4回
2017/09 訪問
メニュー構成が変わりましたが
温前菜:真鯛のヴァポーレ 海老のソース(2017.9)
冷前菜:ソプレッサータとインゲン豆のサラダ(2017.9)
スープ:タコのカネーデルリ(2017.9)
パスタ1:カペレッティ 牛ホホ肉の煮込み(2017.9)
魚料理:白身魚のアクアパッツァ(2017.9)
肉料理:豚バラ肉と蕪のロースト(2017.9)
スパゲッティーポモドーロ(60g)(2017.9)
ドルチェ:カボチャのニョッキ ホワイトチョコジェラート(2017.9)
カプチーノ(2017.9)
カンパリソーダ(2017.9)
ロゼの泡(2017.9)
(2017.9)
2017/09/21 更新
2017/07 訪問
コスパ込みならサローネグループで最高のお店?
(2017.7)
3月にランチで伺ったのですが、ディナーは2年ぶりとなってしまいました。七夕の金曜日、お一人様ディナーです。
6時15分にお店に入ると、半個室の手前の一番奥の席に一人分のセッティングがされていました。この日は野島支配人はお休みで。フロアは他の方が。
シェフも、つい最近クイントカントから北野シェフという、とても若いシェフに変わっています。因みに、数日前SALONE 2007に行った時に、山下さんから、「とても腕のいいシェフですよ」と聞いていたので、そのことを挨拶に見えた時に伝えると、「頑張ります」ということでした。
まずビールを飲みながら、マグロのタルタルを手に持って頂きます。「おいしい」。そのあとの料理に期待が高まりました。
メインの肉料理までにBest3が決定していたのですが、メインの鶏も素晴らしくて、Best4になりましたが・・・。
この日の私にとっての1番の皿は、「イワシのベッカフィーコ」。綺麗に巻かれたイワシは崩れてしまって食べにくかったものの、味は抜群で、ウイキョウ・フェンネルたちは当然のこと、それ以上に「干しぶどう(レーズン)」がイワシを引き立てていて、思わず目をつむって味を追いかけていました。
2番めは、スーシェフが担当しているという、パスタ。ストリケッティという初めて頂く形状のショートパスタなのですが、イカ墨がお皿に跳ね散っています。イカ墨は単なる飾りなのかなと、パスタを突付いてみると、その下にはたっぷりのイカ墨が。最高の食感に仕上がったパスタ、イカ墨からの潮の香り(仄かに甘さも)、味を引き締めるピンクペッパー、と、バランスの取れた一品でした。
3番めは、メインのお肉。鶏もも肉は当然のこと、皿の反対にぽつんと置かれた小さなまん丸コロッケが曲者でした。口の中で、かすかに広がるトリュフの風味が奥ゆかしく、私は好きでした。
タッチの差で4番になったのがトリッパのリゾット。トリッパがなければ成立しない、と断言したくなるほどトリッパの味が立っています。トリッパ抜きで食べてみたのですが、格段の違いでした。
今回は、前回には無かったカンパリも頂き、大満足のディナーになりましたが、2年前と同じく、7時半頃には全ての席が埋まり、それからは、若干サーブのピッチが遅くなりました。ただ、料理のレベルと値段を考えれば、とても文句など言えません。
8月の後半にメニューが変わるということなので、その時はまた伺う、と約束して、店を後にしました。
今回のメニューは以下の通りでした。
冷前菜(突き出し):マグロのタルタル
温前菜:イワシのベッカフィーコ
スープ:魚介のヴァポーレ
パスタ1:ストリケッティ イカスミのソース
リゾット:トリッパのリゾット
魚料理:白身魚のアクアパッツァ
クッキアイオ:甘海老とマンゴー
肉料理:鶏もも肉のロートロとじゃが芋のクロケッタ
スパゲッティーポモドーロ(私は30g)
ドルチェ:レモンパイとタイムジェラート
パスタ1:ストリケッティ イカスミのソース(2017.7)
冷前菜(突き出し):マグロのタルタル(2017.7)
