7回
2021/07 訪問
すべての皿に溢れる生命感。素朴でスッキリしているのに力強く、アーティスティック。
ラボンヌターブルでランチをいただいてきました✨
今回は、ほぼ個室のようなセパレート感と落ち着きのあるブース席を用意していただきました。
おかげさまで、すっかりリラックス
ランチタイムなれど、忙しなさなど微塵もなく、永遠に続くのではと思うほどのゆるやかな時間が流れるばかり。
さて本日のメニューはこちら。
・畑の野菜たち
・スズキ、桃、完熟南高梅、ラディッシュ、アンディーブ、ピンクペッパー
・とうもろこしの素朴なスープ
・蝦夷鹿の藁焼き、生胡椒、タイム、赤紫蘇、オリーブオイル
・桃、フランボワーズ、バニラアイス、カモミール、メレンゲのパブロバ
ますます研ぎ澄まされ、進化しているラボンヌを感じました。
畑の野菜たちは、毎回違って全部良い。真っ先に手が伸びたのが水茄子です。なんと爽やかな味。
そして軽いビネガーが効いたピクルス、甘い果実、ほろ苦さと清涼感を感じる野菜という流れ。たおやかです。
白い円皿の上でスズキは桃とともにリズムを刻み、熟熟に熟した南高梅の甘い甘い甘酸っぱさに脳を打たれ、ラディッシュ、アンディーブ、ピンクペッパーは見た目のみならず重要な味のパートを任されていました。
とうもろこしの素朴なスープは、ほぼ水ととうもろこしだけで作ることにより究極の洗練を具現化。驚きのとうもろこし指数です
とうもろこし以上にとうもろこしを表現するスープ。玉ねぎさえ使っていません。それがなんとも潔く、心地よい。
とても中村シェフらしいお料理だなと感じました。中村シェフってこういう人だよと呟きたくなる。わたしが中村シェフの何を知ってるっていうんだい?という前提は差し措いてですね。
蝦夷鹿の藁焼きは、キッチンから藁の香りが漂ってきた時点でもはやサービスが始まっていた感があります。
その香りがだんだんと近づいてきて、いよいよテーブルに乗ったときにはもう、食欲がはちきれんばかり
その欲をガバッと一気に満たしてくれる鹿のド迫力。繊細な繊維と力強い味わい。オリーブオイルにまみれた生胡椒、タイム、赤紫蘇は最高の組み合わせ。ほんのひとつまみで奏でられるハーブ感に、グッと心を掴まれます。
デザートは、わたしのアレルギーを考慮して特別なパブロバを作ってくださいました
見た目、なんかもう生きているようにしか見えません いや、生きています。
桃、フランボワーズ、ブルーベリー、バニラアイス、カモミール、ミント、メレンゲ。非の打ちどころのない組み合わせ。
バニラアイスやフルーツがひとつひとつハンパなく美味しい。
途轍もない満たされ感。ひたすら感謝したくなる気持ち。
写真ないですが、ブリコラージュのパンもやっぱり最高に美味しかったです
世情ゆえに宙ぶらりんになりがちな昨今の我が心を、まん丸に満たしてくれました
2021/7/20〜8/22は、ヒュッゲ・ノン・アルコホリックという新しい試みをなさるそうですよ。詳しくは中村シェフのインスタで。
@kazunari_labonnetable
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2021/07/15 更新
2021/04 訪問
カジュアルな自然体の料理の奥底にある、類い稀なるセンスとプラン。
過日のことになりますが、ラボンヌターブルのランチ行ってきました
ちょうどお天気のいい日で、桜が散ったあとのサラッとした暖かさが街に幸福感を振り撒いているようでした。
新しいスタッフさんも何人か入り、皆さんとても明るくキビキビとお仕事なさっていて、その姿を見るだけで元気がもらえる気分です
中村シェフを中心に、仲良しの雰囲気がいつも自然に伝わってくるのが本当に素敵✨✨
シェフが一人一人の人ときちんと向き合って、お互いに一緒に働けて良かったと思える時間を過ごそうとしていることを感じます。温かい❤️
さて、ラボンヌさんのコースはプリフィックス。本日のわたしのチョイスはこちら。
・畑の野菜たち
・ホタテ貝のポワレ
・スープドポワソン蛍烏賊ラーメン
・松阪ポーク、フォアグラ、マッシュルームのパイ包み
・苺とワサビのアイスクリーム
食材もだいぶ春らしくなってまいりました
畑の野菜たちは、いつにも増して味の輪郭がクッキリ。ひとつひとつの野菜やフルーツが限界まで個性を主張していて、エネルギーがパンパンです❣️
驚くことに、どんな順番で食べても、その個性同士がきちんとストーリーとしてつながるのです。変な味の混じり方を決してしない。マジックですね。
ミニトマトがあまりにも甘くて、苺より甘いかと思っちゃいました。こんなミニトマトどこに生えてるんだ?
