リチャード1958さんのマイ★ベストレストラン 2011

レビュアーのカバー画像

.....

メッセージを送る

リチャード1958 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

初めて「マイ★ベストレストラン」を考えてみたのであります。

去年まではどちらのお店も甲乙付け難く、「マイベスト」などとは恐れ多くて。。。

しかしまぁ、食べログ参戦3年。ちょっとどんなもんか考えてみたのであります。

友人がやってる店もあるし、友人が働いてる店もあるし、、、「依古贔屓だ!」と言うなかれ(笑)

結局、私なりに「この値段やったら納得!安いっ!」と思った店が10軒揃いましたのです。


さて、2012年はどんなお店と出逢うことが出来るでありましょうか。

マイ★ベストレストラン

1位

キュニエット (北新地、大江橋、西梅田 / フレンチ、ワインバー、ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/12訪問 2012/12/20

年末だし,ちょっと寄って来ました・・・【ビストロ キュニエット】

もう何度もUPさせて頂いておるお店で御座いますので、どうぞスルーして下さいませ(汗)

また来年度のベスト10に加えるためにも12月以降に行ってUPせなアカンでしょ(笑)

それくらい「大の御贔屓」のキュニエットさんで御座います。

ならばサッサと行ってUPしとこうと言うことでして(笑)今年はジビエ喰ってなかったし。。。

フォアグラも喰ってないし、完全無添加のビオワインも御無沙汰やし!

高級極まるグランメゾンとかよりも、やっぱり僕はこんなビストロがイイなぁ~、やっぱり!!


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2012、4月 ビオワインの伝統と伝承を援護射撃続けて6周年】


4月の9日から一週間は、ここキュニエットの6周年。

「6周年記念コース」を喰いに行った。

まだ30歳を少し過ぎたばかりの岩井シェフ。渾身の記念料理に違いない。

最近はこうゆう時に誘おうとゆう邪念を催させる婦女子との出会いがないし、娘にメール送っても返事がないし。

もうホステスを連れて行く甲斐性はないし。。。仕方ないから一人で行った。


6周年記念シェフのおまかせコース¥6500

※蟹のサラダとキャビアの塩包み

※アサリ出汁ゼリーで固めたテリーヌ。鰹、鱒、穴子、帆立、アサリが入る

※フォアグラと玉ねぎジャムの春キャベツ包み

※金目鯛・菜の花・アサリの蒸し焼き。白ワインとあおさ海苔のソース

※イチボのグリル 赤ワインソース

※バニラアイス、白ワインゼリーと苺

若き岩井シェフの安定しつつ冒険心を忘れない料理の数々に心も胃袋も満腹である。


南フランスの完全無添加の赤ワインをチョイスしてもらって痛飲。

「お世話になったフランス現地のワイン生産者の皆さん。それはそれは人情に篤くて、商売が下手で、

 でも葡萄には命を懸けている、ビオワインに総てを懸けている、そんな人達に少しでも、敵わなくとも、

 援護射撃を続けて行きたいんです。」と今城オーナー。

この精神で6年間とゆう歳月を積み重ねて来た。そしてこれからも・・・。


「続けていく事の辛さ」「オーナーにしか実感出来ない苦衷」そういったものを億尾にも出さず。

「スタッフ皆んなのお蔭でここまでやって来れました。全員素晴らしい奴らなんですもん!」

飽くまでも爽やかに笑う今城オーナー。恥ずかしそうに俯く岩井シェフ。そのチームワークに敬服した。


生産者の真心がイッパイ詰まったビオワイン!

素晴らしき哉!ビオワイン!

7周年、10周年、20周年を目指して乾杯だ!!


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


ボージョレ・ヌーボーを鯨飲する会【2011、11月 】

あっと言う間に1年が経った。

毎年恒例の【キュニエットでボージョレ・ヌーボーを鯨飲する会】・・・遂に今年は一人っきりになってしまった。

誰も口説くことが出来ず・・・11月17日午前0時。キュニエットさんのドアを一人で開けることになったのだ。

今城オーナーに渾身からの慰めを受けつつ、抜群に葡萄の薫り高い完全無添加のボージョレ・ヌーボーを鯨飲した。

情けなかった・・・。寂しかった・・・。そやけど生フォアグラめちゃくちゃ美味かった。牛肉も美味かった。

「せっかくやからジビエ喰わしてくれっ!」とリクエストして、鹿も喰った。

あの3日間煮込んだソースの美味いこと!付け合せの野菜の美味いこと!  クソッ!!

毎年決意している。「来年こそは女子と呑むぞ!ボージョレ・ヌーボー」・・・今年もアカンかった(涙)


いつもムリばかり言うて面目ない。しかし一番大好きな店。

居心地が大好き。ゆっくり落ち着ける。拘りのビオワインは文句ナシ!料理も進化し続ける。

12月には同じ北新地で、2号店とも言えるバルをOPENするそうだ。楽しみがまた増えた。

「来年こそはっ!そうや!来年は2軒ハシゴや!」 海より深く決意をし直した。


【2010.11.18 血涙ワインの如し 】

ウキワ星人・リチャード1958.地球上に生を享けて52年と数ヶ月。

実は今まで1度も兵庫県と京都府の婦女子と懇ろ(ネンゴロ)になったことがない。

悉くフラれている。先っちょさえない。それどころか指先にも触れたことがない。

それを忘れていた。。。


毎年11月。ボージョレ・ヌーボーの解禁日は大好きな北新地のビストロキュニエットさんで

「ボージョレ・ヌーボーを鯨飲する会」なるものを勝手に開催して喜ぶことにしいている。

元々はそんなもん、全く興味がなかった。とゆうよりは、バレンタインDAYなるものを必要以上に

喧伝し、善良なる大和撫子を煽動して世界でも稀な習慣を作り上げ、膨大な利益を計上している

菓子屋と同じ手法でワインを売りまくろうとしていると思っていたので、呑んだことがなかった。

しかしながらだ!3年前、ここキュニエットさんで初めて完全無添加のボージョレ・ヌーボー

を呑ませてもらって考えが変わった。美味い!

ワインであろうが日本酒であろうが難しいことは分からない。

所詮、呑みやすいかどうか?料理と合ってるかどうか?くらいしか分からんオッサンである。

渋み・エグ味のまったくない完全無添加のボージョレ・ヌーボーに嵌った。

それからは毎年「ボージョレ・ヌーボーを鯨飲する会」とか言っては、イベント化して、

女子をクドく手段にしているとゆうわけだ。


そして今年、乾坤一擲の勝負に出た。今までなかなか誘い出せなかった女子に

思い切って御誘いのメールを送ってみたのである。本気だった。真剣だった。。。しかし。。。

忘れていた。。。兵庫県・京都府といえば女子大の宝庫・聖地である。

しかし、一人も落とせなかった青春の無惨な想い出を。。。

そうだった。。。この女子も兵庫県人だったのだ。。。懇切に、丁寧に、断られた。。。(涙)

まさに「蟷螂(トウロウ)の斧」を虚しく振り回しただけであった。玉砕だった。


解禁日の18日、私の隣にチョコンと座ったのは最近東京から帰って来た娘だった。

他には扇町の名店「鶏屋 たちばな」のオーナーと従業員さん。

チャリンコで走り回ってる30代の独身イケメン弁護士さんとか色んな仲間が集まった。

ボージョレ・ヌーボーを開ける前にその他のお勧めワインを4本呑んだ。

「生ししゃものフリット」とかフランスの熟成士による「チーズの盛り合わせ」で呑む。


オーナーの今城さんの話を聞かせて貰うのも楽しみのひとつである。

来年早々、フランス・リヨンで開催される自然派ワイン現地生産者が集まるサロンに参加するそうだ。

向こうへ行くと、例えば生産者の12歳の息子でもテイスティングをしてたりするプロフェッショナル

だそうで、いつも新鮮な刺激と、出来のいいワインと、楽しい土産話を持って帰って来てくれる。


さぁ、料理をオーダーしてボージョレ・ヌーボーを開けようではないか!!

この時点でウキワ星人・・・ヘベレケのグデングデンであった。

シビエ各種。鴨。フォアグラ。魚料理とまんべんなくオーダーして皆んなでシェアして喰った。

それぞれの料理の名前は覚えていない。。。ただ美味かったことしか。。。

ボージョレ・ヌーボーは箱入りになっている。 まさに鯨飲。。。

これを開けちまって、更に白のボトルを開けた。

もう「焼け糞」だった。また兵庫県にフラれた。。。

メチャクチャ呑んだので一人当たりの金額は訂正しないことにする。

結局、写真の如く今城オーナーとシェフに抱えられて出て行く醜態を演じてしまった。


下心と出来心で生きて来た50有余年の人生である。

もう、屁を一発ひるにしても思慮を必要とする歳ではないか。。。

こんなブザマな姿を娘に見せては断じていけない!! 海より深く反省した。

もうこれからは兵庫県と京都府は諦めよう!

それよりも何よりも・・・もう20代の女子はムリのようだ・・・(涙)

断腸の思いではあるが諦めよう。。。これからはもう少しストライク・ゾーンを上げざるを得ない。

来年こそは! 海より深く決意したウキワ星人。。。来年は53歳である。


 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【接待】の新しいかたち?その2 2009、12月

ビルボードライブ大阪でさんざんノリまくったオッサン2人。さすがに腹ペコである。

ほとんど走るように歩いて、ビストロキュニエットを目指す。

御得意先のTさん、44歳。某一部上場企業の幹部。ウキワ星人、51歳。出入りの下請け零細企業の営業部長

(部長と言っても営業は4人しかいないが・・・)。我が社の売り上げに大きな割合を占めるTさんであるから、

本来であれば、「ビストロ」ではアカンだろう!「ラ・ペ」とか「カハラ」とかの高級店に案内すべきじゃないか!?

とゆう「天の声」も聞こえないではなかった。しかし、この不景気で経費は出ないのだ。「自腹接待」なのだ。

天上の神もこの事情を知れば、諾(ウベナ)うしかあるまい。

もう何度も、何度もお邪魔しているキュニエットさんである。なにしろ土曜日以外は朝の5時迄やっているので

ついつい、北新地でベロンベロンに酔っ払った総仕上げに立ち寄ってしまう。同じ北新地にあるからいけない。

そして、グラスワインの提供を強要し、喰いたくもない「チーズの盛合せ」なぞをイヤイヤ齧りながら、今し方まで

呑んでいた店のお姉ちゃんの「情のなさ」を嘆き、憤り、悲憤慷慨の自棄酒ならぬ自棄ワインで朝を迎える。

そんな迷惑ばっかりかけているので、チャンと食事をするのは久し振りなのである。


最初はビールを、グビグビとばかりに2杯ほど一気にやっておいて。ワインはオーナー・ソムリエの今城さんに

お任せすることに決めている。このキュニエットさんはビオワイン専門。この店に出会うまで、ビオワインなど

知らなかったウキワ星人。それが今や、ワインと言えばビオワインやろ~!各所でエラそうに喋っている。

齢が行ってから覚えた道楽はたちが悪い。他人を捉まえてやたら四の五のと蘊蓄をたれるのはたいていこの

手合いで、若い時からきちんと生活に織りこんでいる人は、物の解説などするはずがない。

それもこれも、この今城さんのビオワインに向ける愛情とゆうか、拘りとゆうか、ひとつひとつワインを提供して

くれる時の説明が素晴しいのである。ヨーロッパに直接、ビオワインを買付けに行った時のエピソードなど聞いて

いると、時の経つのを忘れることさえある。しかるに、この受売りで喋ってさえいれば、ビオワインの蘊蓄に関して

は完璧なのである。

この日はグラスワインで数種類をいただいた。その時に喰っている料理に合わせたチョイスをしてくれるのだ。

料理のほうもお任せである。冷たい前菜、暖かい前菜、メイン料理と別れて書かれているメニューから好きなの

をオーダーしたら、料金をコース仕立の¥4500にしてくれる。もちろん、フランス料理に出てくる単語の意味を

ほとんど理解できないオッサンにはちゃんと説明もしてくれる。それでもよく解らないから、私はいつもお任せな

のである。

※フォアグラのプリン。フルーツのコンポートと自家製のレーズン・パンを添えて。

※河内鴨のロースト。ソースヴァンルージュ。

※手長海老のポアレ。ホタテとキノコを詰めたパートブリック包み焼き添え。

ここまでは、頑張ってメモした。しかし、料理が出てくるそばから、Tさん、ガツガツ喰うのである。大学時代は

バリバリ体育会。いまでもバリバリ肉食系のTさんだ。メニューを控えるどころか、写真を撮影する暇さえない。

ホール担当の女子スタッフの子が「お料理の名前を書いておきましょうか?」と言ってくれたのだが、それでは、

仕事の手を著しくストップすることになる。それは、あまりにも申し訳ないので「君のメアドだけでエエで!」

と言ったら、結局、両方とも書いてもらえなかった。

このほかに、「鹿肉のなんとか」とか、3日前に撃った「猪のなんとか」とか、2人でシェアして喰いまくった。

「ジビエや!ジビエや!」とにかくTさん、連呼していた。未だに「ジビエ」って何のまじないか解らないままだ。


オーナー・ソムリエの今城さんが確か32、3歳だったはずで、シェフはさらに若い。このシェフがまたイイ感じ。

今城さんが忙しい時は、このシェフがカウンター越に色んな説明をしてくれる。

先程、登場したスタッフ女子が、これまた可愛い!メニューをメモってくれなかったとゆうのは冗談。ワインの

名前・生産者まで、今城さんと一緒にチャンと書いて頂いた。メアドは駄目だったけど・・・。

ビール2杯、ビオワイン3種類。そして料理。お会計は¥20000を切った。良心的やな~。

超高級なフレンチとか行ったことがないので、偉そうなことは言ってはいかんだろうが、私にとっては完璧に近い

お店キュニエットなのである。舌も、胃袋も、肝臓も、そしてなにより心が大満足できる。

「よいお年を!ありがとー!ごちそうさま!!」今城さん以下、スタッフ総出でエレベーターまで見送ってくれた。

Tさんも最敬礼で「ごちそうさま!」と言っていた。


本当に満足した時は、あまり喋らなくてもイイのかもしれない。

「いやぁ~美味かったなぁ~ジビエ・・・」 (またジビエかいな!?)

北新地から梅田のターミナルへ、人込みの中を、このオッサン2人、きっと最高に幸せな顔をしていたと思う。

TさんはJR。私は阪急電車である。北新地に出ていて電車で帰るなんて初めてだ。

「Tさん、今日は不充分で本当に申し訳ありませんでした。」

「いいえ!とんでもないです!最高の夜でした。今度は今日とまったく同じコースを、女房を連れて来てやりたい

と思うんです。僕一人でこんな素晴しい体験をして、このままじゃ女房に申し訳ないですから。それに、今夜は

まだ時間も早いでしょ?帰って早速、報告してやります。まだ起きてると思いますから。

 リチャードさん、しつこいようですが、今夜はホンマに素晴しい夜をありがとう。おやすみなさい。」


「俺は・・・もう何年、女房とライブ行ってないやろ・・・??」

小走りに去って行くTさんの背中を、ボンヤリと目で追いかけながら、そんな事を思ってしまった。

梅田ターミナルの真冬の風が、胸に痛かった。


【2009、7、4 何回目かな?】

ぐふふふ・・・(笑)行ってきました・・・オッサンとオバハンとウキワ星人とみんなで大阪城ホール。

「松田聖子コンサート」・・・盛り上がった~。懐かしかった~。たっぷり3時間!!

