tosi104さんのマイ★ベストレストラン 2015

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tosi104のレストラン道しるべ

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年も1位は、安定のひらまつグループのレストラン。またラーメン部門からは個人的に初のランクイン入り、しかも2位。その2位のメニューはホルモンつけ麺。これは今までのつけ麺の概念が変わった。3位は本格的なアジアン料理に久しぶりに体験。4位のメニューはとにかく、イカとウニ。この二つだけだとダントツ1位なんだけど、他のメニューが足を引っ張ったかな。5位はこれまた珍しくファミレス部門がランクイン入り。このモチモチ生パスタはファミレスでいただけるのはちょっとした感動でもあった。

マイ★ベストレストラン

1位

アルジェント (銀座一丁目、銀座、有楽町 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥20,000~¥29,999

2015/03訪問 2015/03/09

ホスピタリティも極上!食事を楽しませて頂きました。

銀座は駐車に困る…(^_^;)。コインパーキングも高い所だと15分駐めただけで500円。食事をコースでゆっくりなどしていたら2時間を超えて軽く4千円以上になる。しかしながらこちらのレストランはバーバリーなどテナントの入ったファッションビル「ZOE」の 8F-9F なので同ビルのタワーパーキングに駐車。もちろんディナーをすれば駐車無料となる。これは銀座では珍しい事なのでうれしい誤算だ。

さてエレベーターが 8F に到着。ドアが開くとそこにはすでに案内係の方が笑顔で佇んでおられた。そのまま長い廊下を歩きクロークで上着を預け、更に 9F (メインダイニング)へと階段を上がっていく…。広尾のレストランひらまつ、代官山ASO…ひらまつグループは長い階段がお好きなようだ…(^_^;)。メインダイニングでは、久しぶりに再会を果たしたカメリエーレのO氏がテーブルまで案内をしてくれた。すでに予約時にお任せコースをお願いしていたので、この後にどの様な食のパフォーマンスを披露してくれるのかとても楽しみだ。

先ずはピザ生地に海苔を練り込んだもの。口に入れると先ずは海苔の風味と塩気が押し寄せてくる。噛みしめるとかなりモッチリとした食感はとてもやみつきになるほどの新感覚だ。これから始まるエピローグとシェフからのメッセージを感じて胸が高まる。次になにやらラップで蓋をしたカクテルグラスが出てきた。中にはスモークが閉じ込めてある。Antipasto(アンティパスト)はフォアグラ。運ばれてきたお皿にはフォアグラが見えない…。3月の改訂で新メニューのフォアグラ料理、ソテーしてあり濃厚なソースが絡み合う。此出来るならバケツいっぱい食べてみたい…と思うほど口にも心にも残るお品だ。その後はPrimo Piatto(プリモ・ピアット)のパスタがこれまたかなり凝った作品だ。積雪から春野菜が一気に出てきた様にも見える一見ビシソワーズ風の料理。実はこれがパスタ。しっかりと下から混ぜ合わせると、所見とは全く違う印象のお品となり、生パスタのモチモチ感も一層際立たせている。さらにSecondo Piatto(セコンド・ピアット)は塩釜をさらに博多織で包み込んだ逸品。この博多織はシェフが個人的に実費で博多から取り寄せた高級織物とのこと。それを料理の演出にする当たりは、ぶっ飛んだアイディアを持った拘りの職人である。その後は子羊の料理と見ためも動作も共に意表を突くパフォーマンスと小道具が後から後から怒濤のように展開されてくる。もちろん見た目だけではなく味でも良い意味で期待を裏切り、虜になっていくほど魅力的な味わいの連発だ。それもそのはず、先日発売された「ミシュランガイド東京2015」では今年も☆獲得し、ASOグループの現総料理長『吉越シェフ』が手がけたマジックなのだから…。そして最後には吉越シェフが私達のテーブルにご丁寧に挨拶に来て頂き、これまた感動した次第だ。舌だけではなく目も心も楽しく、そして満足させて頂いた。こういう事が『今日は本当に料理を楽しませて頂いた』と言えるレストランだと感じた。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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2位

