taka_yuさんが投稿したみやさん(広島/西区その他)の口コミ詳細

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もの喰ひて生きる

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みやさん観音町、福島町、西観音町/ホルモン

2

  • 夜の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 3.0
  • 昼の点数:4.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2020/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

やはり本場の大迫力

前回訪問したのが2013年なので,7年ぶり2回目である(一度正月に来てみたものの,さすがにやっている店はなかった.).

そして,福岡に引っ越してきて福岡に広島ホルモンの店があるのを知り,もう広島までわざわざ行く必要はなくなったかと思っていたが,今回再訪してみてそうではないことを思い知った.これは役者が違ったという感じ.

雨の中をバイクを走らせ,夕方4時半ごろこちらに到着.県外客ということで,コロナ対策のため店裏に増設したテラス席?へと通された.

ポリカ波板で手作りしたテラス席?は広々している.ポリカ波板を雨が叩きこれはこれで風情がある,かもしれない.テレビもあるし,石油ファンヒーターも完備しており,このテラス席?もなかなか居心地が良い.

まずスジ(ウマのアキレス腱)のおでんをいただく.甘辛いしょうゆ味で,味がしみ込んでねっとりとした官能的な口当たり.酒が呑めないのが恨めしい限り.

てんぷらは肉を8種類と野菜3種類,それとでんがくうどん.店のおばちゃんはそんなに食うのか?という感じだったが,おいそれとは来れないからな.

店の手伝いで,ホルモンは嫌い,というダンナは,一人客に寂しい思いをさせてはならないという配慮からか,ずっと話し相手をしてくれた.半分以上は7年前と同じ会話だったが.

でんがくの汁はあいかわらずうま味調味料が少し強めの単純な塩味だが,その分ホルモンの滋味がよくわかる.ここに甘みの強い唐辛子がよく合う.

ホルモンのてんぷらも一切れがでかい.どの部位か名前を忘れたが,手のひらの半分くらいのものもあった.まな板と包丁が必須である.
これにまたポン酢と甘い唐辛子の組み合わせがよく合う.

各てんぷらが思いのほか大振りだったので,かなりおなかいっぱいになってしまった.

おみやげにでんがく(二人前800円),すじおでん,せんじがらを用意してもらった.

せんじがらはカリカリに揚げてあるタイプ.新幹線の中で売ってるやつの5分の一くらいの値段である.ビールがよくすすむ味だ.

全体の会計としても,だいぶ値上がりしたとのことであったが,激安だったということを申し添えておきたい.

やはりこの広島市西区のホルモンてんぷらはほかでは見ることのできない唯一無二の存在である.

最近,こちらの近所の著名店”たかま”も閉店した.こちらも今のところ後継者はいないとのこと.
これも時代の流れか.しかしいつまでも続いてほしい広島ホルモンてんぷらの食文化である.


  • 晩秋の雨の中辿りついたオアシス。

  • ウマのアキレス腱のおでん

  • でんがくうどん

  • てんぷら

  • 大迫力のホルモン天ぷら

  • 天ぷらはでかいので自分でまな板と包丁で切り分ける

  • せんじがら

2023/10/02 更新

1回目

2013/08 訪問

  • 夜の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

戦後復興の歴史を感じさせてくれた、印象深いふしぎな食堂

うだるような暑さの8月15日、終戦より68年目の広島をバイクで訪問。平和記念公園は、多くの参拝の人々が集っていた。

この日は、西広島駅周囲の他店はお盆休みで、みやさん食堂だけやっていた(18日までやると言っていた)。

おばちゃんとばあちゃんが接客してくれて、おばちゃんはニコリともしないがいろいろ世話を焼いてくれた。

肉と野菜のてんぷらとでんがくうどんを注文。小皿にしょうゆを垂らそうとすると、ばあちゃんが「それはしょうゆだ、ポン酢を使え(広島弁)」と言う。そして、「書いてあるのにわからんのかねえ(広島弁)」と言うのである。

シロウトと見えたのだろう、「はじめてかい?(広島弁)」
「いんたーねっとを見たのかい?(広島弁)」
といろいろ聞いてきた。

「最近は遠くからのお客さんがとても多い。昔はこの辺の貧乏人の食べ物だったのに。(広島弁)」
「あんたも遠くから来たのかい?(広島弁)」
ばあちゃんは結構話し好きだ。

てんぷらは、出来合いの粉で注文を聞いてから揚げるのでとてもサックサクしている。
ばあちゃんが「ポン酢もおいしいやろ?(広島弁)」

肉は、ハチの巣とコブクロとミノかなあ?野菜のてんぷらはアスパラとしいたけ。午後の移動もあるのでビールが飲めないのが残念である、こんなに暑い日なのに。

でんがくうどんはモツにキャベツとネギ入り。ばあちゃんがヤサイもおいしいやろ?(広島弁)」、実際意外なことにてんぷらのアスパラやでんがくのネギやキャベツなんかの野菜がとてもおいしい。

こんどはおばちゃんが、「うどんもおいしいやろ?うどんもちょっとスペシャルな奴だからな(広島弁)」
うどんは、袋に入ったゆで麺だが、少し細めで、なるほどさっぱり目の塩味スープによく合っている。

鍋にはしょうゆでこはく色に染まったいろいろな部位のおでんも煮上がっており、これもおいしそうだ。

最後に、でんがくをお土産に4人前買った。ビニール袋に入れてくれる。

ばあちゃん曰く「ヤサイを入れてな。ねぎとキャベツがいいよ。白菜はあわん(広島弁)」、ということだ。

帰宅後、お土産のでんがくを味見した。そのままでは塩味とMSG、いわゆる化調の味がややきついので、やはりばあちゃんの言うとおりキャベツを入れたほうがおいしいようだ。まあ、でもやっぱり店で食べるのが一番おいしい。

戦後の焼け野原の復興の過程で、このみやさん食堂のような店は多くの、あまり裕福ではない人々の空腹を満たしてきたんだろう。その雰囲気を色濃く残しつつ、今はネットの情報で訪れる人が増えているというわけだ。そしてこれからどう変わっていくんだろう、そんなしみじみと感慨深い訪問となった。

2021/02/26 更新

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