マイケル・ジャクソンもカバーしたりして、プチ・ムーンウォーク披露したりして、マイケルを偲ぶ演出

にシンミリしたりして・・・。「47歳であの衣装着れるん聖子ちゃんだけやな!」「ある意味宇宙人や

な!」・・・そんな余韻をたっぷり引きずりながら北新地へ怒涛の進撃。

毎度おなじみ「ビストロ キュニエット」に参上。

今回は初めてレビューのためにワインの名前、料理の名前を控えながらのお食事であります。

「何やってんねん!キャラ設定変えたんか?キッモイ!キモイ!」とゆう罵声にもめげずに控えた

それぞれの名前は、どうか添付画像をご覧下さいませ。

土曜日にもかかわらずほぼ満席の状況のなか、いつもより静かめにスタートです。

料理のグレード確実に上がってますねぇ~。勉強してはりますねぇ~。

本日は¥4200のコースで行きましょう!お腹激へりやったしね。

最初は生ビールを1杯やって喉を潤しておいて・・・いよいよ登場です!オーナー・ソムリエ今城さん

お薦めの、完全無添加の赤ワイン。メッチャ美味い~。「おいおいみんな!ジュースちゃうぞ!!」

瓶の下に残った「澱(オリ)」をグラスに入れるとキラキラ光ってます。このワインならでわやそうで・・

アッとゆう間に1本飲み干して次は「白行っとこかあ~!!」とこの辺から居酒屋状態・・・。

お店の皆さんすびばせん・・・(汗)さすがに歌を歌いだすアホはおりませんでしたが・・・(笑)


「キュニエット」とゆう「夏の扉」を開けて、フレッシュなスタッフによる美味料理と、フレッシュな感覚

をいつも忘れないオーナー・ソムリエが薦めてくれる、超フレッシュな、フランスの農場の人さえ知ら

ないようなワインに徹底的に酔いしれた夜でした。

聖子ちゃんにも御馳走したげたかったよなぁ~。


PS:この店、フランス製の完全無添加のグレープジュースもありました。お酒飲めない女性客の方

   が美味そうにガブ飲みしてましたよ(笑)

   それと・・・料理の名前とか控えもって食べるのヤメよ。せわしないし、ムリや(笑)


なゔぃ '09/07/05.こちらも、大酒飲みの友人と随分以前からチェックしてはいるんですが、
未訪のお店なんです。ビオワインに興味あるんですが、、、。
素晴らしいレビューですね。
是非近々、伺わさせて頂きます。
assyassy '09/07/05名前とか控えもって食べるのヤメよ。せわしないし、ムリや(笑)
確かに、覚えておこうと思ってもややこしいフランス語があったり、
いつも酔っ払うともういいやとアバウトになってしまいます。
舌平目のムニエル????ソース添え???なんて感じで、、。

姫乃 '09/07/05.こんばんは☆☆
わぁ~!聖子ちゃんのコンサート、めっちゃ行きたかったんですけど、
ウキワ軍団が代わりに行ってくれたからええか??笑!!
(↑ディナーショーは何故かおかまちゃん軍団と一緒に行きますねんけどね・笑。)
てか、キュニエットさんも行きたいお店の一つなんですわぁ♪♪
私も料理メモせなあかんと思いつつ…面倒になっちゃって書いたことないねん(笑)

yakitomato '09/07/05.こんばんは♪
私も注がれたワインがあまりにも美味しい時
つい、ジュースを飲むようなペースで頂いてしまい、
まわりから注意されます(^^)

でも、注意された時にはスィッチ入っててもう遅い~みたいな[^■^;]

  • (説明なし)
  • フォアグラのステーキ
  • フォアグラのステーキ100g

もっと見る

2位

かどやホルモン店 (東梅田、北新地、大阪梅田(阪神) / ホルモン、焼肉)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥4,000~¥4,999

2017/06訪問 2017/06/20

親子喧嘩も健在!・・・【かどやホルモン店】


今度地球を放れたらもう二度と帰って来ることは出来ないに違いない。

愛する地球との「今生の別れ」である。最後にかどやホルモンに行くことにした。

和牛の、しかも牝牛をこの値段で喰える店は断じてここだけである。

ホルスタインは絶対に、頑なに扱わない。創業61年のこだわりであり、矜持でもある。


3年以上伺っていなかったにもかかわらず大歓迎して頂いて嬉しかった。

肉の美味さはモチロン、一子相伝、秘伝のタレの味も変わらず最高だった。

否!久しぶりだった分、より一層美味く感じられた。ランチタイムが終わってもユックリ呑み喰いさせてもらう。

他の客もいなくなり私だけになる。

あの懐かしいもう一つの名物、ママさんとマスター(ママの息子)との「親子喧嘩」も見物出来た(爆笑)

もう想い遺すことは何もない。大人しくウキワ星に帰るとしよう。
【2013.5月】

母親がコケて膝裏の靭帯を断裂した。家族全員が仕事で急には動けない中、

MITに行っている次男がたまたま帰国していたので駆け付け、対応した。

お家のお手伝いをしたらご褒美を上げるのは我が家の仕来たりなので、

「何でも喰わしたるで!」と言ったら「かどやに行きたい!」と答えたのでやって来た。


和牛の牝だけを、屠殺してから遅くとも2日でしかもこの値段で喰わせる店を私は他に知らない。

久々のかどやホルモンに次男も大喜び。タンに喰らい付いて貪り食っている。

隣にはアベックが座っていた。女子が生ビールを呑み、男子はウーロン茶を飲む。

「あんた、ここの塩タンの味が分らへんかったらアカンで!」

「そうかなぁ~、○○の方が美味いと思うけどなぁ~。店もキレイしなぁ~」

「もうエエわっ!あんた先に帰ったら!!」

最近の若い婦女子は恐ろしい。。。人の味覚には色々違いがあるし、そない怒らんでも。。。(汗)

それに肉を浸す「タレ」の味が合わなかったら、いくらイイ肉でも興趣は半減するしねぇ~。


今回は初めて「グルトン」とゆうホルモンを喰った。牛の「肺」だそうだ。

見た目は写真の通り。味は鶏肉に少し似ている。不思議に美味いホルモンである。

メニュー板には書かれていないけれど、行かれた方は一度尋ねてみられるとイイと思う。


「これでもか!」ってゆうくらい喰った。

気が付けば満席。婦女子2人組や3人組が目立った。驚いた。

昔は若き婦女子だけの客なんて見たことなかったものだ。。。

文字通り「肉食系婦女子」の喰いっぷりにスゴスゴと三十六計を決め込むしかなかったウキワ星人だった。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


遂に生ギモ(生レバ。レバ刺し)が6月から全面的に禁止になる。

こんな痛恨事は近来稀に見る事態である。日本経済新聞の社説でも批判されている。

まったく困ったものだが決まったものはしょうがない。その日まで喰いまくろう「生ギモ」!!

ここのところ友人関係にあるプロの料理人2人と行く機会があった。

とにかく大絶賛である。プロだけに原価は分かるし、こだわりも分るから意気投合していた。

「ウチは別に特別にウチだけとゆうわけやないです。他と仕入は一緒ですよ。但し値段は安く出してますわ」

マスターの飾り気がないとゆうか、ありのまま、そのままの発言である。


とにかく今のウチである。極上の生ギモが喰えるのは!

但し!以前のレビューでも申し上げておいたが「雰囲気重視」「ホスピタリティ重視」の方は行ってはならない。

内装の造りは「昭和のオッサン向け」。今や珍しいカウンターのみ。そして炭火焼でもない。コンロである。

特別な「あいそ」なんて全くない。特にランチメニュー¥1050の客に「あいそ」してるの見たことない。

要するにマスターやお母さんから話しかける事など滅多にない。

ランチの定食を喰う短時間ではよけいに話などする暇がない。

決して性格が悪いのでも傲慢なのでもない。フレンドリーに話しかけたらニコッとして答える。

それくらいの良識・常識はある。当たり前だ。シャイなのである。媚びないのである。


更に念のために申し上げておく。

タップリのゴマ油に浸かって、タップリ塩をつけて喰う「生ギモ」がお好きな方は行ってはならない。

この店の「生ギモ」は少しのゴマ油、少しの塩が最初からかかって出て来るのだ。

まさに素材の味で喰う「生ギモ」。運が良ければ「昨日潰した牛のキモ」とか出て来るのだ。

午後2時を過ぎて行ったりしたら面白い。マスターが仕入から帰って来たばかりの時がある。

「究極のハラミの塊」とか色んなホルモンを「掃除」している処が見られる。

「最高峰のタン」をぶら提げたりしている。「舌」だから死んだ時クルッと巻いてるのである。

ぶら提げて伸ばさないと捌けないのだろう。こんなの苦手な方には「ごめんなさい!!」


更に申し上げさせて頂く。

この店「常連偏重」に見られることが多い。確かにその通りなのである。

なにしろ創業50年を超える店。常連さんもまさに「筋金入り」なのだ。

かく言う私もガキの頃からの付き合いである。依怙贔屓される立場ではある。

もちろん「偏重」とゆう表現はあたらないと私は思っている。

昔からのホルモン大好きオヤジ連中。生半可な品質のホルモンは許さない。

自動的に特別なものが供される。但し支払いも自動的に高いのだ。

写真を見て頂いたらお分かり頂けるだろう。メニューにないのも出て来るのだ、常連には。。。

何十年もの付き合いだから、いやが上にも話も弾む。

そんな時「食べログ」を見て一人で来たうら若き女子がもし居たら。。。そりゃ居心地悪いだろう。

ランチタイムの喧騒が過ぎ、落ち着いた時間に行く。私はこの時間帯ばかりを狙って行くことにしている。

仕入れたばかりの肉、ホルモンを捌き、掃除するパフォーマンスを見られる事もあるし、

「これ食べる??」なんて、「まかない」を貰えることもあったりするからだ。

その一部を写真発表した。イカナゴの釘煮、ししゃもの甘露煮、まかないスープ。全てお母さん手作りだ。

これ以外にも焼ビーフン、大根餅、肉・ホルモンの「ヘタ」がタップリ入ったカレー。

滅多にお目にかかれないが、どれも圧倒的絶品なのである。

そんな有り様を、もしイチゲンさんが見てたら。。。羨ましい通り越して、腹立つだろーなー(汗)


クドいようだが改めて申し上げる。

そんな店でよかったら一度行ってみて欲しい。

極上の生ギモをはじめとする、究極のホルモンを安く喰ってみたい方は是非行ってみて欲しい。

真面目なマスターとお母さんである。

常連が幾ら言っても「ユッケ」に規制がかかったら一切出していない。

生ギモもどれだけ常連に責められても出さないだろう。そうゆう矜持はしっかりとお持ちである。


安心して喰える「生ギモ」。究極の「生ギモ」。

2012年6月をもって姿を消す。もう逢えなくなってしまう。

今や絶滅が危惧される「昭和のホルモン焼」の店で出逢った「究極の生ギモ」

「鎮魂」の想いを込め紹介させて頂きました。


                                  - 合掌 ー


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


2011年12月15日。

遂に厚生労働省から恐ろしい発表がなされた。

全国16自治体の「食肉衛生検査所」で調査していた約150頭のうち2頭の牛の肝臓から、

腸管出血性大腸菌・O157が検出されたのだ。。。

同20日から厚生労働省所管の然るべき機関が「禁止か否か」の検討に入っている。

素人の私が申し上げるのは甚だ僭越ではあるけれども。。。もうアカンだろう。。。


富山での「ユッケ食中毒事件」以来、「生ギモ」も喰えなくなるのも時間の問題とは覚悟していた。

いよいよ「その時」が近付いたのではなかろうか??

「エライこっちゃ!生ギモ喰われへんようになるやんけ!!行くぞ!喰いに行くぞ!」

15日以来、毎週行っては「生ギモ」を半泣きで喰って別れを惜しんでいる。

17日には長男・次男を連れて行ってやった。

「生涯最後の生ギモを喰わしたる!最後に喰う生ギモが生涯最高の生ギモや!」


息子たち、感動している。

生ギモにも感動しているが、ハラミとタンには感動と共に心底、驚いていた。

「父ちゃん!こんな美味いの喰ったことないで!ロースとバラも喰いたい!」と次男。

「アカン!絶対アカン!この店の最上級ハラミで充分や!素人はこれやからアカン!」

「父ちゃん!ロースとバラは値段高いもんな!」と長男。

「無礼者!そうではない!ハラミが最高やから言うてんねん!」

お母さん御手製の「台湾風ちまき」も変わらぬ美味!

しかし。。。息子たち。。。ムチャクチャ喰いやがった。。。。

そりゃそうだろう。こんな美味いホルモン。。。若かったらナンボでも喰えるわなぁ~。

どえらい出費になってしまったが、まっ!ええか!!


消えゆくであろう「生ギモ」。麗しの「生ギモ」。

ここ【かどやホルモン】の絶品「生ギモ」。

年内に「販売禁止」の沙汰が下るかと思っておったのだが、それは免れたようで。。。

新年も早速喰いに行かねばならん!残り少ない逢瀬の日々。。。

慈しみ、抱かかえるような想いで喰わねばならん。。。【かどやホルモン】の絶品「生ギモ」。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011、8月 マイ・フェイバリット焼肉屋をお教えしましょう

ただし、「食べログ女子」には向かないと思います。

雰囲気・洗練された接客は皆無ですから(苦笑)

何故かならばここは「昭和」で御座いますので。。。


今でこそ焼肉は日本人の「食」になくてはならない存在で御座いましょう。

カップル、ファミリー、友人同士の宴会、合コン、接待。。。

それぞれのシーンで使い分けられる位、お店の数も星の数ほど。

それぞれのお店が清潔で、高級感もあり、換気設備が完璧に整ったテーブルに着席出来たり致します。

「男女が一緒に焼肉喰うようになったら二人はホンモノ」などと言われるようになってもう何年が経つのでしょう。。。


昭和40年代迄の焼肉はマイナーでした。焼肉=ホルモン焼だったのです。

オッサンの喰い物だったのです。寂しいオッサン一人で寄れるようにカウンターが主流でした。

ロースやカルビもあるにはあったんですが、そんな贅沢な肉は滅多に喰えません。

一番の贅沢をしてもハラミ上ミノ。そして必須は生ギモ生センマイで御座いました。

このお店、未だにそんな昭和を色濃く残しているのであります。

ピビンバとかありません。チシャの葉とかもありません。冷麺なんてとんでもない。

韓国料理じゃないんです。「大阪のホルモン焼屋」なので御座います。


【かどやホルモン店】大阪駅前第三ビルの地下2階に御座います。

今のマスターは3代目。2代目の女将さん(お母さん)と二人で切り盛りしておられます。

大阪駅前第一、第二、第三、第四の各ビルの影も形もない終戦直後からこの地で営業されていました。

第三ビル開業が33年前。その建設に伴い立ち退きになって、ビル完成後テナントとして優先入居されました。

因みに初代のおやっさんは豚足のかどやの初代おやっさんのお兄さんなので御座います。

現在はもう交流ないそうですがね。どうりでタレの味が似てるはずです。


ウキワ星人・リチャード1958、53歳。第三ビルが出来る前から【かどやホルモン店】さん通っておりました。

当時の近辺は総てが路面店舗。シュークリームのヒロタ本店。阪神薬局。宝石店。パン屋。ブティック。

色んな店が軒を連ね、知る人ぞ知る「阪神裏」まで繋がっておりました。

そんな中に【かどやホルモン店】さんがあったので御座います。

生まれて初めて喰った焼肉。ホルモン。生レバ。生センマイ。すべてこのお店だったので御座います。

第三ビルの中に移転されてからも、若きウキワ星人、時々伺ってはエネルギー充填しておりました。

しかし、時代の流れか単なる加齢か。。。「逆流性食道炎」に罹患して以来プッツリと足が遠退いたので御座います。


しかし今年発生した「牛肉食中毒」により「生系」が喰えなくなるかも!という噂に状況は一変します。

「今のうちに生ギモ喰っておこう!!」。海より深く決意致しまして、豚足のかどやはじめ何軒も訪問させて頂き、

そして今回満を持しての【かどやホルモン店】さん、二十数年振りの訪問と相成りまして御座います。

「超」が付くほどの久し振りの邂逅。ものの見事に忘れ去られておりました(苦笑)

ビールは大瓶のみ。面倒臭いからジョッキで頂きます。

そして緊張と興奮のなか、20数年振りの生ギモを注文させて頂きます。

美味いです!基本、和牛の、しかも牝牛しか使わないという伝統は今も健在。

鮮度バツグンの生ギモは味、歯応え、後味、すべてがバツグンで御座います。

基本的に火曜日が仕入れ日ですので、月曜日は生ギモ、ないことが多いようです。

土曜日とかも売り切れてる時があるくらいですから。。。

生センマイ、御覧下さい!白いでしょ!?珍しいでしょ!?センマイの中でも細い、希少な部分を使い
  
           それを丹念に洗うとこんなに白くなるそうです。特性酢味噌と相俟って完璧なセンマイです。

タン、グロテスクでした?スビバセン。。。舶来のタンは捌いてあって真空パックで入荷するんですがね、

       こちらはこの状態で仕入れされます。根元の部分は塩タン、真ん中から先は普通のタンとして

       提供されます。気が向いたら捌いた時に出るタンのスジを喰わせて呉れたりします。
  
       舶来はスジは捨てられるんです。こんなにコリコリして美味いのに!勿体ネェーーッ!!