ラーメン龍の家 新宿小滝橋通り店 (西武新宿、新宿西口、大久保 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2015/07訪問 2015/07/27

今、東京で一番お気に入りのラーメン屋さん

2015年7月
東京にある様々な九州ラーメン(博多、熊本、久留米など)をこちらでレビューしてきたが、とうとう口を割らなければならない時が来た…。今現在「もっとも私の大好きなラーメン屋さん」と声を大にして言えるお店だ。本店(1号店)は福岡県久留米。久留米とは知る人ぞ知る豚骨ラーメン発祥(昭和12年)の地である。さらにその10年後、同じく久留米に開業した「三九」の杉野勝見が、外出した際にうっかりスープを長時間煮込んでしまい、現在の豚骨ラーメン主流である「白濁な豚骨スープ」が偶然生まれた。つまり九州にかぎらず、あらゆるラーメンに影響を与えたのが、この久留米発祥のラーメンと言っても過言ではない。

ということで真打ち登場である。関東ではここまで濃厚な豚骨ラーメンを提供する店が無くなってしまった。博多ラーメンより濃厚で熊本ラーメンより軽快…うーん分かるかなぁ〜。さらにここでぜひオススメするのが、こちら小滝橋通り店限定の「つけ麺 もつ」。これは度肝を抜かれる印象深い商品だ。実は龍の家は九州中心に10店舗あるのだが、それ以外では関東にここ1店舗のみ。本物のとんこつラーメンを堪能できる。ちなみに店内には博多弁、熊本弁、久留米弁と九州の方言がスタッフ間で元気よく、とても明るく飛び交っている。個人的には(私は博多出身)とても懐かしく心地よい。

世間一般では「つけ麺」と言えば、極太麺に濃厚魚介という、ネコもしゃくしもこんにゃく?も…それはそれで有りだし、とても人気があり万人受けするのは間違いない、しかしながら、こちらのつけ麺は中細麺、スープは強火で焦がしたモツのコクと脂、それにマー油と焦がし醤油が大量につけ汁に浮いている。麺だけを食べると喉ごしの良さと香りの強さに感動し店主からのメッセージがハッキリと伝わる。先ほどのスープに麺を豪快に浸けて口に運ぶとモツの動物的で少々攻撃的な風味が広がる。しかしながら見た目ほど脂が強くなくスルスルとスムーズで滑らかに入っていく、極太麺では得られない食感だ。

あとは嗜好性の問題だが、個人的にはもう少しソフトな塩っ気だと更に好みではある。しかしこれはもう重箱の隅をつつくようなもの。最後に麺を食べ終わると、通常はスープを割るのだが、こちらは、お粥で割る「粥割」というものでしめる。これは初体験だったが、つけ麺の大盛りでもうお腹いっぱいと思っていたが、不思議のそのあとにするっと入ってくるのだ。これもかなりビックリするくらい旨い。

最後にスタッフのおもてなし感もはんぱない。とても人間味溢れる接客と心を感じる。身も心もお腹も満足できる一時である。これこそ「食事を楽しませてもらった」と思える。私的にはラーメン店には異例の4点以上(回り道をしてでも食べに行きたい店)を付けている。

  • (説明なし)
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3位

バン セーン コップン カップ (江北、大師前、西新井大師西 / タイ料理、アジア・エスニック、ヨーロッパ料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2015/08訪問 2015/08/27

異国情緒漂うタイ料理店|Tosi104's“うるぶ”

看板は「バンセーンアロイチンチン」とあるが、こちら水道橋バンセーンの系列チェーン店とは全く関係のない別のお店。単に前店の看板がそのままになっているだけ…(^^;)…。ここの店名「バンセーンコップンカップ」のバンセーンとはタイの有名なビーチリゾート、そしてコップンカップとはタイ語で「ありがとう」の意味。

屋外にはちょっとしたテラス席もある。
こちらは先日、車で移動していた時に、たまたま偶然に「タイラーメン」の大きな文字の看板を発見したなのだ。そして場所を覚えておいて本日訪れてみたのである。入店するとスタッフは全員タイの方。店内はこぢんまりとしているが清潔感がありオシャレな雰囲気の店だ。

