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昼の点数:4.6
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.4
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| サービス3.8
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| 雰囲気3.4
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
このお値段でこのqualityの定食…感動levelの誠実さ
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2023/12/03 更新
過日の昼餉。京急線神奈川方向での午前中の業務をさくっと終え、帰社途中の京急蒲田にて途中下車。久しぶりのとんかつ気分を抑えきれず、とんかつ名店と名高いこちらに恥ずかしながらの初訪問。
開店時間に合わせて11:30に店頭着。あれ、11:30開店じゃなく11:00開店だったのか…。という誤算があり、店頭には既に空き待ちの列が蛇行しながら12人。ここまで来てすごすごと帰る訳にも行かないので、帰社時間遅れる事覚悟で13人目のしんがりに付くと、ご婦人店員さんがパウチされたメニュー片手にオーダーを取りに来てくれた。繁盛店ではよくある光景。お昼のサービスロースかつ定食1,400円(税込)を注文。
比較的回転よろしく11:58店内に案内される。清潔感ある明るい店内。樹脂張りLの字カウンターに12人。比較的ゆったりとした椅子配置。豚ちゃんキャラがプリントされた可愛い黄色いTシャツ着用のご主人の前席という僥倖。事前に注文を取られていたからサクッと出てくるのかなと思ったら、きちんと客が着座するのを確認してから調理を始める誠実さがうれしい。サービスのロースかつですよ…っと思うほどのエッジの立った厚切りの豚肉に小麦粉玉子パン粉を絡めて、無駄のない所作で大鍋の油に滑り入れる。
12:10「大変お待たせいたしました」とご主人自ら手渡しでとんかつを供された。
豚汁、白飯、ロースかつ、香の物。どれもがきちんとした仕込みで高レヴェルなのだけれど、とんかつのクオリティがこのお値段で供されているものとしては驚愕のもの。林SPFは今やとんかつブランド肉として色々なお店で提供されているけれど、ご主人の絶妙な揚げ方と揚げ油由来の衣の旨みとあいまって、今まで食してきた他店のものと比較して一枚抜けた美味しさ。ほんのり桜色の肉断面の揚げ具合は素晴らしく、きちんと肉の赤身の力を感じられる味わいと歯応えありつつ、それでいて柔らかい肉質。ロース肉油脂由来の甘みも、油が溶け出したどろっとしたものではなくゼラチン的ぷるんとした舌ざわりが心地好く。これをタイマーなどという無粋なものを使用せず、職人的技量でさりげなく提供できる所作と立居振舞に凄みがある。このお値段でこのqualityの定食…感動levelの誠実さと素直に思う。
店内は女性数名でご主人の補助作業やらお給仕やらを差配。機能的につかずはなれず客をさばかれている印象で潔い。
12:20、さくっと頂いて、「ごちそうさまでした」と言ったら「大変お待たせをいたしました。ありがとうございました」と丁寧に返されるご主人。
いやぁ、久しぶりにとんかつ店で味わったつま楊枝をはしたなくシーハーしながら店を出た際の高い満足感。
こちらのお店が、居住地やら勤務地から徒歩圏にある方々が本当に羨ましくなるような佳店。再訪必至。★★★★★付けなかったのは、そのやっかみ分を差し引いて…って嫌な奴だわ。