ホタテ貝のポワレは、中村シェフのインスタライブお料理教室で教わった、「ホタテ貝の焼き方」そのままの手法で焼いているそうです。
もちろんソースや盛り付けはレストランならではの領域。ホタテの焼き方に関しては、とても勉強になりました。
このぐらいの焼き加減がいいんだな〜と、実感として教えてもらえた感覚。わたしはまだまだ焼き過ぎだった❗️
あまり焼かないほうが甘いし柔らかいし縮まないですよね。それがなかなかできないのが当たり前。そこを乗り越えたい。
スープドポワソン蛍烏賊ラーメンは、フランス料理屋さんのラーメン。本当はメニューにはラーメンと書いてありません。スープドポワソンとだけ書いてある。
でもラーメンなんです 自家製麺、自家製スープですよ。
この濃厚なフレンチのスープ‼️ めちゃめちゃ濃い魚介出汁です。本来このスープだけで成立するやつ。そこへ麺と蛍烏賊を投入。九条ネギの香ばしさと、柚子の爽やかな香りをプラス。
なかなかこれはやばい。ラーメン屋さんでは絶対出てこないやつ。
ラーメンのていをなしていると、スープを残したくなるかもしれませんが、これはフレンチのスープだから全部飲まないともったいない。出汁は濃厚だけど、塩分は低いです。
松阪ポーク、フォアグラ、マッシュルームのパイ包みは、黒トリュフソースで作ってもらいました。
うおおおお、うんまい❤️ ポーク、柔らかムッチリほろほろ食感 無駄を削ぎ落としたイケてる豚が存在しました。脂っぽさの真逆をいきつつ、旨みと優しさは成立しているのです。スゴイ❣️
フォアグラって最近あんまり食べてなかったけど、久しぶりに食べるとしみじみ美味しいですね。罪深き美味。甘美です。
黒トリュフソースは豚との相性が完全に計算されていて、黒トリュフだけの味ばっかりにならなくて良かったです。黒トリュフは他の素材と駆け引きがうまくいってこそ最高の美味になるものですね。
苺とワサビのアイスクリームは、「アッ」と声の出る意外性あり。ワサビのアイスの味が変にツンとしていなくて、爽やかなハーブのような味わい。
ダックワーズで一休みして、宝石のような苺に流れるシークエンスが最高です❤️
あと2週間早かったら、お席から満開の桜を鑑賞できたんですけどね。それはまたのお楽しみに
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2021/04/10 更新
2020/12 訪問
一年の計はグラタンにあり。蟹蟹蟹だらけのタラバガニグラタン❤️
タラバガニグラタン
ラボンヌターブルさんは、毎年恒例でタラバガニグラタンをやってるらしい。その年によって、マカロニグラタンだったり、リゾットだったり。でも名前はいつもタラバガニグラタン。今年はラザニアです。でも名前はタラバガニグラタン❤️
このお料理は予約制。お席の予約をするときに、「タラバガニグラタンお願いします」と言わないと出てこない裏メニュー。多分このギターの形のお皿とか、あんまり数がないんだと思う。貴重よ。
今回はランチタイムに一人で行きました。ラボンヌさんに一人で行くのは初めて。でもすごく楽しくて、居心地がよくて、お一人様歓迎って本当だったんだなと思いました
12月ランチコースの内容はこちら。メインとデザートはそれぞれ選べます。
・畑の野菜たち
・炙ったブリ、トマト、赤玉ねぎ、コリアンダー、ディル、ビタミン大根
・タラバガニグラタン
・縮緬キャベツ、平目と帆立貝のムース、ズッキーニの蒸篭蒸し、サフランと平目の出汁のバターソース
・ベルガモット、洋梨、花梨のパブロバ バナナとライムのアイスクリーム
感動的な美味しさ 特にタラバガニグラタンと、縮緬キャベツは美味しすぎて死にそうになった。悶絶死レベル。
タラバガニグラタンは、蟹がドサドサ入っていて、歯ざわりが蟹だらけみたいな状態。すべすべのベシャメルソースに、上品な甘味のあるトマトソースがギュッと効いていて、ピロピロのラザニアと、こんがりのチーズで挟み込まれている。窮地に立たされた蟹。もう逃げられないよ。
どこから食べても美味しい要素しかない。とにかく蟹の味が立ってる。ボンヤリしてない。ピシッとキマってる。やるときはやる。蟹の決意が聞こえた。
縮緬キャベツは、フワフワに柔らかい縮緬キャベツに、一切の濁りない平目と帆立貝のムースがムチムチに包まれている。平目だけでも美味しいのに、帆立貝までもが追い討ちをかける。蒸籠蒸し効果で香りと味が一体化して優しさが増している。
そこへ! サフランと平目の出汁のバターソース もはや危険領域。美味しいものしか入ってないじゃないか! わたしが死んだらこれをお供えしてほしい。
最初に戻って、畑の野菜たちは今回フルーツ多め。味も見た目もカラフルで幸せになる。左下の山葵みたいなのはむかご。山芋の赤ちゃんです。
炙ったブリは焦げた部分が香ばしくて最高。トマト、赤玉ねぎ、コリアンダー、ディル、ビタミン大根の構成がパーフェクト。ブリが踊り出すほどに生き生きとした味。スゴイです!
