レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/01訪問 2014/07/10
2014年1月15日
今年もまずはここへ行かなければ始まらないと言えるほどのマイフェバリットダイニング。
本日は、特別にブイヤベースを作ってくれた(メニューにはありません)。
事の発端はプリフィックスのCコースで魚料理が入って来るのだが、先日来たばかりで同じ料理を出さず、なにか今まで出したことのないことない料理…ということで出てきたのだった。
個人的にはブイヤベースは大好きなので、とても感激した上に、味は「え。この短時間に?」と言うくらい深い味わいで良く魚介の出汁がしっかり出ていて、これまた口に入れて感動したしだいだった。
2013年10月3日
ちょうど9が月ぶりに伺った。
久しぶりなのでメニューも色々変わっていて、特に時期的なメニューとしてキノコを使用した料理が目に付いた。しかしながら、それには目もくれず何時ものコースで…。数ヶ月ぶりにフォアグラのテリーヌが復活してたので、アンティパストにチョイス。個人的にテリーヌは苦手なので他では絶対オーダーしないのだが、一度ここで強く勧められて(食べず嫌いもなんだかなぁということで)口に入れた瞬間にいままで経験したことのないテリーヌが楽しめた。テリーヌにするからと言ってフォアグラ素材のランクを下げずにポアレでも充分に楽しめるものを贅沢に使用しているからだと思われる。
パスタはドライトマトと蟹をチョイス。これはここの定番中の定番メニューなのだが今までは蟹の身は小さく、出汁が取れやすい調理方法だったのを、より蟹肉を楽しめる様に大きめにカットして食べ応えの方を楽しめる様に微妙な更新をしていた。確かにこの方が蟹の風味をより一層口の中で楽しめる。
今回もっとも感動したのは、真鯛のグリル。何処にでもあるメニューだからこそ、その火の入れ方やソースでどれだけゲストに感動と驚きを与えることができるかが勝負で、このようなシンプルな料理こそシェフの技術がそのままテーブルに運ばれるとても難しい一品だと思う。まず見た目は秋らしく季節感満載の盛りつけ。皮を見て真鯛自体の下処理も一切手を抜くことがない丁寧な仕事っぷりも垣間見える。皮はかなりパリッとしており、噛むほどに心地よい感触と音がする。さらに身は充分に水分も含みしっとり、しかも旨味を含んだ水分が熱で抜けきらない様な絶妙な火加減で調理されている。だからしっとりしているのに、ふっくらもしていてこの共存が難しい状態を作出していることに感動した。さらにソースはお皿の下にあるレモンソース(レモンに水を加え泡立てて立体感をだしている)を付けて頂くと…当然ながらとても合う。いわゆる焼き魚にレモン汁をかけるという発想を発展させたものであるが、言われれば当たり前のことだが、イタリアンのメニューに加えるソースとしてよく練られた発想だと思う。コロンブスの卵である。
ということで、やはりここはサービスも料理も空間も安心できるマイフェバリットダイニングの一つであることを再確信した。
2013年1月2日
本日はランチでの利用です。ランチといってもメニューはほとんどディナーと変わらなく、ランチ価格で頂けるのでとてもお得です。
アンティパスト(前菜)「フォワグラと冬野菜のスープ仕立て 黒トリュフの香り」
まずはお皿が目の前に来た瞬間、トリュフの香りが鼻に抜けてくる。嗅覚に食欲を刺激されスープを口に入れると…暖かい(決して熱くない)。第一印象は「お雑煮?」を彷彿させる味。お正月だから?それともいつもこの味?とにかく和風テイストだ。冬野菜は旬なので食感や味わいに身を委ねながらフォアグラに口に運ぶ。最初はスープにすることによりフォアグラの旨味など逃げてしまうのでは?と思ったが実際は杞憂であった。しっかりとフォアグラの存在感はあって、アンティパストとしても食べ応えがある。
本日のパスタはゴルゴンゾーラ香るトマトパスタ。パスタの下にトマトソースで和えた豚肉が敷いてあり、その上にパスタとゴルゴンゾーラをあしらっている。まずは上層部でチーズパスタを味わう。流石にゴルゴンゾーラーだけあってチーズの主張は半端無く伝わってくる。途中から全体をすくう様に混ぜ合わせると、下層のトマトソースが利いてトマトクリームパスタに早変わり。チーズとトマトの相性をこの上なく体験できる一品となっている。
メインは魚料理でアイナメを頂いた。
アイナメは1月〜4月初旬くらいまでが旬で、カサゴ科なので淡泊な白身魚。パリッとした皮にプリッとした食感はこの時期が一番楽しめる。ソースは割と軽めでアイナメの素材を生かした味付け。フレンチに慣れ親しんでいる人には少々物足りないかもしれないが、私くらいの年齢になるとこれくらいの素材が分かる味付けで旬の魚を楽しめる方が嬉しい。
ドルチェはこちらで有名なモンブラン。
しかしながら、とても残念なことに、現在このモンブランはメニューから外れている(>_<)。
今回、知人のハッピーウエディング&バースディという事で特別に再現していただいた。シェフも久しぶりに作るとあって力が入ったとのこと(*^_^*)。味にもそれが伝わる。以前よりも濃厚な味わいが楽しめた。
見た目はメレンゲの白一色で四角錐に形取られた読んで字のごとく「モンブラン(山)」を表現している。初めて頂く方は、一般的なモンブランの概念の想像を超えたビジュアルにきっと驚くだろう。一口スプーンですくって口に入れると、メレンゲがさーっと口の中で溶けて、追い打ちをかけるようにバニラの香りがくる。そして「山」の中心部に到達する頃には、この逸品の真髄でもあるマロンと対面できる。
実は以前も無くなった時期があったが、ファンからの熱い思いが復活させていた。しかしながらシェフの立場上、常に新しいメニューにトライしていきたいという思いから、あえて今回もメニューから外れてしまったらしい…。ただし予約時にリクエストすることによって、再会できる可能性があるので、出来るか出来ないかは分からないがリクエストして欲しい一品である。
今回は記念日ということで、ワインを頂いたり、ケーキを頼んだり、特別にリクエストした料理を出して頂いたので、お一人様1万円を超えるランチとなったが、十分楽しめたので、その対価は妥当と思われる。
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2012年3月4日
身内の誕生日にこちらでディナーをいただきました。
かなり、こちらを利用させて頂いているにもかかわらず、誕生日に利用したのは初めてでした。
ここのフォアグラは、上の写真を見て頂いてもお分かりのように、同じフォアグラ料理でも月日が変われば様々にアレンジされており、どのように調理されても、どれも見た目が美しく、付け合わせとのコンビネーションも調和が取れて口に入れると思わず微笑んでしまいます。この日頂いたパスタは、○ペスカトーレ ○濃厚ウニクリームのスパゲティ。パスタは歯触りから茹で具合までいわゆるアルデンテ。ペスカトーレもウニも十分に新鮮な素材を感じるソースで、残ったソースはパンに付けて頂きました。メインは「岩中豚の狩人風」。豚も上質で柔らかく、少々淡泊ではあるが、その分、ソースが濃厚なのでとてもおいしく頂けます。
誕生日だったので、事前に予約時にケーキを用意して頂きました。中はチーズ香るムースです。最初はスポンジケーキを期待していたので少々残念に思っていたのですが、ひとたび口にすると、その概念を覆すほど濃厚なムースとフワッと溶ける口当たりに魅了されました。これはこれで正解。誕生日でなくとも頂きたいケーキです。
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2012年1月19日
本日はランチにお邪魔しました。
夜と同じメニューをランチでもいただけて、価格は半分。
フォアグラは相変わらず、口の中でコクが広がった後にとろけていきます。
カルボナーラは卵黄の味わいがとても出ているので「たまごかけご飯」ならぬ「たまごかけパスタ」とも言えるほどです。
ランチのデザートは4種盛り。
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2012年1月
まずはお正月時期を外して、世間がお正月ムードから一段落した頃に伺った。
行く前に電話をしてフォッカチャがあるかどうかの確認。とにかくここのフォッカチャは大好物なのだ。
店内に案内され、本日は一番奥のガラス張りの席、ここ二子玉川は閑静な高級住宅街が立ち並び、緑の多い土地柄なので、窓から見下ろす夜景は…少々暗い…(^_^;)。見下ろせば目の前に多摩川が流れ、イルミネーションやら街灯などの光も少ない。なので246と東名高速道を時折通り過ぎるヘッドライトが天空から見下ろす流れ星の様だ。まぁこれもありかな。
さて料理の内容にいきましょう。
年が明けてもさほどメニューに大きな変化がなかったが、今回初めて食したのは
「美桜鶏もも肉のインボルチーニ鱈とじゃが芋のペースト添え」
「フォワグラと白アスパラガスのソテー トリュフのソース」(写真3枚目)
まだまだトリュフの季節なんだなと実感。
前者は見た目も美しく、一見「太巻き?」という印象。美桜鶏もも肉はとても上品で控えめな味なので、鶏を食べているという感じではなく、あくまでも前菜の一品としては十分は役割をしている。また後者は、ガッツリとトリュフのソースが感じられる。ツレは大のフォアグラ好き。なのだが…トリュフが苦手(というかキノコ類全般NGという奇特な舌の持ち主)な為に、大好きなファオグラを断念した。ちなみに私の耳元でこの様に囁いた「ねぇ、トリュフのソースでいつまで続くと思う?やはり春先の3月くらいまではこのメニューあるよね?やだな〜」って。つまりトリュフも好きな私にとっては「とても美味しいフォアグラ」なのだが、ツレにとっては「この世の物とは思えないくらい最低に不味いフォアグラ」なんだそうだ。やはり恐るべし好みの見解の相違。こういった意見を目の当たりにすると、レビューなどで「おいしい」とか「まずい」と言うべきではないなと改めて感じた。
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12月18日
ディナーにて訪問
前回に続き本日のパスタは春菊。
またもやこれを注文。うんうん、魚介の出汁がよく出て
口の中に広がっていく、これは正解。
今回一番印象に残ったのはデザートだ。
今まであったモンブランが無くなっている…
と思いきや、そのモンブランを進化させたデザートの登場。
写真のものだが、今までのモンブランを外と中をセパレート
し、より進化させたもの。これは絶品。
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10月27日(ランチ)
約3ヵ月ぶりです。
こんなに間が開く事はなかったのですが、ホームグラウンドに
帰ってきた感じです。
今回も珍しくランチで伺いました。
接客云々に関しては、ここはもうお友達の家に行った感じのノリ
になってしまってます。なので割愛。
今回、イチオシは「本日のパスタ」でした。
魚介の出汁に春菊をあしらっているのだが、春菊が苦手な私でも
トライしてみて正解だったと思える一品でした。
メインに豚をチョイス。
こちらは、ソースが何か家庭的な懐かしい味がしますが、よく言
えば、取っつきやすい味。言いようによってはチープな味とも感
じるかもしれません。
何はともあれ、やはりランチは安いですね。
ディーナーの半額程度で食べられるなんて素敵です。
ごちそうさまでした。
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7月21日(ランチ)
7月24日(ディナー)
と連続してお邪魔しました。
まずはランチ。
ここでのランチは5〜6年ぶりかな。
電話で14:30分がラストオーダーと聞き、間に合いそうなので
向かいました。高島屋へは14:15分には到着したのだが、なんと
駐車場の渋滞(なんで?)で20分の車行列。とりあえず遅れる事
を電話して、5分押しで入店。
床から天井までのガラスに覆われた壁、昼間、この店はこんなに
明るかったのね(^_^;)。
さて、季節も変わり新メニュー。
本日のパスタは枝豆ソースのパスタ。
おー新味!コショウが少々効き過ぎだったが枝豆の味がパスタの
食感で口の中で踊り出しました。旨い。
メインは豚さん。
これまた豚とは思えないほど深い味。
スタッフに効いた所、ディナーも同じコースがあるとのこと。
で、ランチはなんとディナーの約半額!これはすごくお得!
