リチャード１９５８さんが投稿した鶏家 たちばな（大阪/扇町）の口コミ詳細

２０１２年５月２日。扇町の鶏家 たちばなが開店５周年を迎えた。

いろんな店がＯＰＥＮしては消え、またＯＰＥＮしては消え。。。そんな道沿いに敢然と挑戦してもう５年だ。

扇町交差点から源八橋へつながる２車線道路。バス通りでもあるし、交通量は決して少なくない。

しかし、何故かお店があまり長持ちしないストリートだった。飲食店だけではない。コンビニも駄目だった。

そんな場所であったから「またどうせ長持ちしないんだろうなぁ～」とか失礼な事を思っていた。

しかしながらこの道沿いにはsfidaというイタリアンの繁盛店もあるにはある。

要は味はモチロン、店の特色や、接客、個性が大切なのだろうが、「しかし、所詮、焼鳥屋やからなぁ～」。

星の数ほどある「焼鳥屋」。「個性とかむつかしいよなぁ～」「やめとけ！やめとけ！」とか言われたらしい。

そんな周りの「雑音」をこの店のオーナー夫婦は「休まない！ＡＭ２時まで開ける！」という根性で吹き飛ばした。

マジで休まないのである。盆であろうが正月であろうが休まない。大晦日なんてオールナイトで開ける。

そして意地でもＡＭ２時まで開ける。。。暗い、静かな街に不夜城のように頑張って来た。


今や立派な繁盛店である。

２階のテナントが出て行ったらそこも客席にしてしまって、１階、２階で６０人は入る店になった。

メニューの研鑽も怠らないし、産地にこだわった野菜も貪欲に仕入れている。

家族連れも来る。リーマンも来る。マスコミ関係も来る。色んな業界の人間が集まる。

飲食店のスタッフやオーナーも店を閉めてから寄ってたりする。

斯く言う私は、いつもヘベレケである。呑み歩いて最後に寄るからだ。

ビール１杯を呑む事も出来ないベロンベロンで店の前を通っては、顔見知りが居たら寄ってしまう。

こんな迷惑な客もあったもんではない。この前なんか「もう呑まれへんやんけ！俺を殺す気か！」とか言って

水だけ飲んで、帰ったらしい。。。まったく面目次第もないので、５周年はチャンと普通に行こうと思っていた。


この店で友達になった弁護士２人に我が娘も誘って、真面目に喰って真面目に呑んだ。

比内地鶏造里の盛り合わせとか５年間で初めて喰ったと思う。こんな美味いとは知らなんだ。

ソリレスのタタキ。鶏のモモの上部の肉らしい。「ソリレス」とはフランス語で「これを喰わないのはバカ」

みたいな意味があるそうだ。串焼きでも出しているが、タタキで喰った。他にこんなん出してる店あるかな？

肝の造里。安定している。ヘベレケではない時は必ずこれを喰う。私はラー油でなく生姜醤油で喰う。

この日は鳥丼とラーメンに、じゃこ御飯もあった。梅肉が少し入って、これは嬉しかった。


３０代も後半に差し掛かったマスター。変わらず謙虚である。誠実である。

そんなマスターを支え尽くすママさん。あくまでも明るい。そしてやはり謙虚である。

色んな鶏料理の味も文句ない。「つくね」なぞは皆んな必ず喰っているのではないか？

そして「鶏」だけではないメニューの工夫で客を飽きさせない。エエ店である。

そして何よりの「売り物」はオーナー夫婦の人柄と、爽やかなスタッフであろう。

この５年間寝食を忘れ、ただひたすらに、ひたむきに頑張って来た。

だからこそ、５年間で顔馴染みになった人が大勢集まって来ていた。楽しい、楽しい夜になった。


１０周年、２０周年と、ズッと近くにあって欲しい。そんな店である。

そして１０周年、２０周年と、ウキワ星人は毎夜この店で沈没するのである。


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【２０１０．７月７日　七夕に訪問】

いやはや驚いた。去年「試作段階ですが」と言われながら「試食」してみた【つけ麺】・・・。

メチャクチャ進化していたのだ。

ラーメンはよく喰っていた。先日伺った時もエール・フランスのパイロットが一人で来ており、早速、

仲良しになってラーメンを無理矢理喰わせた。

帝國ホテルに泊まって、鶏屋に来て、ラーメンを喰う・・・世界中のパイロットでこんな体験が出来た

のは彼だけに違いない。しかも「オイシイ！」とか言って感動していた。

「ワタシハ、アーノルド、デス」と自己紹介するから、私も「リチャードだ！」と自己紹介をしたら、

