2回
2015/12 訪問
素材の良さを引き出したチャイニーズ
【2015年12月訪問】
連れが久しぶりに中華へ行きたいと言ってたので、前回感動したこちらへ再訪。
上海蟹を入れた8500円のコースにしました。
扉を開けると斎藤シェフがお出迎えしてくれビックリ。
その後もフロアで大活躍しており、とてもマメな方です。
半個室に通して頂きました。
写真を気兼ねなく撮れるのが嬉しいかも。
当日の料理は以下になります。
*上海蟹の紹興酒漬け
いきなりハイライト!
感動ものの美味しさ。
1週間漬けたとか。
ねっとりとした蟹みその旨みと甘みが、紹興酒の少しスモーキーな香りや甘みと非常にマッチ。
半身なのが悲しいくらい美味しい。
上海蟹を食べる機会はそれ程はない私とはいえ、生涯一番の上海蟹。
*よだれ鶏
前回の方が脂が乗っていてコクがあったような気もしますが、十分美味しい。
レバーはねっとりと旨み濃厚な中にも軽やかさを感じられ、素晴らしい。
*上海蟹蒸し
雌の上海蟹を蒸して、食べやすいように身をむしり盛り付けてくれたもの。
足も食べやすく殻をカットしてくれてます。
上海蟹は小さいため身の部分が食べにくいので、こういう配慮は嬉しい。
で、その上海蟹は内子が美味しいですなあ。
身もそうですが、ほっくりした甘みがあります。
味噌はこの後の料理に使うためか、見当たらなかったです。
*牡蠣の炒め物
とてもとても大きな三陸産の牡蠣。
旨みもたっぷり。
生姜の風味が合いますね。
やっぱりここは素晴らしいなーと素直に思う。
*回鍋肉
再構築的な回鍋肉。
豚肉とキャベツを分けてます。
豚肉は甜麺醤が利いたまさに回鍋肉の味付けで、甘辛で濃いめの味がいい感じ。
一方、キャベツは湯通ししてごま油を軽く掛け回した塩味タイプであっさり。
濃厚な肉とあっさりなキャベツを交互に食べると、その対比効果でお互いが際立つ。
これは素晴らしい。
*フカヒレの姿煮
この値段でフカヒレの姿煮!
ヨシキリザメだとか。
そのフカヒレはトロトロ♪
値段が値段だけに質的に最上ではないものの、戻しの技術でかなり良い仕上がり。
しかも、醤油を焦がして作ったというソースが非常に美味しい。
まろやかでコクがあって。
トロトロのフカヒレに絡めて食べると至福。
*白子の麻婆豆腐
麻婆豆腐の具として、豆腐の他に白子も入れてます。
その白子が麻婆豆腐の味に非常に合う。
豆腐より濃厚な白子の風味が、辛さの中にコクがある麻婆豆腐のタレに非常に合ってる。
しかも、あっさりとした豆腐との対比が、味わいに変化をもたらすことになって、かなり素晴らしいです。
ちなみに、花椒の風味より唐辛子の風味が勝った麻婆豆腐。
もう少し麻の風味が利いてる方が個人的に好みですが、白子の旨みを生かすにはこれくらいのバランスが良いのかも。
ご飯も持って来てくれ、かなり幸せ。
*上海蟹の蟹みそを使ったパスタ
なんとパスタ!
リングイネです。
中国の麺とイタリアンのパスタは作り方が似てる(同じ?)なのだとか。
そのパスタは、やや塩気が強かったのと蟹みその風味が思った程ではなかったですが、それでもコクはある。
*紹興酒のプリン
甘さを抑えたとシェフは言ってましたが、すっきりな中にしっかりとした甘さがある。
紹興酒の複雑な味が奥行きとなってて、かなり美味しい。
連れも、おおー♪とか言ってた。
ということで、この値段でこの内容にはまたまた感動。
一皿の中に上手く強弱を付けたり、素材を上手く生かす技術は相変わらず卓越したものが。
ベースが四川料理ということで濃ゆい味付けになる分、素材が旨みを増してその味とバランスがより取れる冬の時期は、夏よりさらに素晴らしい出来でした。
サービスも、前述のようにシェフが先頭に立って行ってくれ、色々説明を聞けて嬉しかった。
前回もかなり満足でしたが、さらに満足度がアップ。
ご馳走さまでしたー。
【2015年8月訪問】
食べ友さんから、良いよ♪と聞いていた此方。
じゃー行ってみようかと4人で訪問しました。
銀座界隈の喧騒を離れた築地の近く。
それ程人通りのない道に面してます(昼は界隈の勤め人で賑やかみたい)。
店はガラス張りのオープンキッチン。
外からも忙しそうに立ち働いている料理人の方が見えます。
中は木を生かしたナチュラルテイスト。
結構好きな感じ。
半個室に通されました。
こちらの料理は、コースとアラカルト。
コースは基本5000円一本。
このコースを幹事の方がお願いしてくれてました。