水やメニューを持って来てくれる女性スタッフは2人いるのだが、どちらも日本語は通じない。唯一カタコトの日本語を話す男性が1人いた。その方にオーダーを通してもらう。

料理はどれも魅惑的。しっかりとしたお店で修行をした料理人の仕事という印象を受ける。それを踏まえて…そこそこなお値段である。やはり東京価格なのは否めない。

まずはタイラーメン。麺もスープも中々完成度が高く、スープも澄んだ見た目よりもコクがある。

麺類のお供にガッパオは必修と思われるので当然注文。具の味がしっかりとしておりコクも深みがあるのだがライスと混ぜ合わせた時に少々ライスが多いのか具が少ないのか味が思いの他薄くなる。バランス的にはもう一歩だ。

タイの鶏料理の代表と言えば「ガイヤーン=鶏をカリカリに焼く」
鶏に臭みもなく食べやすいのだが、逆に言えば旨味もあまり感じる事はできなかった。これは次回来たとしても無くて良いかな。

今回の中で意外に美味しかったのが、海老のすり身揚げ。すり身だけではなく、刻んだ海老の身も入っておりプリプリ感があるのは、うれしい誤算だった。やはり揚げたてはアツアツ、ホクホクで旨い。

こちらのお店は我が家から約12km離れている。車で30分かかるが、わざわざ食べに来たいと思えるお店であった。まだまだ魅惑的な料理がメニューにあるので近いうちにぜひ頂きに来ようと思う。

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4位

活魚料理 いか清 (中央病院前、千代台、五稜郭公園前 / 海鮮、寿司、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2015/03訪問 2015/03/22

コストパフォーマンス最高!

「今日のおすすめ」と言うポップはどの店でも見かけるのだが、こちらは今日の日付まで手書きで書かれている。その中で「イカ刺し」「ウニ刺し」は絶対に外せない。

ということで写真を見て頂きたい。まだ活きているイカの姿刺し、1200円、採れたてウニが980円。半端なくCPが高い!

活魚のイカで最高な物なんて、佐賀県の唐津か北海道の函館でしか頂けないりし、そこに行ったからと言って全てどんな店でも美味いとは限らない。そんな中、ここは期待を裏切らないイカ刺しで歯応えや味わいは文句なし。またウニは期待以上でいい意味で誤算(こんなウニは何年ぶり)だった。世の中にウニ嫌いの方々は沢山いるけど、もし初めて食べたウニがこのウニだったら、ほとんどの方々はウニ嫌いにならないであろう。

ウニがこんなに歯応えがあり、甘さや香りがすこぶる高く、深い味わいなのである。オススメの中にあるのを見て価格を見ないで注文したが、1500円以上はするであろうと、恐る恐る価格を見ると、逆的な驚きの、まさかの980円。一瞬目を疑った。そして思わず、もう一皿注文したのだった。

ただし、オススメ以外に、焼き鳥、イカのゴロゴロ焼き、芋もち…などなどオススメ以外のグランドメニューから選んだお品は、どれも撃沈!
つまりオススメだけが、本当にお勧め!なのである。だから、私の採点は全てオススメを選んだ場合に特化しているので要注意である。ご参考までに。

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5位

鎌倉パスタ 深川冬木店 (木場、門前仲町、清澄白河 / パスタ、パン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2015/08訪問 2015/08/17

身も心も満足!食事を楽しめるお店|Tosi104's“うるぶ”

2015年8月
鎌倉パスタを4件目にしてやっと心身共に満足出来る店に出会えた。
今までの鎌倉パスタイオンモール川口前川店鎌倉パスタミウィ橋本店はショッピングモールや駅ビル内のテナント店。 しかし今回は一軒家の路面店、いわゆる典型的なファミリーレストランの形態ではある。が、だからこそ接客研修をしっかりしているのだろう。