ただし期間限定のメニューもあるとのことで早々にまた楽しみた
いと思いました。お会計は2人で1万円少々でした。
安さにびっくり。
ということで、3日後にディナーに再訪…(^_^;)。
アプタイザーを少々変えただけで、枝豆のパスタ(メニューには
記載がありません。本日のメニューでリクエスト)とメインは豚。
うーむ。今日も満足。で、お会計…。
2人で22,000円j弱。いつもと同じ金額。
ということは、いかにランチがお得なのかということを再認識し
た日でした。
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【今までのレビュー】
とにかく、オススメレストランの一つ。
マイフェバリットダイニイングで、月に1から2回は行きます。
おそらくほとんど全てのメニューは頂いてます。
ただし悪くはないが大したことないお品もありますので…(失礼)
例えば、極めて個人的な好みですがフェアメニューュはオススメ
しません…(苦笑)。
アラカルトより、チョイスできるBコースをおすすめします。
私的には全体を食し独断と偏見(笑)で選択したお品です。
人それぞれ感じ方が違うのであくまでもご参考までに。
追加料金になりますが、ぜひ注文をオススメするのはフォアグラ
の料理、ポワレ以外にたまにテリーヌもでますが、ここのテリー
ヌは概念を覆すおいしさ(言い過ぎか…)
以下オススメ順。
1.ずわい蟹と九条葱のスパゲッティからすみ風味
2.キャビアの冷たいカペリーニ
メインのオススメ順
1.シャラン産鴨胸肉のグリリア 鴨のエキスで炊いた大麦と茸添え
(これは最近のメニューですが鴨が苦手の私も絶品です)
2.軽く燻香をまとった長期熟成の黒毛和牛炭火焼き
デザートは季節によって中身が変わるモンブラン。
以上、たまにメニューにない料理もあるので聞いてみて下さい。
さらに、ここに来る一番の目的は「フォッカチョ」です。
おそらく日本で一番おいしいと言っても過言ではありません。
本場イタリアのフォッカチョは比較的パサパサしているのですが、
ここは、その日夕方オープン時間に合わせてその日分だけ作るとの
ことです。だから6時くらいに行くのが一番できたての最高の美味
しいものにありつけます。食感はモチモチ、オリーブオイルがじゅ
わーっとしみこんだパン好きには感動ものです。もちろんロールパ
ンもおいしいですが、折角ならフォッカチを頂いてみてください。
確かに1人一万円は越えますが(飲む方はそれ以上)感動に与えてく
れます。決して安くはないけどデパート内と言うことで、山手通り沿
いの「代官山 ASO」の 7 割程度のお値段で頂けるのでとてもお得です。
誕生日や記念日にオシャレをして美味しくいただくイタリアンです。
ちなみにピッツアはありませ。
3位
1回
2014/12訪問 2015/05/18
2015年5月
今年に入って5回目。つまり毎月おじゃましていることになる。
相変わらずの人気店。最近こちらのご近所さんと知人になることになったが、彼らも焼肉はここと決めているらしい。しかも近所なので、予約(名前)をいれて一旦家に帰り、数時間後にテーブルの用意ができると携帯に連絡があり、それから家を出て焼肉にありつく…うーんなんてうらやましい〜。(^^;)。やはりご近所さんも普段使いしている方が多いとのことです。
2014年12月
レビューは1年ぶりだが、実は今年は毎月来ていたので追加で書くこともなかったのだが、本日久しぶりにレビューしてみよう。今までの経験から夜の10時過ぎに行くと、ほぼ待ち時間無く入店できる。待っても10分程度だ。ということで思い立ったら吉日とばかりに急遽伺った。10時半を少し回ったところで、案の定直ぐに入店できた。さ、今回特に新たに書いた理由は…。
通常は売り切れるお肉は皆さん席の予約とともにお肉の予約もする。しかも時には予約をしてもありつけないこともある。私の場合はありつける確率は60%。つまり3回中2回はありつける。ただしこそれも多少コツがある。それはそのお肉を取り置きしているの人が何人いるか?それも教えてくれるので聞くと良い。3番目以内ならほぼ確実にありつけるが、10番以降ならまず無理。この日にどれくらい入荷があるのか、で例え3番以内でもありつけないこともあるが、しないより、した方が遙かにありつける確率はあがる。その中でもトップクラスが幻の「特上牛タン」少し幻の「ザブトン」や「ミスジ」である。もちろんこの日の入荷無しや売り切れ(店内の黒板に記載)には稀少分は全て無かった…(>_<)。しかーし。なんと今日はどんだけついているのか?まず直ぐに店内に入れたというラッキーを皮切りに、テーブルに付くとスタッフが「本日予約でお取り置きのお肉がキャンセルになりました」と告げられ。私は「何の肉?」もちろん聞きますよね?すると「はい、キャンセルが出たのは、特上牛タン、ミスジ、ザブトン、とも三角、ぶりすけ」。私「えーーーーーーー!!」喜びの雄叫び(^o^)。もちろん全てゲットさせて頂きました。なんと幻の稀少部位オンパレードを予約もなくすんなり店内に入れるは、いただけるは、でラッキーを越えて奇跡でした。しかもこんなに稀少部位を頂いてアルコール無し(ソフトドリンクオンリー)とは言え今回も前回に引き続き1人2千円台なんて…。まじ、何度も言うけど…犯罪レベルのコスパの高さですよね。ごちそうさまーなっしー。
2013年11月
前回のレビュー(1ヵ月前)から本日までに、なんと4回もおじゃましてしまいました…。週一ペースです。(^_^;)。
今回、改めて凄さを感じたのは、やはりコストパフォーマンスの高さ。もう誰もが口を揃えて言っていることなので、今さら感はあるのだが、やはりこのコスパはいい意味で犯罪的である! それと今回は是非とも皆さんへ強くオススメしたい商品があるので…。
本日は「まき=稀少部位」「かいのみ=上カルビ系」「とも三角=特上カルビ系」「本ばら=特上カルビ系」それに内蔵系として「豚ミノ」「鳥レバー」と「ユッケジャンスープ=超激辛をリクエスト」の8品。それにライス、ノンアルコールビール、ソフトドリンク等。
肉の予約が可能な場合は、上記の他に「特上タン塩」「ざぶとん=特上ロース系」「ぶりすけ=上カルビ系」「みすじ=特上カルビ系」あたりにありつけるとラッキーだ!
今回のオススメ商品は「豚ミノ」と「鳥レバー」そして「スープ」なのだ。いままで牛蔵は内臓系に弱いと私は言っていたが(^_^;)。こちらで初めて豚ミノを頂いた時(この時も実は渋々…牛がないならしょうがないか…的)、かなり衝撃をうけた。それは牛の「上ミノ」以上に歯ごたえが心地良いのだ。もちろん味わいも文句なし。豚ミノがこれほどまでに出来る子とは知りませんでした。すみません。そして鳥レバー。当然焼き鳥などでは馴染みがあるが、わざわざ焼肉屋で…なんて言うなかれ。これも牛がないならしょうがないか…で注文したものだが、中途半端においしい焼きトリ屋のレバーよりも、自分の焼き加減によっては遙かに凌ぐ極上商品になるのだ。もちろん焼きすぎはノーグッド。火は少し強めにして外側に焼き色が付き、中がまだ若干トロッとして口の中でとける瀬戸際の絶妙な焼き加減が出来れば言う事無し!素材は新鮮でとても良いので半生に限りなく近い状態で食べると食感やコクも最大限に引き出すことが出来る。さらに声を大にして言いたいことは「ユッケジャンスープ」が並ならぬほど上出来なのだ。焼肉は極端に言えば、上質の肉や部位を使用すれば、どこだっておいしくいただける。ではその点で店の底力を見抜くか。それは出汁の完成度や料理人の腕の見せ所である「スープ」なのだ。ここのスープはかなり複雑で味わいがとても深い。他では蔑ろにされやすいこの分野も丁寧にしっかり作り込まれているのだ。
牛蔵というくらいなので、みなさんはどうしても「牛肉」を絶賛しているが、もちろんこれは言うまでもない。しかしながら、それ以外のところでもかなり秀でているのぜ是非みなさんにも「豚ミノ」「鳥レバー」「ユッケジャンスープ」を味わって頂きたい。あ、良い事ばかり言った後で水を差すようだが…「ホルモン」だけは個人的に2度と注文することはない、数少ないオススメできない部位であったことも書き加えよう。
最後に、これだけ食べて一人 2,000 円代(2人で5,555円だった。この 5 のぞろ目もすごくないですか!?)というのは、もう犯罪的はコストパフォーマンスの高さだ。家で同じ素材をデパ地下で揃えて食べてもこの金額で収まることはないだろう、というか手に入らない!?