温前菜:イワシのベッカフィーコ(2017.7)
スープ:魚介のヴァポーレ(2017.7)
リゾット:トリッパのリゾット(2017.7)
魚料理:白身魚のアクアパッツァ(2017.7)
クッキアイオ:甘海老とマンゴー(2017.7)
肉料理:鶏もも肉のロートロとじゃが芋のクロケッタ(2017.7)
スパゲッティーポモドーロ(30g)(2017.7)
ドルチェ:レモンパイとタイムジェラート(2017.7)
マキアート(2017.7)
ビール(2017.7)
カンパリソーダ(2017.7)
(2017.7)
2017/08/09 更新
2017/03 訪問
私の知る限り千円での最高のランチ
(2017.3)
一昨年の夏にディナーで伺い、その内容と値段に感激して「ランチに伺わなくては」と思いつつ、一年半が過ぎてしまいました。
コースならば、予約できるということなのですが、千円でどれだけの物を食べさせてもらえるのか是非確認したいと思っていたので、予約なしです。ただ、込んでいるというのは十分予測できたので、13時到着、を目処に向かいました。実際に着いたのは少し早目の12時40分。表の椅子に、待っている人がいなく「ラッキー」と思いながら店内を伺うと、やはり満員でした。そして、予想通り13時をほんの少し過ぎた頃店内に招き入れられました。
注文したのは、シンプルな「パスタランチ:1,029円」。この半端な値段は消費税5%込みで1,000円の名残ということのようです。「\1,000(税別)」=1,080円で、よいと思うのですが・・・。
「テスタローリ コン ミネストラ」というズッパと散々迷った末、パスタは「サルシッチャ クアトロ スタジョーネ」にしました。「迷った時は、メニューの最初にあるものを選べば良い」というのが私の信念(?)です。
前菜の前にパンが出てくるのですが、しっとりとして、なかなか美味しいです。
前菜3種に続いて、パスタの登場です。パスタがテーブルに置かれて思い出したのが、「プッチンプリン」。プリンが容器から飛び出て皿の上に乗ったばかりの「プルルン」という感じにピッタリの弾力です。麺は「細めのうどん」という感じなのですが、食感は見た目通りに良いです。崩されているサルシッチャが、粗目にして食感を残した上質な豚のラグーという感じでした。そして、ちょうど適当な量振りかけられた「フェンネルシード」が効いていました。前回のディナーでも「チョコレート、バジル、ルッコラ、ミント等々の使い方」に感心したのですが、ランチパスタの一皿にもその片鱗がありました。
デザートのパンナコッタとコーヒーを頂き、40分ほどの楽しいランチタイムを過ごしました。
コースでも、十分コスパは高いと思うのですが、「千円(+3%)でのランチ」のコスパは最高だと思います。
サルシッチャ クアトロ スタジョーネ(2017.3)
テーブルセッティング(2017.3)
パン(2017.3)
前菜3種(2017.3)
サルシッチャ クアトロ スタジョーネ(上から)(2017.3)
パンナコッタとコーヒー(2017.3)
(2017.3)
(2017.3)
(2017.3)
(2017.3)
2017/03/23 更新
2015/08 訪問
サローネグループ、コンプリートです
7月の終わりに大阪のクイントカント さんでランチをいただく機会が出来たため、サローネグループで唯一の未訪がこのお店となり、急遽おひとり様ディナーを予約することにしました。
伺ったのは、お盆休み前の金曜日。メニューは、ホームページのものをコピペ使用と思っていたのですが、このレビューを書いている土曜日には、盆明けからのメニューに変わっていました。(メニューは1月半で変わるそうです)
他のレビューを参照してもらう、という方法で逃げようと思ったのですが、7月~8月前半のレビューが見当たらず・・・・、頂いてきたメニューから写すことになりました。 (^_^;)