では早々に本題に入ろう。午後9時を回ろうかという時間。閉店は午後11時なのでまだ余裕はあるが周りは何もなくポツンと存在するこちらの店。客はいるのか? 入店するや否や満面の笑顔で迎えてくれた。レジを正面に左右に行き先が分かれる作り、時間も遅いため左の空間は使用していないらしい。右の空間に案内されるとそこは天井も高く広々としており椅子は50席~60席程度、そこに先客は5組(10席ほど埋まっている)。この場所で、この時間にしては意外に人がいるという印象。

今日は季節限定という「ずわい蟹のトマトクリームフィットチーネ」
名前からしてかなり食欲をそそる。生パスタと言えばフィットチーネが主流なので期待を裏切らない食感は健在。またズワイガニの足の身部分が入っており、この価格にしては中々コスパは高い。トマトクリームなのだが、クリーム感が強いためトマトのグルタミンが少々薄い。また甲殻類のガツンとくる風味も少し足りない。が、この価格からすればお値段以上だろう。

そして「チョリソーときのこのハラペーニョ風激辛トマトパスタ」
いわゆる「すっぱ辛いパスタ」で、基本タバスコをガンガンかける人には大好物であると思われる。激辛とあるが、本来激辛好きの私にとっても「どこが激辛?」という印象。もちろん一般的には「辛~い」なのだろう。それにパラペーニョが良く利いておりこの酸味が辛さと相まって、総体的にエスニックな雰囲気(これにパクチでも入れたらタイ料理にありそうな味)が全面に感じられる。

モッツァレラとトマト、バジルをつかったカプレーゼをアレンジした冷製パスタもとてもグッド。カプレーゼとは「カプリ島の」と言う意味でそこのサラダに使用する食材(モッツァレラ、薄切りトマト、バジリコ)でつくったパスタ。モッツァレラチーズは「熟成工程を経ない為、クセが無い」のでフレッシュチーズに分類される。さらにモッツァレラという名前はその製法にちなみ「引きちぎる」を意味し、独特の弾力ある歯ごたえが特徴。これは食文化に長けている者なら知ってて当然の知識なのだが、むかし知人が「モッツァレッラ」てチーズ感がない!グミみたい…って言っていたが…やれやれ知識のない知人に説明するのも大変だ。

ここのドリンクバーは全てピッチャーで提供されている。
お茶も茶釜からお湯を柄杓(ひしゃく)で陶器の急須(きゅうす)に注ぐシステム。中々趣がある。

今ではドリンクバーと言えば、どこも自動サーバーでコップを機械の下に置きボタンを押せばソフトドリンクが出てくる。それに慣れているので、このようにピッチャーから手で注ぐ手法は、よくホテルビッフェで提供される手法。またアナログでノスタルジックでもある。ファミレスがこのようなシステムだと逆にとても新鮮で心なしウキウキする。

さて最後に顧客満足(CS)における接客応対(おもてなし)について。
こちらのお店は今までの他の店舗と比べると「ほんとうに同じ店?」と思うほど天国と地獄ほどの差がある。もちろんこちらが天国である。案内をしてくれたスタッフ、オーダーを聞きに来たスタッフ、料理をサーブしてくれたスタッフ、そしてパンを焼いているスタッフ…全てのスタッフが満面の笑みなのだ。こちらは11時閉店だが、10時過ぎてもパンを次から次と焼いてくれるのである。またメロンパンはとても競争率が高く、焼き上がるとあっという間になくなる。なんどが食べそびれたが、それに気付いたスタッフがわざわざ焼き上がりを教えてくれたり、パンを運んでくれたりと、今までの他の店舗スタッフとまるで別企業かと思えるほど、おもてなしを感じる気が利くスタッフたちであった。

夜10時過ぎているにも関わらず、私達のいる空間は一時は満席になっていた。やはりソフトウエアがしっかりしている店(こちらの店の責任者=マネージャが徹底したスタッフ研修および教育をしているのだろう)は客の入りが全く違うのを目の当たりにした。

やはり駅前のショッピングビルなど人通りの多い店は、スタッフが「おもてなし」をしなくとも黙っていても人が入ってくる。それに引き替えこちらは周りは何もない閑静な場所にぽつんとある一軒家店舗。駅ビルやショッピングモールは買い物次いで、また帰宅次いで寄れる店だが、それとは異なりこちらは最初からここに来る目的でないと来ない。だからこそソフトウエアを充実させているのだろう。