デザートは、ベルガモット、洋梨、花梨のパブロバ バナナとライムのアイスクリーム。これはもうとにかくベルガモット。ベルガモットの香りが高貴で頭がクラっとする。
それが食べても美味しい。こんなに香りが強いと、食べたら苦くなるのではと思いましたが、全くそんなことはなく、食べたあとも自分がベルガモットくさくなって最高でした。
見た目がツノみたいになってるのもすごくいい。これに限らず、中村シェフのお料理は、みんな人格と顔があるように見える。食べ物というより仲間たちみたいな感覚。だから楽しくて心が躍る。食べていて本当に幸せ❤️
食後のコーヒーはカイトさんが淹れてくれました。入魂の一杯。胸のあたりに広がるアロマと多幸感。本当に美味しい。コーヒーって、心を込めて淹れてもらうと味が変わるんだなと思った。
店内のあちこちに見え隠れしているサンタの人形は中村シェフの私物なんだそうです。一筋縄ではいかないヤツの顔してる。
お店の近くで売ってるらしいんで、わたしも買って帰ろうと思ってたのに忘れてしまった! また来年のクリスマスシーズンに行ってラボンヌターブルの帰りに買おう。
12月は、一年の総決算的な料理を出してくれるレストランが結構ある。ラボンヌさんも、いつにも増して力が入っていてゴイスーなお料理を出してくれました。ありがとうございます
今年はラボンヌさんに出会えて、本当にそういう意味では良い年でした。
自粛期間中は中村シェフのインスタライブお料理教室に毎日助けられ、夏からはメニューが変わる毎に訪れ、驚きと感動と喜びをガッツーンと注入してもらいました。
食べることで人は生きているということの意味を、一段と深く学んだ一年でした。言葉にできないぐらい感謝しています。ラーラーラー♪
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2020/12/17 更新
2020/11 訪問
ポルチーニに溺れ、鹿肉に酔う。肉まみれの誕生日。
お誕生日ありがとう。今日11月18日は、わたしのお誕生日です。前夜祭として、日本橋ラボンヌターブルさんでお祝いしていただきました。
今年はめっきり外食を減らさざるを得ない状況ではありましたが、ラボンヌ中村シェフによるインスタライブお料理教室(ハプニングキッチン)に出会い、自粛期間明けからはメニューが変わるごとに店を訪れ、心から感動するお料理の数々に救われてきました。
家ではほぼ毎日中村シェフのレシピで食事を作り、1ヶ月半ごとの数少ない外食はラボンヌターブルという日々。ラボンヌなくして今年のわたしは存在しえませんでした。
そんな、今年を象徴するお店で、二人の親友とともに迎えた誕生日。この上なく幸せな気持ちに満たされました。ありがとうございます。
シェフはかなり気持ちを砕いてくださり、わたしの大好きな、きのこ&肉の大盤振る舞い! 心から感謝しております。
なおかつ、Twitterでバズったアンコウの頭の剥製でアンコウの切り身を炙る猛烈ファイヤー調理も目の前でやってくれました。
やっぱ中村シェフ、ハンパないす。こんな面白いシェフいないですね。魚の頭の剥製だけでも商売にできるんじゃないかっていうくらいのクオリティです。前回の剥製より精度が上がっていた。
本日のお品書きはこちら。
・畑の野菜たち
