2回
2015/04 訪問
値上げしてもCPの高さは変わらない
久しぶりのこんどう。私の後輩が利用した際に、近藤さんが私の娘からの年賀状で行きますと書いてあったのに、全然来ないと言っていたとの情報が入り(予約が取れないから行ってないんだよ)と思いつつも、1か月以上前に予約を入れて利用した。コースは、4月から7000円と9000円になったのだそうだ。
私と妻はコースに、娘は単品ですっぽん鍋。今日の料理は、うすい豆腐にウニのせ(美味しい)、鯛の潮汁(美味しい)、お造りは中トロ カツオのたたき 鯛(上質)、ノドグロの塩焼き、娘にも何品か出してくれた。そして娘のオーダーしたすっぽん鍋(葱たっぷりのすっぽん鍋で、筍も入っていたよう。我々にはスープを一口くれただけだが)、筍 うすい豆 鯛の子の煮物(美味しい)、鮎と山菜の天ぷら(今年初鮎。旨い)、ムール貝の酒蒸し(これも美味しい)、ご飯は、アズキハタと筍の炊き込みご飯(花山椒をかけて混ぜて食べるとこれがまたうまい)、あさりの潮汁(美味しい)、デザートは桜プリン。
値上げしても変わらぬCPの高さだ。
以下は2014年7月のレビュー
久しぶりのこんどう。4人で利用した。5500円のコースを人数分とすっぽんの小鍋を1人前頼んだ。出てきた料理は以下の通り。鱧とウニ、オクラの酢の物、岩ガキ、金目鯛 インドマグロ クエの刺身、甘鯛とジュン菜のお椀、鮎の焼物、コース以外ですっぽんの小鍋1人前を4人で分け、ホルモン刺し、加茂茄子と身欠き鰊の煮物、椎茸 トウモロコシ 万願寺の天ぷら、鰻の炊き込みご飯と肝吸い、香の物、マンゴープリンとワインのジュレ。リーズナブルで料理は今日も美味しかった。
以下は2014年2月のレビュー
すっかり予約困難な店になり、今回は2週間以上前の予約。娘の3日前の誕生日祝いで、娘のリクエストでの利用。荒木町も雪でいっぱい。朝に近藤さんから予約と言うか来れるかどうかの確認の電話を頂戴した上での利用だった。
娘はいつものようにすっぽんの小鍋(2300円)。今日の料理は、フグの煮凝りと花山葵のヒラメ巻黄身酢(黄身酢の塩梅が良く美味しい)、桜鱒の粕汁(あったまる)、ハタと鰤、メジのトロの刺身(ハタが特に良い。鰤もトロもしっかり甘い)、白甘鯛の幽庵焼き(幽庵焼きだが、柚子ではなく柚子胡椒を使ったとの事。なかなか美味しい。付け合わせの味噌が相変わらずの美味しさ)、源助大根のふろふき フォアグラ味噌(フォアグラを使っていてもしつこくなく、程よい加減でちゃんとした和食になっている。源助大根美味しい)、すっぽんの小鍋(ここで登場。葱たっぷりで、汁には生姜がたっぷり。今日はいつもよりちょっと味が濃く感じたが美味しい)、ギンポウ フキノトウ コゴメ タラの芽の天ぷら(軽い油で美味しい)、鯛飯(娘の誕生日祝いだからと鯛のお頭の入った鯛飯。旨い)、蟹の入った吸い物(吸い物と言うよりスープのような味わい)、香の物、チョコレートプリン。
今日も美味しかった。
以下は2013年8月のレビュー
あっという間に食べログの点数が4点台になってしまったし、Ericさんが入り浸っているようだし、このままではやばいと1週間前に予約を入れ家族で再訪した。私と妻は5000円のコース、娘は鶏の竜田揚げ(たっぷりで半分でもよかった。ちゃんと美味しくジューシーに揚がっていたが)とすっぽん鍋(2300円 葱たっぷりで土鍋でグツグツ煮込まれているすっぽん鍋は生姜がきいて旨い)をオーダーした。
鱧子の煮凝り寄せオクラのせ(ちょっと甘めな味付けだが美味しい)、丸豆腐のお椀(生姜のきいた吸地でもちろん美味しい。焼き生麩も美味しい)、メジマグロやサバのお造り(ちゃんとしている)、蛸と冬瓜の冷たい炊き合わせ(これもちょっと甘めだが蛸の柔らか煮を含め旨い)、鱸の味噌幽庵焼き(見た目はかなり味が濃そうなのだが、食べてみるとまろやかで旨い)、鱧とトウモロコシ(めぐみ)の天ぷら(軽く上手に揚がった天ぷらはまた旨し)、たっぷり山椒の入った穴子の炊き込みご飯(山椒がきいていて大人の味だが、これまたとっても美味しい)、赤出汁、香の物、桃のババロア(上品な美味しさ)。娘は竜田揚げやすっぽん鍋以外にも、鱧子に丸豆腐や刺身、天ぷら、炊き込みご飯と結構食べ、近藤さんといっぱい話していた。
以下は2013年6月のレビュー
先日こちらを利用してとっても良かったので、今回は家族で利用。数日前の予約で利用できたが、前回とは異なり、今日は満席。大忙しだった。
私と妻の分はコースで予約しておいて、娘の分はアラカルトですっぽん鍋(2400円)をオーダー。近藤さんに、子供用に少なめな料理を作りましょうかと言われたのだが、娘はすっぽんにすると言うので、そうした。
