Testarossaさんが投稿したにい留(愛知/高岳)の口コミ詳細

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食べるために生まれた

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移転にい留高岳、新栄町、久屋大通/天ぷら

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

研ぎ澄まされた天才の感性を目の当たりにした

高岳(愛知)のビル2階にある天ぷら屋。
休日のディナーで訪問。

ミシュラン二つ星。

席はカウンター10席のみ。
2017年に移転オープンした店であり、カウンターの一枚板が気持ち良く、スリスリしたくなる。

カメラのシャッター音が油の音と近い周波数のようで、原則として写真撮影はNGとなっている。
音がしない場合は許可を得た上であれば撮影が可能。

大将・新留氏の手によって、未だかつて食べたことのない天ぷらの領域へといざなわれるだろう。


【料理】

■ジュンサイ(広島)

■雲丹蕎麦
ご友人の「すし 喜邑」の雲丹蕎麦をパクったことを公言することを条件に、提供が許されている一品。
本家を超えたと豪語していた(笑)
天つゆと雲丹をミキシングした至上の蕎麦に、完全にスイッチが入った!

■あん肝(宮城)
爽やかな甘み。

■鰹の漬け(紀州)
ブリンブリンと弾けるようだ。

■大根おろし
甘い。

一通り胃が整えられてから、いよいよ天ぷらがスタート!
来店のつい3日前に鍋を変更したそうだ。
大将・新留氏による揚げのテクニックが、鍋の違いによって生じたギャップを見事に吸収しているのだろう。
かつて経験したことのない天ぷらの世界が待っていた。
小麦粉はマイナス50度で保存している。

■海老の頭の素揚げ
殻は柔らかく、口内で刺さらない絶妙な仕上がり。
恐る恐るではなく、安心して思い切り食べられる。

■海老1本目
観察すると、即揚げをして油をほとんど切っていない。
にもかかわらず、殻まで食べられるほどに火が通っている。
舌の上にしばらく置いてゆっくり食べると、唾液とともに身が溶けていく。
殻を柔らかくし、身の超レア感を作り出し、その両方を両立させる技術がすごい。

■海老2本目
1本目とは火入れを変えて、途中で火を止めて低温揚げにしている。
先ほどはとろけるような食感なのに対して、今度は口当たりがソフトでふんわり。

■イカ
今まで食べたイカの中で、最高のイカだ!
イカでこのレア感が表現できるのか。
中はほんのりピンク。
私のスマホでは写せないのが残念だ。
塩。

■島オクラ
火を止めて揚げている。
衣が透けるほどに薄く纏っている。
塩。

■シャコ1(豊浜)
シャコを食べ比べする。
まずは釜茹で。
何も付けずに、シャコの塩気のみで食べる。
子持ちの卵がアクセント。

■シャコ2
次に揚げ。
火を止めて通すのみ。
その食感はシャコではなく、まるで別の食べ物のようだ。

■満願寺唐辛子(浜中)

■キス
塩とツユで。
ふんわり。

■ズッキーニ(浜中)
ズッキーニの中からどんどん水分が溢れ出る!
国産だからこそで、洋物ではこの仕上がりにならないという。
飾り包丁が入っている。
出汁醤油。

■牡蠣(日間賀島)
シャクシャクと心地よい歯ごたえ。
貝柱は繊維質がくっきりして存在感がある。

■アスパラ1
アスパラを時間差で食べる。
炭焼きのような感覚が得られる。

■アスパラ2
余熱でじっくりと温められる。
甘い。
水分がどんどん出てくる。

■鱧(伊勢湾)
揚げによって小骨が柔らかくなり、骨感を全く感じさせない。

■玉ねぎ
シャクシャク。

■鯵
鯵に胡瓜を合わせるアイディアにセンスを感じる。
酢。

■鮎(琵琶湖)
甘みのある鮎。
火を止めて仕上げて、肝の苦味が甘みに変わっている。
そのまま。

■トウモロコシ(愛知)
黄色。
甘みが強い!

■トウモロコシ(愛知)
今度は白。
ダイレクトに甘みが出てくる。

■鮑
水だけで3時間蒸した鮑をそのまま天ぷらにしている。
鮑の中に秘めた甘みを最大限に引き出している。

■鮑の肝
ふわふわ。

■フルーツナス 伊勢若松
野菜は揚げにより水分が閉じ込められ、噛むと水分が一気に出てくる。
汁が甘い。

■穴子
ボリューム満点。
天つゆで食べる。

■天丼
海老を使った〆の天丼。

■お新香

■お椀
浅利の赤出汁。

■イチジク
デザートも揚げる。
中がトロトロ。


【ドリンク】

■Charles Heidsieck Brut Reserve(シャンパーニュ)
何と名古屋のレビュアーさんからのプレゼント!

■恵那山 純米吟醸(岐阜)
米感たっぷり。

■百十郎(岐阜)
辛口。


魚介や野菜に秘められたポテンシャルが、衣に閉じ込めることによって引き出されている。

新留氏による、研ぎ澄まされた天才の感性を目の当たりにした。

2023/06/13 更新

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