当日の料理は以下になります。
*岩牡蠣のスモーク 黒酢のジュレ
ぷっくりトロんとした質の良い美味しい岩牡蠣。
軽く掛けたスモークが、牡蠣の磯の風味を緩和し旨みの輪郭を際立たせる。
黒酢のジュレは酢の風味が穏やかで、牡蠣の味を邪魔せずにコクを与える。
この店良いかもーと素直に思えるスターター。
*よだれ鶏
しっとりとした肉質が素晴らしい。
鶏でここまでしっとりとして味が濃いのはなかなかないレベル。
鶏は丹波にあるこだわりの鶏業者さんから仕入れているそうです。
後でお店のHPを見たら、旨みは1.5倍でオレイン酸を豊富に含んだ鶏だそうで、自分の感想と一致。
看板に偽り無しな美味。
上には、肉と同じ個体の鶏レバーから作った白レバ―ムース。
これがまたまた美味しい。
白レバームースは脂が乗っていた方が美味しいので地鶏の締まった肉質とは相反するそうですが、でもその二律背反を成り立たせているのがスゴイ。
*上湯スープ 水連菜
調味料を一切使わず、金華ハム?などの肉とかを使って取った出汁で作ったとろみのある上湯スープ。
中華版コンソメスープですな。
思ったほどの深い味わいはないですが(とろみも要らないかな)、それでも十分美味しい。
水蓮菜のシャキシャキ感も夏には嬉しい。
*バイ貝 黄ニラ・モロッコいんげんの炒め物
バイ貝がシャクッとして美味しい。
黄ニラやモロッコいんげんのシャキシャキ感も。
味付けは少し鶏の出汁を使っているのかな?
旨みがあって美味しい。
*黒酢の酢豚 豚足の唐揚げ
これまた美味しい豚。北海道のどろ豚だとか。
豚肉は火入れがとても良くって、中心部がピンク。
脂が甘い♪
唐揚げはカリッと揚げられていて、でも油っこくなくて美味しい。
山椒塩の爽やかなしびれ感が、油っぽさを無くしてくれる。
*酔っ払い海老
生きている車エビを紹興酒に浸けます。
最初は大人しいのですが、30秒くらいするとちょー暴れる。
2分くらいで海老さまは天に昇られるので、その後に紹興酒でスモークして蒸し焼きに。
で、これがさすがの美味しさ。
良い感じに火が通っていて、中心部がレア。
でも足や頭は香ばしい。
紹興酒の甘く焦げたような香りが、海老の香ばしさや甘みを奥ゆかしく助長する感じ。
酔っ払い海老って、私の今までの経験だと紹興酒に浸けた後でそのまま生で出されるのですが、紹興酒でスモークすることで前述のように一段昇華された味になる。
味付けにはナンプラーや中国醤油を使っていて、そのコクも旨みを押し上げる。
そして、その旨み成分の分、味付けを薄めに出来るので上品な仕上がり。
スペシャリテと言える品。
*かに玉
ふわっふわっのかに玉。
卵黄と卵白を別々に火入れすることでこういうふわふわ感が出るらしいです。
確かに卵黄と卵白ではタンパク質が凝固する温度が違いますからね。
素晴らしい食感。
そして、味付けも上品なのが良い。
*白い麻婆豆腐
2層に分かれています。
豆腐が甘くて美味しい。
麻の風味は控えめで辣油が多いためややオイリー。
山椒好きな自分としては少し好みから外れてましたが、まずまず美味しい麻婆豆腐。
ご飯も一緒に頂けます。
*杏仁豆腐 マンゴープリン 胡桃の飴炊き
杏仁豆腐の上に乗っけたライチシロップに浸けたというトマトが良い感んじ。
ほんとにライチの風味。
それ以外も手堅い美味しさ。
ということで、料理名を見るとスタンダードなものが多いのですが、今まで食べた同名料理と別格の美味しさです。
細かい工夫を実にされているのと、素材選びにこだわって生産者さんと太い絆を構築されているのが強みかと。
どれも素材の良さが際立ち、それを引き出す技が素晴らしい。
しかも値段が超リーズナブル。
かなり感動。
シェフをはじめとするお店の人も感じが良かった。
ご一緒した方のお祝いごとなどもあり、とても楽しかった。
満足・満腹・幸せ。
ご馳走さまでしたー。
上海蟹蒸し
よだれ鶏
フカヒレの姿煮
白子の麻婆豆腐
上海蟹の紹興酒漬け
回鍋肉
牡蠣の炒め物
上海蟹の蟹みそを使ったパスタ
紹興酒のプリン
縛られた上海蟹
岩牡蠣のスモーク 黒酢のジュレ
上湯スープ 水連菜
よだれ鶏
酔っ払い海老
黒酢の酢豚 豚足の唐揚げ
かに玉
バイ貝 黄ニラ・モロッコいんげんの炒め物
白い麻婆豆腐
杏仁豆腐 マンゴープリン 胡桃の飴炊き
海老酔っ払い中
海老酔っぱらって暴れるの図
ゆめゆめさん、祝1000件レビュー♪
2016/01/07 更新
お誘い頂き、約1年ぶりに訪問。
