レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
2回
2019/08訪問 2019/09/01
【禁煙】地産地消にこだわり最高のサービスを提供してくれる唯一無二の神戸グランメゾンの最高峰☆
【神戸での半日バースデー企画2019⑥】
今回は仲良くしていただいている素敵な女性のバースデーを神戸でお祝いする半日企画です。
もしも参考になればと思い、あえて時系列でナンバリングさせていただきました。
まず最初に、こちらのお店の料理とサービスにとても感動しましたので詳しく内容を記したいと思います。
料理やペアリングのワインやサービス内容を具体的にお伝えしたく1万文字超えレビューになりました。
お時間のある時にじっくりお読みいただけると幸いです(^^)
トアロードを北上して「山本通3」交差点を右折して異人館通りと呼ばれる山本通りを東へ約200mです。
北側に突如として現れる「白亜の洋館」が旧グラシアニ邸です。
『北野町は港町としては初めて国から重要伝統的建築物群保存地区として選定された日本屈指の美しい街です。
明治期半ばから大正期にかけ神戸港の居留地で仕事をする外国人たちが西洋式の邸宅を建て移り住みました。
1908年(明治41年)に貿易商と思われるフランス人の一家が、神戸の街を住まいに定めました。
ふるさとのスタイルをそのままに建てたのがグラシアニ邸です。
現在は他の異人館同様、伝統的建築物として指定・保護されています。』(HPより抜粋及び編集)
食べログのシステム上は2回目になっていますが、実際には3回目のディナー訪問になります。
8月末まで送迎プランというのがあり、三宮などからTAXIで伺うと往復運賃を支払額から相殺してくれます。
でも今回はトアロードを歩いて伺い、帰りも直接ハンター坂に向かったので使うことなく残念(^^;
さてこちらのレストランは『フランス料理の古典を重んじる正統性と新しい味へと向かう創造性の調和』をめざし、
地産地消にこだわった素材と世界各地の選りすぐりの旬の食材を取り寄せています。
北野らしい"異人館"という非日常的な空間で素晴らしい料理とサービスを受ける唯一無二のグランメゾンです♬
以前お伺いした際に、料理はもちろんワインなどのペアリングで最高に楽しませていただいた橋本支配人が、
この日もいらっしゃるということを予約電話の際に確認したのでワクワクしながらの訪問です。
支配人はニューヨークやハワイも担当されていて1年のうち半分はお店におられないようです(^^;
予約の際にバースデーということでプレートへのメッセージとバラの花を1輪用意してもらいました。
1階メインダイニングの一番奥にゆったりした席をセッティングしていただきました。
手前のテーブルは赤いバラの花びらとキャンドルだけのために用意されています。
まさにバースデーをお祝いするにふさわしいセッティングです♬
いつものように神戸をイメージした60種類あるガラスのウエルカムプレートの1枚が迎えてくれます。
料理に関しても若いシェフに替わられてから初めてなので期待も膨らみます。
今回は食べログの予約システムを使ったので平日特典が付いていました。
この日のメニューと橋本支配人に選んでいただいたペアリングは次の通りです。
◆Menu GRACIANI:14,000円⇒12,000円(別途消費税+サービス料7%)
【8月平日限定食べログ特典】
◎WINE PAIRING:8,000円
~INNOVATION~
◎”BEAUMONT DES CRAYERES”(ボーモン・グランド・レゼルヴ・ブリュット)市販価4,800円
シャンパンを目の前で抜栓していただきました。バースデーの特別感がありますね♬
非常にきめ細かな泡立ちが目を惹きます。スッキリしながらもフルーティでまろやかで美味しい。
最近特に美味しくなってきたと評されるややピンクがかったシャンパンです。
※シャンパングラスは女性が手に持った時に絵になるように計算されたということで確かに美しい(^^)
◆Poulpe:淡路・フレッシュグループのトマトと明石・小蛸
淡路島のトマトのコンソメにヨーグルトを加えたシャーベットがスッキリと美味しい。
明石の小蛸のやわらか煮にフレッシュトマト。ディルがアクセントになっています。
※産地や生産者のお顔を順に見ることができるディスプレイ付きのお皿(プレート)です(^^)/
素晴らしい発想ですね。3分ぐらいで1周しているようです。
◎”SI ROSE 16 & 17 Christian Binner” ( シ・ローズ 2016&2017 クリスチャン・ビネール)市販価3,900円
ヴァン グリと呼ばれる白ワイン用の葡萄の皮を数十日程度一緒に醸して作るロゼ ワインがありますが、
これは更に醸したオレンジ ワインです。ピノグリとゲベルスラミネールのブレンドだそうです。
8ヵ月間醸したワインに翌年のフレッシュなワインをブレンドしているので2016&2017になっているんですね。
飲み口もとっても優しい仕上がりでほんのり甘さを感じてフルーティーな味わいです。
ラベルに「肝臓」の絵が描かれているのは、「肝硬変」と発音が似ているためのようですね(^^;
◆Ayu:今が旬、揖保川の鮎と黒大蒜
揖保川の鮎の中には自家製黒にんにくのピューレ。さらに周りには超薄くスライスした食パン。
上には同じく揖保川のクレソンを添えてます。塩焼きではなくワインに合わせるための変化球みたいです。
2種類のソースはクレソンのピューレ&鮎の肝・骨・頭を良く焼いたピューレで絡めながらいただきます。
まずはローズのような心地いい香りが立ち上ります。サックサクの食感のあとで口の中に鮎が広がります。
ソースとの相性が抜群です。二人で顔を見合わせて自然に笑いが出るほどメチャクチャ美味しい♬
特に彼女は鮎の肝や骨などのソースが気に入ってディップとして使いたいと言ってました(^^)
◎”LOIMER LENZ 2018 Riesling”(フレッド・ロイマー レンツ リースリング 2018)市販価3,000円
ピュアな果実味を感じる軽やかなリースリングで辛口の白ワインです。
フレッド・ロイマーは2004年にロンドン・インターナショナルワインチャレンジで
辛口リースリング部門第1位に輝いた注目の生産者です。
ミネラルがたっぷりでフレッシュでエレガントでアロマティックな香りが広がります。
スッキリした美味しいワインです。
◆自家製プチバケット
明石で採れた海苔を混ぜた自家製の海苔バター&フランス ノルマンディ地方のイズニー社の有塩発酵バター
さらに追加で試作品の自家製バターを持ってきてくれました。
何と「美味しすぎるので気を付けてください」と言われてビックリ。
自家製のバターで淡路島の玉ねぎを低温でフライドオニオンにして3日ほど寝かせた超美味しいバターです♬
このあとも2種類の自家製のパンを出していただき、パン好きの彼女は大満足してました。
ちなみにパンはすべて店内で焼いているそうで、焼けない時には予約を受け付けないというこだわりです。
◆Aubergine:淡路・シラサエビと丹波・婦木農場の茄子
まずは見た目がキレイで超可愛いんですよね(^^)
シラサエビの周りには頭の部分でコンソメと茄子の皮で色付けし香り付けしたジュレ。
焼き茄子を皮ごと使ったピューレ、バジルのマヨネーズ、茄子のペーストもしっかりしたソースです。
シェフの無駄を出したくないという考えで皮まで香りや色合いに使うことでロスを出さないらしい。
プリップリで海老好きの彼女にはたまらない1品のようです。もちろんボクも超美味しい海老です♬
海老のシッポは飾りなので外してくださいと言われてたけど、彼女は我慢できずに食べてました(^^;
素材のすべてを感じ取れるようで深みのある味わいになっているように思います♬
◎"DONNEFUGATA Ben Rye 2016” PASSITO DI PANTELLERIA DOC
(ドンナフガータ ベン・リエ ハーフ2016)フルボトルの市販価8,640円
次のフォアグラに合わせて甘いワインを選んでいただきました。
イタリアのシチリアより南のパンテレリア島にあるドンナフガータ社のパッシートといわれるワインで、
葡萄は「ジビッボ(アレキサンドリア・マスカット)」で丹念に陰干しを繰り返して作られる稀少品です。
干しブドウにしてから搾ったワインで単独でも楽しめるワインです。
「ベン・リエ」は世界3大デザートワインに匹敵すると言われるほどクオリティーが高いらしい。
甘いけど美味しい♬
「これはアプリコットだろう?」と言われるほどのアプリコット感が半端ない(^^)
◆Foie gras:滑らかなフォアグラ 北野ビヴェーレ・楠木さんがブレンドしたフォアグラの為のコーヒーのジュレ
フォアグラの周りには珈琲のジュレとソースがたっぷりです。
見た目は「昆布巻き」みたいです(^^;;;
メレンゲは食感のアクセント、ほおづきはお口直しです。
珈琲はお店の並びにある喫茶店のマスターに頼んでハワイコナを中心にブレンドしてもらったそうです。
フォアグラのテリーヌを持参して実際に味を合わせたそうです。
香り付けをするために最後に目の前で珈琲豆を擂ってふりかけてくれます。
一口食べただけでもう言葉が出ません。この珈琲のジュレが超美味しい。
しかもフォアグラとの組み合わせが絶妙で笑いが出る美味しさです(^^)
これはまた次の日にも食べたいと思わせる未知の組み合わせの秀逸な味わいです。
「美味しいぞ!!」そして「参りました」というのが正直な感想です。
フォアグラ用にブリオッシュも出していただきました。
◎”CHABLIS 1ER CRU FOURCHAUME 2016 AOC” (シャブリ プルミエ・クリュ フルショーム)市販価4,000円
フェーヴルファミリーは18世紀からシャブリでブドウを栽培してきた一族らしいですね。
2004年からドメーヌ元詰めを始め昔ながらのシャブリのミネラル感の味わいとふくよかな果実味があります。
さらに非常にキレがよくてスッキリしながらも深みを感じる美味しいワインです。
※ここまでのグラスはザルト(ZALTO)で業務用としては割と人気のグラスですが、
ここでオーストリア王室御用達でハンドメイドのロブマイヤー(LOBMEYR)のグラス「バレリーナ」が出されます。
市販価は2万円以上のグラスなのでレストランで使われるのは贅沢ですね(^^)
割れる音がとても繊細でパリンという音は離れていてもロブマイヤーが割れる音とわかるそうです。
◆Palourde:丹波篠山・吉良農園のズッキーニとアサリのブレゼ
赤穂の水産会社の内海のアサリでキレイに周りを掃除して、その部分をズッキーニと一緒に刻んでアサリの下に。
目ネギから取ったグリーンのオイルを合わせて、さらに一番下がアサリのフラン(茶わん蒸し状)です。
アツアツの器で出されたアサリの超満員状態にビックリですが、ずるいほど美味しいですね。
プリプリ食感のアサリとオイリーなソースが良く絡んで口の中は瀬戸内海です(^^)
実はこの辺りでオジサンはもう満腹に近くなってきました(^^;;;
~TRADITION~
◎Pouilly Fume Pur Sang Domaine Didier Dagueneau 2015
(プイィ・フュメ・ピュール・サン 2015 ディディエ・ダグノー)市販価13,400円
中央フランスのロワールを代表するアペラシオン「プイィ・フュメ」のソーヴィニヨン ブランのワインです。
