レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/06訪問 2016/07/02
満点★★★★★【口内調味で完成する極上の握り】~天晴れ!!手と手で紡ぐ中治劇場~
≪再訪≫ 2016/06
相変わらず絶好調の中治劇場。賛否両論別れる店だが、やはり私は好きだ。
・天然の鮎
・天然鰻
・酔っ払い天然車海老(九頭竜で)
・4.5kgの蛸
この日も最高の食材が揃っていた。
がしかし、主役はどの食材でもない。
≪中治 勝≫その人なのだ。
夏の鮨屋は閑古鳥などとはどこ吹く風の満員御礼。
中治大将の人柄、そして、仕事に惚れた客たちで連日カウンターは埋め尽くされる。
この日、一番だったのは鯵。
高級食材がこれだけ揃えられた中で、私は鯵が一番印象に残った。
丁寧に熟成された鯵。それはそれは上品で、噛めば噛むほどに旨味が舌を刺激する。
流石である。
派手なパフォーマンスはこの技術があってこそ。
次は、冬に来よう。
2015/11/26現在 ≪4.42≫ 日本全国全てのジャンルを織り交ぜてもTOP17。
私はこの日、鮨という食文化に対しての認識を改めさせられることになる。
紹介して下さった友人に最大の敬意と感謝を。
友人に導かれたは、蒲田。
名は≪初音鮨≫
頂いたお料理、お飲み物は、最後のかんぴょう巻きと玉子以外は全て、提供順に写真でアップしてある。そちらを参照して頂きたい。
1つ1つの素晴らしさをこと細かに文章にしていては、短編小説くらいの長さになってしまう。割愛する他ない。
(かんぴょう巻きと玉子は、相棒の充電が切れてしまったため惜しくも撮り損ねる)
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≪初音鮨≫は、一種のエンターテイメントである。
これは、この店を論ずるに欠かすことができない要素だ。
鮨屋として、食通を唸らせる用意は万端整っていた。
例えば、大間産の本鮪、香りの高い鱧、蕩ける白子、醤油漬けする必要がないほどの芳醇ないくら、最高級の白トリュフ。数えればきりがない。
しかしながら、そのどれもが主役になり得ない。
大将 ≪中治 勝≫
主役は既に決まっている。
≪初音鮨≫は、カウンターのみ。
この日は、9人の幸運な観客を迎えての中治劇場、上演開始。
まずは、観客全員にシャリを味見させる。
ここで口上。
『このシャリには、まだまだ酢が馴染んでおりません。言ってみれば赤ん坊のシャリでございます。これからどんどん酢が馴染んで成長してまいりますので、大きくなった頃に鮪と合わせてみようかなぁなんて思っている次第でございます』
・・・もう、ワクワクが止まらないではないか。
そして、≪初音鮨≫の最大の特徴は、鮨が全て手渡し。下駄がない。
大将が握り、それはそのまま観客の手に手渡され、そのタイミングで食べるのだ。
それは、大将が口内調味を重視するが故。
『お願いですから、鮨を口の中に入れたら5秒間噛まずに我慢していただきたい。人生の大切な5秒間、どうかお鮨のために下さいませんか。鮨って食べ物は、酢が舌を刺激するんで唾液が出やすい。その唾液と口の中で混ざり合うことで一層旨味を感じられるんです。口内調味、なんて言いますわなぁ』
言われたとおり、鮨ネタが舌の上にくるように口の中に入れる。
5・・・
4・・・
3・・・
2・・・
1・・・
訪れたのは、至福の時間。
唾液が充分に出ているので、旨味成分が分解されるのが早く、舌に馴染む。