ハラミ、こちらのお店でイチバン利益率が低い商品で御座いましょう(笑) 

        こんな美味いハラミがこのお値段で供されるお店、他にあるとは思えない程で御座います。

ロース、美味過ぎます。脂乗り過ぎです(笑)こんなの身体によくないです(爆笑)

バラ、ロースと同じです。溶けます。こんなの毎日喰ってたら幸せですけどスグ死ぬでしょう(笑)

ココロ、言うことナシ!コリコリと新鮮!臭味なんて一切ナシ!生で喰えそうです。

上ミノ、和牛のミノはピンクなんです。焼くとプクッと真ん中が膨らみます。舶来は白いんですね。

        そして舶来の上ミノは焼いたら「ちぢむ」んです。

お一人様の場合は「ハーフ」での注文も可能です。添付写真も生ギモ・生センマイ・バラ以外は「ハーフ」です。


そしてこちらの「タレ」に大注目なのです。今どき珍しい濃厚な味噌タイプなので御座います。

まぁ一度このタレで喰ってみて下さいませ!お好みもあろうかとは思いますが、私はこのタレが大好き!

十数種類の色んな材料を調合した秘伝のタレ!メチャクチャ美味いで御座います!!

最近主流のサラッとしたタイプのタレはこちらでは「モミダレ」として使用されているのです。

そして塩も用意され、お願いすればポン酢も出して頂けます。

幸いカウンター上にしっかりと換気扇も来ておりますので、スーツとか着てても臭いの心配は御座いません。


大変に申し訳御座いませんのですが、イチゲン様でお一人様は寂しい思いをされるかも知れません。

積極的に愛想良く話しかけて来るタイプのお店ではないのです。イエッ、決して悪気はないんです。

気負いも、衒いもない、等身大のお店なのです。何度か通ってるウチに自然に仲良しになる感じなのです。

勘弁してあげて下さい。本来、「オッサン相手のホルモン焼屋」なんです。女子客多いけど。。。(笑)

たまに女将さんと息子のマスターが軽く口論したりするんです。。。その間キャベツが出て来なかったりしますけど。。。

テレビが端っこにセットされてるので、少し大きめの声で注文しないと聞こえない時もありますけど。。。

「今日はええハラミ入りましたでぇ~」とか反対に「今日のハラミはたいしたことないわ」とか言うてくれます。

あっ、何回か行って馴染みになればですがね、、、。

しかし、それはよくある「常連さん偏重」ではないんです。ちょっと「人見知り」なんです(笑)


肉とタレは本当にバツグンだと思います。

教えたくないくらいの大好きなお店で御座いますが、私のマイ・フェイバリット焼肉屋さんで御座います。

梅田で焼肉、ホルモン、生レバが喰いたくなったら一度覗いてみた下さい!オッサンの皆さん!!

懐かしい昭和の残像と共に、懐かしい味に出会えること請け合いなので御座います。

  • ハラミと塩タンをハーフサイズで。最高!!
  • ツラミ・ハーフとナイショのメニュー
  • レバ。焼かずに喰いたい・・・。」

もっと見る

3位

さえ喜 (北新地、西梅田、東梅田 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/09訪問 2014/05/28

【吾道以一貫之】・・・ さえ喜!!佐伯!!さえ喜!!


【2013年9月】

ほぼ一年振りのさえ喜さん。ある友人を案内してやって来た。

予約は取り辛いし、それに第一、食べログ大阪では堂々一位の座を長く保持する有名店。

なんか行く気が失せてしまっていた。「もう応援する必要ないし」。。。みたいな感覚。

今回は少しは予約が取れやすい平日の午後9時前のスタートが予約出来た。


いちいち料理の説明はしない事にしよう。写真の追加の少しだけ♪

大将・佐伯裕史氏の出して来る料理はやはり、興味のある方はとにかく一度行って体験して欲しい。

驚いたのは一年振りに伺って明らかに「進歩・進化」しておられた処である。

有名になった分、僻み・妬みの鬱陶しい風も強いと思うのだけれど、惰性や保守は一切ない。

いや、より謙虚に、より丁寧に、そしてより拘るようになっておられる。

一緒に行った友人も料理には一家言持っており、ちょっとやそっとでは納得しない人間。

多くの人達に顔も知られており「その世界」では正に新進気鋭の強者(ツワモノ)。

その彼が「いやぁ~!参りました!感動しました!」と唸り、呑んだ。呑みまくった。

特に雲丹!佐伯大将が直接何度も淡路島の漁師さんの所まで足を運び、掃除係のオバチャンとまで

仲良くなって仕入れられるようになった雲丹!粒がデカくて甘くて、史上最強であった。

今度「雲丹とお酒だけちょうだい!」とか言うて入店出来ないものか??(笑)

やはり大阪を代表する、と言ってもイイ店である。

あまりにも感服したので、店の前で記念撮影を敢行した。佐伯大将、イヤそうだった・・・。


 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2012年6月】

【さえ喜】さんについては、今更、私如きが又ぞろゴチャゴチャ言う事など何もないのだ。

この日もそうだった。

見たこともないようなデカイとり貝

毎シーズン色んな料理方法で楽しませてもらう海うなぎ

のどぐろを焼いたのには大根の種とかアスパラ・ソバージュが添えてあったり。

今回も喰った事のない食材と料理方で初めて一緒に行った友人も感嘆の声を挙げていた。


しかし、ウキワ星人、リチャード1958。54歳にして新たな教訓を得た。

※カビ取り用洗剤には要注意!とゆうことと、

※体調万全でないとどんな美味い料理もダメ!とゆうごくごく当たり前の教訓である。


私の母親は大阪市内のマンションで一人暮らしをしている。

70台も後半となり、口だけは達者で未だに私をボロクソにこき下ろしているのだが、

如何せん体力の低下はどうしようもなく、年々動きが鈍くなって来ている。

「どうも風呂場がカビ臭い気がする」とか言われたので、ホーローバスの前カバーを外してみた。

もう何年も放ったらかしだったのだろう。ドス黒いカビが浴槽下部を征服していた。

カビキ○ーとかゆう洗剤を手渡され、小一時間、シュッシュ、シュッシュと獅子奮迅した。

見違えるように美しく元の姿を取り戻して行くホーローに、もう少し!の思いが湧く。

しかし、段々と目が痛くなり、開いても居られなくなってきた。

喉もえらくイガイガして来て息苦しい。そして止めに頭がガンガンして来てしまったのだ。

最後の力を振り絞って浴槽カバーをはめ込み、風呂から出た。

真面目に死ぬかと思った。


午後2時頃だったと思う。そこから約3時間、昏倒していた。

約束していたのだ。しょうがなかったのだ。フラフラになりながら新地に向かった。

数ヶ月ぶりの【さえ喜】さんなのに。。。

なんとか体調が悪い事がバレないで最後のトロと沢庵の手巻寿司(タクトロ)まで辿り着いた。

こんなに勿体無い事はない!あのカビキ○ーの臭いがズッと纏わり憑いていた状態で、

【さえ喜】さんの料理を喰ったのである。こんな申し訳ない事もない!。。。スビバセン。。。

絶対に近々リベンジに参上しなければならん!死んでも死に切れない!


梅雨入りも間近である。カビの季節である。

カビ取り用洗剤を侮ってはならない。幾ら女房や母親に「カビを取れ!」と言われたとしても、

命を危険に晒すような事になってはならない。

充分に換気をしよう。汚れが酷くてもいっぺんに無理してキレイにしようとしてはならない。

出来れば日頃からカビが発生しにくような生活を心がけよう。

日頃からたまにはカビ掃除をやっておこう!溜め込んではならない!


健康第一である。

美味い料理を、心底から味わう幸せを失わないためにも。

食べログを元気に更新し続けるためにも。。。。

慣れないことは極力やらないようにしよう。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


2012年、新年明けましておめでとう御座います。

年頭は【さえ喜】さんからスタートさせて頂きます。


年明け7日土曜日。去年末から予約しておいて5人で新年会を挙行した。

新しい年を迎えて、益々気力旺盛。益々謙虚な佐伯大将だった。

鳴門の鯛松葉かに寒ぶりふぐ。その他もろもろ。。。

精一杯のネタで最高の新年のスタートを切ることが出来た。


「今年は心して戦わないとね!厳しい年になりそうやもんね!」

我々5人も、佐伯大将もそこが共通認識。

それぞれが自分の仕事、生活、夢、目標を語り合いながらの新年会。

贅沢させてもらった。。。今年もマジで頑張ろう!

そして、戦いの最中にまた来よう!

【さえ喜】。。。私にとってはそんな大切な店なのである。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011年5月】

久し振りの新地だった。

自宅療養中の赤ひげ星人を見舞った帰り、あまりにも気持ちが重かったし、

JR東西線・北新地駅で衝動的に降りてしまったのだ。もうすぐ御前零時である。

何人か顔見知りの黒服のお兄さんをからかいながら新地本通りを歩く。


「そうや!さえ喜さん移転してから行ってないがな!ちょっと覗いたろ!」

開店3年が過ぎ、同じビルの本通り沿いに移転すると案内状まで頂いてたのが。。。

まぁ、なんとシンプルというか、暖簾も出てないんかいな(笑)

「こんばんわぁ~」恐る恐る顔を出す。

「あーーっ!リチャードさん!どうしたんですか!!死んだ思てた!!」

「御無沙汰してスビバセン、、、一杯呑ませてもらってもエエかな~??」

「何を言うてはりますのん!さっ!どーぞ!どーぞ!」


広くなった店内。馴染みの若い衆も満面の笑顔。「帰って来たなぁ。。。さえ喜に。。。」

午前零時寸前のエアポケット。客はウキワ星人一人だけ、、、奇跡である。

先ずはビール。なんと「うすはりのグラス」が出て来る!

「グレード上がったなーーっ!」

「店が広くなった分ね、色んなお道具が置けるようになったんですよ!それが嬉しいですわ」

「その分値段が上がってたら暴れるど!」

「はははっ!せっかく店広なったばっかりやのに壊さんとって下さいよ!(爆笑)」

「大将!東北の酒って置いてたっけ?」

「ありますよ!飛露喜!よう冷やしてあります!」

「よっしゃ!それをあそこに見えてる「すず」で呑ましてんか!」


「あんまりお腹空いてないんでしょ!適当に行きますか!要らんかったら言うて下さいよ」

「リョーカイで御座る!!」っで先ず最初に出てきたのが、、、

※蛍烏賊、生きてるがな!見せて呉れておいてから、それを奥でサッと湯通し。半生で喰う。絶品と言ってよい。

  もうシーズン終盤の蛍烏賊。生きてるのを見れるから楽しい!

※アスパラ・つぶ貝・金時草の小鉢、これで粘ったなぁ~(笑)ガブガブ呑んだなぁ~(爆)


大将・佐伯裕史氏。一つ一つの料理も申し分ないが、人柄が素晴らしい。

料理の説明が丁寧なのは当然だが。それぞれの食材の背景や器の選択。。。etc

「どうじゃ!喰ってみろ!」みたいな「上から」な部分は微塵もない。

どれだけの努力をすれば、どれだけの対話をすれば、よりお客様に喜んで貰えるのか??

そしてそれが決して押し付けがましくない。一心不乱に「客の歓び」を追いかけている。

私はここ、「さえ喜」へ来て、大将に知らない色んな事を教わるのが大好きだ。

なので、なんやかやと話しかけてやることにしている。

「リチャードさん、これね、江戸時代の碗ですねん。見てくださいよ、エエでしょう(笑)」

「ここまで来たら骨董品やん!すごいな!客が落として割ったらエライこっちゃな!」

「そやからリチャードさんには出しませんやん!ぎゃははは!冗談!冗談!」

※何貫か寿司もつまむ。

「大将!あの額の書はなんて読むのん?」

「あ、あれは、一貫を以って吾が道となすと読みます。或る先生が書いて呉れましてん」

「まさに読んで字の如くやな!座右の銘やな!」

佐伯大将、忙しい時でもどんな時でも一生懸命答えてくれる。喋ってくれる。

決してうん蓄を並べたてるのではない、ニコニコと謙虚に答えて呉れる。

こちらが女を口説いてる時は一切知らない。オッサン同士激論の時には絶妙の緩衝材にもなってくれる。

基本はニコニコ・スマイルである。佐伯大将、お客さんが大好きだ。そして客も「さえ喜」が大好きだ。

そこに絶妙のハーモニーが生まれるのである。

「有名な店らしいな、どんなもん喰わすんや?さぁ、出してみろ」みたいな人には断じて向かない!!

※雲丹!!小さい丼仕立て。気絶しそうなくらいである。雲丹好きには堪らん逸品だ。

佐伯大将、若干41歳。実は絶対「ヘンコ」である。毛筋ほどの妥協も見せない。

もはや一流と言い切ってイイと私は思っている。

大阪・北新地。さえ喜さんだけではない。江戸前の寿司屋は山ほどある。

それぞれの店が努力・研鑽し頑張っておられると信じる。

今や北新地の寿司屋は大阪の食文化の一翼を担っていると言っても過言ではなかろう。

ここ「さえ喜」さんのように、誇りを持って、しかし謙虚に、優しい「心」に溢れるお店ばかりであれば、

大阪の寿司は日本全国に、否、世界に誇れる「おもてなし文化」と成るに違いない。


「飛露喜」を1本呑んじまった。。。

北新地で一晩楽しみ終わったお客さんが入って来だした、僕は帰るよ!!

大将と馴染の若い衆に見送られて、1日を終わろうとしている新地本通りの喧騒に出て行く。

「美味かった!」心の底から思う。

店は客を敬い尽くし、客は店を恋慕う。。。

「さえ喜」さんへ行くといつも、何かしら自分の体が深山の渓流の清水で洗い浄められて

いくような不思議な清々しいものを感じるのは私だけではないだろう。


空腹で行って、ガブガブ呑んだら¥20000は超えることもある。

しかし私は「こんなに安くて美味い店はない」と思っている。


【2010,4月某日】


         【お詫び】
         
         大変申し訳も御座いません!
         新しいレビューをUPさせて頂くにあたり、
         文字数の関係から過去のレビュー3作を
         削除させて頂きました。お許し下さい!!


やはり勝負処は【さえ喜】さんなのである。2009年度大阪NO.1に輝いたそうで・・・。

久々の訪問であった。大将の佐伯さんの笑顔が眩しい。

Y子先生と共に至福の時を、ここ【さえ喜】で過ごすのだ。そして更なる至福がその後にある。

誓って申し上げるが、今回は妄想ではない!事実である!現実である!

ビルボードライブ大阪で、「もう一人のイーグルス」と謳われた「J,Dサウザー」のライブを堪能し、

【さえ喜】さんに20時30分に到着した時は二人とも腹ペコだった。

Y子先生は酒が呑めない。私は一応ビールを注文・・・しかし今日は呑まないぞ~!グフフフ・・・。

※はなくらげ・・・乗っけからカウンター・パンチである。梅味が上品で本当に素晴らしい!               恋する2人。いやが上にも盛り上がるニクい演出だ。

※明石の真鯛・・・皆様よく御存知のオリジナル・ソースで喰う。Y子先生、驚嘆の面持ち。

※あまて鰈とあいなめ・・・肝ポン酢で。ここで初めて2人が見詰め合った。                              「リチャードさん!美味し過ぎます!素晴らしいです!」

※焼きミル貝・・・大阪では滅多に喰えない。Y子先生、瞳が潤んでいる。彼女の素晴らしいところ
           の一つは、必ず「美味しいです!」と佐伯大将に真剣に語り掛けるところだ。
           店の主人としては嬉しからざるはずがない。
           大将の笑顔がより一層輝きを増す。

※蛍烏賊のしゃぶしゃぶ・・・生きている。「リチャードさん、ちょっと可哀そうです・・・」やて。。。
                 (チキショー!カワイイー!!)

※中トロ漬けと山芋・・・なんで、こんな絶妙の味付けが出来るのか!?