・原木しいたけのロースト
・一山いけす 平目の瞬間昆布締め、蕪、柚子、三つ葉、コールラビ
・ポルチーニのボルドレーズ
・鮟鱇のロティ、高農園 赤土野菜のソテー、黒オリーブオイル
・蝦夷鹿肉の稲わら焼き 山椒のソース、奈良漬、花穂紫蘇、銀杏、黒七味
・林檎、バターナッツ南瓜とラム酒アイスクリーム、ピスタチオ、ローズマリー、カルダモン
ですわ。
豪華だった! かゆいところに手が届くような、大好きな食材、大好きな料理。
わたしはお気に入りの飲食店にコツコツ通うのが好きで、あんまりあっちこっち一度だけ行くということがないタイプです。なぜならこうして、本当に好きなお店に通い続けると、自分の好みのドンピシャのお料理がどんどん出てくるようになるからです。
決まったコース一本のお店でも、気が合えばスペシャルアレンジしていただけるものですよ。これは決して不平等などではなく、人付き合いってもんだと思います。
わたしは性格が良くて面白くてユニークで、料理のセンスが抜群にいいシェフたちとつきあっていきたいなあ。その最たる人の一人が中村シェフです。
まあまずは、原木しいたけのロースト。これ考えた人天才。中村和成シェフ最大の発明です。しかもバージョンアップしてた。軸の部分のコリコリ感がマシマシ。まるでアーモンドのような香ばしさ。
きのこの傘と熟れクリームのコンビネーションは、まさにウットリするような美味。
平目の瞬間昆布締めは、素材だけ見ると完全に和食ですが、しっかりとした粋なフランス料理でした。野菜の爽やかさ、ハーブのような使い方、コリコリとした食感の組み合わせ方の絶妙さ。こういうのはやっぱり、プロの腕あってこその料理だと思う。
ポルチーニのボルドレーズは、ぶっ倒れそうなぐらい美味しかった。フレッシュのポルチーニ! しかもこんなに大きくて柔らかくて味が濃いの。
このポルチーニとの一期一会の出会いに深く感謝。こんなポルチーニに出会えて運がいい。いい一年になるに違いない。
鮟鱇のロティは、鮟鱇ヘッドバナーによる炎上調理により、ソフトな膜に覆われた、それはそれは繊細な味わいの白い柔肌であった。鮟鱇をこんな味と食感に仕上げるなんて、インクレディブルです。黒オリーブの効いた野菜とソースも最高の組み合わせ。
いよいよお肉。蝦夷鹿肉の稲わら焼きは、ナイフを入れることにさえ快感を感じる柔らかさ。稲わらの香りがこうばしい。田舎にでも行ったような気分になる。
赤々とした見事な肉片は、非常に丁寧に作られたソースにより覆われ、食べ進むごとに山椒ソースと肉の親密感が高まっていく。
なんて美味しいんだ! やはりフレンチはソースがすごい。しかも今日はシンシンを用意してくださった。モモ肉の一番奥の奥。最も柔らかくて味わいの濃い部分です。
口に入れれば、舌に溶けそうな柔らかさ。ジビエならではの野性味もあり、肉食派のわたしを奮い立たせる。エキサイトしました
この山椒のソース、奈良漬、花穂紫蘇、銀杏、黒七味と、これまた使ってるものは完全に和食でいて、完全にフレンチでした。なんという美しいハーモニー。見た目も味わいも楽しく、それぞれの味わいが肉を華やかにしてくれていました。
このあとお誕生日祝いのスペシャルプレートが。すっごくお洒落なエディブルフラワーとチョコレートのプレートで、ビックリしました!