私の貧乏舌にも鮨の楽しみ方を丁寧に教えてくれるのだ。
それからはもう、店を出るまで大将の手の平の上で転がされっぱなしなのである。
食事が始まるまで、食べ方やペースくらいこっちで決めさせてほしいと思っていた自分すらすっかり忘れている。
この日、特に秀逸だったのは
牡蠣・・・甘く、芳醇。間違いなく人生で1番の牡蠣。
いくら・・・臭みが全くなく、生ものであるにも関わらず上品さすら覚える。間違いなく人生で1番のいくら。
鱧・・・香りの高い鱧があるだなんて知らなかった。間違いなく人生で1番の鱧。
白子と白トリュフ・・・濃厚な白子と香りの高い白トリュフを合わせる感性は見事と言う他ない。間違いなく人生で1番の白子。
玉子・・・目を閉じて食べたら、きっとカステラだと思っただろう。
同席した観客の1人が、私と同じ気持ちだったらしくこう言った。
こんないくらは人生で初めてだと。大将はこう返す。
『他の鮨屋と同じことしてちゃあ、初音鮨なんて言えませんわなぁ』
天晴れだ。
大将と女将は仲睦まじく微笑ましい。
しっかりと場をリードしてくれながらも頭を低くされていて、非の打ち所がない。
極上の料理を口にした満足感。
テンポの良い映画を観た後のような爽快感。
良質な舞台に出会ったような充足感。
なんと表現して良いのかすらわからない。
ただただ、鮮やか。
その日、店を最後に出たのは我々であった。
そのときに私は、自身の心情に驚く。
子供のようにまだ帰りたくないとそう願っていた。
こんな鮨屋は、初めてだ。
2位
1回
2015/11訪問 2019/01/30
【赤酢と鮪が恋をする】~佐藤さんは最も先が楽しみな料理人の一人~
2016/4月再訪 評価見直しました。満点。
再訪まで期間がかなり空きました。
その間、高級鮨と呼ばれるお店にもいくつか行きました。
他の鮨を知ることで、とかみの素晴らしさがより胸に響く。
佐藤さん、貴方はすごい人だ。
2015/11/13現在 栄えあるTOP50に輝く ≪鮨 とかみ≫
JR新橋駅から外堀通りを銀座方面に約1分。
その路地裏にある。
教えたくないお店の一つだが、私一人が口を噤んだところでどうもならない人気店。
そう。≪鮨 とかみ≫は有名店ではなく、人気店だ。
とかみが人気店と言われるまでに到った最大の特徴は、赤酢のシャリであろう。
決して向こう受けを狙ったわけではない。
口に触れた瞬間、酢の香り。少し刺激が強いかと思った頃には、優しく鼻を抜けて、口の中に残された酸味は鮨ネタを引き立てる。
一般的な酢よりコクが深く余韻が残る。残された余韻を確かなものと感じたくて、次々と求めてしまう。それが、とかみ。
鮪なら日本一。私はそう信じている。
大将である佐藤さんが、こう仰っていた。『酢は鮪に合わせてある』
他のネタにもよく合っているが、大将がそう言うのだから確かであろう。
鮪特有の旨味が強い脂と、とかみの赤酢のシャリ。この2つが口の中で合わさったとき、私は自分の語彙の貧しさを嘆くのだ。
絶妙に炊き上げられた米の甘味。
合わせられた極上の赤酢の酸味。
鮪の旨味。脂の強さ。やはり、赤酢によってもたらされる調和・・・適当な表現が思い浮かばずにつく幸福な溜息。
強いて言うならば、口の中で恋が生まれたような。
鮪突先の手巻き寿司に始まり、鮪のコラーゲンスープで終わる。
それが、とかみ。
最近、高級店で流行っている小ぶりな握り。シャリもネタも控えめに。
仕入れの兼ね合いだろうか?より多くの味わいと触れさせるためであろうか?