※春の碗・・・御急ぎでなければ添付写真を見て頂きたい。そのテイストに絶句してしまった。
    「リチャードさん・・・美味しすぎて、わたし、倒れそうです(笑)」
   「Y子さん、大丈夫ですよ。ヒルトンをリザーブしてますから・・・」
        「あの、そんなの勿体ないです・・・よければ・・・私の部屋へ・・・」
    (決まった!遂に言質が出た!イチかバチかのハッタリ!ヒルトン?知るか!!)
      「Y子さん、イイんですか??お邪魔しちゃっても??」
        「あの・・・ハイ・・・どうぞ・・・」 俯いてしまったY子先生。。。                      

※鮨を数貫・・・春日子の梅〆でコンプリートである。もう完璧だ!

ここで先を急ぎすぎてはいけない・・グフフフ・・・大将と3人の会話を楽しむのが大人ではないか。

佐伯大将・・・謙虚である。繊細な仕事。丁寧な説明。「美味いだろう!どうだ!」みたいな有名店

にあり勝ちな傲慢さなど微塵もない。本来の【鮨】というものの生む、甲斐々々しいまめやかな雰

囲気。【さえ喜】にはそれが厳然と生きている。そこへいくら耽りこんでも乱れるようなことはな

いのだ。万事が手軽くこだわりなく過ぎて行く。抜群の料理を食しているのに肩が凝らないのだ。

「食べログ」で2009年大阪NO,1になったのも当然と言うべきであろう。


楽しい楽しい至福の時だった。デザートの苺を喰いながら、次の展開に思いを馳せる。

散髪もした。下着も新しい。今日は整体にも行った。歯医者にも行って歯石を取った。完璧だ!


あつ!そうそう!この日は佐伯大将と約束があったのだ。

「大将、5月2日巨人戦の甲子園球場ライトスタンドのチケット2枚!持って来ましたよぉ~!!」

「うわぁ~~~~!!すんません!!有難うございますぅ~~~!!!」

何を隠そう、佐伯大将、けっこうな阪神ファンのようだ。店に数人阪神の選手の常連も居る。

「大将!絶対勝って下さいよぉーーー!巨人にだけは勝ってやぁーーー!!」

ここでY子先生が喰い付いて来た。

「あーっ!野球ですかぁ?私ジャイアンツ・ファンです!坂本君カワイイですよねぇぇ~~~!!」


一瞬でその場が凍りついた。。。 佐伯大将、当年40歳・・・目を逸らしてしまう。。。

漏らすにすべない怒りが、185cm・80kgのたくましい体の中でのたうちまわった。

ウキワ星人・リチャード1958、52歳。そのプライオリティの第1番は誰が何と言おうとも、絶対に

【阪神タイガース】なのである。

勿論!仕事関係で巨人ファンはゴマンと居る。私も飯は喰わねばならぬからガマンもしている。

しかし、プライベートにおいて、しかもこのY子のTPOを全く無視した「おバカ発言」はどうしてもっ!

許すことは出来なかったのだ。

確かに、ここで我慢さえすれば「目くるめく一夜」が約束されていた。こんなチャンスは一生ないか

も知れない。しかし!私は【阪神タイガース】【阪神タイガース・ファン】を裏切ることは出来

ないのだ。どんなに「イイ女」に口説かれようが、迫られようが、私は阪神タイガース一筋を貫くの

だ。匹夫も恥ずるような不潔な「裏切り」という行為に堕すわけには行かなかった。

【さえ喜】さんに見送られて外へ出てから、このY子を叩き帰して、新地を呑み歩いた。


後日、周りの連中からボロクソのクソみそに馬鹿にされた事は言うまでもなかろう。

あろうことか!「もったいない!1回行っといたらヨカッタのに!なんでやねん!」と口走りやがった

阪神ファンが居た。まさにこんな奴は「外道」以外の何者でもない。即刻、絶交した。

自分は絶対に間違ってはいない!!

【純愛】を貫いたのだから・・・。【ウキワ星人の純愛】・・・数々の想い出と共にこれからも貫くのだ。


            年々に

               我が悲しみは深くして

                   いよよ華やぐいのちなりけり

                                 岡本かの子             

                                            【完】


       

  • 一貫を以って我が道となす
  • 引戸をあけて。。。
  • 静朴な店内

もっと見る

4位

あらかると (天満、天神橋筋六丁目、扇町 / 居酒屋、野菜料理、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/12訪問 2014/12/30

大切な大切な・・・【あらかると】 


【2014、12月】

久々に写真をたくさんUPさせて頂きました。

日本中の飲食店で私にとって一番大切なお店で御座います。

来年もお二人のママがお元気であられますように。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

【2013,5月】

食べログのレビュアー面をして色々なお店を食べ歩きまくっているようなフリをしてはおりますが、

実はそんなに毎日、毎日呑み歩いたりしているわけでもなく、

結局、何かにつけてこのお店、あらかるとさんにフラッと寄って、

満席だったらスゴスゴとそのまま真っ直ぐ、何処にも寄らずに家に帰ってしまい、

席が空いておりましたら「二人のママ」に愚痴を聞いてもらったり、お叱りを受けたりしては過ごします。

なにしろ無添加とか無農薬とか有機野菜とかオーガニックとか、詳しい事はよく分からないのでありますが、

身体に優しい、新鮮な、モチロン美味しい、そして珍しい食材を優しく料理してくれる有難いお店。

「二人のママ」が厳選した野菜やお肉、誰が何と言っても私にとっては最高の癒しなので御座います。


「年間マイ・ベストレストラン」に載せようと思ったら一年間の間に一度はレビューをUPせなアカンそうで、

「今さら。。。」みたいな感もあるのですが、ここらで一発更新させて頂きます。

※はもちり¥1000

エエ「はも」使うてはりますよぉ~。それに梅肉と酢味噌が付いて来ます。

今夜はこれだけでエエかぁ~(笑)

※じゃがいもと明太子のお焼き¥600

いつかきっと婦女子を連れて来て、これ喰わせたいのです。

きっとオチますな!!

※こんにゃくぴりぴり焼¥400

上品にピリピリさせて頂けます。かかってるネギも丁寧にさらして呉れてて嬉しいねぇ。

※長野県上田市 上田獅子 特別純米酒

今日はこれをチビチビです。サラッとした喉越しですな。


妙齢の女性お二人でやっておられるカウンターだけの小さなお店。

私はお二人共「ママ」と呼んでは甘えさせて頂いております。

喰うことに興味を持ち、美味しいお店を探すようになった私の原点と言えるお店。

あと何年頑張ってくれはるかなぁ~。

また美味しい菓子をおみやげに持って行きたいなぁ~。


唯一、ウキワ星人が「口説き」を実行しない、いや、出来ないお店。

大切な、大切なお店なのであります。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


今年もトマトの季節が巡って来た。あの「時価」のトマトを今年も喰いに行くべ!

とゆうのでやって来た。大阪市北区池田町。天神橋商店街から東へ少し歩く。

今や「食のワンダーランド」である。有名店が数珠繋ぎ、とは言い過ぎだろうか?

最近、食べログの評価基準が変わったのか、どうなってるのかサッパリ分からないのだが、

いきなり「居酒屋部門」で大阪上位に躍り出てきたここ【あらかると】さん。

何度もレビューを上げておいて言うのもなんだが、そこまで順位上げて欲しくなかった店なのである。

「あまり教えたくない」店の一軒である。お店のママ(この店にはママが2人居る)もインターネットなどには

縁もゆかりもない人達だ。ひょっとしたら「食べログ」って知らないかもしれない。

お客も古くからの常連さんが多い。喫煙もまったく自由。煙モクモクの時があったりする。


今はトマトの旬である。この店のトマトはまさに絶品。思わず笑ってしまうくらい美味い。

カウンターの上に皿に盛って置いてあるのは毎年の恒例。そしてそのまま常温で供される。美味い!

そして今年も「時価」である。いくらするのかって??さぁ~? まぁ¥1000まではしないだろう。

他にも値段が書かれていないメニューは幾つかある。

「まぜまぜ温サラダ」もそうだし、今回喰ったほたるいかなどもそうである。

決して「ボッタクリ」ではない。どなたかが言うておられたが「インフレ」でもない。

必ず喰ったことのないような野菜にも出会える。

今回は「うるい」とゆう山菜と出会うことが出来た。


その日、その日で一番イイ品物を仕入れる。そこには絶対に妥協しない。だから仕入れ単価は毎日変わる。

産地にも敢えてこだわらない。とにかく、その日仕入れに行って、試して、一番美味いものを仕入れる。

だから産地を聞いても答えて呉れない。「毎日ビミョーに違うからいちいち答えないことにしてん(笑)」

もちろん全部が「時価」とゆうわけではない。ほとんどのメニューの値段は固定しているし、

焼酎に絞ってくれる「かぼす」は大分産だし、「いぶりがっこ」は秋田産のこだわり商品を直で仕入れている。

常連さんたちはそんな事を気にする人は一人もいない。滅多に喰えない珍しい野菜を美味しく喰わせてくれる、

そのことを絶対的に信頼しているからだ。もちろん私もその一人である。

「酎ハイ」をお願いしたら「光年」とゆう焼酎にソーダ水、そして大分産の「高級かぼす」を半分絞るのだ。

こんな贅沢な「酎ハイ」はどこにもないだろう。一杯いくらするのか??そんなの関係ないのである。

「缶酎ハイ」や普通のお店で出されるサーバーから生ビールの様に出て来る「酎ハイ」みたいな甘さはない、

「これゼンゼン甘くないやん!」と若い女子が素っ頓狂な大声を出して失笑を買っていた。


そんな「こだわりの店」とゆうか「ヘンコな店」とゆうか「愛想が足らない店」であるから、

一度の訪問で色んな情報を書こうとする「食べロガー」には腹が立ってしょうがない店かもしれない(苦笑)

出される料理のクオリティは絶対に間違いないレベルの高さではある。

あまり構ってもらえなくても気にならない人、自分から人に話しかけるのが苦にならない人にはイイ店であろう。

そうゆう点ではかどやホルモン店に似ていなくもない。


私はと言えば大好きな店には相変わらずである。

行くたびにこの二人のママにみやげのお菓子なぞを買って持って行くことにしている。

今回は[a:otrlst,中田屋のきんつば]を持って行ったりした。

そうすると、どうなるか?「まかない」のスープとか喰えたりするのである。

まだ出始めで値段がブッ高くてとても店では出せないのであるが、ママ自身が呑むために、

ポケットマネーで買った「大分かぼす」の初物を「酎ハイ」に絞ってくれたりもする。

「常連偏重」と言えばそうかも知れない。しかし長年の常連との「阿吽の呼吸」は如何ともし難い。

「常連とばかり話しやがって!」みたいに怒ってはならない。「常連さん」を大切にしない店は阿呆である。

決してイチゲンさんに非常識な接客をしているわけではないのだから。

今回も何度か会ったことのある客と盛り上がってしまった。カウンターだけの小さな店。

もしこの日「常連偏重」を嫌う「食べロガー」が来てたら次のレビューはエライ事になっていただろう(笑)


最近、ブームとも言えるほど人が集まるようになった天満・天神の街。

玉石混交の街、天満・天神。

そんな中ホンモノが喰える庶民の店がここにある。

味にうるさい「昭和のオヤジ」を唸らせる店がここにある。

私にとっては大切な大切な店なのである。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011.10月某日】

従姉妹の麻子が大阪に帰って来た。

私の100軒目レビューに登場した、あの麻子である。やっと親に結婚の報告をするらしい。

新婚の旦那は東北に行きっ放し。自分も会社経営と週末の東北支援活動で超多忙。

やっとの事での帰阪ではあるが、どうにも今更一人で親に会い難いらしく私を呼び出しやがった。

「アニキ!今日は私が奢るよ!だからあらかるとさん行こう!!」

「俺にロブション奢らしやがったくせに!お前が奢りん時は居酒屋かよ!!」

天満・天神の街ではかんちゃんの次に賛否両論分かれる店ではあるが、

私も麻子もこの店が大好きなので、まぁしょうがないのだが。。。


久し振りの訪問にも大袈裟に歓迎するのでもなく「元気にしてたんかいな?」程度の自然体。

キープしてある三重県の麦焼酎 光年をソーダ割りで行く。佐賀県産のかぼすをタップリ絞って。

これが先ず美味い!所謂、サーバーから出て来る「安もん」の樽ハイ・酎ハイの類ではない。

「なんやこれ!ゼンゼン甘ないやんけ!」と言った友人を殴った事があった。

和牛ロースステーキ100g¥1900、200gからのオーダー。実はこちらでステーキは初めて喰った。

  イイ肉なので鉄板に乗せてないのが嬉しい。あれはどんどん焼けてしまうので好きではない。

  「ここのステーキは帝國ホテルの○○より美味いんでっせ!」と隣のオッサンがちょっかいをかけて来た。

  麻子が美人なので、必ずこんなオッサンに遭遇するのだ。

  「こーら!他のお客さんにちょっかい出せへんのっ!」ママからのお叱りが飛ぶ(笑)

  「第一、そんな店と比べなや!向こうは超高級やで!お肉だけやない、雰囲気とか豪華さとかスゴイやろ!」

  謙虚にママは語っていたが、肉だけを比べるとこっちの方がイイ。CPを考えたら断然こっちの大勝利である。

季節の温野菜サラダ¥時価、まぁ、ビックリされるとは思う。サラダが時価などちょっと珍し過ぎるであろう。

  しかし、そこら辺の八百屋で仕入れる野菜ではない。ここに拘るから天満のあらかるとなのである。

  いくら時価と言っても決してぼったくっているのではない。この日は15種類。なまなかでは口に入らない様な

  ハイ・グレードの野菜を喰わせてくれる。「最近、野菜不足でさぁ!」麻子貪り喰っている。

皮くじら酢味噌¥800、新鮮な皮くじらを自家製酢味噌で。上品な味付けで歯応えもバツグン!

きのこなべ¥1000、「紙なべ」である。なにやら見た事もない椎茸が下から出て来る。絶妙な出汁。

  産直の高級きのこ類。家でこれは食べられない!!

やきやきごはん¥500、おじゃこタップリ。パラパラ焼飯。麻子、一気に喰ってしまう。「俺の分はっ!」


天満の地でもう21年。素材に徹底的にこだわり続ける。とにかくこれでもか!とばかりにこだわる。

21年間、ズッとこの女性お二人で切り盛りされている。私はお二人とも「ママ」と呼んでいる。

2人のママと麻子に私、話も弾む。笑いも弾ける。

「アニキ、東北はまだまだタイヘンだよ!何千人も同じ日本人が亡くなったんだよ。まだ半年と少しだよ。。。

 もう忘れてない?一度おいでよ東北!一緒に行こうよ東北!あの大災害を忘れないために!!」

「スマン、、、麻子、、、喰う事に追われてなぁ、、、。恥かしいわ、、、。」

「酒ばっか呑んで、女子のお尻追っかけてばっかで!!ホント馬鹿だよね、アニキはっ!!」

(まったく、親戚だろうが何だろうが、仕事の出来る女子には敵わない・・・。)


「あ~!美味しかった!ママ!今度は旦那連れて来ますね!御勘定はお幾らですか??」

「何を言うてんの!一生懸命、東北で頑張ってんのに!払わんでエエ!オッサンに払わしなさい!」

「そうや!そうや!頑張ってや!身体壊したらアカンで!ホラッ!オッサン!早よ払い!!」

二人ママの総攻撃に遭ってしまった(苦笑)

(結局、今回も俺の奢りかよ・・・。でもまぁ、しょうがないよな・・・。)今夜も私の完敗であった。

久々の天満の街を歩きながら、ニッコリ笑う麻子がジャンヌ・ダルクに見えた。


【2010.3.24 今さら私ごときが何か述べるのはおこがましい、そんな名店ですなぁ】

無事に52歳を迎えたウキワ星人。先日のレビューで「紙なべ」と「いぶりがっこ」の写真も撮り忘れたし、

もう夜9時前だし、雨振りまくってるし・・・こりゃ呑んで帰らなくちゃしょうがねぇ・・・ってんで・・・。

あらかるとさんに無理矢理潜入。1席だけ空いてましてん。

あらら!「紙なべ」が終わってる!!めっちゃショック!!2人のママに乞い願って、伏し拝んで、作って

貰えましたのが紙なべ仕立の「よせ鍋」ですねん。写真見てみて!上に乗ってる野菜!なんと珍しい

「小松菜の早取り」でっせ!シャキシャキ感倍増の逸品。こうゆうのが出て来るんですよ、この店!!

