リチャード1958さんが投稿した寿司 竹本(福岡/香春口三萩野)の口コミ詳細

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移転寿司 竹本香春口三萩野、片野/寿司

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2014/04 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

進取果敢、九州男児の挑戦 その参 ・・・ 【寿司 竹本】


【2014年 4月】

この日の昼飯は揚子江の豚まんとシロヤベーカリーのパンで安く済ませまして、

夜はお目当ての婦女子と高級寿司店に行くわけでありますよ。やはり外交も口説きも寿司ですなぁ~。

もう何度も伺っておりますお店で御座いまして。

その度にいちいちレビューUPしたりしてなかったのでありますが、

今回はお店を改造してはりましたので、その写真をば少々UPさせて頂こうと思いまして。。。

ちょっとピンボケになってるがな。。。(涙) これは改めてちゃんと写真撮り直さなアカンなぁ~。


大将の後ろが全面、大理石になっておりましてネ。これわざわざ大将が関ヶ原まで行って選んだんやそうですわ。

椅子もなんとも寿司屋らしからぬお洒落な革製の椅子に変わってましてね、これがまた尻の収まりが抜群!!

しかも今回はこの店に初めて婦女子同伴で参りましたので、私としては鼻高々でしたがな。

やっぱりこういうエエ寿司屋にはキレイな婦女子と来ないとアカンですねぇ~♫♫

さぁ今日も完璧に満足な寿司 竹本さんでした。早よホテルに帰りましょうねぇ~、一緒にネ。


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【2013年 8月】

盆休み前。日本列島が異常な灼熱高気圧に覆われてしまった2013年の8月。

尋常ではない量の発汗に気分が悪くなりながらも、何故か食欲が落ちないウキウ星人。

大のお気に入りになってしまった小倉の寿司 竹本に二ヶ月連続で伺ったのであります。

ランチタイムの終わり掛けの時間に、夜のコース¥12600を予約致しましてね♪

小倉駅からタクシーに乗り込みました。朝から殆んど喰わずに腹ペコにしておいての訪問で御座います。

※蟹の絹巻き
早速繊細な仕事を施した品がさり気無く出て参ります。

※関門海峡のタコ
上品な薄味に煮付けて御座います。あぁ~~来て良かったぁ~。

※山形県 十四代
今ではすっかり有名になったこの酒をキンと冷して頂きました。
料理がますます美味しくなるので御座います。

※千葉の大羽アジ黒胡麻和え
写真を撮り忘れてしまいました。。。
丁寧に当たって上品に味付けした胡麻に、全国屈指のアジですから。。。もう完璧なのです。

※穴子の肝焼き
これメチャクチャ美味かったのです。こんなに日本酒に合うアテって久々の感激で御座いました。

※宮城県塩釜市 浦霞
冷たい物ばかり呑んでいてはいけませんから、ヌル燗でネ♪


お寿司のコースが始まります。目の前に「大間のまぐろ」の塊が出て来ました。

今回はその大間のマグロの赤身をサッと漬けたのと、と中トロからスタートで御座います。

カウンターの真ん中、竹本大将の真ん前に座ってこの贅沢な時間を堪能しております。

話しが弾みます。息子程の若さの大将、ひょっとしたら私は彼の元気を吸い取っていたのかも知れませぬ。

後ろ側にある小上がり。トイレに行く時に何気に覘きますと、なんとお膳の上に「舞子団扇」がズラリ。

祇園の某お茶屋さんから、そこのお母さんも含め芸妓はん、舞妓はんが来店されたそうなのです。

この団扇があるのは交流がある証拠。「お茶屋遊びしたい!このお茶屋さん紹介して!」

そうしましたらね、なんと耳寄りなお話しが聞けたのです。

最近は「お座敷に上がる」粋なお客も減少の一途の祇園。お茶屋さんも色々な方途を考えているようで、

この団扇のお茶屋さん、なんと10月に同じ祇園・宮川町でBARをOPENされるそうなんです。

「お茶屋遊び」には紹介が必須。イチゲンさんは入れてもらえません。そやけどBARはそんなことおへんえ♪

敷居の低いBARでお母さんや、芸妓はんと馴染みになって。。。そして何時かは「お座敷」へ。。。

そんな嬉しいプロデュースがあるんです!そんな嬉しいBARが出来るのです。

モチロン、お茶屋さんがそんな店をやっている。芸妓はんがそんな店をやったけど閉店した。。。

色んな噂は私も耳にしたことはあったのですが、直接の知己があろうはずもなく・・・。

スケベ宇宙人には縁のない遠い世界のお話しやと思っておりましたのに。

楽しく、嬉しく話が盛り上りまして、「10月は祇園へ一緒に行こう!」って竹本大将と約束しちまいましたわ。

そして実は、話が盛り上がり過ぎましてね。。。お寿司の写真、その多くを取り忘れてしまいました。

でもこの写真は撮ってましたね。※煮蛤・・・これ史上最高峰でした。

そして※ジュンサイのお吸い物で〆て頂きました。今日も美味かった。。。その言葉しかないのです。


外まで見送って呉れる大将と恒例の「無理やり記念撮影」。

「とにかく10月の祇園・宮川町までに又、来ますけどね、楽しみですなぁ~~!」と上機嫌なウキワ星人。

「合うお店」との出会いは本当に美味しいだけではない、楽しみや嬉しさがあるもので御座います。

これで10月のその日まで「ウハウハ」で頑張って生きて行けますがな!!