とかみは、違う。
食べ応えがある大きさとバランスで。
銀座で鮨を。お高いイメージを連想。
とかみは、違う。
佐藤さんは、温かい笑顔を一人一人の客に向ける。軽快に話す。丁寧にお辞儀をされる。
とかみ。
店を出る頃には、忘れられなくなっている。
そして、また足を運ぶであろう未来に想いを馳せて、少し微笑みながら帰路に着くのだ。
3位
1回
2015/12訪問 2015/12/30
【蟹という素材の良さを理解できる専門店】~東京都内で蟹を頂くのなら迷わずにここ~
≪記念すべき100件レビュー≫
2015/12/29現在 ≪評価4.24≫ TOP500に輝くこちらのお店。
都内で蟹を食べて満足したいのであれば、今のところ私の中ではこちらです。
都内の蟹専門では、対抗するお店ないと言っていいほど抜けているかと。
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特に、ズワイ蟹の漁が解禁されている11/6~3/20。
中でも、メスの漁が許されている11/6~1/10。
この期間内のズワイ蟹のコースは圧巻。
個人的には、この期間内に来るかどうかだけで、料理・味の評価が0.5増減します。
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店内は、3室の個室のみ。
個室まで料理人の方が来て、目の前で蟹を捌いてくれます。
あっと言う間にそれぞれの部位に分けられ、調理されていきます。
生で。
茹でて。
焼いて。
蟹味噌と合えて甲羅で。
風味豊かな出汁は雑炊で。
部位ごとに合った調理法で、蟹という食材を余すことなく味わえる。
その味は、同じ食材からとは思えないほどに個性豊かで、1つの食材をメイン立てされたコースにも関わらず厭きさせません。
海の恵みを、確かな鮮度で感じられる数少ない名店。
ご馳走様でした。
4位
1回
2015/11訪問 2015/11/13
2015/11/11現在 4.21 堂々TOP500の超人気店。しかし、これでも過小評価であると私は考えている。
訪問はもうこれで何度目かわからない。
前回、訪問したときはまだ食べログのレビュアーではなかったため、記事を書くのは今回が初めて。
率直に申し上げて、私はこちらのつけ麺のファンである。
JR総武本線の新小岩駅、北口から徒歩3分ほど。
この日は、友人との訪問。
こちらのお店に関しては、待ちに関しては諦めるが賢明。
行列を免れる方法は、開店前に行くことのみ。それでも開店を待つのだから同じこと。
もう私は、並ぶ覚悟のある猛者のみにしか食することが許されぬ食物、そう理解することにしている。
この日は
19:38到着 列は23、24番目の待ち。
20:15着丼 店員さんの手際が良いため、この業態の中でもかなり回転は早い。お店側が行列を作られることに完全に慣れている。
ちなみにこの時間で23、24番目の待ちは特別混んでいるほうではない。
前回は、着丼まで45分。我々の後ろに25、26番目として並んだ女性2名も『今日、空いてるねー。ラッキー♪♪』と声を挙げていたくらい。
さて、お味。
≪麺≫
少し固め。パスタで言うところのアルデンテといったところ。絶妙な茹で加減と歯ごたえ。
≪スープ≫
究極。麺も美味だが、これくらいの麺を出すお店はいくつか記憶している。麺屋一燈の真骨頂はスープ。
一口目よりも二口目のほうが美味しいと思えるスープを私はこちらの他に知らない。
一口目は、美味しさに味覚がついていけていないような不思議な感覚。
濃厚なのにまろやかで、それでいてさらりと喉を通り過ぎ、鼻に抜ける香りには臭みが全くない。
どうしてこんなことが可能なのか?もはや、謎。
≪トッピング・サイドメニュー≫
麺屋なのに、トッピングやサイドメニューに対しての手間の掛け方が異常で、クオリティが高い。
つくねにはレモンの風味を効かせてみたり、ポークジンジャーはローストしてみたり。
グループの代表が、元フレンチのシェフということが関係しているだろうか?(フレンチは、作り手が調理工程の多さを楽しむ文化がある)
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フレンチシェフからラーメン業界に転身した異色の経歴の持ち主 ≪一燈グループ代表取締役 坂本 幸彦≫
もはや、彼は、つけ麺業界のあるベクトルの到達点に達しているのではないだろうか。
これほど上品で、かつ濃厚な味わいは、未だかつてない。
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飲食店の中で、特に多い業態がラーメン・つけ麺である。
もはや飽和状態にあるといっても過言ではないだろう。
生き残りを懸けた競争に勝ち残るため、パンチのあるメニューや奇をてらったネーミングで客の気を引くお店も少なくはない。
そんな中、遊び心でアレンジしながらも魚介系という王道を突き通した≪麺屋 一燈≫
その技巧が尽くされた一杯には、フレンチのコースのスペシャリテのような気品が溢れている。
5位
1回
2015/11訪問 2015/12/04
【エスキス。それはフレンチ嫌いを治してくれる魔法の言葉】~感性で愉しむフレンチ~
2015/12/2現在 評価は≪4.48≫ TOP10 食べログに登録している飲食店は、823186。