6時を10分ほど回った時間にお店に到着したのですが、予約時刻は6時15分でしたので、ほぼピッタリというわけです。ちなみに「先客はおらず、この日の一番乗り」と、思っていたのですが、後で奥の半個室に先客がいたことがわかりました。
用意されていた席は、入り口にいちばん近い席。おひとり様ですから・・・。
マネージャーから、「このお店は初めてですか?」と問われ、「このお店でサローネグループ、コンプリートです」と、伝えると、その後挨拶に来られたシェフも「頑張ります」と。
他のサローネと同様に、料理に合わせた9種のワイン、というティスティングコースもあるのですが、大してアルコールは強くなく、そしてワインの味がわからないおじさんは、ハーブリキュール(名前は聞いたけど・・)のソーダ割でスタートです。
1品目の冷前菜はビーツの赤が印象的な冷製スープ。普通の冷製スープに思えたのですが、中に入れられているチョコレートが、抜群の存在感を放っていました。結構、チョコレートを料理に使う例は多く、SALONE 2007では、クッキアイオやパスタ(リガッテリ)、広尾の劇場では、定番の仔羊や鹿肉のパイ等に使われていましたが、どれよりも使われ方が光っていました。掬ったスプーンの中にチョコレートチップが入っていた時の幸福感がたまらない一品でした。
次の温前菜。衣の中の温かい肉(鶏肉のつくね状のもの)がホンワリと気持ち良く、カボナータソースとバジルと絶妙な絡みを見せていました。
魚介のヴァポーレは、SALONE 2007の鮮魚のヴァポーレにきわめて近いレシピ。「ひたパン」で食べることを前提としているためか、オレンジオイルの量が多めに感じました。口が狭く深い器に入っているため、そのままでは飲みにくく、小さいスプーンをリクエストしました。隣の男性は、食べにくそうに大きなスプーンで掬っていましたが、小さいスプーンを添えるのを基本にした方が客に優しいと思います。
4品目は、パスタの1品目。座布団上のパスタを入れたひよこ豆のスープにの上に、揚げたパスタが乗せられているものなのですが、スープとひよこ豆が美味しく、崩していただく揚げパスタの食感も楽しいお皿でした。
5品目の「白身魚のアクアパッツァ」、このお店のスペシャリテということなのですが、普通でした。
6品目の大麦を使用した料理。一口、右に添えられたガルム入りのソース(?)を付けずに頂いたのですが、全然でした。次に、付けていただいてみると、劇的に味が変化し・・・。このお皿も満足でした。
1品目もチョコレートのせいで良かったのですが、ここまで2・4・6という偶数が私にとっての高評価となっており、次の7品目は正直期待していませんでした。
7品目、4枚のクレープ状のものにボロネーゼ等の具が乗っており、ルッコラが存在感を放っています。具(ボロネーゼ等)を乗せ、ルッコラを乗せ、ぐるっと巻いて一口で頂きます。思わず、笑みがこぼれてきました。この日最高の料理です。ルッコラが無ければ成立しない料理です。ピッツァに乗せられたルッコラは、集団で仕事をしていますが、この料理に添えられたルッコラは、葉の半分で最高の仕事をしていました。
8品目のお肉は羊。ソーセージと肉の二つの食感が楽しい料理、ということのようです。このお皿で活躍していたのは「ミント」。2切れの肉をそれぞれ2等分して4切れにして、ミントを載せずに頂くと、「うーん」。次に、ミントを載せていただくと、その爽やかさが羊の「どんくささ(洗練されていない程度の意味)」をカバーして、逆に魅力に変えているのです。食後シェフに、「ミントは3ピースではなく、4ピース欲しかったですね。」と伝えましたが・・・。
ポモドーロとドルチェは普通でした。
料理全般として、脇役たちの上手な使い方に感心しました。チョコレート、バジル、ルッコラ、ミント等々。次の料理は?、という期待がずっと続いた2時間でした。