昔この地方のソーヴィニヨン ブランで造られたワインは”PUR SANG”と呼ばれたのでその名を付けたようです。
ロワールの鬼才といわれた今は亡きディディエ・ダグノーの息子さんの代らしい。
次の塩分強めの料理に合わせたワインです。
まずは香りが最高に良くて少しベジタブルな香りを感じます。
ミネラルが効いた酸味を感じるフルーティな味わいですが辛口でしっかりした味わいでとっても美味しい♬
◆Bar:丹波・なゆた農場の胡瓜と淡路産スズキ
形と旨味を重視するために普段は寝かせて使うことが多いそうですが、
今回はブリブリ食感を楽しめるように鮮度のいいスズキを使っているそうです。
上にはアクセントでオリーブオイルで揚げたパン粉が乗せられています。
自家製のアンチョビバターをシート状にして上だけのオーブンで焼いています。
酸味が効いた白ワインソースに胡椒やコリアンダーなどのスパイスで香り付けされています。
さらに下には胡瓜のペーストとオイル、胡瓜の芯とともに煮込んだフレーバーも移していて、
「これぞフランス料理!!」と言われるほどのソースですね♬
パン粉のカリカリ食感とスズキのホクホクでほっこりした食感の対比がいい。
温かい料理なのに胡瓜もシャキシャキしていて、あらゆる食感を楽しめました。
塩味の効いた身の美味しさに彼女も「ムチャクチャ美味しい」と連呼してました(^^)
◎”CHATEAU POUPILLE 2010”(シャトー・プピーユ 2010年 ボルドー 赤ワイン フルボディ)市販価2,700円
樹齢40年のメルロー100%です。デキャンタしていただいておりグラスに注いで香りが広がります。
新樽でしかも18ヵ月熟成ということで果実味がとても豊かで酸味とのバランスも素晴らしい。
あっという間に飲んでしまいそうな香りも良くて美味しいワインです。香りよりもあっさりした味わいです。
彼女も何回も「メチャクチャ美味しい」と言ってました。
本当にこの市販価でこのレベルのワインが飲めるのかなぁ。ボクのリサーチミスかもしれません(^^;
◆Bœuf:神崎郡・牛尾農場のジャガイモと三田和牛ランプ肉のロティ
三田和牛のランプの部位をしっとり丁寧に火入れしています。
下にはじゃがいも「きたあかり」のエスプーマ。
お肉に隠れたつるむらさきのソテー。上にはきたあかりとシャドークイーンのポンムスフレ。
ポンムスフレは2度上げすることでプクッと膨らんで、中が空洞になっているじゃがいもです。
フォークですぐにしぼみます。とても軽くて美味しい♬
ソースはお肉の出汁をそのまま使ったものです。
シンプルだけど肉の美味しさが際立ちます。
半分ぐらい食べたところで「味変」をしてくれます。
何とオーストラリア産の黒トリュフを躊躇なく削って思う存分振りかけてくれます。
サマートリュフではなく季節が逆のオーストラリアの黒トリュフです♬
抜群の香りが立ち上る黒トリュフですが、あまりにもいっぱいかけてくれるので
彼女も「ヤバイ」を連発。思わず「お嫌いですか?」と聞くと「好きです」と(^^)
広いレストラン内に黒トリュフの香りが充満しています。スゴイ!パワフルです。
しかもヤバいほど味変してます。より深みと厚みが増した味わいに驚きと感動しきりです♬
※カトラリーはここまではクリストフルでしたが、ラギオールに替わりました。
前回も楽しんだフランスのデザイナーフィリップ・スタルプとのコラボで生まれたナイフ。
このナイフに合わせるためにエルキュイのフォークをわざわざナイフの雰囲気と合わせるために
新潟の燕三条でマット加工した25cmほどの長さがあるフォークです。
お店では国産のナイフは価格が高いけど兵庫県産(三木市など)のものを探しているそうです。
~IMPRESSION~
※食事からデザートに替わる際に、料理の香りを残したままデザートに移るのは気になるので
香りと雰囲気をガラリと変えるためにミントの香りのブクブク(ドライアイス)が置かれました。
ほのかなミントの香りが広がり気分一新です(^^)
毎回料理の香りから遠い香りを選んでいるようです。
◆Pastèque:西瓜のスープとライムのグラニテ
西瓜のコンポートとレモンのジュレ。
その上にレモンライムのシャーベットを目の前で擂ってくれます。
すぐに溶けてしまうので、小さなかき氷機みたいなものですね。
ライムの香りが心地よくて、西瓜のコンポートには塩も効いています。
サッパリした味わいが夏にはとってもいいですね。
食べている間もブクブクと音を立てていました♬ 可愛い(^^)
◎Bas Armagnac Baron Gaston Legrand 1994(バロン・レグランド バ・アルマニャック 1994)市販価10,000円
アルマニャックの為に蒸留される白ワインの生産に使用されるのはユニ・ブラン50%、バコ・ブラン40%、
フォール・ブランシュ & コロンバール10%とのことです。
ヴィンテージは需要と必要に応じてのみ瓶詰めされているようで、その必要が無ければ
アルマニャックは樽に入れられたままで、ボトリングは伝統的なラインで手作業で行われます。
実は彼女が席を外した際に支配人から「誕生年のヴィンテージアルマニャックがあるかもしれないのですが、
もしよろしければ探して、お出ししましょうか?」と聞いてくれたのでぜひお願いしますということで
彼女の誕生年の1994年をお願いしたところ、あったので出していただきました♬
まずはデザートで使っていただき、そのあとタネ明かしで飲むことができました。
とっても香りが良くてまったりとしたまろやかな味わいです。
甘味も感じるけどしっかりした男性的な印象があるのはさすがにアルマニャックですね。
◆Pêche:神戸・平井農園の桃と新生姜のジュレ 桃とレモングラスのソルベ
メインのデザートは桃を使ったもので、目の前で調理して仕上げてくれます。
桃は水分が多い果実で同時に火を入れると崩れてしまうので、まずはソースを作ってから桃を加えるそうです。
グラニュー糖をフライパンで溶かしてミントのシロップにフランボアーズを加えたものと煮詰めてソースにします。
グツグツと煮詰めて高濃度になって香りが変わったところで、ピーチツリー(桃のお酒)を加えます。
フランベのように炎が立ち上ります。さらにアルマニャックのブランデーを加えてまたまた炎が上がります。
豊かな風味を次から次に移していく感じです。最後に桃を加えます。
ここまで見ているだけで彼女が「絶対美味しいですよ」とささやいてました。
彼女には”Happy Birthday ○○”というお祝いメッセージがかかれたプレートに乗せて出されます。
それと同時に赤いバラ一輪をボクに渡してくれたので、目の前の彼女に渡してから、
お店の方と一緒に「お誕生日おめでとうございます!」
さらにこのデザートに使ったアルマニャックブランデーが彼女の生まれ年の1994年ということが明かされます。
これにも非常に喜んでいただき、このアルマニャックとバラの花を隣のテーブルに乗せて完成形です(^^)/
温かい桃のソテーの下にはビスキュイ生地。
フレッシュな桃の角切りを両側に、奥には桃とミントのサッパリしたアイス。
プルプルしているのは新生姜のゼリーで生姜の風味をほんのり感じます。
緑色のソースはミントで、ピンク色の桃のソースと合わせていただきます。
ボクの感想は「まるで遊園地みたいなデザート」ですね。
もちろんすべてが美味しいです。火を入れても桃の甘さや美味しさは変わらずです。
生姜のジュレも意外にあっさりしていて美味しい。
このすべての流れを「指示通りにさせていただきました」とホストのボクを立ててくれましたよ。
こういう対応はさすがですね。
◆Mignardises et Chocolats Café ou Thé:お茶菓子と食後のお飲物
ワゴンサービスです♬
デセール(デザート)をワゴンサービスにすると、温度帯などの状態管理が大変なので、
とりあえずガトー(お茶菓子)だけをワゴンにしたそうです。
しかもランチでもすべてを提供しているそうですよ。スゴいですね。
これでも2人用にセットしていただいた量とのことですから、普段はもっとボリューミーでしょうね。
でもぜ~んぶ食べたいですね(^^)
まずは左側ワゴンの下段から、スパイスを効かせたマカロン、イチゴのロールケーキ、
マンゴーとオレンジのムース、ホワイトチョコのケーキ、アプリコットのフルーツゼリー、
上段は黒トリュフのパウンドケーキ、カシスのギモーヴです。マシュマロとは違うそうです。
本来は卵白を使ったのがマシュマロで、卵白を使わないのがギモーヴですが、最近は厳密ではないそうです。
こちらのギモーヴも卵白のパウダーが入っているそうです。
右側ワゴン上段の生チョコレートは、ベイリーズ(アイリッシュクリーム)、カモミール、チョコクランチ、
シャンパン、バジルです。
下段のタブレットチョコレートは、丹波の黒豆、丹波のパクチー、豊岡の甘えび、篠山の金ゴマ、一味、
海苔、淡路の玉ねぎです。
何とも味が想像できないチョコレートもいっぱいありますね(^^;
正統派のチョコレートはラヴニューなどの専門店に任せて、
こちらのお店では変なチョコレートばかりを出しているということでした。
変わったチョコレートも大好きです。
彼女は、黒トリュフのパウンドケーキ(さらにお誕生日なので黒トリュフを乗せてくれました)、
アプリコットのフルーツゼリー、イチゴのロールケーキ、シャンパンのチョコレート、チョコクランチ。
ボクは、カシスのギモーヴ(10cmぐらいいきましょうか?と言われたけど3cmでお願いしました)、
マンゴーとオレンジのムース、シャンパンのチョコレート、パクチーのチョコレート。
彼女が選んだ黒トリュフのパウンドケーキに贅沢にも黒トリュフを乗せる発想は当日浮かんだそうで、
実際に乗せて出したのは彼女が初めてということでした。
ボクのカシスのギモーヴは、ぷにゅぷにゅ食感で、カシスの風味が広がり美味しいのなんの。
マンゴーとオレンジのムースは想像通りの美味しさです。
シャンパンチョコはお酒を飛ばしていないので、濃厚な味わいが広がりとっても美味しい。
パクチーチョコはほんのりパクチーの香りを感じるかと思いきや、さほど感じなかった。
タブレットのチョコは彼女へのバースデープレゼントとして全種類を箱に入れて渡してくれました(^^)/
さらにお誕生日プレゼントとして、1杯ずつコニャックを出していただきました。
何と100年以上前のコニャックです。
◎JEAN PHILIPPON 1914 (コニャック ジャン・フィリポン1914年)市販価不明 入手不可
日本の在庫はすべて支配人が抑えてるそうです。ゆえに今現在はこの店でないと飲めません。
1978年度のコニャック・コンクールにおいてグランプリを獲得した一本。
蒸留年はなんと1914年でちょうど105年前にあたります。
世界史で学んだサラエボ事件に端を発した第一次世界大戦勃発の年だということを思い出しました。
国内で販売された時の価格は約20万円だったそうですよ。
このフィリポン1914はフランスではエリタージュ・ド・メ・ザイユ(祖父の遺産)の名で親しまれてます。
この香りはまさに干しぶとうで、眠っていた香りが起こされて、ふわ~っと広がります。
甘みもあって樽の香りもよく感じられます。
「絶対に合う」ということでボクにもトリュフのパウンドケーキの黒トリュフ乗せを出していただきました。