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2013年10月
こちらのレビューは久しぶりなのだが、実は定期的におおよそ2ヵ月に1〜2回はおじゃましている。
なので、何か目新しい事がない限りは書き込みはしていない。というわけで今回は目新しいこととお知らせを目にしたので書き込んでみようと思う。
まず予約についてなのだが、今までは3ヵ月先までの予約可能だったのだが、キャンセルの客があまりにも多いとのことで1ヵ月までの予約となってしまった…。これは大問題である。なぜなら、食べたいお肉が食べられなくなってしまったからだ。というのも人気の稀少部位は事前に予約段階でお肉も一緒に予約をするので、予約無しで行った場合(1〜2時間待てば予約無しでも肉にありつける)すでに稀少肉は完売。例えば『特上タン塩』はかなりお勧めなのだが、特上タン塩の予約をしていても予約日に他の客も同じ肉の予約が、かぶっている場合、その順番が5組以内でなければ前の4組までで完売することもしばしば。(入荷も少ないらしく、当日どのくらい入荷するかは未定の為)なので私の場合は日にちよりも目当ての肉予約が何番目か(3組目以内)の日を限定して予約していた。それにも関わらず、この3年間に『極上タン塩』にありつけたのは今日を入れて、たったの2回なのである。だから、どうしても3ヵ月先になってしまう。ただし人気稀少部位以外の肉も価格以上のクオリティなので予約日までに単発で1〜2回は予約なしで訪問していた。それが予約できるのが1ヵ月までだと、すぐに満席となるため常連の客は箸が遠のくであろう。
もちろん当日午前中にならんで、夕食の予約は可能であるが、一見さん(一度はここで食べてみたいと思う人たち)ならイベント感覚でそれも行うであろうが、定期的に来ている常連客が毎回それを行うとは思えない。というか私自身そこまでして毎回食べるテンションもないし、時間もない。または大人数での予約で暇な誰かが担当すれば可能だが、2〜3人で食べに来る常連(リピーター)には絶対的に『無理』。
つまり一見さん専門店になる道を選んだ模様。もちろん一見さんオンリーでも十分経営が成り立つ店なので常連を切り捨てたのであろう。(常連の救済策もなければ、キャンセル防止策もない…例えば2ヵ月以上先の予約は直接店に出向き予約金を入れるなどすれば良い。本当に来る客ならそれくらいの金は払うだろう。逆に言えばそれくらいの金を払う客はいわゆるリピーターだ。サービス業のもっとも目指す経営の目的はリピーターを増やすことだと気付いてほしいものだ)
次に、ここ2〜3ヵ月で、とにかく新人スタッフがいきなり増えた。研修はしっかりと行っている様子なので、元気も活気もおもてなし感も向上した事だ。ただスタッフ個々にサービス提供の温度差(心からのおもてなしと感じるスタッフとマニュアルのセルフを語っているだけのスタッフ)がいるのは、いたしかたないであろう。よくやっている方だと思う。
ということで、今回は帰りに予約を入れることができなかったので食べたい肉を食いに行く時はこれからは『くに家』へ出向く回数が増えるであろう。
最後に、上記の事柄は今年いっぱいとも聞いている、来年はまだ3ヵ月に戻るらしいので、個人的に次回の予約は来年1月に3月の予約を入れるかもしれない。どちらにしても、相変わらず驚きのコストパフォーマンスであることは変わりなかった。
2012年4月 雨の日曜日
実は先週おじゃましたのだが…閉まっていた…。
そうだ、4月の中旬に改装工事で平日休みのお知らせがあったことを思い出した。
という訳で気を取り直して週末に出直した。
さて、どこがどう変わったのか、皆目検討がつかない。月曜から金曜までずっとお休みして、いったいどこを改装したのだろうか?
トイレ周りが多少キレイになった?厨房を大々的に拡大したのかな?
さて今回は少々残念なお話。今まで毎回絶賛していたのだが、やはりコンスタントに肉の質を維持することは難しかった様だ。
私はいつも黒毛和牛の特選7種盛りを注文する。その理由は、稀少部位はいつもほとんど売り切れてしまうが、一人前に満たない端数が残っている場合、運が良ければこちらに回される。またメニューにない稀少部位も出てくるからである。しかしながら、これは諸刃の剣ということを本日知らされた…。つまり、今日の特選7種盛りは半分以上、いままでの上質な肉の足下にも及ばない肉質だった。特に休み明けで客が混んでいたためか、良い肉が品薄になり、上の肉の中でも下の方の寄せ集め的な「駄肉」だったのだ。
ただし、グッドニュースもある。予約を入れていたお肉がキャンセルになり稀少部位がいただけた。やはりこのお肉のレベルは他よりも群を抜いていた。いつもこのレベルが食べられれば申し分ないのだが…。
と言うわけで、じつは最近浮気をしている。浮気先は「くに家」である。こちらも牛蔵と同じく問屋さんなのでお値段も破格に安い。ただし牛蔵があまりにも安すぎるので、牛蔵と比較すると1.5倍程度の価格。それでも一般的な相場からみるとかなり安い。
牛蔵と違って稀少部位の在庫も十分で、ほとんど売り切れになることもない。
これから、何かにつけてこの2店舗は比較されるだろう。どちらにもメリットとデメリットがあり、よきライバルとなり切磋琢磨してくれれば消費者である我々ももっと美味しくて安いお店にであえることであろう。
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2012年3月 雨の平日
前回連休中にお邪魔して、予想外の待ちだったので、やはり平日の夜にお邪魔。
しかも今日は朝から雨が降っている。いつもの様に9時頃名前を入れたのだが、やはり雨の為なのか待ちのお客さんはたったの5組。定例になったカラオケに向かう途中…5分も経たずに折り返しの電話。キャンセルが出たらしい。最近ではカラオケと焼肉の楽しみがセットとなってしまい。なんと楽しさ半減…となんともバチ当たりなことを思いながらの入店。レビューさんざんされ尽くしていると思われるので、本日は私の経験上のアドバイスを。今回気がついたのだが、ここの初訪問レビュー(下記参照)実はこの日も雨だったのだ。なので待ちが7組で10分少々で入店できた。ということで今回の様に朝から雨の日の平日の夜9時頃を狙うと、ほとんど待ち時間なくイケル気がする。ちなみに帰り際に、週末の予約を入れてきた。どんだけ好きなんだ…。
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2012年2月 連休中に訪問
前回の予告とおり、またやってきました。
が、今回連休中に来たのが大失敗!
いつもは名前を入れて、カラオケで1時間ほどつぶしてちょうど良いのだが、連休中ということもあり、なんと今回は2時間待ち…。
カラオケを延長してもまだ時間があまり、結局入店できたのは夜の11時過ぎ、ラストオーダー間近だった。
いつも日曜日の夜(午後9時過ぎ)だったので比較的空いていたのです。
今回は名前を告げる際に「かいのみ」を確保。すぐになくなる希少部位を予約時に確保できるのはとても良いシステムである。
このシステムを知っているか否かでかなり違うと思うので、皆さんも活用してみてはいかがだろうか。
此処のソフトドリンクはオール100円というのも驚きの破格値だ。
ただ、これだけここに来ても未だ一度も「上タン塩」を食べたことがない、というか食べることができたことがない…。
どんな味なんだろうか…。もちろん普通のタン塩は食べたが、これはコスパ的に割と低め。なので初回に1度食べただけである。
ということでここのタン塩だが、数ヶ月先の予約を取るときに一緒に確保するか、予約がキャンセルされたものが運良く回ってくるか、もしくは開店前から並んで最初の方に入店できる(これが出来たとしても電話予約ですでに売り切れになる場合があるらしいので、当日予約で1番のりで入店しても、すでに売り切れの時がある…)ことができない限りは食べることはできなそうである。
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2012年1月 今月2回目の訪問
やばい!先日来たばかりなのに、また来てしまった…。
ここは中毒になる店かも…。しかしながら、例のごとく稀少部位は全て完売(写真参照)。
いつも注文しすぎるので、肉類は今日は7種の盛り合わせだけ…
他にユッケジャンとビビン麺を注文。ただしユッケジャンとビビン麺なのだが…遡れば、初訪問の時に「辛めでお願いします」から始まって、次は「結構辛くしてください」→「激辛で…」→「超激辛で…」そして今日は「超ちょ〜(力を込めて言う)激辛で…」。やっと辛さが満足に到達した。
一番最初にも述べたが、こちらはスープが「旨い!」なので超激辛にすると、本来、味も素っ気もなく、コクもない、単に攻撃的に痛感を刺激するだけの辛いものになりがちなのだが、こちらはちゃんと旨みもコクも味わいも感じることができる。やはりこちらのスープは「旨い!」
たぶん後2週間したら、またお邪魔している気がする…。
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2012年1月 訪問
今年の焼肉初めは、やはりこちらに決定。
いつもの様に事前に電話してウエイティングの組数を把握した後に訪問。いつもは午後9時を回った辺りで、10組ほどウエイティング、名前と連絡先を告げ、その後入店は午後10時頃なのだが、この日はいつになく午後8時頃といつもより1時間早く訪問できた。この日も10組ほど待ちがいたが、名前と連絡先を告げてカラオケへと向かった。なのだが…。今日は1時間経っても1時間半経っても連絡がこない。結局入店は10時過ぎといつもと同じだった…。少々不可解…。
ただし、今回は早めに名前を入れたおかげで、稀少部位を確保する事ができた。他のレビューなど見ると2ヶ月先の予約で行かれている方も多い様だが、焼肉や寿司やは比較的深夜営業のイメージが強いので10時頃食事をするつもりなら、待ち焦がれる事無く、思い立った日に、いつでも食べることができるのに…と思ってしまう。考え方としてはディズニーリゾートでファーストパスを取っておいて他で時間を費やす(ちなみに私はカラオケ…)感覚で良いと思う。この感覚であれば、十分満足できる内容のお店だ。
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2011年12月10日 再々訪
この日も早めに仕事が終わり、といってもPM7:00は回っている。
これから予約してフレンチやイタリアンは少々無理なので、確実に
食べることができる、しかも満足できる店として、こちらへ。
先々月にこちらに初訪して月一で来ていることになる…。
前回学習したように行きの車中から電話をする。その時点で15組の
お客さんが待っている。ま、こ一時間くらいの待ち時間だな。まずは
お店に車を直づけし、名前と電話番号を告げる。すぐに車で前回と同
じカラオケ店に向かう。近いとはいえ、歩くと10分くらいかかるので
今日は車移動だ。カラオケ入店後、そこそこカラオケで満足した頃、
ジャスト1時間程度で折り返しの電話。
なんか今日はとても計画通りで気持ちよい。
さてさて本日のお肉は〜。
先月は遅くとも稀少部位があり、ザブトンやみすじなども注文できた
が、今日はすべて完売。ま、いつも通り「黒毛和牛特選7種盛り合わ
」と「ホルモン5種盛り合わせ」の鉄板は外せない…。
それ以外にも色々と注文したのだが、盛り合わせが来ると…。
メニュでは売り切れだった「稀少部位」が入っている。ラッキー!