サーブについても、キッチンを含めて3名だけで精一杯頑張っていることが感じられました。ただ、この日は予約時間が早い時間に重なり(7時半には満席)一杯一杯という感じもありました。ホールスタッフを一名増員するだけで格段にサービスが向上すると思います。私はテンポ良く提供してもらい何の不満もないのですが、少しピッチが遅すぎるのでは、というテーブルが見られました。コスパは良すぎるので、1,000円値上げしても良いので、スタッフ増員を考えていただきたいと思います。
このお店が横浜にあれば、メニューが変わるたびに伺うのは間違いないのですが・・・。ご馳走様でした。
今回のメニューは以下の10品でした
冷前菜(ビーツ エ アランチャ)
温前菜(ソフィアート ディ ボッロ)
スープ(魚介のヴァポーレ)
パスタ1(チェーチ エ トゥーリエ)
魚料理(白身魚のアクアパッツァ)
サラダ(インサラータ ディ オルツォ)
クレープ(クレスペッレ ディ ボロネーゼ)
肉料理(アニェッロ ディ インボルティーニ)
スパゲッティーポモドーロ(私は30g)
ドルチェ(ズッパ ディ ペスカ)
温前菜(ソフィアート ディ ボッロ)
テーブルセッティング
冷前菜(ビーツ エ アランチャ)
温前菜(ソフィアート ディ ボッロ)
スープ(魚介のヴァポーレ)
ビール
パスタ1(チェーチ エ トゥーリエ)
魚料理(白身魚のアクアパッツァ)
サラダ(インサラータ ディ オルツォ)
クレープ(クレスペッレ ディ ボロネーゼ)
肉料理(アニェッロ ディ インボルティーニ)
スパゲッティーポモドーロ(30g)
ドルチェ(ズッパ ディ ペスカ)
カフェマキアート
メニュー
2017/07/10 更新
(2017.9)
前回の七夕お一人様ディナーの折りに「メニューが変わったらまた伺います」という約束を守るべく、「防災の日」でもあり「宝塚歌劇団レビュー記念日」でもある9月1日に伺いました。
お店に着いたのは6時5分。前回応援に来ていた野田さんがまた迎えてくれました。
前回と同じく奥の席に案内され、カンパリソーダを注文すると、野田さんが名刺を持ってきて、「今日からこのお店の支配人を任されることになりました」とのことでした。支配人初日の、記念すべき日(?)に立ち会うことになったわけです。
メニュー構成も少し変わり、salone2007とかぶるということで、クッキアイオと魚介のヴァポーレがメニューから消えていました。これで、私の大好きなスープは、salone2007のディナーでいただくしか方法がなくなったわけです。私には、結構残念な決定というわけです。
今回の私に取ってのBestは「真鯛のヴァポーレ 海老のソース」でしょう。そこそこのボリュームの真鯛に敷かれた濃厚な海の香り満点のソースが堪らなく美味しく、少なくとも今回に限っては、スープの魚介のヴァポーレ以上に成功していたように思えました。
次点で、メインの「豚バラ肉と蕪のロースト」。蕪は味が何も付いていないものとカルダモンの風味を纏ったものの2種類が添えられていて、食感を楽しむために、豚と一緒に口の中に入れたのですが、絶妙なハーモニーでした。
ニョッキのデザートを頂き、一時間半の素敵な時間を終えました。
なお、メニュー構成だけでなく、最後にいただく料理解説のメニューも、今回からイラストが写真に変わり、説明が更に詳細になりました。
今回のメニュー(2017年8月21日~9月30日)は以下の通りでした。
冷前菜:ソプレッサータとインゲン豆のサラダ
温前菜:真鯛のヴァポーレ 海老のソース
スープ:タコのカネーデルリ
パスタ1:カペレッティ 牛ホホ肉の煮込み
魚料理:白身魚のアクアパッツァ
肉料理:豚バラ肉と蕪のロースト
スパゲッティーポモドーロ(私は60g)
ドルチェ:カボチャのニョッキ ホワイトチョコジェラート