この口コミは、tosi104さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:3.2
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 3.2
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味3.2
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
広島のお好み焼きといえばココ!一押し…だった…。
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HIROKIスペシャル
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2015/09/09 更新
2015年9月
まずこちらのお店は「広島風」ではない。未だに○○風という言い方をする人がいるが、○○風とは「○○みたい(似て非なる物)」という意味だ。つまり広島風とは「広島のお好み焼きみたいだけど違うもの」という意味になる。此処は広島出身の女将さんが今から31年前に「広島のお好み焼き」を提供したのが始まりなので○○風ではなく「本場、広島のお好み焼き」なのだ。しかしながら「本場だから旨い!」とは限らない。本場広島には約1000店舗以上のお好み焼き屋がある(人口対比で言えば大阪のお好み焼き屋を大きく上回っている)が、しかし、その広島でも不味い店は山ほどある…(^^;)…というか旨い店の方が圧倒的に少ないのだから。
あれから一昨日にもう一度三茶へ、そして翌日下北へ。
まずキャベツだが、結論から言えば間違いなく下北は少なかった。なぜなら、以下のレビューの時、キャベツを盛る一部始終を見ていたのだが、三茶はキャベツの入ったボールから片手で2〜3握りのせ、鉄板に薄く敷いた生地がキャベツで全く見えなくなるほどだったのにたいして、今回しっかり目を懲らしてみてたら下北は大まかに片手で一握りを乗せただけでしたの生地は完全に丸い形がハッキリ確認できた。生地もやはり厚い。
私が三茶に住んでいた頃(1985年)茶沢通りから下北へお好み焼き(もちろん広島お好み焼き)を食べに来てた当時は3軒(門前、おたふく、広喜)あり、全て広島出身の店主が経営。その中で一番のお気に入りは下北の南口から商店街を下りていった端にあった門前(かどまえ)だった。しかし20年後には閉店、追うように北口にあったおたふくも閉店。そんな中30年以上続いたのはこちらの広喜だけだ。もちろん私は30年前から来ているのだが、当時は女将さんが広島から出てきたばかりで(広島市内出身)一人で必至に切り盛りしていた。時代と食文化の変化で次第に当時の味わいは無くなったが、良い意味で都会的にソフィスティケイテッドされた。それでも20年以上女将さんの右腕で焼いていたお兄ちゃんがいた頃は「青は藍より出でて藍より青し」の諺通り、女将さんより良い味を生み出し、結果的に行列の出来る店まで発展させた。しかしそのお兄ちゃんも辞めてしまい。方向性を見失っている矢先だからこそ、もう一度女将さんに頑張ってもらい所だ。
※広島出身かどうかは別として、広島では生地を焼くときは、かなり粘りけのある生地(山芋やその店独自の調味配合)をお玉で少量をポトンと落とし、そのお玉の底の凸部分で円を描きながら薄く伸ばしていく…。この作業はほとんど職人技であり素人では無理。見よう見まねで行っても、先ずは生地に穴が空くか、空かないように用心すれば必然的に分厚い生地になってしまう(ほとんどは後者)。イメージとしては、お玉の底だけでクレープよりも薄く生地をばすのである。この限りなく薄く伸ばす手際が素早く出来るかどうかで、その店のポテンシャルが決まるといっても過言では無い。ちなみに現在下北では、この焼き方をできる人間は女将さんただ一人。そして三茶広喜の息子さんだけである。
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2015年8月