≪10/823186≫
まさに偉業と言えましょう。
ミシュラン星を2つ獲得した同店舗の功績も素晴らしいですが、フランス国家農事功労賞シュヴァリエを受勲したリオネル・ベガ氏、ジョエル・ロブション、ピエール・エルメなど世界の名店でシェフ・パティシエを歴任してきた成田氏など布陣も素晴らしいものがあります。
ミシュランの評価と私個人の評価が分かれることは往々にしてあるのですが、今回は珍しく一致。素晴らしいお店だと思います。
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エスキスのディナーは
・19000円のコース
・24000円のコース
の2種。
今回はせっかくですから24000円のコースを頂きました。
値段によって出る品数が変わるのみで、メインディッシュやメインデザートが別のものになるわけではないので、純粋に食事量で選んで良いと思います。
コース構成が、一般的なフレンチのフルコースとは違っていて面白かったです。
写真は、提供順に並べてありますので、そちらを参照して頂ければわかりやすいかもしれません。
※2枚目のシャンパンのみ、コース外
※最後にお土産で頂けるチョコレート、撮り忘れました。
秀逸だったのは
・食前酒
酸味が絶妙。
食前酒としての役割を完璧にこなす。
・フィンガーフード
フォアグラのテリーヌを洋梨で包んで。食感・味ともに対比が絶妙。
これから始まるディナーへの期待感を盛り立てる。
・メインディッシュ
鹿肉のジビエ。よくぞここまで上品に仕上げた。
ブルーベリーをパウダー状にしたもので香りのアクセント。
肉のやわらかさを失わせない火入れも完璧。
・メインデザート
彩り華やか。甘味と酸味のバランスが良い。
食感のコントラストが豊か。愉しませたいという意図が感じられる。
改善していただけたらありがたいと思った点は、2点。
・前菜から魚料理までにかけて、お皿の形状や盛り方に関しては工夫がほしかった。中だるみし、ここは単価に見合っていない。
・メインデザートにガラス皿を使い、さらに見た目を重視するために冷やせないのなら、内容の説明は短めに。アイスが溶けてしまい台無しになる寸前。
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改善点はありますが、それを補って素晴らしいお店です。
フレンチ嫌いで辛口な友人が『悪くない。フレンチもいいじゃない』と言ってくれたことが、この日の最大の収穫。
ご馳走様でした。
6位
2回
2020/09訪問 2020/10/16
いろんなとんかつ屋さんに行ったけど、肉質、揚げの技術、お値段まで考えるとここはやっぱり好きだなぁとしみじみ思います。
高級志向も好きだけど、お値段が高ければ質が上がるのは当然そうあってほしいし、他の有名店が値上がりする中、価格とクオリティを維持しているとん太さんはやっぱりすごいなぁ。。。と心から思います。
普段、どこのお店に行ってもロースカツを頼みますが、ここだけはヒレ。
柔らかくて旨味も感じられ、パン粉の香ばしさや甘さ、全てが心地よく整っています。
食べ歩きをしてみて思うことは、インパクトがあるわけじゃないけれど、他のとんかつを食べるとふと良さを思い出す。そんなお店。
とん太さんには抜群の安心感が違います。名店。
2015/11/15時点 4.10 堂々TOP500にランクインするこちらのお店。
とんかつ部門ではマンジェさん、成蔵さんに続き、日本全国でも第3位という評価を得ています。
マンジェさんにはまだ訪問させていただいたことはありませんが、個人的にはこちらのとんかつがこれまで食べたとんかつの中で1番好きです。
JR高田馬場駅より徒歩5分
JR目白駅より徒歩6分
と近隣の主要駅のちょうど中間と立地的にはそれほど恵まれているわけではありません。
ただ、それでも毎日行列が絶えず、多くのファンが訪れます。
この日はランチの営業前にお店に到着しましたが既に10人ほどの列。私が並びに加わってからも列は伸び、結局、開店前に20人弱になりました・・・平日の昼なのに。
頂いたのは≪特ロースかつ定食≫です。
2100円。
ロースの中で最上と言えど、とんかつ定食として決して決して安いお値段ではありませんね。しかし、1度は是非。
サクッとした衣は、肉の厚みに対して適量。これは個人的にとんかつを食べるときに1番注目する所なのですが、ちょうどいいバランスでくどくない。
肉は、噛むごとに豚肉特有の脂の甘味が口の中に広がります。それでいてさらりとしていて、すっと飲み込める。
そして、余熱まで計算された火入れ。こちらのお店をNO.1だと推奨する理由です。
肉は加熱しすぎると食感が硬くなってしまいます。特に揚物は調理温度が高いため、作り手がちょうど良いタイミングで油からあげても、実際に提供されて一口目が食べられるまでに余熱で火が入りすぎてしまうなんてことが少なくありません。しかし、こちらのお店は、そこまで計算されていることでしょう。ほんのりと僅かに桜色を残した豚肉の断面がそれを教えてくれます。仕入れにも自信がなくてはできることではありませんね。
レビューは初めてですが、こちらのお店には何度もお世話になっています。何度来てみても味に変化がないのもすごいっ!!
