぞ」が、今もちゃんと一番なのだ。
だからこそ、またこの味に出会えたことが心底うれしい。
きっと、またちょくちょく伺います。
ご馳走様でした。