3回
2020/03 訪問
1時間の途中下車で立ち寄る京都のラーメン歴史遺産
約一年ぶりの訪問.九州~北陸間の長距離鉄道移動にて.
新型コロナウイルスの影響で,新幹線の中はガラガラだったが,こちらは少し少ないかなー,という程度に行列している.
今回はチャーシューのネギましで.
麺はノーマルだと少し柔らかめなので,固ゆででもいいかもしれない.
昔なつかしい味を保持しながらも,現代にも通用する稀有なラーメンである.
九州から北陸方面の場合,京都駅の新幹線ホームから南側の新幹線八条東口を出て店まで歩いて600m7分,帰りは駅北側を回ってサンダーバードの発着する0番ホームに向かうのである.
2020/04/04 更新
2019/02 訪問
京都駅で途中下車して食べるに好適,そしてその価値がある
2019年現在,北陸新幹線は関西に連絡していないので,関西以西に行く場合で時間を優先するときは,のぞみ号の停車する京都で乗り換えることが多い.時間を優先するのでこれまでは京都は素通りだったが,出張の帰りに時間の余裕があったので,2時間だけ途中下車の時間をとって長年の懸案だった2大京都伝統中華そばを試す機会とした.
新福菜館は他にもあるしセブンのカップ麺を食べたことがあるしで,第一旭を優先とした.
春節と3連休中日で昼時の行列は火を見るより明らかである.少しずらして午後3時に店に到着.新幹線を降りて10分とかからない.
キャスター付きのカバンを持った客を交えた行列ができている.第一旭は20人程度,新福菜館は5人ほどである.黒いマスクの韓国からの観光客の比率が多いようにも見受けられる.待つ間,おみやげ生ラーメンを買っていく人もちらほらいた.一人は,おみやげを第一旭と新福菜館の両方で買い込んでいた.
行列もわりあいはけていき,待ち時間は30分ほどだった.待っている間に黒いT-シャツのイケメンな若店員が注文を取りに来た.接客は丁寧で京都弁が旅情をそそる.
一人なのでカウンターに通された.カウンター越しからは直径一メートル近くありそうな羽釜が3つ,盛大に沸騰しているのが見える.麺が入った生舟には近藤製麺と見える.
ほどなく中華そば並700円が配膳された.新福菜館のマックロな醤油汁が頭にあったので,アレッ白いな,というのがまず第一印象.
上から食べてみてまず九条ネギのしゃっきとしてくせのない爽やかなのが京都らしい.いろいろカスタムできるようなので,次はネギ大盛りにしたい.その下はモヤシが一つまみの適量でひげや頭のもしゃっとした感触がなくスープを邪魔していない.薄切りで少し硬めのチャーシューは,ノスタルジーを感じさせる.
スープはそこそこコッテリ感があり迫力のあるコクの濁りの少ないとんこつで,少し感じる獣臭はむしろこんなラーメンに似合っている.”洗練された薄味”というような京都のイメージとは別の顔である.
加水率やや少なめの30%台前半と感じられる中太ストレートの麺もしゃきっとしてなかなかうまい.正調中華そば,といった趣である.
全体として,歴史を感じさせつつも良くまとまった現代にも通用する,老舗名店の誉れにふさわしい一杯と感じ入った.
京都途中下車所要時間1時間のこのコースは定番になるだろう.
2019/02/13 更新
ほぼ一日中開いているので,時間帯をずらせば1時間以内の途中下車でいける.ネギ好きならネギ増しがおススメだろう.
2020/03/09 更新