満腹になってお店から出るときに、ご主人にいつも思わされてしまうんです。
『これで2100円は、高くない』
ご馳走様でした。
7位
1回
2015/12訪問 2015/12/24
【価値のある焼肉屋。通いたくなる焼肉屋】~銀座で高級焼肉ならここの一択~
2015/12/24時点 ≪評価4.04≫ 現在、TOP500。
数年前から高級焼肉が増えておりますが、よろにくさんとこちらのお店は、当初からのファン。
西麻布本店のみの頃から利用させてもらっていました。
銀座店は、今回が初訪問です。
本当はコースを注文したかったのですが、同席者が飲み重視、かつ、目上の方だったため、今回はアラカルトで注文しました。
キムチの盛り合わせに関しては、水気が乏しく残念でしたが、それ以外は流石の一言。
どれも本当に美味。
例えば、写真のタンやザブトンのすき焼き(三栄鶏卵の満月と一口ご飯を添えて)は、各3000円とかなり価格的にお安くありませんが、味わえば納得するしかありません。
どちらも脂量がかなり多いのですが、口の中でさっととけて、旨味とコクだけを感じさせてくれます。
脂がサラサラとしていて美味いんです。
最高級の肉を活かした薄いめのカットもよく考えられていて良い。
これぞ、高級焼肉。たまの贅沢にはいいですね。
ご馳走様でした。
8位
1回
2015/11訪問 2015/11/30
【もちもちするという表現は、この食パンのためにある】~1度は食べるべき食パン~
2015/11/30現在 3.83 TOP1000 1度は食べて頂きたいです。
友人と西東京に所要があり、立ち寄らせて頂きました。
友人は何度か利用があり、自信を持っての推挙ということもあり、普段、縁遠いパンの世界へ誘われました。
私は、あまりパンを愛しておりません。
勿論、嫌いなわけではありませんが、ご飯や麺があれば確実にそちらを選びます。
もしも、仮に、崖からご飯と麺とパンが落ちそうになっていたのなら。
まずは、右手でご飯を助ける。
次に、左手で麺を助ける。
それが私という人間です。
しかし、こちらのお店の≪湯ごね食パン≫のピンチであれば話は別です。
右手で食パンを掴むやもしれぬ。
購入したのは
・湯ごね食パン
・クロワッサン
・ホワイトチョコマロン
全て美味しく、満足しましたが詳細のレビューは≪湯ごね食パン≫に限らせて頂きます。
それだけ素晴らしかったし、それこそがこの店の突出した長所だと感じたからです。
では、お味のレビューへ。
まず、お店の外に出て一口。
体験したことのないもちもち感です。味というよりは、食感にとても驚きました。
少し遅れて、角のない優しい甘さ。そして、噛めば噛むほどその甘さが強くなってきます。これで2度目の驚き。
言い方は悪いですけれど、食パンに2度驚かされることになるとは思っていませんでした。
焼いても美味です。
購入してから数日後のこと。
パンですから少し乾いて水気がなくなってしまうとあまり美味しそうには見えませんでした。それならばとトーストに。
すると水気と共に失われていた香りがよみがえり、香ばしい違った表情に。これも捨てがたく美味。
私がパンを口にする頻度は、多くありません。
比較も少ないし、あてにならないかもしれない。
それでもこれだけは言わせて。
愛おしい食パンです。
追伸:買っていない商品まで気前よく撮らせてくれた店主さんに感謝。了承済みです。
9位
1回
2015/11訪問 2015/11/20
【日本一のカレーを探す旅の手記 vol.2】 ~魅惑のスパイス~
2015/11/20現在 4.13 TOP500 そして、カレー部門で堂々のNO.1に君臨するこちらのお店。
これから、ご訪問を考えている方。
行列で時間を消費する覚悟はおありでしょうか?
