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夜の点数:4.0
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 2.5
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|CP 2.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気2.5
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| CP2.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
オステリアではなくトラットリアでも十分いけます。
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2011/10/14 更新
□□□ 序章 □□□
私はたまに料理以外の評価をする事がある。
それは「ホスピタリティ」である。
つまりホストがゲストに対する「思いやり」「心遣い」
「親切心」「誠実心」そして「心からのおもてなし」また
「ホスピタリティ」以外のサービス要素である「コミュニ
ケーション」「チームワーク」などについて。
以上の事を言う時は、料理について私が伝えたい事は他の
レビュアーがほとんど言っていることが多い時である。美
味しいのは皿の上だけではないという私のコンセプトから
今回も「ホスピタリティ」について。
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□□□ 本編 □□□
新宿で「何食べよう」となり、以前から新宿御苑に在住
の知人から勧められていたこちらのお店を思い出し、と
りあえず電話…。
最初は男性(おそらくシェフ)今から席があるかどうか
を聞くと少々お待ちくださいと女性へ代わる。
もう電話の段階からお店のホスピタリティは始まってい
る…予約の印象、どのくらいで来られるのか、また人数
など告げると、大丈夫とのこと。やったー行きましょう。
と、電話を切ろうとした瞬間「お客様、一つだけお願い
があります」とのこと、??と思うと、要はオステリア
なので、基本的に料理とお酒(主にワイン)を楽しん
で頂く事をコンセプトとしていること。アルコールの注
文もお願いしたいとのこと…。あれ?そういえば同じ様
な体験があったぞ?デジャブー?
いやいや、つい先日、中目黒のレストランでおこった事
だ。ただし、今回は違った。
中目黒のあるレストラン→店からの押しつけ(客の立場
を完全無視)に対して、こちらは、まずは「お願い」か
らはじまり、(客の状態を察知し臨機応変に)車を運転
している方は仕方ないものの、それ以外の方へは…と、
ゲストへの心遣いもある、謙った言い回し。
サービス基本系。先日の店とは大違いだ!
ということで、もちろんお店の心遣いに対して、こちら
もそれに応えなければならない…。車移動の私としては、
とても異例だが、飲み物(ワイン)を頂き、車は代行を
お願いしたのだ。つまり飲み物の評価もある…。もしか
したら飲み物評価は最初で最後かも知れないほど貴重。
店内は、こぢんまりとしている。ダウン照明も通常の
30%くらいだろうか…私的にはちょうど良い。
また最近はオステリアでも全面禁煙のところが多いの
で覚悟していくと、分煙されていて喫煙も可能。灰皿を
すぐに手配してくれた。
さて料理は…メニューを見ていると、まずは本日品切れ
の料理を丁寧に説明された。これも注文より先に伝える
事ができるのはスタッフの「チームワーク」と「知識・
情報の提供」が完璧になされている結果。とても気持ち
良い。さらに、本当は食べたかった料理がなくなってい
たことに肩を落とすと、それを察知して、なんとこちら
からお願いしたわけでもなく、特別にメニューにない物
を私たちの好きな食材で用意することを提案頂いた。
かなりハイレベルなモニタリングとホスピタリティだ!
アンティパスト=フォアグラ
プリモ・ピアット=クリームとふんだんのチーズ、それ
にこれでもかと炒めてアメ色にしたタマネギパスタ(メ
ニューに無い)
セコンド・ピアット=豚肉と鶏肉の二品。
ワインは、蜂蜜、栗などの香りと、スッキリとした甘み
のあるシャルドネを注文。料理の先に注文したのだが、
それが、たまたま、上記のパスタと同じ故郷のワインだ
った。もう合わないわけがない。ワインの出しゃばりす
ぎない甘みと、パスタのタマネギの甘みのユニゾンが口
の中で奏でる。この上ないベストマッチ。ワインありき
で味付けされた、濃いめの塩味もクリーム系ソースで口
の中が一旦リセットされるため、まるで海の満ち引きの
ようなアンサンブルを体感できる。
料理の面でもオステリアではなく、十分にトラットリア
を名乗っても良い。ただコストはトラットリア(ワイン
を今回のんだからな〜)の手前ほどかかったのでCPだ
け下げさせていただいたが、致命的なものではないの
で十分に人に紹介できる。
先日の嫌な思いをしたおかげで、逆にこちらの店がとて
も心地よかった。ぜひまた来たいと思う店でる。