エディブルフラワーをこんなに食べたのは初めて。全然苦くなくて、むしろ甘く、かすかに花の蜜を感じる。素敵だなあ。それがチョコとすごく合ってる。
オシャレなだけじゃなくてこんなに美味しいなんて、ありがとうございます。
デザートは、林檎、バターナッツ南瓜とラム酒アイスクリーム。ピスタチオ、ローズマリー、カルダモンがあしらわれています。
これがまた素晴らしい。バターナッツ南瓜のアイスがナッティで本当にバターみたいにねっとりとして香りも深みも濃い。アイスに突き刺さったナッツが触覚みたいでかわいい。
シェフとスタッフの皆さんと、親友の二人と一緒に記念撮影。とても幸せなバースデーパーティーになりました。
なんかわたしの好きな感じの音楽がずっと流れていて嬉しかった。シェフは音楽の趣味がいい。
このディナータイムのすべてが、最高のお誕生日プレゼントになりました。この歳でそんな経験ができるなんて、こんな幸せ者はおりませんよ。
素晴らしい一年が始まる予感しかしません。ありがとうございます。
#French
#日本橋
#ラボンヌターブル
#誕生日
#Porcini
2020/11/18 更新
2020/07 訪問
美味しさ、量、コスパ、すべてがハイレベルな日本橋ランチ。
ラボンヌさんのランチ行ってきました。
ディナーのラボンヌの落ち着いた雰囲気も素晴らしいものですが、ランチの明るい空気感も最高です!
今日もキッチン丸見えの特等席へ。皆さん楽しそうにお料理なさっています。見てるだけでワクワクする
7月半ばに登場した新ランチコースはこちら。日々アップデートしながら、8月末までは大体こんな感じでいくそうです。
畑の野菜達
穴子のフリット
ほうれん草の冷たいスープ
ズッキーニに鎮座した鮎
松阪ポーク、フォアグラ、マッシュルームのパイ包み
完熟南高梅と桃のコンポート
メインは3種類の中から選べるようになってた。鮎、鴨、松阪ポークの中から、どうしても一つに絞れなくて、鮎を各自一皿+松阪ポークを友だちと半分ずつシェアする形にしてもらった。ありがとうございます!
まずは畑の野菜達から。前回とはまた違う野菜で構成されている。季節の移り変わりを感じる。食感や味のオリジナリティを生かしつつ、気の利いたスパイスや調味料がちょちょちょいと施されていて素敵度アップ。
続きましては、穴子のフリット。本来はメロンとピスタチオですが、メロンが苦手なのでマンゴーに変えてくれました。穴子は肉厚で身がしっかりした上物。
本当に良い塩梅のパリサクのフリットで、砕いたピスタチオと数種類のスパイスがあしらわれている。完璧に美味しい。フリットの下にうっすらと野菜ペーストのソースが敷いてあった。その野菜の甘味が相乗効果になって、味が何層にも美しく重ねられている。
ほうれん草の冷たいスープは、渋谷チーズスタンドのモッツァレラチーズを大々的にフィーチャーした一品。味の仕上げは塩レモンとオリーブオイル。
直球で新鮮なほうれん草をそのままスープにした濃い緑色の液体に、真っ白でミルキーなモッツァレラが映える。運命の出会いかと思うぐらい相性がいい。モッツァレラがあまりにも美味しくて買いに行きたくなった。
さてメインは、ズッキーニに鎮座した鮎。鎮座しちゃってます! しかもスイカとキスしてるよ〜 お皿の上でキャラ立ちしてます
この白ポルト酒のちょうどいい甘さ加減のソースが最高。鮎は炭火焼きってイメージが強い魚だけど、こうしてリッチなソースとともに食べる方が好きだなと思った。
スイカはただの飾りではなく、旨みや苦みの濃淡のある鮎の味わいに小休止を入れる名脇役として機能している。
そして追加分の、松阪ポーク、フォアグラ、マッシュルームのパイ包み。なんという豊かな世界。どこから食べても玉手箱。
松阪ポークというものを初めて食べた。子供の頃、豚肉って美味しいなあと純粋な気持ちで食べていた頃の感動が蘇ってきた。原初的な味。何か心に突き刺さるものがある。
デザートも二種類の中から選べる。わたしは完熟南高梅と桃のコンポート。わらび餅、黒豆、ヨーグルトのソルベがあしらわれている。フレンチのデザートにわらび餅と黒豆って素敵すぎる。南高梅の熟成味が全体を包んでいて、初夏の爽やかな風を感じる。
内容的にも量的にもコスパ的にも、かーなーりーハイレベルな満足感を得られるランチでした。