「紙なべ」はそのまま喰いましたが、「よせ鍋」はポン酢で喰います。

「ねぇママ、時価のトマトって僕もこの店で初めて見てんけど、マジで幾らするのん?ビビってるねん」

「アハハハ!所詮トマトやからねぇ(笑)その時の出来や大きさで微妙に違うけど○○百円位のもんやし

お寿司屋さんに時価ってあるやん。居酒屋にもあってエエでしょ?べつにボッタクッてないしね(笑)」

茶目っ気タップリに語ってくれました(笑) なるほど!

※菜の花酢味噌・・・ちょっとカラシが入った酢味噌。アッサリとクドくない酢味噌とブットイ菜の花です。

※やきやきごはん・・・焼き飯とは言いたくない。炒飯でもない。ピラフとはもちろん違う!

              こだわりのネーミング。じゃこが散りばめられ・・・他にも・・・ナイショ!!

※雑炊・・・かしわ・(捌く部位1㎜にもこだわって臭味を伴う恐れのある処は使ってない)サーモン・小松菜

       葛きりで出汁がしっかり出た雑炊。少しポン酢を垂らしてもイイ!

炭水化物喰い過ぎました・・・。2人のママも「やきやきごはん食べてんから、雑炊やめといたら??」って

言うてくれたんですけどねぇ~。スリーピースのベストのボタンが1つ飛びました・・・(汗)

焼酎「光年」もキープさせて頂きました。あっ!リチャードでキープしてませんから言うてもダメですよ(笑)


やっぱり落ち着くわぁ~。楽しいわぁ~。腹割っていろんな話しが出来るから元気もらえるんですよね~!


【京都の帰り】

まぁ、そんなこんなで京都での「日帰り妄想旅」を終え、ホームタウン天満に帰って来た。

同行のバカタレには勿体ないような大人の店あらかるとさんにやって来た。

予約しておいてよかった。我々2人で満席である。

妙齢の女性2人で初めたお店も20年になるそうだ。私はこのお2人とも「ママ」とよんでいる。

拭き磨いたカウンターは9席。衒(テラ)いもせず、かと言って謙(ヘリクダ)りもせず、余分なお愛想もない、

一見取っ付きの悪い2人のママである。

メニューの1部を写真貼付してあるが「時価」が多い。初めて行った人はビビるかも知れない。

なにしろ「しゅん」の高級野菜がふんだんに喰える。そんじょそこらで買って来る野菜など使ってない。

仕入れルートはトップ・シークレットであるが、よくもこれだけ揃えたもんだ。

何の変哲もないトマトそのままなど驚くべき美味さである。

※加茂茄子でイタリアン・・・薄味とゆうべきか、とにかく素材の味が生きてる。

※まぜまぜ温サラダ・・・今回は19種類の野菜が入っていた。残ったドレッシングをパンにつけたら美味い

だろうなぁ~。プンタレラなんて初めて喰った。

※ぷりぷりほたる烏賊と野菜の酢味噌・・・新鮮なほたる烏賊をバーナーで炙る。香ばしさが出てイイ。

※紙なべ・・・美味すぎて写真を忘れた。今度行って写真だけ追加させて頂く!約束する!

※いぶりがっこう・・・これも話しに夢中で写真を忘れた(汗)常連である俳優、國村 隼氏が秋田で探して

来た本場物!

前回のレビューでも触れた酎ハイ。麦焼酎「光年」をソーダで割って檸檬を絞るだけ。

一般的に出回っているサーバーから出て来る甘い酎ハイとは根本的に違うのだが、たまに甘味がない!

とか言って文句を言うバカがいる。今回連れて行ったバカも案の定、文句を言った。

この酎ハイ、6月頃になると檸檬の代わりに「かぼす」を絞ってくれる。これは圧倒的に絶品である。


食味の肝要は季節の「しゅん」を用いる事である。「しゅん」とは自然の供給と人間の需要とが季節的に

合致した産物である。これほど充実もし、価値的なものはない。

「しゅん」の野菜をこれだけ揃える店はたぶん他にないのではなかろうか。

日本は恐らく世界で一番に野菜の多い国だ。これを料理する者の腕次第でどんなにも美味しい野菜料理

が出来る。野菜料理を軽視する考えは改めるべきであろう。野菜を美味に料理することは肉や魚を料理

するよりもむつかしく。また決して費用が省ける料理でもない。

この事が同行のバカには分らない。心配しなくてもあらかるとさんには鶏の炒め物も牛のステーキも

あるのだが、今回は喰わせてやらなかった。獣肉を喰らうことが本来の食事であり、外食では高級な獣肉

を半ナマで貪り喰うことが「セレモニー」であると信じて疑わないようなこのバカには、拷問のような時間で

あったろう。店員さんに若い女子がいるわけでもない、さりとてママ2人が愛想がよくて優しく癒してくれる

ようなタイプでは決してない。満席状態の時など口もきかない。

食欲旺盛な若者や、食べ歩きの軒数を増やすことが趣味のような人は行かないほうがイイかも知れない。

ママさん2人との会話も楽しいのだが、ご自分から話し掛けることをしない人は、やはりこの店には行かな

いほうがイイかも知れない。「エラそうにしやがって!」と思うに違いないからだ。


もし行ってみようと思われるのなら予約は必須だ。

まごうかたなき天満の名店であると思う。

誤解のないように申し上げるが、決してこのママ2人に悪気はない。私はタイヘン好きである。

タイヘン素朴で、楽しい人達である。媚びないから、愛想笑いとかないから、そこんとこ覚悟して行こう!


【2009、5月】

もう何度も伺っておりまして、今回はちと久し振りでしたので素材も味も、兎に角総てを再認識致し

ました次第で御座います。

そんじょそこらでは味わえない絶品「とまと」。フルーツトマトではない、純粋・生粋の「とまと」。

必ず注文する「温野菜サラダ」「だだ茶豆」・・なんて美味!なんてヘルシー!

そして「酎ハイ」がイイんですよ!今回は檸檬!レモンじゃなくて「檸檬」。さらにシーズン

になったら必ず登場の「かぼす」 「檸檬」も「かぼす」も「あらかると」さんが使う物でしょ!?

焼酎に溶け込む味がゼンゼン違うんです。「酎ハイ」を仕入れて提供するのではなく、店で普通に

使ってる焼酎でハイボールを作って、それにたっぷりの新鮮・高級・無添加の柑橘果汁ですから・・

エグ味いっさいなし!爽やかに何杯でも飲めてしまいますねん・・・・

これから夏野菜はどんなんが入るんやろ~?今週も行ってみよ~(笑)

  • (説明なし)
  • 【2014、12月】河内の鴨♪
  • 【2014、12月】河内鴨とクレソンの紙鍋@1700円(税込)

もっと見る

5位

フランス料理 レ・セレブリテ ホテル日航大阪 (心斎橋、四ツ橋、西大橋 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥8,000~¥9,999

2012/06訪問 2012/06/12

親はなくとも子は育つ ・・・ 【レ・セレブリテ】

この6月、母親が79歳になる。

肺気腫とゆう病がけっこう重篤で、5メートルも歩いたら呼吸困難をおこしている。

最近は酸素ボンベの携帯は必須であり、何かにつけてそれを吸引する様はさながらアスリートである。

ガキの頃には健康優良児日本一にも輝き、健康には絶大な自信を持っていたし、体力もあった。

私が中学2年生の時に投げ飛ばされたこともある。恐ろしい母親であった。

体はヘバッっても口だけは相変わらず達者で、54にもなった息子を未だにこき下ろしている。


そんな鬼婆、70台最後の誕生日。さてプレゼントは何にするのか?

私は古くなった寝室のテレビを問答無用で指定されたので悩まずに済んだが、

悩んだのが私の子供達、所謂、孫たち3人である。

「今さら欲しい物なんかないで!」「たいがいの物は持ってるがな!」「体シンドイのにムダやがな!」

毎年の決まり文句を聞くまでもなく、最早、品物ではない!「そうや!これがエエんちゃうか!?」と、

私に今回の企画を相談して来たのが長女であった。「セレブリテで食事会をやろうよ!」

セレブリテの小西シェフと私が友人関係にあるので、母親も妻もシェフとは旧知であるし、

シェフの御父様、御母様と母は年賀状のやり取りがある付き合いだ。

そしてケチな母はいくら知り合いでも「そんな贅沢な店行けるかいな!口曲がるわ!」と言い切って、

今まで一度たりとも【セレブリテ】に行ったことがない。

「それエエな!ナンヤカヤ言うて、小西シェフに会うたらママも嬉しいやろうしな!」と私は大賛成!

(昔から母は孫におばあちゃんと呼ばせずママと呼ばせている)

「よっしゃ!首に縄付けてでも引っ張って行こう!食事代は私達、孫3人で出すわな!」

「エッ?ママの分だけやなくて俺とかおかあちゃんの分も!?」

「うんっ!そやで!その代わり一番お安いコースやからな!!」


そして当日。。。久々にシャキッとお洒落をしたオカンを連れてホテル日航大阪へ。

妻や子供達とは現地待ち合わせ。いつにも増して口数の多いオカン。

節電で下りエスカレーターを停止していたりして時勢を感じる、ホテル日航大阪。

京セラドームでEXAILEのライブがあるとゆうので、このホテルまで賑わっていた。

セレブリテのスタッフの皆さんの満面の笑みに迎えられて店内へ。

テーブルには「御誕生日おめでとう」のプレートが置かれてある。

そしてオカンの皿だけが特別にデカイ薔薇の絵が書いてある特別仕様。

実は6月は末っ子の次男の誕生月でもある。愈々、今年で20歳になるのだ。

今日はオカンと次男と妻を上座に座らせる。私と長男、長女が下座に座らせていただく。

キョロキョロしている中、先ずバースデー・ケーキがやって来た。そしてお店心遣いの記念撮影。

周りのお客さんも祝福の拍手をしてくれたりする。人生79年。最高に晴れがましいかも(笑)


シャンパンで乾杯。アルコールが全くだめなオカンは「水」。。。なんて貧乏性なんだろう(苦笑)

<食前のお楽しみ>しらすのカルパッチョ

<男子の前菜>フオアグラのテリーヌとタルト、マーマレード添え

<女子の前菜>四国野菜と鮎のジュレ、オレンジのエスプーマ

<男子のスープ>コンソメパリジェンヌ

<女子のスープ>アスパラガスのポタージュ、カプチーノスタイル

<男子の魚料理>ヒラメと貝のフリカッセ、ブルギニョン風

<女子の魚料理>ヒラメのスフレ野菜添え、貝類のソース

<お口直しのグラニテ>ローズヒップ

<肉料理>牛フィレ肉のグリル、レンズ豆の煮込み添え、シャマールソース

<デザート>選び放題!食べ放題!

※シャンパンやワインは添付写真に詳細させて頂きました。


ひとつひとつの料理のコメントは差し控えさせて頂きたい。

初めて子供達に奢ってもらう料理達。。。5点満点に決まってる。

そして長い付き合いの小西シェフ渾身の料理である。

コメントなどしては「無粋」とゆうものだ。レビュアーは失格かも知れないが。。。お許し願いたい。


クドイようだがファミレスや回転寿司ではない、こんな高級なレストランに家族で来たなんて初めてであった。

その記念すべき初めての時が子供からの奢りなのであるから、まさに冷汗三斗の思いである。

デザートになった時には小西シェフもテーブルのところまで来てくれた。オカンとは20年振りくらいか?

皆んなの笑顔が弾ける。笑い声が絶えない。もうテーブル・マナーもへったくれもあったもんじゃない。

それでも常に笑みをたたえて完璧にアテントして呉れたセレブリテ・スタッフの皆さんには、

この場を借りて心から深くお礼申し上げたい。あっ!小西シェフにも!


あっと言う間の3時間であった。

長男と長女と私とでワインも相当呑んだ。御勘定は一体、お幾らだったのだろう・・・。

「オカン!元気で!また来て下さいよ!」小西シェフとオカンの記念撮影。満面笑顔のオカン。

5メートル歩いたらゼーゼー、ハーハーのオカンが帰りにはタクシー乗り場までスタスタ歩く。

「3人ともエエ子に育ったな。ホンマはいつ死んでもエエとか思とったけどな、、、

こんな楽しいのん、あと何回か味あわしてもらわな死ぬわけにはいけへんなぁ~!!」


久しぶりに元気なオカンを見た。

そして久しぶりにオカンの涙を見た。

このババア、やっぱり100迄生きそうである。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011,11月 究極の生ハム】


「接待」は鬱陶しい。そして悩ましい。

ましてや今回の相手は筋金入りで鬱陶しかった。

なにしろ大金持ちであるから、名店とゆう名店は総て知り尽くしている。

例えば、ここに名前も書いてはイケナイ京都の和食店とか、赤坂の「なんとか」とか、

先祖代々の金持ちで、家柄が凄いからどんな店でもフリーパスなのである。

元々知り合いでもなかったし、商売に直接関係があるわけでもない。棲む世界が違う。

「なんで俺が接待とかせなアカンのんですか!?会った事はあるけど、喋った事ないですって!」

御世話になりまくっている先輩にとっては大切な人ではあろう。俺!直接関係ないし!

「スマン、、、。いつも神戸か京都で泊まりはんねんけどな、今回気まぐれで大阪や!って言うねん」

「頼む!我々は大阪はよう知らんしな、その日どうしても同行出来ない!君が接待してくれ!」

「これを請けてくれへんかったら、今後の付き合いは考えるほかないで!」

(接待を下請けにフルなんか聞いた事ないやんけ!) 中小零細の悲しさか。。。引き受けざるを得なかった。。。


クソッ!その代わり自由にやらせて貰うで!先方の携帯番号を聞いて直接、打ち合わせの電話をしてやった。

最初はマイ・フェイバリットかどやホルモン店に連れて行ったろうと思ったのだが、

「それはカンベンしてよぉ~。○○とか○○とかはどうかな??」とかぬかしやがった。。。

名前だけは聞いた事のある大阪を代表するフレンチだ。(そんな高っかい店行けるかよ!!)

レ・セゾンだ、ロオジエだ、カンテサンスだ、そんな店を「まあまあだよね」とかぬかす慮外者である。

こうなったらイチかバチかではないか!困った時の「友達頼み」。【レ・セレブリテ】の小西太郎に相談した。

「ぎゃははっは!りょーかい!ウチは何も特別な事はでけへん、てゆうか、せえへんで!待ってるわ!!」


とまあ、そんな経緯で久し振りに、いや、ディナーには初めて【レ・セレブリテ】にお邪魔したという訳だ。

「へぇ~シェフと知り合いなの?じゃあ沢山食べないといけないね」 こいつの言葉遣い、飽くまでも育ちがイイ。

早速挨拶に席まで来て呉れた小西シェフと私が大袈裟に喋っているのを聞いて、こいつ爆笑している。

「スゴイよねぇ~!まるで漫才だよね!ライヴで漫才だよね!」 笑いが止まらない。

※海の幸のカクテル パンナコッタと合わせて

※枕崎産「ぶえん鰹」のカルパッチョ(坂元黒酢ヴィネグレット)

※生ハム ハモンイベリコ デ ベジョータ

※指宿産紅さつまいものポタージュ カプチーノスタイル

※屋久島あさひ蟹と海の幸ブイヤベース

※鹿ロースのロースト 黒米とさつまいものギラタン ポワヴラードソース

※デザート エスプレッソ尽くし

これにパンが喰い放題だし、腹がはち切れそうになったのだが・・・。

この金持ち野郎の反応が面白かった。(こんなもん喰い飽きてるんちゃいますのん??)