つまり、私の予想はこうだ。
メニュとして出すにはもちろん1人前の量からであるが、その量に満た
ないため盛り合わせの方へ来たのでは…。
前回スタッフから「盛り合わせには稀少部位は原則入らない…」と聞
いていた。が、原則があればその逆説の例外があるのも当然である。
うれしい誤算(*^_^*)。
ただうれしすぎて、頼み過ぎて…。
今日は稀少なお肉を食べ残してしまった…。焼肉屋で焼かずにお皿に
残すのは初めて、大変申し訳なく思った。
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2011年11月20日 再訪
PM8:00 仕事が終わり「今日は何食べる?」「寿司?焼き肉?」
と言う事で焼き肉に決定。まずは車で向かう事に…。
車中から電話をかけて何組待っているのかを聞くと13組とのこと…
さすがに混んでいらっしゃいます。と、同時に店の近くにあるカラオ
ケボックスにも電話をして一室予約を入れておいた。到着して名前と
携帯電話番号を告げた後、カラオケボックスへ。
45分ほどでお店からの電話が入った。いそいそとカラオケ(逆にカ
ラオケが消化不良…(^^;)…)を出て店へ向かうことにした。
前回同様の「黒毛和牛特選7種盛り合わせ」と「ホルモン5種盛り合
わせ」ただし内容はその日のオススメの部位と言う事なので、前回と
多少異なるらしい。これもまた何が来るか楽しみの一つ。しかしなが
ら、ミスジやザブトンは選出されないとのことなので別注する。
この時間でもまだ残っていたのが幸いであった。
味に関しては、皆さんが言っていることが全ての様なので、もう何も
言う事はない。今回はその他の感じた事を少々書いてみよう。
今回担当してくれた若い女性スタッフは、声も大きく、ハキハキとし
て元気があり、とても印象がよく、気持ち良い接客であった。
今回はトイレも使用してみた。このクラスのお店にしてはトイレが2
つあり、女性専用1つと男女兼用1つである。内部は狭いながらも清
潔感をなんとか保ちつつ、明るさも十分(女性の場合はメイク直し等)
あり、また水に濡れない場所にポーチなどおけるスペースもあった。
前回は触れなかったが、客席のボックス型ベンチの中には荷物を全て
入れる事ができ、蓋(座面)をするのでコートやカバンなどに臭いが
付きにくく、これも嬉しい心使いである。
あと飲み物が100円というのもお財布に優しい価格。
何から何まで、本当にリーズナブルである。わざわざカラオケをして
待ってまで来たいと思うお店であった。
結果、カラオケ代約1800円と駐車代500円で別途2300円か
かったが、それを入れても総額は2人で9000円くらい。
必要最低限+ささやかながらも心つがいのあるオススメのお店である。
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前々から気になっていたお店。
気になっていたが足が向かなかった理由は…
(1)家から遠い(と思っていた)
(2)価格が安すぎる(こんな店になんど騙されたか…)
(3)並ぶのが嫌…(わがまま)
しかしながら本日、この近辺で仕事が終わり、たまたま何食べようということに
なり(1)は克服。で、とりあえずこんな機会が無い限りは、来ないだろうと思
い、私がどれだけみんなが騙されているのか見破ってやろうと…(^_^;)訪問。
あれ?全然並んでないじゃん。と、思ったら、名前を告げて後から電話を折り返
しくれるとの事で順番は7組目…。なーんだ、みんな名前告げてどこか行ったの
ね。ということで並ばなくても良い(3)克服。あとは(2)をぶった切るだけ。
30分くらいかかることを覚悟していたが、10分少々で電話があり、割とすん
なりと入店。「お待ちしておりました〜」のかけ声はともて良い印象。単に「い
らっしゃいませ」よりも、おもてなし感は上々。
タイミングが良かったのか、ひろーい6人掛けのテーブルにたった2人なのに案
内されて少々恐縮。家族客や飲み会らしい客が多く、賑やかな雰囲気。しかし、
基本的にテーブル仕切られているので落ち着いて食事が出来る。
オーダーを含む接客は、良く指導が行き渡っている…が、私はだませないよ(-_-)。
言葉は丁寧でおもてなし感を出そうとしているのだが…残念、心がこもってない
…そこの若い女性スタッフさん…あなたの事よ。ただ他の男性スタッフ(経験値
が高いスタッフ)は心のこもったおもてなしができる子も多く、平均的にはとて
も好印象なのは間違い無い。
さてさてオーダーしたのは「黒毛和牛特選7種盛り合わせ」と「ホルモン5種盛
り合わせ」それにいくつか単品の肉とビビン麺と冷麺などなど。希少肉を除くと
いわゆる、その店のトップのお肉さん達のオンパレードを注文。
さてさて、お店の実力は如何に…。
○特上カルビ、特上ロース(お店のスタッフお任せ味付け)
見た目のサシはそれ程でもないのだが、口に含むと、まずその柔らかさと肉の濃
厚な旨みが広がる…。サシが強い肉が苦手な人にもこれはいける。比較して申し
訳無いのだが翠苑の普通のカルビに匹敵する。にもかかわらずお値段は半額程度
のコスパには驚く。
○上カルビ、上ロース(お店のスタッフお任せ味付け)
こちらのカルビ、ロースは他の肉に比べると若干サシ・旨みの点で劣るけれど、
それでもこの価格ではダントツに追随を許さない味わい。ただし価格からすると
しょうがないのだが、多少薄切り。またニンニクを軽く効かせたもみだれは食欲
増進に一役買っている。
○ホルモン系
ここで意地悪な減点法で評価してみた。
ギアラ、ブタミノ、共に食感はいわゆる噛んでも無くならない…甘みの脂部分が
少々弱い、全体的に臭みはわずかに感じる、など私の好まないタイプ故に共にマ
イナス点が出てしまった。しなしながら味わいは豊かだった。
ただし!ハツ、砂肝、なんこつ、はともに脂の「うま味」「コク」「歯触り」な
どマイナス点を見いだす事はなかった…。なかなかやるな。
○ビビン麺
辛みと、うま味に深みが無い気がする。備え付けのコチュジャンを加えたら深み
が増したが、味自体はとても浅い印象。
○冷麺
かなりの色とりどりの具材が乗る冷麺。麺は硬すぎずいい感じでシコシコとして
いて私好み、ただしスープのダシがかなり弱い。と言うか浅い。
○ユッケジャンスープ
実は私の知人に焼き肉屋の経営者がいるのだが…その方の言い分は「肉は良質の
ものを持ってくれば、多少タレが異なってもほぼ互角、では何処で勝負するか!
それはスープでしょう…」とのこと。なーるほど。これを踏まえて、頂くと…。
うん。かなり深みがあり、複雑な出汁なのだが、すんなりと口の中でケンカする
こともなく円満にかつ穏便にふくよかな味わいが広がっていくのである。注文時
に「激辛で…」と注文したが、辛みはいわゆる痛感。痛みだけでうま味の無い物
と大きく異なり、うま味も十分に伝わる。
最後に…
これだけの良質な肉をあれこれ食べて1人3000円台である。
いやーびっくりするほどコスパが高い。
私の固定観念「安かろう、まずかろう」は、口コミを信用して落胆したことが数
知れずある。しかし、そのような心配は杞憂に終わった。杞憂で終わるどころか
私が今まで持っていた固定観念を根底から覆されることとなった。これで(2)
も完全克服である。いやはや降参。
故に足が遠のく理由が一つもなくなった。今度はさらなる希少な肉を予約して
トライしてみたいと思った次第である。
4位
1回
2014/03訪問 2015/09/09
2015年9月
まずこちらのお店は「広島風」ではない。未だに○○風という言い方をする人がいるが、○○風とは「○○みたい(似て非なる物)」という意味だ。つまり広島風とは「広島のお好み焼きみたいだけど違うもの」という意味になる。此処は広島出身の女将さんが今から31年前に「広島のお好み焼き」を提供したのが始まりなので○○風ではなく「本場、広島のお好み焼き」なのだ。しかしながら「本場だから旨い!」とは限らない。本場広島には約1000店舗以上のお好み焼き屋がある(人口対比で言えば大阪のお好み焼き屋を大きく上回っている)が、しかし、その広島でも不味い店は山ほどある…(^^;)…というか旨い店の方が圧倒的に少ないのだから。
あれから一昨日にもう一度三茶へ、そして翌日下北へ。
まずキャベツだが、結論から言えば間違いなく下北は少なかった。なぜなら、以下のレビューの時、キャベツを盛る一部始終を見ていたのだが、三茶はキャベツの入ったボールから片手で2〜3握りのせ、鉄板に薄く敷いた生地がキャベツで全く見えなくなるほどだったのにたいして、今回しっかり目を懲らしてみてたら下北は大まかに片手で一握りを乗せただけでしたの生地は完全に丸い形がハッキリ確認できた。生地もやはり厚い。
私が三茶に住んでいた頃(1985年)茶沢通りから下北へお好み焼き(もちろん広島お好み焼き)を食べに来てた当時は3軒(門前、おたふく、広喜)あり、全て広島出身の店主が経営。その中で一番のお気に入りは下北の南口から商店街を下りていった端にあった門前(かどまえ)だった。しかし20年後には閉店、追うように北口にあったおたふくも閉店。そんな中30年以上続いたのはこちらの広喜だけだ。もちろん私は30年前から来ているのだが、当時は女将さんが広島から出てきたばかりで(広島市内出身)一人で必至に切り盛りしていた。時代と食文化の変化で次第に当時の味わいは無くなったが、良い意味で都会的にソフィスティケイテッドされた。それでも20年以上女将さんの右腕で焼いていたお兄ちゃんがいた頃は「青は藍より出でて藍より青し」の諺通り、女将さんより良い味を生み出し、結果的に行列の出来る店まで発展させた。しかしそのお兄ちゃんも辞めてしまい。方向性を見失っている矢先だからこそ、もう一度女将さんに頑張ってもらい所だ。
※広島出身かどうかは別として、広島では生地を焼くときは、かなり粘りけのある生地(山芋やその店独自の調味配合)をお玉で少量をポトンと落とし、そのお玉の底の凸部分で円を描きながら薄く伸ばしていく…。この作業はほとんど職人技であり素人では無理。見よう見まねで行っても、先ずは生地に穴が空くか、空かないように用心すれば必然的に分厚い生地になってしまう(ほとんどは後者)。イメージとしては、お玉の底だけでクレープよりも薄く生地をばすのである。この限りなく薄く伸ばす手際が素早く出来るかどうかで、その店のポテンシャルが決まるといっても過言では無い。ちなみに現在下北では、この焼き方をできる人間は女将さんただ一人。そして三茶広喜の息子さんだけである。
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2015年8月
先日ヒロキ三軒茶屋店へ行ったばかりだが、味の感覚を忘れないうちに食べ比べと思い、久しぶりの訪問。20年以上焼いていたお兄ちゃんがここを辞めて広島に帰って依頼。ここは焼き手がコロコロ変わり、方向性が定まらず。今日もフワッとした味付けであった。決して手際が悪い訳ではないが、先日の三茶のお兄ちゃんが手際が良すぎので、こちらがもたもたして見えた。故に生地も玉子も火が入り過ぎるし、今までになく感じたのは「あれ?キャベツってこんなに少なかったっけ?」量的にも三茶より少なく感じるのは気のせい?明日明後日中にもう一度三茶へ行って確かめようと思った次第。どちらにしても味は三茶の足元にも及ばないことは明らかであろう。同じ食材&調味料を使用しても焼き手にこんなにも差が出るのか…これが鉄板焼きの怖い所でもあり、醍醐味でもあるのかもしれない。
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2014年3月 一年ぶりの訪問。