抜群に美味しいのはもちろんのこと、その味が完成するまでのストーリーの奥深さを感じる。そのストーリーの濃さが、食べる人の心の奥にリンリンと鈴を鳴らすような幸福感となって伝わる。
ラボンヌターブル、唯一無二の存在感です。このレストランに出会えて良かった。
じゃあまた9月ぐらいに伺いたいと思います。その頃、何かが起きる予感‼️
#ラボンヌターブル
#日本橋
#lunch
#French
#鮎
2020/07/17 更新
2020/06 訪問
丁寧な手仕事から生まれるパワフルな味わい。日本の素材を大切にするシェフの、圧倒的な創造力と人間力が魅力。
夢が現実に! 日本橋ラボンヌターブルでディナーを食べてきました
全くこの2ヶ月間というもの、最も憧れを募らせ続けたレストランは、ラボンヌターブルを措いてほかにありません。
以前から中村和成シェフの存在と高い評価は伺っていましたが、わたしはあまり自由が丘から出ない人間。いつか機会があったらぐらいに思っていました。
しかし、中村シェフの素材と料理に対する異常な情熱と愛、そして自分の大切な人に美味しいものを食べてもらいたい気持ちこそが最も重要な料理の素材であり、ロマンであるということを、言葉を超えた説得力でインスタグラムライブのお料理教室「ラボンヌカズシェフのハプニングキッチン」を通して教えてくれたのです。
この人に会って、この人の料理を食べたいと思いました。営業再開の知らせを聞き、嬉し過ぎて信じられないくらい! インスタライブを一緒に視聴していた友人を誘って即予約。
ついにその日が来ました。
地下鉄三越前駅で降りると、目の前がもうコレドです。コレド1の右横をすり抜けてまっすぐ進むと、奥にコレド2の入り口が見えます。ラボンヌの入口は、エスカレーターで1階に上がり、一度外に出て道路側から入店する形。いもけんぴ屋さんの左横から外に出て、左に進むとレストランのエントランスがあります。
出迎えてくださったのは、しきさん。しきさんはいつもインスタライブでカメラマンをしてくださってるサービスマンの方。声だけでわかりました。しきさんもわたしを認識してくださっていた。なんか嬉しい。
そしてお席に着く前には、中村シェフにもお会いできました❗️わあ、本物。話し方も声も仕種も表情も、インスタグラムで見てたのと同じ中村シェフだー。感動!
ここはオープンキッチンで、キッチンが本当に丸見え。真正面にキッチンが見える席にしていただきました。スタッフの皆さんは終始穏やかにスムースに作業なさってます。
アレルギーと好き嫌いを予約時に伝えてあったので、メニューはわたしの好きなものばかり。
・畑の野菜達
・原木椎茸のロースト
・スズキ、桃、ラディッシュ、酢橘、塩とオリーブオイル
・とうもろこしの冷たいスープ、バニラ
・鮎のベニエ、うるかと黒オリーブのタプナード、スイカ、木の芽
・ホロホロ鳥の稲藁焼き、葉人参
・枇杷のブランマンジェ
こういうラインナップでした。
今までにお料理教室で扱った素材と調理法が散りばめられた構成。しかしその完成度は、われわれ素人が作るものとは一線を画した崇高なるプロの世界。ある意味、中村シェフにとってのひとつの集大成なんだろうなと思いました。
どのお皿にも明確なコンセプトがあり、それをクッキリはっきり明瞭に描く手仕事の丁寧さと圧倒的技量。
曖昧なところがないのです。だからストレートに味が伝わるし、素材の命を感じる。オープンキッチンと同様、丸見えです。
これを作ってる人は本当にこれを美味しいと毎日ちゃんと感じながら作っているんだろうなと容易に想像できた。意外とルーティンになってる人も多いと思います。そういうのって、なんとなく感じてしまうもの。
コースが始まる前に、プレゼントみたいに渡された銀色の小袋。なぜか熱くて、開いたら魔法が起きた❗️これは行ってのお楽しみ。
1皿目、畑の野菜達。なんと美しい❤️ 野菜、花、フルーツを、一口よりもっと小さいプチサイズにカット。それをセンス良く盛り付けています。
ひとつひとつの素材の味が、びっくりするほど強く伝わる。こんなに小さいのに、命のパワーに驚くばかり。
2皿目、原木椎茸のロースト。これぞラボンヌ名物。いしづきを宇宙人の足みたいに切り、椎茸のかさに熟れクリーム(熟鮓を作るときのお米の部分+サワークリーム)が詰まってる。
写真で何度も見たことがあったけど、想像以上にすごく美味しかった。足が一本一本ポリポリに焼けてて食感が楽しい。熟れクリームと椎茸のうまみの合わさった味が実に素晴らしく、香りの良いチーズのよう。日本の椎茸でこんなふうにフレンチを表現するなんて最高だなと思った。