とっても美味しくてコニャックとともにいただくと、まるで竜宮城に来たような幸福感が体中を駆け巡ります。
「絵にも描けない美しさ」というより「言葉にできない美味しさ」といったところですね。
●珈琲または紅茶
彼女はストレートティでボクはハーブティからスペアミントをチョイス。
さっぱりした〆の味わいでした。
最後に支配人にお店のコンセプトをお聞きしました。
異人館という建物と同じく伝統的なものをベースにして美味しいソースを作りたいということです。
今回は夏なので軽めのソースでしたが、冬にはもっとガツンとした濃厚なソースが楽しめそうです。
お若いシェフらしくチャレンジ精神溢れるとても美味しい料理。
支配人のみならずすべての方がお客さんに楽しんでいただこうと努める最高級のサービス。
異人館という非日常でありながらも神戸らしいシチュエーション。
もちろんどれをとっても超一級品です♬
今回評価を見直しました。
何らマイナス要素がないので5点満点です。
ボクの中ではルサロンに続く2軒目の5点満点のお店です。
ぜひまた近いうちに伺いたい本当に素敵なグランメゾンです。
超お薦めです☆
2019.8.20
<2014年12月再訪しました>
年末の忙しい時期に訪問しました。
食べログまとめの「大人のカップルのための神戸ラグジュアリーナイト☆」でメインダイニングに推薦したお店です。
料理はもちろん美味しいのですが、それ以上にサービスがとっても素晴らしく素敵な時間を過ごすことができます♪
今回もぜひこちらで喜んでもらおうとセッティングしました。
ディナーコースは3種類あります。
●アミューズ・ブーシェ・・・右から食べることを勧めてくれます(^^)
・黄金蕪(早摘みの生)・・・バーニャカウダに六甲味噌 手でつまんで食べるとカリカリです。
・弓削牧場のフレッシュチーズのムース・・・はちみつを原料にしたビネガーを球体に固めたものが乗ってます。
黄色いイクラみたいで酸味があります。面白い発想ですね。カリカリのパンも乗ってます。
・アクラ(じゃがいもとタラのほぐし身のコロッケ)・・・ピーマンのソースでサクッと軽い食感です。
●オードブル①・・・クリストバルの赤サンゴのデザインの皿に乗って出されます。思わず取りたくなる(^^;
北海道産毛ガニのカネロニ仕立て(カニと海老のコンソメをシート状のジュレにして巻いたもの)
ベルギー産フレッシュキャビア”オシェトラ”と林檎のピュレ カリフラワーの蒸しパン
ウォッカクリーム(ウォッカを加えた生クリーム)
そのまま食べてから、組み合わせを変えながら味の変化を楽しみます。
塩分しっかりのカニと甘味のある林檎の相性がなかなかいいですよ♪
●オードブル②
フォアグラのパイ包みクラシックなスタイル 播州百日鶏のむね肉のスライスとムース
・・・トリュフとマデラッシュのペリーグーの甘いソースでいただきました。
※ここで甘いポートワインを持ってきてくれました。
●オードブル③
金胡麻のフラン(茶わん蒸し風)と小松菜のヴルーテ(スープ)に淡路島産サザエの柔らか煮
色合いがビビッドで面白いですが、味わいは濃厚でサザエの柔らかな食感がいい。
※ここでそれぞれのコースを選んだデザートまで入れたメニューを打ち出して持ってきてくれました。
●メイン(魚料理)
クエのしっとりと火入れしたポッシェとハマグリ
ハマグリエキスを泡立てたものとクエの骨からとった出汁とともに
・・・クエとハマグリを一緒に食べることを勧められましたがハマグリのエキスが強烈なので
せっかくのクエの旨みが消えてしまいそう。 淡白なクエはそのまま味わう方が美味しいと思います。
支配人にもお伝えしました。別々に食べる方がいいですね。
●メイン(肉料理)・・・ナイフとフォークが異常に長い見た目はスマートでキレイけどちょっと使いにくい
新作のラギオールで6本だけ購入したそうです。ミツバチをモチーフにしたデザインで
シレックスという合金を使っているそうです。
表面は芳ばしく中はしっとり 牛の出汁にうにを溶かしてます。
ボクはスペイン産イベリコ豚ロースのロティをチョイス。
骨付きで1週間吊るして水分を抜いているのでやや硬めの食感で脂も少なくヘルシーかな。
ソースは骨からとっている濃厚なもの。餌がどんぐりなのでナッツ系と良く合うということで
松の実のペーストを皿に塗っています。それを付けて食べました。
また「ブーダンノアール」という豚の血を混ぜたソーセージの輪切り。濃厚でこれぐらいが適当な量ですね。
●小さなデザート
プレデセールは柿をオレンジで溶かした「フルーツのコンポート」
ホワイトチョコのエスプーマにレモンタイムのシャーベットをのせ飴細工で飾られています。
爽やかな味わいですがホワイトチョコがまったりした印象でした。
●パン・バター
自家製パンで食事に合う「リスティック」 白パンとプチバケットの2種類を2個ずついただきました。
バターはどちらも無塩バターで甘いカルピスバターとラビエット社の発酵バター
●デザート(4種類から選びます)
ボクは「モンブランとラム・レーズンのアイスクリーム」をチョイス。
栗のスポンジ、外にマロンクリーム内側にマロンムース、中に栗が入っているので崩しながら食べていきます。
濃厚ですが香りが良くてとっても美味しい♪
このデザートに合わせてラム酒を用意してくれていました。
エレガントなタイプと強めのタイプなのでエレガントタイプを。
J.BALLYのマルテニックラムを出してくれました。
ジャマイカの通常のラムと作り方が違って、サトウキビのジュースを醸造して蒸留して樽で熟成しています。
それだけに美味しさが違いますね。上品な味わいを感じます。
●小菓子
・串に刺されたイチゴのゼリーとギモーブ(パッションとマンゴー)・・・甘くて美味しい
・バラのマカロン・・・バラの香りが口の中を席巻します
・クッキーにはカスタードクリームとフルーツ・・・サクサクして香りもいい
・トリュフショコラ(中にはポルチーニ風味)・・・さすがに濃厚な味わい
●コーヒー・エスプレッソ・紅茶・ハーブティ
ハーブティは4種類あります。カモミール・レモングラス・ベルベーニュ・ミント
ボクはハーブティのミント。
お酒はシャンパン、白ワイン、赤ワインを料理に合わせてグラスで出していただきました。
最後に前回同様、「変態」の酒造り手のジャンポール・メッテのブランデーを出してくれました。
冬期限定のペリゴール産を使った「トリュフのブランデー」です(^^)
グラスに黒トリュフをたっぷり入れてくれてその上にトリュフのブランデーを注いでくれます。
なんと贅沢なディジェスティフでしょう!
さすがに強烈な香りが容赦なく鼻を襲ってきます。ガツンと来ますよ!
冬場だけのトリュフブランデー。トリュフ用に小さなフォークも用意してくれるで最後までいただきます。
言葉をいただくと「キノコの森に迷い込んだ感じ」ですね。素晴らしい表現力です♪
サッと飲まないと、しばらく置くと胸焼けする感じ。
ちなみに前回はアスパラガスと生姜でした。
これを飲むだけでもこの店に来た価値があります。
続いてメッテが気に入っていることで「洋梨」のブランデーも出してくれました。
香りが本当に洋梨のさわやかさを感じます。42度ぐらいです。加水すると香りも飛ぶのでそのまま。
もう「メッテ」のブランデーにハマってます(^^;
カトラリーでは、前回同様にエルキュイの「アポストロフィ」がオードブルで出されました。
女性シェフが考案したという、デザインだけでなく使いやすさも抜群です。今回は写真に収めました♪
クリストフルもありますが、肉料理で出されたラギオールのミツバチをモチーフにしたデザインが面白い。
高価なので6本だけ購入したそうです。日本ではあまりお目にかかれないものらしいです。
いつもながらアヴァンギャルドで美味しい料理と、こちらの要望にすべて応えてくれる秀逸なサービスに
本当に楽しい時間を過ごすことができて大満足です。
2回目の訪問でこちらのお店の印象がさらにUPしましたので評価を見直します。
現時点で「おすすめレストラン」第3位にランクアップしました♪
2014.12.27
************************************************************************************
旧グラシアニ邸は 重要伝統的建造物群保存地区「北野町山本通」を構成する異人館です。
1908年(明治41年)にフランス人グラシアニ氏の邸宅として建設されたコロニアルスタイルの洋館です。
2012年2月14日5時35分頃に1階付近から火の手が上がり、木造2階建て200平方mが全焼しました。
そこで営業していた「グランメゾン グラシアニ」も休業を余儀なくされました。
放火だと言われていますが、本当に放火だとしたら今ごろ犯人は自責の念に駆られていることでしょう。
一時的な気持ちを抑えることができず歴史を変えてしまったに等しい暴挙をしたのですから。
神戸っ子でないことを信じたい。
2013年9月14日に同じ地に「ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野」として生まれ変わりました。
BGMはフラメンコギターのようです。押尾コータローかもしれません。
静かで繊細なギターが心地よくて澄みきった部屋の中に響いています♪
この日は三連休前でデザートまでは貸切状態でした。
ボクたちの席は1階の左手の部屋の一番奥にセッティングされていました。
シルバーのテーブルクロスが落ち着いていてアッパーなイメージがあります。
ウエルカムプレートはステンドグラスになっています。
彼女の前には六甲高山植物園、ボクの前にはポートタワーが置かれています(^^)
全部で60種類もあるそうです。二人でも30回は来ないと見れません。。。
また布ナプキンも二人の真ん中にスタンドに立てられていました。
最初からとても洗練された雰囲気を感じます♪
【禁煙】
店内はもちろん終日禁煙です。テラス席では吸えるようです。
ディナーのメニューは3種類です。いずれも税別・サービス料なしです。
12000円、15000円、18000円。
予約の際に肉料理が選べるということで15000円のコースを選びました。
メインは鹿児島中山黒毛和牛フィレ肉のロティ山椒の香り
またはフランス産ビュルゴー家のシャラン鴨肉のスパイスの香り。
中山黒毛和牛をチョイス。
デザートは6種類から選べます。
①Raisin<marine>
巨峰と赤ワインのマリネ ホワイトチョコレートのクリーム 巨峰のソルベ
②Peche<compote>
フレッシュな桃とベルベーヌのジュレ フリュイルージュのソルベ
③Chocolat<jasmin>
ジャスミン風味のクレームショコラ 塩バニラのソルベ
④Mangue<chiboust>
マンゴーとパッションのシブースト ピナコラーダのソルベ
⑤Meillefeuille
パウンドのミルフィーユ仕立て フリュイルージュのソルベ
⑥Salade Fruits
フルーツサラダとソルベ シトラスソース
ボクは①をチョイスしました。
なお、選んだ料理とデザートを含め本日のコース内容を作成印刷して途中で持って来てくれました。
とても嬉しいサービスですね(^^)
まずは日本に上陸してまだ6年目という英国王室御用達ワイン商のBerry Bros. & Ruddのシャンパンで
「 ベリーズ ユナイテッド キングダム キュヴェ グランクリュ」 NV[ノンヴィンテージ]で乾杯!