先日ヒロキ三軒茶屋店へ行ったばかりだが、味の感覚を忘れないうちに食べ比べと思い、久しぶりの訪問。20年以上焼いていたお兄ちゃんがここを辞めて広島に帰って依頼。ここは焼き手がコロコロ変わり、方向性が定まらず。今日もフワッとした味付けであった。決して手際が悪い訳ではないが、先日の三茶のお兄ちゃんが手際が良すぎので、こちらがもたもたして見えた。故に生地も玉子も火が入り過ぎるし、今までになく感じたのは「あれ?キャベツってこんなに少なかったっけ?」量的にも三茶より少なく感じるのは気のせい?明日明後日中にもう一度三茶へ行って確かめようと思った次第。どちらにしても味は三茶の足元にも及ばないことは明らかであろう。同じ食材&調味料を使用しても焼き手にこんなにも差が出るのか…これが鉄板焼きの怖い所でもあり、醍醐味でもあるのかもしれない。
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2014年3月 一年ぶりの訪問。
去年伺った時のレビューはしていません。
にもかかわらず、今回レビューに至ったのは…。
とうとう、マイフェバリットお好み焼き屋のHIROKIも自分的には今日が最後かも…なのです。
まず、午後8時過ぎにおじゃましましたが、昔の様な行列はありません。店内にお一人様がお待ちだけでした。またスタッフは4名いましたが、流石に一年ぶりのためか誰一人知らない(見たことのない)方ばかり。去年はかろうじて女将さんが焼いてました(引退したと言いながら、その日はたまたま焼いていました)。で、お味のほうはと言えば…
とても残念ですが、まず生地が厚過ぎて(焼いているお兄ちゃんが未熟)ヘラで食べている最中、テッパンの熱でどんどん固くなって、まるで煎餅の様です。広島のお好み焼きの生地としては致命傷。ワーストレベルです。さらにソースですが、こちらはおたふくソースではなくHIROKIのオリジナルソースですが、味がかなり変わった印象があります。もちろんその時代のニーズに合わせて味を変化させるというのはとても大事ですが、昔の味を守って行くというのも大事だと思います。特にこちらのソースはもともと深みと広がりがあり、酸味と甘みのバランスが絶妙に良かったのです。それが、今回はやけに酸味が強調されてバランスが崩れています。もしこのままの味を続けるのであれば、私ももうHIROKIに行くことはないかもしれません。そろそろ次のお店の探求を考えています。
それが今回の、私のあくまで極めて個人的な感想です。確かに数年前から、味が変わって足が遠のいて行ったのは事実です。しかしながらこのお店に来だして、早30年近くになりますので、また起死回生を期待して数ヶ月に一度トライしてきました。しかしながら、今回は初めて「終わった…」と感じてしまいました。とても残念な思いをした一時でした。
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2012年2月 3ヶ月ぶりの訪問。
本日も夜8時半頃に到着。
実は昨日も広島のお好み焼きを新宿で食べたばかりだが、やはりお好みといえばここ。マイフェバリット広島お好み焼きへ足を向かせたのだった…。
前回に引き続き、今日も人は並んでいない。ただ店内は満席で5分程度待った。に、しても最盛期の活気がない。というか、最近は、この下北沢自体の活気が無い気がする。席に着き、いつも通りのHIROKIスペシャル、牡蛎の香草焼き、ホタテの香草焼きを注文。今回もやはり、牡蛎やホタテの仕入れ値が上がったせいで、本体が少し減って、野菜盛りが増えている。これはこれで味にバラエティがあって歓迎できる。
さて、本日も女将さんが焼いている…。どうしたんだろうと思い聞いてみた。すると、長年、中心的に焼いていたお兄ちゃんが、諸事情により故郷へ戻った
とのこと。で、女将さん自体が、3年ぶりくらいにヘラを握って焼いているらしい。女将さん曰く「長年焼いていたお兄ちゃんの味には勝てないかな…」と。
半分冗談だろうけど、半分当たっている気もする…。
元来女将さんの焼いているお好みでぐんぐん成長したHIROKIだったが、いつの日からか「青は藍より出でて藍より青し」のことわざ通り、お兄ちゃんの味が
この店を引っ張って行ったのだろう。私のあくまでも個人的な感想を言えば、お兄ちゃんによって都会的な味になったHIROKI がより広島本場(街角にある住宅兼1階がお好み焼き屋のおばちゃん)の味にほんの少しだけ戻った気がする。
私的にはどちらも好きだ。と言っても、HIROKI の昔を知らない人にとってはその違いなど分からないと思うので、どうでも良いことかもしれない。