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6位

広喜 三軒茶屋店 (三軒茶屋、西太子堂 / お好み焼き、鉄板焼き)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2015/08訪問 2015/09/09

東京で頂く広島のお好み焼きと言えば。|Tosi104's“うるぶ”

今から30年前、下北沢には広島お好み焼き屋が3店舗(おたふく、門前、広喜)あった。その中でも門前が最もお気に入りだったが、結果30年後生き残ったのは下北沢では「広喜(HIROKI)」のみ。女将さんは広島市内の出身で、オープンから時を越えて通い詰めていた。下北がオープンして4年後(1989年)にこちら三軒茶屋店オープン。当時(1988年~)三茶に住んでいた私は当然、訪問したが当時は下北との味のレベルが違い過ぎてこちら三茶に方は自然に足が遠退いていた…。あれから25年…。

昔の下北沢の味に極めて近くなっていた。
こちらはオーナー(下北の店を切り盛りしていた広島のおばちゃん)の息子さんが仕切っており、今はおばちゃんは引退。ただ、長年おばちゃんの右腕で焼いていたお兄ちゃんが5年前に広島に帰ってからは下北のお店は味や焼きが不安定となり、長年の常連客は足が遠退いていった(私もそのひとり)。時々、下北に行ってはみるが、この数年は味が安定していなく、焼き具合や味付けにかなり波がある。そこで…

さ、ここでやっと今回の主役である三茶のお店が登場。
まず焼き手のお兄ちゃん。下北と違い若いバイト君ではない職人技に近い(広島のお店のおじちゃん的な手際の良さ…笑)流石に年期も技も磨きが入って来た!

広島のお好み焼きは基本野菜(キャベツなど)を蒸し焼きにする。そして野菜をしんなりさせて甘みを引き出すのだが時間がかかりすぎると甘み以上に水分が出てベチョベチョになりがち。これは「広島お好み焼き、あるある」だ。しかしながら、こちらはその手際の良さと早さでキャベツのシャキシャキ感も生かしているのだ。この辺りは嗜好性の問題なので「広島のお好み焼きにキャベツのシャキシャキ感はいらない。もっと甘みを引き出せ!」という派閥もいるだろう。そういう意味ではシャキシャキ感をギリギリ残した甘みの引き出し加減はこれで正解なのかもしれない。ここまでくると好みと価値観の違いであって、旨い、不味いのレベルではないと思う。私はこの食感を新鮮に思い嫌いではなかった。また玉子も返した時点では未だ半熟(良く焼いてひっくり返す手法とは異なる)なのだが、時間経過と共にとても絶妙な火入れ加減になっていくのもその計算された調理に「なるほど~」と感心した次第だった。

肝心の味は…。
店主は結構汗だく…(^^;)。またこの日は真夏日で気温も30度超え。そのため電車移動など人混みや駅の階段の上り下りをして汗をかいて来た方々は比較的塩分が少ない体になっていると思われる。だからなのか…。私達はここまで涼しいエアコンの利いた車で来てすぐに店内に入ったせいか、私達には味は少々濃いめ(塩分が高め)と感じた。おそらく体から抜けた塩分を補う体の為には、これくらい濃くても、濃いと感じないのかもしれない。

それを踏まえても私はこちらの味付け、食感などトータル的にとても愛すべき広島のお好み焼きになった(25年ぶりに…)と感じた。おそらく下北よりもこれからはこちらを常用するであろう。

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7位

リストランテ ディ・カナレット (東京ディズニーシー・ステーション / イタリアン、ピザ、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 2.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2015/02訪問 2015/05/16

