とんしさんが投稿したビストロ・ル・ネコクマヤ(兵庫/みなと元町)の口コミ詳細

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とんしの「本当に美味いもの」

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とんし (男性・兵庫県) 認証済

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掲載保留ビストロ・ル・ネコクマヤみなと元町、花隈、西元町/ビストロ、ヨーロッパ料理、洋食

1

  • 夜の点数:3.8

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.0
  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2009/10 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

素晴らしいビストロ 

昨日、日記で書かせて頂いたお店です。
連休中になだやとともに、新規開拓で、2試合連続サヨナラ逆転満塁ホームランをかっとばしたので、まだアップしていない下書きのままの他店を飛ばして、即座に両店とも書かせて頂くことにしました。

お店の存在は、随分前から存じ上げていましたが、先日、偶然、酒呑童子777さんのコメントを拝見して、まずはランチで伺おうと決めていました。
そして、実際に伺ったのが昨日です。
結婚式がらみで元町ケーキに用事があったので、ランチをこちらのお店で取ろうと思ったのです。

1000円のランチには衝撃を受けました。
nano tolishの1000円ランチを凌駕するセンスを感じます。
最初に出てきたスープのセンスの良さと使っておられる食材の良さに驚いたのですが、次に出されたサラダには感激しました。
見た目はいたって普通のサラダですが、1000円のランチでは信じられないような、レヴェルの高い野菜を使っておられるのです。
前から何度も書かせて頂いていますが、比較的高級なフレンチやイタリアンでも、ランチでは明らかにサラダで手を抜いている店がいっぱいあります。
それなのに、本当に何気ないような普通のサラダにシェフの魂が込められているのです。

メインは、キノコの入ったオムレツとハンバーグを選びましたが、これも素晴らしかったですね。
ハンバーグはナツメグなど個性的な味や香りのする香辛料を使われていますが、肉本来の味がわかる本物でした。
もちろんソースもベストの按配です。
そして、オムレツがもっとすごいですね。
卵の素材としてのレヴェルが異常と言っても良いほど素晴らしい上に、とろとろの焼き具合もデミグラスソースの味付けも完璧です。
こちらも見た目は本当に普通なのですが、このようなオムレツは滅多に食べることが出来ません。
この素晴らしさは写真では分かりません。実際に召し上がらないと凄みを実感することはできないでしょう。

さて、ランチのレヴェルとコストパフォーマンスがあまりにも高かったので、元町ケーキで「ざくろ」を食べながら、妻に今日ディナーで再訪したいとお願いしました。
「結婚式やパーティーがあるから、終わるまでは贅沢したら駄目!」と何度も叱られましたが、ランチでの感動のため、ディナーで本当の凄さをどうしても今日知りたいと思い、さまざまな交換条件を提示して、やっとOKをもらいました。
結婚すると財務大臣の許認可が必要となるので外食するのも一苦労です。

ディナーですが、シェフのお任せコースを2二人で料理1万2千円の予算でやって頂きました。
飲み物は赤ワインのフルボトルを2本頂きました。
ワインもフルボトルが2300円から用意されているので、とてもリーズナブルです。
安くても美味しいワインを提供されていることには好感が持てます。
但し、私の場合、妻と二人でも2本は量が多すぎました。
ワインに含まれる酸化防止剤を私の体が拒否するからです。
妻の忠告を聞いて、2本目はハーフにするべきでした。
安いので、フルボトルにしないとかえってもったいないと思ったのです。
卑しいですねえ。
結局、悪酔いしてしまったようです。
妻の怒りをかったようで、朝、妻にしばき倒されました。

料理は、お任せだと12品を少しずつ出されるそうです。
野菜にこだわりをもたれておられるからか、野菜を使ったソースが多かったですが、魚介類も肉も全て美味しかったですね。
ソースの味付けなどはなかなか真似できるものではないでしょう。
ビストロですので、比較的しっかりした味付けですが、センスが素晴らしいので、どれも味が濃いとは感じさせません。
気取った味付けではなく、実のある味付けで、万民受けする味ですが、一工夫も二工夫もされておられるのがよく分かります。

連休の最終日でしたので、19時入店で、お客は私たちだけでしたが、ランチなどは大行列ができても全く不思議ではないと思います。
ランチのコストパフォーマンスには驚くべきものがあるからです。

しかし、こちらのお店の凄さを感じるためには、ディナーをお任せで召し上がるべきでしょう。
ビストロで、一人6000円の料理としては、これ以上のものを求めることはほぼ不可能だと思います。
小手先だけのテクニックで、1万、1万5千円という酷いコースを食べさせるえせ高級店の料理がますます色あせて感じられます。
奥様も料理を作られるようですが、こちらのお店の料理には一品一品に料理人としての本物のプライド、魂が込められています。愛情が溢れています。お客にはそれがわかるのです。
逆もまた然り。そんな基本中の基本を知らない飲食店オーナーが多いのは何故でしょうか。

お会計は、上記お任せコースにデザートとエスカルゴ、赤ワインのフルボトル2本でなんと18000円。
いつも書かせて頂いている通り、食事の途中でメモを取ったり、写真を撮ったりすることは大嫌いですので、コースの内容は細かく覚えていません。すいません。
いずれにしても、内容の充実度、すなわち量と質を考えると安すぎると思えるほどです。

個人的に日本一のレヴェルだと思っている神戸のフレンチ界においても、料金と味のバランスに鑑みれば、群を抜いて素晴らしい名店中の名店だと断言できます。
ビストロらしい心がこもった暖かい接客も素晴らしいことは申し上げるまでもありません。

酒呑童子777さんにはこのような素晴らしいお店の情報を教えて頂いて本当に感謝しております。

神戸にはフレンチの名店が多く存在しますが、実を取りたい方、リーズナブルであってもこれほどの料理を提供するビストロが世の中には存在するのだという驚くべき事実を感じたい方には、ディナーでいらっしゃることを強くお薦めします。

ビストロとは本来大衆食堂のことですので、このような料金設定で、決して家庭では食べられない食材を高い技術で調理してこそ、その存在意義があると思います。
名前だけビストロとついていて、不味くて高い料理を出しながら、スノビッシュな接客をする「えせビストロ」が世の中にいかに多いかを再確認させて頂きました。

私は次回、事前にお願いしておいて、私の大好きな「猪」と「鹿」を頂こうと思っています。
事前にお願いしておけば、いろいろなジビエも用意して下さるようなので、楽しみです。
このような料金設定で、自分が本当に食べたいと思うジビエが堪能できるとは・・・・・・・。
幸せ以外の何物でもありませんね。
このお店はこの良さをそのままずっと維持していって欲しいと心から願っています。

神戸に住み始めてから3年弱。
お気に入りのお店が、ジャンル別に大体出揃ったような気がします。
この点については、個人のBlogで書かせて頂く予定です。

2017/05/28 更新

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