女将さん(おばちゃん)がこの店にいる限りは、私にとって、やはり東京では一番の広島お好み焼きであることに間違いないことを確認した。
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2011年11月 なんど訪問しただろう…
久しぶりに夜行ってきました。
このところテイクアウトばかりだったのでお店で夜に食べるのは数年ぶり。
夜の9時前ということもるのか、まったく人が並んでいな。というか店内も2組程度のお客さん「ン?味かわった?」と思いながら周りを見渡すと。
店員は誰一人として知る人がいない…。手前のテーブルでは女将さんが伝票をつけて整理していた…。
あらま、お客さんが少ないとはいえ、この光景はいただけません。
女将さんに軽く会釈をしてカウンターの一番端っこへ(ここが一番熱伝導がすくない為)。楽しみにしていた牡蠣、ホタテが品不足。みなさんご存知の
ように震災後、北陸の牡蠣がなくなり、現在は広島の牡蠣がほぼ全国を補っているため、ここも牡蠣不足、さらにホタテもすでに売り切れ、もっと言え
ばバターも今は品薄なんです。こんな状況の中、広島お好み焼きを営むのみ大変なんだなと感じた。
さて料理は、見慣れぬスタッフに焼いてもらうのは少しばかり不安と思っていたら、女将さんが鉄板前にきて焼き始めてくれた。ただし最初の生地を敷
くところまでだった。
私の過去レビューを見ていただくと分かるが、今ではここは本場の味ではない。東京の食文化に変化していった味だ。本場広島だって、市内に1000
店以上を超えるお好み焼きがあっても、また行きたいと思える店は数店だし、その店その店で味が異なる。またそのすべてが本場なのだから東京で食べる
広島のお好み焼きも様々な味があって、それをそのまま広島から持ってきたとすれば、それはすべて本場と言えるだろう。
ただし、ここは、そのまま持ってきたのは20年以上も前の話。いまでは東京の味にソフスケイテッドされているという意味である。
そういった食文化や歴史など考慮しても私はここのお好み焼きは好きである。火の入れ方が限りなく広島で食するものと同一なので、しんなりとなり過ぎ
ないキャベルの蒸され感など。味はほとんどソースにかかわってくるのだがいわゆるおたふく系の甘めに味付けされたもの。
量的には、昔に比べるとキャベツの今量が半端なく減ってしまったが、若い頃はそばダブルとかトリプルを注文していた。年齢的なことを考えると今の
方が十分な量である。
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今までのレビュー
このお店に初めて来たのは、かれこれ20年以上も前…(^^;)。
当時東京は広島風お好み焼きの大ブレイク中。ここ下北にも当時10件以上の広島風お好み焼きがあり、現在、当時から残っているのはココ入れてたった2件
のみ、しかももう一件は昔と比べて、味も内容もがらりと変わり、まったく行かなくなった。
前置きはこのくらいにして、まず夜は、20から30分以上並ぶことは覚悟しなければならない。注文のオススメはヒロキスペシャル(全部入った奴)。特にシソを入れることを強くオススメする。
お好み焼きも含め、鉄板焼は焼き手の技術にかなり左右される。
昔行ってたコロは、女将さんが良く、焼いてくれた。当時は女将さんも広島から出てきたばかりで、本場広島の下街のおばちゃんがやっているお好み焼き屋
の味とイメージが強く、いわゆる広島で有名なお好み村のどの店舗よりも、旨いという印象で通い詰めることとなった訳です。
時は流れ20数年。今ではお兄ちゃん中心に朝から晩まで焼いてます。もちろんスタッフも多く、知らないスタッフの時は味も変わり。私も今では年に数回し
か行かないが、時代と共に味も変化し、今では広島にはない見た目の感性と東京でソフィスケイテッドされた味になった。
昼間に行くとたまに女将さんが私の横でお好み焼きを食べている。焼き手はあまり見ないスタッフ(新人かな?)。
こんな状況で、以前こんなことを女将さんから話しかけられた。
「よくお一人で来る年配女性のお客さん(常連)が、いつもは1枚ぺろりと食べるのに、今日は半分以上のこしたんで、私も食べているんですが、味や食感どう思います?」と…、いやいや、このときは何十年経とうが自己啓発と向上心のある女将さんだなと関心した。
だから、下北沢という激戦区で数十年も生き残ってきたんでしょうね。ぜひ、お試しください。オススメです。