tomoseipapaさんが投稿した登六庵(兵庫/六甲山上)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

料理を食べた時でなく、お店を出た時に評価が決まる(^^)v

メッセージを送る

tomoseipapa (男性・兵庫県) 認証済

この口コミは、tomoseipapaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

閉店登六庵神鉄六甲、六甲、御影(阪急)/カレー、喫茶店、洋食

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/09 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

森の中で自然を肌で感じながらいただくカレーと珈琲に大満足☆

神戸っ子にとって六甲山はなくてはならないカラダの一部のようなものです。

そしてボクにとっては、祖父母が六甲山に住んでいたので小学生時代には夏休みのほぼすべてを
この山で過ごしていました(^^)
さらに中学生時代には友人と数十回も六甲ケーブル下駅から1時間半かけて登ってましたし、
父親と一緒に須磨から宝塚に抜ける56kmの六甲縦走アルプス(六甲縦走路)を楽しんでいました。
また高校時代には、高校の山の家がありましたのでクラス単位やクラブ単位で楽しんでました。
それだけに思い入れも強いんです♪

そんな六甲山の真ん中あたりにライスカレーで有名なこのお店があります。
昭和2年からこの地で営業されているそうです。世界恐慌の2年前ですよ。凄い歴史ですね。
実はこのお店は前述の六甲縦走路の傍らにあるんです。
昔はまったく気づきませんでした。この辺りは早く歩かないと日が暮れるので父親に急かされてましたから(^^;

今回は車で訪れました。
表六甲ドライブウェイのつきあたりを右折して記念碑台前の交差点を右折して100mほどで一方通行の狭い道を左折、
突き当たりを右折してすぐ左側に駐車場があります。右手にお店です。

もう見るからに自然と融合している素敵なロケーションです。オジサン一人ではもったいない限りです(^^)

店内に入るとご主人の元気な「いらっしゃいませ」の声。
何とも不思議な空間の店内ですが、二人用のテーブル席に座って名物の「ライスカレー」を注文しました。
お客さんはボク一人だったので、店内をぶらぶらしているとトッピングのチーズと漬物を出してくれます。
ここで、やっぱりこの店は外で食べるべきだと判断して「外に移ってもいいですか?」と尋ねると
「どうぞどうぞ」と勧めてくれます。
水とおしぼりなどを持って移動しようとすると、こちらで運びますからと言って、すべて運んでくれました。

お店の外には森の中に設置されたようなテーブルが5~6卓あります。
テーブルクロスの敷かれたキレイなテーブルもありますが、木そのままむき出しのワイルドなテーブルもあります。
せっかくなのでワイルドなテーブルで。「落ち葉が落ちてきますけど大丈夫ですか?」とお気遣いをいただきましたが、
もちろんそれが目当てのようなものですから大丈夫です。

いつもの年なら8月下旬には聞かれるであろう「つくつくほうし」が森の中に響いていました。
カレーを持ってきてくれたご主人と「やっぱり半月ぐらい遅いんですね」と言いながら聞きいってました。

さて肝心のライスカレーですが、見た目でルーの多さにビックリです。
カレーの池の中にライスの小島がポツンと浮かんでいるような、そんな豪快なライスカレーなんです。
柔らかく煮込まれた大きなブロック状の牛肉、小ぶりのじゃがいもと人参、そして野菜をたっぷり煮込んだピリ辛のルー。
そのすべてが口の中で溶け合って、さらに大自然の雄大さが絡んで広がりを感じる味わいです。
最高に美味しいカレーです(^^)v
トッピング用に出されたたっぷりのチーズを全部入れてマイルドなカレーも試しましたが、これも美味しいです♪

食べ終わってから庭をうろうろと散策していると、宝物探しができそうなくらい、あちこちに小動物の置物が顔を出したり、
隠れたりして飽きることがありません。1日中いても飽きないでしょうね(^^)
さらにご主人に教えていただいたのですが、建物の屋根の張出しの裏側に絵画が並んでいるんですよ♪
気がつく人は少ないとおっしゃってましたが、ルノアールやゴーギャンの絵を確認することができました。

