一昨日、私が35年間お世話をしてきた96歳の伯母が亡くなった。看取り介護に入って約1カ月強。胃ろうだったのだが、水分補給を断ってから10日間。大往生だと思う。
死に顔も綺麗。施設の方にエンジェルケアをしていただき薄化粧をした顔は非常に若く見えた。まさに安らかな死に顔と言った感じだ。
人間、水だけ飲めば10日間、水も飲まなければ3日間で亡くなると聞いていたが伯母の場合、飲まず食わずで10日間もった。もともと、これまでも何度も死線を乗り越えてきた生命力の強い人だったが最後まで強い生命力をみせた。
伯母は亡くなった父の腹違いの姉にあたる。これで父方の父の兄弟は9人全員亡くなった。96歳は一族最長寿。
施設の方々が代わる代わるお別れに来ていただいたのが嬉しい。
昨日「落合斎場」で荼毘に付した。伯母は小柄な人。車椅子生活になり21年ほど、胃ろう状態になり3年ほどだったが遺骨を引き出す時に火葬炉や遺骨が乗った台が炎を上げて出てきたのにビックリ。
すっかり枯れた状態だと思ったのだが、まだ体に脂分が残っていたのだろうか。身内で炎を上げて遺骨が出てきたのは初めてだ。
遺骨の量も、かなり多く骨壺にいっぱい。やはり長生きする人は違うと改めて感心した。
考えてみれば私は今回が6回目の喪主。今回も含めて3回がいわゆる、直葬。今回は、以前、別の伯母がお世話になった時と同様に東京葬祭さんにお世話になった。感謝。
荼毘に付してから、その足で都営雑司が谷霊園に納骨。お盆前の日曜日のせいかお墓参りの方が多い。
お墓のカロウトを覗くと骨壺が今回の分を含めて9個。それでも3段になった内部は、まだまだスペースがある。私が入れる余地は十二分。
墓地の使用許可証の納骨した者の名前欄も書ききれずに用紙をつけたして貼り付けた。ともあれ、これで私の35年にわたった、母、祖母、3人の伯母達の介護生活も終わりを告げた。次は私自身か。