2回
2016/12 訪問
ランチの握りだと
2022/03/31 更新
2007/03 訪問
普段使いとしてはコスパは良いかな?
妻のとん2が、書いていることと重複する内容は全て割愛させて頂きます。
これまでに、私が何度も書かせて頂いていますが、こちらのお店のご主人も仰っていたとおり、「鮪」などの高級素材のトップレヴェルのものは、全て築地に行ってしまうので、関西で食べることはほとんどできません。
こだわり抜いて、わざわざ築地から仕入れをされておられる店以外で食べることは不可能です。
東京の大塚高勢のコメントで長々と書かせて頂いていますので、簡単に書きますが、別に原価が高いものでなくても、魚介類で美味しいものはいくらでもあります。
またタネによっては、国産にこだわる必要もありません。
例えば韓国産のタネであっても、旬であれば、驚くほど美味しいものもあります。
リーズナブルな料金設定の鮨屋では、そのような高級店で食べるのとあまり差を感じさせない、原価の差が比較的少ない魚介類を食べたいというのが私の個人的な希望です。
こちらのお店では、入手可能なもので、良い物を厳選されており、しかもあてなどは、かなり手をかけて提供しておられます。
「わさび」も高価なものを使われておられますね。
柔らかな甘みがある、私の好きなタイプの「わさび」です。
普段使いが可能な鮨屋では、このような仕事のされ方をされている店が一番美味しく、楽しく食事ができると思います。
明らかに背伸びしていることが感じられ、中途半端な価格設定で中途半端なあてや握りが出される鮨屋は私は好きではありません。むしろ大嫌いと言ってもいいでしょう。
また、リーズナブルな鮨屋では、日本酒で美味しいものがないことが多いので、いつも残念に思うのですが、さすが灘エリアだけあって、リーズナブルながら、本当に美味い日本酒を提供して下さることも嬉しいです。
すぐ近くにある木村酒造の「瀧鯉」だと仰っていましたが、恐らく純米吟醸だと思われます。
リーズナブルな価格のこの純米吟醸でも十分美味しいと思いますが、我が家の来年の正月のお酒は、この木村酒造のもう少し価格の高いものにしようと思っています。
こちらで出しておられるものは、家庭での晩酌用としては最高レヴェルだと思います。
私の好きな綺麗な透明感があって、雑味がなく、料理の邪魔をしないところが良いですね。
さて、肝心のあてや握りですが、どれを頂いても美味しいと思います。
もちろん、リーズナブルな価格設定にしておられるので、最高級のタネばかりではありませんが、魚介類の本来の美味しさを十分楽しむことができます。
「伊勢海老」の握りは甘みが足りないと思いましたが、ほぼ不満の残るものはありませんでした。
そして、私にとっては少し甘めの味ですが、握りのシャリも素晴らしいレヴェルです。
三平寿しのシャリも食べ慣れるとクセになるような美味しさがありますが、ちょっと個性的過ぎるところがあります。
しかし、こちらの握りのシャリは、比較的万民受けする美味しさがあると思います。
長い間研究されて行き着いたシャリだなあということが、ひしひしと伝わってきます。
また、握りだけでなく、あてについても、独自に勉強されて、本当に美味いものを常にお客に提供したいという気持ちがズシーンと伝わってきます。
東京の高級店で、名前がメジャーになって、お金払いの良い常連がついたことによってどんどん味が落ちていって、反比例して料金が高くなっているという鮨屋を何軒か経験させて頂いていると神戸というあまり鮨文化がメジャーではない土地で、本気で、仕事に取り組んでおられる姿を拝見すると涙が出てきます。
大金を払えば美味いものが食べれると仰る方がおられますが、私はそうではないと思います。
いわゆる高級店ほど、良い店とひどい店の差が激しいので、こんなに払って、こんなものを食べさせて、こんな失礼な接客をするのかと驚かされる店は想像しているよりもはるかに多く存在しています。
むしろ、高級店でありながら(料金設定が高いということです。)、本物の一流店だと感じる店の方が数は圧倒的に少ないのではないでしょうか。
個人的にはものすごく少ないと思っています。
その意味では、私はこれまでにかなりお金をどぶに捨ててきました。
東京の高級店で、大好きな鮨屋が数軒ありますが、どうせそのような高級店にはしょっちゅう伺うことはできないのですから、このような比較的気軽に伺うことのできる鮨屋で、心から満足できる店はないものかと何十年も思っていました。
本当の意味でリーズナブルな料金設定で(私は特殊な場合を除いては、思う存分食べて飲んで、一人1万円程度までというのが飲食店としては望ましいと思っています。)、これだけ満足感を得られる鮨屋は、世界一の鮨屋激戦地区である東京にもほとんどないと思われます。
実際に、私は、東京では見つけられませんでした。
特に、東京の都心では、きちんとしたものを提供した上で、この料金設定は無理でしょうね。
家賃、人件費などのランニングコストを考えれば、経営的に不可能に近いからです。
おりょうさんのコメントを参考にさせて頂いて伺った鮨屋ですが、とても感謝しております。
リーズナブルでありながら、地元向けの飲食店らしい気持ちの良い接客が受けられ、本当に美味い鮨屋の醍醐味を味わってみたい方には、強くお薦めできるお店です。
東京からいらっしゃって、「神戸でなんで鮨屋なの?」と思われる方であっても、せっかく神戸にこられるのであれば、是非一度お試し下さいと申し上げておきます。
神戸で、「鰻」「天ぷら」「とんかつ」「蕎麦」「ラーメン」については、リーズナブルで心から美味いと思えるようなお店を見つけるのは既に諦めていますので(せめて「鰻」だけは満足できる店を見つけたかったです。残念。天ぷらは興味をそそられるお店がありますが、料金設定が高すぎるので、チャレンジしていません。東京の有名高級天ぷら屋で散々酷い目にあっていますので・・・・・。)、後は、「懐石料理」で本当に美味いと思えるようなお店を見つければ、神戸での永住生活もほぼ完璧になるでしょう。
最近、新規開拓意欲が著しく落ちていますが(特にディナー)、このようなお店に出会うことができるとやっぱり新規開拓はせなあかんなあと思います。
2018/04/11 更新
久しぶりのなだやさんは、初めて昼伺いました。
チラシの方がお得感があるようですが、寿司と言えば握りだと思っているので、握りを選択しました。
先ずはちょっとした付けだしが3種出てきます。
街のお寿司屋さんという感じでランチの握りは一貫ずつではなく、全て一緒に出てきます。
シャリは甘めの関西風です。
シャリの温度管理はありません。
醤油をつけて食べるものとそうではないものが半々くらいでしょうか。
正直、家庭で出前として頂く寿司という感じです。
不味くはありませんが、これだというものもなく、夜伺った時のコスパの良さは全く感じられませんでした。
ランチで城助のような芸術品は求めませんが、3000円となるとランチとしてはまあまあの値段なので、これだと普通という感じです。
中途半端な極みで、これなら5000円出して島本のランチに行ってみようかということになってしまいます。
ちらしだとお得感があるのかな。
でもちらしなら一寸法師で良いかなと思ってしまいます。
ランチのちらしはコスパが良いので。
ちなみに一寸法師も握りは駄目です。