あとは料理に合わせておまかせでWINEをセレクトしてもらうようにお願いしました。
コース内容とWINE&一部のCUTLERY(基本はERCUIS[エルキューイ]です)は次の通りです。
●Amuse-bouche (食前の楽しみ)
シェフからのご挨拶
・淡路島の鱧のフリット 穂紫蘇の香り
:スペイン産パプリカのパウダーがかかっていてピリ辛です。
・ガスパチョ(トマト・パプリカ・きゅうり)の下にアオリイカとタピオカのタルタル
:上下の2層を混ぜて食べます。爽やかな夏の味わいです。
・塩サブレ(ローズマリーとパルメザンチーズの香り)店名のロゴが刻印されています。
:お菓子のようですがチーズの香りで引き締まっています。
●Salade de hamard blue
オマールブルーのサラダ仕立て
アボカドのピュレとヴィネグレットクリュスタッセ
:オマールエビはバプール(蒸し上げた形)でプリプリ食感です。
アボカドを使った野菜のソースとオマールエビのみそからとったドレッシングタイプのソースで
濃厚な風味を感じます。お皿の周りの赤いパウダーはオマールエビの卵に火を入れて飾ってます。
花の香りズッキーニやほおずきなどを添えてとても満足できました。
<WINE>
H de l'Hospitalet Viognier.( アッシュ・ドゥ・ロスピタレ・ヴィオニエ)2012年
:フローラルな香りとフルーティな味わい。
<CUTLERY>
エルキュイ社の「アポストロフィ」です。三つ星店「メゾピック」の女性シェフとのコラボで
生まれた女性の手の動きがキレイに見えるカトラリーです。
色気のあるデザインですが、こちらのお店で小ぶりなものを選んでいるのは、
ポーションが大きくないということと女性向けという配慮かららしい。画像はありません(^^;
●Foie gras et congre poele
フォアグラと明石産アナゴのポワレ
赤米のリゾットとポルト酒のレデュクション
:フォアグラとアナゴの組み合わせはちょっとビックリ。シェフのセンスが光りますね。
香ばしく表面をカリッと焼きあげてます。ポートワインを使った濃厚なバターの効いたソースと
赤米のリゾットも合わせていただきます。濃厚ですが大きなフォアグラの甘みに感動。
アクセントにセルバチコ(原種に近いルッコラの小さな葉)も乗せられています。
●Consomme d'ormeau
淡路産天然鮑と冬瓜の柔らか煮のコンソメ
自家製おこげを添えて
:テーブルでスープを注いで仕上げてくれます。
コンソメスープに鮑の煮汁が入っていて大根なども加わって和の香り。
鮑はじっくり煮込んで柔らかくなっていて美味しい。
黒いパウダー(鮑の肝を乾燥させて砕いているもの)をスープに入れると濃厚で深みが出る。
海藻の香りが出てきて全く別物のスープに変わります。
<WINE>
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
(ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ)
:温度を上げて香りを引き出すためにデキャンタに入れてから出してくれました。
●Carrelet
かれいのブールノワゼットポッシェ
グルノーブル風
:かれい自体から煮出した茶褐色のソースとイタリアンパセリのグリーンのソース。
ホクホクでソースの味を染み込ませて美味しい。
ケイパーをカリッと揚げたものとレモンの塩漬けの食感も楽しめます。
下からクルミオイルを使ったジャガイモの滑らかなペーストが出てきてビックリ。
これまた美味しい!
<WINE>
Hyland Estates Gewurztraminer
(ハイランド・エステイツ ゲヴェルツトラミネール)2012
:すっきりして美味しい
<CUTLERY>
Forge de Laguiole(ラギオール)
●Filet de boeuf roti
鹿児島中山黒牛フィレ肉のロティ
枝豆のピュレと実山椒の香るジュ
:中山さんが飼育されている黒毛和牛。様々な受賞をされているそうです。
フィレ肉が特に美味しいと評判で赤身の肉の口当たりがまろやかです。
グリーンのペーストは丹波篠山の枝豆でより一層まろやかになります。
新じゃがのコンフィに乗ったコンテチーズを使ったコロッケはデザートみたい♪
<WINE>
Domaine de Baron' Arques Limoux
(ドメーヌ・ド・バロナーク ・リムー)2008年
:シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社が、
南フランス ラングドック・リムーで手掛けた赤ワインだそうです。
ずっしりとした重みを感じるフルボディでブラックルビーの色合いも好きです。
<CUTLERY>
ナイフはForge de Laguiole(フォルジュ・ド・ライヨール社)というナイフしか作っていない会社です。
フランスのデザイナーフィリップ・スタルプとのコラボで生まれた2013年モデルのナイフ。
1本の木の枝をイメージしたナイフです♪
このナイフに合わせるためにエルキュイのフォークをわざわざナイフの雰囲気と合わせるために
新潟の燕三条でマット加工したそうです。25cmほどの長さがあるフォークです。
ポルトガルのクチポール社のナイフレストにもこだわりを感じます♪画像あります(^^)
●Avant-dessert
デザートの前の一皿
ライチとグレープフルーツのゼリー寄せ
:夏らしくハイビスカスとオレンジの香りのシャーベットとともに爽やかです。
●Raisn<marine>
巨峰と赤ワインのマリネ
ホワイトチョコレートのクリーム、巨峰のソルベ
ガナッシュのようなオレンジのコンフィチュール
:巨峰まるごと赤ワインでジュワ~っと果汁が出てきて美味しい。
ホワイトチョコのクリームはまったりと香りも良く美味しい。
彼女は、フレッシュな桃とベルベーヌのジュレ フリュイルージュのソルベでしたが、
事前にお願いしておいたのでプレートに”Happy Birthday 〇〇〇〇”と書かれて出されました。
さらに火が点けられたロウソクもプレートに乗せられています。
火を消すとスタッフの皆さんからも「おめでとうございます!」とお祝いの言葉。
とても嬉しそうでした♪
このデザートにはアルザス地方のMETTE社のフルーツブランデー「生姜」を出してくれました。
ジャン・ポール・メッテ氏は変態といわれている作り手らしい。
トリュフ・黒こしょう・バジル・にんにくなどあるそうです。
氷をたっぷり入れたロックグラスに斜めにチューリップグラスを立てかけて
冷やして香りを引き出しています。
さらに支配人から彼女に誕生日プレゼントということでもう1種類の変態的ブランデーを
彼女だけでなくボクにもプレゼントしてくれました。何と「アスパラガス」です♪
葉っぱの香りがする刺激的な45度のスピリッツのようなブランデーです(^^)
<BRANDY>
Jean-Paul Mette Spiritueux de Gingembre Alc.45%
(ジャン・ポール・メッテ<スピリチュー> N.V. ジャンジャンブル<生姜>)
Jean-Paul Mette Spiritueux de Asperge Alc.45%
(ジャン・ポール・メッテ<スピリチュー> N.V. アスペルジュ<アスパラガス>)
●Mignardises
小菓子
<プラトー>3種
・人参チップを使ったオレンジのマカロン:軽いサクサク感でもしっとりで美味しい
・クッキー生地にカスタードクリームに木苺とブルーベリー:サクッと軽い食感で香りもいい
・珈琲クリームとチョコを合わせたオペラをミニサイズで:香り良くて甘くて美味しい
<スティックタイプ>2種
・グァバを使ったギモール(マシュマロ):ふんわりモコモコ
・グレープフルーツのゼリーに緑茶の香り:しっとりモッチリ
●Cafe ou The
コーヒーまたは紅茶
:砂糖を入れる器が面白い。持ち上げるとグラスみたい。
珈琲は濃厚ですが苦味はなくサッパリして飲みやすい。
●パン&バター
パンは3種類でバターは2種類。
:ミルクパンは柔らくて美味しい。
バターは日本産のカルピスバター:甘くて香りも良くて美味しい。
フランスのエシレバター:口の中で広がる爽やかなバター。
とにかく、最初から最後まである程度の緊張感を味わいながらも
心が通う温かいおもてなしを感じる素敵なサービスでした。
若いスタッフはまだルーチン然としてましたが、支配人はさすがに素晴らしい心遣いです♪
料理は伝統を重んじながらも新しい試みに挑戦している姿が素晴らしいし、
お客さんに非日常の素敵な時間と空間を楽しんでもらいたいという気持ちが伝わります(^^)/
総額で5万円オーバーになってしまいましたが、それでもCPは良好だと感じました。
それだけ満足させていただいたということですね♪
まだしばらくは余韻に浸りたいところでしたが、ルサロンに向かうためにお店を後にしました。
支配人がお店の外までお見送りしてくれました。
こちらのディナーに彼女もボクも大満足でした♪
超お薦めです☆
2014.7.18
2位
1回
2014/05訪問 2014/05/07
【禁煙】天空から大阪を眺めながらいただくジャパニーズフレンチは美味しくてサービスは極上☆
大阪ステーションシティの最上階(ノースゲートビルディング28F)に位置する「ラグナヴェールプレミア」
大阪駅直結というアクセスの良さ、モダンでラグジュアリーな内装、地上150mからのパノラマという
非日常的なロケーションと若いシェフの独創的な料理と一流のサービスと非常にバランスのいいお店です♪
前々日に予約の確認の電話があり、その際にデザートメニューの変更を伝えてくれました。
非常に丁寧ですが、フレンドリーな電話の対応が今風で親しみを覚えました。
こちらのお店で提供されるのは「ヌーベル・キュイジーヌ・ジャポン」です。
伝統的なフランス料理をベースに、日本ならではの繊細な美意識と優れた食材が調和したメニュー。
世界に誇れる日本のフレンチ。 新しいジャパニーズフレンチの世界ですね。
3月に神戸で美味しいステーキを食べようということでお誘いした天使ちゃんに
「ビフテキのカワムラ 三宮本店」で散々な結果になってしまったのでお詫びということで
キタのフレンチを3軒ピックアップしたところこちらのお店を希望とのことだったので
仕事が終わった後で遅め(19時半)に伺いました。
エレベーターホールからお店への通路からして非日常の体験ができますね。
予約の際には窓側の席は確約できませんと言われましたが、
実際にはきっちり窓側の特等席に案内されました。
【禁煙】
喫煙場所もありますが全面禁煙で助かります。
選んだコースは”LAGUNAVEIL A”「ムニュ ディネ A」10,800円です。
最初にコース内容をすべて説明してくれます。
その後、苦手な食材や控えている食材を確認してくれます。
実は最初のテーブルセッティングでビックリしました。
ナイフとフォークが両側に6本ずつ並んでいますよ(^^;
こんなセッティングは何十年ぶりだろうというようなクラシックなイメージですね。
それでソムリエの方に今どきどうしてこんなセッティングですかと聞くと
「参考になりました。」と言ってましたが、彼女は「とっても新鮮です」と言ってました。
なるほど若い方にはこんなに多いナイフとフォークが初めてなんですね。
ある意味「新しい」のかもしれませんね。
コース内容は次の通りです。
●APERITIF(食前のお楽しみ)
アミューズ前のおつまみにはイタリアのパン「グリッシーニ」
ブラックペッパー・ジンジャー・ピマンデスプレッソ(フランスのスパイス)の3種があり、
何が当たるかお楽しみという遊び心のあるアペリティフです。
結局はラッキーなことに彼女が3本すべて違う味を引き当ててくれました(^^)
●AMUZEーBOUCHE(シェフのご挨拶)
すべてデザートのように見える可愛いアミューズですが甘くはありません。
・鴨とリンゴクリームのカカオサブレ・・・サクッとした食感と濃厚な鴨の味わい
・人参のムースを挟んだシュー・・・まさにシューですがほんのりと人参の香り
・ハーブのローズマリーとオレンジの皮を練り込んだドーナツ・・・オレンジの香りの甘くないドーナツ
・フォアグラバターのクロワッサン・・・この姿に感動です!フォアグラの香りがします♪
・薄くスライスしたジャガイモのチップの上にカリフラワーのムースを乗せて・・・固まっていて風味がいい
●HORS-D'OEUVRE(アイナメの湯引き 炙りの香りと緑のクーリで)
・白身魚のアイナメの湯引きの後に皮目を炙って香ばしく クレソンのピューレ 山葵菜を練り込んだジュレ
赤米のフリット(食感のために) ペコロスのフランボワーズビネガーで色づけ
・・・皿の中央にソースがあり、アイナメは端っこにいます(^^;
この皿の使い方の感性がいいですね。いろんな食感も楽しめましたよ♪
●2EME(ソテー・ド・アスペルジュ・ブラン ソース・ド・オランジュ)
・香川県産のホワイトアスパラ 合鴨の料理 乾燥させた黒オリーブ オレンジのソース
・・・歯ごたえのあるホワイトアスパラにオレンジのソースを付けて爽やかな味わいです。
●3EME(信州サーモンのミキュイ 空豆とモッツァレラチーズのムース)
メニュー上は桜鱒でしたが、入荷がなくてサーモンに変更した旨を説明されました。
・信州サーモンを中まで火を通さずに皮目だけをポワレした半生の状態。下にはズッキーニ。
空豆とモッツァレラのムース。2色のパプリカを使ったソースで川を表現しています。
シェフが自ら川に行った時に思いついたそうです。
川に見立てた皿でサーモンが泳いでいる様子を表わしています。
ナスタチウムの葉はピリッと辛みのある葉野菜 黄色い花も
全体にピンクペッパーをアクセントとして散らしています
・・・表面の皮のパリッとした食感と半生のサーモンの食感の対比がいい。
もうほとんど生のようなサーモンです。もっちり感がとってもいい。
空豆とモッツァレラのムースは表現できないほどの美味しさです(^^)/
※ここで彼女からこの料理についてスゴイ表現の一言が・・・
「最初はソースの味で後からサーモンが泳いでくる」
C'est le plus merveilleux! 最高に素晴らしい!
