4回
2022/02 訪問
きらめく逸品のふぐコースで福岡の冬を堪能
福岡は天神から南へ程近く、高宮にあるこちらのお店。
いよいよ河豚の旬のシーズンとなり、例年のキャンペーンが始まった。今年で17周年とのことだが、この時期は事前予約で、ふぐコースが一人税抜6000円で堪能できる。たいへんありがたいプランである。
期間中、二度三度と伺いたくなるところ。
さて、本日のメニューは以下の通り。
・小鉢
まずはじめはビールをオーダ、次はハイボール。これとあわせて先付けで出てくるのはなまこの刺身。こりこりして紅葉おろしも相まり、おつまみによい。
・ふぐ刺し
一人一皿にふんだんな量で贅沢に出してくれる。ことしも期待を裏切らない美味。皮に近い部位も含めて、この後も余すことなく河豚を堪能できるのである。ネギと紅葉おろしを巻きながら味わうとよい。
・ふぐ白子
これが一口で食べてしまえるものの、なめらかな食感がいつまでも続く。クセになる一品、これだけ食べ続けてもよいつまみである。
・ふぐから揚げ(かなとふぐ)
揚げ具合よくからっとしてるが、身はふっくら白い。味付けも濃さがあってよい。3つあるのでこれをつまみに、ハイボールは既にラストスパートになる。
・ひれ酒
さて、このタイミングで河豚のヒレ酒。スタッフの妙技で、さらっとヒレを炙ってくれる。たまらない味わい、大きくこれで5杯は続けられる。
・ふぐちり
まずワカメから、これがまた食間抜群で旨い。ネギ、椎茸、春雨、豆腐と入れたところで、河豚の身がふんだんに入れられる。春菊も入って仕上がり。いくらでも食べられる鍋。
・ふぐ雑炊
〆はその場で玉子も入れ、雑炊に仕立ててくれる。冬に食する醍醐味。大根の漬け物も添えられており、これで一日の楽しみがすべて整えられる感じである。
2022/02/20 更新
2021/12 訪問
本物の魚に出逢う・ふたたび
今宵は、平尾から移転して2回目の訪問。
世の中もようやくじっくりと魚と酒が楽しめる状況になった、ということで、ここの名物のご紹介である。
ふぐの季節になりつつあるが、それは次回のお楽しみに。
・きびなごと枝豆
お通しのきびなごは酢味噌に和えられており、はじめからビールがよく進む。
・さばのお造り
盛り付けから美しいのだが、今回もよく絞まっている、しめられてもピクピクと動く新鮮さである。玉子がはいった胡麻醤油につけて食べるのがよい。
・イカの刺身と塩焼き
烏賊は言うまでもなく。骨はふだんは天麩羅にするところ、おすすめの塩焼きをはじめて頼む、これが旨い。焼き加減よく七味マヨも相まっていくらでも入る。
・ごぼうの天麩羅
ここのもう一つの名物、チュロス的に頂くのがよい。一人前の長さにいつも圧倒される。
・鯛なべ、雑炊
鍋は出汁を重視して今回は鯛にて、これを〆に雑炊で頂くのがまた最高である。
2021/12/11 更新
福岡は高宮駅から程近く。このエリアで魚の名店といえば、ここはもはや欠かせないところである。
冬の河豚シーズンがおわり、夏にかけては新鮮な鯖も味わえるが、この日は唐津直送のイサキが入ったとのことで、これをメインに仲間と酒を交わすことに。
イサキは写真のようなビジュアルで、活け作りで出してくださる。ここの店主の腕は相当なもの、とにかくどの刺身も5割増しで旨く感じる。この日のイサキも鮮度高く、食間と若干の脂の甘さが夏の昼間の暑さを吹き飛ばす。
その他にオーダした、烏賊の刺身&天麩羅、牛蒡天麩羅、魚ロッケ、エイヒレ、出汁玉子、どれも非の打ち所なく最高である。〆はイサキのアラでとった味噌汁、旨し。
ついつい長居したくなる心地よさ。季節が変わる度に、旨い魚を求めて伺うべきところである。