リチャード1958さんが投稿した天寿し 京町店(福岡/小倉)の口コミ詳細

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天寿し 京町店小倉、平和通、旦過/寿司

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

文化を喰う、喜びを喰う ・・・【天寿司京町店】


【2014、5月】

(写真を3枚ほどUPさせて頂きます)

三度目のUPでございまして、どうぞ皆様スルーして頂きますようお願い致します。

なにしろ「年間マイベストレストラン」を制定するのに、その年にレビューUPしないとダメでしょ?

なので大好きなお店はこうして年に一度はお目汚しさせて頂かないとアカンわけで御座いまして(汗)

でも「年間マイベストレストラン」ってネ。「今年伺った店」じゃなくて「今年レビューUPした店」なんですよね。

つまり「一年位前に行きました」みたいなレビューでOKなんですよね?これヘンじゃない??

日々前進の努力を怠らず、いつもお客を新鮮な喜びで満たしてくれるような店に一年前の評価は失礼じゃない?

モチロン大概のレビュアーさんは「一年前のレビューです」とか注釈は入れておられますけどネ(苦笑)

こういうレビューも評価に反映されるのかな?もしそうだとしたらお店の「一年間の成長」はどうなるのかな?

このお店天寿し 京町店さんのように、定番はちゃんと大切にしながら、常に新しい・嬉しい驚きを、

提供してくれはるお店も全国に厳然と在ると思うんですがねぇ~。

なればこそ全国からお客さんも来るんだろうし、現に私もその一人で御座いますからネ♫


今年から少々値上げされております。その分の大将の覚悟、一貫の寿司に籠もる気迫が弥増します。

私が伺った約一年前よりも、僭越な申し様で御座いますが、明らかにグレード・アップしておられますよ♪

初めていただいた「甘鯛に飛び梅」なんて最高でした。最近鯛を筆頭に白身魚が嬉しくてねぇ~。

それに、その鯛の上に鎮座増します「梅肉」がまた人生最高レベル。

「あぁ~、今日も来てよかったぁ~!大将ありがとう御座いました。また来させて下さいねぇ~」

心からそう言えてしまうお店、天寿し 京町店

私より2歳年長の天野大将。次に私が伺うまでもきっと御健康であられますように。


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【2013、6月】

当然ながら、ウキワ星人・リチャード1958、55歳。

日本全国すべての寿司屋に伺ったわけではモチロンない。

なので、あくまでも暗に「私の中では」という注釈が付いているのは御理解を賜りたい。

その上で「この店の寿司が最高」と申し上げたいと思うのである。


所謂、江戸前の寿司屋のように色んな料理、アテが出て〆に寿司を何貫かというスタイルではない。

強いて言うなら「北九州前」である。「九州前」ではない。「北九州前」なのだ。茲が大事な処である。

あれこれ品書きから選んで握ってもらうスタイルでもない。そして酒類を置いてない。

最初何かでこの店のそうゆうシステムを知った時「酒を置いてない寿司屋なんか行けるかい!」と毒付いた。

「おまかせ」で寿司を、そう、寿司だけを喰い、茶を呑んで帰る。。。本当にそうだったのである。

よっぽど偏屈な気難しい大将がやってるのかな?とか思っていた。

食べログなんぞ見てみると「創作寿司」とか書かれている。「寿司に創作もクソもあるかい!」と毒付いた。

すべて私の偏見であり、狭量であり、認識の甘さであった。


もう今回で何度目であったろう、とにかく予約が取り難くて困る。

寿司が喰いたいのも然ることながら大将の人柄に触れられるのが嬉しい、楽しい。

こんな幸せな気分にさせてもらえる店は他にはない。

温厚で優しい大将の笑顔は何よりも最高の寿司ネタなのである。


寿司の写真は僅かに留めておくことにする。

今回最も驚いたのは「鱧」だった。その写真だけを見て頂くことが出来ればそれだけで嬉しい。

魚偏に「豊」と書いてハモ。この「豊」は九州・豊後水道の「豊」から来ているとは昔聞いた事はあった。

元々そんなに「鱧」に執着はなかった。

「やっぱり淡路の鱧が最高やで!」と言う大将も居る。

「五島の鱧を知らんとあきまへん!これが最高!」と言う親方も居る。