●4EME(フォアグラのテリーヌ マンゴーのソルベを添えて)
・フォアグラのテリーヌ スターフルーツを刺している
ポートワインのゼリー フレッシュなマンゴーとレーズン
・・・フォアグラとマンゴーの相性が非常にいいですね。
マンゴーはフィリピン産らしいですが濃厚で美味しい。
●POISSON(本日近海より直送した鮮魚のスペシャリテ)
・徳島県産ひらめのポーピエット(詰め物をして巻き上げたスタイル)
外側がひらめ、内側にデュクセル(マッシュルームのソテーをペースト状に)
・・・マッシュルームのソテーをひらめで巻いているという発想がスゴイ。
生春巻きみたいな食感が面白いです。しっとりと楽しめました。
・カナダ産手長海老のポワレ 白ワインソースにオレンジ風味を付けて
・・・手長海老のプリプリ食感がたまらなくいいですね。美味しい。
●VIANDE(メインを一皿選びます)
・国産牛フィレ グリエ 赤ワインソース
・オーストラリア産仔羊 ロティ
・シェフセレクション その日仕入れのお肉料理2種類
フランス産の鳩肉のロティorスペイン産乳のみ子豚
・彼女はオーストラリア産仔羊のクラシタ肉 白いピューレは根セロリのピューレ
周りのソースは仔羊のだし汁をギュッと煮詰めて旨みを閉じ込めたもの タイム(ハーブ)の花は彩で
・ボクはシェフセレクションのスペイン産乳のみ子豚 背肉の部分
骨付きなのでフィンガーボウルが用意されています。
子豚の焼き汁をベースにグリーンペッパーをアクセントに加えたソース
・・・乳のみ子豚って、本当にミルキーな味わいで濃厚な肉なんですよ♪
ちょっと罪悪感を感じながらも骨までしゃぶりついてしまいました。
濃厚でジューシーな美味しいお肉です。
●AVANT DESSERT(食後の口直し)
バナナのブランマンジェの上にパイナップルのシャーベット 全体に塩キャラメルのソース
・・・非常に爽やかです。特にパイナップルの味わいが軽くて下のブランマンジェもプニュプニュ。
●DESSERT(1品を選びます)HPから変更になりました
・タウトシトロン レモンのタルト上にレモンクリーム マスカルポーネのアイスクリーム添え
食感のアクセントとして生姜風味のメレンゲ 皿の淵に新生姜のコンポート 全体に生姜風味のソース
・エラーブルのパルフェ(軽い食感のアイスケーキみたいなもの)メープルを使ったパルフェ
ラベンダーの風味をつけたグラニテを添えて 周りをホワイトチョコで包んでいる フランボワーズのソースで
・フロマージュヴァリエ チーズの盛合せ(甘い物が苦手の方に)
彼女はタウトシトロンで、ボクはエラーブルのパルフェをチョイス。
エラーブルのパルフェは、見た目が花かごみたいに華やかです♪
周りのホワイトチョコがパリッとしながらもしっとり感もあって、グラニテは確かにラベンダーの香りが。
チョコの甘さもさほどなく、心地いい爽やかなデザートです。
●珈琲・紅茶
・二人ともハーブティでオリジナルブレンドです。
●自家製パン
・硬めのフランスパン
・オレンジとセージを含んだ甘めのパン(これは新作ですが、味と香りのバランスが良く美味しい)
バターにはフヌイユ(ういきょう)を加えた塩が添えられており、
少し塗るだけでバジルのようなインパクトがあるバターになりました。
3周年記念ということで、ノンアルコールカクテルを出してくれました。
ライム・パッションフルーツ・ジンジャエールのカクテルです。
デザートの前に出されるはずでしたが、食後酒のマールを楽しんでいたため後で出してくれました。
●小菓子 ワゴンで出され好きなものを皿に盛ってくれます。すべてを1個ずついただきました。
・マカロン・・・塩キャラメル&ピスタッチオ
・ギモール(植物性のゼラチン)・・・イチゴ
・パートドゥフリュイ(フルーツゼリー)・・・グレープフルーツ
・ガナッシュ・・・ラム酒入り
・バターサブレ
お酒はすべてグラスでいただきました。
・乾杯・・・ジョノー・ロバン グラン・トラディション エクストラ・ブリュット2013
・白①・・・エミール・ベイエ リースリング トラディション2010
・白②・・・ドメーヌ・マロスラヴァック・レジェ ブルゴーニュ・ブラン ラ・コンブ2010
・赤①・・・ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ2011
・赤②・・・ル・バロン・ド・ブラーヌ2008
・マール・・・ルイラトゥール マール・ド・コルトン・グランセ 41度
このコースは女性にはかなりの量だと思いますが彼女は大丈夫だったようです。
ボクはオジサンなのでかなりキツかった。
でも、アペリティフ・アミューズのあとにオードブルが4品ですよ!
メインの魚料理と肉料理にお口直しがあってからデザートと小菓子です。
このコースが10800円(税込)とは超高CPだと思います。
このお店のシェフは30代半ばの方のようですが、素晴らしい感性に感銘を受けました。
もっともっと進化していくお店だと思います♪
ただ19時半スタートのディナーは23時過ぎまでかかりました(^^;
大満足の料理とサービスとロケーション、そして時間にも感謝です♪
こちらのサービスはお客さん本位で、いかに料理と時間を楽しく過ごせるかを考えて
全てのスタッフに心からの「おもてなし」を感じます。
最初から最後まで素晴らしいサービスだったと思います。
3周年記念ということで女性にバラを一輪プレゼントしてくれました。
ボクに渡してくださいと言われましたが、お世話になったソムリエから渡してもらいました。
彼女もとっても嬉しかったようです。画像アップしました。
本人は顔出しOKしてくれましたが、自主規制しました(^^;
さらに何という偶然なのか、翌々日には彼女の友人の結婚式でまたここに来るそうです。
でもレストランとウエディングのシェフは違うそうですね。
また感想を聞いておきます。
超お薦めです☆
2014.5.1
3位
1回
2014/06訪問 2014/07/05
【喫煙可】お客さんに楽しく過ごしてもらうという洗練されたホスピタリティに感動☆
今回の出張で名古屋で人気が高いバーにやっと行くことができました(^^)
定宿にしているホテルからは歩くと遠いのでなかなか来ることができませんでした。
今回は新しいお寿司屋さん”Kugi”に来たので少し歩いて一人でやって来ました。
お店は広小路通りの「広小路長島町」交差点から南へ100mほどの東側ビルの地下にあります。
地下に降りると何やら騒がしい声が聞こえてきました。
えっ、想像と違うなぁと思ったら隣のスペインバルだった(^^;
お店の入口に「カウンター席は満席です」と書かれていたので、どうしようかと思っていたら、
すぐにお店からスタッフが出てきて「いま空きました」と案内してくれました。
店内は照明が落とされていて隠れ家的なシチュエーションですね。
とっても温かい雰囲気の空気感です。
BGMはJAZZの女性ボーカルでしっとり楽しめます。
【喫煙可】
喫煙可ですが葉巻やパイプ等は不可のようです。
こちらのお店だけのことではなく神戸でも全国でもいくら素敵なBARでも
お酒&タバコを当たり前のように結びつける古き悪しき慣習はまだまだ残っていますね。
香りを楽しみたいボクには禁煙のBARが当たり前なんですけどね。
さてこちらのBARも生フルーツカクテルが美味しいとお聞きしていました。
まずはそれをいただいてから、ブランデーをいただこうと決めてました。
①ぶどう(キングデラ)のカクテル
最初は生フルーツカクテルでと思っていたので、数種類のフルーツから珍しいものを選びました。
ウオッカベースでぶどうの果汁感がまったりと感じられます。
でも濃厚ではなくサッパリと飲める美味しいカクテルです♪
ここでスマホを触ってると「電波が届きにくいですが、大丈夫ですか」と気遣ってくれます。
また写真を撮る許可をいただいた時にはハンドタイプの「ライトを当てましょうか」と言ってくれます。
でもこの雰囲気にライトは似合わないので遠慮しました。
他の席ではライトを当ててもらってる人もいましたが、少し興ざめになりますね(^^;
ここではグラスの端に可愛い飾り物を付けてくれるようですが、ぶどうのカクテルに付け忘れたのか
お水のグラスにレモンとライムの皮で作ったイルカちゃんを乗せて出してくれました(^^)/ かわいい!
②マタドール
これもフレッシュパインを使って作ってくれるというのでお願いしました。
少しお話しているだけですでにボクのお酒の好みを見抜いているようで
テキーラを多めにしていてスッキリでありながら奥深さを感じます。
チャームにナッツや麦チョコなどを出してくれましたが、
干し葡萄を貴腐ワインに漬け込んでチョコでコーティングしたものも出してくれました。
ブランデーにあわせて出してくれましたが、これがまた超美味しい♪
③フィーヌ・ド・ブルゴーニュ1979年
何と何とこの店に、DRC(ロマネコンティ社)のフィーヌ・ド・ブルゴーニュ1979年があるんです(^^)/
NETでも探せない幻のフィーヌです。お金を出せば飲めるというお酒ではありません。
ボクの大好きな神戸の「ルサロン」にもあるけど開けてくれないのでまだ飲めないんです(^^;
1杯8000円ですが、これは絶対に安い!たぶん数年前の仕入れ価格のまま提供してくれてると思います。
でも他にもいろいろ飲みたかったのでハーフにしていただきました。ありがたいです♪
この香りと味わいはマールの本能的な野性味に対して気品のある知性を感じますね。
飲み終わった後もグラスを残してもらって残り香を楽しみましたが、
1時間以上経ってもなお、枝付き干し葡萄の香りがグラスの中に残ってました♪最高です(^^)
④アレキサンダー
こちらもボクの好みを理解してくれていてブランデーを多めにしてくれました。
レミーマルタンで作ってくれたのでドライ感よりもマイルド感のある味わいでした。
⑤コニャック Grande Fine Champagne Grande Reserve "Fontveille"
いくら調べてもこのコニャックの正体がわかりません(^^;
バックバーに置かれているボトルを見てビビッときたので出してもらいました。
1杯10000円ですが、これもハーフで飲ませていただきました。
ぶどうの香りが半端なく口の中に広がります。
ボクは普段は小ぶりなチューリップグラスでブランデーを飲んでいるのですが、
ブランデーグラスを勧められました。香りを楽しむのと芳醇な味わいに優れているようです。
すると何とハーフをさらに半分ずつ2種類のグラスに入れてくれました。
さらに香りを楽しむために空のショットグラスも。本当に嬉しいサービスです♪
ブランデーグラスはすぐに飲むのには香りも味わいも美味しく楽しめます。
でも残り香という面では普段の小さなグラスの方がいつまでも楽しめますね。
いい勉強をさせてもらいました♪
次の日が朝早く出発なのでこの辺でお会計をして帰ろうと思ったら、
「甘いお酒も大丈夫ですか?」と聞かれたので、好きですよと答えると
ドイツの貴腐ワインを出してくれました。
当日抜栓したようですが、少し残っていたのでサービスで飲ませていただけたようです。
⑥貴腐ワイン「トロッケンベーレンアウスレーゼ」(ドイツ)
世界三大貴腐ワインの一つと言われるワインです。
キレイな黄金色で、口の中に広がるフルーティーで濃厚な香り。甘いけど深みのある味わいで美味しい。
グラスでは、ルイジボルミオリ(Luigi bormioli/Italy)とリーデル(RIEDEL/Austria)がありました。
もちろん他にもいろんなグラスを使われていますが、たまたま気が付いたのがこの2種類でした。
名古屋でこんなに素敵なバータイムを過ごせるなんて思ってませんでした。
さすがに人気のあるBARですね♪
しばらく話をすることでお客さんが何を求めてBARに来ているのかを判断して、
そのお客さんを楽しませたいという気持ちがストレートに伝わってきます。
それがルーチンではなく心からのホスピタリティだと感じます♪
さらに数人のバーテンダーの知識や技術は全員がある程度のレベル以上だと感じました。
フィーヌを飲んだ後の1時間後の残り香を楽しんでいる時に、若いバーテンダーがこの香りを
「ランシオ香」という言葉で置き換えてくれました。「枯れたような香り」という意味のようですが、
腐りかけた果実とか、乾ききっていない湿った洗濯物のような、決して心地いい香りではないはずですが
それがお酒の世界では熟成度合いのメジャー(巻尺)にもなっているように感じますね。
神戸の「ルサロン」や「ラグナバー」に匹敵するBARだと思いますが、神戸の2店も最初の訪問で
5点満点をつけることはしていませんので、こちらのお店も最初はこれぐらいです。2回目は5点かも?