目を白黒させていた。

フランスと戦争になってはいけないので、つけ麺は無理矢理喰わせないで自分一人で喰ったのだ

が、これが「美味い！！」。鶏屋だからもちろん鶏ガラ・スープなんだろうが、魚系の出汁も混ざって

るような感じ・・。とにかく「美味い！」

とは言え、私自身そんなにつけ麺を食べ歩いているわけではないので、友人・知人を動員する事

にした。先ず、呑み仲間のN氏とT氏。したたかに酔っ払っての乱入は評価が甘くなるとは言え、

大絶賛だった。但し、N氏は一味唐辛子をイヤッと言う程ブチ込んでいたので参考にしない。

そして昨日、以前のレビューにも登場した１６歳のＡ菜ちゃんとその親を動員した。

この家族、なんだか知らないが確かな味覚を持っている。

紹介された店、スィーツ、和菓子、お茶の葉、コーヒー豆・・・総てが絶品なのだ。

厚かましさでは人語に落ちないつもりのウキワ星人も流石に少々緊張した。

結果は合格！喜んで喰って頂けた。「リチャードさん！マジでおいしいですね！！」


腰痛持ちの５２歳である。今まで行列が出来ているようなラーメン屋に行ったことなどない。

したがって、あまり偉そうなことは言ってはならじ！と思ってはいる。

鶏屋　たちばな・・・もちろん！鶏料理も秀逸だ。時間が許すのであれば過去のレビューにも

目を通して頂きたい。

そして「つけ麺」「ラーメン」に詳しい方で御用とお急ぎでない方。ついでがあればで結構なので

１度ここのを喰ってみて欲しい。

酒を呑まなくても、鶏を喰わなくてもＯＫである。マスターの許可も取った。

一応、つけ麺は裏メニューと言うことでメニューには載っていない。

遠慮しないで、勇気を出してオーダーしてみて欲しい！

イイ線行ってると思うんだよねぇぇぇ～（笑）

念の為に申し添えるが「リチャードのレビューを見て来た」と言っても特別なサービスは何もない。


【２０１０年３月 初めて２階へ】

所謂、天満の端っこにある焼鳥屋、否、鶏料理」のお店である。

同じ通りにはイタリアンの「スフィーダ」さんとかハンバーグの「きしもと」さんとか焼肉の「にし」さんとか、

名店がひしめく。今やちょっとしたグルメ・ストリートである。

過去のレビューにも書かせて頂いたとおり、この店にはオープン以来御世話になっている。

何を喰っても平均点を遥かに凌駕する味だし、マスターやママ、そしてスタッフの面々の爽やかさは出色

だし、なかでもその女子スタッフ２名の可愛いこと！べっぴんなこと！そして愛想のイイこと！

しかも、何度メアドを聞いても教えて呉れない身持ちの固さは今どき珍しい貞女ぶりである。

だいたい、このリチャード様にメアドを聞かれて教えない女子が世の中にいるとは、まさに奇跡であろう。

であるからにして、この店に来ると私はタガが緩みっぱなしでまるで締まりのない顔になってしまうのだ。

そんな鶏家 たちばなさん去年の１１月、２階のテナントが撤退した後に店を増築して２０席ほどの座敷

を作った。落ち着いた雰囲気で料理を楽しめる。敷居を取っ払ったら大人数の宴会も出来る。

だいたい、いつも１人でトグロを巻いてばかりで２階へ上ったことがなかったのだが、会社がこの扇町に移

ったこともあり、今回初めて御得意先を誘って２階へ上った。

いつもはママを口説きまくり、女子スタッフに鼻の下を伸ばしまくり、マスターや男子スタッフ相手にケレン

味のない阿保話しばっかりしているウキワ星人の来店だが、得意先が一緒にいる！と分った瞬間に様子

が一変した。キビキビと爽やかに、そして如何にもこの私を上客の如く扱って呉れて、うやうやしく２階へ案

内してくれる。流石にいつも不真面目な私も今回は真面目モード。料理はお任せにして話しに没頭した。

絶妙なタイミングで料理が出て来る。さりげにドリンクの注文を取ってくれる。難しい話しが終わって、雑談

になり、笑いが出るようになると、タイミングを見計らっていたのだろう、マスターが挨拶に来てくれた。

数々の料理の最後、ラーメンが出てきた。これが美味い！やっぱり美味い！得意先もビックリしていた。


まだ３０代のマスター・ママである。ロクに休まないで頑張ってる。そして一生懸命に研究している。

この２人の人柄だろう、スタッフも申し分ない愛想のよさ、一生懸命さである。真面目である。