ところが先ず、この生ハムに感動する。「これは最高級のハムだよ!僕はスペインで食べた事がある!」

「このお店でこのグレードの生ハムが出るとは失礼ながらビックリだよ!」。。。だそうで。。。

その次に感動していたのがあさひ蟹のブイヤベース。わざわざ小西シェフを呼んで感動している。

「えーーっ!現地へわざわざ行ったの!?直接漁師さんに会ったの!?これ、世界一美味いカニだよ!!」

九州の人なら珍しくもないのだろうが、このあさひ蟹なる物、相当希少ではあるらしい。

「あさひ蟹を大阪で食べられるとは夢にも思ってなかったよ!!」とマジで大感動である。

その次に感動してたのが、私がイチイチ料理の写真を撮ってる理由を聞いた時である。

もう、大爆笑しやがって、挙句の果てにカメラを取り上げて「僕が代わりに撮ってあげるよ!」やて・・・。

因みに私が勘当したのは鹿の脂身だ。濃くない!アッサリしてる。チャンと味がある!美味いのである。

「鹿の脂はね、オレイン酸たっぷり。足の付いたオリーブ油て言われるんです。」と小西太郎。

「そうなんだよね~。身体にイイんだよねぇ~。」とこの金持ち、酔っ払ってやがる。

最初はなんだか、値の張るフランスワインを注文しやがって、小西シェフが気を利かせて止めたからよかったが、

慌ててキャンセルして、キャンペーン中のアメリカワインばっかり呑ませてやった。

なんとも不満足そうではあったが、最後にはガブガブ呑んでいたから、まあよかろう。

デザートのケーキなんて7個も喰ってたんだから!!兎に角、楽しかったらしい。美味かったらしい。


この金持ちがいつも行ってるようなタイヤメーカーの星付きレストランではない。

ドレスコードがあるわけでもない。現にトレーナーと綿パンのオッサンが女子連れて来ていた。

ソムリエさんも他のスタッフさんも、どちらかと言えば、「凛とした緊張感」ではなくフレンドリーである。

「楽しいねぇ~。大阪には大阪らしい、いいレストランがあるじゃない!」と感心された・・・。

考え方もそれぞれ。だから使い方もそれぞれ。決して最高級レストランではないのだろう。

しかしこの夜は、この東京のお金持ちにも私にも、最高級のお店であった。


「なんか酔っ払っちゃった!僕が奢るね!こんなに楽しかったんだもの!僕が払わなきゃ!!」

「えーーっ!マジですかいな!ちょーラッキー!!!」

「あれ??これ一人分じゃないの??二人分なの??安いんだねーーっ!!」

(¥40000強が安いらしい・・・。)

「シェフと記念写真撮ってあげるよ!ブログ載せてね!奢ったかわりに!!」

最後まで上機嫌のお金持ちを更に拉致し、天満で2時まで付きあわせた(笑)

今回、浮いた分で絶対!女子を誘ってまた行こう!究極の「生ハム」を喰いに。。。

あっ!社長!僕が食べログやってるって、皆んなにはナイショですよ!!(爆笑)


 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011、1月 志、定まれば、気、盛んなり(吉田松陰)】

実は吉田松陰を尊敬している。

幕末には英雄・志士が雲霞の如く・・・西郷、大久保、高杉、桂、坂本龍馬・・・・。

よくもあれだけ人材が生まれたもんだ。

生き残った奴の大概は腐敗していったのが残念だが。。。

そんな中、英傑中の英傑は何と言っても吉田松陰だと思っている。

タイトルの言葉「志、定まれば、気、盛んなり」・・・大好きな言葉である。

維新史上の巨人、吉田松陰。

彼は数え年30で死んだ人だが、生涯めとらず、童貞のままで

地下にはいったであろうと言われている。

なんという高潔な生涯だろう。

自分はココを最も学ばなければならない。


去年末から年明けにかけて、何故か多忙を極めた。

久し振りに必死で走り回り、一生懸命仕事をした。

流石のスケベ宇宙人、女子に対して脇目を振ってる場合じゃなかった。

まさに忘れていた吉田松陰の高潔な精神を思い出したのだ。

もう今年で53歳である。妻もある。子もある。

童貞で地下に入るのはもうムリだが、これからの人生、高潔に生きて行く事は出来る。

山よりも高く、海よりも深く決意した。


そんな「平成の吉田松陰」にランチの御誘いがあった。

「一度ユックリお話しをしてみたいと思っておりました。もしよろしければ・・・。」

もちろん以前から面識はあった。御得意先の人である。

しかし部署も立場も自分の如き「出入り業者」が口を聞くことさへ有り得ない人のはずだった。

年の頃なら30代前半、身長は165~170cm位。そして細い!!

会社の企画部門の副責任者の重責を担う、強気のキャリア・ウーマン。

ミッシェル・ファイファーを日本人にした感じである。

ハッキリ行って滅茶苦茶タイプでは、ある。 しかし「なんで僕なんかを誘って呉れるん?」

まぁ、一心不乱に仕事に打ち込むウキワ星人の「豪快な中年の魅力」に魅了されたのだろう。

邪まな欲を捨て、只ひたすら汗をかく男はやはり「モテる」のだ。。。グフフフ。。。

乾坤一擲!! 生まれて初めてのホテルのフランス料理!!

ホテル日航大阪のフレンチ・レストラン「レ・セレブリテ」に1月27(木)ランチ予約の電話を入れた。


日記のほうにも書かせて頂いたのだが、

実は「レ・セレブリテ」料理長・小西太郎は私の25年来の親友である。

今はなき「ホテルプラザ」に就職。ホテル日航大阪OPENに師匠と共に移籍。

以来、ホテル日航大阪一筋である。

フラッグ・シップ「レ・セレブリテ」のシェフになって10年になるらしい。

途中、色々な引き抜き、誘いもあった。斯く言う私も誘ったことがある。

しかし、寸毫もブレることなく「ホテル日航大阪の小西太郎」を貫いて来ている。

フォアグラの小西と呼ぶ人も居るらしい。

最近ではベジタブル・マイスターの中沢るみ女史とのコラボによる、

「野菜を美味しく楽しむベジフルセミナー」と銘打ち、二ヶ月に1度のイベントを開催。

特別仕入れの果物や野菜に特化した、中沢るみ氏のベジフル・セミナーと、

そのセミナーに基づいた小西太郎によるスペシャル・ランチを楽しむイベントが大好評。

各メディアにも取り上げられ、大忙しのシェフ・小西太郎らしい。


そんな「レ・セレブリテ」にウキワ星人が初めて!しかも女子同伴で来たのだから、

シェフ・小西太郎、大爆笑である。

「メニューは任せといてや!どっちみち分かれへんやろ?」(小西)

「うるさい!もちょっと小さい声で言え!!」(ウキワ星人)

最初は小さなケーキみたいのがムダにデカイ皿に乗って出て来た。

一口で喰っちまって、先ず笑われた。。。

パンは「黒胡麻」だの「抹茶」だの「普通の」だの喰い放題。

そこへ細長い、これもムダにデカイ皿にバターが3切れ入って出て来た。

大ボケかまして「この消しゴムは何に使うんですか!?」と言ったら、

隣のテーブルの如何にも金持ち丸出しのババアに気さくに爆笑された(汗)

店内をよく見るとユックリと満席。皆んな上品に、静かに微笑みながらランチを楽しんでいる。

決して「昼飯を喰っている」のではない。。。ランチを楽しんでいるのだ。

※スモークサーモンのカルパッチョ、野菜のジュレを添えて

※根セロリのポタージュ カプチーノ仕立て

※本日入荷したスズキのポアレ トマトとバルサミコのタプナード添え

※(メイン料理前の口直し) 柚子のグラニテ

※和牛ローストビーフ  レモンソースで

もう腹イッパイである。こんなに昼飯喰ったことねぇよ!!

そしてデザート。。。

ケーキだのアイスだの、これも喰い放題らしい。。。喰えるかい!!


ホテルの本格的フランス料理なんて本当に喰った事がなかったのである。

新地のキュニエットさん。キャトルラパンさん。

フレンチはこの2軒を知ってれば充分って思ってるし!

「レ・セレブリテ」・・・そりゃあ美味いよ!当たり前だよ!高いもん!

しかし、その美味さの次元が流石である、と思った。

小西太郎がこんなに繊細な料理を作れるとは。。。

それぞれが上品に繊細で、素材の「味」が際立つ。

横に付いてる野菜など喰った事のないのがイッパイだし。

メインのローストビーフの横に盛り上がってる「洋風わさび」など絶品であった。

未だに「グラニテ」と「シャーベット」の違いが分からんが。。。ま、いいか!!


いやはや、まったく脱帽であった。

同伴のミッシェル・ファイファーにも「イイかっこ」出来たっていうもんだ(笑)

高校時代はヤンチャでどうしようもない奴だった小西シェフ。

暴走させたら「北摂に敵なし」だったという伝説まである奴だ。

今年51歳。意気軒昂な料理長である。

「志、定まれば、気、盛んなり」

30有余年、不動の志で、血気盛んに突き進んで、

まさに「小西太郎ワールド」を築き上げて来たのだ。。。ここにも「吉田松陰」がいた。


そんな「レ・セレブリテ」であり「小西太郎」である。

立派なホーム・ページもあるんだしネ(笑)

今更、トーシロのオッサンに偉そうにレビューなんぞ書かれるのも

片腹痛いところであろうけれども、まぁそこはお許し頂いて。。。

許より本格的高級フランス料理など初めてだったわけで、

例えば他の超有名店とどれだけ違うのかなんて分からないし、

また、そんなお店を食べ歩く気もさらさらないし。。。。

でも!身贔屓では決してない。

ただそこに「一流の職人」「イイ女」が居たのである。

私にとっては史上最強の昼飯だった記念にレビューさせてもらった。

あっ!それと史上最高額のランチだった。御一人様¥8662。。。(汗)


料理の道に「志、定まれば、気、盛んなり」の小西太郎。

ベッピン女子に「志、定まれば、気、盛んなり」のウキワ星人。

エライ違いやなぁ~ということはハッキリした。

やっぱり「吉田松陰」にはなれないリチャード1958、もうすぐ53歳。

料理に感動し続けながら、ミッシェル・ファイファーとどんな会話がなされたか、

それは内緒である。しかし、次回は是非イタリアンでディナーを!!

先方からの御誘いである。「本町に素敵なイタリアンのお店があるんです」やて。。。

。。。グフフフ。。。次はイタリアンのレビューである。

まさに「我が世の春」である。

ザマァミヤガレってんだ!!(大爆笑)

  • 小西シェフとウチのババア
  • こうゆうプレートが立ってて。。。
  • 帰りしな、小西シェフのサインが入って持って帰らせて呉れますねん。

もっと見る

6位

粋なおつまみとお酒 にこ (大阪天満宮、南森町、なにわ橋 / 日本酒バー、居酒屋、焼酎バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/09訪問 2011/10/01

距離感、絶妙 ・・・【にこ】

実は最近「一人酒」が多い。

地元天満・天神の街を一人で徘徊しては馴染みの店に迷惑をかけている。

そして、たまに入った事のない店に行くこともあったりする。

本来は静かに、寡黙に、シブく呑むのが好きなのである。

イイ歳こいて未だに徒党を組み、酔っ払って暴れてるような友人はなるべく避けるようにしている。


9月24日(土)連休の真ん中。

墓参りに行くでもなく。天満の街をブラブラ歩く。

「そやっ!墓参りの替わりに天神さんにお参りしとこ!!」

我が愛する阪神タイガースも今シーズンの優勝は既に絶望。。。

クライマックス・シリーズ進出へ「奇跡の巻き返し」を墓参りと併せて菅原道真公にお願いしておいた。

大阪天満宮を正面門から出てそのまま南へなんとなくブラブラする。

左側には時々御世話になる総菜屋さん中村食品さん。ちょっと挨拶。「毎度っ!」

そして、その斜め向かいに見つけた。粋なおつまみとお酒 にこさん。

日本酒バーであろうか?時間は午後5時過ぎ。まだ明るいので店内がよく見えない。

生来の気弱な性格を少しでも改革するチャンスかも知れない。

早鐘の如く打ち乱れる「ガラスの心臓」を叱咤激励しながらドアを開けてみた。

入ってスグには6人掛けの木造テーブルが2つ。左の壁一面に焼酎の一升瓶がディスプレイされている。

以前は立ち飲み形式だったそうだが、現在は総て座って呑む形式に変更されている。


「いらっしゃいませ」。。。よく通る、しかし決して押し付けがましくない、適度なボリュームの声。

大阪特有の我武者羅な元気さでもなく。上品で暖かな「いらっしゃいませ」。

「お一人様ですか?カウンターへどうぞ」

妙齢・愁麗。ママさんであろうか、涼やかな笑顔である。デカイ体を折り畳むように手前の一番端に座る。

カウンターは8席。もう既にお一人お客さんが冷酒をやりながら文庫本を開いていた。

オープンカウンター。料理担当の女性がキビキビと立ち働いている。

日本酒は常時20~30種類。一つなくなれば又、新しい銘柄を仕入れる。

必ずママ自ら味見をして納得したものだけ仕入れるそうである。

焼酎は約90種類を常備。もちろん、ビールもあるし、ワインも置いてある。

ところがこの店で一番売れるのは「日本酒」だそうで、、、なんだか妙に嬉しくなった。


ウキワ星人・リチャード1958、53歳。日本酒好きを公言しているくせに銘柄とか知らない。

こんなお店では「お任せ」に限ると思っている。まっ、ワインやシャンパンんでも同じだが。。。

酒はお任せにしておいて、料理を考え悩むのが楽しい。この日はビールなし!イキナリ日本酒に行った。

月山(山形県)、マスカットみたいな味がしたのを覚えている。

玉子たっぷりポテトサラダ¥280、痛恨のミス。玉葱入りだった。確認しなかった自分が悪い。。。

春霞(秋田県)、パンチが効いてる。こんなんがイイ!ゴクゴク呑んでしまった。

細引ささみのわさび和え¥380、高レベルである。正直驚いた!

相模灘(神奈川)、めちゃくちゃ美味い!

蓮根まんじゅう¥380、中から鶏ミンチが出て来る。驚きの味。創作料理とは斯くあるべし!

フィッシュカツ¥380、魚のすり身をカツに。ハムカツの好敵手たらんか!?

山本(秋田県)、めちゃくちゃエエ酒やっ!

和牛モツの赤味噌煮込み¥480、牛の小腸とスジを煮込み、焼豆腐も加わる。シチューである。

  ガーリックトーストも2切付いて来る。名物の一品である。美味い!

櫛羅(奈良県)、めっちゃ美味い!

天然つばす造り¥380、普通やねんけど、、、なんでこんなに安いの??

天明(福島県)、遅れ馳せながら!頑張ろう!福島!!

からし蓮根¥280、熊本園田ファーム直送。名物に美味い物アリ!!

醸し人九平次(愛知県)、どうしてもマイレビュアーの「癒し人九平次」さんを思い出してしまう(苦笑)

秋鮭クリームコロッケ¥280、皆さん!日本酒に合うコロッケって喰ったことあります??

手取川(石川県)、ぬる燗。死んだババアの故郷、石川県の酒。お彼岸やなぁ。。。

きのこ味噌¥280、ぬる燗に合うアテ!って注文したら出て来た。もちろん!手作り!

