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鮨 蒼天阿佐ケ谷、南阿佐ケ谷/寿司、海鮮、日本料理
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昼の点数:4.6
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 3.4
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク3.4 ]
阿佐ヶ谷で上級のお鮨を頂ける佳店
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渋いファサード
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居心地のイイ和の設え
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本日の鮪産地
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2024/11/18 更新
過日土曜の昼下り。本年3月の新規開店時から気になっていた当店へ。土日限定のランチがあると知って、事前予約の上いそいそと。
阿佐ヶ谷駅南口から徒歩数分。阿佐ヶ谷かわばた通りの路面店。シックで控えめなファサード。引戸を引いたらきちんと風除室が設けられていて、そこが日常から非日常への境界線。とても清潔で衛生的な6席のL字カウンター。細部にさりげなく工夫された落着く意匠。カウンター席と漬場が同面で連なっているので、ご主人の仕事がとても近く感じられる造作。これは技量に相当自信が無いとやれない設え。ご主人はワイシャツにネクタイをきちんと締められて、その上から清廉な調理衣という銀座高級店的装い。物腰のやわらかいもてなしもあって少々恐縮してしまう。
サッポロ黒ラベルの小瓶を頂いて、ランチのコース。ビールの一杯目はご主人自ら注いで頂いた。
本日は酒肴品・焼き物・握り貫・小丼・箸休め・巻物・玉とお椀。どれもがきちんとした仕入れと技術にうらづけされたきちんとした仕込み。最初に供された、北寄貝と松茸。お出汁の優しい味わい食用菊のしゃくっとした歯ごたえが絶妙でとても美味しい。焼物はトロ。え、この質でこの大きさのトロをこのお値段で出して頂けることに驚愕。レアに焼かれた上質のトロが不味い訳が無い。さっぱりともずく酢を挟んで、握りへ移行。ふくよかで薫り高い小肌にはじまり、ぐじ、鯵、烏賊、鯛、大間のカマトロ、塩釜の中トロ、旬のイクラの小丼、箸休めの茗荷のサラダ、仕舞の鉄火巻までどれもが隙なく美味しい。最後にお椀と玉つまみが供されたのだけれど、どちらも滋味ある味わいで美味しい。特に玉子焼は過去私の拙い鮨経験の中でも五本の指に入る旨さ。薫りよく、カステラ風のしっかりとした焼目でありながら芯はしっとり滑らかで、くどさの無いほどよい甘さ。即席で作る出汁巻とは一枚も二枚も格上の出来栄え。
こちらのランチのコストパフォーマンスは驚きもの。1時間ほどの饗宴、この高品質コース、ビール一本頂いて10,000円札出して小銭パラパラお釣りって…本当にありがたい。
ご主人とお話したら、まだご地元の方々がお客さんの大半とのこと。当方幡ヶ谷からバスで来たと伝えると少し驚かれていた。ということでまだ予約は取りやすい状況にあるようだけれど、週休三日、ランチは土日のみの当店、少々訪問ハードルが高く、供されていらっしゃるものの質・量鑑みると、近い将来予約困難店になるのでは…と私見。本当はそうなる前に夜の部に裏を返して、イイ日本酒なぞを酌みながら、馴染みになりたいけれど、当方の経済事情を鑑みるとなかなか難しい…という忸怩たる想いに駆られつつ店を出る。
再訪必至、まごうことなき佳店。