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食べログ
The belly rules the mind.
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tokyokitten (40代前半・女性・東京都) 認証済
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1回
昼の点数:4.3
2017/04 訪問
Feed your soul
食べログの海外版なぞ使ってる人いるのかしらと頭をかしげつつ。出張で実に15年ぶりの西海岸へ。ヤシの木よ、ああヤシの木よ、毛がボーボー。最近のサンフランシスコは美食に関してはエッジの効いた選択肢が色々とあり、特にベジタリアン食のバラエティは豊富で現地人が言う「最もサンフランシスコらしい食べ物」はヴィ―ガンSUSHIだったりする。ヘルスコンシャスなウエストコーストであるが、短いアメリカ滞在の間はそういうものよりアメリカにいるうちに食べておくべきエキゾチックで重い食べ物に飛びつきがちなわたくしである。そんなわけでアメリカの祝日であるイースターの日曜日にブランチをすべく店を探していて、CalTrainの駅から最も近いオプションの中でソウルフードを出すこちらに惹かれ、ジャズバンドの生ライブがある日もあるというので雨の中鼻歌交じりに向かった。エントランスすぐにはバーカウンターが広がっており、この日はジャイアンツのゲームがあったこともあり多くのファンがビール片手にTV中継に熱中していた。ここはフライドチキン&ワッフルという典型的なソウルフードのコンボにしておくべきだろうと決めていたので、チキン2ピースとワッフル二枚とサイドにコールスローというセットをチョイス。店内はブルースが流れていて、ウェイティングの番号札が数字の代わりに花だったりして、じわじわと南部っぽさが胸に染みる。予想よりは早く出された料理は、シンプルなのだがエネルギーと癒しを感じる味わい。フライドチキンはカリカリで軽快な触感の衣に身はとてもジューシー。ワッフルもサクッとふわっと甘くて優しい。コールスローはドレッシングがドライで濃いのが特徴で、爽やかさには少し欠けるが食べ応えがある。こうして一人でチキンにかぶりついていたら、斜め向かいでバンドの準備をしていたリーダーらしき人が近づいてきて、「誰か待ってるんでしょ?」と聞くので「いや一人です」と答えたところ、悲哀を込めた驚きの表情が返ってきた。一瞬意味が分からなかったのだが、考えてみたらイースターというのはファミリーイベントで家族や友人と過ごすのが普通なので、ぼっち飯を食らっていた孤独なわたしを憐れんでくれたのであった。そしてわたしの名前を聞いて、「今から最高の音楽聴かせるからね!」と肩を抱いてくれて、アメリカ人ってこういう面では純粋に温かいよなあとしみじみ感心した。正直申せばその時までこの日曜がイースターサンデーだなんてことはすっかり忘れておったよ。ここのチキンを食べてしまったら日本でKFCだとかエセアメリカ料理屋だとかコンビニだとかの揚げ鶏なんか食べられないと思うくらいに美味しいフライドチキンであった。また行く機会があれば、ルイジアナ州の伝統的なサンドイッチであるPo Boyも食べてみたいと思う。
2017/06/01 更新
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食べログの海外版なぞ使ってる人いるのかしらと頭をかしげつつ。
出張で実に15年ぶりの西海岸へ。ヤシの木よ、ああヤシの木よ、毛がボーボー。
最近のサンフランシスコは美食に関してはエッジの効いた選択肢が色々とあり、特にベジタリアン食のバラエティは豊富で現地人が言う「最もサンフランシスコらしい食べ物」はヴィ―ガンSUSHIだったりする。
ヘルスコンシャスなウエストコーストであるが、短いアメリカ滞在の間はそういうものよりアメリカにいるうちに食べておくべきエキゾチックで重い食べ物に飛びつきがちなわたくしである。
そんなわけでアメリカの祝日であるイースターの日曜日にブランチをすべく店を探していて、CalTrainの駅から最も近いオプションの中でソウルフードを出すこちらに惹かれ、ジャズバンドの生ライブがある日もあるというので雨の中鼻歌交じりに向かった。
エントランスすぐにはバーカウンターが広がっており、この日はジャイアンツのゲームがあったこともあり多くのファンがビール片手にTV中継に熱中していた。
ここはフライドチキン&ワッフルという典型的なソウルフードのコンボにしておくべきだろうと決めていたので、チキン2ピースとワッフル二枚とサイドにコールスローというセットをチョイス。
店内はブルースが流れていて、ウェイティングの番号札が数字の代わりに花だったりして、じわじわと南部っぽさが胸に染みる。
予想よりは早く出された料理は、シンプルなのだがエネルギーと癒しを感じる味わい。
フライドチキンはカリカリで軽快な触感の衣に身はとてもジューシー。ワッフルもサクッとふわっと甘くて優しい。
コールスローはドレッシングがドライで濃いのが特徴で、爽やかさには少し欠けるが食べ応えがある。
こうして一人でチキンにかぶりついていたら、斜め向かいでバンドの準備をしていたリーダーらしき人が近づいてきて、
「誰か待ってるんでしょ?」と聞くので「いや一人です」と答えたところ、悲哀を込めた驚きの表情が返ってきた。
一瞬意味が分からなかったのだが、考えてみたらイースターというのはファミリーイベントで家族や友人と過ごすのが普通なので、ぼっち飯を食らっていた孤独なわたしを憐れんでくれたのであった。
そしてわたしの名前を聞いて、「今から最高の音楽聴かせるからね!」と肩を抱いてくれて、アメリカ人ってこういう面では純粋に温かいよなあとしみじみ感心した。
正直申せばその時までこの日曜がイースターサンデーだなんてことはすっかり忘れておったよ。
ここのチキンを食べてしまったら日本でKFCだとかエセアメリカ料理屋だとかコンビニだとかの揚げ鶏なんか食べられないと思うくらいに美味しいフライドチキンであった。
また行く機会があれば、ルイジアナ州の伝統的なサンドイッチであるPo Boyも食べてみたいと思う。