去年伺った時のレビューはしていません。
にもかかわらず、今回レビューに至ったのは…。
とうとう、マイフェバリットお好み焼き屋のHIROKIも自分的には今日が最後かも…なのです。
まず、午後8時過ぎにおじゃましましたが、昔の様な行列はありません。店内にお一人様がお待ちだけでした。またスタッフは4名いましたが、流石に一年ぶりのためか誰一人知らない(見たことのない)方ばかり。去年はかろうじて女将さんが焼いてました(引退したと言いながら、その日はたまたま焼いていました)。で、お味のほうはと言えば…
とても残念ですが、まず生地が厚過ぎて(焼いているお兄ちゃんが未熟)ヘラで食べている最中、テッパンの熱でどんどん固くなって、まるで煎餅の様です。広島のお好み焼きの生地としては致命傷。ワーストレベルです。さらにソースですが、こちらはおたふくソースではなくHIROKIのオリジナルソースですが、味がかなり変わった印象があります。もちろんその時代のニーズに合わせて味を変化させるというのはとても大事ですが、昔の味を守って行くというのも大事だと思います。特にこちらのソースはもともと深みと広がりがあり、酸味と甘みのバランスが絶妙に良かったのです。それが、今回はやけに酸味が強調されてバランスが崩れています。もしこのままの味を続けるのであれば、私ももうHIROKIに行くことはないかもしれません。そろそろ次のお店の探求を考えています。
それが今回の、私のあくまで極めて個人的な感想です。確かに数年前から、味が変わって足が遠のいて行ったのは事実です。しかしながらこのお店に来だして、早30年近くになりますので、また起死回生を期待して数ヶ月に一度トライしてきました。しかしながら、今回は初めて「終わった…」と感じてしまいました。とても残念な思いをした一時でした。
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2012年2月 3ヶ月ぶりの訪問。
本日も夜8時半頃に到着。
実は昨日も広島のお好み焼きを新宿で食べたばかりだが、やはりお好みといえばここ。マイフェバリット広島お好み焼きへ足を向かせたのだった…。
前回に引き続き、今日も人は並んでいない。ただ店内は満席で5分程度待った。に、しても最盛期の活気がない。というか、最近は、この下北沢自体の活気が無い気がする。席に着き、いつも通りのHIROKIスペシャル、牡蛎の香草焼き、ホタテの香草焼きを注文。今回もやはり、牡蛎やホタテの仕入れ値が上がったせいで、本体が少し減って、野菜盛りが増えている。これはこれで味にバラエティがあって歓迎できる。
さて、本日も女将さんが焼いている…。どうしたんだろうと思い聞いてみた。すると、長年、中心的に焼いていたお兄ちゃんが、諸事情により故郷へ戻った
とのこと。で、女将さん自体が、3年ぶりくらいにヘラを握って焼いているらしい。女将さん曰く「長年焼いていたお兄ちゃんの味には勝てないかな…」と。
半分冗談だろうけど、半分当たっている気もする…。
元来女将さんの焼いているお好みでぐんぐん成長したHIROKIだったが、いつの日からか「青は藍より出でて藍より青し」のことわざ通り、お兄ちゃんの味が
この店を引っ張って行ったのだろう。私のあくまでも個人的な感想を言えば、お兄ちゃんによって都会的な味になったHIROKI がより広島本場(街角にある住宅兼1階がお好み焼き屋のおばちゃん)の味にほんの少しだけ戻った気がする。
私的にはどちらも好きだ。と言っても、HIROKI の昔を知らない人にとってはその違いなど分からないと思うので、どうでも良いことかもしれない。
女将さん(おばちゃん)がこの店にいる限りは、私にとって、やはり東京では一番の広島お好み焼きであることに間違いないことを確認した。
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2011年11月 なんど訪問しただろう…
久しぶりに夜行ってきました。
このところテイクアウトばかりだったのでお店で夜に食べるのは数年ぶり。
夜の9時前ということもるのか、まったく人が並んでいな。というか店内も2組程度のお客さん「ン?味かわった?」と思いながら周りを見渡すと。
店員は誰一人として知る人がいない…。手前のテーブルでは女将さんが伝票をつけて整理していた…。
あらま、お客さんが少ないとはいえ、この光景はいただけません。
女将さんに軽く会釈をしてカウンターの一番端っこへ(ここが一番熱伝導がすくない為)。楽しみにしていた牡蠣、ホタテが品不足。みなさんご存知の
ように震災後、北陸の牡蠣がなくなり、現在は広島の牡蠣がほぼ全国を補っているため、ここも牡蠣不足、さらにホタテもすでに売り切れ、もっと言え
ばバターも今は品薄なんです。こんな状況の中、広島お好み焼きを営むのみ大変なんだなと感じた。
さて料理は、見慣れぬスタッフに焼いてもらうのは少しばかり不安と思っていたら、女将さんが鉄板前にきて焼き始めてくれた。ただし最初の生地を敷
くところまでだった。
私の過去レビューを見ていただくと分かるが、今ではここは本場の味ではない。東京の食文化に変化していった味だ。本場広島だって、市内に1000
店以上を超えるお好み焼きがあっても、また行きたいと思える店は数店だし、その店その店で味が異なる。またそのすべてが本場なのだから東京で食べる
広島のお好み焼きも様々な味があって、それをそのまま広島から持ってきたとすれば、それはすべて本場と言えるだろう。
ただし、ここは、そのまま持ってきたのは20年以上も前の話。いまでは東京の味にソフスケイテッドされているという意味である。
そういった食文化や歴史など考慮しても私はここのお好み焼きは好きである。火の入れ方が限りなく広島で食するものと同一なので、しんなりとなり過ぎ
ないキャベルの蒸され感など。味はほとんどソースにかかわってくるのだがいわゆるおたふく系の甘めに味付けされたもの。
量的には、昔に比べるとキャベツの今量が半端なく減ってしまったが、若い頃はそばダブルとかトリプルを注文していた。年齢的なことを考えると今の
方が十分な量である。
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今までのレビュー
このお店に初めて来たのは、かれこれ20年以上も前…(^^;)。
当時東京は広島風お好み焼きの大ブレイク中。ここ下北にも当時10件以上の広島風お好み焼きがあり、現在、当時から残っているのはココ入れてたった2件
のみ、しかももう一件は昔と比べて、味も内容もがらりと変わり、まったく行かなくなった。
前置きはこのくらいにして、まず夜は、20から30分以上並ぶことは覚悟しなければならない。注文のオススメはヒロキスペシャル(全部入った奴)。特にシソを入れることを強くオススメする。
お好み焼きも含め、鉄板焼は焼き手の技術にかなり左右される。
昔行ってたコロは、女将さんが良く、焼いてくれた。当時は女将さんも広島から出てきたばかりで、本場広島の下街のおばちゃんがやっているお好み焼き屋
の味とイメージが強く、いわゆる広島で有名なお好み村のどの店舗よりも、旨いという印象で通い詰めることとなった訳です。
時は流れ20数年。今ではお兄ちゃん中心に朝から晩まで焼いてます。もちろんスタッフも多く、知らないスタッフの時は味も変わり。私も今では年に数回し
か行かないが、時代と共に味も変化し、今では広島にはない見た目の感性と東京でソフィスケイテッドされた味になった。
昼間に行くとたまに女将さんが私の横でお好み焼きを食べている。焼き手はあまり見ないスタッフ(新人かな?)。
こんな状況で、以前こんなことを女将さんから話しかけられた。
「よくお一人で来る年配女性のお客さん(常連)が、いつもは1枚ぺろりと食べるのに、今日は半分以上のこしたんで、私も食べているんですが、味や食感どう思います?」と…、いやいや、このときは何十年経とうが自己啓発と向上心のある女将さんだなと関心した。
だから、下北沢という激戦区で数十年も生き残ってきたんでしょうね。ぜひ、お試しください。オススメです。
5位
1回
2011/10訪問 2012/02/22
2012年2月--------------------------------------------------------------------------------
今年初のエクイリプリオ。
昨年は驚かされたり、期待の年だったのだが、今年はその方向性がしっかりと感じることができた。
とても抽象的で申し訳ないのだが、他のレビュアの方でフレンチなのかイタリアンなのか…という疑問を目にしたので少々うんちくを語らせて頂きたく、あえて「方向性を感じた」と表現させて頂いた。
日本で言う「フレンチ」は狭義の意味であり、フランスの「地方料理」の意味ではない。20世紀の初め、キュルノンスキはフランス料理をグランド・キュイジーヌ(=高級料理)、ブルジョワ料理、地方料理、農民料理の4つに大別した。にも関わらず日本でフレンチに対する一般概念は「グランド・キュイジーヌ」だけを示しているのである。ここでフレンチかイタリアンか分からないという方も例外ではない。フレンチは16世紀にイタリアよりもたらされた。またイタリアンとは料理の形態ではなくイタリアと言う「地方料理」を意味している。イタリアはローマ帝国以降19世紀後半の国家統一まで政治的にも文化的にも中央集権の要素がなかったために、フランス的な意味での宮廷料理は存在しなかったのである。また19世紀にはロシア式サービスと呼ばれる、一品ずつ料理を出すスタイルへと変わっていき「コース料理」のスタイルが確立された。従ってフレンチやイタリアンなどの対比は次元が異なっており、比較区別することはできないのである。さらに言えばフランスの北東部にあるアルザスはかつてローマ帝国の領地だったが郷土料理はドイツ料理で有名なシュークルトやベッコフが名物だったりする。こうなると益々フレンチなのかイタリアンなのか自体が愚問なのである。
これを踏まえて、こちらではイタリアンだの、日本人特有のフレンチ(グランド・キュイジーヌ)など取っ払い、料理の食材が最高状態の時に食べてもらいたいということで、その時出せる最高の食材でコースを組むというシステムの方向性がはっきりと見えてきたと言うことである。ただ自分の好きな物を食べられる訳では無いため、苦手ではないが好みではない料理が出た時には「主観的」な感想としてマイナス部分が述べられているだけに過ぎない。もちろんここはあくまでも主観的な感想を述べることができるので、それは全く有りなのだが客観的な感想でないため参考にはならないだろう。かくいう私も主観で述べさせて頂くが、食文化が高く、広い間口を持った方であれば、ぜひオススメするレストランであると思う。
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本日再訪。
前回と異なるメニューで、最も印象に残ったのは、スカンピの大きいこと。
ちっちゃなオマール海老くらいありましたよ。また例によって火の入り方が
絶妙でプリプリ感を残しながらもレアな感じは絶品。
次に驚いたのが、穴子のフリッターとセロリの泡のコンビネーション。
実は苦手な食材にセロリを言い忘れて、目の前に出されたお皿から立ち上る
セロリの香りに、一瞬絶句してしまいました。
しかし、セロリの泡に手を出さなければ良い訳で、まずがフリッターを頂く
と…。うーん、私には塩気が多すぎてイマイチ…。どうせ美味しく頂けない
のなら、せっかくだからセロリの泡に挑戦して、本来の食べ方であるフリッ
ターとセロリの泡を合わせて食べて見た…。すると…あれ?
