wt31さんが投稿した柳家(岐阜/瑞浪市その他)の口コミ詳細

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わたろぐ

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柳家瑞浪市その他/郷土料理、日本料理、海鮮

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2019/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

囲炉裏を囲んで楽しむ、極上のジビエの数々

わたろぐ https://wata-log.net/yanagiya/
Instagram https://www.instagram.com/p/B5HErlZgR10/

その名は以前から聞いていいたもののあまりの予約困難さ、アクセスのしづらさから未訪であった柳家さん。今回仕事の都合でアプローチする機会を得て、初訪問することができました。

夕方の名古屋駅から岐阜・瑞浪駅まで電車で向かいます。なんと岐阜駅より名古屋駅のほうが近いという意外なロケーション。

ちょうど平日の帰宅時間とあって、車内はわりと混んでいる印象でした。そんな中、小一時間の乗車時間となりますが、座っていけたのでストレスは特に感じませんでした。

瑞浪駅につくともう日も落ちて暗くなっていました。この駅前にお店の方が運転される車がお迎えにきてくれるシステムです(6人以上での予約に限る)。

この日参加するメンバー計8人で乗り込むと、車は夜道の中どんどん山の中へ。自分では到底真似できないであろう巧みな運転技術で一路お店へと向かいます。

車内では、今時期はジビエがとてもよくなる時期であること、創業70年となる柳家さんのポリシーや狩猟とその後の処理での大切なこと、などのお話を聞くことができました。

いよいよお店に到着。古民家を移設して営業しているという歴史を感じさせるお店の中に入っていきます。

【囲炉裏を囲んで楽しむ、極上のジビエの数々】
お店に入ってすぐの玄関で靴を脱ぎ、右手の個室に案内されます。すると眼前には囲炉裏を囲む口の字の掘りごたつ席が見えました。囲炉裏中央にはすでに大きな魚が串にさされ焼かれています。このビジュアルだけで一同テンションがあがってしあがってしまいました。

瓶ビールで乾杯しつつ、この日の焼き担当となってくれたお兄さんの口上に聞き入ります。串刺しで焼かれている魚はシーズン最終となる子持ち鮎とのこと。釣られなかったたくましい鮎たちが最後網でとられ運ばれるということでどれも見たことのない大きさです。その大きさからかなり焼き時間がかかるので、先にお通しである蜂の子の佃煮(クロスズメバチの子ども)をつまみつつ、鹿肉も焼いていくこととなりました。

北海道産の鹿のヒレ肉は臭みがなくやわらか。1つ目のジビエからとんでもないクオリティです。こちらでは鹿の漁師さんはただ一人、指定されているというこだわりよう。

そして待望の子持ち鮎。和良川の鮎といえば、清流めぐり利き鮎会で今年前人未到の4回目となるグランプリをとったブランド鮎です。2つ食べたらお腹一杯になってしまいそうな立派な身の大きさですが、味もまた格別。こんな鮎は見たことがありません。

ここからはお肉ラッシュとなります。時間差で次々と炭火焼きに入ります。それにしても中央の炭火、ガスや送風などの設備なしにいい火力を保ち続けていることに感嘆させられます。

まずはイノシシ。昔食べた猪鍋で感じた独特の癖は一切ありません。ブラインドで食べたらイノシシだとは到底気づかないのではないでしょうか。こちらには薬味でマスタードがついてきます。

お肉続きとなるので箸休めに大根も供されます。あっさりとして歯ごたえばっちり。少し塩がかかっているのでお酒も進みます。

つづいてツキノワグマ。少ししっかりとした食べごたえですがこちらも一切の臭みがなく、しっかり甘みと旨味がありました。心配していた後味のくどさもありません。

他のお肉同様、継ぎ足し継ぎ足しの秘伝のタレをつけて焼かれているのでそのまま美味しくいただけます。

ラストを飾るお肉は蝦夷ジカのロース。決してしつこくはないのですが、脂身の旨味甘みもばっちり感じられるやわらかなお肉。これは間違いなく人生最高の鹿肉となりました。

ここで運ばれてきたのは熊鍋。この日はいいクマが入ったということでしたので、その王道料理・お鍋で心も身体も温まろうというコンセプトなのでしょう。
12年ものの田舎味噌と赤味噌をブレンドしているのでとても優しく、味わい深いものとなっています。キノコや野菜もたっぷりはいって、全体の栄養バランスもしっかり整えてくれますね。それにしても囲炉裏の上に鍋が吊るされるている光景は昔ばなしの時代にタイムスリップしたかのような感覚でした。

最後は天然自然薯の麦とろごはんで〆ます。お腹パンパンになっているのを忘れて思わずおかわりしてしまいました。

みかんを食べて余韻にひたりつつ、この日飲んだ赤ワイン2種をカメラに収めて帰り支度となりました。

帰りも行き同様、お店の小さなバスで瑞浪駅まで送迎してもらえました。本数の少なくなる帰りの列車時刻、発車ホームを考慮された上で余裕のある時間に送り届けてもらえるサービスにも感動しました。

【季節を変えて再訪したい唯一無二の名店】
はからずもベストシーズンである秋に訪問できた柳家さんはジビエフルコースで最高でした。それにしても気のおけない仲間と囲炉裏を囲んでゆっくり食事するのはいいものですね。

その季節ごとに最高のものを出してくれるということなので、ぜひまた季節をかえて再訪させていただきたいものです。岐阜駅よりもむしろ名古屋から好アクセスなので東京発の大人の遠足でいくのもいいかもしれませんね。

2019/11/26 更新

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