皆様にも「お茶屋さんがやってるBAR」を御紹介出来る日が来るに違いありません。


さぁ!小倉駅前まで戻りましょう。

夕方に、ある婦女子と約束があるのです。「仕事の打ち合わせ」と称してのお約束。

出足から絶好調の今回の北九州出張。いよいよ今夜は素晴らしい夜を迎えることになりそうで御座います。


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【2013年 7月】

現在32歳のこの店の大将・竹本大輔氏。6年前、26歳の時にこの店を開いたと言われる。

さぞかし風当たりもきつかったであろうと思う。旧勢力とはどこの世界にも蔓延(ハビコ)っているものだ。

誹謗中傷、ヤッカミ、妬み(ネタミ)、嫉み(ソネミ)、面従腹背・・・。「出る杭」を打ち、足を引っ張るのが世の中である。

自分の傘の下に取り込もうとしてニコニコしながら近寄って来る。客として来てみたりもする。

しかしそういう「大御所」の「歩み寄り」に対して平伏すでもなく、「知らぬ顔の半兵衛」でも決め込もうものなら

忽ちにしてその「大御所」は「君子豹変」し、ありとあらゆる手段を講じてその「新勢力」を叩き潰そうとしたりする。

その魔力に抗う事が出来ず、そのグループの末席に混ざり、逼塞して過ごす人生の選択もあろう。


この店の竹本大将はまったく媚びない。諂わ(ヘツラワ)ない。無愛想と言うのではない。

しかし、理不尽な傲慢には一瞬にして「戦闘モード」に入る感性は研ぎ澄まされたものがありそうだ。

開業以来の6年間、きっと色んな辛酸を舐めて来たに違いない。

そしてその「瞋恚(シンニ)」の艦砲射撃は未だに続いているのかも知れない。

そんなヤンチャな青年と喋るのは誠に楽しい。歯に衣を着せようか、着せるまいか、ギリギリの会話がイイ。

マイレビュアーさんが賞賛されているのを拝見し、「次の出張はこの店やがな!」と数日前に予約。

JR小倉駅からタクシーで10分ほどだったろう。なんとビルのテナントではない、一戸建ての店舗。

清潔で掃除の行き届く店内はカウンターに小上がり、そしてなんとワインセラーまである。

大好きな雰囲気にニコニコしてしまう自分が居た。「ビール下さいな!」とスタートである。

このまた生ビールの入れ方が気に入ったがな!上手に入れてはるでしょぉ~!泡がドーム型になって!

「いやぁ~!よう訓練してはりまんなぁ~!嬉しいですわ!」

「ありがとう御座います!おーいっ!褒めて頂いたぞーーっ!」と奥の若い衆に伝えつつ、

「でも昨日は失敗してたんですけどね」。。。などと間合い抜群の冗談も飛び出す。

「夜用メニュー¥12600のおまかせコース」を喰った。

※大阪泉州の水茄子
早速右ストレートを食らった感じだ。地元大阪でも喰った事ない肉厚の水茄子。流通の進歩はこんな驚きも生む。

※気仙沼の鰹
なんと!気仙沼の鰹が北九州に!?こんな嬉しいことはない!テンションが一気にピークに振れた。
生姜醤油で喰う。こりゃもう、最高!頑張ろう!東北!頑張ろう!気仙沼!!

※宮城県 乾坤一
2012年で創業300年を迎えた大沼酒造の酒。蔵元は大震災で全壊の認定を受けた。
しかしなんとか元の建物の雰囲気を残し復活。これはもう、呑みまくらなしゃぁないがな!

※タイラギ貝の手巻き
少し焼き目を入れて表面が香ばしくなったタイラギを海苔で巻く。日本酒に心憎いほど合う。

※豊後水道の牡蠣・・・写真撮り忘れ・・・。
北海道・厚岸の牡蠣が一番美味いとこの時まで思っていた。しかしこの豊後水道の牡蠣の濃厚さはどうだ。
憎々しい程の磯の香り、肉の香り。クセになる味だ。

※大分・中津の鱧
ここでも出た!中津の鱧!あまりの喜びに写真を取る前に幾切れか喰ってしまった。
「焼き鱧」がここまでシットリと纏わり付くとは驚く。そして香りが素晴らしい。
この大分・中津の鱧、落としでも喰いたいものだ。ゆっくりと炭火を使って。。。

※ムルソー・シャルム(白)
料理が寿司になるので、乾坤一からワインに変更した。なにしろ私が座った後ろには立派なワインセラー。
大将にお任せして選んでもらったのがこのワイン。何処の国のとか忘れたが、切れ味のイイ、濃厚なワイン。

※フィジーの水
チェイサーをお願いしたら、これが出て来た!こんな水初めて飲んだがな!