あの苦手なセロリの香りと青臭さが全くなく、逆にさっきまで塩気がキツイ
はずのフリッターが丸みを増してちょうど良い塩加減に…さらに、相乗効果
で穴子の旨さと柔らかさが単品で食べた時より、全く別物として、口の中に
存在するではないか!まるで、口の中のイリュージョンである。
メインは鴨肉、しかもこんなに大きく出てきたのは、今まで見たことないと
いうくらいのボリューム。実は鴨も苦手な部類なのだが、特にハーブで味を
ごまかすことなくストレートにもかかわらず、癖がない。逆に身と皮の間の
脂が口の中でジュワッとトロけて、これまたイケるのである。
いや〜今回もしてやられました。
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本日、仕事が早く終わったのでこういう日は「代官山ASO チェレステ 二子玉川店」
に出かけるのだが、先日友人から二子玉に去年オープンした美味しいイタリアンの
店があるよとのことで、早々に予約の電話をしてみた。
電話での女性の応対はとても気持ち良く(先日ある店に予約の電話をしたときは
すごく感じの悪い男性だった…どこかのレビューに書いてあります)そうそうに
いざ出陣!
予備知識としては、メニューが存在しない。1コース(10,500円)のみであること。
なにやらアロマフレスカやカンテサンスに精通しているシェフがやっていること。
住宅街にポツンとあること。くらい。
二子玉川は数年前に恐ろしく変貌を遂げて、駅周辺が全く別世界になってから全く
踏み入れていないため、車を停める場所にかなり迷った。いつもの高島屋に駐車し
ようかと、よほど思ったが、お店に電話をしてもっとも近くの駐車場を案内してい
ただいた。とても親切な対応にも好印象。
店内はこぢんまりとしているが、テーブル数もあえて少なくしており、テーブル間
が十分にある。またテーブルクロスの下には、ほどよいクッションがテーブルを覆
っている。さらにこの価格のお店にしてはテーブルクロスに折り目が無い!
置いてあるグラスも RIEDEL で持ちやすく飲み口も自然。
料理の期待を高める演出である。
さて、こちらは1コースのみでその日の食材をもっとも適した調理で楽しませてく
れるとのことで、何が出て来るのか料理が来るまで分からない…。期待と不安のレ
ストランである。それでは本日のお料理の紹介です。
○シュー生地にフォアグラとキャラメルソース
(一見、袋に入ったシュークリーム)
予備知識がないとお皿に出された瞬間は「なぜに食前に甘い物?」と思うサプライズ。
ただし、こちらを読んでいる皆さんには全くサプライズになりませんね(苦笑)
○鮎のグリル 肝のソース添え
先日、青山にあるフレンチレストランにて同じ様な物が出て来たが、こちらの方が
見た目、ボリューム、味、品位、どれも格段に上。川魚が苦手の私も納得の一品。
○素焼きのウナギに黒トリュフをのせて
鰻がでかい!そして脂も十分。実は私…穴子や鰻も少々苦手なのだが、これもなん
なくクリア。なんともマジックのようである。
○アワビ
アワビと言っても黒アワビではないが、十分に柔らかく歯触りも良好。
○ラビオリ
本日のパスタです。通常ラビオリは四角の薄生地パスタ2枚で具を挟む、あるいは、
具をのせて折り挟んで三角にするかなのだが、どうやら円形の生地に折り挟んで、ま
るで一口餃子の様な形にしているのもおもしろい。
○ラカン産仔鳩ロースト
本日の目玉商品!なんと小鳩である。こういう高級食材を惜しげもなく、リーズナブ
ルな価格のコースで提供するなんて…。しかも素材はもちろんのこと、火の入れ方や
内臓の調理までもが、ほぼパーフェクト!スタンディングオベーションレベルである。
★6が有れば、この料理に捧げたい。
○口直し巨峰
巨峰を口に入れた瞬間…あれ?口の中がシュワシュワする!炭酸入りである。
ちょっとやそっとじゃ納得できない人もうなずく斬新さ。
○ファーブルトン
本日の目玉商品第2弾!名前は知っていたが、実はそこそこ料理経験もある私も初め
て頂いた…。フランス北西部ブルターニュ地方に古くから伝わる焼き菓子でファーと
は粥のこと。元々は牛乳と小麦粉を煮た粥で作った菓子だったそう。それが、だんだ
んとリッチな配合になってきて生クリームや卵を加えるようなお菓子になった。
食感は外側がカリッとして中がしっとりトロっという感じ。全く別物だが同じような
食感は「銀だこ」をイメージしたような…味は全然ちがうけど(苦笑)、熱くてすぐ
には食べられないということは酷似しているような…。
すべてにおいて、美味しいだけではなく斬新かつ、新鮮な印象を楽しませてくれた。
と、あまり褒めることが無い私が絶賛している最大の理由は、この内容で1万円なの
である。おそろしくコストパフォーマンスが高い(一昨昨日は1人4万円弱のコース
を食べたばかりなので特にそう感じる)。
もしこの価格で「価格相応」とか「高い」と思うならば、まだまだ料理を楽しむと
いう経験値が未熟であることを自覚して欲しい(ジョエルロブションでも行ってきな)
もっと沢山の舌の経験を積んで(食文化を高めて)来て欲しい。
ただし★5に足りない部分は、まだ初回のため、数回行って(もちろん再訪します)
みないと判断出来ない部分も多分にあるための、のりしろである。
6位
1回
2012/12訪問 2013/10/27
実は私は博多出身。小さい時から家庭でも、もつ鍋食べてました。
2013年10月
この時期になると、やはりもつ鍋でしょう。
2012年11月
久しぶりに和楽へ。今回は九州宮崎産の和牛を使用していると掲示してあった。
さらに今回改めて思ったのは、やはりこちらで出されるモツの下処理は半端無く手
間暇がかかっているということ。いつも味噌で頂くので、他のしょう油やチゲ、水
炊き風に関しては私のレビューには含まれていない。しかしながら、今回はモツ本
来の処理ということで、すべての味共通のレビューと言えるだろう。
しっかりと処理されているということでメリットとデメリットが表裏一体となり、
こればかりは嗜好の問題と思われる。まずデメリットは、モツ独特のあの味(言い
換えればモツ特有の臭み)がほとんど出てこない為にあの独特の味を好む方には、
いかんせん物足りない印象をあたえるだろう。しかしながら、逆にあの臭みが嫌な
人にもすんなりと抵抗なく頂けというところは多大なメリットにもなり得る。
また上質なモツを処理をしっかりすることによるメリットは脂の質にも影響する。
食事の後半にしたがって、具やスープを取り分けた呑水の中を見ると、なんと透明
な液体の油が浮いている。つまり冷めても脂が固形化しないのである。大概の博多
もつ鍋の店は残りスープを見るとラードのごとく白い固形物となって「体内にもあ
れと同じ物があるのか…」と思うと、少し悲観的になったりもする…(^^;)。
本来動物性の脂は「飽和脂肪酸」といって常温では凝固するのだが、こちらのモツ
はなぜか固まらない。確かに一部の地域には体内には固まらない油が多い動物の存
在も確認されている。が、しかし、ここまでサラサラの油は見事である。
あくまでも私の極めて個人的な予想ではあるが、極めて上質な肉と手間暇かけた下
処理がなせる結果なのではないだろうか。
だからコッテリしているにもかかわらず、あっさりというかサッパリ頂ける不思議
な相反する作用が発生しているのではないだろうか。もちろん体にとっても脂より
も油の方がヘルシーなのだ。
【一般的な予備知識】
脂→飽和脂肪酸→固まる
油→不飽和脂肪酸オメガ3系(魚)→液体
油→不飽和脂肪酸オメガ6系(植物)→液体
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1月21日夜。もう幾度となく訪問…
昨日家でもつ鍋したのだが…やはり市販のモツでは本場博多の味は再現できない。
ということで本日、こちらに予約…が、当然、当日予約はいっぱいである。
しかしながら幸運にも一席キャンセルが出たおかげで、ゴールデンタイムにお邪魔
することができた。
最近は「蟻月」に行くことが多いのだが、個人的には甲乙付けがたく
今日は、さっぱりとかつ濃厚に…と、この相反する絶妙なバランスの取れたこちら
の店を選んで正解だった…。なぜなら、いつも蟻月の帰りは攻撃的で荒々しいスー
プにも関わらず、食べ過ぎて帰りはいつも吐きそうになってしまうからだ(^_^;)。
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初回レビュー
私はラーメンともつ鍋には、比較的口うるさい方だと思う。
今まで「九州もつ鍋」系のお店に何店舗も行ったが、いつも「騙された…」と思い
ながら食べること度々。博多ッ子は、その各家庭でのもつ鍋の形式や味が異なるた
め、なかなか万人受けする物が少ない中、ここは本当に本場の味に一番近いお勧め
の一店だ。
特にミソでの鍋をお勧めするのだが、結構こってりなので若者向きとも言える。
最後はチャンポンめんを追加する時に、キャベツやモツも追加して、ちゃんぽんと
一緒に頂くことをお勧めする。
東京にあるほとんどの九州もつ鍋屋はかなり関東風に味がアレンジされているので、
醤油ベースであっさりを好む方にとっては、パンチがきつくて引くかもしれない。
いわゆる九州ラーメンも同じ事が言える。東京で食べる九州ラーメンと言われるも
のは九州にはない味がとにかく多い。ほんの一部にお勧め店はあるが、それはそち
らのカテゴリーで紹介しているので気になる方は見て頂きたい。
博多本店では数ヶ月も予約が先で、待ちきれず博多から東京のこの店にくる常連客
もいるそうな。確かに昔はそうだったが、この不景気な今はどうなんだろう?
