2回
2019/03 訪問
味・サービス・店内の雰囲気。全てにおいて、日本のラーメン界の最高峰。①わんたん入り醤油チャーシュー麺1,500円
どうも、ラーメン大好き「とおるさん」です。
今回は神奈川・湯河原の「飯田商店」さんに行ってきました。
こちらは超有名店ですが、かなり嬉しい整理券制。
開店は11時ですが、配布時間は、「午前7時、8時、9時、10時、10時半」の5回です。
なお、配布時間ごとの人数状況は、飯田商店の公式ツイッター https://www.twitter.com/iidashouta/
でチェック出来ます。
整理券の番号によって集合時間が異なります。
1〜20 10:50
21〜40 11:30
41〜60 12:00
61〜80 12:30
81〜100 13:00
101~120 13:30
121~140 14:00
141~160 14:30
161~180 15:00
181~200 15:30
201~220 16:00
221~240 16:30
とこんな感じ。
なんとか8時の配布時間に間に合い、50番台。12時の回の入店です。これは平日のことなので、この順番ですが、休日ともなると8時の時点で100人を超えることもザラのようです。さすがの超有名店ですね。
ちなみに、配布時間を待つ際も店外に椅子が沢山ありますので皆さん座ってのんびり待つことができます。
しかし、この整理券システムは本当にありがたいですね。
ラーメンに限らず、お客さんをひたすら並ばせるお店もありますが、個人的に1時間くらいならまだ良いのですが、それ以上並ぶと食べ始めた時には疲労困憊していて、食べた感動よりも、椅子に座れた感動のほうが大きい、なんていうなんとも言えない感動を味わうことになりがちです。
で、「これだけ苦労して食べたのだから」と、自分の行動を肯定したいが故に、食べ物の評価が不相応に高くなってしまったり、反対に低くなってしまったりと、あまり良いことはありません。
もちろん、整理券をもらってから食べるまでの時間は長くなってしまいます(飯田商店さんの場合は、7時の配布に6時から並んだとして、11時に食べ始めるまでに約5時間)が、夏の暑さや冬の寒さに耐えつつ、数時間ぼーっとスマホを見ているよりは、近隣の施設(湯河原の場合は温泉や海など)に行くなど、待ち時間を有効に使える整理券制のほうが、お客さんにとっては(お店にとっても)ありがたいのでは無いでしょうか。
また、中高年の女性の常連さん(地元の人らしき方)と、飯田店主が会話されている姿も印象的でした。いつも若者ばかりで大行列が出来ていると、地元の方は敬遠されてしまうように思いますが、このような整理券制ならば、いったん自宅に帰れたりするので、地元の方は逆に来やすいですしね。
というわけで、指定時間の12時までボクも温泉に行ったり地元を散歩するなどして過ごしてました。
そして、11時45分くらいに再びお店に。番号を聞かれ座ります。そして順番に店内に入り、まず食券を買い、そしてまた外の列に戻ります。
待ち時間の間に悩みに悩みましたが、ボクが選んだのは
・わんたん入り醤油チャーシュー麺1500円
と、(と?)
・つけ麺1,100円
そうなんです。人生初のラーメン屋さんでの連食です。ちなみに、入店前に食べる順番も指定出来ます。
で、個人的にはラーメン屋さんで違うメニューを2杯食べることもまず無いですし、先に食べた①「わんたん入り醤油チャーシュー麺」と比べて、次に食べた②「つけ麺」とのほうが評価が高かったため、例外として、レビュー投稿は2回に分けさせていただきます。
①「わんたん入り醤油チャーシュー麺」。
飯田店主より、直接手渡ししていただきました。チャーシューの説明付きです。
はやる気持ちを抑えつつ、まずはスープから。鶏スープと数種類の醤油をプレンドしていると思われるスープはちょっと甘め。鶏油もちょっと多めかな。
自家製の醤油ラーメン専用の平打ち細麺は、ちょっと柔らかく、べちゃっとしている感じでした。僭越ながら、もう少し硬めでも良いような気もしますし、もしくは、もっと湯切りをしても良いのでは無いのかなと思いました。
なお、こちらの自家製麺は、醤油、塩、煮干し、つけ麺、とそれぞれに麺が異なります。ラーメンとつけ麺が異なるのはもはや当たり前ですが、メニューごとに異なるこだわりがスゴいです。この辺りのこだわりも含めて、「日本最高峰のラーメン屋さん」たる所以ですね。
具は、豚ロースと豚モモのチャーシュー、鶏チャーシュー、更には豚ワンタン、鶏ワンタン、メンマ、三つ葉。
チャーシュー麺を選んだので、チャーシューの量が多めです。個人的にはチャーシュー麺で無くても良かったかなと反省。そして、チャーシューよりも2種のわんたんの方が満足度が高かったです。
なので、次回来れる時があれば、チャーシュー3種が1枚ずつ入っている「わんたん入り醤油らぁ麺」1,150円にすると思います。(いや、満足度の高かった「つけ麺」にするかな)
というわけで、今回は「わんたん入り醤油チャーシュー麺」1,500円の評価をさせていただきました。
麺の部分の個人的マイナスと、これなら他の高評価店でも食べられるレベルの醤油ラーメンかな(あと、値段が高い)と思ってしまったのが、今回の「味」と「CP」の評価につながりました。
「味」の評価はこのお店にしては低めかもしれませんが、全てにおいて高レベルなお店なので、これからも進化していくでしょうし、今後もまだまだ目が離せないのは間違いないですね。
次回は、「わんたん入り醤油チャーシュー麺」よりも個人的に評価が高かった「つけ麺」のレビューをさせて頂く予定です。
長文にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございました!