3皿目、スズキ、桃、ラディッシュ、酢橘、塩とオリーブオイル。スズキの下に隠れた赤いラディッシュが、薬味のような役割を果たしてスズキの風味を引っ張り出している。
魚を食べた直後、桃を口に入れると、前半に調和を、後半に切り替えを感じられる。それを3回繰り返して楽しめる。最後は葉っぱとスズキを重ねて食べて、和食のお刺身みたいにしみじみ味わった。
4皿目、とうもろこしの冷たいスープ、バニラ。ほぼ、とうもろこしと塩と水だけで作ったというこの冷製スープ。コーン自体の力を信じて一本立ちさせている姿が美しい。
後半、ひとたらしのバニラオイルをまぜると、たちまち表情が変化して大人の味になる。一皿のスープの中でこんな表現ができるのか。カッコイイなあ。
5皿目、鮎のベニエ、うるかと黒オリーブのタプナード、スイカ、木の芽。こちらは鮎一尾を、揚げ、焼き、コンフィの3種類の調理法で味わい尽くすお皿。
特に感動したのが頭のコンフィ。何時間もオイルで煮たのだと思いますが、鮎の頭がこんなに柔らかく、優しい味わいのするものだとは思いませんでした。非常に非常に美味しい。
揚げてある身の部分は、カリカリに薄いベニエ生地をまとい、身のうまみをギュンギュン閉じこめてる感じ。
添えられたソースが見事で、軽快に仕上がった鮎の身をたちまちフランス料理の世界にしてしまう魔法のソースでした。かなりオリジナリティがあり、鮮烈な味。
そこになぜかスイカが添えられてるところが中村テイスト。夏の予感。
6皿目、ホロホロ鳥の稲藁焼き、葉人参。本日のメインです! 石黒農場のホロホロ鳥、さすがに美味しい。爆発的な旨み。脂がのっていつつ、全く脂っこくなくサラサラ。ひたすらうまい。溢れ出したホロホロの水分もまたソースの役割を果たしている。
ナイフを入れた瞬間の柔らかさは驚くほど。肉質は繊細、味の広がりはダイナミック。ほんのり香る、稲藁の香りがかぐわしい。
サプライズで、ハプニングキッチンにも登場したホロホロ鳥のチューリップを出してくれました。これがあれか! やっぱり骨のついてる肉はうまいなー。
デザート、枇杷のブランマンジェ。個人的にアレルギーに対応していただき、こちらを出してもらいました。
酒粕のアワアワの上に美しいエディブルフラワーが。意識して食べてみると、お花もひとつひとつ味が違って面白い。甘かったり、ほんのり酸味があったり、少し苦かったり。
ブランマンジェは枇杷のタネから杏仁豆腐のような味になる成分を使っているのだそうで、本当に杏仁豆腐みたいだった。爽やかでとても美味。
最後のお茶は加賀棒茶をお願いしまして、お茶請けはタコ焼きでした。うそ。中身アツアツのフォンダンショコラなんですよ。すんごーい! よくできてるなあ。
料理に添えられたパンは六本木ブリコラージュのもの。姉妹店ですね。今日は2種類のパンをいただきました。多加水の食パン(パンドミ)がモチモチしていて良い。口の中で旨みがふくらむ。どこまでも美しく、全くえぐみのないパン。パッと見シンプルですが、とても特殊。ちょっと色々買いに行きたい。
今回、ノンアルコールのペアリングもお願いしました。お皿ごとに合う味のドリンクが用意される。お茶のみにあらず、フルーツや出汁昆布、梅、さくらんぼなど、奇想天外な組み合わせで楽しませてもらえた。
発想はユニークなれど、非常にすんなりとした味わいで、料理にそっと寄り添う感覚。お見事です。
なんだかあまりにも楽しくて、気づいたら3時間もここで過ごしていました。本当は2時間ぐらいでおさまるコースなんだと思います。
今は営業再開したばかりなので、ぐーんと席数も減らして、ソーシャルディスタンスand 中村シェフをはじめスタッフの皆さんとお話する時間を大切になさってる様子。
記念撮影するときは顔出ししていただきましたが、もちろんずっとマスクをして調理および接客なさってましたよ。
最近、映画「ノーマ」をシリーズ2本とも見たのですが、作った人が席までお皿を持ってきて、「これすごく美味しいんです。食べてみてください!」と語るパワフルな雰囲気が、ラボンヌと共通してるなと感じました。
なんたって2本目の「ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやってきた」には、中村シェフのボスであるレフェルヴェソンス生江シェフが大々的に登場なさってますしね。