こちらのお店は予約不可。
老いも若きも男女も関係ございません。並ぶしか道はない。
参考までに今回私が伺った際の行列情報です。
お店は、AM11:30開店です。
私が到着したのは10:58。
開店の30分以上前に着いて、この日は14番、15番目の待ち。
友人と2人での訪問だったのですが、顔を見合わせて苦笑しました。
1順目の希望すら叶わず。(ちなみに店内は、10人程度で1順目安です)
結果、
店内に入ったのは、12時27分。
注文したものが全てテーブルに乗ったのは、12時43分。
この日の待ち時間は、食べるまでに1時間45分です。
ちなみに私が店内に入る直前、列の人数を数えてみましたが40人オーバーでした(笑)
さて、お味のレビュー。
注文は
・ビーフタンカレー (中辛、2800円)
・仔牛のミルクカレー (マイルド、1950円)
です。
≪ビーフタンカレー≫
辛いというよりは、スパイスの風味が口の中に広がってカレーの味をどんどん変化させていきます。
最後には、フルーティな仄かな甘味。
濃厚なのにすっと消える。一口でこんなにたくさんの味を楽しめるだなんて。
タンもいいお値段をとるだけあるサイズで美味。
≪仔牛のミルクカレー≫
マイルドな口当たり。そして、濃厚。一口目、食べたときの印象は
「美味しいけど飽きそうだな」
極めて良い意味で、期待を裏切ってくれました。
口に運ぶごと、少しずつスパイスの姿が見えてくる。加減が絶妙でミルクの邪魔をしていません。
何度食べても・・・否。
食べる度、正体のわからぬスパイス群に心奪われる。
流石、カレー部門のNO.1といったところでしょうか。
ただ、カレーの仕上がりが素晴らしすぎるので、ご飯のおかずとして食べるカレーではないような気がします。
食を楽しむカレーとして絶品ですが、空腹を満たすことが第一の目的で来てしまうと、少し違った印象になり価格との折り合いがつかないかも。
たまに目にする低評価はそれが最たる原因ではないでしょうか。
余談です。
これだけの人気店に成長したにも関わらず、婦人の丁寧な接客は素晴らしい。
福神漬けと玉葱の醤油漬けをテーブルに置いてくださったとき、ほんの少しだけスプーンがずれました。
ミリ単位の全然気にならないレベルだったのですが、丁寧に直して下さった。
どこにでもある街の洋食屋ですが、こうゆう方々が地道に努力をなさっているとこんな風に名を馳せる。
勉強になります。
ご馳走様でした。
10位
2回
2021/10訪問 2021/10/26
レビューは3回目ですが、何度も来ています。
最近パフェの種類が明らかに減りました。これがコロナ禍ですとか時期的なものなのか、永続的なものなのかはわかりませんが、ちょっと残念です。
しかし、実力は健在。
池袋の著名なフルーツパーラー的なお店はほぼ行きましたが、区内では敵かと思います。
今回は栗のケーキといちぢくのパフェを。
ケーキも美味しいですがこのお店はやっぱりパフェがオススメです。
フルーツを感じられるよう軽く控えめな生クリームですが、存在感がないかというと決してそんなことはありません。主役を盛り立てつつもしっかりと良い仕事をします。
ファミレスのパフェなんかでコーンフレークの層になっている1番下の部分には香ばしいパイ生地をくだいたものを。
みずみずしさ、甘さ、香ばしさ。
インスタ映えのみを意識したお店に是非とも見習ってほしい。
これからも通います。
10回以上来てるけど、レビューは2回目。
パフェを食べたくなったらここに来ることが多いです。それほど待たず、いつ来ても季節ごとに旬のフルーツを高いクオリティーで提供してくれます。
これだけの回数来ても「今日はちょっと微妙だったなぁ」って思ったことがありません。
この日は友人と
・シャインマスカットのパフェ
・イチヂクのパフェ
をシェア。
フルーツの質も申し分なく、かつそれを活かすシンプルな構成にも好感が持てます。
安くはないけれど、確かにお値段相応の価値があるパフェ。
オススメです!
ジャンル問わず、コスパを含めた上で、予約や待ち時間を含めて
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・自身がもう1度行きたいかどうか。
・友人や家族など近しい人間に薦められるかどうか。
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こちらの基準で選びました。
何百軒と行った中でのTOP10ですので、好みの差はあれど、自信を持ってお薦めできます。是非、ご参考ください^^