そんなママやスタッフ女子をクドくなど、まさに外道ではないか。

今週末は忙しいしなぁ～。来週にでも行こうかなぁ～。

グフフフ・・・またクドいちゃうよなぁ～・・・今度はメアド教えて呉れるかなぁ～グフフフ・・・。


【２００９年９月】

ウキワ星人・リチャードがまだ地球人だったころ、このお店がオープンしました。

２００７年５月のことでした。

実家から歩いて３０秒のところにできた「鶏家 たちばな」です。

長崎出身の若きマスターとママさん。一生懸命、必死のパッチで頑張って来られてます。

最初の数ヶ月は無休やったし、それから休みと言っても月に１日か２日しか休みません。

２００７年大晦日はなんとカウント・ダウン営業。たまたま２００８年の元旦。午前０時過ぎに行きまし

て「その年最初の客」とゆう栄誉に輝いたり・・・そんなお付き合いです。

満席で入れないような時もしばしば出てきたり、元々あんまり焼鳥が好きじゃないこともありまして、

ホンマにたまにしか行かなくなってました。


そして今年２００９年８月１日、久々の聖地、阪神甲子園球場、ＶＳ讀賣ジャイアンツ戦。

試合結果は・・・忘れました・・・。「飲みに行こ！ヤケ酒や！飲みに行こ！」とゆうことになりまして、

甲子園から長駆、大阪市北区扇町「鶏家 たちばな」に襲来であります。

参加メンバーは８名。昔からの阪神ファンの悪い癖「巨人に負けたら機嫌が悪くなる」典型的な、

「ヤカラ＋酔っ払い」集団。マスターいややったやろなぁ～。


なにしろ、脂っこいメンバーなんです。

引率責任者・ウキワ星人５１歳、副責任者・ゼットン蓬莱３９歳。

参加者・豊中痛風星人６０歳、豊中ﾍﾌﾟﾊﾞｰﾝ星人５０歳、滋賀糖尿モンスター５５歳

　　　　　緑橋γ-GTP値８００星人５２歳、京都揚げ物モンスター４７歳、その愛人女子２１歳。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上　８名

巨人に負けて機嫌悪いわ、甲子園でたらふく飲んで既に酔っ払ってるわ、病人ばっかりやわ・・・

滅茶苦茶ガラの悪い、滅茶苦茶やかましい、最悪の宴会がスタートしたはず・・・やったんです・・。


僕が来たのが半年以上振り、他のメンバーは初めてでしたが、みんな黙っちゃったんです・・・。

おとなしくなってしまったんです・・・。

そうなんです、全員料理を貪り食ってるんですよ。「リチャード、美味いなぁこの店」「エエやんここ」

メッチャ空腹とゆうこともありましたが、「鶏刺し盛合わせ」×４、「焼鳥盛合わせ｣×４

「ミニつくね５種盛り」×２、「出汁巻卵」×２・・・どれも明らかにグレード・アップしてます。

研究・研鑽の跡が見られます。鶏ガラスープ「ラーメン」×２。これがまた大好評！！

そこら辺のラーメンより遥かに美味いかも。「研究中の隠れメニューですねん食べてみて下さい」

と出てきたのが「つけ麺」ですがな。僕にはちょっと麺が固かったけどやっぱり美味！美味！

気が付けば全員ニコニコ、和気あいあい（笑）「金本・新井～。明日は頼むで～」

美味しい食いものは、こんなに人を変えてしまうことが出来るんですね！？

プレミアムモルツ生２５杯、白ワイン・グラス９杯。合計￥２９５００、１人あたり￥３７００弱。

リーズナブルですやんか～。みんな大喜びで帰途に付きました。


僕はほとんど「焼鳥」は行きません。大阪の焼鳥は美味くないと思ってました。

ですからエラそうに解ったようなこと言うたらアカンとは思っております。

hana-saitaさんからは「鳥まる」さんを推薦して頂いてたりしておりまして・・・

先日は初めて「北新地逸品鶏」さんに御邪魔して、認識を新たにしたばかりです。

ここ、「鶏家 たちばな」さんよりも美味しい、達人の域に達するようなお店もイッパイあるでしょう、

しかし、オープン３年目、明らかに進化している姿にここのマスターやスタッフの向上心や情熱や

研究心が感じられます。そこには、北新地の若き有名寿司店「さえ喜」と共通したものさえ感じる

ことができるんです。爽やかで素晴らしいお店です。

庶民の街、天満・天神。活気あふれる街、天満・天神。

そんな、大阪を代表する街にまた１人【若きエース】の誕生です！！


みんな！！病気治してまた行こなぁぁぁ～（涙）