いつも写真で見て不思議に思っていた店内の構造は、T字型に客席があり、その一角に真四角のキッチンがあるという、珍しい配置でした。
落ち着いて話せるボックスシート、日本橋の美しい街並みを見渡せる窓際席、キッチンをかぶりつきで観覧できるフロント席。どの席もそれぞれに魅力があります。
今後は1ヶ月半ぐらいの間隔で、メニューを変えていく予定だと聞きました。またメニューが変わった頃に伺いたいと思います。
間違いなくわたしはこの店の常連になるだろうと確信した一日でした。
2020/06/09 更新
ラボンヌターブルのランチに行ってきました✨
今日はとてもいいお天気で、窓際のテーブルに射す光がお料理をますます幸せそうに見せてくれました
前回一緒に行った友だちが、「またぜひラボンヌに!」とリクエストくれまして、タイミング合わせて伺ったのです。
さて本日のメニューは、
畑の野菜たち
鰯の酢締め
栗のリゾット
河豚とズッキーニのパイ包み
ミントのアイス
でした。
プリフィクスでメインとデザートを選ぶ形になっています。
わたしは果物のアレルギーが多いので、シェフが配慮してワジョさん用を作ってくださいました 大感謝です❣️
最初の一皿は、行くたびに内容がガラッと変わって楽しい畑の野菜たち。
今回はなんとなく左から右に順番通り食べてみた。味も香りもテクスチャーもまるで違う秋の収穫が次から次に口に飛び込んできて楽しい!
こんなにたくさん種類があるのに、味が変なまざり方になることなど一切なく、どう食べても美味しいのがすごい。
そしてやはり、元気のいい野菜を食べると元気が出る。ありがとう。
二皿目は鰯の酢締め。ガスパチョと桃とアンディーブが鰯のまわりをとり囲んでいる。これが驚くほど相性よく、自然な甘みと酢の適度な酸っぱさが抜群のバランスを保っていた。
最近は、ラボンヌといえば鰯なんです。銚子の一山いけすさんから取っている鰯があまりにも高品質で、これを材料に銚子ライスという大傑作を中村シェフがお作りになったのですよ。
銚子ライスはお店では食べられなくて、通販で売ってます。必食。バカみたいに旨いです。
そんな銚子ライスの鰯と兄弟と思われる鰯を、こんな形で客席で食べられて嬉しかったっすよ。
レストランではレストランの料理を、通販では家庭の食卓をより豊かに、インスタライブでは誰もが素直に作って食べる喜びを体験できる料理を、という三本柱でラボンヌターブルさんはコロナ時代をめっちゃ活用しています。
中村シェフのキャラ全開で面白すぎるお料理教室は、シェフのインスタアカウントでちょいちょいやってますんで、フォロー推奨です。中村和成で検索すると出てきます。
なんか話が脱線しまくっていて既に長文‥‥。すみません、次に進みます。
栗のリゾット✨✨ ✨ 今年も始まりました。昨年、あまりの美味しさにのけぞったこのお料理。オプションで白トリュフを削ってくださいました
ヤバイ。自然素材だけで丁寧に作ったから体にも良いってやつです。かなり日本の秋の幸なんですが、しっかりフレンチな仕上がりになってました。
白トリュフ、はち切れそうなほど幸せな香り いつにも増して味も香りも濃い。まだ時期が始まったばかりなので、あまり出回っていないようです。稀少品。
河豚とズッキーニのパイ包みは、ブールブランソースにトマトとバジルをあしらったもの。
あひゃひゃひゃひゃ! 限界突破の美味しさ 河豚ってこんなに美味しいものだったんですね。あんまり美味しいと思ったことがなかった食材なんですが、品物と作る人によってこんなに変わるんだなと思いました。
肉質ブリブリですし、旨みがゴーーーッと溢れています。そこへパイ生地のサクサクとソースの彩りですよ。やられし。
自分の頭がパカッと開いて、空に向かって光の道を授かったような気持ちになった。要するに、すごく元気が出た。魔法だな。
デザートは爽やかのかたまり。ミントとゼリー、アイスと蜜柑。まだ夏のような暑さを残す今年の10月の始まりにふさわしいデザートでした。
ああ幸せ! 幸せ幸せと、そっと言葉を噛み締めながらお店をあとにしました。
「また来月も来れるとええな」と友だちが言った。やっと会えるようになって嬉しいわー。
また来月も行けますように
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