3回
【何度食べても飽きない正統派の極み】~主張をしない気品を纏った鮨~
レビューは2度目だが、まぁまぁ通っているお鮨屋さんの1つ。
さいとうは、他の高級店に比べて定番のものが多く、特に産地を謳ったりもしないので
変化が少ないように思える。
特に奇をてらったネタの合わせなどはないし、悪い言い方をすれば、どこかで食べたこ
とのあるようなものばかり。
でも、それで飽きさせないのがすごいところ。
そして、だからこそ他店との違いが私にとってはわかりやすい。
おきまりだが
・煮蛸
・煮蛤
・穴子
この3品は、個人的には都内でも指折り。
そして、今回最高だったのは、雲丹。
飯に紫雲丹を合えて、小鉢に一口大に盛り、その上に馬糞雲丹を乗せるという雲丹好き
にはたまらない至高の贅沢。
今年一、印象深かった一品だった。
次は2月・・・気が遠くなるほどに待ち遠しい。
2017/07/23 更新
2016/06 訪問
【満点★★★★★ 正統派を極めたバランス型の握り】~角のない味わいが生む癒しの一口~
〈再訪〉 2016/12/21現在 全国4位。しかも、300件を超える口コミで少ない固定客ではないところがすごい。
メニューがあまり代わり映えしないところが賛否両論だが、高級鮨の中ではコスパがとても良いお店。
この時期のさいとうさんは、かぼす、ゆずなど品よく使っていて、爽やかな握りだった。
とても好きです。
概ねの感想は、一言で言うと「素晴らしい」です。
つまり前回のレビューとかぶるので割愛。
写真は、追加更新しました。
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2016.6.13時点 ≪評価4.55≫ 全国837414店舗中、TOP5に入るこちらのお店。
あまりにもネームバリューが強い有名店だったので、今まで積極的に行きたいとはあまり考えていなかった。
ミシュランを獲得していなかろうとも評価されていなかろうとも美味しい店など掃いて捨てるほどあるし、
新規開拓しなくとも大好きな鮨屋がいくつかあるからだ。
しかし、今回は友人が予約を取ってくれたせっかくの機会だった。
結論から言えば、その友人には感謝の印に菓子折りでも買わねばと思っている。
お任せコースの内容は下記。
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つまみ
・海老
・蛸と鮑
・初鰹の漬
・平貝の磯辺焼き
・毛蟹の酢味噌和え
・のどぐろの焼き物
にぎり
・干し鰈のえんがわ
・金目鯛
・いさき
・こはだ
・鮪赤身漬け
・鮪大トロ
・烏賊
・鯵
・煮蛤
・雲丹
・穴子
・しじみお椀
・かんぴょう
・たまご
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味に関しては、申し分がない。
一口一口に角がなく、旨味を味わうために不必要な雑味が丁寧に排斥されている。
仕入れと下処理のレベルの高さが伺われる。
その食材の持つ旨味を活かして優しい味に仕上がっていて、美味い。
美味くて、それ以上に癒される。
「癒される」という言葉が味を表現する語彙でないことはわかっているのだが、本当にそう感じたのだから仕方がない。
鮨さいとうは、私にとって美味しくて癒される鮨屋だ。
このお店を訪れる前の私のように、バランス型の鮨に興味が薄れている方にこそ、薦めたい。
この日、特に秀逸だったのは
・蛸
・いさき
・時期じゃないはずの大トロ
・煮蛤
・雲丹
・穴子
雲丹と穴子をおかわりして、日本酒九頭竜1合、生ビール、小ビール、烏龍茶×3を飲んで1人25000円程度。
高級鮨としては、お財布には優しめ。
流石は日本一と名高い鮨屋。また来たい。
2016/12/21 更新
何度目かのさいとうさん。
今回も美味しかった。とても満足。
変わり種と言われるようなネタは一切なく、目新しさも感じない。
でも、他店と比肩することのない安定感。
また食べに来たくなる。
どこまでも飲食に忠実な鮨屋だと感心してしまう。
特に
・子持ちの烏賊
・鮟肝
・大トロ
・鯖の棒鮨
・鮪とタクアンの巻物
今回のこの5品はうっとりしてしまうくらい美味しく、ちょっとくらい背伸びをしてでも大切な人に食べさせてあげたくなる。
そんな余韻に浸りながら帰るさいとうからの帰り道はとても気分がよく、後味も良い。