食べログのレビュアー意見を拝見していて最近、強く思うことがあります。
私が行きたいと思うレストランを見つけてレビューを拝見する際に、低評価(低い点数)している方々の意見を主に読ませて頂きます。その理由は…。
高い点数のほとんどは具体的な理由が無く「おいしい」とか「感動した」「さすがミシュランの☆付き…」など抽象的な主観や先入観が多過ぎて、中々こちらに具体的なイメージが伝わらないのです。
それに対して低評価の理由として一番多く目にするのは「おいしいと評判だったのに期待はずれ」とか「(その人にとっては)おいしくない」という文章です。
本来、料理やサービスに対する趣味嗜好は人それぞれ違うわけで、そのレビュアーの嗜好を知らなければ、そのレストランが自分に合うがどうか分からないという根本的な理論を全く理解していない人が多すぎて驚きます。またミシュランを始め不特定多数の評価で成り立っているこのてのランキングはそのレビュアーのプロフール(顔)が見えないと、なおさらあてにならないでしょう。(ミシュランもあてにならない場合が多いです。実際に元ミシュラン審議委員が当てにならない理由を暴露した発言もあります)
もちろん食べログの趣旨はあくまでも「主観」と大々的に伏線を敷いている為、何か問題発言からトラブルに発展しても主催者側は「あれはあくまでも主観だから」と逃げ口を作っています。
ですから点数の低い方は、同じ主観でも比較的具体例が多いのです。
具体的な主観とは、そのほとんどはクレームです。
例えば、○○料理で有名なカフェに入り、ドリンクしか注文しなかった時に店員が「お飲み物だけでよろしいですか?」と聞かれて憤慨している方がいます。その理由は○○料理が有名なのに、それを注文しないで飲み物だけじゃ、まるで私が悪いみたいな言い方された…など、よくもまぁここまで飛躍して被害妄想できるものだなと逆に感心いたします。
また写真が掲載されていたので、私も料理の写真を撮ると注意された、そこからずっとマークされてイヤな気分になった…という方の場合、他のレビュアーの記事をよく読むと「ここは写真撮影禁止だけど個室なので写真が撮影できました…」など、様々な方が撮影できた環境をしっかりと記載しているにもかかわらず、他の方のレビューを全く見ないで、ご自分が他の方に迷惑をかけているのを棚に上げて、自己中心的にご自分がマークされたとクレームしています。私だって同じ空間にいればあなたをマークします。
どれもとても具体的な主観ですね。しかもクレーマーまがいな発想です。そんな方に限ってプロフは何も書かれていない場合が多いです。
しかしながら、こういう低評価を付けている方々を観察するのもとてもおもしろいのです。
これもまたここの違った楽しみ方なのかもしれませんね(^_^;)。
もちろん、低評価であれ高評価であれ客観的にしかも具体的にイメージしやすい事柄で的確な評価をされている方もいらっしゃいます。では自分はどうか?もちろん私も人のことが言える立場ではありません。しかしながら、こういった方々のレビューが原動力となり、私も出来るだけ自分の趣味嗜好を具体的に表現しながら客観的に(食べログの趣旨とは逆方向ですが…)伝えていけるように努力しようと、日々の自己啓発と精進に心がけるきっかけになっているのも事実です。