リチャード1958さんが投稿したおぶりがーど(大阪/羽倉崎)の口コミ詳細

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おぶりがーど羽倉崎/居酒屋

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2011/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

朋あり、遠方より来たる ・・・【おぶりがーど】

最初に申し上げておくが、この店のオーナーは私の友人である。

とは言えこの日の再開は約17年振りだったのだが。。。

或る共通の友人から「東谷(ヒガシタニ)が大病してたやろ、あいつ復活して店に出てるらしいで!」

。。。とゆう、驚くべき噂を聞いたのが8月末のことだった。

この店のオーナー東谷内匠(タクミ)氏、50歳。病気で社会復帰はムリかもと聞いていたのである。

「そらっ!快気祝いも兼ねて1回店行ったらなアカンやんけ!!」。。。とゆうわけでこの日になった。

某フレンチ・レストランのシェフをやってる友人と、某寿司屋の大将をやってる友人と3人である。

「イキナリ行ったらビックリしよるなぁーーっ!!」

なにしろサプライズ大好きなオッサン3人である。仕事なんか早退しちまって南海電車に乗った。


しかし遠い!「羽倉崎」などと言う駅名は初めて聞いた。なんと!もうすぐ和歌山県ではないか!

夕方の5時に梅田で待ち合わせて、着いたら6時過ぎていた。

小さな駅。目指す居酒屋 おぶりがーどは駅を出て100mも歩いただろうか?スグに分った。

「いらっしゃーい」「いらっしゃいませー」・・・女将さんと若大将の元気な声が響く。

肝心の大将、キョトンとしておる。「どっかで見た事ある奴やなぁ」とゆう顔。

結局、自己紹介しないと分ってもらえなかった・・・「それでもツレか!!」

昔からぶっきらぼうな奴だった。17年振りだからと言って、別に大袈裟に喜ぶこともしない。

「お薦め料理は何やねん!?」と聞いても、「そんな!バリバリのプロ相手に言えるかいな」やて。。。

「まぁ、飛騨牛とか豚とか鶏とかは特別なルートで入ってるからお得かなぁ・・・。」

「お薦めあるねやんけ!!よっしゃ!オーダーするど!快気祝いや!喰いまくったるからな!」


お通しには、ポテトサラダと胡麻豆腐、オモロい取り合わせやなぁ~。

穴子の包み蒸し¥780、先ず同行の寿司屋が唸った。「エエ穴子使こてるやん!」

  出汁も濃くない味付けで美味い!

赤鶏のたたき¥700、驚いた。こんなアッサリとした鶏肉は初めて喰ったかも知れない。

新生姜と小海老の掻揚げ¥780、牛蒡の笹掻きも入る。上質の油でシャキッと揚がっている。

  天ツユは敢えて薄味。素材の味が活きている。

飛騨牛のステーキ¥2000、甘い、柔い、美味い。しかしだ!こんなイイ肉は鉄板に乗せて欲しくなかった。

  ドンドン熱い鉄板の上で焼けていってしまうからだ。勿体なかったなぁ~。

うめくらげ¥260、箸休め代わりに注文。アッサリと口腔内が蘇生する。

あさりの酒蒸し、幾らか失念。チャンと白出汁をとってるのだ。新鮮なあさりが活きる。

  これも上品な薄味。美味いっ!

仔牛のタン塩¥890、敢えて塩を少なめに焼く。上質・新鮮なタンは張りがあって、しかも甘い。

  「肉は特別ルート」と言うだけの事はある。タレや塩の味ではなく、肉の味で喰えるのである。

酢豚¥800、酒のアテとゆうよりは、飯と一緒に喰いたい味。

砂ずりにんにく炒め¥530、プリプリの砂ずりに薄目の味加減。それだけに、にんにくチップと合う!

銀だら味噌焼き¥1200、肉厚の銀だら。飽くまでも薄味。兎に角、この店は素材を大切にする。

手作りギョーザ¥330、にんにくは少なめ。明日、会社に堂々と出勤出来るギョーザ。

静岡銘柄豚ロースステーキ(かぼすで)¥700、これは驚いた!こんなに美味い豚は初めて。

  にんにくチップなんか載せないでほしかった。これが豚肉の味だったのか!感動した!!


3人の内「寿司屋」が下戸で、その分滅茶苦茶喰いやがった。完璧に割り勘負け。それでも安いが。

この店他のメニューも凄い。オムライス、ラーメン、うな丼、スパゲティ、ピザ、うどん、蕎麦、お造り。。。

とにかく何でもある。アイスクリームまである。徹底した「地域密着型居酒屋」なのである。

現に私たちの後から家族連れが入って来て、ガキがオムライスとかメンチカツを喰っていたし、

更には、寂しげなオッサンが一人で入って来て、酒は呑まず、飯と魚とトンカツを喰っていた。

味はマジで美味い!知る人ぞ知る料理人二人が感服していたのだから、間違いなかろう。

特にその材料には驚いていた。例えば雲丹は北海道産の上物。それを¥700で出していたが。

普通、その値段で出すのは無理なグレードの高級品だそうだし。

「たらの白子ポン酢」に使っている「タラ」が「スケトウダラ」ではなく「真鱈」なのも驚いていた。


大将の東谷氏、何やら治療法も薬もないような難病で 今まで二度ほど死線を彷徨ったらしいが、

不屈の生命力でもって復活している。流石に80kgを超えていた体重も68kgに落ちたらしいが。。。

2度の入院の間は、女将さんと長男の若大将が頑張って店を支えていたそうだ。

「また、いつ何時再発するか分らへんけどね、頑張るわ」相変わらず無愛想に決意を語っていた。


美味かった。よく喰って、よく呑んだ。

「おいっ!東谷!死ぬなよ!特に師匠より絶対先に死ぬなよ!」料理人同士、熱い思いが迸る。

「うんっ!ありがとう!わかってる!」相変わらずぶっきら棒に肯く。

「こんな遠いとこ、もう二度と来ぇへんからな!!」

「わかってんがな!来ていらんわ!」


「オブリガード」・・・ポルトガル語で「ありがとう」とゆう意味だ。

女将さんも、若大将も、そして東谷大将も、何度も言ってた「ありがとう!」

元気な姿を見せて貰えた。そしてその素晴らしい仕事振りに、かえって元気を貰えた気がした。

「東谷!こちらこそやっ!ムイト オブリガード!!

羽倉崎駅の改札口。東谷大将、いつまでも手を振っていた。

  • こんな駅知らんかった。

  • 正面

  • 入口から奥を見る

  • お通し。

  • 穴子の包み蒸し¥780

  • 赤鶏のたたき¥700

  • 新生姜と小海老のかき揚¥780

  • 飛騨牛のステーキ¥2000

  • うめくらげ¥260

  • あさりの酒蒸し

  • 仔牛のタン塩¥890

  • 酢豚¥800

  • 砂ずりにんにく炒め¥530

  • 銀だら味噌焼き¥1200

  • 手作りギョーザ¥330

  • 静岡銘柄豚ロースステーキ(かぼすで)¥700

  • 大将と女将と仲間達。

2011/10/24 更新

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