※②「つけ麺」に続く
見た目も美しい「わんたん入り醤油チャーシュー麺」1,500円。
わんたん入り醤油チャーシュー麺1,500円
この看板を見るために何時間かかった事か(笑)
見ての通りの券売機です。メニューがこれだけあります。
2019/03/21 更新
どうも、ラーメン大好き「とおるさん」です。
前レビューからの続きとなりますが、せっかく湯河原の「飯田商店」さんまで来たのだからと、2杯も頼んでしまったワタシ。1杯目の「わんたん入り醤油チャーシュー麺」のレビューは前回投稿しました。
ここでちょっと話が脱線しますが、こちらの「飯田商店」さん、和食出身の店主とのことで、飯田店主はじめスタッフの皆さんは全て割烹料理店のような服装、内装も同じく割烹料理店のようで高級感と清潔感があり、更に驚くことに鍋なども全てキレイに磨かれていました。素晴らし過ぎますね。
さて、前回は「わんたん入り醤油チャーシュー麺」のレビューでしたので、今回は2杯目に食べた「つけ麺」のレビューです。
1杯めの「わんたん入り醤油チャーシュー麺」を食べ終わる頃を見計らって頂いて、ちょうど良いタイミングで、飯田店主より「つけ麺」をお渡しいただきました。
普通に考えたら、ラーメン2杯も食べるなんてはっきり言って世間的には異常な人だと思いますが、ここまで来た苦労と美味しいこちらのお店ならばいけるのでは無いだろうかと思ってつい・・・(もしかしたら3杯もいけるのではないかとも思っていましたが、2杯にしておいて良かったです。ただし、2杯でもかなり苦しくなりましたが。)。
で、「つけ麺」です。
まず真っ先に気になるのは、この麺のツヤツヤ感(画像参照)。
店内の説明書きによると、「昆布カツオ水」によるツヤツヤ感のようです。つまり、「昆布カツオ水」でコーティングされたつけ麺用の麺というわけですね。
で、この「濃厚水出し(出汁)が麺をコーティングするから、麺にスープがしみこまず、それぞれの味わい(麺、水出し(出汁)、スープ)が口の中で合わさる」(カウンターに置かれた「つけ麺の美味しい食し方指南書」より)と。もうその発想に感動するしかありません。
そして、そのツヤツヤ感以上に、ヌルヌルツルツル感もスゴい。麺の重みも加わって、箸で掴みづらい。本当に掴みづらかったです。自分史上最高に掴みづらい麺でした(笑)
たしか、世の中には「滑りにくい箸」というものが存在するはずなので、それに変えた方が良いのでは無いかと思うくらいツルツル滑ります。こちらの店主はかなり研究熱心な方だと思いますので、次に来るときには箸も変わってたりして。
で、塩や、山葵や、海苔や、湯河原産の柚子をお好みで使いつつ、「つけダレにサッとつけて、ズバッとすする」わけですが、どのパターンもそれぞれに美味しい!
2杯目なのですが、それを感じさせない美味しさです。いくらでも箸が進みます(どちらかというと大食いなボクだけかもしれませんが)。
結局、「飯田商店」さんに朝早くから来て一番印象に残ったのは、この「つけ麺」でした。この「つけ麺」は本当にスゴいと思います。他では食べられない、他では真似出来ない、唯一無二の「つけ麺」だと思います。
ですので、その独創性と美味しさに敬意を評して、一杯目の「わんたん入り醤油チャーシュー麺」よりも高評価とさせていただきます。
飯田店主、ごちそうさまでした!