超お薦めです☆
2014.6.26
4位
1回
2014/06訪問 2014/06/21
【禁煙】急な旅立ちに贈るプレゼントは神戸の夜景を散りばめたオリエンタルホテルのディナー☆
1870年(明治3年)に日本最古のホテルの一つとして神戸オリエンタルホテルの歴史が始まりました。
外国人専用ホテルから政財界の社交場となり一世紀以上神戸っ子に愛されてきたホテルです。
神戸っ子(ボクみたいな一昔前の・・・)にとってはまさにステイタスでしたね(^^)
その4代目となるオリエンタルホテルは阪神淡路大震災で大きなダメージを受け解体されました。
それから15年経って2010年に新しく建てられました。
今年になって先日やっと「ザ・バー ジェイダブリューハート」に伺うことができました♪
ティータイムだけですが、洗練されたというよりもおもてなしの心を感じる温かいサービスに感動しました。
さて今回は、8年前に仕事上で知り合いあちこち食事をご一緒していた女性から4年ぶりのメール。
4日前の突然のメールは「ニュージーランドで働きます。今までありがとうございました。」との内容。
ええ~っ、短期じゃないんだ。慌てて連絡して日本での最後のディナーをご一緒することにしました。
彼女とはシェローズ、ソンフィルトル、キュニエット、1969、新地のクラブなどいっぱい行きましたが、
とってもピュアで若いころの沢口靖子似の女性で以前より神戸が好きだと言ってくれてました。
やっぱり神戸っ子としては、日本最後の思い出を「神戸の夜景」と「オリエンタルホテル」に絞りました。
【禁煙】
店内はもちろん禁煙です。
新神戸の「北野クラブ」の近くにあった”THE HOUSE OF PACIFIC”がメインダイニングとして
こちらのオリエンタルホテルで生まれ変わったそうです。知りませんでしたが・・・。
夕方の明るい景色から輝く夜景までを楽しめる時間帯にしました。
最初はまばらだったお客さんも夕暮れとともにまるで絵画のような情景に変わっていきます。
でも騒がしくはないんです。神戸の伝統あるオリエンタルホテルは品格が違いますね。
子供たちも多いのですが、何代にも渡って親たちから引き継がれたマナーは生きています。
今回はスタンダードコース6500円(税込・サービス料10%別)を選びました。
●シェフからの贈り物
・香住産の蟹にアボカドとクスクス
面白い食感ですが夏らしい爽やかなアミューズです。
●冷前菜
・イサキのカルパッチョ ケッカソース
夏を感じる爽やかなカルパッチョです。
フルーツトマトとバジルとオリーブのケッカソースがスッキリと美味しい。
●温前菜
・サンダニエーレ産 生ハムとニョッコフリット
ニョッコフリットという薄い揚げパンの食感がモチモチで口の中で香りが広がる美味しさです。
カリカリに揚げられたヤングコーンも香ばしくていい味です。
●パスタ
・明石蛸とアオリイカのプッタネスカ リングイネ
とっても香りが良くてプリプリ食感の美味しいリングイネです。
プッタネスカとはアンチョビやオリーブ、ケッパーの塩味や唐辛子の辛味を利かせたソースですね。
タコとイカの競演は見事な歯ごたえです(^^)
●リゾット
・サルシッチャのリゾット ローズマリー風味
チーズの香りが立ち上るリゾット。
サルシッチャとは腸詰のことで、ソーセージがカットされて入ってます。
食感もいいし、噛むと肉汁を感じる美味しいアクセントになっています♪
●メイン(下記より1品選択)
・糸島豚肩ロースの香草パン粉焼き 4種豆の煮込み添え
・黒毛和牛のサーロインステーキ +\1,500
二人とも豚肩ロースにしました。
豚肉はピンク色で柔らかくてサクサクのパン粉焼きです。
ジューシーで口の中で広がり甘みさえ感じます♪
メインと言えども軽くてお腹に優しくて美味しい。
●デザート
・甘夏みかんのセミフレッド
少し酸味があるけど爽やかなデザートです。
彼女のプレートには「行ってらっしゃい」の文字を入れてもらいました(^^)/
もちろん大喜びしてくれました♪
●パン
パン用と思われる濃いオリーブオイルとともに供されます。
●コーヒーまたは紅茶
彼女はエスプレッソのシングル、ボクはホット珈琲。
生チョコを出してくれました。クリーミーなチョコです。
このコースで6500円とは、とってもリーズナブルです。
ボクたちの席を担当してくれた女性スタッフはアメリカとのハーフで笑顔が素敵で
とっても気持ちのいい対応をしてくれました。
もちろんサービス料10%を別途支払うホテルのサービスですから当然と言えばそれまでですが
単なる気持ちのいいサービスではなく心からのおもてなしを感じる「言葉・表情・所作」が
三位一体になった高レベルのサービスだと痛感しました。
「ザ・バー ジェイダブリューハート」でのお祝いの時にもスタッフ全員が「おめでとうございます!」と
心からの言葉をあちこちでかけてくれた感動を忘れません。
やっぱりオリエンタルホテルは、料理もサービスもシチュエーションも、さらにお客さんもすべてが
”THE KOBE”と言っても過言ではないと思いますね♪
ちょうど3200件目のキリ番になりました。
このあとは神戸のラストナイトにふさわしく「ルサロン」に向かうのでした(^^)
6月30日に新天地に旅立つカオリン、がんばっておいでね♪
お薦めです☆
2014.6.18
5位
1回
2014/08訪問 2014/08/09
【喫煙可】リーズナブルで素敵な空間で味わう生フルーツカクテルはこだわりの証拠☆
香林坊近くの「片町一丁目」交差点からタテマチストリートに入り4分ほど歩いて、
「竪町」交差点手前100mほどの路地を左折して入ったところにあるBARです。
食べログでも好評価のBARなので一度伺いたいと思ってました。
お店の外観はツタの絡まり具合もよくて素敵ですね。
店内は照明が落とされシックなカウンター席と個室のテーブル席が2部屋あります。
決して広くはないのですが、庭を模した空間を配しており、ゆったりした雰囲気を醸し出しています。
キリッとした素敵な男性店主がお一人で切り盛りされています。
【喫煙可】
まだまだBARで禁煙というお店は少ないですね。
ボクにとってはお酒とタバコやシガーを結ぶ理由はまったく見当たりませんが・・・。
香りを楽しみたい「臭いフェチドリンカー」のボクには邪魔者です。
こちらのお店はフレッシュフルーツを使ったカクテルが好評だと聞いていましたが、
この日も7種類のフルーツが用意されていました。
アップルマンゴー・ぶどう・ゴールデンパイナップル・ゴールデンキウイ・フルーツトマト・スイカ・メロン。
何よりビックリしたのは、この店ではフルーツをグラスに入れてすりこぎでつぶしてました(^^)
ミキサーじゃないんだぁ。氷を入れないので薄まらないと言っておられました。
彼女が飲んだもの。
生フルーツカクテル(3種類)
・メロン(赤肉です)・・・ほのかなメロンの香りと甘みが美味しい
・アップルマンゴー・・・甘みがたっぷり
・ゴールデンキウイ・・・爽やかなカクテル
ボクが飲んだもの。
生フルーツカクテル(2種類)
・ぶどう(巨峰です)・・・さほど濃厚ではなく爽やかなカクテルになっています。
・ゴールデンパイナップルを使ったマタドール・・・テキーラが効いた強めのカクテルです。
・BIG PEAT Blended Malt 54.9% 70cl Douglas Laing
ビッグピート ブレンデッドモルト カスクストレングスタイプ 54.9% 700ml ダグラスレイン社
・・・「ブレンデッドモルト」と書かれていますが、正しくは「バッテッドモルト」と呼ばれ、
穏やかにブレンドを楽しむというより、お互いの個性をぶつけながら何倍もの力を発揮させるそうです。
ただし、失敗すると何分の一かに落ち込んじゃうようです(^^;
今回は成功例のようで、深みがあってピリピリ感も尋常じゃなく口の中から鼻の中へシャキーンと
鋭く駆け抜けて行きます。強烈な香りと存在感がありますね。しかもすぐに消え去ってしまいます。
ちなみにバッティングさせているアイラモルトは、配合率やヴィンテージは公表されていませんが、
ARDBEG・CAOLILA・BOWMORE・PORT ELLENの4か所の蒸留所です。
・アレキサンダー・・・ブランデーも効いていますが、やや甘めのカクテルに仕上がっています。
いろいろと面白いお酒を教えていただきました。
今回は「ビッグピート」というアイラモルトのバッテッドモルトを飲ませていただいたし、
シェリー樽に替わってミズナラの樽がトレンドになりそうだという情報もいただきました。
飲みませんでしたが、すでに「シーバスリーガル」にはあるそうで見せてもらいました。
グラスに関しては素敵なバカラがメインだと思いますが、
チェイサーのグラスはもう少し薄いグラスの方がいいかなと思います。
ボクは客層の良さというのがBARに必要な条件だと思っています。
こちらのお店は若い方から年配の方まで、お一人からカップルまでBARの寛ぎ方をご存知ですね♪
今回も非日常を感じることができる素敵なBARに出会えて感謝です(^^)v
たまたま素敵なBARがキリ番になって良かった。
お薦めです☆
2014.8.6
6位
1回
2014/08訪問 2014/08/27
【禁煙】健康をテーマに13種類のはちみつと爽やかな海風と夕陽が楽しめる素敵なカフェみ~つけた☆
淡路島のウエストコーストに素敵な海辺の白いカフェをみつけました♪
神戸淡路鳴門自動車道の北淡ICから北へ約10分走ったところに7月19日にOEPNしたそうです。
「旧野島小学校」を改装し2012年8月にオープンした農業の六次産業化等を通じて
地域活性化を目指す拠点『のじまスコーラ』の姉妹店で、すぐ西の海岸沿いにあります。
新規登録しました。
真っ白な建物と大きなオープンウッドテラスが目印です。
手前に10台分の駐車場もあって便利です♪
淡路島の新鮮食材とはちみつを使って"健康"をテーマにオリジナル料理を提供するカフェです。