お店自体そんなに広くないのでいきなり行っても入れない事の方が多い。予約はし
ておいた方がよい。
7位
2回
2018/03訪問 2018/04/10
ここ高島屋が出来てからこちらのお店は来ております。ここに来る価値は平牧金華豚を食べる為。それ以外の豚なら他で食べても同じかと…(^_^;)。平田牧場(以下平牧)の金華豚は中国原種豚6種を交配して作られた交配種ですが通常の豚肉より約7ヶ月と生育期間が長く、驚く程甘い脂身が特徴です。平牧のブランド豚は他の国産ポークより遙かにイノシン酸(旨味)とオレイン酸(旨味)が豊富に含まれているので噛みしめたときに肉線維の繊細さに脂の甘みが一体化しているのも特徴だと思います。これが結果的に口に入れ、噛みしめた時に味わう舌の感覚、さらには嗅覚を感動させるのでしょう。これが分かる方にぜひ食べて頂きたい豚さんが金華豚だと思ってます。私もダイエット中でもチートデー(炭水化物をあえて沢山摂取する日)には必ず行きます。しかしながら…いわゆるブランド牛でいう「サシ」がこの豚にも存在するので、それが味覚にも見た目にの「脂身が多い」と感じると思います。ですから私もこの年になってブランド牛は脂が多くて口に合わなくなりました…(^_^;)。
2018年3月31日更新
2013年10月31日
定期的におじゃましているので、基本的にはその都度書き加えることはしていないのだが、今回は色々と更新すべき事柄があったのでそれらをお伝えしようと思う。
入店は午後9時半頃、さすがにこの時間はすんなりと入れた。そして席に着くと…。まずはメニュー表が新しく作り直されていて、以前のよりも上品に、さらに上質な紙だけで作られていた。また一品料理も増えており、ラインナップも見直されている。以前は、○○御膳というように、とんかつなどのメイン料理にご飯や味噌汁、お新香などがセットされている商品があったが、それらは全て姿を消していた。つまり、以前の御膳は全て一品料理となり、御膳にしたければ、別途ご膳セット(ご飯、お味噌汁、キャベツなどおかわり自由=360円)を後からセットにするシステム。では金額はどうか?計算してみたら、以前のとんかつ御膳の価格と今回のとんかつ+ご飯セットにすると結果的に価格は同じだった。つまり酒のつまみとして利用したい人に間口を開けたと考えられる。(メニュー写真参照)
今回、お初のメニューはいくつかあったが、実際に注文したのは京風だし巻き玉子。見た目はふっくらとし、均一に焼けた色、さらに均一の厚さ巻かれた層。まるで機会で作ったような正確な美しさ。食感も思ったように、どの層も均一に絶妙に火が入っており、金太郎アメのようだ。味は京風と言うだけあって、玉子素材の味と出汁が感じられ、味付けもあまり出しゃばらない上品な出来。
今回、もっとも残念だったのは、注文して最初につき出しが出てくる時、以前は豆腐か京のお新香が選べたのに、何も聞かれずザックリ切ったキャベツが運ばれてきた。あの京お新香食べたかった…。と、お会計の時に(レジ担当をしていたのはこの店の支配人)言ったら「最初にお申し付け頂ければお新香に変更できますよ」とのこと。なら最初に言ってく…いや、待てよ。たぶん、今決めたのだな。ととても分かりやすいシステム構築(^_^;)。おそらく今月からシステムを色々変更しながら試行錯誤しているというのが、行間から読み取れたのだった。お店はユーザーが作って行く物だから、みなさんも何か気が付いたら、心の中にしまっておくのではなく、まずは口に出して言ってみてはどうだろうか?
トシとしブログ↓
http://ameblo.jp/akkyama/archive-201310.html
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2012年1月3日 午後7時30分
この日も長い駐車の列に並ぶこと1時間半、やっと館内に入れたのが午後2時。
高島屋以外にも行くところがあったのだが、やっとの思いで入れた車はそのま
ま新宿を徒歩で移動、その後、タクシーで表参道へ迎い、またタクシーで高島
屋に戻ってこちらで夕食。今日は早めに行列に並んだ。
が、しかし、ウエイティングを30分ほどしていたら、スタッフがメニューを持
ってきた際に「本日桃園豚が売り切れになりました」と告げられた…。
ということで列から離れて他の店に行きました。が、このとき実は私の身に事
件が起こっていた…。それはウエイティングの際だと思われるのだが、小指に
はめたリングを無くしてしまったらしい…気がついたのは家に帰ってから…。
店内ならまだしも、ウエイティングはお店の外の椅子、しかも海外の観光客達
ほとんどは中国からの客も多く並んでいた。そんな中、落としたのはカルティ
エのホワイトゴールドのラブリング…内側に刻印を入れた記念のリング…。
99%諦めて次の日の朝一に、ダメ元で電話…。なんと!かつくらのスタッフの
方が確保して管理していただいていたのだ!奇跡である!
と言うことで。
1月4日 午後6時頃、デパ地下で菓子折を持参して再訪したのである。
この日は仕事始めの方も多く、ウエイティングも15分ほど。
注文はいつもながら桃園豚(120g)のロースとヒレ。
エビフライに牛コロッケとクリームコロッケ、そして茶碗蒸し。
いつもの品をオーダー。
正月の3日間は、それはもう目が回るほど忙しかったそうである。
店によっては、あらかじめ大量に作り置きをしたものを暖め直して出す店も
あるとか…。そうでなくともいつもと同じようには作れないかもしれない。
しかし4日は、比較的優雅に食事が出来たし、桃園豚も気のせいか、いつにな
く(昔の様に)中心がピンクの火入れがお見事も返り咲いていた。衣は限りな
くカリッとしていて、きつね色よりも若干薄い色。私はヒレを注文し、ツレは
ロース、そして半分づつ交換してシェアをするのだが、私個人としては、ヒレ
の方が好みである。脂身は少ないが、それ以上に得る柔らかさと肉の深みがあ
る。ロースは脂身の甘さがとても上品。しかもヒレに劣らず柔らかいのだが、
私にとっては少々重荷な濃さである。これは単に年齢的な問題…(苦笑)。
エビフライも衣は薄く、揚げ方もプリプリとした歯ごたえで私の好みである。
今回はカニクリームコロッケを注文したが、これが、またカニ密度が高く、か
なりカニなのである。1個が600円とちょっとした定食と同じお値段!
接客も、なぜかいつになくホスピタリティを感じた。
(まぁ指輪の件もあったからな〜)
これだけ食べても二人で7千円、ひとり3,000円少々。
一般的に「たかがトンカツ屋で1人3,000円?」と言う方も多いと思うが、され
どトンカツ、私は美味しいという一定の方向性はないと言うコンセプトの元、
単に好みと自分の価値観の違いであることを改めて言っておこう。つまり、こ
このトンカツが合わないとか価格に見合わないという人もいるだろうから、そ
ういう方はどうぞ他へ行って頂きたい。そうすれば、ここももっとすんなりと
入れる店になるだろう。そう願うのであった。
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11月26日 午後9時 再訪
来年のカレンダーを買うために東急ハンズへ…
閉店間際でなんとかゲット。
ということで、久々にとんかつ、食べちゃう?
今年の震災以降、めっきり外国人が減り、平和なかつくらだったのだが、本日9時過ぎなの
に結構な行列ができている。と、思いきやほとんど海外からの客人が多く、ここも外国人が
返り咲いた様子。
さて、本日のメインコメントは、とにかくサービスと従業員教育の低下がとても目立った。
今まで総合で☆4つを付けていたのだが、そのほとんどは料理や味で平均値で上げていた。
しかしながら、今回はその高評価な料理さえもお値段との格差を感じてきたし、まして接客
の作業レベル以下が目立ち平均値を大きく下回ることで結果、総合が「普通」になっている。
確かに忙しそうなのは理解できるが、ホスピタリティの統一が全くできていないし、ムラが
ありすぎる。私の中ではとんかつカテゴリーでは一番だったのに、とても残念。
前にも書いたが、ここはどうやら海外のガイドブックで紹介されているらしいので、海外か
らの旅行者が多い。観光地化し、外国人や一見のお上りさんだけをターゲットにしてしまい
本来の常連客が寄りつかなくなる。今後もその路線をつきすすむのであろうか?