シェフはちゃんと覚えてくれていて、嬉しい。
今回は6人で訪問。
常連の食べ友さんが、お任せコース(7000円)を予約してくれてました。
当日の内容は以下になります。
*上海ガニの紹興酒漬け
*よだれ鶏
*焼餃子
*あおりいかの大葉炒め
*スペアリブの黒酢豚
*アンコウと干し豆腐の土鍋
*鯖のウーロン茶スモーク・クリームチーズの紹興酒漬け・ジャガイモのサラダ・カツサンド
*白子麻婆 ご飯
*牡蠣煮込みソバ
*ズワイガニのレタスチャーハン
*紹興酒プリン
相変わらず、この値段でこの内容は素晴らしい。
もちろん常連さんのお陰もありますが、それでも。
素材に拘りつつ、名物の白子麻婆は少し味を変え去年より一段美味しくなっていたり、努力・研究をされてるところも良い。
四川ベースでしっかりした味ながらも、以前よりさらに素材の良さを生かす調理になってます。
全てが完璧ではありませんが、この値段で悶絶級の料理が数多く出るのが嬉しいですよ。
サービスも、ほんと優秀。
店長兼シェフの斎藤さん自ら、とても良くしてくれる。
常連以外のお客さんにも、それは同様な様子だったし。
そして、以前の来訪のこととか、すごくよく覚えているのも素晴らしい。
気配りも行き届いていますしね。
今回も大満足。
ほっこり温かい気持ちになれる、幸せ感があるお店です。
なお、4月頃に鎌倉に離れを出すそうで、齋藤さんはそちらへ移るそう。
残念ですが、鎌倉の自然の中で頂くのも楽しそうかな。
ご馳走様でしたー。
以下、料理の詳細です。
*上海ガニの紹興酒漬け
紹興酒に漬けることで、ねっとりとした蟹の甘みが引き出されてる。
すごく美味しい。
上海ガニは、茹でるより紹興酒漬けの方が美味しいと思う。
ダイオキシンの影響で今期は非常に入手が困難な上海ガニですが、一生懸命入手してくれたそう。
その気持ちが嬉しい。
*よだれ鶏
カンテサンスでも使っている高坂地鶏を使った、よだれ鶏。
スペシャリテですね。
しっとりとした火入れ。
小さなレバーのパテも添えられていて、これがとても美味しい。
タレはナッツがたっぷり入っていて、その香ばしさがしっとりとした鶏の旨みへのアクセント。
*焼餃子
よだれ鶏のタレを付けて食べる、焼餃子。
噛んだ瞬間、汁があふれ出すジューシーさ。
非常に美味しい。
*あおりいかの大葉炒め
烏賊は、少し固めの食感。もう少しレア気味でも良いかな。
旨塩っぽい味付けが、とても美味しくて、その旨みが淡白な烏賊とすごく合ってた。
*スペアリブの黒酢豚
とても柔らかく煮込まれてます。
黒酢は深みのある味で、ほろほろと崩れる肉の食感と相まって、悶絶級。
*アンコウと干し豆腐の土鍋
辛みのあるスープで煮込んだ鍋。
あんこうの身と肝も入ってます。
あんこうのプリプリの食感と干し豆腐のしなやかな食感の対比がとても良い。
味的にも、やや淡白なあんこうの身と干し豆腐の旨みを、それ程辛くせず素材の旨みをきちんと生かすスープで煮込んでいるため、素材の旨みが存分に味わえつつ、満足感のある味。
*鯖のウーロン茶スモーク・クリームチーズの紹興酒漬け・ジャガイモのサラダ・カツサンド
じゃが芋のサラダが、シャキシャキですごく美味しい。
鯖のウーロン茶スモークも、青魚の臭いを上手く消しつつ、脂の乗ったサバのコクがたまらない。
クリームチーズの紹興酒漬けは、クリームチーズのコク・甘みと紹興酒の苦みがやや喧嘩してました。
黒酢を使ったカツサンドは、期待通りの美味しさ。
*白子麻婆 ご飯
白子と豆腐が具の、白子麻婆。
一口頂くと、去年より美味しくなってる!
麻婆部分が去年より円やかでコクがあり、白子の旨みや豆腐の甘みが削がれずにより引き出されてる。
これには唸りました。
で、食べた後でシェフに、味変えました?と聞いたら、変えました!とのこと。
豆板醤で工夫をしたとか。
なるほどー、密かに進歩してます。
*牡蠣煮込みソバ
牡蠣がプリプリで大きい。
スープ(というか汁気はそれ程ないので、ソースというべきか)はオイスターソースのような旨みがたっぷりで、具の牡蠣とも合っていて、インパクトある味。美味しい。
*ズワイガニのレタスチャーハン
リクエストで作ってくれました。
しっとり系のチャーハンで、個人的にはパラパラ系が好きなので、少しツボではなかったものの美味しい。
ズワイガニたっぷりなのも、嬉しい。
*紹興酒プリン
紹興酒の苦みが前面に出たプリン。
うーん、すいませんがこれはあまり好みな感じではなく・・。
以上です。