「Miele(ミエレ)」はイタリア語で「はちみつ」です。
淡路島と世界のはちみつ13種類をスィーツと一緒に食べることができテイクアウトもできます。
13種類のはちみつは、淡路産のみかん・れんげ・百花みつ。
海外のラベンダー・ヒマワリ(フランス)、ラベンダー・ローズマリー・レモン(スペイン)、
ブルーベリー(カナダ)、クローバー(ニュージーランド)、オレンジ(メキシコ)、
ライチ(タイ)、コーヒー(グアテマラ)です。
1階では、淡路島内で採れた野菜を中心に新鮮な食材と栄養豊かなはちみつを組み合わせた料理が楽しめます。
淡路島の夕陽を眺めながら海を一望できるオープンウッドテラスが併設されていて、
食事やスイーツ、ドリンクとともに淡路島の魅力を存分に満喫できます。
また2階には、島内のアーティストの作品を中心に障害者支援のためのグッズやおみやげ品や
のじまマルシェの商品などを展示・販売しています。
今後はパーティスペースとしての利用も考えているそうです。
店内は1階にカウンター8席、テーブル席は6人用1卓、4人用1卓、2人用2卓です。
オープンなウッドテラスは、4人用12卓、2人用4卓です。
さらに2階には12人用テーブル(最大14人)が1卓あります。
トイレは2階にあります。
【禁煙】
店内だけでなくオープンテラスも禁煙です。素晴らしい(^^)/
屋外に喫煙スペースがあります。
少し西日が強かったのですが、ここはやっぱりテラス席でしょ♪
ということで、オジサン一人で海風を溢れるほど浴びながらのカフェタイムです(^^)
POPなBGMが欠き消されるほどの波の音。
普通ならうるさいはずなのに、ここでは爽やかな晩夏の涼しい風とともに
地球の鼓動のように定期的に脈打って、胎内にいるように落ち着かせてくれます。
自然の海風を受けることで、なんと居心地のいいことでしょう。
メニューは海を背に置いて広げるだけで十分に画(え)になりますね。
もうすでにボクの頭の中は山下達郎の”BIG WAVE”が鳴り響いてます♪
若い方はご存知ないでしょうが、全曲英語で歌われる映画のサントラのテーマ曲です。
メニューには淡路島の地産地消の美味しそうなオリジナル料理が並んでいます。
今回はカフェタイムでの利用なので、店名にちなんで「はちみつ」をいただけるメニューをチョイスします。
バニラハニーワッフル580円です。価格はすべて税別表記です。
フルーツ・アイスクリーム・はちみつをのせた贅沢なワッフルです♪
13種類からはちみつが選べるので「スペイン産のラベンダー」をチョイスしました。
ドリンクはアイスティー350円をストレートでお願いしました。
まずはドリンクが運ばれます。もちろんシロップなしです。
ワッフルは、サクサクでナイフでスーッと簡単に切れます。
アイスクリームをのせたり、はちみつをかけたりして美味しくいただきました。
はちみつは後でスプーンにのせて、そのままいただきました。
とってもピュアな花粉の香りを感じますね(^^)
美味しい♪
次回は、ぜひ淡路産のはちみつを食べてみたいと思いました。
サービスも心地いいものでしたよ。
女性スタッフはテラス席の西日を気遣って「いつでも移動してもらっていいですよ」と言ってくれ、
男性スタッフは「2階も面白いのでゆっくり見て行ってください」と勧めてくれます。
ロケーションだけなく、サービスも気持ちよく、料理も美味しい素敵なカフェですね♪
これからの季節は特に気持ちのいい海風をカラダ全身にまとうことができそうです。
また夕陽の時間帯はさらに最高のロケーションを届けてくれるでしょう。
Facebookには、毎日の夕陽の時間を案内してくれているので参考にして伺ってくださいね♪
超お薦めです☆
2014.8.26
7位
1回
2014/02訪問 2014/03/01
【禁煙】ムレスナのフレーバーティが楽しめて木の温もりを感じながらリラックスできる素敵な空間☆
芦屋川の東側でJRと阪神の間にある紅茶専門店です。
R2号線「本通北」交差点を100mほど南に向かって東側にあるウッディーな外観のお店です。
駐車場も4台分あるようですのでお店で確認してくださいね。
店内は木の香りと温もりを感じ、心から落ち着ける空間になっています。
薪ストーブが置かれていたり、座り心地のいいソファーも置かれています。
テーブルが2人用1卓、4人用2卓、ソファー席は2~3人用が3セットといった感じです。
2階には子供たちとママたちが一緒に過ごせるスペースやウッディーな個室も用意されるようです。
というのもグランドオープンは3月1日で、今はまだプレオープン中のようで2階は未完成でした(^^;
こちらのお店は本業が新築住宅やリフォームをされている会社で
店内の家具や素材はすべて住宅用に販売もされているようです。
メニューの後半にはお店で使われている家具なども紹介されています。
飲食業は初めてということで「くつろぎ」を最優先してサービスしてくれるようです。
3時間でも4時間でもゆっくり過ごしてほしいとおっしゃってました(^^)
【禁煙】
紅茶の香りを思う存分楽しめるように全面禁煙になっています。
さすがですね。気持ちよくリラックスできます。
こちらは紅茶専門店ですが、扱っているのは大人気のムレスナのフレーバーティです♪
まずはじめにフレーバーティ初心者向けの「午後の果実」を小さなグラスで出していただきました。
お水代わりの紅茶といったところでしょうか。
その後、「メニューの説明をしましょうか?」と声をかけていただいたのでお願いしました。
まずはムレスナブレンドティを8種類用意してくれています。
ストレート(ホット)のポットサービス750円です。
①白桃アールグレイ・・・白桃にベルガモット
②エデンの果実・・・マンゴー・アップル・パインに少しのベルガモット
③午後の果実・・・オレンジとアプリコットにベルガモット
④オリエンタルバカンス・・・ジャスミンとストロベリー
⑤完熟りんご・・・りんごの皮を煮出したような甘い香り
⑥フレンチベリー・・・人気の3ベリーにワインフレーバー
⑦キャラメルクリームティ・・・ホットケーキにはこれを煮詰めてソースとして使っています
⑧マロンパリ・・マロン・キャラメル・メープルの甘い香り
続いて上記の8種類のブレンドから「コンチネンタル・ロイヤルミルクティ」945円をホットorアイスで飲めます。
さらにスペシャルブラックティは、シルバーキャンディ1050円、ラクサパンナー1050円もあります。
スペシャルなサンドイッチ1470円、ふかふかのホットケーキ1470円、アフタヌーンティセット4410円など。
ボクはベリー系の香りと味わいが好きなので「フレンチベリー」をチョイス。
紅茶の箱を見せていただくと「パリ好きな人のおやつ紅茶」と書かれていました。
背が低くて幅の広いキレイなポットと大きなカップで出されます。
20年前に訪れたサン・ジェルマン・デ・プレの「カフェ・ド・フロール」のギャルソンの粋な所作を思い出しながら
ミックスされた甘~いベリーの香りを楽しみながら美味しくいただきました。
といっても、ポットには大きなカップでも3杯以上の量が入っています(^^;
昼下がりの窓から入る光はまるで木漏れ日のような斜光となってテーブルに差し込みます。
その光景を見ながらとっても癒されていく自分を見つけることができます。
素敵な香りのフレーバーティと、心に安らぎを与えてくれるウッディーな空間。
こんな贅沢を味わえることに感謝したくなります♪
オジサン一人にはもったいない空間です(^^;
ぜひ皆さんにも味わってほしい♪
超お薦めです☆
2014.2.25
8位
1回
2014/06訪問 2014/07/03
【カウンター禁煙】目の前で丁寧な職人技と極上のネタが味わえる居心地のいいSushi Dining☆
名古屋の地下鉄久屋大通駅から西に400mほどに今年2月にOPENしたお寿司屋さんです。
伝馬町通りと呉服町通りの交差点の東側にある第二桜ビルの3階です。
いつも名古屋出張の際に食事をご一緒している仲良し女子と伺いました。
実は店主が以前店長をしていて、すでに閉店している「すしまるかい」も彼女に教えてもらったんです。
http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23043734/
店内はカウンター9席です。目の前にカウンターと同じ高さの調理スペースです♪
6名が座れるテーブル席もありますが、ここは喫煙スペースで食事はできません。
BGMは店主がお好きなYOSHIKIのクラシック。オサレですね♪
【カウンター禁煙】
分煙という表現が正しいかどうかわかりませんので、「カウンター禁煙」としました。
基本的に食事をするのはカウンターのみで、ここは禁煙です。
喫煙できるのは後ろ側にあるテーブルのみですが、ここでは食事ができません。
さてまずは生ビール、彼女は飲めないのでウーロン茶で乾杯です。
彼女は両手で乾杯してましたよ。大学時代の後輩の女性以来です(^^)
コースは4種類です。
厳選10貫握り5000円・おまかせコース6000円・8000円・12000円です。
今回は8000円のおまかせコースにしました。
内容は、先付・お造り5点盛・酒肴・焼物・握り7貫・巻物・赤だしです。
●先付
厚焼き玉子・うに豆腐・大きなタコの吸盤が出されます。
●お造り5点盛
「盛」になってますが、実際には1点ずつ出してくれます。
・たい・・・モチモチです
・とり貝・・・鶏肉の食感ですがサッパリしてます
・のどぐろ炙り・・・香りが抜群でとっても美味しい
・活たこ・・・コリコリの新鮮食感です
・初鰹・・・見るからに美味しそうでしたがプリプリのトロトロです
●酒肴
・蒸し鮑の肝がけ・・・濃厚な肝がかかっていて風味も良く蒸し鮑の食感もコリプリ。
●焼物
・金目鯛と万願寺唐辛子・・・ホクホクの金目鯛がとにかく美味しい。
●握り
・いか・・・プリプリしていて美味しい。
・時しらず・・・この時期の脂の乗ったトロトロの鮭です。美味しい!
