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カード
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キッチンを覗いて
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店内から見える雪
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フォリオリーナの看板は無いのです
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我が家からの開店祝いのプリザーブドフラワー
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1月23日に軽井沢であのフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナが再開という案内を頂戴して、もう行きたくて行きたくてウズウズしていたのだが、やっと実現。オープンの日には、プリザーブドフラワーを贈っておいたのだが、ちゃんと飾ってくれていて、店内には我々のような信者からの貢物の花等が色々置かれていた。
今日は、東京も雪だったのだが、軽井沢はすっごい雪。しかも雪だるまも出来ないようなパウダースノーだ。タクシーで軽井沢駅から店に向かったのだが、タクシーの運転手さんは、「もしかしてあの最近出来た所かな」ってなノリで連れて行ってくれた。それも当たり前で、もちろん看板も出ていないし、どこにもフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナとは書かれていなくて、単に「Kobayashi」とあるだけ。店に着いたら、小林さんの息子さんと遭遇。話は聞いていたけど、お会いするのは初めてで、娘の3歳上なのだが、NEWSの山Pのようなイケメンだった。
どこから入れば良いのかウロウロしていたら、小林さん登場。そして久しぶりの葉子さんにもお会いできた。二人目のお子さんをおんぶしながらキッチンで料理している。以前よりもずっとアットホームな感じで、1卓だけあるテーブル、そして暖炉。小林さんが毎日薪割しているのだそうだ。テラスには、中目黒のフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ時代に見慣れた椅子が置かれていたりしいる。
内装は温かい感じで、テーストは中目黒の店とちょっと異なるのだが、アルマーニ 銀座タワーをデザインした西森事務所の手による物なのだそうだ。ご自宅も併設されたこちらは、庭も広く、今日は一面の銀世界でパウダースノー。料理の進行もゆっくりしていて、娘は料理が出てくるまでの間、何度も外に出て駆けずり回っていた。フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナとしての営業は9月から5月までで、6月は休み、7月8月は店内は使わず、20席程度のトラットリアとしてこちらの庭で料理を出すそうだ。
スプマンテを使ったカクテルで始まる。その後に白ワイン、赤ワイン、食後のグラッパが料理に合わされる。
出てきた料理は以下の通り。
・アワビと野生のキノコを盛った古代米のリゾット(かなり濃厚な味付け 娘用にも少ないポーションで用意してくれた)
・子牛のオッソブッコ ポレンタ(マリーエ時代を思い出すような濃厚な味わい。骨髄がこれまた美味しい。こちらも娘用にも小さなポーションで用意してくれた)
・チーズのスープ アーティチョークの素揚げ オリーブの香り(深い味わいのスープ。こちらもこちらも娘用にも小さなポーションで用意してくれた)
・娘にショートパスタを出してくれて、我々にはジビエのリゾット ちりめんキャベツ包み(これも美味しい)
・鳩のグリル チョコレート風味のソース(内臓系にチョコレートの風味をつけたソースが別に供される。鳩の火加減は完璧で、旨い)
・チーズと鰻の稚魚(これも美味しい)
・セルフィーユのスープ 洋梨のソルベ(洋梨のソルベとの相性も良く美味しい。娘にも用意してくれた)
・エスプレッソ
料理は、中目黒のフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ時代よりもポーションは大きめでかなり満腹になる。味わいも、むしろマリーエ時代に戻ったような濃厚さ、奥深さを感じさせた。彼の場合、毎回テーマが違っていたりするので、今回はたまたまそう言う趣向だったのかもしれないが、それだけにまたここを訪れたいと強く思ってしまう。
軽井沢のこの辺りは、水が硬水で、パスタを打ったり茹でたりするのにとても適しているとのことで、東京で料理をするよりも、イタリアと同じ感覚で料理できると嬉しそうに話していた小林さんが印象的だった。軽井沢移転はもう8年以上前から検討していたのだそうだ。ところが、リーマンショック後に物件が全く動かなくなってしまい、今日に至ったのだそうだ。
何しろ、ゆったりと時間が流れ、キッチンには小林さんの二人のお子さんもいて(時々まだ1歳の下のお子さんの泣き声が聞こえたり)、レストランと言うよりも小林家のリビングに招かれているような感じで、あっという間に4時間以上過ぎていた。私はすっかり酔っ払ってしまい、途中何度も気を失ってしまったし、このまま泊まれたらどれだけ幸せだろうと思いながら過ごした。
軽井沢に向かう新幹線の中では、食事を終えてから、アウトレットにでも行こうかとかデリカテッセンにソーセージでも買いに行こうかとか話していたのだが、結局帰りの新幹線にギリギリの時間になってしまい、結局、このレストランで食べるためだけに新幹線で往復して、他の事は一切できなかったのだが、それでも満足できてしまった。それは私が単に彼のファンだからかもしれないが。
軽井沢に移転した事で、今まで以上に彼のファンのみがわざわざこの店を訪れ、この店のレビューを書くため、現状でもとてつもなく食べログの点数が高くなっているが、この店の料理は、決して誰にとっても快適な料理ではない。マニア以外には薦められない店であることは、軽井沢にあっても変わらない事は書いておく必要があると思い付け加えさせてもらった。