侮れないパーク内のレストラン

2013年9月26日
ディズニーシーに行くときは、必ず外せないレストランになりました。
と、言っても評価出来るのはマルゲリーターだけ…(^_^;)。
本日もパスタに挑戦しましたが、やはり、ここでパスタを注文するのは鬼門かもしれない。
ピザに関しては以下を見て頂くとして、今回はナスとエリンギのパスタを注文。素材を生かした料理なのは理解できるのだが全体の味がぼやけて、今ひとつインパクトがなく、さらにパスタも個人的には茹で過ぎと感じた。お子様も沢山くることを前提にパスタを柔らかくしているのか?と思えるほど、他のイタリアンのお店では体験できないほどの柔らかさと言えば伝わるだろうか。
冒頭の外せないレストランを訂正して、外せないマルゲリーターとしましょう。(苦笑)

2012年1月31日
ディズニーシーに行くとアトラクションやショーに夢中になり、食事はついワンハンドの手軽なフードですませる人も少なくないと思う。しかしながらディズニーシーには、パーク内のレストランとは思えない程、美味しい料理を頂ける所がある。
それはメディテレーニアンハーバーエリアにあるこちらのレストラン。

建物は大きく店内の天井も高い、イタリアン風な屋根瓦、ピンク色の壁、アーチ状の柱、まるで水の都ヴェネツィア(英語ではベニス)の水辺に佇むレストランの雰囲気が随所に表れている。「店内」と「テラス席」を選ぶことができるのだが、暖かい日であれば、運河を行き交うゴンドラを眺めながら優雅に食事を楽しめるテラス席を是非オススメする。内装はそこら中にイタリアの素材にこだわった空間で18世紀の画家であるジョヴァンニ・アントニオ・カナル(このレストランテの名前になっている)の肖像画も飾ってあり、徹底した雰囲気作りは流石に夢と魔法の王国にふさわしい。

さて今回はシェフのおすすめコース(¥2,500)にしたのだが、こちらのコースにはSecondo piatto(メイン)が無いため、別途に本日の魚料理(カンパチのグリル)を注文した。antipasto(前菜)はパプリカのバーニャカウダーソースで頂く温野菜。野菜自体は特に拘りのあるという印象は受けなかった。またソースもパフリカの風味は感じる事はなかったが、ソースの味付けは、生クリームを使用していると思われ、まろやかで一般的なバーニャカウダーよりはあっさりであったが、想像していたよりもコクがあり、野菜と付けた時の全体のバランスとしては中々良い印象だった。

Primo piatto(1皿目の料理)はパスタかピッツァをチョイスするのだが、二人でそれぞれパスタ(ジェノベーゼ)とピッツァ(マルゲリーター)を注文。ジェノベーゼは見た目が薄く感じたが味はしっかりとしていて、松の実も感じる事ができる上々のソースだった。しかしながら、この日だけなのかもしれないがマグロが生臭く全て除けて食べた。
マルゲリーターに関してはパーク内と思えない程完成度が高い。それは大きな石窯で焼くのだが、ピッツァ有名店でも釜は石でも火はガスバーナーと言う所が多い中、ここは実際に薪で火を起こしているほど本格派。生地は厚めだがモチモチ感は上々、オリーブオイルを垂らして頂くことをオススメする。よく「本場ナポリは〜」と言う方もいるが本場なら何でも旨い訳では無い、本場でも本当に旨いのは一握り、しかも私の口に合わないと思う味をこよなく愛す人もいれば、クリスピーというペラペラでまったくモチモチ感の無い生地を好む人もいる。もちろんこれは日本人に限ったことではなく本場イタリア人にも言える事(実際に私の知人のイタリア人はペラペラ生地の私の好まないピザを好む者もいれば、私と同じモチモチ感のある少し厚めの生地を好む者もいるのだから)そのあたりはあくまでも個人的な意見として「おいしい」とか「不味い」を理解しなければならない。要はあなたの「おいしい」とわたしの「おいしい」は違うのだ。

コースには含まれないが別途メインとして本日の魚料理(カンパチのグリル)を頂いた。こちらは盛りつけは華やかで食欲をそそるビジュアルである。味は全体的に薄く、ハーブを使用するとかソースに工夫するなどもう少し特徴を効かせても良いだろう。

サービスに関しては、パーク内の他のレストランレビューでも述べているが、残念ながらゲストへの目配せはまだまだである。これだけ本格的なレストランの箱と料理を持っているのだが、レストラン専門の接客として徹底した指導とガイドラインが確立できていなく(パーク内のキャストは確立しているのだが…レストランには特有の異なるガイドラインが必要)、結果的にパーク内のキャスト以下のサービスになっていると感じた。