で、あれば、銀座久兵衛の二の前になってしまう感が否めなかった。
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最近は外国からの旅行者が極端に少なくなったのか、スムーズに入店できました。
店内も空きのテーブルがちらほら…。ここ最近、いかに海外からのお客さんが多かったのか
思い知らされた気分でした。さて本日も桃園を注文。ここに来たら是非注文してみて下さい。
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数あるとんかつ屋さんの中でもっとも気に入っているお店です。
新宿の高島屋に来た時は必ずと言っていいほどお邪魔します。
ディナーは基本的に20分以上くらいは並ぶことは覚悟しましょう。
タイトルにもあるようにここ新宿店でしか食べる事の出来ないブランド豚である桃園豚を是非
注文してください。せっかくここに来て普通のとんかつを注文するのは野暮です。
もちろん普通のとんかつも十分美味いのですが正直言って、通常のとんかつは過去に一回しか
食べたことがないのですがそのレベルは他でもあります。普通のおいしさです。
ちなみに他のかつくら(他店舗)は桃園豚はなく、平牧三元豚となり、これも普通です。
桃園もロースとヒレがありますが二人で行かれたのであれば、それぞれ注文してシェアする事
をオススメします。いわゆるお箸でも切れるくらい柔らかいヒレ、ふつうヒレはもっと淡泊な
のに十分ジューシー。さらにロースはもっとジューシーで、最近霜降り肉がしんどくなってき
た私にはシェアしたくらいの量で十分満足できます。
それに海老フライを一尾追加、5種あるコロッケはその日の気分で一つ追加。
お味噌汁は少々ピリ辛めの仕上げで、こちらも美味い。
なんと言っても京のおつけもの…。浅漬けの好きな私はこの上なく美味く上品な味です。
接客も基本的にはしっかりとした応対、説明、配慮がありますが…
時々忙しすぎて、ほったらかしにされること、新人の研修足らず…もたまにあります。。
おそらく海外のガイドブックにこちらの店が載っているのか、最近特に外国の方が多く、なぜ
か皆さん同メニューをいただいております(苦笑)。そのせいかスタッフも英語、中国語、韓
国語が普通に会話できる方もおります。
価格からすれば、たかだかトンカツにこんな値段?と思える桃園ですが銘柄豚肉でも特に希少
な桃園を食することが出来るのはここだけなのです。今では売り切れることはなくなりました
が、新宿高島屋ができた当初(かつくらがここに出来た当初)は、週末ともなれば、桃園豚は
午後1時頃には完売となっていて、なかなか食べる事ができませんでした。
確かに安くはないですが、ここに来たら是非食べないともったいないです。
追伸
昔からのファンですが、いつでも桃園が食べられる様になった頃からか…
なかなか食べられなかった昔の方がもっと美味しかったような気がします。
もちろん今でも桃園は個人的に今でもトンカツ部門ランキング1位です。
2012年9月
半年ぶりに誕生日で利用。
今回は期待と不安があった。
期待とは、今回初めてお相手して頂くシェフはどんな料理と対面させて頂けるのか?とても期待。
不安とは、期待の反面、今まで担当していただいたシェフがとても相性が良かった為に、今回初めて
お相手して頂くシェフがどれだけ私たちの口に合うのか…。もし残念な結果(確かに残念なシェフに
遭遇した経験もある…過去レビュを参照)だったら…。という思いもかすめた。
席に着き、間もなく若いシェフ登場。ただしこの時にシェフの自己紹介が無かったため「あんた誰?」
と内心思った。(もしかして緊張?)まあこのあたりは、大目に見てスルーしておこう。
おもむろに会話がスタート。印象はなかなか良い。声の調子や手さばきなど、聞いていても見ていて
も安心出来そうである。話の内容は…なぜか、前日に発売されたiPhone5に花がさいて、料理に関し
ては全くというほど話題にならなかった…(^_^;)。これもトークテクニックの一つ。客の最も興味のあ
る話に食いついて広げていく…うん、有りです。
いつものコースとは別注としてオーダーする国産活鮑¥12,600を今回は岩塩蒸しで頂いてみた。
アワビはなかなか火加減が微妙でレアに近くてもウエルダンでも硬いが、蒸し加減がとても私の歯触
りにあっており、サクッと歯が入っていく。
若いシェフだが、料理のセンスやホスピタリティはなかなかの腕前。
これなら、また再訪も近い予感を感じながら、とても楽しい食事の時間を持たせていただいた。
ということで、一度は「幻の五ツ星」を付けたが、これから楽しみが増えたので、その分のりしろを
開けた点数と訂正させていただいた。
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2012年2月
見出しにあるように「まさかの☆5つ…」は料理に関しての☆の数だ。
私のプロフには。
☆5.0これを評価する店は、もうこれ以上の上がない。つまり進歩
や試みの「のりしろ」がないと判断した店。
原則的に存在しない。
とある。原則があれば、もちろん例外がある。今回はその例外のお話。
本当は来月予約を入れたのだが、いつも指名するシェフが、なんと2月
で、こちらを退職するとのこと…。それで、急遽、1ヶ月早めて伺った。
つまり、今回食べることのできる味は、ここではもう2度と経験するこ
とがない。鉄板焼き部門ではダントツ1位だった私に取って(いつもの
シェフが担当してくれた場合)もう、これ以上は望めない事が明らかに
なったため、ここで終わりとなる☆5つを付けさせていただいた。
素材の良いのは当たり前のことながら、こちらのソースは個性的で他で
は味わえない旨さがある。ステーキ写真の向かって一番右にあるのが、
いままで私が絶賛した「たまねぎソース」である。正確には大根とタマ
ネギを絶妙なバランスですり下ろして味付けしたものであるが、作り置
きができない為にその日に作った分が残ってしまった場合は、全てその
日に処分するというなんとも贅沢なソースなのだ。
またガーリックライスも、秘伝(?)に調合されたタレで混ぜ合わせて
作られている。
もちろん、これからも、シェフが変わっても同じ食材、同じ調味料で料
理は作られて行くが、火の入れ方、かける時間、調味料の加減などなど
は全てシェフの腕前で異なる。今後もこちらを利用すると思うが、今ま
で通りの満足を得られるかどうかは、これはまた別の話である。
ちなみに、本日私たちのテーブル(鉄板)の後ろで焼いていたシェフは
以前、私達を担当してくれた方だったが、彼にだけは当たらないように
に願いたい。こちらで食べた中で、一番味も対応も不満が残ったシェフ
だったからだ。もちろん「○○さん以外で…」と言えば、希望が叶うだろ
うが、それはあまりにも失礼であるし、仮にまた担当になったとしても
前回とは異なる印象を持つ可能性もあるので、その可能性だけは潰した
くないからだ。こればかりは神様の思し召しだと考える。
ただし、私の場合、仏の顔も2度までであることも付け加えておこう…。
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これまでのレビュー。
本物の食事を楽しみたい方へ強くオススメします。
まず前置きにご託を延々と並べさせてください。m(_ _)m。
長文が面倒な方は読み飛ばして下さい。
どんなに評判の良いホテルやいわゆる高級レストランでもランチ(通常
サービスランチ)は過度の期待はしてはいけません。あくまでもディナ
ーの廉価版ですから、本来数万円の食事を雰囲気やサービスはそのまま
で数千円で食べられる(つまり食材の質は落ちます)といっても過言で
はありません。ですから雰囲気やサービスは望まないし期待もしないと
いうのであれば同等の食材(例えばA5ランクのサーロイン)を驚きの
価格で提供している店はハイと捨てるほどありますから、そちらへ行っ
て下さい。
つまりこういう店はディナーで、しかもできる限り多彩な食材を網羅
しているコースを注文してこそ、その醍醐味とおいしさに出会えるの
です。食材に対して今一とか期待はずれという方はほとんどの場合は
根本的な料理、調理法、またはコースのチョイスを間違っている場合
が多いですね。最低でも山手コースをチョイスしてください。
(鉄板焼きの醍醐味の一つは調理法まで希望を出せることです)
私は月に1回位で行きますが、色々と淘汰して今では山手コースにア
ワビ(シェアします)を別注というのが私のオリジナル黄金コースで
す。さらに2人で伊勢エビとたらば、またサーロインとフィレを別々
に注文してそれもシェアするようにしましょう。これでほぼ全てのメ
ニューを網羅した完璧なフルコースです。
さて前置きが長くなりましたが、ほんとうに美味しいものに出会う為
にはこれくらい予備知識を持って行く事をオススメします。
しかしながら、目の前で焼く鉄板焼きの場合はさらなる関門が目の前
に立ちはだかります。それは毎回変わる焼手であるシェフの腕前です。
かく言うここ「よこはま」も残念ながら実は当たり外れがあります…。
今では自分の口に一番合ったシェフを予約時に指名するようになりま
した。また出来るシェフはゲストと会話しながら、その方の舌の好み
とかをモニタリングしています。(濃い味、薄味などの好み、火の入
り方や食材の食感の程度…アワビなど蒸し加減で全然食感が変わりま
すから)つまり調理法が一様ではないのですよ。ですからできる限り
シェフと会話することをオススメします。また会話が続かないシェフ
だったりした場合は、おそらくその料理は期待出来ません。
ここを私が一番気に入っているのは豊富で独創的なソースにあります。
例えば伊勢エビの時は、ミソをソースにする時も絶妙な味付けで提供
してくれます。さらに感動するのはステーキの時に出されるおろしタ
マネギのソースです。ここを利用された方気づきましたか?あれはそ
の日に使い切る分だけのレシピで作られたタマネギソース(タマネギ
の特性を知っていれば言うまでもない常識)です。おろしタマネギソ
ースと言えば、ほとんどシャリビアンソースですが、ここはおそらく
他では食することがないソースです。本物が分かる方にぜひ行って頂
きたいレストランです。
あくまでも極めて個人的な感想ですが、ここ「よこはま」以外にお気に
入りの鉄板焼きをあげるとすれば、ウエスティンの「恵比寿」、ホテル
日航お台場の「銀杏」あたりでしょうか…。ミシュランで有名なうかいは、私の中では鉄板焼きのカテゴリに入っていない。理由は
うかい亭のリビューでも見て欲しい。あと「瀬里奈」も…。
ホテルや高級レストランの価格は、食材や料理だけの価格ではありま
せん。この様な心遣い、雰囲気、空気、環境、もちろん徹底したサー
ビスなど全て含めて料理を楽しむために演出された食事に対しての報
酬なのです。通常都内の某ホテルでは1人4万円はするであろうコー
スがここでは2万円程度で楽しめます。それを知っている方が文頭に
書いた「本物の食事を楽しみたい方」だと私は思っています。
昨今ではB級グルメが流行ってますが、そう言う方の目線でここを評
価すると料理と価格が見合っていないなど思われるでしょう。
ご自分がB級グルメと自覚している方にはオススメできないレストラン
だとも言えるかもしれません。お気を付けください。