※佐渡の定置網で獲ったマグロ
定置網漁で獲ったという事は血抜きをしていないという事。即、熟成が始まるのだ。美味くない訳がない!

※若松のキス
しかし若松という処は野菜もイイが、魚もイイ!

※山口県萩の赤貝
萩の赤貝なんて初めて喰った。肉厚の赤貝に上品な味の煮詰め。

※千葉県大羽イワシ
所謂、真イワシの事なのだがその中でも25㎝位のを大羽イワシと呼ぶ。10~20㎝が中羽、10㎝未満が小羽。
とにかく血を抜いてない。熟成が丁度よいところで喰わせるのだから素晴らしく美味い。

※天草の天然車海老
よく海老をプリプリとか表現するが、そんなもんじゃない。ガツンと歯応えのあるその身は挑戦的でさえある。
そして車海老にはたとえボイルした後ででも香りがあるのを知った。

※知床のイクラ
一粒、一粒プチプチ喰いたかった。イッペンに喰うなんて勿体無い気がしたわい。

※山陰・北浦の雲丹
ボテッとした雲丹はそれはもうこの上なくセクシーだ。表面を撫でたり、シャリからはみ出ている肉に下から触れる。
そうして充分にジラしておいてから一気に喰らう。。。ベッピンをモノにした時と同じ征服感なのである。

※長崎・対馬の穴子
穴子はやっぱり対馬か羽田沖だそうだ。白焼きの肉厚穴子に抜群に気入った煮詰め。コンプリートした。

赤出汁を啜り、粉茶を頂いた時にはもうベロンベロンであった。

ワインを1本しっかり飲み干していたのでそれはもう仕方のないことだった。

偉そうに寿司のことをレビューしているけれど、どう考えても二種類は忘れている。


私が寿司屋で一番気になるのは「シャリ」だ。

いくらネタが良くてもシャリが合わなかったら興醒めである。お造りに切り替える時さえあるのだ。

こちらのシャリは一年籾殻のまま寝かせ、赤酢で合わせている。幸運なことにシャリもジャストミートした。

そして何より竹本大将がイイ!

この大将、ひょっとしたらこちらが喋りかけなかったらあんまり喋らないかも知れない。

「自分は相当な食通だ、どんなオペレーションでどんな料理を喰わせるんだ??」みたいに、

黙って偉そうに座ってるだけ、みたいな人には頼むから行かないでもらいたい。

双方向のコミュニケーションが好きな人にこそ、そして美味い寿司が大好きな人にこそ、

リチャード1958、是非ともお薦めしたい寿司屋である。

「寿司屋のオヤジ」との落ち着いた楽しい会話もイイ。オヤジの薀蓄もまた楽しい。

しかし、生一本の真っ直ぐな若大将との会話は55歳の私にとっては本当に新鮮な感動だった。

これからどんな年の取り方をして行かれるのだろうか??

丸くなって行くのか、それともますます尖がるのか、楽しみでしょうがない。


しかしだ!こんなエエ寿司屋に私も単独で行ってる場合ではない!

次は是非ともベッピン婦女子を伴って訪問し、竹本大将にエエかっこせなイカンのである。

またまた食べログのお蔭でエエ店を知ったなぁ~。困ったなぁ~。キリがないなぁ~。

こりゃぁまだまだ食べログ、辞められそうにないなぁ~。


  • 一戸建てなんです。昼

  • 竹本大輔大将 改装前

  • 改装後

  • 関ヶ原の大理石

  • 改装後のカウンター

  • 蟹の絹巻き

  • 関門海峡のタコ

  • 山形県 十四代

  • 穴子の肝焼き

  • 宮城県塩釜市 浦霞

  • 大間のまぐろ

  • 大間のまぐろ赤身漬け

  • 大間のまぐろ 中とろ

  • 煮蛤

  • じゅんさいの吸物

  • 舞妓団扇

  • 灼熱の中、記念撮影

  • セット

  • 茗荷がイイ!

  • 生ビール

  • どうです!上手に入れて呉れるでしょ!

  • 泉州の水茄子

  • 気仙沼の鰹

  • 生姜醤油で

  • 宮城県 乾坤一

  • タイラギ貝の手巻き

  • 大分中津の鱧

  • 客席の後ろにワインセラー

  • ムルソー・シャルム

  • フィジーの水

  • ガリ

  • 佐渡の定置網マグロ

  • 若松のキス

  • 山口県萩の赤貝

  • 千葉県大羽イワシ

  • 天草の天然車海老

  • 知床のイクラ

  • 山陰・北浦の雲丹

  • 長崎・対馬の穴子

  • 赤出汁

  • 粉茶

2014/04/30 更新

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