総評としては「ディズニーシーでもこれだけ本格的な料理が楽しめるんだ」と意外な驚きがある。それと共に非日常を味わいながら食事を楽しめるには十分なクオリティを持っていると言えよう。

  • 前菜
  • ジェノベーゼ
  • マルゲリータ

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8位

明治亭 軽井沢店 (軽井沢 / かつ丼、そば、カレー)

1回

  • 昼の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2015/07訪問 2015/07/27

ソースカツ丼初体験

ソースカツ丼の存在は昔から知ってはいたが、外食で頂いたのは初めて!
味は想像の域を超えていないので、特にインパクトはないがビジュアル的にはとてもインパクトがある。またボリュームもあり、蕎麦とのセットしにしたことを少々後悔した。

さてまずはソースカツ丼。読んで字の如く、全て想像した通りの味である。素材の豚ロースは脂も甘く良質な素材を味わえる。カツの揚がり具合も個人的には好みでサクッとした歯触りだが、固すぎず(固いと口の中で皮が剝ける…)なめらかで心地よい。コスパはカツ丼と蕎麦のセットで一人前2000円オーバーは、やはり軽井沢という土地柄どうしても割高感は否めない。

最後に味の決め手のソースについて。こちらのソースはオリジナルで12種類の材料を追加し長時間に渡って旨味を引き出した味深い物となっている。肉料理特有の重量感や胃にもたれるようなしつこさも無く食後のアッサリ感も出している。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

梅丘寿司の美登利総本店 玉川店 (二子玉川、二子新地 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.1
    • | サービス 2.9
    • | 雰囲気 2.8
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2015/01訪問 2015/01/16

リーズナブルでネタに関して言えば、お勧めできる範囲でしょう。

リーズナブルでお寿司のネタの質もお値段以上だと思う。今日のマグロ、特にトロは脂が甘く口の中で直ぐにトロけるお勧めの逸品だ。しかしながら、現在ではこちらの様な上質なネタをリーズナブルで提供するお店は昔に比べて他にも格段に増えたので、是が非でも来たいと言うほどでもないだろう。

サービス面やホスピタリティとして接客は感じがよく気持ちが良いのだが、スタッフ間での連携が取れていないと感じることが多々あった。特にシャリ小でお願いしたのだけど板さんに希望が通ってないのか、こちらのお店のシャリ小がこの量(んなわけないのだが…)なのかシャリ小ではなく普通サイズだったので、ことごとくシャリを自分で小さくして食べた。しっかりスタッフの連携が取れていれば、こんな勿体無いことをしなくてもすんだのだが。ホスピタリティーの要として連携が上手くいってない事は幾つかオーダーミス(注文した商品が来ない)もあった事だ。もちろんその場でスタッフに指摘した。ホールスタッフがどんなに接客で感じ良く振る舞いをしていても、最低限しなければならないお客様からのオーダーや希望をスタッフ間で情報を共有できてないとなると回転寿司レベル以下であると評価せざるを得ない。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

スタミナ苑 (西新井大師西、江北、志茂 / 焼肉、ホルモン)

3回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 2.0
    • | CP 2.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2022/07訪問 2022/07/10

忘れた頃に、また友人にせがまれて( ˊᵕˋ ;)

今回、3度目の訪問。個人的にはほとんど魅力を感じないお店なのだか(理由は私の過去のレポート参照)、たまたまテレビを見ていた友人から、せがまれて連れて行きました。

時間とともに何か変わったかと期待したが基本的に感想は今までと変わらず。また行列も相変わらずである。美味しさでは特に飛び抜けている訳でもないのに、なぜ行列ができるかの理由は過去の私の分析を見ていただくとして、今回もとりあえず再訪した記録として残しておきます。
地方の知人がどうしても訪問したいとのとこなので、仕方なく(個人的なリピートはありませんが)再訪問。結果、知人も体験して私の言ったこと事が理解できた様です。食レポは前回の内容とほぼ同じなのだ、今回は再訪の記録として記しておきます。食文化の高き方だけお読みください。
以前から気になっていた焼肉屋である。とにかく交通の便は悪く、車で行くことが大前提の店。しかも予約が出来ない。しかしお店の裏にはパーキングがある。店の構えは想像以上に掘っ立て小屋的なノスタルジックな店構えである。これを趣があると感じる事ができれば吉である。