出てきた料理は以下の通り。とうもろこしと豆乳の豆腐(しっかりととうもろこしの旨み。まろやかな食感)、鱧とジュンサイのお碗(鱧出汁と鰹出汁の輪郭のしっかりしたお碗。鱧もジュンサイも娘の好物なので、必然的に娘がかなり飲んだ)、メジ鮪の中トロとオコゼの薄造り(お造りは、やはりこの価格とは思えぬクオリティ)、娘のオーダーしたすっぽん小鍋(たっぷりの葱に覆われたすっぽん鍋は生姜も効いていて美味しい。小鍋というが、かなりたっぷりで、くろいわのすっぽん入りのコースで出てくるすっぽん鍋程度はボリュームがある。グツグツ土鍋で煮込まれ、東京風の塩味ではなくコクのあるタイプのすっぽん鍋で美味しい)、千年鯛の酒蒸し(身の厚い千年鯛の酒蒸しも美味しい)、マナガツオの味噌幽庵焼(これが絶妙な旨さ。ともかく旨い。娘も凄く気に入っていた。付け合せの味噌がやはり美味しく、酒に合う)、穴子と車海老 トウモロコシの天ぷら(天ぷらもちゃんとしているのが嬉しい)、稲庭うどん(たっぷりの薬味と鴨ロースののった稲庭うどんで、これも美味しい)、マンゴープリンに白ワインジュレ(娘には白ワインジュレを除いてくれた。ちゃんと美味しいマンゴープリン)。
やはりこれだけちゃんとした食材で、丁寧な料理をこの価格で楽しめるのは申し訳ないほど。葱たっぷりのすっぽん鍋もとっても旨いので、お薦めだ。予約困難な店にはならないで欲しい。
以下は2013年5月のレビュー
ずっと利用したいと思っていた和食こんどうを初めて夜に利用した。数ヶ月前にこちらで、私の知り合いの食事会が開かれて(残念ながら私は出席できなかったのだが)、とっても評判が良かったし、礼讃のブログでも度々こちらのご主人が登場するので是非とも利用したいと思っていた店だ。こちらのご主人 近藤明弘さんは、現在の金田中の松本料理長の下で金田中の前の店から一緒に働いていて、四谷うえ村のご主人とも仲が良いらしい。
その食事会では、基本アラカルトしかないと言うのを無理矢理コースにしてもらったとの事だったのだが、現在はアラカルトのメニューは豊富だが、5000円のおまかせコースも存在する。今日は、そのおまかせコースにした。出てきた料理は以下の通り。
まずは、鱧と蓴菜の酢の物(角の取れた優しく飲み干せる酢の加減は、まさに金田中の味わいで美味しい)、椀物はスズキの丸仕立て(5000円のコースですっぽん出汁の椀物が出てくるとは思わなかった。生姜の効いたすっぽんの吸地はもちろん美味しいし、スズキも美味しい)、お造りは鰹 ヒラマサ アオリイカ シメサバ(これも上質。5000円のコースでこのお造りは頑張りすぎだと思う。量もたっぷりだし)、焼物はサワラの木の芽焼き(これまた美味しい。添えられた味噌が、昔新宿にあった金田中系の円相で美味しかった味噌と同じ味わいだった。ご主人は割が金田中とは異なると言っていたが。)、煮物は、賀茂茄子 こいも 海老 オクラの 冷たい炊き合わせ(しっかりした出汁。加茂茄子美味しい)、揚げ物は、稚鮎ととうもろこしの天ぷら(これまた美味しい。添えられた塩は藻塩だと思う)、ご飯は、桜海老とうすいえんどうの炊き込み御飯(これがまたとっても美味しい。香ばしい香りもうすいえんどうも旨い)、お揚げの赤だし(これも旨頃い)、香の物(オクラや胡瓜、大根の漬物も旨い)、水菓子は濃厚抹茶プリン 黒蜜添え(この抹茶プリンが濃厚で甘さがなく、黒蜜の甘さで食べるとほのかな甘さと言う感じでこれまた美味しい)。
いやいや、このコースで5000円と言うのはありえない原価のかけ方だし、オープンした頃の賛否両論の5000円のコースの料理をはるかに凌駕するクオリティだと思う。しかも酒も高くない。
今日は、5000円のコース2人前、生ビール2杯、黒龍 純米吟醸 2合で、トータル15000円程度だったとの事。いやあ、安い。しかもカードも使えて、個人的な印象としては、四谷うえ村の料理よりも丁寧に感じた。今までレビューが一件も上がっていないのが不思議だし、前日でも席が確保出来たし(今日は、その後2組ほど入店したが、我々が入店して1時間程度は貸切だった。貸切だったおかげで、色々と裏話が聞けて楽しかったが)、とんでもない穴場だと思った。
2015/04/18 更新
舟町一期で腹いっぱい食べた後、宵のまで〆ようと思ったのだが、3人は入れないと断られ、たまたまこんどうを窓から覗いたら、近藤さんが出てきて、入れると言うので、近藤で二次会。
かわき物を中心にお願いした。酒は刈穂 春KAWASEMI(結局3〜4合程度飲んだ)、出てきた料理はじゃこ山椒(旨い)、山菜の天ぷら トリュフ塩(旨い)、カラスミと山芋の細切り(旨い)、ヒラマサとアオリイカの和え物(旨い)、漬物の盛り合わせと白いご飯に蜆の味噌汁。ご飯の上にじゃこ山椒カラスミヒラマサとアオリイカ漬物3種全部盛りで食べた。旨い。
結局3人で15700円(合計)。結構食ってしまった。