4回
2015/12 訪問
もう高橋元総料理長はいないけど
第三春美鮨がいっぱいで、久しぶりに金田中庵でランチ。3年以上伺っていなかったようだ。渡邊さんの白髪が増えていた。
寒かったので、オーダーしたのはいつもの小鍋すっぽん大根・丸玉地ご飯(2160円)。里芋や人参 菜の花の煮物に香の物が出てきてから、丸玉地ご飯とすっぽんの小鍋。リゾットのような丸玉地ご飯はやはり美味しいし、餅の中にすっぽんの入った、すっぽんの小鍋は、良くしみた大根も美味しい。そしてリンゴの峰岡豆腐。美味しかった。
以下は2012年7月のレビュー
お土産を買いに銀座に来た後、ランチをどこにしようかと思い、久しぶりに金田中庵に寄った。渡邊さんから、「あれっ?今日は金田中 新橋でしたよね?」と言われた。先日、渡邊さんに頼んで、金田中 新橋の予約を入れてもらったのだった。
いつものように丸玉地と小さなすっぽん大根鍋(2100円)をお願いした。まずは、蓮根 オクラ 冬瓜 湯葉の冷たい煮物。優しい美味しさ。
そして、すっぽんの小鍋と丸玉地ごはん。やはり旨い。香の物も良い。さらに峰岡豆腐。どれもとっても良かった。
向かいの資生堂ビルが全くなくなっていた。渡邊さんももう金田中に入って15年近くになるのだそうだ。
以下は2011年7月のレビュー
銀座でランチになり、しばらく顔を出していなかったなあと、金田中庵に顔を出してみた。渡邊さんにお久しぶりですと声をかけられちょっと恐縮。高橋総料理長にお会いしないうちに、この前の2月で定年退職されたそうで、ちょっとショック。高橋さんは今は、1864の顧問となっていらっしゃるそうだ。
いつもの丸玉地と小さなすっぽん大根鍋(2100円)をお願いした。南瓜と蛸の煮物、素麺南瓜の酢の物。こちらの酢の物は、口当たりが柔らかく優しく、ちゃんと高橋さんの味がする。すっぽん大根鍋も丸玉地ご飯を食べてお腹いっぱい。久しぶりに食べるとやはりとっても美味しい。そして峰岡豆腐。
高橋さんから私が来たら渡してくれと言われていたそうで、高橋さんの新しい名刺を頂戴した。
以下は2009年10月のレビュー
約1年ぶりのランチでの利用。入った時は渡邊さんもいなくてビックリしたが、食べ始めたら戻ってきた。彼曰く、高橋さんはほとんどこちらには顔
を出していないのだそうだ。非常に残念。いつもの丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)。
まずは、魚と小芋の素揚げが胡麻味噌だれで出てくる。胡麻味噌とかの味がいつも変わらず美味しい。すっぽん大根鍋は、すっぽんの入った餅がちゃんと丸めていなかったのか何だか大きく広がっていたし、スープは以前よりも椎茸の味が強かった。丸玉地ご飯も相変わらず美味しいが、ご飯の上にのった茶碗蒸しの部分がちょっと固めに感じたし、上からかかったあんかけの塩梅がちょっと以前と異なったように感じた。すっぽん小鍋の餅を含め、ちょっと仕事が粗くなったのかな。抹茶の峰岡豆腐で〆。
高橋さんの料理がまた食べたい。
以下は2008年10月のレビュー
久しぶりにランチで利用した。もちろん、丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)。まずウドの辛子味噌和えが出てくる。美味しい。そして小さなすっぽん鍋も丸玉地ご飯ももちろん美味しい。デザートは無花果の峰岡豆腐。丸玉地ご飯は、ポン酢も付いてくるが、私はポン酢をかけないで食べる方が好きだ。渡邊さんによると、高橋さんは新橋の金田中が忙しく、なかなかこちらに顔を出せないらしい。
以下は2008年2月のレビュー
3歳になる娘の誕生日のお祝いで利用。カウンターデビューだ。今日のメニューは以下の通り
・ゴマ酢和え
・蛸旨煮
・このわた長芋
・小さなウニ飯
・ふぐ白子丸吸仕立て
・お造り トロ、平目、烏賊
・焼物 筍木の芽焼き、白魚芋寿司
・海老真丈 新じゃが、青唐、チリ酢
・煮物 牡蠣 天蕪 新取菜煮浸し
・蟹玉〆丼
娘は「トロとすっぽんのスープと茶碗蒸し」を高橋さんにリクエスト。今日は空いていてゆっくり出来て良かった。どれも美味しいが、蟹玉〆丼の食感が面白く感激。
以下は2007年8月のレビュー
時々ランチで利用はしていたものの、久しぶりの夜の利用だ。何度か電話したのだが、高橋さんがいらっしゃらない日だったり、満席に近いと言うので、子連れじゃ迷惑だろうと避けたりで、これだけ間隔があいてしまった。
