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お店の脇にある道を挟んで直ぐのコインパーキングに車を停め歩くこと数十秒。
ガラス張りのオシャレで粋なフランス料理のお店だ。予約時間にお店の前まで行くと、すでに店先でお出迎え。
数ある高級レストランでも店先でのお出迎えは久しぶりだった。レストランに入る前から『おもてなし』を感じる。
店内は落ち着いた雰囲気ではあるが、派手な飾り付けや仰々しいシャンデリアなどの重厚感は無く、余計なものは省き食事に心が奪われるようにシンプルで、かつリラックスができ幅広い年齢層に対応した内装はとても好感が持てる。
早々に運ばれてきたバターは、フランス産有塩バターと北海道産の無塩バター。見た目もユニークで、これから始まるシンフォーニの序曲にはふさわしく、シェフからのメッセージも感じ取れる。
まずはアミューズから。
ゴボウを使ったスープにトリュフの泡がなんとも幻想的な一品からスタート。一瞬「ごぼう?スープ?」と土臭くないかと思ったが、そんなことは杞憂に終わり。温かい大地の恵みを体にしみ込ませた感じだった。
次にフォアグラのテリーヌをパイ生地で包み焼きをしたパテアンクルートとホロホロ鶏。周りには様々な彩りをしたソースなどが季節感を目で楽しませてくれる。この料理は深い味わいのテリーヌを作るシェフ、パリパリの食感と出しゃばり過ぎない味のパイ生地を作るパテシエ、そしてアイデアを注いだソースを作るシェフのそれぞれの匠の技が一つに合わされて完成するまるでオーケストラのような作品だった。
そして次は、生ハムのコンソメに浮かべた新潟産小木いちじくのフリットルッコラ添え。秋の食材のイチジクに軽く衣をつけて揚げ、泡で仕上げたソースに味の濃いめのコンソメをかけ、バラの花のように盛りつけられた生ハムをほどきながら、コンソメの中にしゃぶしゃぶのように浸して頂く…。いや、このアイデアに脱帽です。なんでもシェフが寝ている時に見た夢から出てきたメニューだそうだ。なんという才能なんだろう。そして組み合わせや味の融合も完璧。ここでもシンフォニーが奏でられている。
金目鯛を高濃度トマトとブイヤベースで頂く。さらに山形産の食用きく「もってのほか」をちらして、これもまたアイデアがいっぱいの一品。金目鯛は軽く炙る感じでミディアムレアで歯触りも心地よい。これを酸味の利いたトマトが入ったブイヤベースと一緒に頂く。このブイヤベースは透明度があり、一瞬なんのスープか分からなかったが、此処でも様々なアイデアが満載で目でも舌でも楽しませてくれた。
さぁメインがやってきた! マダムビュルゴーのシャラン鴨と完熟パイナップルのポワレ。え〜!これパイナップル?しかもコンフォートされている!この店に来てから驚きの連続だ。一見ミスマッチかと思える食材が、どれも見事にハーモニーを奏でてくれている。シャラン鴨はとても良質で中央のサーモンピンクは均一で火の入れ方はとても絶妙。様々なところでシャラン鴨は頂いたが、やわらかさ、火の入り方、歯ごたえ、豊かな味わい…どれをとっても今までで一番、私の好みだった。
グランデセール(メインのデザート)はチョコレートのタルト。しかしながら、このタルト普通と違うんです。固くて食べ辛いタルト生地を女性客が食べやすい様に根本的に崩すという発想で下に敷き、その上にチョコレートのムース、アイス、シャーベット、板チョコ、チョコソースとバリエーションを出し、さらに驚くことに、それぞれカカオ成分までが異なるように演出されている。もう口の中はチョコの大合奏です。
最後のミニャルディーズ(コーヒーと共に頂く小菓子)は、マカロン、のし梅、酸漿(ほおずき)なんという組み合わせ!しかしながらこれがまた、お互いの良さを引き出し合って奇抜なトリオが見事な演奏で楽しませてくれた。もう美味しいとかそうでないという次元ではなく、これとこれが、組み合わさったらこうなるという感動、しかも美しく楽しい一時を過ごさせて頂いた。まさしくそれぞれの楽器を美しく奏でるシンフォニーを聞き終えたような食事だった。