信州そば¥480、〆にオーダー。この店、飽くまでも薄味なのである。。。

屋守(東京都)、蕎麦を喰ってたら又、呑みたくなった。

とにかく、先ず料理に驚いた!決して何年も修行を重ねた職人の味ではない。

しかし、女性の感性と言うのだろうか、繊細で上品。智慧と工夫で見事なコストダウンを実現している。

日本酒の、あの絹のような味わいを少しも邪魔することのない見事な「アテ」の数々なのである。

「粋なおつまみとお酒」の看板に「嘘」「大袈裟」は微塵もない。これではJAROも文句なかろう。


日本酒のサービス方法も親切である。

たとえば冷酒の場合、片口(180ml)とグラス(100ml)のどちらかで注文出来る。

色々呑みたい私はグラスでお願いした。

燗酒の場合は、一合徳利とハーフ(0.6合)のどちらかで注文出来る。

お陰でヘベレケである。この日の支払いは¥8000弱。呑み過ぎ、喰い過ぎだ。

普通の人は¥3000台で充分幸せが味わえるはずだ。


1時間も居ただろうか。。。お客が次々と入って来る。オッサン一人も居る。私の隣は夫婦者。

そこへ6人の団体が入って来てテーブルを1つ占領。ワイワイやっている。

暗めの照明の店内。ダウンライトが酒のグラスを照らしている。

「お客さん、、、さっきから黙って呑んでるけど、、、デ・ニーロみたいね。」

「そうかい?ママ、、リチャード・ギアとはよく言われるが、、、。」

心地よい適度な喧騒の中、他のお客に聞こえないように、、、男と女、、、。

そんな妄想の世界を自由に彷徨うことの出来る店である。

イイ感じで放っといてくれるのである。こちらが何か言わないと何も言われない。

しかし、たまに話し掛けるとニコニコと丁寧に応えて呉れる。なんて居心地がイイのだろう。

この距離感は大阪では珍しい絶妙なものであった。

人見知りの引っ込み思案な私には天国のような店ではないか。。。

「お料理を食べて頂いて、お酒を呑んで頂いて、お客様ににこっとして頂きたいからにこなんです」

そのママの思いは確実にお客に浸透しているようである。


天満・天神の街。その南の端。

この静かなビジネス街に「にこ」とゆう「日本酒の花」が可憐に咲いていた。

また、イイ店を見つけたようである。

  • 天満宮正面から約50m
  • 慎ましやかに営業中。
  • カウンター席。

もっと見る

7位

西天満バル (南森町、大阪天満宮、なにわ橋 / ワインバー、イタリアン、サンドイッチ)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ~¥999

2011/12訪問 2013/02/23

朝な、夕な ・・・【西天満バル フジノヤ】

大阪市北区西天満。あまり便利な処ではない。

なのに罹りつけのホームドクターの医院が、ここ西天満にある。

ついでに顧問税理士の事務所も西天満だし。得意先も西天満にある。

朝イチで点滴を打ったり、腰に電気をあてたりした後に行くようになった【西天満バル フジノヤ】

ここでモーニングを喰うのが習慣になった。この時間帯はきんちゃんとゆう好青年が一人で切り盛りしている。

カンテ グランデ 中津本店のパンを使用しているサンドウィッチは秀逸とゆう表現に値する!

¥550のサンドセットなど喰おうものなら、オッサンは昼飯を喰わなくてもイイ位ボリュームがある。

きんちゃんに話し相手になって貰いながら少し濃い目の珈琲を飲み、サンドウィッチにかぶり付く。

何日か前の夜、ヘベレケに酔い痴れた同じ空間で「朝メシ」である。なんとも言えない不思議感ではある。


そう、あの夜は3人だった。最近何故かウマが合って良く会うようになった弁護士だった。

別に何か依頼したわけでもなければ、何か相談しているわけでもない。ただの「呑み友達」。

弁護士の仕事場である裁判所は他でもない、ここ西天満にあるわけだし、紹介がてら一緒に行った。

「安くて美味い!気軽に気楽に楽しく過ごせる!」30代の二人にはピッタリと思ったのであるが・・・。

想定外にピッタリ過ぎたようで。。。

豚バラ肉と,かぶ,皮付きじゃが芋のポトフ¥680

ステーキシチュー¥680

トマトと赤ワインで煮込んだ豚の角煮 温野菜添え¥780

小海老と百合根のアヒージョ¥580

豚バラ肉のはちみつ煮¥780

赤ワインでコトコト煮込んだ洋風肉じゃが¥780

ベビーホタテと香草バターソテー¥580

季節野菜の揚げ浸しガーリック風味¥400

手羽先・大根・しいたけのあっさり煮¥450

焼ナスのゴマチーズソース¥350

焼カマンベール はちみつかけ¥380

塩ゆでアスパラ 自家製ドレッシング¥480

こんだけ誰が喰うねん!!とゆう位の量をオーダーしてしまった。

最初は3種くらいだったのが「美味いし安いし!もっと!もっと!」になってしまった。

それにしても30代の胃袋は恐ろしい。この量を完食してしまったのだから。

スパークリング1本に赤ワインは2本。白ワインが1本。ロゼも1本。ビールだハイボールだ。。。

まさに喰い散らかしの、呑み散らかし。杯盤狼籍もここに極まった感がある。

そして私は完全に「割り勘負け」であった。一人当たり¥8000台だったと記憶している。

レビューの客単価は¥3000台にさせて頂いた。本来、こんなに呑み喰いする店ではないはずだから。。。


若きスタッフが一所懸命、明るく楽しく接してくれる居心地のイイ店である。

メニューも定判がシッカリ安定しつつ、いつも目新しい「おすすめ」が提供される。

超一流の料理人の研ぎ澄まされたようなスキのない料理とは違う、ホノボノ安心な料理。

それでいて豊かな可能性を感じさせる。これからが楽しみな若者達である。

そしてなにより「ナイス!コスパ!」なのである。


疲れている時、自分だけの時間を過ごしたい時、でも美味いもんは喰いたい!しかも安く!!

友人・同僚とワイワイやりたい!御勘定気にしないで喰いたい!呑みたい!

どんなシーンにも「持って来い!」の店【西天満バル フジノヤ】なのだ。

これからも若者中心の客層がどんどん拡がって行くにちがいない。


脂性の宇宙人オヤジが常連面をして連日のようにトグロを巻いているのは絶対に良くない!

ウキワ星人、リチャード1958.来年54歳。

そろそろ「酒の呑み方」を真剣に考え直さなくてはイケナイと思う今日この頃である。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


【2011.10月 糖尿星人のプロポーズ大作戦】

錦秋の10月。3連休の初日の8日土曜日。

我が親友、糖尿星人56歳と合流し「森ノ宮ピロティーホール」へ参上。

一年振りの「ガーマルチョバ・サイレントコメディー」である。

午後6時から8時まで、世界的レベルのパントマイムを今年も堪能させてもらった。


「おいっ!リチャード!去年のほうがオモロかったんちゃうんかいっ!?」

「まぁ!まぁ!社長!とにかく飯喰いに行きましょうや!新地行きましょか!?」

「イヤや!新地なんか行ったってエエことあれへん!他の楽しい店に案内せいっ!!」

「わかりました!そしたら今夜はBARを2軒ハシゴしまっせ!!」

ピロティーホールの前で若造がタクシーに乗りかけていたのを頼んで譲ってもらい、

勇躍!西天満へ向かう。土曜日の夜、ビジネス街「西天満」は静かである。

その一角にフジノヤはある。

食べログでもショップカードでも「鉄板と小皿料理」と謳われてあるが、

それに特化しているわけではない。【イタリアン・バル】と呼ぶほうがシックリ来る。

タクシーを店の正面にデンッ!と着けて悠然と降り立つ初老宇宙人。。。カッコ良すぎる。


先客は一人。コの字カウンターで19席。明るいライティングが清廉である。

「いらっしゃいませ!」キリッと、そして可憐な声が響く。女子二人で切り盛りしているようだ。

空腹で少々御機嫌斜めのイケメン宇宙人に臆するでなく、怯えるでなく。

「ドリンクは何になさいますか?」と笑顔で聞いて呉れはったのが店長の「サッちゃん」。

我々二人だと女子は怖がってオーダーとか聞きに来ない時があるので嬉しい。

「生ビール下さい!」思わず敬語になってしもたがな(照)

サッポロ黒ラベルの生をゴクゴク呑みながらメニューを眺める。。。腹減った。。。


可愛い女子二人を前にテンションの上がった糖尿星人。珍しく自分で料理を注文し出したではないか。

前菜盛合わせ二人前¥850、5種盛。豚のパテ、スペイン風オムレツ、小海老のポテトサラダ

  茄子の煮浸し、薩摩芋フライ。どれもこれもイイ線行ってるのだが、中でも茄子の煮浸しにかかってる

  ゴマソースと薩摩芋フライの横にある鳥のディップには驚いた!!美味いっ!!

  これはもう、ワインに移行せなしゃぁないがな!!

アルゼンチン産 アルタ(赤)¥450、糖尿星人の希望で辛口のシブいのちょうだい!!

  「そんなにキツいのは置いてないんですが、、、」でこれが出て来た。アッ言う間に呑んじまう。

  私には充分パンチが効いていたのだが糖尿星人は不足そうであった。

そうだ!最初に「付き出し」としてパンが出て来ていた。自家製パンが3種類。ワインと合うねぇ。

前出の鳥のディップをこのパンに乗せて喰う。ホンマに美味い。

鳥のレバーペースト¥380、クセのないレバー。パンに乗せて。ワインが進み過ぎる。

小海老のガーリック煮¥580、もう少しガーリックを効かせてもイイ位だ。上品な味。

スペイン産 ???(赤)¥450、さっきのアルタより飲み易かった。

ボルドー産 シャトーシャルグ(白)¥450、うん!最近「白」の方が好きかも!

キャベツのペペロンチーノ¥380、わしはウサギやないど!糖尿星人バリバリ喰ってた。

ポルトガル産 バラス(赤)¥450、この辺になって来ると、もう覚えてない。。。

酒盗のおつまみピザ¥480、酒盗ってゆうから塩辛いのかと思った。そんな事ない!美味い!

ガーリックトースト¥250、社長!もう腹イッパイやって!!

チリ産 バヌール(赤)ボトル¥2500、もうっ!面倒臭い!なんか適当にボトルでちょうだい!!


このボトルをサーブしてくれたのがもう一人の女子スタッフ、キャサリンことユキちゃん

因みにこのキャサリン、後姿は「長澤まさみ」に酷似しているらしいが、

残念ながら私はその「長澤まさみ」の後姿を見た事がないので何とも言えない。

糖尿社長、この沖縄県名護市出身のキャサリンを気に入った。こんな事は滅多にないのである。

だいたい、この時既に私が虎視眈々と店長のサッちゃんを狙っておったのはいつもの事。

虚法華容の世をたくみに泳ぐのが上手いだけが取柄の、口舌の徒「ウキワ星人」である。

着々とジワジワとサッちゃんとの距離を縮めていた、まさにその時。

「リチャード!わし、この子気に入ったやんけ!!どやっ!?どう思う!?」

「はぁ??社長!珍しいこと言うてますやん!どうしたんですか!?シッカリして下さいや!」

ワインを女子二人にも呑め!呑め!とすすめて無理やり乾杯に持ち込む。

糖尿星人のグラスにもその赤ワインが注がれようとしたその瞬間だった。

「キャサリン!俺と結婚してくれ!俺を沖縄に連れて行って呉れ!!」

それはまさに「世紀のプロポーズ」の瞬間だった。

凍りつく店内。カウンターの下に身を隠すキャサリン。海鼠のごとく骨無しになったウキワ星人。

「ぶぁっはっはっはーーっ!わしの終の棲家は沖縄やんけぇーーっ!!」

「しゃちょーーっ!シッカリしてーーっ!!」

これではいつもと逆ではないか。今迄は私が女子に狼藉を働こうとするのを社長が止めていたのだから。

さっき空けた赤ワインのボトルがもうなくなっている。

「よっしゃ!リチャード!ウォッカ呑も!ウォッカ!!」

ウォッカの定番スミルノフ¥480、ストレートで行く。口から火を噴きそうだった。


「リチャード!今日は楽しいぞ!どや!?いつもと逆の立場もエエもんやろ!ワハハハッ!!!」

「なにーーぃ!オッサン!ワザとやったんかい!?」 

アカン・・・ウォッカが効いた・・・ウキワ星人あえ無く撃沈である。

糖尿星人やサッちゃん、キャサリンの楽しそうな語らいが遠くに聞こえていた。

30分も気絶していただろうか。「おいっ!リチャード次行くど!次!!」

坊主頭を叩かれ、水をタラフク呑まされて無理やりの復活だ。


糖尿星人、徹頭徹尾、上機嫌である

「楽しかったなぁー!美味かったなぁー!安かったなぁー!リチャード!」

その通りである。料理は本当に繊細に、工夫を凝らして頑張って作っているのが窺える。

熟練した料理人の完成度とは異次元の感覚であろう。若い女性の感性を活かして工夫されている。

これからどんどん創作メニューが増えるに違いない。楽しみだ。

若い人が頑張るこうゆうお店は、明るく、発展途上の息吹があって、本当に爽やかだ。

糖尿星人もそこが痛く気に入ったに違いないのだ。


何時の間にかほぼ満席になっていた。

ゴーストタウンのような土曜日の西天満。この店だけが賑やかだ。

「リチャード!俺は場所が分らんからな!また連れて来いよ!!」

「リョーカイしました!さぁ!次の店行きましょか!!」

国道1号線。タクシーを捕まえて行く先は・・・。

最近お気に入り、日本酒BAR にこである。

  • 新看板
  • 新看板
  • (説明なし)

もっと見る

8位

おぶりがーど (羽倉崎 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/10訪問 2011/10/24

朋あり、遠方より来たる ・・・【おぶりがーど】

最初に申し上げておくが、この店のオーナーは私の友人である。

とは言えこの日の再開は約17年振りだったのだが。。。

或る共通の友人から「東谷(ヒガシタニ)が大病してたやろ、あいつ復活して店に出てるらしいで!」

。。。とゆう、驚くべき噂を聞いたのが8月末のことだった。

この店のオーナー東谷内匠(タクミ)氏、50歳。病気で社会復帰はムリかもと聞いていたのである。

「そらっ!快気祝いも兼ねて1回店行ったらなアカンやんけ!!」。。。とゆうわけでこの日になった。

某フレンチ・レストランのシェフをやってる友人と、某寿司屋の大将をやってる友人と3人である。

「イキナリ行ったらビックリしよるなぁーーっ!!」

なにしろサプライズ大好きなオッサン3人である。仕事なんか早退しちまって南海電車に乗った。


しかし遠い!「羽倉崎」などと言う駅名は初めて聞いた。なんと!もうすぐ和歌山県ではないか!

夕方の5時に梅田で待ち合わせて、着いたら6時過ぎていた。

小さな駅。目指す居酒屋 おぶりがーどは駅を出て100mも歩いただろうか?スグに分った。

「いらっしゃーい」「いらっしゃいませー」・・・女将さんと若大将の元気な声が響く。

肝心の大将、キョトンとしておる。「どっかで見た事ある奴やなぁ」とゆう顔。

結局、自己紹介しないと分ってもらえなかった・・・「それでもツレか!!」

昔からぶっきらぼうな奴だった。17年振りだからと言って、別に大袈裟に喜ぶこともしない。

「お薦め料理は何やねん!?」と聞いても、「そんな!バリバリのプロ相手に言えるかいな」やて。。。

「まぁ、飛騨牛とか豚とか鶏とかは特別なルートで入ってるからお得かなぁ・・・。」

「お薦めあるねやんけ!!よっしゃ!オーダーするど!快気祝いや!喰いまくったるからな!」


お通しには、ポテトサラダと胡麻豆腐、オモロい取り合わせやなぁ~。

穴子の包み蒸し¥780、先ず同行の寿司屋が唸った。「エエ穴子使こてるやん!」

  出汁も濃くない味付けで美味い!

赤鶏のたたき¥700、驚いた。こんなアッサリとした鶏肉は初めて喰ったかも知れない。

新生姜と小海老の掻揚げ¥780、牛蒡の笹掻きも入る。上質の油でシャキッと揚がっている。

  天ツユは敢えて薄味。素材の味が活きている。

飛騨牛のステーキ¥2000、甘い、柔い、美味い。しかしだ!こんなイイ肉は鉄板に乗せて欲しくなかった。

  ドンドン熱い鉄板の上で焼けていってしまうからだ。勿体なかったなぁ~。

うめくらげ¥260、箸休め代わりに注文。アッサリと口腔内が蘇生する。

あさりの酒蒸し、幾らか失念。チャンと白出汁をとってるのだ。新鮮なあさりが活きる。

  これも上品な薄味。美味いっ!

仔牛のタン塩¥890、敢えて塩を少なめに焼く。上質・新鮮なタンは張りがあって、しかも甘い。

  「肉は特別ルート」と言うだけの事はある。タレや塩の味ではなく、肉の味で喰えるのである。

酢豚¥800、酒のアテとゆうよりは、飯と一緒に喰いたい味。

砂ずりにんにく炒め¥530、プリプリの砂ずりに薄目の味加減。それだけに、にんにくチップと合う!

銀だら味噌焼き¥1200、肉厚の銀だら。飽くまでも薄味。兎に角、この店は素材を大切にする。

手作りギョーザ¥330、にんにくは少なめ。明日、会社に堂々と出勤出来るギョーザ。

静岡銘柄豚ロースステーキ(かぼすで)¥700、これは驚いた!こんなに美味い豚は初めて。

  にんにくチップなんか載せないでほしかった。これが豚肉の味だったのか!感動した!!