・あづき鱒(きじはた)のこぶしめ・・・昆布の風味がほんのり出て妙味がありますね。
・天然インドまぐろ・・・もっちりした食感がたまりません。
・インドまぐろの漬け・・・こちらはしっとりとしてとがった印象です。
・くるま海老・・・出汁に浸けた甘い海老は口の中で踊っているようです。
・焼あなご・・・香りも口当たりも最高に美味しい。
●巻物
・トロの巻物・・・ジュワ~っとした味わいが美味しいのですが、
お尻を海苔で閉めているのが凄い、反対側から出ないように工夫してます。
●赤だし
・しじみの赤だし・・・しじみがいっぱい入ってます。赤だしは濃くなくちょうどいい。
とっても美味しくいただきました。
今回はワインを合わせてみました。
白ワイン・スパークリングワイン・赤ワインとグラスで3種類でしたが、
どれもサッパリした飲み口でお寿司にピッタリという感じでした。
店主がサービス精神旺盛で、いろいろと教えてくれたり、同じ高さの調理場なので
目の前で丁寧な仕事ぶりを見せてくれるので楽しい時間を過ごすことができました♪
またぜひ伺いたいと思える素敵なお店でした(^^)/
ちなみにお寿司屋さんとしては珍しいアルファベットの店名”Kugi”についてですが、
店主のお名前から一部を取ってつけたそうです。
聞いてみれば「なぁ~んだ」ですね(^^)
でもこの発想からお客さんと一体化した劇場型の”Sushi Dining”が生まれているような気がします♪
美味しく楽しませてくれるお店です。
お薦めです☆
2014.6.26
9位
1回
2014/03訪問 2014/03/30
【禁煙】料理だけでなくお店の滞在中のプロローグからエピローグまでの流れを楽しませてくれます☆
土佐堀通の「天神橋」交差点手前50m北側の歴史あるビルにあるフレンチの名店です。
”LE PONT DE CIEL(ルポンドシエル)”とは、「天架ける橋」という意味で
お客様の寛ぎと味覚を結ぶ文化の架け橋でありたいという思いを込めて
良い料理・良いサービスをモットーにしているそうです。
当日は雨だったので、大阪駅からお店の前までTAXIで向かい横付けすると、
すぐに扉が開いて女性スタッフが出てきて傘を差し出してくれました。
もうすでに非日常の世界に引き込まれていきます(^^)
まずはウエイティングルームに案内されて、おしぼりの提供を受けて
コートや傘などを預かってくれます。
しばらくするとダイニングルームへ案内してくれます。
いつもながら扉を開けてくれる瞬間はワクワクしながらも緊張しますね♪
白い壁と白いテーブルクロスに落ち着いたダークブラウンの椅子の対比が素敵です。
窓の位置が高いので川を越えて南森町方面の街の明かりが見えています。
【禁煙】
店内はもちろん禁煙になっていて素敵な香りと味を楽しめます。
今回は3月末までの期限で使用できるディナーチケットがあったので利用しました。
コースは特別メニューになっているため通常利用にはしていません。
MENU HIVER ~ 冬~のアレンジになっているようです。
別途使った金額はシャンパン・ワイン等で2人で1万円程度です。
料理は以下の通りです。
●チーズを使ったアミューズ
チーズを伸ばして焼いた煎餅?・・・チーズの香りが芳ばしくてパリパリ食感も楽しい
クレープ生地に巻かれたチーズ・・・もっちりした食感でチーズが口の中でとろけるようです
たらとチーズ・・・練り物みたいでしっとりしてます
●鴨のフォアグラと根野菜のコンソメ オリーブの香るポテトのエスプーマ
まずはストローで根野菜のコンソメを吸います。その後フォアグラとコンソメを混ぜて吸います。
まったく味が変わって面白い。混ぜた方が濃厚でミルキーな味わいです。
亜酸化窒素でエスプーマしたポテトはオリーブの香りと甘い味わいです。
●ホタテ貝とパルマ産生ハム きくいものエクラゼとエミュルション クレソンのサラダ添え
ホタテ貝柱とパルマ産生ハムに、きくいもを潰して泡立てたソースをたっぷりかけて食べます。
クレソンもたっぷり用意されているので香りと食感の違いも楽しめます。
●ホワイトアスパラガスのヴルーテ ピスタチオオイルの香り
ホワイトアスパラガスを使ったヴルーテ(スープ)はかなり濃厚です。
確かにピスタチオの香りも楽しめます。
●仔羊鞍下肉のプルーン詰め ほうれん草とエシャレット 胡麻の香るひよこ豆のピューレ
仔羊の鞍下肉(ラムのショートロイン)は、脂がほとんどなく火入れが難しいと聞いたことがありますが
さすがに絶妙な余熱を使ったと思われる火の入り方でレアな食感になっていてもっちりと美味しい。
エシャレットは若採りのらっきょうのことらしく香味野菜としてインパクトがあります。
ひよこ豆のピューレはほうれん草に付けると味が広がって美味しい。
●シェフからのプレゼント
珈琲豆が1粒のったムース状のティラミスみたいです。
まったりした食感で美味しい。
●丸ごとレモンのタルト・ソルベとクリスタリーヌ・レモンクリームのレモンジュレ包み
4種類のアントルメ・ド・キュイジーヌは次の通りです。
・サクサクしたタルトにレモンソース。かすかな酸味を感じる美味しさ。
・レモンクリームを包み込んだレモンジュレはロールケーキのようでしっとりもっちり。
・表面はサクッとして中は柔らかい食感のレモンを使ったメレンゲは爽やかな味わい。
・レモンのソルベでスッキリ、クリスタリーヌ(ガラスのように固めた)レモンはパリパリで楽しい。
●小菓子(アントルメ・ド・パティストリー)
コーヒーのマカロン、生クリームとチョコのシュー、フランボワーズのタルト
●ドリンク
ハーブティからレモングラスを選ぼうと思ったら隣の女性にダメだしされちゃいました(^^;
レモンづくしのデザートとかぶりますからね。で、カモミールをチョイスしました。
とっても爽やかで優しいりんごの香りがして落ち着きますね。
●パン
2種類のパンで、どちらも表面がサクッとしていて中はもっちりと美味しい。
メインダイニング内での料理はもちろん美味しかったし、サービスも丁寧だと思います。
しかしそれ以上に、お店に入る前からお店を出た後までの一連の流れが素晴らしいと思いました。
TAXIの傍までお迎えをしてくれて、これから始まるディナーへのワクワク感を高めてくれますし、
お店を出る前にも十分に落ち着ける時間を作ってくれて、外でも雨の加減などを見てくれました。
ボクが考えるBARの姿と重複するのですが、この非日常を感じさせてくれる空気感が素敵でした♪
もちろんお薦めです☆
2014.3.20
10位
1回
2014/11訪問 2014/11/26
【喫煙可】オープンテラスのヨーロピアンカフェは美味しくて温かいおもてなしのリビングルームです☆
都城駅に着いてから食べログチェックして見つけた興味津々のカフェです。
コスプレパーティー?ゴスクラブ?なんて、どんなカフェなんだろう怪しいなぁ(^^;
早速電話をしても出ないので閉店したのかなとあきらめていましたが、
しばらくすると「お電話をいただきましたか?」とSMSメールが来ました。
なんと律儀な方だろうと、営業しているのかと確認メールを送ると営業しているとのこと。
2,3回のやり取りで怪しさよりも実直さを感じたので安心して訪問しました。
JR都城駅から南へ300mのホテルウイングインターナショナルの交差点を左折して
200mぐらい歩くとお店があります。
寒くなっているので覆われていますが、暖かい時期にはオープンカフェになっているそうです。
店内には円形テーブル4人用1卓と2人用テーブル5卓、それに幼児用の4人用テーブルが1卓あります。
2階はギャラリー兼パーティスペースになっているようです。
【喫煙可】
灰皿は置かれていませんが、喫煙可とのことです。
メニューはドリンク・パフェ・フードといろいろありますが、
何とビックリするのは珈琲・アイスコーヒー・エスプレッソが200円(税込)です!!
さらに自家製レモンソーダやケーキが300円、ビールやワインは350円ですよ。
なんて良心的なお店なんでしょう(^^)
店主とヨーロッパご出身の奥様とお二人でされています。
ボクが気になった「リキュールアフォガード」550円、「フラペチーノデラックス」400円、
「ベリーベリーパフェ」650円の中で「お薦めは?」と聞くと「珈琲が好きならフラペチーノ」とのこと。
さらにどちらがお薦めかと聞くと「チョコレート」と笑顔で奥様が答えてくれました(^^)
ということで「フラペチーノデラックス」のチョコレート400円をお願いしました。
何だかご主人と奥様が楽しそうに会話しながら作ってくれてますよ♪
その声を聞いているだけで温かい気持ちになれました。
さて運ばれてきたフラペチーノは何ともデラックスですね(^^)
とにかくボリュームがあります。
ストローで少し吸うと上にのっている生クリームとチョコが少し沈みます。
崩れるのではなく、そのままの形を保ちながら沈んでいくんですよ。何とも気持ちいい。
珈琲はなめらかで飲みやすく美味しいですよ。
とにかくいっぱいの生クリームとチョコレートですが、甘すぎることはなく、
まったりと心地いい甘いで、とっても美味しかった(^^)v
こちらは本物のヨーロピアンカフェです。
奥さまがドイツ生まれでクロアチアとオランダ育ち。
正真正銘のヨーロッパの女性が作るカフェメニューです。
またクロアチアでは親日家が多く日本の文化を学校で学ぶ機会も多く、
マナーも日本人と同じく礼儀正しいそうです。
席を外す時にも気遣っておられました。
このカフェに来るとお客さん同士がすぐに友達になるそうです。
ボクは一人でしたが、ご夫婦と会話が弾みました。
そういうところから奥様はここを「リビングルーム」と呼んでいるらしい。
3歳になる本当に可愛い娘さんも顔を出してくれましたよ。
またボクの長男が野球をやっていたとお話すると、
なんとご主人のお父さんが元西鉄ライオンズの選手だったそうです。スゴイ!
ご夫婦の会話は英語でした。
ご主人がその度に訳してくれるのですが、かなりリスリングの勉強になりましたよ。
とってもありがたいことです。
お二人とも常に微笑みを浮かべながら会話してくれるので本当に楽しい時間を過ごせました。
ぜひまた来たいと思えるお店です♪
リーズナブルなドリンクで英会話のお勉強もできて大満足でした。
ご主人は優しい口調で丁寧に話してくれ、奥様は明るくてとってもチャーミングです♪
何よりもご夫婦の温かい「おもてなし」に触れることができて感謝感謝でした(^^)/
最後に店名の「メドゥーサ」についてですが、強烈なインパクトがありますね。
ギリシャ神話に登場する髪の毛が蛇になっている女性の怪物で首を切り落とされました。
中学生の時にルーベンスの絵画で観ましたが、おどろおどろしい記憶だけが残っています。
たぶんギャラリーとしてのお名前をそのままカフェに使っているようですが、
この店は真逆のとっても素敵なお店です。
入口にも書いている「リビングルーム」の方がピッタリくる店名だと思いました(^^)v
超お薦めです☆
2014.11.22
今年のベストレストランも「快適さ」をメインに選びました。
食べログで情報発信するからには「美味しさ」をメインにすべきかもしれませんが、ボクにとってのいいレストランとは「美味しい料理を心地よくいただいて気持ちよく帰ることができるお店」です。
これは昔から変わっていません。それゆえミシュランなんて全く信じません。料理はいいかもしれないけどお客さんに対する姿勢を見抜いていないからです。ボクにとってはどうでもいい情報です。
それよりも信頼できる食べロガーの皆さんの情報の方がダイヤモンドのような輝きを感じます♪
今年訪問したお店も本来であればボクの大好きなBAR「ル・サロン」がNO.1で、雰囲気抜群のお気に入りBAR「ラグナ ザ バー」や、ジル本店シェフとの饗宴を堪能できた「メゾン ド ジル芦屋」がTOP3を占めているのですが今回は今年初めて訪問したお店に絞ってみました。
以下に簡潔に理由を列挙したいと思います。
①ラ メゾン ドゥ グラシアニ神戸北野
繊細で華やかな料理とお客さんを楽しませてくれる配慮のあるサービスで満足させてくれます。
②ラグナヴェール プレミア
4種類ものオードブルで迎えてくれて華やかなディナーを演出してくれるサービスも素敵です。
③BAR BARNS
様々なお酒を揃えていて最高に楽しい時間を過ごさせてくれる心からのサービスが素晴らしい。
④漱流
生フルーツカクテルも美味しくリーズナブルに素敵なバータイムを楽しむことができます。
⑤メインダイニング
伝統の神戸オリエンタルホテルの流れを絶やすことなく神戸っ子の思いを演出してくれます。
⑥Miele
淡路島のウエストコーストで風を感じながらはちみつたっぷりメニューに気分が高揚します。
⑦カラコル
落ち着いた雰囲気の店内でムレスナティーが味わえる極上のティータイムが楽しめます。
⑧Kugi
カウンターと同じ高さでにぎってくれる鮨はそのすべてが芸術品のようで感動します。
⑨ル ポン ド シエル
お店に入ってから出るまでを完璧にエスコートしてくれるサービスは料理と共に秀逸です。
⑩メドゥーサ
こんなにお店の方と一体感を味わえるのは初めてでとっても楽しい時間を共有できました。
これ以外にもいっぱいのお店に楽しませていただきましたし感動しました。
本当にありがとうございました。
2015年も新しい出会いを楽しみにしております♪