そんな空間を最大限楽しんでいると、もっとここにいたいという気持ちになってきて珈琲を注文しました。
しばらくしてご主人がお菓子を持ってきてくれます。ココナッツサブレ3枚です。
さらに女性スタッフの方が珈琲を運んできてくれました。
なんと大きなカップでしょう!! これはオーレカップですね。いっぱい珈琲を入れてくれています。
そしてこの珈琲の表面に、なんと森の中の木の枝が繊細に映し出されているではないですか☆
なんという風流な珈琲タイムでしょう。もう感激してしまいました♪
しかも美味しい珈琲ですので、いつもはフレッシュを入れるボクもブラックで十分美味しく楽しむことができました。

そうこうしていると小雨が降り出しました。
少し前に来て外で食事をしていた男性3人組とともにご主人の誘導のもと、ボクも一緒に店内に入りました。
せっかくなので今度は店内をぶらぶら見ていると、ご主人が一緒に説明をしながら付き合ってくれました。

この地に住み続けておられたご主人のおばあさんが4年前に113歳の天寿を全うされたそうです。
六甲山に十数年住んでいたボクの祖母は、10年まえに97歳で他界しました。
六甲山は長生きできる環境なんでしょうかね(^^;

店内の天井や壁に貼られているステッカーなどは13万9千枚に及ぶそうです。
しかも天井の仕切りに合わせてグルーピングされているそうです。
ヨーロッパ・イングランド・神戸などなど10エリアぐらいあります。
奥の個室は「駄菓子の部屋」ということで子供達が喜びそうな、しかし大人にも懐かしい部屋です。
天井にはモビールなどもありますし、周りにはビリケンさんもあります。
お客さんを招いてくれる招き猫は無数にありました(^^)

一目見ると摩訶不思議な空間なんですが、お話しを聞いていると納得できるこだわりがあります。
そしてご主人の真剣な眼差しで、今もなお夢を持ち続けておられることが拝察できます。

来年春にはインドを中心にした東アジアの部屋ができるようです。
BGMにもこだわって御香も焚くようです。今から楽しみです☆

ここの店内は大人が子供のころに戻って楽しめるパラダイスかもしれません。
とにかくこの店は、ライスカレーと珈琲の美味しさはもちろんなんですが、空気や空間、人の温かさ、
童心に戻れる期待感などなど、他の町中のレストランでは決して味わうことのできない有形無形の喜び
感じさせてくれるのです♪

わずか1時間ほどの滞在で大ファンになりました。またいろんな人を誘ってぜひ何回も行きたいと思います。
その時には、ご主人のさらに膨らませた夢をお聞きしたいと思います☆

最後にこんな素晴らしいお店に出会えた日が、長男の誕生日ということも何かの縁を感じます。

皆さんにもぜひ体験してほしいお店です。

超超お薦めです☆

2010.9.14

  • ライスカレーにチーズをトッピング

  • 珈琲に森の木々の枝が映る

  • 庭の様子(FINE画像)

  • 店内の雰囲気

  • 屋根裏の展覧会(FINE画像)

  • お店の外観

  • 店頭のメニュー

  • お水とアイスポット

  • 珈琲のお供にココナッツサブレ

  • チーズ&漬物

  • 店内のメニュー

  • 木のテーブル

  • 庭の席から見上げる森

  • 庭のテーブル

  • 店内の奥の雰囲気

  • 天井の様子

  • 店内から庭を望む

  • 庭から見たお店の外観

  • ライスカレー

  • ホット珈琲

  • 庭の小物達

  • 木の上の小動物飾り物

  • 庭の雰囲気(FINE画像)

  • 庭の小動物の置物

  • 1927年創業です

  • お店の入口

  • 庭から眺める森(FINE画像)

2011/08/20 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