土曜日はコースのみとのこと。今日いただいたのは、概ね以下のようなメニュー。
・焼茄子 巻海老 温玉 おくら 琥珀ゼリー掛け
・穴子アスパラ八幡巻 茶豆塩茹で
・生湯葉 雲丹醤油掛け 山葵
・鯖寿司 実山椒 がり
・小吸物 丸吸い 白玉包み 焼葱 搾り生姜
・お造り 大間 本鮪、蒸し鮑
・目板鰈若狭焼 白瓜雷干し 丸十檸檬煮
・鰻伝法蒸し 石川芋 水晶銀杏 銀餡掛け
・鱧沢煮鍋 牛蒡 椎茸 三つ葉 黒七味
・麦とろ飯 赤出汁 香の物
2歳半になる娘のために丸玉地ご飯を追加でお願いした。娘は、温玉 おくらと琥珀ゼリー、穴子、丸吸い、そして最近ブームの鮪を二人分一気に完食。更に追加で大間の大トロを完食。丸玉地ご飯は、茶碗蒸しになっているところを一気に食べた後、大分お腹いっぱいになったのか、ご飯を少し食べた。大好きな鰻も食べたけど。
かなり娘に食べられてしまったけれど、やっぱりこの優しい美味しさが好きだ。今日は、たまたま入店したのが8時半と遅かったので、途中から貸切状態になって、気兼ねなく食べられて嬉しかった。
以下は2006年10月のレビュー
久しぶりにランチで丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)を食す。すっぽん鍋の出汁の加減が優しく美味しい。丸玉地ご飯はボリュームもたっぷりで旨い!。わずか2100円で幸せを感じることが出来るランチだ。金田中グループの総料理長になった高橋良明さんが日本の名匠として表彰されるのだそうだ。彼の大ファンとしては嬉しい限り。
以下は2005年11月のレビュー
新橋の料亭 金田中系の割烹。料理長の高橋良明さんは、昭和38年に金田中で修業をはじめ、金田中が火事にあった後に横浜の日本料理屋に16年、そしてこの金田中庵オープンに際して料理長としてオーナーに呼び戻されて現在にいたっているそう。この高橋さんは、今や本家の金田中を初め、金田中草、円相とする金田中グループ全体の総料理長だ。その総料理長が自ら毎晩厨房に立ってくれる割烹なのだからいかに贅沢かがわかるだろう。
こちらの出汁は身体に浸み込んでいくような優しい味わいだ。椀物の旨いことはもちろん、コースで食べるとメリハリの利いた料理の流れとその味で思わず顔がほころんでしまう。焼き物に添えられたはじかみや漬物、味噌汁の具の豆腐までも手抜きなく旨く、本当に充実した時間が過ごせる。このコースが1万5千円というのは充分過ぎるほど安いと思う。
また、ランチでは2000円台のメニューが4種類。鯛茶漬けも鯛のあら炊きも名物東丼もおいしそうだったが、丸玉地ご飯(2100円)という初めてみるメニューが気になりオーダーする。小さな茄子のオランダ煮(相変わらず美味しい)が出てきた後に、小さなすっぽん大根鍋(美味しいお出汁に餡としてすっぽんが入ったお餅、それにしっかりしみた大根。これもまた美味しい)。そして最後に丸玉地ご飯。この丸玉地ご飯ってのは、ご飯の入った茶碗蒸しのようなもので、上から葛餡がかかっている。これがマジウマ。癖になるなあ、この味。デザートに小さな抹茶峰岡豆腐も出てくる。この味で2100円はかなりの満足度だ。
金田中庵の唯一の弱点は客層。特に早い時間帯は同伴のカップルがうじゃうじゃしていてイマイチ落ち着かない。同伴がひける時間帯の利用をお勧めする。
高橋さんは、新橋の第三春美鮨の長山さんの陶芸友達とのこと。世の中は狭い。
2015/12/28 更新
ビックサイトに行く前はいつも新橋の駅ビルで食事していたが、考えたら金田中庵も近いじゃんってことでなんと4年ぶりの金田中庵。
やっぱり金田中庵でのランチは丸玉地ごはん(2750円)をオーダー。金田中庵の入っている金田中ビルもとうとう建て替えで岡半と2店舗で入れる物件を探していると言っていた。
まずは野菜の炊き合わせ。結構しっかり目のお出汁。
そしてしばらくして、すっぽんと大根の小鍋と丸玉地ごはんが来た。すっぽんの入ったお餅と大根や椎茸の小鍋。ちょっと甘めなお出汁で熱々で美味しい。そして丸玉地ごはん。ごはんの入った茶碗蒸しなんだがこれが本当に旨い。何度食べても美味しい。ポン酢で味変しても美味しい。
デザートは嶺岡豆腐。これで2750円リーズナブル。以前よりも値上がりはしているけど。女将がちゃんと気くばりしていて、こんなに接客がいい店だったっけって思った。以前はあまり女性の印象がなかったんだが。