店内の奥に案内される。靴は脱いでもって行き更に置くの靴置き場へ自分で入れる。さて注文した肉は。評判の良い特上ハラミ。確かに霜降り具合、野性味ともに文句なし。良いハラミは視覚・味覚両方でそれを食べる者を楽しませてくれる。

そしてミックスホルモン。新鮮な、ホルモン・ギアラ・ハツ・センマイ・コブクロが盛られてくる。スタミナ苑の原点とも言えるだろう。ごま油中心の味付けも良。

レバ刺しではないのにごま油がついてくる。原則として良く焼いて下さいとは言われるものの、炙って食べる様な趣旨もあり、自己判断で軽く炙ってほぼ生で頂く、甘くて絶品。

中ロースは見た目のサシに比べ、あっさりとした味わい。確かに肉の旨味はあるが、この値段では相応以上は期待できない肉質と思われる。また割と薄切りなので食べ応えも物足りない感は否めない。

タン塩はコク高いタンの旨みが堪能できる。しかしお値段的には相応である。特にこちらで食しなければならない程のものは感じる事が出来なかった。

中切り落としは、標準的には十分に超えた味わいではあるのだが、やはり切り落としというだけあって肉の厚さが一定でない。つまり味のムラもあるのでこれは当たり外れも否めないと思われる。

やはり肉だけでは栄養バランスが悪いのでサンチュも頂く。けっこうな大きさと量である。

肉は間違いなく素晴らしいし、どの肉も新鮮で非常にクオリティが高く確かな実力を感じる。しかしながら、敢えて言えば、きわめて個人的な嗜好ではあるが塩モノの味付けが濃すぎて、食べていると味が単調になってくる。おそらく日本酒を使った味付けをしているのだと思われるが、純粋な塩胡椒など肉の味がハッキリと分かる味付けで食べたいと思う。また、どの肉には細かく包丁が入れてあり、とてもやわらかな食感が得られるのだが、逆に言えば肉本来の噛み応えを味わうことはできない。

【総評】
ここは長蛇の列ができる有名店なのだが、幸い私は並ばずしてすんなり入れた。この長蛇の列の原因を分析してみた。これは「飛び抜けた美味しさ」ではなくスタミナ苑の「マーケティングが上手い」ことが理由だと分かった。待つとか待たないとか、ロケーションとか別にして味という観点でここがベストの焼肉屋でないことは真の肉好きならば明白だと思う。食べログも評価が高く、かつてザガットサーベイ(2013年廃刊)の東京一のレストランになった。ただし食べログもザガットもCGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)と言われる一般消費者(素人)の作るメディアな訳だが、その弱点がモロに出た気がした。美味しい焼肉屋の部類に入ることは確かだが、豊かな食文化の持ち主なら「東京一おいしい」は、さすがに言い過ぎだと感じるだろう。

長く待つということは、「こんなに時間を費やして待ったのだから、おいしいに決まっている」「待っている間に腹が減ってその分おいしく感じる」という心理的・肉体的なプラス効果がある。また、あえて予約をとらない、支店を出さないことによって需要(お客の数)に対して、供給(客席や営業日など)が小さいからこそ、こうした人気店ブランドをつくることが出来るのだ。供給を絞ることがポイントだ。スタミナ苑はそうした効果や行列・伝説的逸話を組み合わせ、また評判から顧客も先入観を作り、共にマーケティングに長けた著名焼肉店と言えるだろう…ということが分かった。冷静に考えるとこの近くには高肉質で低価格な「くに家」もあるし、さらに同等の肉でありながら犯罪的なコスパに長けた「牛蔵」もある。そう考えると列んでまで来る価値が見いだせない。よってリピートはないかな。

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