そして今、京都を中心に最も出回っているのが韓国産の鱧であろう。これも悪くない。

同じ値段線の鱧を同時に食べ比べたら分かるのかも知れんが、そんなチャンスがあろうはずもない。


大分・中津の「鱧」。

関西でこの鱧を使う店にお目に掛かった事はない。

その肉付き、脂乗り、歯応え、その艶っぽさに絶句し、悶絶し、昏倒しかけた。

この「鱧」以上に私を欲情せしめた「鱧」に私は今まで出会ったことがない。


ウキワ星人・リチャード1958、55歳。

日本全国すべての寿司屋に伺ったわけではモチロンない。

くどい様だが、あくまでも暗に「私の中では」という注釈が付いているのは御理解を賜りたい。

その上で「中津の鱧が最高」と申し上げたいと思うのである。


新大阪~小倉間、たった二時間十数分である。されど二時間十数分なのである。

その鱧が喰える間に今夏もう一度この店に伺おうとしてもたぶん無理だろう。

来年また必ずこの鱧に逢いに来なければならない。


この歳になって初めて「アルタイル」の気持ちが分かったような気がするのである


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【2012、3月】

この全国屈指の名店に行くことが出来たのは、実は今回で2回目なのである。

初回は写真も撮らず、メモも取らずにひたすら感動して喰っただけだった。

レビューなんかに気を取られてる場合じゃねぇ!大将との真剣勝負や!

大袈裟な気合いと決意の初回だったが、今回は少し余裕もあるだろう。

前日の昼・夜と傍若無人に喰い、呑んだのでベストコンディションではなかったのが面目なく、

申し訳ない思いイッパイで暖簾をくぐった。それ程リスペクトしてしまった店であり、大将なのだ。


小倉駅から5分も歩けば到着。ビルの1階に車2台分の駐車スペース。その奥から店内へ。

カウンター5席だけの店ではあるが、広くゆったりとしている。大将の立つ厨房も広そうだし、

客席、トイレもバリア・フリー。広く作られている。贅沢な空間である。

ワクワク・ドキドキで着席。約半年振りの歓びだ。他にお客は地元の熟年カップルさん。

因みにこのお店には酒類が一切置かれていない。

「生意気なんですがね、一つ一つ凝った仕事をさせて頂いてますのでその味を味わって頂きたいんです」

「酒なしで寿司を喰う」なんざ有り得なかった。人生に対する裏切りであり、人間性への冒涜ではないか。

ところが平気なのである。自分自身ビックリした。信じられん向きもあるとは思うけどホントなのだ。

大将・天野 功(アマノイサオ)氏の手から創り出される「芸術的創作寿司」は何の違和感もなく、酒なしで、堪能出来る。

お父様の許で修行を積み、独立して今の店を構えたのが平成16年2月1日。

客の手許に醤油など一切置かれていない。すべて大将が一仕事して提供する。

自家製塩、粉醤油、かぼす・酢橘・橙、檸檬などの柑橘、それぞれが見事に調和して、

さっぱりと、シャリとネタの絶妙なバランスを際立たせ、そして四季折々の素材の持ち味を生かし切る。

さぁ!天野大将・渾身の「起承転結」の世界に入って行こう!

胡瓜と塩そしてガリ、新鮮な胡瓜と共に、わざわざ「当り鉢」で当たった塩が供される。

 そうする事によって塩の舌を刺すような感覚が弱まるそうだ。同じ様にガリも上品な味である。

お茶、たぶん粉茶。飲み干してなくても絶妙のタイミングで替えて呉れる。温度も絶妙。

 上品ではあるが濃厚。大将の寿司に合うお茶、きっと探し回ったに違いない。

まぐろ、大間産。何も言うことないよ(笑) 最初にこれが出るとは思わない。参った!!

車海老、少し湯がいて表面だけ色を出す。まさに“半熟の車海老”。卵と同じで半熟って美味い!

〆さば、茗荷と羅臼昆布。

牡蠣、写真忘れました!昨今見られる「淡白」と表現される味のない牡蠣ではない。濃厚!!

あら、九絵のこと。今日獲れました!4kgものです!

太刀魚、炭火で焼く。トロ~ッとして目尻もトロ~ッとヤニ下がる。そんな太刀魚初めてや。

漬けまぐろ、前出の大間まぐろを、まぐろの和出汁に漬けて出す。こっちの方が私は好き。

キス、少し焼いて、自家製の柚子胡椒。これが美味いんだわ!持って帰りたかった柚子胡椒!

アジ、香川県の粉醤油で喰う。アジフライは嫌いやけど、これは同じアジとは思えない!