3人の内「寿司屋」が下戸で、その分滅茶苦茶喰いやがった。完璧に割り勘負け。それでも安いが。

この店他のメニューも凄い。オムライス、ラーメン、うな丼、スパゲティ、ピザ、うどん、蕎麦、お造り。。。

とにかく何でもある。アイスクリームまである。徹底した「地域密着型居酒屋」なのである。

現に私たちの後から家族連れが入って来て、ガキがオムライスとかメンチカツを喰っていたし、

更には、寂しげなオッサンが一人で入って来て、酒は呑まず、飯と魚とトンカツを喰っていた。

味はマジで美味い!知る人ぞ知る料理人二人が感服していたのだから、間違いなかろう。

特にその材料には驚いていた。例えば雲丹は北海道産の上物。それを¥700で出していたが。

普通、その値段で出すのは無理なグレードの高級品だそうだし。

「たらの白子ポン酢」に使っている「タラ」が「スケトウダラ」ではなく「真鱈」なのも驚いていた。


大将の東谷氏、何やら治療法も薬もないような難病で 今まで二度ほど死線を彷徨ったらしいが、

不屈の生命力でもって復活している。流石に80kgを超えていた体重も68kgに落ちたらしいが。。。

2度の入院の間は、女将さんと長男の若大将が頑張って店を支えていたそうだ。

「また、いつ何時再発するか分らへんけどね、頑張るわ」相変わらず無愛想に決意を語っていた。


美味かった。よく喰って、よく呑んだ。

「おいっ!東谷!死ぬなよ!特に師匠より絶対先に死ぬなよ!」料理人同士、熱い思いが迸る。

「うんっ!ありがとう!わかってる!」相変わらずぶっきら棒に肯く。

「こんな遠いとこ、もう二度と来ぇへんからな!!」

「わかってんがな!来ていらんわ!」


「オブリガード」・・・ポルトガル語で「ありがとう」とゆう意味だ。

女将さんも、若大将も、そして東谷大将も、何度も言ってた「ありがとう!」

元気な姿を見せて貰えた。そしてその素晴らしい仕事振りに、かえって元気を貰えた気がした。

「東谷!こちらこそやっ!ムイト オブリガード!!

羽倉崎駅の改札口。東谷大将、いつまでも手を振っていた。

  • こんな駅知らんかった。
  • 正面
  • 入口から奥を見る

もっと見る

9位

(大阪城北詰、京橋、大阪ビジネスパーク / お好み焼き、鉄板焼き、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2011/11訪問 2011/11/28

♪今夜も一人酒~♪① ・・・ 【お好み焼 花】

【2011.11月】

久し振りに【花】のマスターに会いたくなった。けっこう寒くなった週末。一人酒と洒落てみよう。

博学で見識も深いマスターなので仕事の話の相談なんかも聞いてくれるし。。。

5時過ぎであったか、まだ誰も居ない店内。入口横の冷蔵庫からビールを勝手に出して呑む。

「一番絞り」か「スーパードライ」か、その時の気分。なんせ陶器のグラスがエエ感じなのである。

砂肝¥350をアテに。「実はマスター、年が明けたらこんな業務を開拓しよかなって・・・」

ボチボチ相談を開始したと思ったら女子二人組みが入って来て中断。。。

あと二人来るからっ!って言うので奥の個室へ入って行く。奥へ入ってもじゃかましい(苦笑)


夜はマスター一人で切り盛りしてるので、オーダーが通るとマスターは厨房へお隠れになってしまう。

ボンヤリと一人酒である。ウン十万円はするオーディオから「Kenny G」が流れている。エエ感じやぁ~。


「こんばんわ~!」出張で大阪へ来たリーマン。「おっ、久し振りぃ~」マスター厨房から顔だけ出す。

大阪へ来たら必ずこの店に寄るらしいこのリーマン、イキナリ文庫本を読み出す。


ふと見ると黒板にチョークで書いた日本地図。なんと47都道府県総てからの来客があったそうだ。

食べログの威力は絶大である。「エエ加減なこと書いたらアカンよなぁ~」厳粛な気持ちになる。


夫婦者が来る。「ここのお好み美味しいねん」奥様を初めて連れて来た御主人。寄り添って座る。


おっちゃん一人で来る。「イカ玉」を注文して新聞を読んで待つ。

静かな時間が「Kenny G」のサックスの音色と一緒に流れて行く。(俺もお好み注文しよかなぁ)


また一人お客さん。元気に引戸を開ける。なんとはなく顔を見て驚いた。「仮面の忍者 青影」そっくり!

TVの青影と同じ様に「凧」に乗ってやって来たかのように元気溌剌な青年。

私の隣しか空いてない。ニコニコしている。

「ソース焼きめしと吉野川下さい!」元気一杯オーダーし、溌剌と吉野川を「冷や」で呑む。

「新大阪で研修がありましてね、終ってすっ飛んで来ました!腹ペコでーーす!」

もう何回も来てる常連のようである。マスターもニコニコしている。

「お若いから元気ですなぁ~。酒、アッと言う間に呑んでるし、よく来はるんですか?」

「ハイッ!マスターと吉野川に嵌ってますねん!お好み焼も美味いですから!」

私も久し振りの豚玉¥600を注文。隣の青影の処にはソース焼きめし¥700が来る。

「ちょっと、この焼きめしの写真撮らせてもらってエエかな??」

「どうぞ!どうぞ!ひょっとしてブログとかやってはるんですか??」

「エエ。。。食べログを少々。。。」

「ゲッ!!僕この店最初に来たの食べログ見たからなんですよ!!ひょっとして。。。。???

 ムーンウォークで帰った、リチャード1958さんですか!?」

と、ここでマスターの登場。。。「あ~!バレたぁ~??」

「ぎゃはっはっはっ!!まさか実物に会えるなんて!ようあんなしょうもない事バッカリ書けますね!!」

(ほっとけっちゅうねん!)

「いやっ!でも大ファンなんですよ!僕は参考に見るだけなんですけどね!記念に一杯おごらせて!」

なんだか異常に盛り上がって呉れて、一杯おごってくれると言うので、ハイボール¥400を貰った。

最初は(やかましい奴やなぁ)とか思ったが、なかなかどうしてエエ奴ではないか!

国産のウイスキーでハイボールを作るなら私は断然ブラック・ニッカがイイ。

氷に炭酸水をかけないようにして作る濃い目のハイボール。この店のは美味い!!

豚玉に初めてマヨネーズを塗ってもらった。これはこれで美味い。一番好きなお好み焼である。

青影君。ソース焼きめしを軽々と平らげ、イカ玉を待っている。

大き目のグラスに入った吉野川¥500を2杯呑み、ハイボールへ移行している。

仕事の話を色々聞いた。日本人なら知らない人はない企業にお勤め。

親元を離れ、一人暮らしをしながら交代制勤務で頑張る。清々しい青年である。


結局、マスターと仕事の話は出来なかった。一人酒のつもりが賑やかな酒になった。

最後には記念撮影したりして。。。「この写真食べログに載るんですか!?」

まぁ、いいか!当初の予定とは違うけど、元気貰ったもんな!!

店を出てからも思わず笑いが漏れてしまう。本当に爽やかな奴だったなぁ~。

まったく、イイ店ではイイ人間に出会えるものである。


【2009、11月、】


不景気です。圧倒的に不景気です。

我が社も遅まきながら、リーマン・ショックの大津波をもろに喰らっております。

来期4月からの受注が急にキャンセルになってしまいましてね・・・会社の中は上へ下への大騒ぎ。

社長以下、役員は「リストラだ!リストラだ!」と繰り返すばかり。

とにかく、我々営業部隊はひたすら走り回っておりまして・・・。こんな状態では、呑みに、喰いに、

夜の巷へ出て行くなど、ちょっとその気になれない状況なんですよ・・・本来は・・・(冷汗)


僕がそんな毎日を送っているとは露知らず、久々に電話があったんです。のマスターから。

「あのさぁ~、マタギの人が直接、鹿の肉持って来てくれてん。ぜんぜん冷凍してないやつやねん。

食べにおいでぇ~。」

「マタギ!?猟師!?狩人のマタギ!?マスターの人脈どうなってるの??」

なんで、マタギの知り合いなんかおんねん??と思いつつ、長いこと行ってないし、なんかマスター

の顔見たくなったし、京橋まで、まで、行ってみたんです。元気貰えるかなぁ~。


「こんばんわ~。電話有難う御座いま~す。リチャード来ましたよ~・・・ゲッ!ジジイ!!」

マズい先客がいました。先月だったか、ここで喰って呑んで一緒に大騒ぎしまして、挙句の果てに

ミナミ千日前のキャバレーにまで一緒に繰り込んで、杯盤狼藉合戦を展開したジジイがいます!!

「おぉー来たか!この前はご苦労さん!もう来る頃やと思っとったよ!」と嬉しそうにしてますがな。

この爺さん、さんの近所に住む元気ジジイ。68歳。そりゃ、確かに前回は初対面にも拘わらず

話しが弾んだかも・・・。「仏像観覧が趣味はここのマスターと共通」「京都・奈良を歩くのが好き」

「西国三十三箇所は制覇した!次は四国八十八箇所や!」とかなんとか言ってました。

その辺まではよかったんですよ。ところが、だんだん酔っ払って来ますとね、始まるんですよ・・・

自慢話・・・。「自分は定年になっても、会社に請われて未だに働いている」「長年連れ添ってる妻は

美人で良妻賢母」「自慢の1人息子は国立大学を出て一流企業で働き、36歳で23歳の嫁を貰っ

た。孫は女の子で、これがメチャクチャ可愛い!」・・・延々と5人家族の幸福物語ですよ。

ところが、キャバレーへ入るや否や、家族もクソもなくなるまいことか、ホステスのオッパイは鷲掴み

にするは、スカートの裾に手は突っ込むは、もうハチャメチャ。「兄さん!兄さんもせな損やで!!」

そんなねぇ~いくら酔っ払ってても、自分とあんまり歳の変わらんホステス触ってもしゃないやん!


今回もそんなジジイの隣に座らされてしまいます。しょうがねぇし、ビールで乾杯。ジジイ、ニコニコ

してやがる・・・。

※先ずは鹿肉のお造りです・・・臭味全くなし。馬刺しよりも脂身がない分アッサリと美味いです!

「兄さん、そんなもん美味いか?」・・・(ジジイっ!黙っとけっちゅうねん!)

※炙りしめ鯖・・・僕は山葵醤油でいただきました。旨味が凝縮された感じは、なかなかの一品。

「兄さん、わし、鯖キライやねん」・・・(聞いてないっちゅうねん!)

※豚玉・・・さん独特の味。僕は紫蘇の葉をタップリかけていただきます。この豚玉が、僕は

世界でイチバン好きなんです。・・・(ジジイもハフハフ言いながら喰ってますわ)

※やきそば・・・半熟目玉焼きを乗せて。もうお腹イッパイです。


「兄さん、よう喰うなぁ~。まだまだ若いで!」とか言いながら、このジジイ、ビールをジャンジャン注

文してます。僕は、今夜はマスターと喋りたかったのに・・・。弱音吐きたかったのに・・・。

「ちょっと、爺ちゃん!今日はキャバレーとか行かへんで!実は仕事がタイヘンでなぁ。遅くまで酒

呑んでる場合ちゃうねん!ヘタしたら会社潰れるねん!」

「何を言うてんねん!負けたらアカンがな!今日は元気ないなぁと思てたわい!元気出せよ!」

「爺ちゃんはエエがな、悠々自適で、息子さんもエリートで、将来なんの心配もないもんな!」

「なんぼ、エリートでもな・・・、死んでしもたらアカンのんじゃ・・・・!!」

「えっ・・・・・・・・・・・??」 マスターも僕も絶句するしかありませんでした。


嘘だったんです。国立大学を卒業して一流企業で働いているはずの息子さんは、3年前、13歳年

下の奥さんと、生まれたばかりの娘さんを遺して、霊山に旅立ってしまっていたんです。

そして、この爺さんの奥さんは、息子さんが亡くなるずっと前に旅立ってしまわれたそうなんです。

つい最近まで、そのお嫁さんとお孫さんは実家に帰らず、働きながらこの爺さんのお家で暮らして

いたそうです。「あんたは、まだ若い。二十代や。実家に帰ってくれ、自分の人生を生きてくれ、わし

はまだまだ元気やで!心配せんでもエエから!実家に帰ってくれ!」

そして、息子さんの三回忌を終え、2人は実家へ帰って行ったそうです。

「それでもな!月に2・3回は孫を連れて来てくれるしな、わしが孫を預かってる間に嫁が買い物に

行ったりな、仲よく楽しくやってるぞ!不景気なんかに負けるな!命まで奪られるわけやない!」


そこからは、いろんな仕事上の苦労話を聞かせてもらえました。

管理職として、会社が潰れそうになった時、後輩社員に何と言ったらイイのか夜も眠れなかった。

仕事が獲れなくて、会社に帰ることが出来なくて、先輩と涙したこともあった。

気持ちで負けたらアカンで!まだまだ体は元気やないか!わしは家族が誰もいなくなっても仕事し

てるで!頑張ろう!最後まで頑張ろう!


「よっしゃ!今日はぎょうさん呑んだなあ(笑)わしは先に帰るからな!ご苦労さん!お先きぃ!!」

日本の高度成長期を雄雄しく支えてきた人生の大先輩。

その後姿は、凛々しく、悲しく、そしてかっこよかったです。

ウキワ星人、リチャード1958、51歳、まだまだ青かったです。

元気に、楽しく、一生懸命、頑張ります!

ジジイ!またキャバレー行こうぜ!!


【2009、6、26 再訪 マイケルが死んでも~た~(涙)】

最近イチビリ過ぎて、贅沢し過ぎて、食べ過ぎてますので、クソ暑い中でもなるべく歩くようにして、

一生懸命労働するように心掛けてるのであります。

この日も大汗かいて街を歩いておりました。そこへ友人からメールです。

マイケル・ジャクソンの訃報でした。凹みましたわ~。同年代のスーパースター。ずっと大好きで、

ずっと心配してたマイケルが死んでも~た~。なんで!?とゆうか案の定とゆうか・・・。

とにかく、凹み過ぎて労働意欲消滅、真っ直ぐ家に帰る気もせず・・・タワーレコード行ったらやっぱ

りマイケルが亡くなったんホンマやったの実感して・・・「今夜は御通夜やな・・何処行こかな・・?」

で、択んだのが「お好み焼き 花」。6時前に到着した時はまだお客さんはおバァちゃん1人だけ。

「マスター、今日はマイケルの御通夜しに来ましてん」「知り合い?」・・・なんでやねん!!!!

「熊の肉あるよ~」・・・それ入ったら電話くれるって言うてたやんけ!!!

相変わらずマジか天然か・・・よう判らんマスター。

御通夜に熊の肉もおかしいけど・・と思いつつ舌鼓。これマジで美味いです。

そこへ入ってきた4人のサラリーマン。なんとこの人達、あのソースで有名な「おた○くソース」の幹

部連。前に一度誰かがスパイ?に来たんでしょうね。「こちらのソースのベースには弊社のソース

を使って頂いてますよね?」みたいなところから話が盛り上がってました。

私、家でお好み焼きする時「おた○くソース」使うねんけどなぁ~ぜんぜん違うと思うねんけど・・・。

そこで、定番「豚玉」をオーダー。焼き上がった豚玉の上は半分がかつお&青のり、もう半分に細か

く刻んだ紫蘇を乗せて貰います。ヤッパ美味いなぁ~マイケルにも喰わしてやりたかったなぁ~。

「マスター、ソースはオリジナルでしょ?おた○くソースとか使ってないんでしょ?」と聞いたら、

「えっ?そんなんイチから造ってられへんやん。ベースはおた○くさんやで」との事。

何を加えてどうしてるのか?プロの仕事なんですねぇ。

ビール3本の後は芋焼酎「島美人」の水割りを5杯位飲みまして・・・

酔っ払ったウキワ星人、大好きなマイケルを偲びつつ「ムーンウォーク」で家路についたのでした。


  • 久し振りだのぉ~
  • なんか色々増えてます。
  • 青影VSウキワ星人

もっと見る

ページの先頭へ