サザエ、オクラを添えて、橙を搾ってある。バチが当りそうなくらい美味い。

河豚の白子、史上最高!

赤出汁、ここでさり気に登場する。なんと最近トンと御無沙汰の「じゅんさい」が入ってる!

海老の頭、これを侮ってはいかん。なんと香ばしいことか!ちゃんと磯の香りがする。すごい!

赤むつ、長崎沖で獲れた。「むつ」って滅多に遭遇しないが、こんなに脂が乗って美味いのね!


この辺で¥10000コースは終了となる。所要時間は約1時間。酒を呑まないから早い。

なにも黙々と握り、黙々と喰っていたのではない。テンション上げ上げで喋り倒しても1時間なのだ。

天野大将は決して急かすことなく、こちらのペースに合わせて喰わせて呉れる。

その神経の配り方には舌を巻く。「だから5席が限界なんですよねぇ~」と言われる。


正直、ほとんど満腹ではあったが、まだ帰りたくなかった。

もう少し「天野ワールド」に浸っていたかった。次、小倉にいつ来られるか分らんのだから。。。

「大将!もうちょっとだけ喰わせて下さいな!」


穴子、豊前の穴子。肉厚で、しかも信じられんことに「魚」の味がちゃんと残っている。ビックリ!

 その素材の味を邪魔しない、殺さない「煮詰め」はもう名人芸ではないか!

渡りかに、軍艦にしてね、手前の味噌はね、ズワイの味噌やねん。。。もう落涙。。。

寒ひらめ、肝を乗せてある。カワハギの肝乗せは喰ったことがあるが、寒ひらめの肝乗せって(驚)

かわはぎの肝和え、名物の一つ。想像出来ないと思うが説明も出来ない。美味い、凄いのみ!

穴子、今度は煮る前の穴子。素焼きにして梅肉で。大トリである。惜別の涙と共に喰った。

玉子、少し甘口。こうでなくっちゃ!!

メロン、デザートで登場。よくメロンに生ハムを巻いてるのを見るので、試しにガリを巻いて喰ってみた。

 一度試して貰いたい!美味いメロンと美味いガリは合う!店内は爆笑の渦だったけど。。。


「あ~ホンマに美味かったぁ~。ごちそうさまでしたぁぁぁ~~~。」120%の満腹・満足である。

そしてよく喋った。熟年カップルとも意気投合。よく笑うカップルやったなぁ。

天野大将の東京旅行の話も楽しかったなぁ~。すきやばし 次郎さんに行ったりしてね(笑)

「大将、そのこけし変わってますねぇ~。大爆笑してますやん!」

「これね、仙台のこけしなんです。何年か前に仙台のお客さんから頂いたんですよ。イイでしょ。」

「へぇ~。そのお客さん去年の震災で御無事やったんですか?」

「エエ!御無事でしたよ!それでね、仙台や東北の人達がこんな風に笑えるときが来るようにネ!」

最後にシンミリと感動させられたなぁ。本当にそのとおりやなぁ。

きっと皆んなで笑い合える日が来ることを信じて、また明日から頑張ろう!一緒に頑張ろう!

そんな気持ちを絶対に忘れるまい!!あの「こけし」の笑顔を思い出しながら。。。

「東北の人達に幸あれかし。」

天野大将に教わった気持ちを土産に「みずほ」に乗った。

  • カウンター5席の店内

  • 仙台のこけし!

  • 清朴な空間

  • 甘鯛に飛び梅

  • 吸い物

  • 久しぶりです!

  • 紫陽花の季節でした

  • 仙台のこけしも健在。

  • 暫く眺めてました。。。

  • 中津の鱧!!絶品!!

  • 着席

  • 胡瓜。手前の塩も美味いんです。

  • 大間のマグロ

  • 赤烏賊

  • 車海老

  • 〆鯖

  • あら

  • 太刀魚

  • キス

  • 漬けまぐろ

  • あじ

  • サザエ

  • 河豚白子

  • 赤出汁

  • 海老の頭

  • 赤むつ

  • 穴子

  • 渡り蟹

  • 肝 on the 寒平目

  • かわはぎの肝和え

  • 穴子

  • 玉子

  • メロンに。。。

  • こんなビルの1階です。

  • 駐車場に。

  • 暖簾の向こうに。。。

  • 盛塩って久し振りに見たかも。

  • さらば小倉!また来るで!!

2014/12/01 更新

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